JPH09125920A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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JPH09125920A
JPH09125920A JP29007395A JP29007395A JPH09125920A JP H09125920 A JPH09125920 A JP H09125920A JP 29007395 A JP29007395 A JP 29007395A JP 29007395 A JP29007395 A JP 29007395A JP H09125920 A JPH09125920 A JP H09125920A
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JP
Japan
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gear
teeth
central
main
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP29007395A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sato
藤 篤 佐
Atsushi Omi
見 厚 志 大
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車集合体と中心歯車及び外周歯車間の噛合
部のバックラッシュをゼロ近辺に保持するための構成部
品点数を減らし、製造コストが低減できる弁開閉時期制
御装置を提供する。 【解決手段】 歯車集合体20を、中心歯車14の外歯
14aと外周歯車17の内歯17aとに噛合する内歯2
1aと外歯21bとを有する主歯車21と、この主歯車
とは別体で中心歯車の外歯と外周歯車の内歯とに噛合す
る内歯22aと外歯22bを有する副歯車22と、主歯
車と副歯車が中心歯車と外周歯車間に組付けられた状態
で主歯車と副歯車間に介在し主歯車と副歯車を回転方向
の逆方向に付勢する付勢手段(カラー)23とを備える
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉時
期制御装置(内燃機関のバルブタイミング調整装置)に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁開閉時期制御装置の1つとし
て、内燃機関のクランクシャフトまたはカムシャフトの
一方に連結されて回転し、外周に外歯が形成された中心
歯車と、前記クランクシャフトまたは前記カムシャフト
の他方に連結されて回転すると共に、前記中心歯車の外
周に同軸的に組付けられ、内周に内歯が形成された外周
歯車と、前記中心歯車と前記外歯歯車との間の環状空間
に軸方向へ移動可能に挿入され、少なくとも一方がはす
歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内歯と
に係合して回転を伝達すると共に、軸方向への移動によ
り前記中心歯車と前記外周歯車とを相対的に回転させ
て、前記クランクシャフトと前記カムシャフトとの間の
回転位相を変更させる円筒形の歯車集合体と、前記歯車
集合体を軸方向へ移動させる歯車駆動機構を備えて、前
記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉動作時期を変
化可能としたものがあり、例えば特公平5―77843
号公報に示されている。
【0003】上記した公報の弁開閉時期制御装置におい
ては、前記歯車集合体が、前記中心歯車の外歯と前記外
周歯車の内歯とに係合する内歯と外歯を有して前記歯車
駆動機構により軸方向へ移動される主歯車と、この主歯
車とは別体で前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内歯
とに係合する内歯と外歯を有して、スラストピン及びコ
イルスプリングを介して前記主歯車に連結された副歯車
とを備える構成となっていて、主歯車と副歯車の相対回
転がスラストピンにより規制されると共に、主歯車と副
歯車がコイルスプリングの付勢力により軸方向の逆方向
に付勢されることにより、当該歯車集合体の各歯と前記
中心歯車の外歯及び前記外周歯車の内歯とのバックラッ
シュがゼロとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の弁開閉
時期制御装置においては、バックラッシュをゼロにでき
ることから、バックラッシュの存在に起因する噛合騒音
の発生などを防止することができるものの、バックラッ
シュをゼロとすべく主歯車と副歯車を連結するためにス
ラストピン及びコイルスプリングを要するため、部品点
数が増え、当該弁開閉時期制御装置の製造コストが嵩む
という問題があった。
【0005】本発明は、上記した実情に鑑みなされたも
ので、製造コストが安価である弁開閉時期制御装置を提
供することを、その課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、内燃機関のクランクシ
ャフトまたはカムシャフトの一方に連結され回転し、外
周に外歯が形成された中心歯車と、前記クランクシャフ
トまたは前記カムシャフトの他方に連結されて回転する
と共に、前記中心歯車の外周に同軸的に組付けられ、内
周に内歯が形成された外周歯車と、前記中心歯車と前記
外歯歯車との間の環状空間に軸方向へ移動可能に挿入さ
れ、少なくとも一方がはす歯とされた前記中心歯車の外
歯と前記外周歯車の内歯とに係合して回転を伝達すると
共に、軸方向への移動により前記中心歯車と前記外周歯
車とを相対的に回転させて、前記クランクシャフトと前
記カムシャフトとの間の回転位相を変更させる円筒形の
歯車集合体と、前記歯車集合体を軸方向へ移動させる歯
車駆動機構を備えて、前記カムシャフトによる吸気、排
気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉時期制御装
置において、前記歯車集合体を、前記中心歯車の外歯と
前記外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯とを有する
主歯車と、この主歯車とは別体で前記中心歯車の外歯と
前記外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する副
歯車と、前記主歯車と副歯車が前記中心歯車と外周歯車
間に組付けられた状態で前記主歯車と副歯車間に介在し
前記主歯車と副歯車を回転方向の逆方向に付勢する付勢
手段とを備える構成としたことである。
【0007】上記手段によれば、付勢手段により、主歯
車と副歯車とが回転方向の逆方向に付勢され、同付勢力
により各歯の噛合部におけるバックラッシュをゼロ近辺
に保持することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従った弁開閉時期
制御装置の一実施形態を図面に基づき、説明する。
【0009】図1及び図2において、内燃機関のカムシ
ャフト11にピン12とボルト13を用いて中心歯車1
4が同軸的かつ一体回転可能に組付けられている。ま
た、カムシャフト11にはハブ15が回転可能に組付け
られていて、このハブ15にボルト16を用いて外周歯
車17とタイミングプーリー18が同軸的かつ一体回転
可能に組付けられている。タイミングプーリー18は、
タイミングベルト(図示省略)を介して内燃機関のクラ
ンクシャフト(図示省略)により駆動されるようになっ
ている。
【0010】中心歯車14は、所要の軸方向長さを有し
ていて、外周にはす歯の外歯14aが形成されている。
外周歯車17は中心歯車14の外周に至るまで同軸的に
延びていて、中心歯車14の外歯14aに対応する内周
にははす歯の内歯17aが形成されており、中心歯車1
4と外周歯車との間の環状空間には、歯車駆動機構30
によって軸方向に移動される円筒状の歯車集合体20が
軸方向へ移動可能に挿入されている。尚、外周歯車17
の端部にはカバープレート19が液密的かつ脱着可能に
組付けられている。
【0011】歯車集合体20は、中心歯車14の外歯1
4aと外周歯車17の内歯17aとに係合して回転を伝
達するとともに、軸方向への移動により中心歯車14と
外周歯車17とを相対的に回転させて、クランクシャフ
ト(図示省略)とカムシャフト11との間の回転位相を
変更させるものであり、中心歯車14の外歯14aと外
周歯車17の内歯17aとに噛合する内歯21aと外歯
21bを有する環状の主歯車21と、この主歯車21と
は別体で中心歯車14の外歯14aと外周歯車17の内
歯17aとに噛合する内歯22aと外歯22bを有する
副歯車22と、主歯車21と副歯車22を回転方向の逆
方向に付勢する付勢手段としての断面C形状のカラー2
3(周方向にて略等間隔に4個設けられている)によっ
て構成されている。
【0012】歯車駆動機構30は、中心歯車14とハブ
15と外周歯車17等によって構成されるシリンダ31
と、上記した主歯車21に一体的に形成されてシリンダ
31内にシールリング32を介して軸方向へ液密的に摺
動可能に組付けたピストン33と、このピストン33の
軸方向移動を制御する油圧制御弁34及びバルブタイミ
ング制御装置35等によって構成されている。ピストン
33の図示右側に形成された油室はハブ15とカムシャ
フト11に設けた油路36を通して油圧制御弁34のA
ポートに接続され、ピストン33の図示左側に形成され
た油室は各歯の噛合部とボルト13とカムシャフト11
に設けた油路37を通して油圧制御弁34のBポートに
接続されている。また、油圧制御弁34のPポートには
油圧ポンプ38が接続されRポートにはリザーバ39が
接続されていて、油圧制御弁34がバルブタイミング制
御装置35によって作動を制御されることにより、ピス
トン33が軸方向に駆動されて、歯車集合体20が軸方
向に駆動されるようになっている。
【0013】主歯車21及び副歯車22には、図2乃至
図5に示すように、略等間隔に4個の取付孔21c及び
22cが形成されている。取付孔21cは主歯車21の
軸方向に貫通して形成されており、ピストン33側が大
径となり、副歯車22側が小径となる段付状を呈してい
る。取付孔22cは、主歯車21側のみに開口する軸方
向に延びる孔で、取付孔21cの小径側と同径とされて
いる。取付孔21c及び取付孔22は、主歯車21を副
歯車22に対して所定角度回転させて主歯車21と副歯
車22の各歯を歯車集合体20の歯としてみた場合の見
かけの歯厚を増大させ、中心歯車14の外歯14a及び
外周歯車17の内歯17aとの噛合部のバックラッシュ
をゼロとした状態で、図3に示されるように、両取付孔
21c及び22cのオーバーラップが大きくなるように
夫々主歯車21及び副歯車22に形成されている。図4
は、バックラッシュが存在する状態の両取付孔21c及
び22cのオーバーラップ状態を示す。
【0014】カラー23は、弾性部材からなり、主歯車
21を副歯車22に対して所定角度回転させて主歯車2
1と副歯車22の各歯を歯車集合体20の歯としてみた
場合の見かけの歯厚を増大させ、中心歯車14の外歯1
4a及び外周歯車17の内歯17aとの噛合部のバック
ラッシュをゼロとした図3に示される状態にて、取付孔
21c及び取付孔22cに圧入嵌合される。これによ
り、主歯車21及び副歯車22はカラー23により、回
転方向の逆方向に付勢され、主歯車21及び副歯車22
と中心歯車14及び外周歯車17との噛合部にバックラ
ッシュが存在する状態になるには、主歯車21及び副歯
車22が付勢力に抗してカラー23を変形させねばなら
ないため、カラー23の弾性力によりバックラッシュは
ゼロ近辺に保持される。
【0015】尚、カラー23の圧入作業は、上記したバ
ックラッシュがゼロの状態で、副歯車22の端面に当接
して圧入時の荷重を受ける受圧台を有する治具及び、取
付孔21cの大径部に挿入されカラー23を取付孔21
cの小径部内へ押動する押動ピンを有する治具を用い
て、行われる。
【0016】以上のように、本実施形態によれば、断面
C形状のカラー23によって主歯車21及び副歯車22
を軸方向の逆方向に付勢することにより、バックラッシ
ュをゼロ近辺に保持することができるので、部品点数を
減らし製造コストを低減しつつ、バックラッシュに起因
する噛合騒音の発生などを防止することができる。
【0017】上記した実施形態においては、中心歯車1
4の外歯14aと外周歯車17の内歯17aを共にはす
歯として実施したが、何れか一方のみをはす歯として実
施することも可能である。また、上記した実施形態にお
いては、本発明による弁開閉時期制御装置をカムシャフ
ト側に設けたが、クランクシャフト側に設けて実施する
ことも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、付勢手段
により、主歯車と副歯車とが回転方向の逆方向に付勢さ
れ、同付勢力により各歯の噛合部におけるバックラッシ
ュをゼロ近辺に保持することができ、バックラッシュに
起因する噛合騒音の発生などを防止することができる。
また、付勢手段のみによりバックラッシュをゼロ近辺に
保持することができるので、部品点数を削減でき、当該
弁開閉時期制御装置の製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った弁開閉時期制御装置の一実施形
態の縦断側面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図2のA―A断面図である。
【図4】図1及び図2に示した歯車集合体と中心歯車及
び外周歯車間にバックラッシュが存在するときの図2の
A―A断面図である。
【図5】図1及び図2に示した歯車集合体の分解斜視図
である。
【符号の説明】
11 カムシャフト 14 中心歯車 14a 外歯 17 外周歯車 17a 内歯 20 歯車集合体 21 主歯車 21a 内歯 21b 外歯 22 副歯車 22a 内歯 22b 外歯 23 カラー(付勢手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトまたはカム
    シャフトの一方に連結され回転し、外周に外歯が形成さ
    れた中心歯車と、前記クランクシャフトまたは前記カム
    シャフトの他方に連結されて回転すると共に、前記中心
    歯車の外周に同軸的に組付けられ、内周に内歯が形成さ
    れた外周歯車と、前記中心歯車と前記外歯歯車との間の
    環状空間に軸方向へ移動可能に挿入され、少なくとも一
    方がはす歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周歯車
    の内歯とに係合して回転を伝達すると共に、軸方向への
    移動により前記中心歯車と前記外周歯車とを相対的に回
    転させて、前記クランクシャフトと前記カムシャフトと
    の間の回転位相を変更させる円筒形の歯車集合体と、前
    記歯車集合体を軸方向へ移動させる歯車駆動機構を備え
    て、前記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉動作時
    期を変化可能とした弁開閉時期制御装置において、前記
    歯車集合体を、前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内
    歯とに噛合する内歯と外歯とを有する主歯車と、この主
    歯車とは別体で前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内
    歯とに噛合する内歯と外歯を有する副歯車と、前記主歯
    車と副歯車が前記中心歯車と外周歯車間に組付けられた
    状態で前記主歯車と副歯車間に介在し前記主歯車と副歯
    車を回転方向の逆方向に付勢する付勢手段とを備える構
    成としたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
JP29007395A 1995-11-08 1995-11-08 弁開閉時期制御装置 Pending JPH09125920A (ja)

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JP29007395A JPH09125920A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 弁開閉時期制御装置

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JP29007395A Pending JPH09125920A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 弁開閉時期制御装置

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