JPH09126178A - 燃料ポンプ装置 - Google Patents
燃料ポンプ装置Info
- Publication number
- JPH09126178A JPH09126178A JP7280749A JP28074995A JPH09126178A JP H09126178 A JPH09126178 A JP H09126178A JP 7280749 A JP7280749 A JP 7280749A JP 28074995 A JP28074995 A JP 28074995A JP H09126178 A JPH09126178 A JP H09126178A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- partition wall
- fuel
- impeller
- pump chamber
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D5/00—Pumps with circumferential or transverse flow
- F04D5/002—Regenerative pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2250/00—Geometry
- F05B2250/50—Inlet or outlet
- F05B2250/502—Outlet
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2260/00—Function
- F05B2260/96—Preventing, counteracting or reducing vibration or noise
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプ室の隔壁による燃料の螺旋渦流の急激
な絶ちきれに起因するインペラ羽根切り音を低減するこ
とにより騒音低減を図る。 【解決手段】 インペラ21を取り囲むポンプ室を形成
する壁部材と、ポンプ室の壁部に円周方向に互いに距離
を隔てて設けられた軸方向の入口穴19及び出口穴20
と、入口穴19より出口穴20に至る一連の流路23を
形成するため壁部に設けられた流路溝24と、前記入口
穴19と出口穴20との間を流路23以外の部位におい
て仕切るための隔壁25とを備える。隔壁25の壁面2
6の出口穴側端部には切り欠き幅を下流方向へ向かって
漸次小さくする切り欠き溝30を形成する。
な絶ちきれに起因するインペラ羽根切り音を低減するこ
とにより騒音低減を図る。 【解決手段】 インペラ21を取り囲むポンプ室を形成
する壁部材と、ポンプ室の壁部に円周方向に互いに距離
を隔てて設けられた軸方向の入口穴19及び出口穴20
と、入口穴19より出口穴20に至る一連の流路23を
形成するため壁部に設けられた流路溝24と、前記入口
穴19と出口穴20との間を流路23以外の部位におい
て仕切るための隔壁25とを備える。隔壁25の壁面2
6の出口穴側端部には切り欠き幅を下流方向へ向かって
漸次小さくする切り欠き溝30を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエスコ型の燃料
ポンプ装置に関する。
ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料ポンプ装置の一例を説明す
る。図6に断面図で示される燃料ポンプ装置は、図示さ
れない自動車の燃料タンクから燃料を汲み上げるための
ウエスコ型の電動式燃料ポンプ装置であって、円筒状を
したハウジング3に組み込まれたモータ部1と、その下
部に組み込まれたポンプ部2とで構成されている。
る。図6に断面図で示される燃料ポンプ装置は、図示さ
れない自動車の燃料タンクから燃料を汲み上げるための
ウエスコ型の電動式燃料ポンプ装置であって、円筒状を
したハウジング3に組み込まれたモータ部1と、その下
部に組み込まれたポンプ部2とで構成されている。
【0003】モータ部1において、前記ハウジング3の
上下端部にモータカバー4及びポンプカバー5が取り付
けられ、そのハウジング3内にモータ室6が形成されて
いる。このモータ室6には、アーマチュア7がその軸8
の上下端部を前記両カバー4,5にそれぞれ軸受9,1
0を介して支持することによって回転可能に配置されて
いる。前記ハウジング3の内壁面には一対のマグネット
11が固定されている。
上下端部にモータカバー4及びポンプカバー5が取り付
けられ、そのハウジング3内にモータ室6が形成されて
いる。このモータ室6には、アーマチュア7がその軸8
の上下端部を前記両カバー4,5にそれぞれ軸受9,1
0を介して支持することによって回転可能に配置されて
いる。前記ハウジング3の内壁面には一対のマグネット
11が固定されている。
【0004】前記モータカバー4には、アーマチュア7
のコンミュテータ12と摺接するブラシ13がそのブラ
シ13を付勢するスプリング14とともに組み込まれて
いる。ブラシ13は、チョークコイル15を介して外部
接続端子(図示されない)と導通されている。モータカ
バー4に設けた吐出口16にはチェックバルブ17が組
み込まれている。この吐出口16には、図示しない自動
車用エンジンの燃料噴射弁に通じる燃料供給パイプが接
続される。
のコンミュテータ12と摺接するブラシ13がそのブラ
シ13を付勢するスプリング14とともに組み込まれて
いる。ブラシ13は、チョークコイル15を介して外部
接続端子(図示されない)と導通されている。モータカ
バー4に設けた吐出口16にはチェックバルブ17が組
み込まれている。この吐出口16には、図示しない自動
車用エンジンの燃料噴射弁に通じる燃料供給パイプが接
続される。
【0005】またポンプ部2において、前記ポンプカバ
ー5の下側には、ポンプボデー18がハウジング3の下
端部のかしめつけによって取り付けられている。このポ
ンプボデー18とポンプカバー5により、後述するイン
ペラ21を取り囲むポンプ室(符号省略)を形成する壁
部材が構成されている。ポンプボデー18にはその軸方
向に貫通する燃料の入口穴19が設けられている。また
ポンプカバー5にはその軸方向に貫通する燃料の出口穴
20が設けられている。この入口穴19と出口穴20
は、ポンプ室の円周方向において互いに距離を隔てた位
置関係にある。
ー5の下側には、ポンプボデー18がハウジング3の下
端部のかしめつけによって取り付けられている。このポ
ンプボデー18とポンプカバー5により、後述するイン
ペラ21を取り囲むポンプ室(符号省略)を形成する壁
部材が構成されている。ポンプボデー18にはその軸方
向に貫通する燃料の入口穴19が設けられている。また
ポンプカバー5にはその軸方向に貫通する燃料の出口穴
20が設けられている。この入口穴19と出口穴20
は、ポンプ室の円周方向において互いに距離を隔てた位
置関係にある。
【0006】前記ポンプ室には、外周部に多数の羽根溝
22をもつ円板状インペラ21が配置されている。この
インペラ21は、前記アーマチュア軸8に嵌合によって
連結されている。なお図6のA−A線断面図が図7に示
されており、図7の各部における流路の断面説明図が図
8に示されている。図8(a)は図7のA−A線、同
(b)は図7のB−B線、同(c)は図7のC−C線、
同(d)は図7のD−D線、同(e)は図7のE−E線
にそれぞれ沿った断面図である。前記ポンプカバー5と
ポンプボデー18には、インペラ21の羽根溝22に対
応する部位においてそれぞれ所定の角度範囲で流路溝2
4が上下対称状に形成されている。両流路溝24は、前
記入口穴19より出口穴20に至る一連の流路23を形
成している。
22をもつ円板状インペラ21が配置されている。この
インペラ21は、前記アーマチュア軸8に嵌合によって
連結されている。なお図6のA−A線断面図が図7に示
されており、図7の各部における流路の断面説明図が図
8に示されている。図8(a)は図7のA−A線、同
(b)は図7のB−B線、同(c)は図7のC−C線、
同(d)は図7のD−D線、同(e)は図7のE−E線
にそれぞれ沿った断面図である。前記ポンプカバー5と
ポンプボデー18には、インペラ21の羽根溝22に対
応する部位においてそれぞれ所定の角度範囲で流路溝2
4が上下対称状に形成されている。両流路溝24は、前
記入口穴19より出口穴20に至る一連の流路23を形
成している。
【0007】図7において、前記ポンプ室の内周壁(ポ
ンプカバー5の流路溝24の内周壁が相当する。)に
は、前記入口穴19と出口穴20との円周方向に近い側
の角度範囲において突出しかつインペラ21のほぼ同径
の円弧面26を有する隔壁25が形成されている。なお
隔壁25の形状は、ポンプカバーを下方から見上げた斜
視図に相当する図9によく表されている。この隔壁25
は、前記入口穴19と出口穴20との間を前記流路23
以外の部位において仕切りその間の燃料(流体ともい
う)の流通を阻止する。
ンプカバー5の流路溝24の内周壁が相当する。)に
は、前記入口穴19と出口穴20との円周方向に近い側
の角度範囲において突出しかつインペラ21のほぼ同径
の円弧面26を有する隔壁25が形成されている。なお
隔壁25の形状は、ポンプカバーを下方から見上げた斜
視図に相当する図9によく表されている。この隔壁25
は、前記入口穴19と出口穴20との間を前記流路23
以外の部位において仕切りその間の燃料(流体ともい
う)の流通を阻止する。
【0008】また前記流路23には、図7及び図8に示
されるように、出口穴20の上流側からその出口穴20
に至り前記インペラ21の外周面とその先端面に対向す
る周壁面との間の隙間寸法CLを徐々に広くする下流側
流路部分27が形成されている(例えば、特公平7−6
2478号公報参照)。
されるように、出口穴20の上流側からその出口穴20
に至り前記インペラ21の外周面とその先端面に対向す
る周壁面との間の隙間寸法CLを徐々に広くする下流側
流路部分27が形成されている(例えば、特公平7−6
2478号公報参照)。
【0009】さて、このような燃料ポンプ装置では、モ
ータ部1を通電しアーマチュア軸8を回転させると、イ
ンペラ21が図7において右回り方向(図中、矢印参
照)に回転駆動させられる。これにより、図示しない燃
料タンク内の燃料が燃料フイルターでろ過されて入口穴
19より汲み上げられ、流路23を通って出口穴20か
らモータ室6に入り、吐出口16を経て燃料供給パイプ
へと吐出されるようになっている。
ータ部1を通電しアーマチュア軸8を回転させると、イ
ンペラ21が図7において右回り方向(図中、矢印参
照)に回転駆動させられる。これにより、図示しない燃
料タンク内の燃料が燃料フイルターでろ過されて入口穴
19より汲み上げられ、流路23を通って出口穴20か
らモータ室6に入り、吐出口16を経て燃料供給パイプ
へと吐出されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の燃料ポン
プ装置では、出口穴20側に面する隔壁25の端部25
a(図7及び図9参照)が角張っているために、燃料が
流路23より出口穴20に向けて流れる際にインペラ2
1の回転により発生した燃料の螺旋渦流が前記隔壁25
の出口穴20側端部において急激に絶ちきられる。すな
わち隔壁25の出口穴20側端部が螺旋渦流のデッドポ
イント部となるため、これがインペラ羽根切り音と呼ば
れる騒音の原因となっている。なお螺旋渦流は、例とし
て図8(a)に矢印で示すようにインペラ21の羽根溝
22に沿って半径方向外方へ流れて流路23の半径方向
壁面に突き当たり、流路溝24に沿って半径方向内方に
流れて再び羽根溝22に沿って半径方向外方へ流れる循
環流である。
プ装置では、出口穴20側に面する隔壁25の端部25
a(図7及び図9参照)が角張っているために、燃料が
流路23より出口穴20に向けて流れる際にインペラ2
1の回転により発生した燃料の螺旋渦流が前記隔壁25
の出口穴20側端部において急激に絶ちきられる。すな
わち隔壁25の出口穴20側端部が螺旋渦流のデッドポ
イント部となるため、これがインペラ羽根切り音と呼ば
れる騒音の原因となっている。なお螺旋渦流は、例とし
て図8(a)に矢印で示すようにインペラ21の羽根溝
22に沿って半径方向外方へ流れて流路23の半径方向
壁面に突き当たり、流路溝24に沿って半径方向内方に
流れて再び羽根溝22に沿って半径方向外方へ流れる循
環流である。
【0011】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ポンプ室の隔壁による燃料の螺旋渦流の急激な絶ち
きれに起因するインペラ羽根切り音を低減することによ
り騒音低減を図ることのできる燃料ポンプ装置を提供す
ることにある。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ポンプ室の隔壁による燃料の螺旋渦流の急激な絶ち
きれに起因するインペラ羽根切り音を低減することによ
り騒音低減を図ることのできる燃料ポンプ装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、インペラを取り囲むポンプ室を形成する
壁部材と、前記ポンプ室の壁部に円周方向に互いに距離
を隔てて設けられた軸方向の入口穴及び出口穴と、前記
入口穴より出口穴に至る一連の流路を形成するため前記
壁部に設けられた流路溝と、前記入口穴と出口穴との間
を前記流路以外の部位において仕切るため前記壁部に設
けられた隔壁とを備える燃料ポンプ装置であって、前記
隔壁の壁面の出口穴側端部には切り欠き幅を下流方向へ
向かって漸次小さくする切り欠き溝を形成したものであ
る。この請求項1記載の燃料ポンプ装置によると、イン
ペラの回転により発生した燃料の螺旋渦流はポンプ室の
隔壁の切り欠き溝において徐々に絶ちきられるため、そ
の隔壁の出口穴側端部において螺旋渦流が急激に絶ちき
られることがなくなる。従って螺旋渦流の急激な絶ちき
れに起因するインペラ羽根切り音を低減することができ
る。
項1の発明は、インペラを取り囲むポンプ室を形成する
壁部材と、前記ポンプ室の壁部に円周方向に互いに距離
を隔てて設けられた軸方向の入口穴及び出口穴と、前記
入口穴より出口穴に至る一連の流路を形成するため前記
壁部に設けられた流路溝と、前記入口穴と出口穴との間
を前記流路以外の部位において仕切るため前記壁部に設
けられた隔壁とを備える燃料ポンプ装置であって、前記
隔壁の壁面の出口穴側端部には切り欠き幅を下流方向へ
向かって漸次小さくする切り欠き溝を形成したものであ
る。この請求項1記載の燃料ポンプ装置によると、イン
ペラの回転により発生した燃料の螺旋渦流はポンプ室の
隔壁の切り欠き溝において徐々に絶ちきられるため、そ
の隔壁の出口穴側端部において螺旋渦流が急激に絶ちき
られることがなくなる。従って螺旋渦流の急激な絶ちき
れに起因するインペラ羽根切り音を低減することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1,2につい
て順に説明する。なお本実施の形態1,2は従来例の燃
料ポンプ装置(図6参照)の一部を変更したものである
からその変更部分について詳述し、従来例と同一もしく
は実質的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付
して重複する説明は省略する。
て順に説明する。なお本実施の形態1,2は従来例の燃
料ポンプ装置(図6参照)の一部を変更したものである
からその変更部分について詳述し、従来例と同一もしく
は実質的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付
して重複する説明は省略する。
【0014】〔実施の形態1〕図1に実施の形態1の燃
料ポンプ装置の要部断面図が示されており、この図1は
図6のA−A線断面図に相当している。また図1の各部
における流路の断面説明図が図2に示されている。図2
(a)は図1のA−A線、同(b)は図1のB−B線、
同(c)は図1のC−C線、同(d)は図1のD−D
線、同(e)は図1のE−E線、同(f)は図1のF−
F線にそれぞれ沿った断面図である。また図3(a)に
ポンプカバー5を下方から見上げた斜視図が示され、同
(b)に隔壁の内側面図が示され、同(c)に(b)の
C−C線断面図が示されている。
料ポンプ装置の要部断面図が示されており、この図1は
図6のA−A線断面図に相当している。また図1の各部
における流路の断面説明図が図2に示されている。図2
(a)は図1のA−A線、同(b)は図1のB−B線、
同(c)は図1のC−C線、同(d)は図1のD−D
線、同(e)は図1のE−E線、同(f)は図1のF−
F線にそれぞれ沿った断面図である。また図3(a)に
ポンプカバー5を下方から見上げた斜視図が示され、同
(b)に隔壁の内側面図が示され、同(c)に(b)の
C−C線断面図が示されている。
【0015】図1,図2(d),同(e)及び図3
(a)〜(c)において、実施の形態1における隔壁2
5には切り欠き深さGの切り欠き溝30が設けられてい
る。この切り欠き溝30は、隔壁25の壁面26(円弧
面と同一符号を付す)の出口穴側端部25aにおいて約
45°の切り欠き角度θをもって形成され、その切り欠
き幅Wを前記端部25aから下流方向へ向かって漸次小
さくするように形成されている。
(a)〜(c)において、実施の形態1における隔壁2
5には切り欠き深さGの切り欠き溝30が設けられてい
る。この切り欠き溝30は、隔壁25の壁面26(円弧
面と同一符号を付す)の出口穴側端部25aにおいて約
45°の切り欠き角度θをもって形成され、その切り欠
き幅Wを前記端部25aから下流方向へ向かって漸次小
さくするように形成されている。
【0016】上記した燃料ポンプ装置によると、インペ
ラ21の回転により発生した燃料の螺旋渦流はポンプ室
の隔壁25の切り欠き溝30において徐々に絶ちきられ
るため、その隔壁25の出口穴側端部25aにおいて螺
旋渦流が急激に絶ちきられることがなくなる。従って螺
旋渦流の急激な絶ちきれに起因するインペラ羽根切り音
を低減することができ、よって騒音低減が図れる。
ラ21の回転により発生した燃料の螺旋渦流はポンプ室
の隔壁25の切り欠き溝30において徐々に絶ちきられ
るため、その隔壁25の出口穴側端部25aにおいて螺
旋渦流が急激に絶ちきられることがなくなる。従って螺
旋渦流の急激な絶ちきれに起因するインペラ羽根切り音
を低減することができ、よって騒音低減が図れる。
【0017】なお、FFTアナライザにより測定した燃
料ポンプ装置のインペラ羽根切り音の音圧波形が図4に
示されている。実施の形態1にかかわる燃料ポンプ装置
の音圧波形が実線aで示されており、従来例にかかわる
燃料ポンプ装置の音圧波形が細線bで示されている。図
から明らかなように、従来例1のものと比べて実施の形
態1の燃料ポンプ装置にインペラ羽根切り音の大幅な音
圧の低減効果が認められた。
料ポンプ装置のインペラ羽根切り音の音圧波形が図4に
示されている。実施の形態1にかかわる燃料ポンプ装置
の音圧波形が実線aで示されており、従来例にかかわる
燃料ポンプ装置の音圧波形が細線bで示されている。図
から明らかなように、従来例1のものと比べて実施の形
態1の燃料ポンプ装置にインペラ羽根切り音の大幅な音
圧の低減効果が認められた。
【0018】〔実施の形態2〕図5に実施の形態2の燃
料ポンプ装置に係わるポンプカバーの説明図が示されて
いる。図5(a)はポンプカバー5を下面側見上げた斜
視図、同(b)は隔壁の内側面図が示され、同(c)に
(b)のC−C線断面図が示されている。
料ポンプ装置に係わるポンプカバーの説明図が示されて
いる。図5(a)はポンプカバー5を下面側見上げた斜
視図、同(b)は隔壁の内側面図が示され、同(c)に
(b)のC−C線断面図が示されている。
【0019】図5において、実施の形態2は、隔壁25
に設けられる切り欠き深さGの切り欠き溝30を、実施
の形態1の直線状に代えて曲線状に形成することによっ
て、その切り欠き幅Wを前記端部25aから下流方向へ
向かって漸次小さくするように形成したものである。こ
の実施の形態2によっても、実施の形態1と同等の作用
効果が得られる。
に設けられる切り欠き深さGの切り欠き溝30を、実施
の形態1の直線状に代えて曲線状に形成することによっ
て、その切り欠き幅Wを前記端部25aから下流方向へ
向かって漸次小さくするように形成したものである。こ
の実施の形態2によっても、実施の形態1と同等の作用
効果が得られる。
【0020】またインペラ21を備えるポンプ部を複数
段連設する多段式燃料ポンプ装置に本発明を適用する場
合には、出口穴20が次段の入口穴19を兼用するもの
であり、その各段の流路23の構成としては上記と同様
の構成を適用できる。なおこの場合、全段の流路23の
構成を上記と同様の構成にすると効果が大きいが、1段
だけ上記と同様の構成にしても相応の効果が得られる。
段連設する多段式燃料ポンプ装置に本発明を適用する場
合には、出口穴20が次段の入口穴19を兼用するもの
であり、その各段の流路23の構成としては上記と同様
の構成を適用できる。なおこの場合、全段の流路23の
構成を上記と同様の構成にすると効果が大きいが、1段
だけ上記と同様の構成にしても相応の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ポンプ室の隔壁による
燃料の螺旋渦流の急激な絶ちきれを免れるので、それに
起因するインペラ羽根切り音低減することができ、よっ
て騒音低減が図れる。
燃料の螺旋渦流の急激な絶ちきれを免れるので、それに
起因するインペラ羽根切り音低減することができ、よっ
て騒音低減が図れる。
【図1】実施の形態1の要部を示す断面図である。
【図2】図1の各部における流路の断面説明図である。
【図3】ポンプカバーの説明図である。
【図4】インペラ羽根切り音の音圧波形を示す特性線図
である。
である。
【図5】実施の形態2に係わるポンプカバーの説明図で
ある。
ある。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図7の各部における流路の断面説明図である。
【図9】ポンプカバーを下面側から見上げた斜視図であ
る。
る。
19 入口穴 20 出口穴 21 インペラ 23 流路 24 流路溝 25 隔壁 30 切り欠き溝
フロントページの続き (72)発明者 池田 悟 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 インペラを取り囲むポンプ室を形成する
壁部材と、前記ポンプ室の壁部に円周方向に互いに距離
を隔てて設けられた軸方向の入口穴及び出口穴と、前記
入口穴より出口穴に至る一連の流路を形成するため前記
壁部に設けられた流路溝と、前記入口穴と出口穴との間
を前記流路以外の部位において仕切るため前記壁部に設
けられた隔壁とを備える燃料ポンプ装置であって、前記
隔壁の壁面の出口穴側端部には切り欠き幅を下流方向へ
向かって漸次小さくする切り欠き溝を形成した燃料ポン
プ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7280749A JPH09126178A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 燃料ポンプ装置 |
US08/732,925 US5772393A (en) | 1995-10-27 | 1996-10-17 | Low noise fuel pump unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7280749A JPH09126178A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 燃料ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126178A true JPH09126178A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17629426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7280749A Pending JPH09126178A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 燃料ポンプ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5772393A (ja) |
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