JP2784638B2 - ホテル客室の空調方法 - Google Patents

ホテル客室の空調方法

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JP2784638B2
JP2784638B2 JP7274923A JP27492395A JP2784638B2 JP 2784638 B2 JP2784638 B2 JP 2784638B2 JP 7274923 A JP7274923 A JP 7274923A JP 27492395 A JP27492395 A JP 27492395A JP 2784638 B2 JP2784638 B2 JP 2784638B2
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hot water
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末次 伊藤
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MYAKO HOTERU TOKYO KK
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MYAKO HOTERU TOKYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホテル客室の空
調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の比較的古いホテル客室の空調は、
通常2系統の空調システムにより行われている。第一の
空調システムは、客室個々に設置されたファンコイルユ
ニットに機械室で生成された温水又は冷水を送り、コイ
ルで熱交換した暖気又は冷気をファンで室内に送風する
ようにした空調システムであり、第二の空調システムは
機械室に設置されている外気導入可能な空調装置で発生
させた温風又は冷風をダクトで客室に送り、室内に送風
するようになっている。客室には通常一つの吹き出し口
のみが形成されており、第一、第二のいずれの空調シス
テムからの暖風(冷風)もこの単一の吹き出し口から室
内に送風されている。
【0003】この第一空調システムは、夏期の冷房期若
しくは冬期の暖房期毎に切り替えて冷水又は温水を管路
に流して冷房又は暖房を行う構造となっており、温水又
は冷水は往き管と戻り管の2管方式で送られている。こ
のため、冷房若しくは暖房の切換を随時には行うことは
不可能である。これに対し、第二空調システムは、機械
室に設置された外気導入式の空調装置で発生させた冷風
又は温風をダクトで客室に送風する構造であり、随時に
冷風又は温風を生成して送ることが出来るシステムであ
るため、第一空調システムの補完システムとして機能
し、第一空調システムの冷房期又は暖房期には冷風又は
温風を送って第一空調システムの補助を果たすと共に、
第一空調システムが故障したときの代替システムとして
機能する。更に、第一空調システムが冷房期又は暖房期
に入っていない中間期に、宿泊客の要望に応じて温風又
は冷風を送り個々の客室を暖房若しくは冷房して、宿泊
客の要望に応ずることが出来るようになっている。
【0004】通常ホテルの冷房期は6月から9月まで、
暖房期は11月から2月までとされているが、日本人の
中高年者や老人が多いホテルでは、第一空調システムは
秋は10月頃から、春は5月頃まで暖房モードで運転さ
れている。このため、このような時期に宿泊客から部屋
の温度が高いという苦情が出た場合、第二空調システム
からよりいっそう冷風をダクトで客室に送ることになる
が、客室のファンコイルユニットには温水が来ているた
め、ダクトから吹き出された冷風の約半分がファンコイ
ルユニットの温水で暖められながら吹き出し口から吹き
出されることとなり、室内の温度を充分には下げること
が出来ないと言う問題があった。かかる問題は、暑がり
の傾向が強い年間約30%の外人客の要望に応じること
を困難とし少なからざる宿泊客を失うおそれがあった。
尚、ダクトからの空気は、ファンコイルに影響されるこ
となく直接客室内にふかれ、ファンコイルユニットは、
この客室の空気を攪拌させる働きをしている。
【0005】時期の如何に関わらず、客室内の温度を宿
泊客の要望に応じ得るようにするには、冷水と温水とを
それぞれ別個の管で流すようにした4管方式の空調シス
テムが考えられるが、2管方式のホテル空調システムを
4管方式に改装するのは多大の費用と時間を要し、現に
稼動しているホテルでは実際には不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、2管方式
の空調システムのホテルに於いて、第一空調システムの
運転モードの如何に関わらず、個々の客室内で第一空調
システムからの温水(冷水)がファンユニットコイルに
流れるのを遮断し、第二空調システムからの冷風(温
風)をファンコイルユニットで暖める(冷やす)ことな
く室内に導入して、室内温度を個々に制御可能とし、安
価な費用と短い工期で4管方式に匹敵する空調効果をも
たらしうるホテル空調方法を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明が採った手段は、客室内に配置されたファ
ンコイルユニットに冷温水往き管と戻り管の2管で冷温
水を給送する第一の空調システムと、空調装置で生成し
た冷風又は温風をダクトで各室内に送風する第二の空調
システムとを備えたホテルの空調方法であって、ファン
コイルユニットに接続される冷温水往き管にファンコイ
ルユニットの入り口に近接して電動弁を取り付け、該電
動弁は客室内に配置され宿泊客が温度をセット可能なサ
ーモスタットに連結され、また冷温水往き管と戻り管の
バイパス管に流量調整弁を配置して、個々の客室のファ
ンコイルユニットへの冷温水の流れを止め他の客室への
流量が増加するのを防止して他の客室への冷温水の流量
を一定にすると共に、第二の空調システムからの冷温風
を室内に送り込む送風ファンを配置し、第一及び第二空
調システムからの冷温風を共通の吹き出し口から室内に
吹き出すようにしたことを特徴とする。
【0008】冷温水往き管に設けられた弁が、各室内に
配置されたサーモスタットに連結された電動弁であるこ
とを特徴とする。
【0009】送風ファンを、各室毎に室内若しくはホテ
ルフロントで制御可能としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ、この発
明の好ましい実施の形態を説明する。図において(1)
は、ホテルの各客室(2)内に設置されたファンコイルユ
ニットであり、機械室内に設置された冷凍機(3)並びに
熱交換器(4)に冷温水往き管(5)と戻り管(6)とで接続
されており、回路の切換により冷水又は温水がポンプ
(7)で送給され、客室の冷房又は暖房を行う。そしてこ
のファンコイルユニット(1)、冷凍機(3)、熱交換機
(4)、冷温水往き管(5)並びに戻り管(6)で第一空調シ
ステムが構成される。第二空調システムは、外気導入可
能な空調装置(8)と送風機(9)、給気ダクト(10)とから
なり、空調装置(8)で生成された温風又は冷風が各客室
(2)に送風される。第一空調システムからの冷気又は暖
気はファンコイルユニットのファンで、又第二空調シス
テムからの冷気又は暖気は送風ファン(11)で、それぞれ
各客室に形成された共通の吹き出し口(12)から吹き出さ
れる。
【0011】ファンコイルユニット(1)に接続する冷温
水往き管(5)には、ファンコイルユニット(1)の入口に
近接して電動弁(13)が取り付けられており、冷温水往き
管(5)からファンコイルユニット(1)に入る冷温水を遮
断可能としている。この電動弁(13)は、客室内に配置さ
れたサーモスタット(14)に連結されており、宿泊客がセ
ットした温度で開閉する。(15)は、冷温水往き管(5)と
戻り管(6)とのバイパス管(16)に配置された流量調整弁
であって、個々の客室のファンコイルユニット(1)への
冷温水の流れを止めることによって他の客室への流量が
増加するのを防止するために、流量調整弁でバイパスさ
せて他の客室への冷温水の流量を一定にするためのもの
である。
【0012】第一空調システムのファンコイルユニット
ファンは、個々の客室内に設置したスイッチでオン、オ
フしても良いが、宿泊客の要望やチェックインの時間に
対応して予めホテルフロントで客室毎にオン、オフさせ
て客室内を所定の温度に設定しておくようにしても良
い。尚、第二空調システムの送風ファンは、ホテル側技
術者のオペレーションによって比較的簡単にON・OF
Fすることが出来るシステムである。
【0013】夏期又は冬期には、第一空調システム並び
に第二空調システムの両方とも冷房又は暖房モードで運
転されており、吹き出し口からは冷風又は温風が吹き出
される。中間期には、第一空調システムは暖房モードで
運転されるが、第二空調システムは当日の気温や宿泊客
の状況に応じて、冷房又は暖房運転のいずれかが選択さ
れる。例えば、当日の気温が高かったり、室内温度が低
いのを好む外人客が宿泊する場合には、第二空調システ
ムを冷房運転し、室内のサーモスタット(14)で温度を設
定して電動弁(15)を閉じると共に、機械室にある空調機
の第二空調システムからの冷風を室内に送り込んで室内
の温度を下げる。このとき、第一空調システムの温水は
電動弁で遮断されファンコイルユニット(1)には温水が
入っていないため、送風ファン(11)からの冷風がファン
コイルユニット(1)を通過しても暖められことはなく、
冷風をそのまま室内に送り込むことが出来る。
【0014】
【発明の効果】この発明のホテルの空調方法によれば、
2管方式の空調システムが設置され、冷暖房の切替を随
時には行うことが出来ないホテルに於いて、第一空調シ
ステムの運転モードの如何に関わらず、個々の客室内で
第一空調システムからの温水(冷水)がファンコイルユ
ニットに流れるのを遮断し、第二空調システムからの冷
風(温風)をファンコイルユニットで暖める(冷やす)
ことなく室内に導入して、室内温度を個々の客室毎に制
御可能とし、安価な費用と短い工期で4管方式に匹敵す
る空調効果をもたらすことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる空調方法の回路図
【図2】要部の詳細を示す回路図
【符号の説明】
(1)ファンコイルユニット (2)客室 (3)冷凍機 (4)熱交換機 (5)冷温水往き管 (6)戻り管 (7)ポンプ (8)空調装置 (9)送風機 (10)給気ダクト (11)送風ファン (12)吹き出し口 (13)電動弁 (14)サーモスタット (15)流量調整弁 (16)バイパス管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】客室内に配置されたファンコイルユニット
    に冷温水往き管と戻り管の2管で冷温水を給送する第一
    の空調システムと、空調装置で生成した冷風又は温風を
    ダクトで各室内に送風する第二の空調システムとを備え
    たホテルの空調方法であって、ファンコイルユニットに
    接続される冷温水往き管にファンコイルユニットの入り
    口に近接して電動弁を取り付け、該電動弁は客室内に配
    置され宿泊客が温度をセット可能なサーモスタットに連
    結され、また冷温水往き管と戻り管のバイパス管に流量
    調整弁を配置して、個々の客室のファンコイルユニット
    への冷温水の流れを止め他の客室への流量が増加するの
    を防止して他の客室への冷温水の流量を一定にすると共
    、第二の空調システムからの冷温風を室内に送り込む
    送風ファンを配置し、第一及び第二空調システムからの
    冷温風を共通の吹き出し口から室内に吹き出すようにし
    たことを特徴とするホテルの客室の空調システム。
  2. 【請求項2】送風ファンを、各室毎に室内若しくはホ
    テルフロントで制御可能としたことを特徴とする請求項
    1記載の空調装置。
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