JPH09126520A - 冷暖房システム - Google Patents

冷暖房システム

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Publication number
JPH09126520A
JPH09126520A JP7285600A JP28560095A JPH09126520A JP H09126520 A JPH09126520 A JP H09126520A JP 7285600 A JP7285600 A JP 7285600A JP 28560095 A JP28560095 A JP 28560095A JP H09126520 A JPH09126520 A JP H09126520A
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JP
Japan
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heating
cooling
floor
air conditioning
mode
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Pending
Application number
JP7285600A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Sakakibara
仁 榊原
Masaru Hashimoto
勝 橋本
Masao Arakawa
雅夫 荒川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調機と冷暖房床を用いて、冷暖房の立ち上
がり速度を高めるとともに、送風による不快感をなくす
るようにした冷暖房システムを提供する。 【解決手段】 冷水及び温水を生成するヒートポンプ1
と、室内への吹き出し動作による冷暖房及び天井輻射に
よる冷暖房の機能を有する空調機2と、床面輻射による
冷暖房の機能を有する冷暖房床4と、空調機2及び冷暖
房床4の動作を制御する制御部5、6とを有し、ヒート
ポンプ1と空調機2とを第1の配管8、8a、8bで連
結し、ヒートポンプ1と冷暖房床4とを第2の配管8、
8c、8dで連結し、両配管を流れる水または不凍液に
より冷暖房空調及び床冷暖房を行う冷暖房システムにお
いて、制御部5、6で、空調機2及び冷暖房床4の動作
を相互制御することにより、冷暖房の立ち上げ時には吹
き出し動作による冷暖房が行われ、所定温度状態に達し
た後には吹き出し動作が停止されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプと空
調機と冷暖房床とこれらを連結する配管とを有し、配管
を流れる水または不凍液により冷暖房空調及び床冷暖房
を行う冷暖房システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からヒートポンプ(熱源器)を使用
して空調を行うシステムがある。ヒートポンプと空調機
とを配管で連結し、配管内を流れるフロン等の熱媒体を
使用し、この熱媒体の流れる方向を配管上に設置された
弁により制御し、熱を放出したり吸収したりすることに
より空調を行う。ところが、このような空調システム
は、部屋内に冷風もしくは温風を送ることにより冷暖房
を行うようにしているが、温冷風による空調は、不快感
を感じることがある。例えば、冷房時、冷風の当たると
ころでは、より体温が奪われて底冷え感が生じ、体調に
悪影響を及ぼしたり、また、暖房時では、温風を送って
いるにもかかわらず、風の影響で寒さを感じることがあ
る。
【0003】そこで、温冷風による冷暖房に替えて、輻
射型の冷暖房が健康面で注目されている。その代表的な
ものが床暖房であり、床内に設置された配管に温水を送
り、この温水により床が温められて暖房を行うというも
のである。床暖房は送風がなく、足下が温められるの
で、快適かつ効果的な暖房が行えるのである。
【0004】また、冷房においては、天井に冷風もしく
は冷水を送り、天井面を冷却する輻射型冷房天井が提案
されているが、この場合も、暖房の場合と同様に、送風
がなく、天井面から冷気が降りてくるので、快適でマイ
ルドな冷房が行われるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような輻射型の空調システムでは、冷暖房の立ち上がり
速度が遅いという問題がある。つまり、急速に冷暖房を
行いたいという要望を満たすことができなかった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、空調機と冷暖房床を用
いて、冷暖房の立ち上がり速度を高めるとともに、送風
による不快感をなくするようにした冷暖房システムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
冷水及び温水を生成するヒートポンプと、室内への吹き
出し動作による冷暖房及び天井輻射による冷暖房の機能
を有する空調機と、床面輻射による冷暖房の機能を有す
る冷暖房床と、空調機及び冷暖房床の動作を制御する制
御部とを有し、ヒートポンプと空調機とを第1の配管で
連結し、ヒートポンプと冷暖房床とを第2の配管で連結
し、両配管を流れる水または不凍液により冷暖房空調及
び床冷暖房を行う冷暖房システムにおいて、前記制御部
で、空調機及び冷暖房床の動作を相互制御することによ
り、冷暖房の立ち上げ時には吹き出し動作による冷暖房
が行われ、所定温度状態に達した後には前記吹き出し動
作が停止されるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、空調機による空調動作としては、室内への
吹き出し動作による冷暖房を行う吹き出しモードと天井
輻射による冷暖房を行う天井輻射モードと両者の連動動
作を行う自動モードを設定し、冷暖房床による床暖房動
作としては、床面輻射による冷暖房を行う単独モード
と、床面輻射による冷暖房動作と空調機の空調動作との
連動動作を行う自動モードを設定するようにしたことを
特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記各動作モードに優先度を
設定し、複数の動作モードの要求が同時になされた場合
には、優先度の高い方の動作モードを優先させるように
したことを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の発明において、前記冷暖房床において、冷房
時にヒートポンプから冷暖房床に送られる水量を暖房時
の水量に対して抑制するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態
の一例を示す冷暖房システムの概略構成図である。1は
ヒートポンプ(熱源器:HP)であり、内部にコンプレ
ッサ(圧縮機)と膨張弁を有し、熱交換機やこれらを連
結する配管及び配管内を流れるフロン等の熱媒体を使用
し、この熱媒体の流れる方向を配管内に設けられた弁に
より制御し、熱を放出したり、吸収したりすることによ
り熱交換が行われる。1aはヒートポンプコントローラ
であり、ヒートポンプ1の動作を制御するものである。
【0012】2は空調機(ファンコイルユニット:FC
U)であり、室内への吹き出し動作による冷暖房及び天
井輻射による冷暖房の機能を有している。空調機2は、
空調機の動作を制御するFCUコントローラ2a、ヒー
トポンプ1と空調機2とを連結する配管8aの開閉を行
うFCUバルブ2b、送風動作を行うFCUファン2c
及び温冷水コイル2dを有している。ヒートポンプ1か
らの温冷水もしくは不凍液は、配管8、8aを介してポ
ンプ7により空調機2に送られ、FCUファン2cによ
り室内空気9が吸い込まれ、温冷水コイル2dを通過
し、温冷水コイル2d内を流れる温冷水と熱交換が行わ
れ、送風口から温冷風10aとして室内に再度送られ
る。
【0013】さらに、空調機2は、吹き出し、輻射切り
換え用のダンパ3及びダンパ3の開閉を制御するダンパ
動作モータ3aを有しており、温冷風10a、10bを
室内側と天井裏に設置されているダクト側とに切り換え
て吹き出せることができるようになっている。ダンパ3
の切り換えにより、室内への吹き出し動作による冷暖房
と天井輻射による冷暖房との切り換えが行えるのであ
る。
【0014】5はコントロールパネルであり、室温セン
サ5aを有し、室温センサ5aからの室温情報やスイッ
チ(図示せず)からの冷暖房要求情報により、FCUコ
ントローラ2aやダンパ動作モータ3aに制御信号を送
り、FCUバルブ2b、FCUファン2cやダンパ3を
動作させる。
【0015】4は冷暖房床であり、空調機2の場合と同
様に、ヒートポンプ1からの温冷水が配管8c、8dを
介して冷暖床4内の床配管4cに循環され、床冷暖房が
行われる。ここで、4aは床バルブであり、床温度セン
サ4bからの床温度情報に基づいて開閉され、温度調節
がなされるのである。床バルブ4aの制御は冷暖房床コ
ントロールパネル6により行われる。
【0016】ヒートポンプ1では、FCUコントローラ
2a及び冷暖房床コントロールパネル6から空調機2及
び冷暖房床4の動作停止情報と冷暖房要求情報をヒート
ポンプコントローラ1aで取り込み、動作の停止や暖房
/冷房(温水/冷水)の切り換えが行われる。また、さ
らにヒートポンプ1の動作停止情報によりポンプ7が連
動して動作の停止が行われる。
【0017】このように、本実施形態の冷暖房システム
では、コントロールパネル5、6や各コントローラ等の
制御部により各部の制御が行われる。
【0018】本実施の形態では、前記制御部により空調
機2及び冷暖房床4の相互制御できるようになってい
る。例えば、冷暖房床コントロールパネル6からFCU
コントローラ2aに対して連動要求を送れるようになっ
ており、床暖房の要求があったときに、空調機2での温
冷風の吹き出し動作に連動させることができ、室内が所
定温度になるまで、あるいは所定時間(所定温度になる
のに要する時間)が経過するまで、空調機2での温冷風
の吹き出し動作を連動させ、床冷暖房の立ち上がり時の
遅れを温冷風で補うことができるのである。
【0019】また、本実施の形態では、図2に示すよう
に、空調動作及び床冷暖動作の各々に対して複数の動作
モードが設定されている。
【0020】空調動作モードとしては、自動モード、輻
射モード、吹き出しモードがある。輻射モードは、使用
者が強制的に天井輻射冷暖房を行うモードである。初期
状態はFCUファン2cはOFF、FCUバルブ2bは
閉状態、ダンパ3は閉状態(天井開口部が閉じられてい
る状態)であり、空調冷暖房要求(空調機2のスイッチ
がON)があると、FCUファン2cがONし、FCU
バルブ2bは開状態となる。ダンパ3は閉のままであ
り、この状態で天井輻射の冷暖房が行われる。そして、
空調機2のスイッチがOFFされると、FCUバルブ2
bが閉状態となり、一定時間後FCUファン2cがOF
Fとなり停止する。この一定時間のタイムディレーは、
冷房時の結露防止のためである。つまり、空調機2のス
イッチがOFFになり、FCUバルブ2bが閉状態にな
ってから時間遅延を持たせた後にFCUファン2cを停
止することにより、その間、天井裏において単なる風
(温冷風でない)を送ることになり、この状態を一定時
間続けることにより天井輻射冷房時に冷却されている天
井面に水滴(結露)がつくことを防止することができる
のである。最後に初期状態に戻る。
【0021】吹き出しモードは、使用者が強制的に天井
吹き出しによる冷暖房を行うモードである。初期状態は
輻射モードの場合と同様である。空調冷暖房要求(空調
機2のスイッチがON)があると、FCUファン2cが
ONし、FCUバルブ2bは開状態となる。ここで、ダ
ンパ3は開状態となり、天井吹き出しによる冷暖房が行
われる。そして、空調機2のスイッチがOFFされる
と、FCUバルブ2bが閉状態となり、FCUファン2
cがOFFとなり停止する。このように、天井吹き出し
による冷暖房では、結露防止を考慮する必要がないの
で、FCUバルブ2bの閉動作とFCUファン2cの停
止動作とを同時に行ってもよいのである。最後に初期状
態に戻る。
【0022】なお、FCUバルブ2bは、停止時の閉動
作や運転中の開状態だけでなく、室温を設定温度に一定
に保つため、室温センサ5aからの室温情報により、運
転中に温度調節のための開閉動作が行われる。
【0023】自動モードは、輻射モードと吹き出しモー
ドとの連動動作を行うモードである。初期状態は輻射モ
ード、吹き出しモードの場合と同様である。空調冷暖房
要求(空調機2のスイッチがON)があると、FCUフ
ァン2cがONし、FCUバルブ2bは開状態となる。
即ち、吹き出しモードとなる。そして、設定温度(例え
ば、夏期の冷房時は26度、冬期の暖房時は18度)に
達するとFCUファン2cは動作状態のままで、ダンパ
3が閉じられ輻射モードとなる。なお、前記設定温度に
達したかどうかを温度センサにより検出する代わりに、
所定時間(設定温度に達するまでにようする時間)を予
め設定しておいて、この所定時間の経過後に、FCUフ
ァン2cは動作状態のままで、ダンパ3が閉じられ輻射
モードとなるようにしてもよい。空調機2のスイッチが
OFFされると、FCUバルブ2bが閉じられ、一定時
間後FCUファン2cがOFFとなり停止する。この一
定時間のタイムディレーは、冷房時の結露防止のためで
ある。終了状態は初期状態と同様である。
【0024】次に、床冷暖房動作としては、自動モード
と単独モードとがある。単独モードは床冷暖房動作のみ
であり、空調動作とは関連を有しないモードである。初
期状態では、床バルブ4aは閉じられている。床冷暖房
要求(床冷暖房スイッチがON)があると、床バルブ4
aが開となり、床冷暖房動作が行われる。ここで、冷暖
房床コントロールパネル6では床温度センサ4bからの
床温度情報を取り込んで床バルブ4aに制御信号を送る
ことにより、床バルブ4aでは床温度調節のため開閉動
作が行われる。床冷暖房スイッチがOFFされると、床
バルブ4aが閉じられ、最後は初期状態に戻る。
【0025】自動モードは床冷暖房動作と空調動作との
連動動作を行うモードである。初期状態では、床バルブ
4aは閉じられている。空調機2の状態は上述の空調動
作モードで説明した通りである。床冷暖房要求(床冷暖
房スイッチがON)があると、床バルブ4aが開とな
り、同時に空調の吹き出しモードの運転が行われる。室
温が設定温度に達すると(あるいは、所定時間経過する
と)、空調運転は停止され、床冷暖房のみの運転とな
る。ここで、冷暖房床コントロールパネル6では床温度
センサ4bからの床温度情報を取り込んで床バルブ4a
に制御信号を送ることにより、床バルブ4aでは、床温
度調節のため開閉動作が行われる。床冷暖房スイッチが
OFFされると、床バルブ4aが閉じられ、最後は初期
状態に戻る。
【0026】このようにして、床冷暖房動作と空調動作
の各々に対して動作モードを設定しているので、使用者
の要求に応じた冷暖房を容易に行うことができるのであ
る。
【0027】図3は上述の実施の形態において、コント
ロールパネル5からの空調冷暖房の動作要求及びコント
ロールパネル6からの床冷暖房の動作要求に対して、実
際にどの動作モードが優先して選択されるかを示したも
のである。つまり、各動作モードに対して優先度が設定
されているのである。例えば、コントロールパネル5、
6の両方から動作要求があり、かつ、床冷暖房の動作要
求が自動モードである場合には、床冷暖房の自動モード
は空調の冷暖房と床の冷暖房の連動が行われるようにな
っているので、空調動作との衝突が起きるが、図3に示
すように、空調動作が優先され、床冷暖房の自動モード
は受付られず単独モードに移行するようになるのであ
る。このように、本実施の形態では、空調冷暖房と床冷
暖房の各動作モードに優先度を設け、この優先度に従っ
て、実際の動作が行われるので、空調冷暖房と床冷暖房
の両動作間のトラブルや使用者の混乱がなくなる。
【0028】図4は本発明に係る他の実施の形態に係る
信号波形図であり、床冷房時及び床暖房時における床バ
ルブ4aのON/OFFの間隔比を示している。本発明
に係る床冷暖房にあっては、ヒートポンプ1からの温冷
水が冷暖房床4内の配管4cに流されることで床冷暖房
が行われるが、空調冷暖房と床冷暖房を同一のヒートポ
ンプ1で行い、配管の根幹部を共有しているので、同じ
温冷水が空調機2と冷暖房床4に供給されることにな
る。しかし、温冷水の温度は空調機2に供給することを
前提としている。従って、冷房時にヒートポンプ1から
の冷水を暖房時の温水と同様に流すと、冷えすぎたり、
結露を起こしたりということがある。つまり、冬期の暖
房時の温水温度は一般に60度であり、この温水を空調
機2と冷暖房床4とに供給することは問題ないが、夏期
の冷房時の冷水温度は一般に7度であり、この冷水を冷
暖房床4に流すと、冷えすぎたり、結露を起こしたりす
るということになる。冷水の温度を上げればこの問題は
解決するが、空調冷暖房と床冷暖房とで配管を共有して
いるので部分的に冷水の温度を上げることはできない。
【0029】そこで、本実施の形態の冷暖房システムで
は、床冷房時及び床暖房時における床バルブ4aのON
/OFFの間隔比を図4に示すように変化させ、床冷房
時のON時間を床暖房時に比べて短くすることにより、
床冷房時の冷水流量を抑制し、冷えすぎの防止及び結露
の防止が図れる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、冷水及び温水を生成するヒートポンプと、室内へ
の吹き出し動作による冷暖房及び天井輻射による冷暖房
の機能を有する空調機と、床面輻射による冷暖房の機能
を有する冷暖房床と、空調機及び冷暖房床の動作を制御
する制御部とを有し、ヒートポンプと空調機とを第1の
配管で連結し、ヒートポンプと冷暖房床とを第2の配管
で連結し、両配管を流れる水または不凍液により冷暖房
空調及び床冷暖房を行う冷暖房システムにおいて、制御
部で、空調機及び冷暖房床の動作を相互制御することに
より、冷暖房の立ち上げ時には吹き出し動作による冷暖
房が行われ、所定温度状態に達した後には吹き出し動作
が停止されるようにしたので、空調機と冷暖房床を用い
て、冷暖房の立ち上がり速度を高めるとともに、送風に
よる不快感をなくするようにした冷暖房システムが提供
できた。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、空調機による空調動作としては、室
内への吹き出し動作による冷暖房を行う吹き出しモード
と天井輻射による冷暖房を行う天井輻射モードと両者の
連動動作を行う自動モードを設定し、冷暖房床による床
暖房動作としては、床面輻射による冷暖房を行う単独モ
ードと、床面輻射による冷暖房動作と空調機の空調動作
との連動動作を行う自動モードを設定するようにしたの
で、使用者の要求に応じた冷暖房を行うことができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明において、各動作モードに優先度
を設定し、複数の動作モードの要求が同時になされた場
合には、優先度の高い方の動作モードを優先させるよう
にしたので、空調冷暖房と床冷暖房の相互動作における
動作要求の衝突や使用者の混乱がなくなる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3記載の発明において、冷暖房床において、冷
房時にヒートポンプから冷暖房床に送られる水量を暖房
時の水量に対して抑制するようにしたので、床冷房時の
冷えすぎや結露を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す冷暖房システ
ムの概略構成図である。
【図2】同上に係る動作モードを示す説明図である。
【図3】同上の動作モードに係る優先度を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る床バルブの開閉制御
のための制御信号を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1 ヒートポンプ 1a ヒートポンプコントローラ 2 空調機 2a FCUコントローラ 2b FCUバルブ 2c FCUファン 2d 温冷水コイル 3 ダンパ 3a ダンパ動作モータ 4 冷暖房床 4a 床バルブ 4b 床温度センサ 4c 配管 5 FCUコントロールパネル 5a 室温センサ 6 冷暖房床コントロールパネル 7 ポンプ 8 温冷水配管 9 室内空気 10a 温冷風 10b 温冷風
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、冷房においては、天井に冷風もしく
は冷水を送り、天井面を冷却する輻射型冷房天井が提案
されているが、この場合も、暖房の場合と同様に、送
風がなく、天井面から冷気が降りてくるので、快適でマ
イルドな冷房が行われるのである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】自動モードは、輻射モードと吹き出しモー
ドとの連動動作を行うモードである。初期状態は輻射モ
ード、吹き出しモードの場合と同様である。空調冷暖房
要求(空調機2のスイッチがON)があると、FCUフ
ァン2cがONし、FCUバルブ2bは開状態、及びダ
ンパ3は開状態となる。即ち、吹き出しモードとなる。
そして、設定温度(例えば、夏期の冷房時は26度、冬
期の暖房時は18度)に達するとFCUファン2cは動
作状態のままで、ダンパ3が閉じられ輻射モードとな
る。なお、前記設定温度に達したかどうかを温度センサ
により検出する代わりに、所定時間(設定温度に達する
までにする時間)を予め設定しておいて、この所定時
間の経過後に、FCUファン2cは動作状態のままで、
ダンパ3が閉じられ輻射モードとなるようにしてもよ
い。空調機2のスイッチがOFFされると、FCUバル
ブ2bが閉じられ、一定時間後FCUファン2cがOF
Fとなり停止する。この一定時間のタイムディレーは、
冷房時の結露防止のためである。終了状態は初期状態と
同様である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水及び温水を生成するヒートポンプ
    と、室内への吹き出し動作による冷暖房及び天井輻射に
    よる冷暖房の機能を有する空調機と、床面輻射による冷
    暖房の機能を有する冷暖房床と、空調機及び冷暖房床の
    動作を制御する制御部とを有し、ヒートポンプと空調機
    とを第1の配管で連結し、ヒートポンプと冷暖房床とを
    第2の配管で連結し、両配管を流れる水または不凍液に
    より冷暖房空調及び床冷暖房を行う冷暖房システムにお
    いて、前記制御部で、空調機及び冷暖房床の動作を相互
    制御することにより、冷暖房の立ち上げ時には吹き出し
    動作による冷暖房が行われ、所定温度状態に達した後に
    は前記吹き出し動作が停止されるようにしたことを特徴
    とする冷暖房システム。
  2. 【請求項2】 空調機による空調動作としては、室内へ
    の吹き出し動作による冷暖房を行う吹き出しモードと天
    井輻射による冷暖房を行う天井輻射モードと両者の連動
    動作を行う自動モードを設定し、冷暖房床による床暖房
    動作としては、床面輻射による冷暖房を行う単独モード
    と、床面輻射による冷暖房動作と空調機の空調動作との
    連動動作を行う自動モードを設定するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の冷暖房システム。
  3. 【請求項3】 前記各動作モードに優先度を設定し、複
    数の動作モードの要求が同時になされた場合には、優先
    度の高い方の動作モードを優先させるようにしたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷暖房システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記冷暖房床において、冷房時にヒート
    ポンプから冷暖房床に送られる水量を暖房時の水量に対
    して抑制するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3記載の冷暖房システム。
JP7285600A 1995-11-02 1995-11-02 冷暖房システム Pending JPH09126520A (ja)

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JP2020012577A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法

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