JPH09126716A - 位置検出センサ - Google Patents

位置検出センサ

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JPH09126716A
JPH09126716A JP28741895A JP28741895A JPH09126716A JP H09126716 A JPH09126716 A JP H09126716A JP 28741895 A JP28741895 A JP 28741895A JP 28741895 A JP28741895 A JP 28741895A JP H09126716 A JPH09126716 A JP H09126716A
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JP
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color
detection
sensor
neutral position
disk
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JP28741895A
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English (en)
Inventor
Keiichi Umehara
啓一 梅原
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくでき、しかも簡単に製造し
得る位置検出センサを提供すること。 【解決手段】 ディスク11はステアリングシャフト1
の外周面に固定されている。発色部12は前記ディスク
11上において、同ディスク11の移動方向線である同
軸円上に形成されている。同発色部12は「R(赤)」
12α、「B(青)」12β、「G(緑)」12γが所
定の順序を繰り返して配置されることにより構成されて
いる。そして、センサ部14による「R」12α、
「B」12β、「G」12γの検出順序によって、ステ
アリングシャフト1の操舵方向が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
操舵角を検出するために用いられるアングルセンサ等の
位置検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアングルセンサとして、図7及
び図8に示すようなものが存在する。図7のアングルセ
ンサにおいては、ディスク41がステアリングシャフト
31の外周面においてフランジ状に固定され、操舵に伴
うステアリングシャフト31の回転に応じて回転され
る。A・B相用の透孔42は、ディスク41上において
その同軸円周上に等間隔で複数が貫通形成されている。
A相用のフォトインタラプタ43は、前記A・B相用の
透孔42の回転軌跡に対向して配置されている。同じく
B相用のフォトインタラプタ44は前記A・B相用の透
孔42の回転軌跡に対向されており、前記A相用のフォ
トインタラプタ43とは、360°電気角(1ピッチ)
において90°(1/4ピッチ)の位相差を設けて配置
されている。Z相用の透孔45は、ディスク41上にお
いて前記A・B相用の透孔42とは同軸異径円周上に貫
通形成されている。Z相用のフォトインラタプタ46は
Z相用の透孔45の回転軌跡に対向配置されている。
【0003】さて、前記ステアリングシャフト31の回
転、つまり、ステアリングの操舵に応じてディスク41
が回転される。この時、フォトインタラプタ43或いは
44の発光ダイオード(図示しない)が発する光は、A
・B相用の透孔42を通過されるか、或いは同透孔42
間のディスク面により遮断される。そして、この光の透
光或いは遮断に基づいてフォトインタラプタ43或いは
44のフォトダイオード又はフォトトランジスタ(図示
しない)が出力するパルスをカウントすることにより、
ある位置からのステアリングシャフト31の回転角、つ
まり、ステアリングの操舵角が検出される。また、A相
用及びB相用のフォトインタラプタ43、44間の位相
差信号により、ステアリングの操舵方向が検出される。
さらに、Z相用のフォトインタラプタ46によりディス
ク41のニュートラル(回転基準点)が検出され、前述
したステアリングの操舵角とにより、ステアリングのニ
ュートラル位置が検出される。
【0004】また、図8のアングルセンサは、ステアリ
ングの操舵角、操舵方向及び絶対ニュートラルを検出可
能に構成されている。つまり、前述した図7のアングル
センサの構成に加え、サブディスク47が前記ディスク
41にギア連結されている(一点鎖線で示す)。同サブ
ディスク47は、例えば、ディスク41が3回転すると
1回転されるギア比に設定されている。Z相用の透孔4
8は同サブディスク47上においてその同軸円周上に貫
通形成されている。そして、両ディスク41、47のZ
相用の透孔45、48は、Z相用のフォトインタラプタ
46にて操舵角0°で合致されるように調整されてい
る。従って、ステアリングのロックトゥロック(回転可
能範囲)を5回転とした場合、両Z相用の透孔45、4
8の合致は一度のみであるため、ステアリングの絶対ニ
ュートラル(操舵角0°)を検出可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7及び図
8のアングルセンサにおいては、次のような問題が存在
する。
【0006】(1)ステアリングの操舵角及び操舵方向
と、ニュートラル或いは絶対ニュートラルを検出するた
めに、A,B及びZ相用の3対のフォトインタラプタ4
3、44、46を必要としている。これは、前記アング
ルセンサのコスト高の要因となるし、3対のフォトイン
タラプタ43、44、46を内蔵するために大型化され
る等の問題が生じていた。
【0007】(2)A・B相用の透孔42とZ相用の透
孔45とを、ディスク41上において異径位置に形成し
なくてはならず、それを許容するためにディスク41が
大型化されていた。これは前述したアングルセンサの大
型化につながる。
【0008】(3)回転方向を検出するためには、A相
用のフォトインタラプタ43とB相用のフォトインタラ
プタ44との間に90°の位相差を設けなければならな
い。従って、両フォトインタラプタ43、44の配置に
精度が必要となり、組付が面倒である。
【0009】(4)各フォトインタラプタ43、44が
出力するパルスのデューティ比を50%とするために、
前記A・B相用の透孔42やフォトインタラプタ43、
44に装着されるスリット(図示しない)の巾に精度が
必要であり、加工が面倒である。
【0010】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、部品点
数を少なくでき、しかも簡単に製造し得る位置検出セン
サを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、移動体の位置を検出するための
位置検出センサであって、移動体の移動に連動される検
出体と、同検出体上に形成され、検出体の移動方向線に
沿って少なくとも3色を所定の順に配置してなる発色部
と、同発色部に対向配置され、その配置位置を通過され
る発色部の各色を識別可能な識別手段とを備えた位置検
出センサである。
【0012】請求項2の発明では、前記検出体上におい
て発色部の任意の色間には、同発色部とは異なる色を発
色するニュートラル位置用発色部が形成されている。請
求項3の発明では、前記検出体には副検出体が同期移動
可能に連結され、同副検出体上においてその移動方向線
上にはニュートラル位置用発色部が形成されており、前
記移動体の移動可能範囲内において一回のみ、前記検出
体のニュートラル位置用発色部と副検出体のニュートラ
ル位置用発色部とが合致するように、検出体と副検出体
との間の移動比を設定するとともに、同合致部分が、前
記検出体のニュートラル位置用発色部のみの場合とは異
なる色を発色するように、両ニュートラル位置用発色部
を構成したものである。
【0013】請求項4の発明では、前記識別手段は、発
色部に検出光を照射する発光体と、発色部を経由された
検出光を受光し、同検出光を識別するカラーセンサとを
備えており、同カラーセンサと発色部との間の光路上に
は、カラーセンサによる検出領域を絞るための光学素子
を配置したものである。
【0014】請求項5の発明では、前記移動体は回転体
であり、前記検出体は同移動体に連動して回転されるデ
ィスクである。 (作用)上記構成の請求項1の発明においては、検出体
が移動体の移動に連動される。発色部は同検出体上に形
成され、検出体の移動方向線に沿って少なくとも3色が
所定の順に配置されている。従って、同発色部に対向配
置される識別手段は、移動体の移動に伴って、3色以上
の色の内のいずれかの色を識別する。
【0015】そして、例えば、前記発色部の色の識別回
数をカウントすることにより、移動体の移動量が検出さ
れる。また、発色部は3色以上であるため、同色の検出
順序に基づいて移動体の移動方向が検出される。
【0016】請求項2の発明においては、識別手段がニ
ュートラル位置用発色部に対応されると、前記発色部と
は異なる色を識別する。従って、検出体のニュートラル
位置が検出される。
【0017】請求項3の発明においては、移動体の移動
にともなう検出体の移動に、副検出体が同期移動され
る。同副検出体上にはニュートラル位置用発色部が形成
されており、前記移動体の移動可能範囲内において一回
のみ、前記検出体のニュートラル位置用発色部と副検出
体のニュートラル位置用発色部とが、識別手段との対向
位置において互いに合致される。この時、同合致部分は
前記検出体のニュートラル位置用発色部のみが識別手段
に対向された場合とは異なる色を発色する。従って、移
動体の絶対的なニュートラル位置が検出される。
【0018】請求項4の発明においては、発光体が発色
部に検出光を照射する。照射された検出光は発色部を経
由され、カラーセンサに入射される。そして、同カラー
センサにより識別手段に対向される発色部の色が識別さ
れる。
【0019】ここで、光学素子が前記カラーセンサと発
色部との間の光路上に配置され、カラーセンサによる検
出領域を絞っている。従って、本センサを高分解能化に
容易に対応させることができる。
【0020】請求項5の発明においては、ディスクが回
転体の回転に連動して回転される。発色部は同ディスク
上においてその移動方向線、つまり、同ディスクと同軸
円周上に3色を所定の順序で配置している。識別手段は
発色部の回転軌跡に対向配置されている。そして、ディ
スクの回転により、識別手段に対する発色部の色が変化
されて、回転体の回転角や回転方向等が検出される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の位置検出センサを
自動車のステアリングアングルセンサに具体化した第1
及び第2実施形態について説明する。また、本発明を工
作機械のワークテーブルの位置を検出する位置検出セン
サに具体化した第3実施形態について説明する。なお、
第2及び第3実施形態において第1実施形態と同一部材
又は相当部材には同じ番号が付してある。
【0022】(第1実施形態)図1(a)及び図1
(b)に示すように、検出体としてのディスク11はア
クリル材等の透明材料により構成されている。同ディス
ク11は、例えば、移動体としての、自動車のステアリ
ングシャフト1の外周面にフランジ状をなすようにして
固定されており、図示しないステアリングの操舵に応じ
て回転される。
【0023】発色部12は前記ディスク11上におい
て、同ディスク11の移動方向線である同軸円周上に形
成されている。同発色部12はディスク11の一方の面
に対して、光透過性のカラー印刷を施すことにより構成
されている。同発色部12を構成する各色は、図1
(a)の反時計周り方向に対して、「R(赤)」12
α、「B(青)」12β、「G(緑)」12γの順序で
複数が配置されている。なお、同発色部12における略
6時の位置には無着色部分、つまり、透明部分(以下、
ニュートラル位置用発色部とする)13が介在されてい
る。
【0024】次に、識別手段としてのセンサ部14につ
いて説明する。図1(b)に示すように、フレーム15
は側面略「コ」字状をなしている。同フレーム15は、
前記ディスク11の図1(a)における略3時の位置の
表裏を挟むように、同ディスク11と所定間隔を以て配
置されている。
【0025】発光体としてのライト16は前記フレーム
15の下部に内蔵され、ディスク11の発色部12の回
転軌跡に対して、その裏面側に対向されている。同ライ
ト16は、白色光(検出光)を発色部12に照射する。
【0026】また、3色カラーセンサ17は前記フレー
ム15の上部に内蔵され、ディスク11の発色部12の
回転軌跡に対してその表面側に対向されている。図3は
同3色カラーセンサ17の電気的構成を示し、同図中に
おいて19αは赤色用の受光素子、19βは青色用の受
光素子、19γは緑色用の受光素子をそれぞれ示してい
る。20はアンプを示し、常には、R,B,Gの各端子
21α〜21γからH IGH レベル信号を出力させてい
る。そして、各アンプ20は対応する受光素子19α〜
19γが検出光を受光した場合には、対応する端子21
α〜21γからL OWレベル信号を出力させる。
【0027】従って、前記3色カラーセンサ17は発色
部12の「R」12α部分を透過された検出光、つま
り、赤色光を受光した場合には、R端子21αからLOW
レベル信号を出力する。同様に発色部の「B」12β或
いは「G」12γ部分を透過された検出光、つまり、青
色光或いは緑色光を受光した場合には、それぞれB端子
21β或いはG端子21γからLOWレベル信号を出力す
る。また、ニュートラル位置用発色部13を透過された
検出光、つまり、白色光を受光した場合には、R,B,
Gの各端子21α〜21γから同時にLOWレベル信号を
出力する。
【0028】ライトガイド18は、前記フレーム15に
おいて3色カラーセンサ17側に内蔵されている。図2
(a)及び図2(b)に示すように、同ライトガイド1
8は、アクリル材、ポリカーボネート材或いはガラス材
等の透明材料により構成された光学素子である。同ライ
トガイド18は、受光素子19α〜19γの受光表面積
より狭い導入部18αと、同導入部18αから受光素子
19α〜19γの受光表面積以上にテーパ状に広がった
拡光部18βとを有している。この導入部18α及び拡
光部18β構成により、前記3色カラーセンサ17によ
る発色部12に対する検出領域が絞られている。
【0029】次に、上記構成の本実施形態の作用につい
て、図4のタイムチャートに従って説明する。さて、ス
テアリングの操作に伴い、ステアリングシャフト1が回
転されて自動車の操舵がなされる。このステアリングシ
ャフト1の回転に応じてアングルセンサのディスク11
が回転され、発色部12のセンサ部14に対する相対位
置が変化される。
【0030】従って、前記3色カラーセンサ17は、こ
の変化される発色部12の色を識別して各色12α〜1
2γに対応する端子21α〜21γからLOWレベル信号
を出力する。そして、この各端子21α〜21γから出
力されるLOWレベル信号のパルス総数をカウントするこ
とにより、ステアリングシャフト1のある位置からの回
転角、つまり、ステアリングのある位置からの操舵角が
検出される。
【0031】また、発色部12の「R」12α、「B」
12β、「G」12γの検出順序によって、ステアリン
グシャフト1の回転方向、つまり、操舵方向が検出され
る。すなわち、検出順序が「R」12α→「B」12β
→「G」12γ→「R」12α・・・であるなら、ステ
アリングシャフト1が図1(a)の時計周り方向に回転
されていると判断される。また、検出順序が「R」12
α→「G」12γ→「B」12β→「R」12α・・・
であるなら、ステアリングシャフト1が反時計周り方向
に回転されていると判断される。
【0032】さらに、ニュートラル位置用発色部13が
センサ部14に位置されると、赤、青、緑の全ての成分
を含む白色光が、同ニュートラル位置用発色部13を透
過されて3色カラーセンサ17に入射される。従って、
R、B、Gの全ての端子21α〜21γからLOW信号が
同時に出力され、ディスク11のニュートラル位置が検
出される。その結果、このディスク11のニュートラル
位置と前述したステアリングの操舵角とにより、ステア
リングのニュートラル位置が検出される。
【0033】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1-1)「R」12α、「B」12β、「G」12γの
3色が所定の順序で配置されてなる発色部12と、同発
色部12の各色を識別可能なセンサ部14とにより、ス
テアリングの操舵角のみならず、操舵方向をも検出可能
となっている。このように、ステアリングの操舵方向を
検出するのに一対のインタラプタ16、17により構成
されたセンサ部14を配置するだけでよく、本アングル
センサを構成する部品点数を減らすことができる。ま
た、一対のインタラプタ16、17を配置するのにそれ
ほどのスペースは取らなため、本アングルセンサを小型
化できる。
【0034】(1-2)発色部12はディスク11に着色
(印刷)を施すのみで構成されている。このため、同デ
ィスク11の加工が容易となる。 (1-3)発色部12とは異なる色を発色するニュートラ
ル位置用発色部13を設けるだけで、ディスク11のニ
ュートラル位置を検出できる。従って、ニュートラル位
置を検出するための専用のインタラプタを廃止して、部
品点数を低減できる。
【0035】(1-4)前記ニュートラル位置用発色部1
3は、ディスク11上において発色部12と同一円周上
に配置されている。従って、ディスク11を小型化でき
る。 (1-5)前記発色部12が発する色は、赤(12α)、
青(12β)、緑(12γ)である。同赤、青、緑はそ
れぞれ波長が離れているため、3色カラーセンサ17は
各色を容易に識別することができる。
【0036】(1-6)前記ランプガイド18を3色カラ
ーセンサ17に装着することにより、同3色カラーセン
サ17の検出領域を絞っている。従って、本アングルセ
ンサを高分解能に対応させることができる。
【0037】(第2実施形態)図5(a)及び図5
(b)においては第2実施形態を示す。上記第1実施形
態において発色部12及びセンサ部14の構成は、所
謂、透光式であったが、本実施形態の発色部26及びセ
ンサ部22は反射式である点が異なる。また、本実施形
態においては、ステアリングの絶対的なニュートラル位
置を検出可能に構成されている。
【0038】すなわち、発色部26は、上記発色部12
とは、各色26α〜26γが非光透過性である点が異な
る。また、センサ部22においてライト16は、発色部
26の表面側に傾斜して対向されている。3色カラーセ
ンサ17は前記ライト16の発色部26に対する反射光
軸上に配置されている。
【0039】また、サブディスク23は前記ディスク1
1の裏面側に配置され、同ディスク11に対してギア連
結(一点鎖線で示す)されている。同サブディスク23
上においてその同軸円周上には、同円周上の大部分を占
める黒色部24と、前記ディスク11のニュートラル位
置用発色部13と略同じ大きさの白色部25とが形成さ
れている。同白色部25がサブディスク23のニュート
ラル位置用発色部25をなしている。
【0040】そして、前記サブディスク23は、例え
ば、ディスク11が3回転すると1回転されるギア比に
設定されている。両ディスク11、23のニュートラル
位置用発色部13、25は、ステアリングの操舵角が0
°の時に、センサ部22にて合致されるように調節され
ている。従って、例えば、ステアリングのロックトゥロ
ック(回転可能範囲)を5回転とした場合、両ニュート
ラル位置用発色部13、25の合致は一度のみである。
【0041】次に、本実施形態の作用について説明す
る。さて、ステアリングの操舵に応じてステアリングシ
ャフト1が回転され、発色部26のセンサ部22との相
対位置が変化される。
【0042】ここで、ライト16は発色部26に対して
白色光(検出光)を照射しており、同検出光は発色部2
6において反射される。3色カラーセンサ17はこの反
射光を受光することにより、発色部26の各色26α〜
26γを順に検出する。従って、上記第1実施形態と同
様にステアリングの操舵角及び操舵方向が検出される。
【0043】ここで、ディスク11のニュートラル位置
用発色部13がセンサ部22に位置されてなおかつ、サ
ブディスク23のニュートラル位置用発色部25がセン
サ部22に位置されていない状態にあるとする。この状
態ではサブディスク23の黒色部24が、透明であるデ
ィスク11のニュートラル位置用発色部13に裏写りさ
れるため検出光は反射されない。従って、3色カラーセ
ンサ17には検出光が入射されず、R、B、Gの各端子
21α〜21γからはHIGH 信号が出力されたままとな
る。その結果、ディスク11のニュートラル位置が検出
される。
【0044】また、センサ部22にて、ディスク11の
ニュートラル位置用発色部13と、サブディスク23の
ニュートラル位置用発色部25とが合致されたとする。
この状態では、白色であるサブディスク23のニュート
ラル位置用発色部25が、ディスク11のニュートラル
位置用発色部13に裏写りされる。従って、3色カラー
センサ17には白色光が入射されて、R、B、Gの各端
子21α〜21γからはLOW信号が同時に出力される。
その結果、ステアリングの絶対的なニュートラル位置
(操舵角0°)が検出される。
【0045】前記構成の本実施形態においては、上記
(1-1)〜(1-6)の効果以外にも、次のような効果を
奏する。 (2-1)上記第1実施形態においては、ステアリングの
ロックトゥロックにおいて複数回、ディスク11のニュ
ートラル位置を検出する。このため、例えば、このアン
グルセンサを自動車の各種制御システムに利用する場
合、同システムの稼働中にはステアリングの操舵角及び
ディスク11のニュートラル位置を検出することによ
り、ステアリングのニュートラル位置を検出できる。し
かし、通常、自動車のエンジン停止時にはバッテリの節
電上、制御システム全体も停止するため、その停止時に
ステアリングが操舵されると、制御システムの停止時に
記憶したステアリングの位置と実際のステアリングの位
置とが異なってしまう。このため、制御システムにより
検出されたステアリングのニュートラル位置に誤差が生
じ、良好な制御を行う上で問題があった。しかし、本実
施形態においては、ステアリングの絶対的なニュートラ
ル位置(操舵角0°)を検出可能であるため、前記問題
を解消できる。
【0046】(2-2)センサ部22の構成を反射式とし
たため、同センサ部22の厚み方向の幅を透過式と比較
して薄くできる。これはアングルセンサの小型化に繋が
る。 (第3実施形態)図6においては第3実施形態を示す。
本実施形態においては、検出体として長板状をなす光透
過性のプレート28を用いている。同プレート28は、
移動体としての、例えば、工作機械のワークテーブル2
に固定されている。従って、同プレート28はワークテ
ーブル2の図面左右方向への往復直線移動によって、同
じく図面左右方向へ往復直線移動される。
【0047】発色部29は前記プレート28上において
その移動方向線、つまり、図面左右方向へ延びる直線上
に、「R」29α、「B」29β、「G」29γの各色
が所定の順序を繰り返して配置されることにより構成さ
れている。また、発色部29において一か所にのみ無着
色(透明)部分が存在し、同部位がニュートラル位置用
発色部30をなしている。
【0048】そして、ワークテーブル2の往復直線移動
により、発色部29とセンサ部14との相対位置が変化
されて、同センサ部14による上記第1実施形態と同様
な色識別動作により、ワークテーブル2の移動量及び移
動方向が検出される。
【0049】また、ニュートラル位置用発色部30がセ
ンサ部14に対向されることにより、ワークテーブル2
の絶対的なニュートラル位置(移動基準点)が検出され
る。本実施形態においては、ワークテーブル2の移動が
往復直線移動である。このため、本位置検出センサをリ
ニヤタイプに具体化することにより、ワークテーブル2
の位置検出精度が高められる。つまり、同ワークテーブ
ル2に上記第1及び第2実施形態のような、所謂、ロー
タリ式のセンサを用いると、ワークテーブル2の往復直
線移動をディスク11の回転移動に変換する機構を介在
させる必要がある。同機構は例えば、ギア機構であり、
従って、各ギア噛合部分の遊びにより検出精度が低下さ
れてしまうからである。
【0050】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、以下の態様でも実施できる。 (1)上記第1或いは第2実施形態において、ディスク
11上にニュートラル位置用発色部13を複数設けるこ
と。
【0051】(2)ニュートラル位置用発色部13を透
孔とすること。このようにすれば、例えば、上記第2実
施形態においてはディスク11を透明材料により構成し
なくとも良いため、同ディスク11の材料の選択幅が広
がる。
【0052】(3)発色部12、26、29の色を
「R」12α、「B」12β、「G」12γ以外とする
こと。 (4)上記第1或いは第2実施形態のセンサを、第3実
施形態のようにワークテーブル2の位置検出センサとし
て用いること。この場合、ディスク11とワークテーブ
ル2との間にギア機構等を介在させて、同ワークテーブ
ル2の往復直線移動をディスク11の回転移動に変換さ
せるように構成する。
【0053】(5)上記第3実施形態のセンサ部14を
反射式(22)とすること。 (6)ディスク11を円筒状の部材に変更してステアリ
ングシャフト1の外周面に外嵌固定し、同円筒部材の外
周面に発色部を形成する。そして、同円筒部材の外周面
に対向されるようにセンサ部14、22を配置するこ
と。このようにすれば、検出体がステアリングシャフト
1に対してフランジ状に突出しないめ、アングルセンサ
を小型化できる。
【0054】(7)ステアリングシャフト1の一部を太
くして、同部位の外周面に発色部を直接形成すること。 上記実施形態から把握できる技術的思想について記載す
る。
【0055】(1)前記発色部12は赤12α、青12
β、緑12γをそれぞれ発色する請求項1〜5のいずれ
かに記載の位置検出センサ。このようにすれば、カラー
センサ17の色識別能力が高められる。
【0056】(2)前記検出体28は、移動体2の移動
に連動して往復直線移動を行うものである請求項1〜4
のいずれかに記載の位置検出センサ。このようにすれ
ば、例えば、移動体2が往復直線移動を行う場合、検出
精度を高められる。
【0057】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、セ
ンサの部品点数を低減でき、また、小型化できる。
【0058】請求項2の発明によれば、発色部上にニュ
ートラル位置用発色部を配置するため、検出体を小型化
できる。これはセンサの小型化につながる。また、識別
手段がニュートラル位置の検出をも行うため、ニュート
ラル位置検出専用の検出手段を設ける必要がない。これ
は部品点数の低減及び小型化につながる。
【0059】請求項3の発明によれば、移動体の絶対ニ
ュートラルを検出でき、例えば、本センサを制御システ
ムに利用した場合において、同システムによる良好な制
御を行い得る。
【0060】請求項4の発明によれば、カラーセンサに
よる検出領域を絞って、本センサを高分解能化に容易に
対応させることができる。請求項5の発明によれば、デ
ィスクを小型化することができる。これは位置検出セン
サの小型化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)アングルセンサのディスクを示す平面
図、(b)アングルセンサの側面部分断面図。
【図2】 (a)ライトガイドを示す側面図、(b)ラ
イトガイドを示す底面図。
【図3】 3色カラーセンサの電気的構成を示す回路
図。
【図4】 アングルセンサの動作を示すタイムチャー
ト。
【図5】 第2実施形態のアングルセンサを示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面部分断面図。
【図6】 第3実施形態のワークテーブルの位置検出セ
ンサを示す部分拡大図。
【図7】 従来技術を示す図であり、アングルセンサの
平面図。
【図8】 別の従来技術を示す図であり、アングルセン
サの平面図。
【符号の説明】
1…移動体としてのステアリングシャフト、11…検出
体としてのディスク、12…発色部、12α…発色部を
構成する「赤」、12β…発色部を構成する「青」、1
2γ…発色部を構成する「緑」、14…識別手段として
のセンサ部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の位置を検出するための位置検出
    センサであって、移動体の移動に連動される検出体と、
    同検出体上に形成され、検出体の移動方向線に沿って少
    なくとも3色を所定の順に配置してなる発色部と、同発
    色部に対向配置され、その配置位置を通過される発色部
    の各色を識別可能な識別手段とを備えた位置検出セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記検出体上において発色部の任意の色
    間には、同発色部とは異なる色を発色するニュートラル
    位置用発色部が形成されている請求項1に記載の位置検
    出センサ。
  3. 【請求項3】 前記検出体には副検出体が同期移動可能
    に連結され、同副検出体上においてその移動方向線上に
    はニュートラル位置用発色部が形成されており、前記移
    動体の移動可能範囲内において一回のみ、前記検出体の
    ニュートラル位置用発色部と副検出体のニュートラル位
    置用発色部とが合致するように、同検出体と副検出体と
    の間の移動比を設定するとともに、同合致部分が、前記
    検出体のニュートラル位置用発色部のみの場合とは異な
    る色を発色するように、両ニュートラル位置用発色部を
    構成した請求項2に記載の位置検出センサ。
  4. 【請求項4】 前記識別手段は、発色部に検出光を照射
    する発光体と、発色部を経由された検出光を受光し、同
    検出光の色を識別するカラーセンサとを備えており、同
    カラーセンサと発色部との間の光路上には、カラーセン
    サによる検出領域を絞るための光学素子を配置した請求
    項1〜3のいずれかに記載の位置検出センサ。
  5. 【請求項5】 前記移動体は回転体であり、前記検出体
    は同移動体に連動して回転されるディスクである請求項
    1〜4のいずれかに記載の位置検出センサ。
JP28741895A 1995-11-06 1995-11-06 位置検出センサ Pending JPH09126716A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6316477B1 (ja) * 2017-04-13 2018-04-25 山佐株式会社 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6316477B1 (ja) * 2017-04-13 2018-04-25 山佐株式会社 遊技機
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