JP2000065412A - 空調システム - Google Patents
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- JP2000065412A JP2000065412A JP10231495A JP23149598A JP2000065412A JP 2000065412 A JP2000065412 A JP 2000065412A JP 10231495 A JP10231495 A JP 10231495A JP 23149598 A JP23149598 A JP 23149598A JP 2000065412 A JP2000065412 A JP 2000065412A
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Abstract
ができ、これにより年間にわたり省エネルギ効果が得ら
れるとともに設備費の低減が図れ、さらには入居者の健
康確保が図れる空調システムを提供する。 【解決手段】 室内空気を取込みそれをダクト21,2
2を通して再び室内に供給する室内空気循環手段、外気
を導入しそれをダクト24,25を通して室内に供給す
る外気導入手段、ダクト21,22内の取込み空気およ
びダクト24,25内の導入空気を相互に流通させる空
気流通手段を備える。そして、外気導入手段の運転によ
る外気冷房運転を実行する制御手段を備えるとともに、
室内空気循環手段の運転による暖房運転を実行しつつ、
外気導入手段の運転および空気流通手段の適宜な流通作
用による外気冷房運転を実行する制御手段を備える。
Description
な空調システムに関する。
では、冬期において、窓面や外壁を通して生じる暖房負
荷だけでなく、機器の発熱に起因する冷房負荷が発生す
る。この冷房負荷は、夏期だけでなく、冬期や中間期も
含めて通年にわたり発生する。このため、年間冷房を行
う冷房用熱源機の運転が必要となっている。
転は、電気、ガス、灯油箏のエネルギを大量に消費する
ことになり、地球環境に悪影響を与える。しかも、冬期
は暖房と冷房の同時運転が必要となるから、冷暖同時運
転可能な熱源設備、配管設備、ポンプ設備、制御設備等
を用意しなければならず、設備費が高騰してしまう。
その目的とするところは、外気を利用した十分な能力の
冷房を行うことができ、これにより年間にわたり省エネ
ルギ効果が得られるとともに設備費の低減が図れ、さら
には入居者の健康確保が図れる空調システムを提供する
ことにある。
調システムは、室内空気を取込みそれを再び室内に供給
する室内空気循環手段と、外気を導入しそれを室内に供
給する外気導入手段と、上記室内空気循環手段の取込み
空気および上記外気導入手段の導入空気を相互に流通さ
せる空気流通手段と、上記室内空気循環手段の取込み空
気を冷却または加熱する第1熱交換手段と、上記外気導
入手段の導入空気を冷却または加熱する第2熱交換手段
と、上記外気導入手段の運転による外気冷房運転を実行
する制御手段と、上記室内空気循環手段の運転および上
記第1熱交換手段の加熱作用による暖房運転を実行しつ
つ、上記外気導入手段の運転および上記空気流通手段の
適宜な流通作用による外気冷房運転を実行する制御手段
と、を備える。
内空気を取込みそれをダクトおよび風量調節用ダンパを
通して再び室内に供給する室内空気循環手段と、外気を
導入しそれをダクトおよび風量調節用ダンパを通して室
内に供給する外気導入手段と、上記室内空気循環手段の
取込み空気および上記外気導入手段の導入空気をダクト
および風量調節用ダンパを通して相互に流通させる空気
流通手段と、上記室内空気循環手段の取込み空気を外部
から与えられる熱エネルギとの熱交換により冷却または
加熱する第1熱交換手段と、上記外気導入手段の導入空
気を外部から与えられる熱エネルギとの熱交換により冷
却または加熱する第2熱交換手段と、上記外気導入手段
の運転による外気冷房運転を実行する制御手段と、上記
室内空気循環手段の運転および上記第1熱交換手段の加
熱作用による暖房運転を実行しつつ、上記外気導入手段
の運転および上記空気流通手段の適宜な流通作用による
外気冷房運転を実行する制御手段と、を備える。
求項1または請求項2に係る発明において、さらに、室
内空気を室外に排出するための排気ファンを空調用およ
び排煙用として設けた。
下空間および天井裏空間を備え、かつ床面に複数の吹出
口、天井面に複数の吸込口および複数の吹出口を備えた
被空調室において、室内空気を上記天井面の各吸込口お
よび上記天井裏空間を通して取込みそれを上記床下空間
に供給する室内空気循環手段と、外気を導入しそれを上
記天井面の各吹出口に供給する外気導入手段と、上記室
内空気循環手段の取込み空気および上記外気導入手段の
導入空気を相互に流通させる空気流通手段と、上記室内
空気循環手段の取込み空気を冷却または加熱する第1熱
交換手段と、上記外気導入手段の導入空気を冷却または
加熱する第2熱交換手段と、上記外気導入手段の運転に
よる外気冷房運転を実行する制御手段と、上記室内空気
循環手段の運転および上記第1熱交換手段の加熱作用に
よる暖房運転を実行しつつ、上記外気導入手段の運転お
よび上記空気流通手段の適宜な流通作用による外気冷房
運転を実行する制御手段と、を備える。
下空間および天井裏空間を備え、かつ床面に複数の吹出
口、天井面に複数の吸込口および複数の吹出口を備えた
被空調室において、室内空気を上記天井面の各吸込口お
よび上記天井裏空間を通して取込みそれをダクトおよび
風量調節用ダンパを通して上記床下空間に供給する室内
空気循環手段と、外気を導入しそれをダクトおよび風量
調節用ダンパを通して上記天井面の各吹出口に供給する
外気導入手段と、上記室内空気循環手段の取込み空気お
よび上記外気導入手段の導入空気をダクトおよび風量調
節用ダンパを通して相互に流通させる空気流通手段と、
上記室内空気循環手段の取込み空気を外部から与えられ
る熱エネルギとの熱交換により冷却または加熱する第1
熱交換手段と、上記外気導入手段の導入空気を外部から
与えられる熱エネルギとの熱交換により冷却または加熱
する第2熱交換手段と、上記外気導入手段の運転による
外気冷房運転を実行する制御手段と、上記室内空気循環
手段の運転および上記第1熱交換手段の加熱作用による
暖房運転を実行しつつ、上記外気導入手段の運転および
上記空気流通手段の適宜な流通作用による外気冷房運転
を実行する制御手段と、を備える。
求項4または請求項5に係る発明において、さらに、床
面の各吹出口および天井面の各吹出口に風量調節手段を
設けた。
求項4または請求項5に係る発明において、さらに、天
井裏空間の空気を室外に排出するための排気ファンを空
調用および排煙用として設けた。
求項3または請求項7に係る発明において、さらに、排
気ファンを非常時に起動するための排気スイッチを室内
に設けた。
て図面を参照して説明する。図1において、1は被空調
室で、床面2の下に床下空間3を備え(二重床構造)、
天井面4の裏側に天井裏空間5を備える。床面2には複
数の吹出口2aが形成され、天井面4には複数の吸込口
4aおよび複数の吹出口4bが形成される。
て手動式の風量調節ユニット6が設けられる。この風量
調節ユニット6を操作して吹出口2aの開度を変化させ
ることにより、吹出口2aの通風量を調節することがで
きる。
として自動式の風量調節ユニット7が設けられる。風量
調節ユニット7は、たとえば風量調節用ダンパを内蔵
し、吹出口4bの通風量を自動調節することができる。
11が設けられ、そのダクト11に空調用および排煙用
の排気ファン12が設けられる。排気ファン12は、天
井裏空間5のレタン空気や火災時の煙をダクト11を通
して室外に排出する。
れ、そのダクト21の他端に風量調節用ダンパ31が設
けられる。そして、風量調節用ダンパ31にダクト22
の一端が接続され、そのダクト22の他端が床下空間3
に連通される。ダクト22には第1熱交換器32および
ファン33が設けられる。
ダクト22、第1熱交換器32、およびファン33によ
り、室内空気循環手段が構成される。すなわち、ファン
33が起動すると、室内空気が天井面4の各吸込口4a
および天井裏空間5を通してダクト21に吸込まれ、そ
れが風量調節用ダンパ31、ダクト22、第1熱交換器
32を通して床下空間3に供給される。
れ、そこにダクト24の一端が接続される。ダクト24
の他端には風量調節用ダンパ41が設けられる。そし
て、風量調節用ダンパ41にダクト25の一端が接続さ
れ、そのダクト25の他端が天井裏空間5における風量
調節ユニット7に接続される。ダクト25には第2熱交
換器42およびファン43が設けられる。
節用ダンパ41、ダクト25、第2熱交換器42、およ
びファン43により、外気導入手段が構成される。すな
わち、ファン43が起動すると、外気が外気取入口23
を通してダクト24に吸込まれ、それが風量調節用ダン
パ41、ダクト25、第2熱交換器42を通して天井面
4の各吹出口4bに供給される。
途部にダクト26の一端が接続され、そのダクト26の
他端が外気導入手段におけるダクト24の中途部に接続
される。そして、ダクト26に風量調節用ダンパ27が
設けられる。
7により、さらに風量調節用ダンパ31,41を加え
て、室内空気循環手段の取込み空気(ダクト21内の空
気)および外気導入手段の導入空気(ダクト24内の外
気)を相互に流通させる空気流通手段が構成される。
段の取込み空気(ダクト21内の空気)を外部の熱源機
50から与えられる熱エネルギとの熱交換により冷却ま
たは加熱するもので、水管51,52および送水ポンプ
53を介して熱エネルギ源である熱源機50に接続され
る。
導入空気(ダクト24内の空気)を上記熱源機50から
与えられる熱エネルギとの熱交換により冷却または加熱
するもので、水管54,55および送水ポンプ56を介
して熱源機50に接続される。
の温水を熱エネルギとして生成する。これらダクト2
1,22,24,25,26、風量調節用ダンパ27,
31,41、熱交換器32,42、ファン33,43、
水管51,52,54,55、ポンプ53,56、およ
び熱源機50により、被空調室1を空調するための空調
ユニットが構成される。
ット61および排気スイッチ62が取付けられる。操作
ユニット61は、天井面4の各吹出口4bに設けられて
いる風量調節ユニット7の通風状態(開閉、通風量)を
設定したり、被空調室1内の予め定められた複数のゾー
ンごとの目標室内温度を設定するためのものである。
災発生等の非常時にあるいは試験的に起動するために用
意されている。制御回路を図2に示す。
7,31,41の駆動モータ27M,31M,41M、
ファン33,43の駆動モータ33M,43M、ポンプ
53,56の駆動モータ53M,56M、熱源機50、
各風量調節ユニット7内の風量調節用ダンパの駆動モー
タ8M,8M,8M、排気ファン12の駆動モータ12
M、外気温度センサ71、操作ユニット61、排気スイ
ッチ62が接続される。
する。排気スイッチ62は、手指での押圧時に表面の透
明板が割れて中の押釦をプッシュすることが可能な非常
釦62aを有するほかに、通常時に排気ファン12を運
転したり停止することのできるシーソ式操作釦62bを
有している。
は、非常釦62aのプッシュ操作を受けて閉じる第1の
接点を介して電源に接続されるとともに、コントローラ
70により開閉制御される第2の接点を介して電源に接
続される。
全体を制御するもので、主要な機能手段として次の
[1]〜[6]を備える。 [1]外気導入手段の運転(ファン43の運転)による
外気冷房運転を実行する制御手段。この運転制御(外気
冷房モード)は冬期や中間期に選択される。
3の運転)および第1熱交換器32の加熱作用(熱源機
50の温水生成とポンプ53の運転)による暖房運転を
実行しつつ、外気導入手段の運転(ファン33の運転)
および空気流通手段の適宜な流通作用(風量調節用ダン
パ27,31,41の開度に応じたレタン空気取込み)
による外気冷房運転を実行する制御手段。この運転制御
(暖房/外気冷房モード)は冬期や中間期に選択され
る。空気流通手段の適宜な流通作用に代えて、第2熱交
換器42の適宜な加熱作用(熱源機50の温水生成とポ
ンプ56の運転)を利用することもある。
3の運転)および第1熱交換器32の冷却作用(熱源機
50の冷水生成とポンプ53の運転)による室内空気循
環型の冷房運転を実行するとともに、外気導入手段の運
転(ファン43の運転)および第2熱交換器42の冷却
作用(熱源機50の冷水生成とポンプ56の運転)によ
る外気導入型の冷房運転を実行し、かつ空気流通手段の
適宜な流通(風量調節用ダンパ27,31,41の開度
に応じたレタン空気と外気の混合)を行う制御手段。こ
の運転制御(冷房モード)は夏期に選択される。
量調節ユニット7の通風状態および同操作ユニット61
で設定される各ゾーンの目標室内温度に応じて、各風量
調節ユニット7内の風量調節用ダンパの開度を制御する
制御手段。
操作釦62bのオン,オフ操作に応じて上記第2の接点
を開閉制御する制御手段。つぎに、上記の構成の作用を
説明する。
る場合) 冬期のように、被空調室1内に暖房負荷と冷房負荷が発
生する状況では、先ず、室内空気循環手段の運転(ファ
ン33の運転)および第1熱交換器32の加熱作用(熱
源機50の温水生成とポンプ53の運転)により、暖房
が行われる。
が天井面4の各吸込口4aおよび天井裏空間5を通って
ダクト21に吸込まれる。吸込まれた空気は風量調節用
ダンパ31およびダクト22を通り、さらに第1熱交換
器32で加熱されて床下空間3に供給される。床下空間
3に供給された暖気は床面2の各吹出口2aから室内に
吹出される。
は、各風量調節ユニット6に対する入居者の操作により
適宜に設定することができる。これにより、暖房が必要
なゾーンに対して必要量の温風を供給することができ
る。
の運転)および空気流通手段の適宜な流通作用(風量調
節用ダンパ27,31,41の開度に応じたレタン空気
取込み)により、外気冷房が行われる。
気取入口23を通してダクト24に吸込まれる。また、
上記ダクト21を通る室内空気いわゆるレタン空気の一
部がダクト26および風量調節用ダンパ27を通ってダ
クト24側に分配され、ダクト24内の外気に混合され
る。この混合により、外気の温度が冷房効果を損なわな
い程度(室内温度よりは低い温度)まで高められ、室内
温度の過剰な低下が回避される。
パ41、ダクト25、第2熱交換器42を通り、天井面
4の各吹出口4bに供給される。各吹出口4bに供給さ
れた空気は天井面4の各吹出口4bから室内に吹出され
る。この場合、第2熱交換器42の冷却作用は不要であ
る。
は、操作ユニット61に対する入居者の操作、およびそ
の操作に応じた各風量調節ユニット7の作動により調節
される。これにより、冷房が必要なゾーンに対して必要
量の冷風を供給することができる。
ファン12が運転され、天井裏空間5のレタン空気がダ
クト11を通して外に排出される。排気量については、
排気ファン12の速度制御あるいは風量調節用ダンパ2
7,31,41の開度制御により、ダクト24からの外
気導入量と同じ状態に設定される。
量、排気量の相互関係を図3に示す。外気導入量につい
ては、ファン43の速度制御により、入居者の健康等を
考慮した新鮮外気必要量よりも多い量の外気(冷房負荷
に見合う量の外気)を導入することが可能であり、十分
な冷房能力が得られる。
荷が発生し、外気温度が外気冷房可能な状態にある場
合) 冷房負荷が発生する中間期は、外気導入手段の運転(フ
ァン43の運転)による外気冷房が行われる。
気取入口23を通してダクト24に吸込まれる。吸込ま
れた外気は風量調節用ダンパ41、ダクト25、第2熱
交換器42を通って天井面4の各吹出口4bに供給さ
れ、そこから室内に吹出される。第2熱交換器42の冷
却作用は不要である。
は、操作ユニット61に対する入居者の操作、およびそ
の操作に応じた各風量調節ユニット7の作動により調節
される。これにより、冷房が必要なゾーンに対して必要
量の冷風を供給することができる。
天井面4の各吸込口4aおよび天井裏空間5を通ってダ
クト21に吸込まれる。また、上記ダクト24を通る外
気の一部がダクト26および風量調節用ダンパ27を通
ってダクト21側に分配され、ダクト21内のレタン空
気に混合される。この混合により、レタン空気の温度が
低下する。
パ31、ダクト22、第1熱交換器32を通り、床下空
間3に供給される。床下空間3に供給された空気は床面
2の各吹出口2aから室内に吹出される。この場合、第
1熱交換器32の冷却作用は不要である。
は、各風量調節ユニット6に対する入居者の操作により
適宜に設定することができる。これにより、冷房が必要
なゾーンに対して必要量の冷風を供給することができ
る。
12が運転され、天井裏空間5のレタン空気がダクト1
1を通して外に排出される。排気量については、排気フ
ァン12の速度制御あるいは風量調節用ダンパ27,3
1,41の開度制御により、ダクト24からの外気導入
量と同じ状態に設定される。
関係を図4に示す。外気導入量については、ファン43
の速度制御により、入居者の健康等を考慮した新鮮外気
必要量よりも多い量の外気(冷房負荷に見合う量の外
気)を導入することが可能であり、十分な冷房能力が得
られる。
(ファン33の運転)および第1熱交換器32の冷却作
用(熱源機50の冷水生成とポンプ53の運転)による
室内空気循環型の冷房運転が実行されるとともに、外気
導入手段の運転(ファン43の運転)および第2熱交換
器42の冷却作用(熱源機50の冷水生成とポンプ56
の運転)による外気導入型の冷房運転が実行され、かつ
空気流通手段の適宜な流通(風量調節用ダンパ27,3
1,41の開度に応じたレタン空気と外気の混合)が行
われる。
3の運転)および第1熱交換器32の冷却作用(熱源機
50の冷水生成とポンプ53の運転)により、室内空気
循環型の冷房が行われる。
が天井面4の各吸込口4aおよび天井裏空間5を通って
ダクト21に吸込まれる。吸込まれた空気は風量調節用
ダンパ31およびダクト22を通り、さらに第1熱交換
器32で冷却されて床下空間3に供給される。床下空間
3に供給された冷気は床面2の各吹出口2aから室内に
吹出される。
は、各風量調節ユニット6に対する入居者の操作により
適宜に設定することができる。これにより、冷房が必要
なゾーンに対して必要量の冷風を供給することができ
る。
の運転)および第2熱交換器42の冷却作用(熱源機5
0の冷水生成とポンプ56の運転)により、外気導入型
の冷房が行われる。
気取入口23を通してダクト24に吸込まれる。吸込ま
れた外気は風量調節用ダンパ41およびダクト25を通
り、さらに第2熱交換器42で冷却されて天井面4の各
吹出口4bに供給され、そこから室内に吹出される。
は、操作ユニット61に対する入居者の操作、およびそ
の操作に応じた各風量調節ユニット7の作動により調節
される。これにより、冷房が必要なゾーンに対して必要
量の冷風を供給することができる。
24内の外気の一部とがダクト26および風量調節用ダ
ンパ27を通して相互に流通し、混合される。この混合
空気が室内に供給されることになる。
が運転され、天井裏空間5のレタン空気がダクト11を
通して外に排出される。排気量については、排気ファン
12の速度制御あるいは風量調節用ダンパ27,31,
41の開度制御により、ダクト24からの外気導入量と
同じに設定される。
具体例を図5にまとめて示している。以上のように、冬
期や中間期において、外気冷房を行うことにより、熱源
機50から冷房エネルギを得る必要がなくなり、省エネ
ルギ効果が得られる。
ネルギの削減によって省エネルギ効果が得られることに
加え、その導入された外気の熱量があくまでも冷房負荷
の処理に使用されて暖房負荷とはならないことから、結
果的に暖房/外気冷房に際しての暖房エネルギの削減に
つながり、省エネルギ効果が増大する。
導入されるので、室内空気質(IAQ)の向上が図れ、
入居者の健康を確保することができる。ところで、従
来、年間を通じた冷房負荷に対処するためには、冷暖同
時運転可能な熱源設備、配管設備、ポンプ設備、制御設
備等が必要となっているが、本実施例によれば、夏期は
冷熱エネルギのみ必要、中間期は冷熱エネルギおよび温
熱エネルギのどちらも不要、冬期は温熱エネルギのみ必
要であり、つまり冷熱エネルギと温熱エネルギを同時発
生かつ同時搬送する必要がないため、設備の大幅な簡略
化が図れて設備費を大幅に削減することができる。
ことができるので、その休止期間において適切なメンテ
ナンスを実施することができ、熱源機50の寿命向上が
図れる。
例えば1m ごとにインテリアゾーンとペリメータゾーン
の境界線を設けて、インテリアゾーンで冷房負荷が、ペ
リメータゾーンでは暖房負荷が発生するとの想定に対応
した空調システムを設けるのが一般的であるが、寒暖や
日射などの外部気象条件、オフィス機器発熱の偏在実
態、人員・照明発熱実態等により、必ずしも想定どおり
の冷房負荷および暖房負荷とはならないのが実情であ
る。スペースによっては、暑すぎたり寒すぎたりの不快
な状況となる。
a,4bに設けた風量調節ユニット6,7により、冷房
負荷および暖房負荷の分布や大きさに応じて、天井面4
からの冷風吹出しの位置と量、および床面2からの温風
吹出しの位置と量を入居者が自由に選択することができ
る。よって、室内の快適な環境を確保することができ
る。この効果は、特に、窓面のある小部屋などで顕著に
現れる。
して火災時における安全な避難路を確保するために、排
煙設備の設置が義務づけられている。この排煙設備は排
煙機と排煙起動スイッチから構成され火災時には初期避
難を容易にするために運転することとなるが、入居者に
とっては実際に運転する機会がないのが実状である。
煙設備として排気スイッチ62の存在および位置を容易
に把握し得る状況にあり、しかも排気スイッチ62にお
けるシーソ式操作釦62bを操作して排気ファン12を
自由に運転したり停止することができることから排煙設
備としての起動時の状況を容易に経験および理解するこ
とが可能であり、火災時の排煙および初期非難を円滑か
つ迅速に行うことができる。
けでなくレタン空気の排出用としても兼用する構成であ
るから、設備費の低減につながる。なお、上記実施例で
は、床面2と天井面4にそれぞれ吹出口および吸込口を
設けたが、吹出口および吸込口の位置については床面2
や天井面4に限らず室内の側壁面など、適宜に選定可能
である。
フィスへの適用について説明したが、冬期においても冷
房が必要となる場所たとえばショッピングストアや工場
等にも同様に適用可能である。その他、この発明は上記
実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲
で種々変形実施可能である。
内空気を取込みそれを再び室内に供給する室内空気循環
手段と、外気を導入しそれを室内に供給する外気導入手
段と、上記室内空気循環手段の取込み空気および上記外
気導入手段の導入空気を相互に流通させる空気流通手段
と、上記室内空気循環手段の取込み空気を冷却または加
熱する第1熱交換手段と、上記外気導入手段の導入空気
を冷却または加熱する第2熱交換手段と、上記外気導入
手段の運転による外気冷房運転を実行する制御手段と、
上記室内空気循環手段の運転および上記第1熱交換手段
の加熱作用による暖房運転を実行しつつ、上記外気導入
手段の運転および上記空気流通手段の適宜な流通作用に
よる外気冷房運転を実行する制御手段とを備えたので、
外気導入による十分な能力の冷房を行うことができ、こ
れにより年間にわたり省エネルギ効果が得られるととも
に設備費の低減が図れ、さらには入居者の健康確保が図
れる空調システムを提供できる。
送風量、暖房用送風量、排気量の相互関係を示す図。
用送風量、排気量の相互関係を示す図。
具体例を示す図。
Claims (8)
- 【請求項1】 室内空気を取込みそれを再び室内に供給
する室内空気循環手段と、 外気を導入しそれを室内に供給する外気導入手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気および前記外気導入
手段の導入空気を相互に流通させる空気流通手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気を冷却または加熱す
る第1熱交換手段と、 前記外気導入手段の導入空気を冷却または加熱する第2
熱交換手段と、 前記外気導入手段の運転による外気冷房運転を実行する
制御手段と、 前記室内空気循環手段の運転および前記第1熱交換手段
の加熱作用による暖房運転を実行しつつ、前記外気導入
手段の運転および前記空気流通手段の適宜な流通作用に
よる外気冷房運転を実行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調システム。 - 【請求項2】 室内空気を取込みそれをダクトおよび風
量調節用ダンパを通して再び室内に供給する室内空気循
環手段と、 外気を導入しそれをダクトおよび風量調節用ダンパを通
して室内に供給する外気導入手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気および前記外気導入
手段の導入空気をダクトおよび風量調節用ダンパを通し
て相互に流通させる空気流通手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気を外部から与えられ
る熱エネルギとの熱交換により冷却または加熱する第1
熱交換手段と、 前記外気導入手段の導入空気を外部から与えられる熱エ
ネルギとの熱交換により冷却または加熱する第2熱交換
手段と、 前記外気導入手段の運転による外気冷房運転を実行する
制御手段と、 前記室内空気循環手段の運転および前記第1熱交換手段
の加熱作用による暖房運転を実行しつつ、前記外気導入
手段の運転および前記空気流通手段の適宜な流通作用に
よる外気冷房運転を実行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の空調シ
ステムにおいて、 室内空気を室外に排出するための排気ファンを空調用お
よび排煙用として設けたことを特徴とする空調システ
ム。 - 【請求項4】 床下空間および天井裏空間を備え、かつ
床面に複数の吹出口、天井面に複数の吸込口および複数
の吹出口を備えた被空調室において、 室内空気を前記天井面の各吸込口および前記天井裏空間
を通して取込みそれを前記床下空間に供給する室内空気
循環手段と、 外気を導入しそれを前記天井面の各吹出口に供給する外
気導入手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気および前記外気導入
手段の導入空気を相互に流通させる空気流通手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気を冷却または加熱す
る第1熱交換手段と、 前記外気導入手段の導入空気を冷却または加熱する第2
熱交換手段と、 前記外気導入手段の運転による外気冷房運転を実行する
制御手段と、 前記室内空気循環手段の運転および前記第1熱交換手段
の加熱作用による暖房運転を実行しつつ、前記外気導入
手段の運転および前記空気流通手段の適宜な流通作用に
よる外気冷房運転を実行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調システム。 - 【請求項5】 床下空間および天井裏空間を備え、かつ
床面に複数の吹出口、天井面に複数の吸込口および複数
の吹出口を備えた被空調室において、 室内空気を前記天井面の各吸込口および前記天井裏空間
を通して取込みそれをダクトおよび風量調節用ダンパを
通して前記床下空間に供給する室内空気循環手段と、 外気を導入しそれをダクトおよび風量調節用ダンパを通
して前記天井面の各吹出口に供給する外気導入手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気および前記外気導入
手段の導入空気をダクトおよび風量調節用ダンパを通し
て相互に流通させる空気流通手段と、 前記室内空気循環手段の取込み空気を外部から与えられ
る熱エネルギとの熱交換により冷却または加熱する第1
熱交換手段と、 前記外気導入手段の導入空気を外部から与えられる熱エ
ネルギとの熱交換により冷却または加熱する第2熱交換
手段と、 前記外気導入手段の運転による外気冷房運転を実行する
制御手段と、 前記室内空気循環手段の運転および前記第1熱交換手段
の加熱作用による暖房運転を実行しつつ、前記外気導入
手段の運転および前記空気流通手段の適宜な流通作用に
よる外気冷房運転を実行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調システム。 - 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の空調シ
ステムにおいて、 前記床面の各吹出口および前記天井面の各吹出口に風量
調節手段を設けたことを特徴とする空調システム。 - 【請求項7】 請求項4または請求項5に記載の空調シ
ステムにおいて、 前記天井裏空間の空気を室外に排出するための排気ファ
ンを空調用および排煙用として設けたことを特徴とする
空調システム。 - 【請求項8】 請求項3または請求項7に記載の空調シ
ステムにおいて、 前記排気ファンを非常時に起動するための排気スイッチ
を室内に設けたことを特徴とする空調システム。
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JP23149598A JP3306010B2 (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 空調システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292365A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 空調換気システム |
JP2010019473A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Takenaka Komuten Co Ltd | 冷暖房システム |
JP2015218956A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 空調システム |
WO2017013707A1 (ja) * | 2015-07-17 | 2017-01-26 | 三菱電機株式会社 | 空調システム、空調機及び空調方法 |
JP2019152415A (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | 株式会社竹中工務店 | 空調システム |
-
1998
- 1998-08-18 JP JP23149598A patent/JP3306010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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