JPH09126691A - 集団射撃訓練装置 - Google Patents

集団射撃訓練装置

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JPH09126691A
JPH09126691A JP7286066A JP28606695A JPH09126691A JP H09126691 A JPH09126691 A JP H09126691A JP 7286066 A JP7286066 A JP 7286066A JP 28606695 A JP28606695 A JP 28606695A JP H09126691 A JPH09126691 A JP H09126691A
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screen
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求 植木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1対1又は複数対1の格闘訓練のみならず、
1対複数又は複数対複数の格闘訓練をも行うことができ
る集団射撃訓練装置を提供する。 【構成】 第1の射場100と第2の射場200とから
なる。各射場内には、標的を投影する投影機101,2
01と、スクリーン102,202と、訓練員A,Bを
撮影するカメラ104,204とが備えられる。また、
各射場には、スクリーン上の着弾位置を検出する着弾座
標検出部107,207と、スクリーン上の着弾時刻を
検出する着弾時刻検出部108,208が備えられる。
一方、各訓練員が携帯する銃器には、射撃時刻検出セン
サ301が取り付けられる。各射場に備えられたデータ
処理制御部109,209は、スクリーン上に写し出さ
れた標的の位置情報と前記着弾座標検出部にて検出され
た着弾位置情報とから命中判定を行うと共に、スクリー
ン上の着弾時刻と射撃時刻検出センサが検出した時刻と
から、当該射撃を行った訓練員を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実弾を用いて相手方か
らの攻撃に対する応射訓練を実施可能な射撃訓練装置に
係り、特に、1対1及び複数対1の射撃訓練のみなら
ず、1対複数及び複数対複数の射撃訓練をも行える射撃
訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スクリーン上に写し出された
標的を狙って実弾射撃し、スクリーン上に写し出された
標的の位置情報とスクリーン上の着弾位置情報とから命
中判定を行う実弾射撃訓練装置が提案されている。
【0003】この実弾射撃訓練装置によれば、スクリー
ン上に実際の戦闘場面に即した動標的を表示することが
できるので、固定された標的を狙う基本射撃訓練や単純
な隠顕動作を行う隠顕標的を狙う隠顕標的射撃訓練に比
べて、より実際的な実弾射撃訓練を行うことができる。
また、レーザーガン等の模擬銃を用いた射撃訓練とは異
なり、実際の戦闘場面と同一の装備で実弾射撃を行うこ
とができるので、実弾射撃の雰囲気を体感でき、訓練効
率を高めることができるという効果もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、従来より提案
されている装置は、訓練員が一方的に標的を狙って射撃
するだけであるので、相手方からの反撃に対処する訓練
を行うことができないという不備がある。レーザーガン
等の模擬銃を用いれば、かかる訓練を行うことはできる
が、実弾射撃とは装備が異なり、射程距離や弾道それに
命中箇所の制限等の相違があるため、より実際に即した
訓練を行うことが難しい。また、従来の装置を用いた実
弾射撃と模擬銃を用いた訓練の双方を行うことは、訓練
効率が低い点で好ましくない。
【0005】更に、従来の実弾射撃訓練装置には、複数
の訓練員がスクリーン上に写し出された標的に対して同
時に射撃を行ったとき、標的に命中させた訓練員を特定
するための装置が何ら付加されていなかったので、1つ
のスクリーン上に写し出された1つの標的に対して1人
の訓練員が射撃訓練を行う場合(1対1の射撃訓練)及
び1つのスクリーン上に写し出された複数の標的に対し
て1人の訓練員が射撃訓練を行う場合(複数対1の射撃
訓練)は特に問題を有しないが、1つのスクリーン上に
写し出された1つの標的に対して複数の訓練員が同時に
射撃訓練を行う場合(1対複数の射撃訓練)、及び1つ
のスクリーン上に写し出された複数の標的に対して複数
の訓練員が同時に射撃訓練を行う場合(複数対複数の射
撃訓練)には、標的に命中させた訓練員を特定すること
ができず、個々の訓練員の訓練度を評価することができ
ないため、効果的な集団射撃訓練が行えないという不備
があった。実際の射撃シーンを想定すると、前記の各場
合が考えられるので、1対1又は複数対1の訓練を行う
だけでは実際の射撃シーンに十分に対応することができ
ず、1対複数及び複数対複数の射撃訓練を効率的に行う
ことは、銃器を取り扱う任務に服する者の安全を確保す
る上で重要である。
【0006】本発明は、かかる従来技術の不都合を解決
するためになされたものであって、その目的は、より実
際に即した実弾射撃訓練を効率的に行うことが可能で、
かつ1対1及び複数対1の射撃訓練のみならず、1対複
数及び複数対複数の射撃訓練をも効率的に行うことが可
能な射撃訓練装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、第1及び第2の射場の夫々に、標的とな
る映像を投影する投影機と、当該投影機より投影される
映像を写し出すスクリーンとを備え、各射場のスクリー
ンに、他方の射場に配置された訓練員の映像を写し出
し、当該訓練員の映像を標的として実弾射撃を行う射撃
訓練装置において、前記訓練員が操作する銃器その他の
携帯品には、当該銃器によって行われた実弾射撃の時刻
を検出する射撃時刻検出センサを設け、前記第1及び第
2の射場には、スクリーン上の着弾位置を検出する着弾
座標検出部と、スクリーン上の着弾時刻を検出する着弾
時刻検出部と、前記スクリーン上に写し出された標的位
置情報と前記着弾座標検出部にて検出された着弾位置情
報とから命中判定を行うと共に、前記着弾時刻検出部に
て検出された着弾時刻情報と前記射撃時刻検出センサに
て検出された実弾射撃時刻とから各着弾ごとに当該射撃
を行った訓練員を特定するデータ処理制御部とを備える
という構成にした。
【0008】
【作用】第1及び第2の射場を備え、これらの各射場に
標的を投影する投影機とスクリーンとを設置すると、第
1の射場に備えられたスクリーンに第2の射場に配置さ
れた訓練員の映像を写し出し、第2の射場に備えられた
スクリーンに第1の射場に配置された訓練員の映像を写
し出すことによって、各訓練員を標的とする実弾射撃訓
練を安全に行うことができる。各訓練員は、相手方の映
像を見ることができるので、相手の動作に合わせた回避
動作を適宜とることができる。これによって、相手方か
らの反撃を想定したより実戦的な実弾射撃訓練が可能に
なる。
【0009】また、各射場ごとに着弾座標検出部とデー
タ処理制御部とを備え、スクリーン上に写し出された標
的位置情報とスクリーン上の着弾位置情報とから命中判
定を行い、各射場に配置された訓練員に通知するように
すると、訓練結果をリアルタイムで訓練員に伝達できる
ので、実戦的な実弾射撃訓練を効率的に行える。
【0010】更に、この射撃訓練装置によれば、スクリ
ーンに投影される映像の種類を自由に変更できるので、
各種の戦闘場面を想定した各種の訓練を行うことができ
る。また、各射場に適宜の人数の訓練員を配置すること
により、1対1の格闘訓練のみならず、1対複数又は複
数対複数の格闘訓練も可能である。この場合、訓練員が
操作する銃器その他の携帯品に当該銃器によって行われ
た実弾射撃の時刻を検出する射撃時刻検出センサを設け
ると共に、前記第1及び第2の射場にはスクリーン上の
着弾時刻を検出する着弾時刻検出部を設け、前記データ
処理制御部にてこれらの検出データより各着弾ごとに当
該射撃を行った訓練員を特定するようにしたので、同時
に射撃訓練を受ける複数の訓練員の夫々について訓練度
を評価することができ、効果的な集団射撃訓練が行え
る。
【0011】
【実施例】まず、図1に基づいて、本発明に係る実弾射
撃訓練装置の最も基本的な構成を説明する。図1から明
らかなように、本例の射撃訓練装置は、第1の射場10
0と第2の射場200とを備えていることを特徴とす
る。
【0012】第1の射場100には、標的となる映像を
投影する投影機101と、当該投影機101より投影さ
れる映像を写し出すスクリーン102と、複数の訓練員
1,A2,A3,・・・が身を隠す遮蔽物103と、訓
練員A1,A2,A3,・・・を撮影するカメラ104
と、訓練員A1,A2,A3,・・・ に音声情報を伝達す
るスピーカ105とが備えられている。一方、第2の射
場200には、これと同様に、標的となる映像を投影す
る投影機201と、当該投影機201より投影される映
像を写し出すスクリーン202と、複数の訓練員B1
2,B3,・・・が身を隠す遮蔽物203と、訓練員B
1,B2,B3,・・・ を撮影するカメラ204と、訓練
員B1,B2,B3,・・・ に音声情報を伝達するスピー
カ205とが備えられる。
【0013】各訓練員A1,・・・,B1,・・・が所持
する銃器300には、当該銃器によって行われた実弾射
撃の時刻を検出するための射撃時刻検出センサ301が
設けられ、各訓練員は、当該センサ301の検出データ
を後に説明するデータ処理制御部に無線送信するための
無線装置302を携帯している。なお、前記射撃時刻検
出センサ301としては、振動センサ、音響センサ、光
センサ等を用いることができる。また、センサの種類に
よっては、銃器300自体に取り付けるのではなく、訓
練員の身体や銃器以外の携帯品に取り付けることもでき
る。
【0014】また、第1の射場100又は第2の射場2
00若しくは各射場外の例えば図示しない指令室には、
カメラ104,204で撮影された各訓練員の映像を画
像処理して、所要の背景映像等と合成する画像処理装置
106,206と、スクリーン102,202上の着弾
位置を検出する着弾座標検出部107,207と、スク
リーン102,202上の着弾時刻を検出する着弾時刻
検出部108,208と、各スクリーン上に写し出され
た標的の位置情報a1,a2と前記着弾座標検出部10
7,207にて検出された着弾位置情報b1,b2とから
命中判定を行うと共に、前記射撃時刻検出センサ301
にて検出された射撃時刻情報c1,c2と前記着弾時刻検
出部108,208にて検出された着弾時刻情報d1
2とから各着弾ごとに当該射撃を行った訓練員を特定
するデータ処理制御部109,209と、各データ処理
制御部109,209で得られた命中判定データe1
2を他方のデータ処理制御部に相互に伝達するデータ
通信装置110,210と、命中判定データe1,e2
命中を示すものである場合、各データ処理制御部10
9,209より各訓練員に被弾情報f1,f2を通知する
無線通信装置111,211とが備えられている。
【0015】なお、第1及び第2の射場100,200
の壁面並びに各射場に備えられる遮蔽物103,203
の外面は、標的である訓練員A又はBの座標をデータ処
理制御部109,209にて計算しやすいように、単一
色に塗装しておくことが好ましい。
【0016】以下、前記のように構成された実弾射撃訓
練装置の動作と、当該装置を用いた実弾射撃訓練の方法
とについて説明する。
【0017】第1の射場100に備えられたカメラ10
4で撮影された訓練員A1 ,A2 ,A3 ,・・・の映像
は、第2の射場200に備えられた投影機201によっ
てスクリーン202に写し出され、第2の射場200に
備えられたカメラ204で撮影された訓練員B1 ,A
2 ,A3 ,・・・の映像は、第1の射場100に備えら
れた投影機101によってスクリーン102に写し出さ
れる。各訓練員は、スクリーン102,202に写し出
された標的(互いに他方の射場に配置された訓練員)を
狙って実弾射撃を行う。
【0018】実弾射撃が行われると、当該実弾射撃を行
った銃器300に付設された射撃時刻検出センサ301
によって射撃時刻情報c1,c2が検出され、その射撃時
刻情報c1,c2は、無線装置302によってデータ処理
制御部109,209に送信される。また、銃器300
より打ち出された弾丸がスクリーン102,202に着
弾すると、その着弾時刻情報d1,d2が着弾時刻検出部
108,208にて検出されると共に、その着弾位置情
報b1,b2が着弾座標検出部107,207にて検出さ
れる。
【0019】データ処理制御部109は、スクリーン1
02に写し出された標的の位置情報a1と着弾座標検出
部107にて検出された着弾位置情報b1とから命中判
定を行い、データ通信装置109介して命中判定データ
1 を他方のデータ処理制御部209に通信する。当該
他方のデータ処理制御部209は、一方のデータ処理制
御部109から送信された命中判定データe1 が“命
中”を示すものである場合には、無線通信装置211及
びスピーカ205を介して、第2の射場200に配置さ
れた訓練員B1,B2,B3・・・に被弾情報f2 を送信
する。被弾情報f2を得た訓練員は、射撃を停止し、訓
練を終了する。
【0020】また、データ処理制御部109は、射撃時
刻検出センサ301にて検出された射撃時刻情報c1
着弾時刻検出部108にて検出された着弾時刻情報d1
とから、第1の射場100に配置された複数の訓練員A
1,A2,A3 ・・・の中より、各射撃ごとの射手(訓練
員)を特定する。したがって、前記命中判定データe1
と当該射撃を行った射手に関するデータとを総合すれ
ば、各訓練員A1,A2,A3・・・ごとの射撃成績を算
出することができる。
【0021】一方、データ処理制御部209は、スクリ
ーン202に写し出された標的の位置情報a2 と着弾座
標検出部207にて検出された着弾位置情報b2 とから
命中判定を行い、データ通信装置209を介して命中判
定データc2 を他方のデータ処理制御部109に通信す
る。当該他方のデータ処理制御部109は、一方のデー
タ処理制御部209から送信された命中判定データe2
が“命中”を示すものである場合には、無線通信装置1
11及びスピーカ105を介して、第1の射場100に
配置された訓練員A1,A2,A3・・・に被弾情報f1
送信する。被弾情報f1 を得た訓練員Aは、射撃を停止
し、訓練を終了する。
【0022】また、データ処理制御部209は、射撃時
刻検出センサ301にて検出された射撃時刻情報c2
着弾時刻検出部208にて検出された着弾時刻情報d2
とから、第2の射場200に配置された複数の訓練員B
1,B2,B3・・・ の中より、各射撃ごとの射手(訓練
員)を特定する。したがって、前記命中判定データe2
と当該射撃を行った射手に関するデータとを総合すれ
ば、各訓練員B1,B2,B3・・・ごとの射撃成績を算
出することができる。
【0023】図2に、前記実施例よりもさらに実用的な
実弾射撃訓練装置の一例を示す。なお、この図において
は、図示を容易にするため、第1の射場100に付設さ
れる装置のみが表示されており、第2の射場200に付
設される装置については、図示が省略されている。第2
の射場200に付設される装置も、符号が異なるだけ
で、これと同様に構成される。
【0024】図2に示すように、本例の実弾射撃訓練装
置には、図1に示した各装置101〜111のほかに、
記憶装置121と、印字装置122と、光ディスク再生
装置123と、ビデオテープレコーダ124と、映像切
替装置125と、映像合成装置126と、マイクロフォ
ン127と、テープレコーダ128と、音声合成装置1
29が付加されている。
【0025】光ディスク再生装置123及びビデオテー
プレコーダ124は、訓練員B1,B2,B3・・・の映
像と合成される背景映像や訓練員B1,B2,B3・・・
以外の標的映像それに訓練のためのテロップ情報などが
予め記録された光ディスク又はビデオテープを再生する
ものであって、これらの各再生装置からの出力信号は、
データ処理制御部109からの指令に基づいて、映像切
替装置125にて切り替えられ、映像合成装置126に
てカメラ104で撮影された訓練員B1 ,B2,B3
・・の映像と合成されて、投影機101によりスクリー
ン102に投影される。かように、光ディスク再生装置
123及びビデオテープレコーダ124を備え、これら
の各再生装置からの出力信号を適宜切り替えて訓練員B
1 ,B2,B3 ・・・の映像と合成すると、1台の実弾
射撃訓練装置で、各種の状況を想定した訓練を行うこと
ができるので、訓練効率を高めることができる。なお、
訓練員の映像と合成される背景映像としては、コンピュ
ータグラフィックを利用することもできる。コンピュー
タグラフィックを利用すると、各種の射撃シーンを自在
に作り出すことができるので、各種の状況に応じた射撃
訓練をより効率的に行うことができる。
【0026】記憶装置121には、光ディスク又はビデ
オテープに記録された訓練員B1 ,B2,B3・・・以外
の標的映像のスクリーン102に対する座標データが格
納される。したがって、スクリーン102上に訓練員B
1,B2,B3・・・ 以外の標的映像が投影された場合、
データ処理制御部109は、当該記憶装置121に記録
された当該標的の座標データと着弾座標検出部107に
て検出された着弾位置情報b1 とから命中判定を行い、
データ通信装置110を介して命中判定データe1 を他
方のデータ処理制御部209に通信する。
【0027】印字装置122は、命中率や訓練に要した
時間などの訓練結果を印字して出力する。訓練員は、当
該印字装置122の出力データを検討することによっ
て、自己の訓練度や長所及び欠点を知ることができる。
【0028】マイクロフォン127は、第1の射場10
0内の音、特に訓練員による射撃音を集音するものであ
り、テープレコーダ128は、スクリーン102に投影
される背景映像に合わせた音が予め記録されたオーディ
オテープを再生するものであって、これらの各再生装置
からの出力信号は、データ処理制御部109からの指令
に基づいて、音声合成装置129にて合成され、スピー
カ105より拡声される。かように、マイクロフォン1
27及びテープレコーダ128を備え、これらの出力音
を合成してスピーカ105より拡声すると、臨場感にあ
ふれた訓練を行うことができるので、訓練効率を高める
ことができる。
【0029】なお、前記実施例における第1の射場10
0及び第2の射場200は、互いに戦闘訓練を行う2組
のグループが使用する射場の意味であって、必ずしも物
理的に2つの射場だけを意味するものではない。例え
ば、図3に示すように、第1の射場100に3つのスク
リーン102a,102b,102cを備えると共に、
第2の射場200を物理的に離れた3つの射場200
A,200B,200Cから構成して各射場200A,
200B,200Cにスクリーン202a,202b,
202cを備え、第1の射場100に配置された3つの
スクリーン102a,102b,102cに射場200
Aの映像と射場200Bの映像と射場200Cの映像と
を個別に投影すると共に、第2の射場を構成する各射場
に備えられたスクリーン202a,202b,202c
には、第1の射場100の映像を投影するようにするこ
ともできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1及び第2の射場を備え、これらの各射場に標的を投
影する投影機とスクリーンとを設置したので、第1の射
場に備えられたスクリーンに第2の射場に配置された訓
練員の映像を写し出し、第2の射場に備えられたスクリ
ーンに第1の射場に配置された訓練員の映像を写し出す
ことによって、各訓練員を標的とする実弾射撃訓練を安
全に行うことができる。また、各訓練員は、相手方の映
像を見ることができるので、相手の動作に合わせた回避
動作を適宜とることができる。これによって、相手方か
らの反撃を想定したより実戦的な実弾射撃訓練が可能に
なる。
【0031】また、各射場ごとに着弾座標検出部とデー
タ処理制御部とを備え、スクリーン上に写し出された標
的位置情報とスクリーン上の着弾位置情報とから命中判
定を行い、各射場に配置された訓練員に通知するように
したので、訓練結果をリアルタイムで訓練員に伝達で
き、実戦的な実弾射撃訓練を効率的に行える。
【0032】さらには、この射撃訓練装置によれば、ス
クリーンに投影される映像の種類を自由に変更できるの
で、各種の戦闘場面を想定した各種の訓練を行うことが
できる。また、訓練員が操作する銃器その他の携帯品に
当該銃器によって行われた実弾射撃の時刻を検出する射
撃時刻検出センサを設けると共に、前記第1及び第2の
射場にはスクリーン上の着弾時刻を検出する着弾時刻検
出部を設け、前記データ処理制御部にてこれらの検出デ
ータより各着弾ごとに当該射撃を行った訓練員を特定す
るようにしたので、同時に射撃訓練を受ける複数の訓練
員の夫々について訓練度を個別に評価することができ
る。よって、1対1の格闘訓練のみならず、1対複数又
は複数対複数の格闘訓練を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る実弾射撃訓練装置の基本構成図で
ある。
【図2】より実用的な実弾射撃訓練装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図3】他の実施例に係る実弾射撃訓練装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
100,200 射場 101,201 投影機 102,202 スクリーン 103,203 遮蔽物 104,204 カメラ 105,205 スピーカ 106,206 画像処理装置 107,207 着弾座標検出部 108,208 着弾時刻検出部 109,209 データ処理制御部 110,210 データ通信装置 111,211 無線通信装置 300 銃器 301 射撃時刻検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の射場の夫々に、標的とな
    る映像を投影する投影機と、当該投影機より投影される
    映像を写し出すスクリーンとを備え、各射場のスクリー
    ンに、他方の射場に配置された訓練員の映像を写し出
    し、当該訓練員の映像を標的として実弾射撃を行う射撃
    訓練装置において、前記訓練員が操作する銃器その他の
    携帯品には、当該銃器によって行われた実弾射撃の時刻
    を検出する射撃時刻検出センサを設け、前記第1及び第
    2の射場には、スクリーン上の着弾位置を検出する着弾
    座標検出部と、スクリーン上の着弾時刻を検出する着弾
    時刻検出部と、前記スクリーン上に写し出された標的位
    置情報と前記着弾座標検出部にて検出された着弾位置情
    報とから命中判定を行うと共に、前記着弾時刻検出部に
    て検出された着弾時刻情報と前記射撃時刻検出センサに
    て検出された実弾射撃時刻とから各着弾ごとに当該射撃
    を行った訓練員を特定するデータ処理制御部とを備えた
    ことを特徴とする集団射撃訓練装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の集団射撃訓練装置にお
    いて、前記データ処理制御部によって標的への命中判定
    がなされたとき、その命中判定データを前記第1及び第
    2の射場間で相互に伝達し、命中判定を受けた訓練員に
    通知することを特徴とする集団射撃訓練装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の集団射撃訓練装置にお
    いて、前記第1及び第2の射場に備えられたスクリーン
    上に、訓練員の映像と所要の背景映像との合成映像を投
    影することを特徴とする集団射撃訓練装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の集団射撃訓練装置にお
    いて、前記背景映像がコンピュータグラフィックである
    ことを特徴とする集団射撃訓練装置。
JP28606695A 1995-11-02 1995-11-02 集団射撃訓練装置 Expired - Lifetime JP3564213B2 (ja)

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