JPH0693812A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents
内燃機関のバルブタイミング制御装置Info
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- JPH0693812A JPH0693812A JP24284992A JP24284992A JPH0693812A JP H0693812 A JPH0693812 A JP H0693812A JP 24284992 A JP24284992 A JP 24284992A JP 24284992 A JP24284992 A JP 24284992A JP H0693812 A JPH0693812 A JP H0693812A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 内燃機関の吸気・排気弁の開閉時期を運転状
態に可変制御するバルブタイミング制御装置において、
カムシャフトの正負の回転変動トルクによる各歯間の打
音や摩耗の発生を防止しつつ、製造作業能率の向上とコ
ストの低廉化を図る。 【構成】 スプロケット本体3のインナ歯3aとカムシ
ャフト2に固定されたスリーブ8のアウタ歯8aとの間
に、内外歯11,12を噛合させた筒状歯車10を軸方
向に移動させて、タイミングスプロケット1とカムシャ
フト2との相対回動位相を変換する。前記スプロケット
本体3とフロントカバー6との間に、スリーブ8を、カ
ムシャフト2の正の変動トルク方向に回転付勢する捩り
コイルばね21を設けた。
態に可変制御するバルブタイミング制御装置において、
カムシャフトの正負の回転変動トルクによる各歯間の打
音や摩耗の発生を防止しつつ、製造作業能率の向上とコ
ストの低廉化を図る。 【構成】 スプロケット本体3のインナ歯3aとカムシ
ャフト2に固定されたスリーブ8のアウタ歯8aとの間
に、内外歯11,12を噛合させた筒状歯車10を軸方
向に移動させて、タイミングスプロケット1とカムシャ
フト2との相対回動位相を変換する。前記スプロケット
本体3とフロントカバー6との間に、スリーブ8を、カ
ムシャフト2の正の変動トルク方向に回転付勢する捩り
コイルばね21を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気・排気
弁の開閉時期を運転状態に応じて可変制御するバルブタ
イミング制御装置の改良に関する。
弁の開閉時期を運転状態に応じて可変制御するバルブタ
イミング制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブタイミング制御装置とし
ては、例えば特開平2−241914号公報等に記載さ
れているものが知られている。
ては、例えば特開平2−241914号公報等に記載さ
れているものが知られている。
【0003】概略を説明すれば、この装置は機関のクラ
ンク軸から駆動伝達されるタイミングプーリと、該タイ
ミングプーリから伝達された回転力によって吸気・排気
弁をバルブスプリングのばね力に抗して開作動するカム
を有するカムシャフトと、前記タイミングプーリの内歯
とカムシャフト一端部の外歯との間にはす歯形の内外歯
を介して噛合する筒状歯車とを備え、該筒状歯車を機関
運転状態に応じてカムシャフトの軸方向に移動させるこ
とによりタイミングプーリとカムシャフトとの相対回動
を得て吸気・排気弁の開閉時期を進遅制御するようにな
っている。
ンク軸から駆動伝達されるタイミングプーリと、該タイ
ミングプーリから伝達された回転力によって吸気・排気
弁をバルブスプリングのばね力に抗して開作動するカム
を有するカムシャフトと、前記タイミングプーリの内歯
とカムシャフト一端部の外歯との間にはす歯形の内外歯
を介して噛合する筒状歯車とを備え、該筒状歯車を機関
運転状態に応じてカムシャフトの軸方向に移動させるこ
とによりタイミングプーリとカムシャフトとの相対回動
を得て吸気・排気弁の開閉時期を進遅制御するようにな
っている。
【0004】また、前記タイミングプーリの端部にダン
パーケースが夫々のラビリンス溝により係合しており、
このラビリンス溝内部にシリコンオイル等の粘性流体を
有する粘性ダンパー手段を構成している。
パーケースが夫々のラビリンス溝により係合しており、
このラビリンス溝内部にシリコンオイル等の粘性流体を
有する粘性ダンパー手段を構成している。
【0005】そして、機関の作動に伴いカムシャフトに
バルブスプリングのばね力等に起因して正負の回転変動
トルクが発生すると、前記粘性ダンパー手段によって該
変動トルクが吸収される。つまり、カムシャフトと一体
のダンパーケースに形成された前記ラビリンス溝とダン
パーケースに形成されたラビリンス溝とが相対回転し
て、内部の粘性流体により大きな剪断力が作用し、これ
によって変動トルクを吸収する。この結果、筒状歯車の
2分割化等をすることなくタイミングプーリ,カムシャ
フトと筒状歯車との間に有するバックラッシ隙間に起因
した各歯間の打音や摩耗等の発生を防止するようになっ
ている。
バルブスプリングのばね力等に起因して正負の回転変動
トルクが発生すると、前記粘性ダンパー手段によって該
変動トルクが吸収される。つまり、カムシャフトと一体
のダンパーケースに形成された前記ラビリンス溝とダン
パーケースに形成されたラビリンス溝とが相対回転し
て、内部の粘性流体により大きな剪断力が作用し、これ
によって変動トルクを吸収する。この結果、筒状歯車の
2分割化等をすることなくタイミングプーリ,カムシャ
フトと筒状歯車との間に有するバックラッシ隙間に起因
した各歯間の打音や摩耗等の発生を防止するようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
バルブタイミング制御装置にあっては、粘性ダンパー手
段によってカムシャフトの変動トルクを効果的に吸収で
きるものの、シリコンオイルと筒状歯車の作動油との混
合を防止するために、多くのオイルシールやOリングが
必要になると共に、該オイルシールやOリングを保持す
る嵌着溝等をタイミングプーリやカバー等に成形加工し
なければならない。また、粘性ダンパー手段の変動トル
ク吸収作用を効率良く行うために、ラビリンス溝等の加
工精度を高くしなければならない。
バルブタイミング制御装置にあっては、粘性ダンパー手
段によってカムシャフトの変動トルクを効果的に吸収で
きるものの、シリコンオイルと筒状歯車の作動油との混
合を防止するために、多くのオイルシールやOリングが
必要になると共に、該オイルシールやOリングを保持す
る嵌着溝等をタイミングプーリやカバー等に成形加工し
なければならない。また、粘性ダンパー手段の変動トル
ク吸収作用を効率良く行うために、ラビリンス溝等の加
工精度を高くしなければならない。
【0007】この結果、装置の製造作業能率が低下する
と共に、製造コストの高騰が余儀なくされる。
と共に、製造コストの高騰が余儀なくされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、機関により駆動されか
つ内周にインナ歯が形成された回転体と、該回転体から
伝達された回転力により吸排気弁を駆動するカムを有し
かつ外周にアウタ歯が形成されたカムシャフトと、内外
周に少なくとも一方がはす歯形に形成された内外歯が前
記インナ歯とアウタ歯に噛合しかつ軸方向の移動に伴い
前記回転体とカムシャフトとの相対回動位相を変換する
筒状歯車とを備えたバルブタイミング制御装置におい
て、前記カムシャフトを、該カムシャフトに発生する正
負の回転トルク変動の正あるいは負のいずれか一方のト
ルク変動方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴と
している。
題点に鑑みて案出されたもので、機関により駆動されか
つ内周にインナ歯が形成された回転体と、該回転体から
伝達された回転力により吸排気弁を駆動するカムを有し
かつ外周にアウタ歯が形成されたカムシャフトと、内外
周に少なくとも一方がはす歯形に形成された内外歯が前
記インナ歯とアウタ歯に噛合しかつ軸方向の移動に伴い
前記回転体とカムシャフトとの相対回動位相を変換する
筒状歯車とを備えたバルブタイミング制御装置におい
て、前記カムシャフトを、該カムシャフトに発生する正
負の回転トルク変動の正あるいは負のいずれか一方のト
ルク変動方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴と
している。
【0009】
【作用】前述のようなカムシャフトに発生する回転変動
トルクは、吸排気弁を開閉作動させる時点、つまりカム
のベースサークル域からリフト域に移行する時点でバル
ブスプリングのばね反力によってカムシャフトの逆回転
方向に発生する正の変動トルクと、リフト域からベース
サークル域に移行する時点でカムシャフトの回転方向と
回転方向に発生する負の変動トルクがある。
トルクは、吸排気弁を開閉作動させる時点、つまりカム
のベースサークル域からリフト域に移行する時点でバル
ブスプリングのばね反力によってカムシャフトの逆回転
方向に発生する正の変動トルクと、リフト域からベース
サークル域に移行する時点でカムシャフトの回転方向と
回転方向に発生する負の変動トルクがある。
【0010】したがって、前記付勢手段である例えば捩
りコイルばねによってカムシャフトを回転方向と逆の正
のトルク変動方向に付勢すると、前記インナ歯,アウタ
歯と内外歯との間のバックラッシ隙間を介してカムシャ
フトのアウタ歯が筒状歯車の内歯に正の変動トルク方向
から接触し、正の変動トルク方向の力が増加する。拠っ
て、斯かる状態で作動中にカムシャフトに負の変動トル
クが発生すると、前記捩りコイルばねのばね力で該負の
変動トルクが吸収されて減少するため、各歯間の打音等
の発生を確実に防止できる。
りコイルばねによってカムシャフトを回転方向と逆の正
のトルク変動方向に付勢すると、前記インナ歯,アウタ
歯と内外歯との間のバックラッシ隙間を介してカムシャ
フトのアウタ歯が筒状歯車の内歯に正の変動トルク方向
から接触し、正の変動トルク方向の力が増加する。拠っ
て、斯かる状態で作動中にカムシャフトに負の変動トル
クが発生すると、前記捩りコイルばねのばね力で該負の
変動トルクが吸収されて減少するため、各歯間の打音等
の発生を確実に防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による各実施例を図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0012】図1は本発明の第1実施例を示し、図中1
は機関のクランク軸からタイミングチェーン(図示せ
ず)を介して駆動力が伝達される回転体たるタイミング
スプロケット、2は該タイミングスプロケット1から回
転力が伝達され、図外のカムによって吸気弁をバルブス
プリングのばね力に抗して開作動させるカムシャフトで
ある。
は機関のクランク軸からタイミングチェーン(図示せ
ず)を介して駆動力が伝達される回転体たるタイミング
スプロケット、2は該タイミングスプロケット1から回
転力が伝達され、図外のカムによって吸気弁をバルブス
プリングのばね力に抗して開作動させるカムシャフトで
ある。
【0013】前記タイミングスプロケット1は、筒状の
スプロケット本体3と、該スプロケット本体3の一端部
外周に設けられた歯形4と、スプロケット本体3の他端
部をシール部材5a及び環状ベアリング5bを介して閉
塞する円板状のフロントカバー6とから構成されてい
る。前記スプロケット本体3は、内周他端側にインナ歯
3aが形成されていると共に、外周面一端側に段差部3
cを有する円筒状の保持溝3bが形成されている。ま
た、フロントカバー6は、中央の固定用孔6aを介して
後述するスリーブ8の先端部に圧入固定されていると共
に、外周に有するフランジ部6bの内周面でスプロケッ
ト本体3の他端部を環状ベアリング5bを介して回転自
在に支持している。
スプロケット本体3と、該スプロケット本体3の一端部
外周に設けられた歯形4と、スプロケット本体3の他端
部をシール部材5a及び環状ベアリング5bを介して閉
塞する円板状のフロントカバー6とから構成されてい
る。前記スプロケット本体3は、内周他端側にインナ歯
3aが形成されていると共に、外周面一端側に段差部3
cを有する円筒状の保持溝3bが形成されている。ま
た、フロントカバー6は、中央の固定用孔6aを介して
後述するスリーブ8の先端部に圧入固定されていると共
に、外周に有するフランジ部6bの内周面でスプロケッ
ト本体3の他端部を環状ベアリング5bを介して回転自
在に支持している。
【0014】前記カムシャフト2は、一端部に有するフ
ランジ部2aにフロントカバー6の外方から中心軸方向
に挿通された固定ボルト7によってスリーブ8がフロン
トカバー6とともに固定されている。このスリーブ8
は、カムシャフト2側の内端部外周に前記フランジ部2
aと嵌合する横断面略コ字形の嵌合部9が設けられてい
ると共に、外周面の他端側にアウタ歯8aが形成されて
いる。また、前記嵌合部9の外周に、前記スプロケット
本体3の一端部が回転自在に支持されている。
ランジ部2aにフロントカバー6の外方から中心軸方向
に挿通された固定ボルト7によってスリーブ8がフロン
トカバー6とともに固定されている。このスリーブ8
は、カムシャフト2側の内端部外周に前記フランジ部2
aと嵌合する横断面略コ字形の嵌合部9が設けられてい
ると共に、外周面の他端側にアウタ歯8aが形成されて
いる。また、前記嵌合部9の外周に、前記スプロケット
本体3の一端部が回転自在に支持されている。
【0015】また、スプロケット1とスリーブ8との間
には、筒状歯車10が介装されている。この筒状歯車1
0は、筒状一体に形成され、内外周面に前記スプロケッ
ト1のインナ歯3aとスリーブ8のアウタ歯8aとに夫
々噛合するはす歯形の内歯11と外歯12とが形成され
ている。また、筒状歯車10は、前端部がフロントカバ
ー6の内端面に有する環状ストッパ24に突き当たって
前方向(図中左方向)の最大移動が規制される一方、後
端部が嵌合部9の端面9aに突き当たって後方向(図中
右方向)の最大移動が規制されるようになっている。
には、筒状歯車10が介装されている。この筒状歯車1
0は、筒状一体に形成され、内外周面に前記スプロケッ
ト1のインナ歯3aとスリーブ8のアウタ歯8aとに夫
々噛合するはす歯形の内歯11と外歯12とが形成され
ている。また、筒状歯車10は、前端部がフロントカバ
ー6の内端面に有する環状ストッパ24に突き当たって
前方向(図中左方向)の最大移動が規制される一方、後
端部が嵌合部9の端面9aに突き当たって後方向(図中
右方向)の最大移動が規制されるようになっている。
【0016】更に、筒状歯車10は、駆動機構によって
前記左右軸方向に移動されるようになっている。この駆
動機構は、筒状歯車10の前端側に形成された圧力室1
3に対して機関の潤滑油を給排する油圧回路14と、筒
状歯車10の後端部とを嵌合部9端面9aとの間に弾装
されて該筒状歯車10を前方に付勢する圧縮スプリング
15とから構成されている。前記油圧回路14は、上流
側がオイルポンプ20に接続された油圧通路16と、該
油圧通路16の途中に配置された3ポート2位置型の電
磁切換弁17と、圧力室13内の油圧を図外のオイルパ
ン内に排出するドレン通路18とを備えている。前記油
圧通路16は、シリンダヘッド19及びカム軸受21a
内に上下方向に沿って形成されていると共に、カムシャ
フト2の半径方向及び該カムシャフト2とスリーブ8の
ボルト挿通孔2b,8bと固定ボルト7の軸部外周面と
の間に夫々形成され、スリーブ8の半径方向孔8cを介
して圧力室13に連通している。また、前記電磁切換弁
17は、図外のクランク各センサやエアーフローメータ
等の各センサからの出力信号に基づいて機関の運転状態
を検出するコンピュータユニット(図示せず)によっ
て、ON−OFF的に開閉制御されている。一方、圧縮
スプリング15は、前記圧力室13内の油圧の排出時に
筒状歯車10を前方に移動させるばね力を具有してい
る。そして、前記スプロケット本体3の保持溝3b内に
は、付勢手段たる捩りコイルばね21が巻装されてい
る。この捩りコイルばね21は、図1〜図3に示すよう
に保持溝3b底面の外径よりも若干大きく設定され、一
端部21aが保持溝3bの一端部に有する止着溝22に
止着されていると共に、他端部21bがフロントカバー
6のフランジ部6aに有する止着溝23に止着されて、
捩りばね力によりタイミングスプロケット1に対してカ
ムシャフト2つまりスリーブ8をフロントカバー6を介
してカムシャフト2の回転方向と逆回転方向つまり正の
変動トルク方向に付勢している。これによって、スリー
ブ8のアウタ歯8aが筒状歯車10の内歯11に対して
逆回転方向の歯側面に圧接し正の変動トルク方向の力が
増加する。
前記左右軸方向に移動されるようになっている。この駆
動機構は、筒状歯車10の前端側に形成された圧力室1
3に対して機関の潤滑油を給排する油圧回路14と、筒
状歯車10の後端部とを嵌合部9端面9aとの間に弾装
されて該筒状歯車10を前方に付勢する圧縮スプリング
15とから構成されている。前記油圧回路14は、上流
側がオイルポンプ20に接続された油圧通路16と、該
油圧通路16の途中に配置された3ポート2位置型の電
磁切換弁17と、圧力室13内の油圧を図外のオイルパ
ン内に排出するドレン通路18とを備えている。前記油
圧通路16は、シリンダヘッド19及びカム軸受21a
内に上下方向に沿って形成されていると共に、カムシャ
フト2の半径方向及び該カムシャフト2とスリーブ8の
ボルト挿通孔2b,8bと固定ボルト7の軸部外周面と
の間に夫々形成され、スリーブ8の半径方向孔8cを介
して圧力室13に連通している。また、前記電磁切換弁
17は、図外のクランク各センサやエアーフローメータ
等の各センサからの出力信号に基づいて機関の運転状態
を検出するコンピュータユニット(図示せず)によっ
て、ON−OFF的に開閉制御されている。一方、圧縮
スプリング15は、前記圧力室13内の油圧の排出時に
筒状歯車10を前方に移動させるばね力を具有してい
る。そして、前記スプロケット本体3の保持溝3b内に
は、付勢手段たる捩りコイルばね21が巻装されてい
る。この捩りコイルばね21は、図1〜図3に示すよう
に保持溝3b底面の外径よりも若干大きく設定され、一
端部21aが保持溝3bの一端部に有する止着溝22に
止着されていると共に、他端部21bがフロントカバー
6のフランジ部6aに有する止着溝23に止着されて、
捩りばね力によりタイミングスプロケット1に対してカ
ムシャフト2つまりスリーブ8をフロントカバー6を介
してカムシャフト2の回転方向と逆回転方向つまり正の
変動トルク方向に付勢している。これによって、スリー
ブ8のアウタ歯8aが筒状歯車10の内歯11に対して
逆回転方向の歯側面に圧接し正の変動トルク方向の力が
増加する。
【0017】したがって、この実施例によれば、まず機
関低負荷時などには、電磁弁17がOFF状態となり油
圧通路16を閉成し圧力室13への油圧の供給を遮断す
る。このため、筒状歯車10は、図1に示す如く圧縮ス
プリング15のばね力で前端部が環状ストッパ24に突
き当たる最大前方位置に保持されている。したがって、
この位置で決定されるスプロケット1とカムシャフト2
との相対回動位相に応じて吸気弁の開時期を遅らせる制
御を行なう。
関低負荷時などには、電磁弁17がOFF状態となり油
圧通路16を閉成し圧力室13への油圧の供給を遮断す
る。このため、筒状歯車10は、図1に示す如く圧縮ス
プリング15のばね力で前端部が環状ストッパ24に突
き当たる最大前方位置に保持されている。したがって、
この位置で決定されるスプロケット1とカムシャフト2
との相対回動位相に応じて吸気弁の開時期を遅らせる制
御を行なう。
【0018】一方、機関運転状態が低負荷域から高負荷
域に移行した場合は、電磁弁17にON信号が出力され
て油圧通路16の上下を連通し、圧力室13内にオイル
ポンプ32からの油圧を供給する。このため、筒状歯車
10は、該圧力室13内の油圧上昇に伴い圧縮スプリン
グ15のばね力に抗して後端部が嵌合部端面9aに突き
当たるまで回転しながら最大後方位置まで移動する。し
たがって、スプロケット1とカムシャフト2が一方向に
相対回動して該カムシャフト2が吸気弁の閉時期を早め
る制御を行なう。
域に移行した場合は、電磁弁17にON信号が出力され
て油圧通路16の上下を連通し、圧力室13内にオイル
ポンプ32からの油圧を供給する。このため、筒状歯車
10は、該圧力室13内の油圧上昇に伴い圧縮スプリン
グ15のばね力に抗して後端部が嵌合部端面9aに突き
当たるまで回転しながら最大後方位置まで移動する。し
たがって、スプロケット1とカムシャフト2が一方向に
相対回動して該カムシャフト2が吸気弁の閉時期を早め
る制御を行なう。
【0019】ここで、カムシャフト2は、機関の駆動力
とバルブスプリングのばね反力に起因して常に正負の回
転トルク変動が発生して各歯3a,8a,11,12間
のバックラッシ隙間内を急激に正逆回転しようとする
が、前述のようにスリーブ8が捩りコイルばね21のば
ね力によって正の変動トルク方向に付勢されているた
め、斯かるばね力によって、カムシャフト2に発生する
負の変動トルクが吸収されて減少する。このため、負の
変動トルクによる各歯3a,8a,11,12間の激し
い衝突が回避され、打音や経時的な摩耗の発生が防止さ
れる。
とバルブスプリングのばね反力に起因して常に正負の回
転トルク変動が発生して各歯3a,8a,11,12間
のバックラッシ隙間内を急激に正逆回転しようとする
が、前述のようにスリーブ8が捩りコイルばね21のば
ね力によって正の変動トルク方向に付勢されているた
め、斯かるばね力によって、カムシャフト2に発生する
負の変動トルクが吸収されて減少する。このため、負の
変動トルクによる各歯3a,8a,11,12間の激し
い衝突が回避され、打音や経時的な摩耗の発生が防止さ
れる。
【0020】一方、カムシャフト2に負から正のトルク
変動が発生する際には、該カムシャフト2は予め捩りコ
イルばね21のばね力で正のトルク変動方向に押し付け
られるため、激しい衝突は回避される。つまり、捩りコ
イルばね21のばね力でカムシャフト2の負のトルク変
動によるバックラッシ隙間内での負方向への回転量が小
さくなるので、正方向の戻り量も小さくなる。したがっ
て、各歯3a,8a,11,12間の大きな打音の発生
も防止される。
変動が発生する際には、該カムシャフト2は予め捩りコ
イルばね21のばね力で正のトルク変動方向に押し付け
られるため、激しい衝突は回避される。つまり、捩りコ
イルばね21のばね力でカムシャフト2の負のトルク変
動によるバックラッシ隙間内での負方向への回転量が小
さくなるので、正方向の戻り量も小さくなる。したがっ
て、各歯3a,8a,11,12間の大きな打音の発生
も防止される。
【0021】このように、本実施例では、従来のような
シリコンオイル等の粘性ダンパー手段を用いずに単に捩
りコイルばね21によってカムシャフト2の正負の回転
変動トルクに伴う各歯3a,8a,11,12間の打音
を防止できるため、高精度な加工等が要求されず製造作
業能率の向上とコストの低廉化が図れる。また、捩りコ
イルばね21により各歯3a,8a,11,12間の打
音等が防止されることにより、筒状歯車10を2分割化
してバックラッシ隙間を減少する必要がなく、したがっ
て、該筒状歯車10を短尺な一本状にすることができる
ため、装置全体の小型化が図れる。
シリコンオイル等の粘性ダンパー手段を用いずに単に捩
りコイルばね21によってカムシャフト2の正負の回転
変動トルクに伴う各歯3a,8a,11,12間の打音
を防止できるため、高精度な加工等が要求されず製造作
業能率の向上とコストの低廉化が図れる。また、捩りコ
イルばね21により各歯3a,8a,11,12間の打
音等が防止されることにより、筒状歯車10を2分割化
してバックラッシ隙間を減少する必要がなく、したがっ
て、該筒状歯車10を短尺な一本状にすることができる
ため、装置全体の小型化が図れる。
【0022】また、製造上の大きな変更がなく、簡単な
製造であるため、前記良好な製造作業性やコストの低廉
化等が一層助長される。
製造であるため、前記良好な製造作業性やコストの低廉
化等が一層助長される。
【0023】更に、捩りコイルばね21のばね力によっ
て筒状歯車10の左方向への復帰応答性が向上する。
て筒状歯車10の左方向への復帰応答性が向上する。
【0024】尚、カムシャフト2は、一般に負の変動ト
ルクよりも正変動トルクの方が大きいため、捩りコイル
ばね21によって正の変動トルク方向に付勢させれば、
各歯3a,8a,11,12間の打音の発生を防止でき
ることは勿論のこと、捩りコイルばね21のばね力を小
さくすることが可能となる。
ルクよりも正変動トルクの方が大きいため、捩りコイル
ばね21によって正の変動トルク方向に付勢させれば、
各歯3a,8a,11,12間の打音の発生を防止でき
ることは勿論のこと、捩りコイルばね21のばね力を小
さくすることが可能となる。
【0025】図4及び図5は本発明の第2実施例を示
し、付勢手段を主としてスプロケット本体3とフロント
カバー6の各外周面にカムシャフト軸方向及び周方向へ
摺動自在に設けられたカラー部材31と、該カラー部材
31を前方向(図中左方向)に付勢する圧縮コイルばね
32とによって主として構成した。即ち、前記スプロケ
ット本体3の一端側外周面に回転規制用の突起部33が
一体に設けられている一方、前記フロントカバー6の外
周面にガイド用の凸部34が一体に設けられている。前
記カラー部材31は、一端側に前記突起部33が係合す
る細長い係合溝35がカムシャフト軸方向に沿って形成
されていると共に、係合溝35と対向する他端側に前記
凸部34が係合する傾斜溝36が形成されている。この
傾斜溝36は、カムシャフト2の回転方向と逆方向に向
かって所定角度で傾斜状に切欠されている。前記圧縮コ
イルばね32は、保持溝3bの段差状一端部とカラー部
材31の一端縁との間に弾装されて、該カラー部材31
の傾斜溝36の一側縁36aで凸部34を押圧してい
る。つまり、圧縮コイルばね32のばね力によって、カ
ラー部材31が前方向に押し出されると、突起部33が
係合溝35を介してカラー部材31を前方向へ直線的に
案内移動する、と同時に、傾斜溝35の一側縁36aに
沿って凸部34をカムシャフト2の回転方向と逆方向に
摺動させる。このため、フロントカバー6を介してスリ
ーブ8がカムシャフト2の正の変動トルク方向へ回転付
勢される。
し、付勢手段を主としてスプロケット本体3とフロント
カバー6の各外周面にカムシャフト軸方向及び周方向へ
摺動自在に設けられたカラー部材31と、該カラー部材
31を前方向(図中左方向)に付勢する圧縮コイルばね
32とによって主として構成した。即ち、前記スプロケ
ット本体3の一端側外周面に回転規制用の突起部33が
一体に設けられている一方、前記フロントカバー6の外
周面にガイド用の凸部34が一体に設けられている。前
記カラー部材31は、一端側に前記突起部33が係合す
る細長い係合溝35がカムシャフト軸方向に沿って形成
されていると共に、係合溝35と対向する他端側に前記
凸部34が係合する傾斜溝36が形成されている。この
傾斜溝36は、カムシャフト2の回転方向と逆方向に向
かって所定角度で傾斜状に切欠されている。前記圧縮コ
イルばね32は、保持溝3bの段差状一端部とカラー部
材31の一端縁との間に弾装されて、該カラー部材31
の傾斜溝36の一側縁36aで凸部34を押圧してい
る。つまり、圧縮コイルばね32のばね力によって、カ
ラー部材31が前方向に押し出されると、突起部33が
係合溝35を介してカラー部材31を前方向へ直線的に
案内移動する、と同時に、傾斜溝35の一側縁36aに
沿って凸部34をカムシャフト2の回転方向と逆方向に
摺動させる。このため、フロントカバー6を介してスリ
ーブ8がカムシャフト2の正の変動トルク方向へ回転付
勢される。
【0026】したがって、この実施例も前述と同様に負
の変動トルクによるカムシャフト2の急激な負方向の回
転が抑制されて、各歯3a,8a,11,12間の衝撃
打音等を効果的に防止することができる。また、カムシ
ャフト2の正の変動トルクについても圧縮コイルばね3
2の付勢力によって各歯3a,8a,11,12間の打
音の発生を十分に防止できる。尚、傾斜溝36を逆向き
に形成すれば、スリーブ8を負の回転方向に付勢するこ
とができる。
の変動トルクによるカムシャフト2の急激な負方向の回
転が抑制されて、各歯3a,8a,11,12間の衝撃
打音等を効果的に防止することができる。また、カムシ
ャフト2の正の変動トルクについても圧縮コイルばね3
2の付勢力によって各歯3a,8a,11,12間の打
音の発生を十分に防止できる。尚、傾斜溝36を逆向き
に形成すれば、スリーブ8を負の回転方向に付勢するこ
とができる。
【0027】図6及び図7は本発明の第3実施例を示
し、付勢手段の構成をさらに変更したものである。即
ち、嵌合部9に摺接するスプロケット本体3の一端側内
周面に傾斜状の被押圧溝41,42が直径方向対称位置
に形成されている。一方、該各被押圧溝41,42と対
向する嵌合部9の外周部に一対のシリンダ部43,44
が形成されていると共に、該各シリンダ部43,44内
に圧縮コイルスプリング45,46のばね力で被押圧溝
41,42方向に付勢されたピストン47,48が摺動
自在に設けられている。
し、付勢手段の構成をさらに変更したものである。即
ち、嵌合部9に摺接するスプロケット本体3の一端側内
周面に傾斜状の被押圧溝41,42が直径方向対称位置
に形成されている。一方、該各被押圧溝41,42と対
向する嵌合部9の外周部に一対のシリンダ部43,44
が形成されていると共に、該各シリンダ部43,44内
に圧縮コイルスプリング45,46のばね力で被押圧溝
41,42方向に付勢されたピストン47,48が摺動
自在に設けられている。
【0028】前記被押圧溝41,42は、底面41a,
42aがカムシャフト2の回転方向側から逆回転方向側
へ所定角度で下り傾斜状に形成されている。また、前記
ピストン47,48は、前記各底面41a,42aに圧
接する先端面47a,48aが底面41a,42aの角
度と同一の傾斜角度で切欠形成されている。したがっ
て、各コイルスプリング45,46のばね力でピストン
47,48を押し出すと、先端面47a,48aが底面
41a,42aに沿って上り位置から下り方向へ押圧し
ながら摺接する。このため、スリーブ8は、前記コイル
スプリング45,46のばね力によりカムシャフト2の
正の変動トルク方向(図中破線矢印方向)へ回転付勢さ
れる。
42aがカムシャフト2の回転方向側から逆回転方向側
へ所定角度で下り傾斜状に形成されている。また、前記
ピストン47,48は、前記各底面41a,42aに圧
接する先端面47a,48aが底面41a,42aの角
度と同一の傾斜角度で切欠形成されている。したがっ
て、各コイルスプリング45,46のばね力でピストン
47,48を押し出すと、先端面47a,48aが底面
41a,42aに沿って上り位置から下り方向へ押圧し
ながら摺接する。このため、スリーブ8は、前記コイル
スプリング45,46のばね力によりカムシャフト2の
正の変動トルク方向(図中破線矢印方向)へ回転付勢さ
れる。
【0029】依って、この実施例においても、前記各実
施例と同様な作用効果が得られる。尚、底面41a,4
2aや先端面47a,48aの下り傾斜方向を逆に設定
すれば、負の変動トルク方向に付勢することができる。
施例と同様な作用効果が得られる。尚、底面41a,4
2aや先端面47a,48aの下り傾斜方向を逆に設定
すれば、負の変動トルク方向に付勢することができる。
【0030】本発明は、前記各実施例の構成に限定され
るものではない。
るものではない。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、とりわけ、カムシャフトを、正あるいは負のい
ずれか一方の変動トルク方向へ付勢する付勢手段を設け
たため、カムシャフトの正負の変動トルクによる該カム
シャフトの急激な正逆回転が抑制され、各歯間の衝突に
よる打音や経時的な摩耗の発生を防止できる。
よれば、とりわけ、カムシャフトを、正あるいは負のい
ずれか一方の変動トルク方向へ付勢する付勢手段を設け
たため、カムシャフトの正負の変動トルクによる該カム
シャフトの急激な正逆回転が抑制され、各歯間の衝突に
よる打音や経時的な摩耗の発生を防止できる。
【0032】しかも、前記付勢手段は、従来の粘性ダン
パー手段に比較して高い加工精度等が要求されないばか
りか構造が簡素化される。したがって、製造作業能率の
向上と製造コストの低廉化が図れる。
パー手段に比較して高い加工精度等が要求されないばか
りか構造が簡素化される。したがって、製造作業能率の
向上と製造コストの低廉化が図れる。
【図1】本発明の第1実施例を示すバルブタイミング制
御装置の縦断面図。
御装置の縦断面図。
【図2】本実施例に供される捩りコイルばねを示す側面
図。
図。
【図3】同捩りコイルばねの正面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す図5のA−A線断面
図。
図。
【図5】同第2実施例を示す平面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す縦断面図。
【図7】図6のB−B線断面図。
1…タイミングスプロケット(回転体) 2…カムシャフト 3a…インナ歯 8…スリーブ 8a…アウタ歯 10…筒状歯車 11…内歯 12…外歯 21…捩りコイルばね(付勢手段) 31…カラー部材 32…圧縮コイルばね 33…突起部 34…凸部 35…係合溝 36…傾斜溝 41,42…被押圧溝、 45,46…コイルスプリング 47,48…ピストン
Claims (1)
- 【請求項1】 機関により駆動されかつ内周にインナ歯
が形成された回転体と、該回転体から伝達された回転力
により吸排気弁を駆動するカムを有しかつ外周にアウタ
歯が形成されたカムシャフトと、内外周に少なくとも一
方がはす歯形に形成された内外歯が前記インナ歯とアウ
タ歯に噛合しかつ軸方向の移動に伴い前記回転体とカム
シャフトとの相対回動位相を変換する筒状歯車とを備え
たバルブタイミング制御装置において、前記カムシャフ
トを、該カムシャフトに発生する正負の回転トルク変動
の正あるいは負のいずれか一方のトルク変動方向に付勢
する付勢手段を設けたことを特徴とする内燃機関のバル
ブタイミング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24284992A JPH0693812A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24284992A JPH0693812A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693812A true JPH0693812A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17095201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24284992A Pending JPH0693812A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693812A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016036529A1 (en) * | 2014-09-04 | 2016-03-10 | Borgwarner Inc. | Engine variable camshaft timing phaser with planetary gear assembly |
CN107327328A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-07 | 辽宁工业大学 | 一种可变气门正时驱动装置 |
US10557385B2 (en) | 2017-02-28 | 2020-02-11 | Borgwarner Inc. | Engine variable camshaft timing phaser with planetary gear assembly |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP24284992A patent/JPH0693812A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016036529A1 (en) * | 2014-09-04 | 2016-03-10 | Borgwarner Inc. | Engine variable camshaft timing phaser with planetary gear assembly |
US9810108B2 (en) | 2014-09-04 | 2017-11-07 | Borgwarner Inc. | Engine variable camshaft timing phaser with planetary gear assembly |
US10557385B2 (en) | 2017-02-28 | 2020-02-11 | Borgwarner Inc. | Engine variable camshaft timing phaser with planetary gear assembly |
CN107327328A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-07 | 辽宁工业大学 | 一种可变气门正时驱动装置 |
CN107327328B (zh) * | 2017-08-30 | 2023-06-27 | 辽宁工业大学 | 一种用于发动机的可变气门正时驱动机构 |
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