JPH09125891A - シールド機のエレクタ装置 - Google Patents

シールド機のエレクタ装置

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JPH09125891A
JPH09125891A JP7286018A JP28601895A JPH09125891A JP H09125891 A JPH09125891 A JP H09125891A JP 7286018 A JP7286018 A JP 7286018A JP 28601895 A JP28601895 A JP 28601895A JP H09125891 A JPH09125891 A JP H09125891A
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JP
Japan
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sliding cylinder
cylinder
side chamber
oil
segment
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JP7286018A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Ishii
俊久 石井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の組立用セグメントの組立作業を支障な
く実施できるとともに、背圧による当該摺動シリンダの
作動を防止することができるシールド機のエレクタ装置
の提供。 【解決手段】 摺動シリンダ4のピストンロッド4b
に、組立用セグメント7の把持部5を設け、この摺動シ
リンダ4を、シールドジャッキ1による組立用セグメン
ト7の押し動作に伴ってボトム側室4dの容積を減少さ
せる配置形態となるように配置し、例えば、移動自在と
なるピストンロッド4bがシールドジャッキ1に近づく
側に位置するように、シリンダ部4aを所定部材3aに
固定し、また、摺動シリンダ4の戻り管路16に、切換
弁9からタンク12方向への油の流れを許容し、切換弁
9方向への油の流れを阻止する逆止弁10を設け、他の
アクチュエータに係る管路15からの背圧が摺動シリン
ダ4に与えられないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に形成した孔
内に複数のセグメントを順に配列する際に活用されるシ
ールド機のエレクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はシールド機のエレクタ装置の第1
の従来例の配置形態を示す要部側断面図、図8は図7に
示す第1の従来例の一部分を示す要部側断面図、図9は
図7,8に示す第1の従来例の摺動シリンダ作動状態を
示す要部側断面図、図10は図7,8,9に示す第1の
従来例の回路構成を示す図である。
【0003】図7に示す2は、地中に形成された横孔内
に配置されるシールド外筒、1はこのシールド外筒2内
に配置されるシールドジャッキ、3はエレクタ装置で、
これらのものは、シールド機の一部を構成している。図
7,8に示す8は、上述した横孔内に既に位置決めされ
て配置された既設セグメント、7はこれから組立られる
組立用セグメントである。
【0004】上述したエレクタ装置3は、図7〜10に
示すように、シリンダ部4aとピストンロッド4bとか
ら成る摺動シリンダ4を備えている。この摺動シリンダ
4は、例えばシリンダ部4aが所定部材3aに固定さ
れ、ピストンロッド4bに一体的に組立用セグメント7
を把持する把持部5を備え、シールドジャッキ1による
組立用セグメント7の押し動作に追従して、ピストンロ
ッド4bが移動するようになっている。なお、組立用セ
グメント7と把持部5とは、接合ピン6によって連結さ
れている。
【0005】摺動シリンダ4を駆動する油圧回路は、図
10に示すように、摺動シリンダ4を作動させる圧油を
供給する油圧源11と、摺動シリンダ4のロッド側室4
cに接続する第1の主管路13、及び摺動シリンダ4の
ボトム側室4dに接続する第2の主管路14とを備えて
いる。また、上述した油圧源11及びタンク12と、摺
動シリンダ4との間に、摺動シリンダ4の作動を制御す
る切換弁9を備えている。この切換弁9は、第1の主管
路13と第2の主管路14の双方をタンク12に接続さ
れる戻り管路16に連通させる中立位置9cを有する。
また、上述した戻り管路16に、摺動シリンダ4とは異
なる他のアクチュエータに係る管路15、すなわち戻り
管路が接続されている。
【0006】この第1の従来例にあっては、組立用セグ
メント7を所定位置に配置するには、図7に示すよう
に、切換弁9を中立にし、摺動シリンダ4の把持部5に
接合ピン6によって組立用セグメント7を連結した状態
で、組立用セグメント7を下降させ、図8に示すように
既設セグメント8の手前に位置させる。この状態で図9
に示すように、シールドジャッキ1を伸長させ、組立用
セグメント7の側端部を押す。このとき、組立用セグメ
ント7は押圧力を受け、この押圧力が把持部5を介して
摺動シリンダ5に伝えられる。図10に示すように、切
換弁9が中立位置にあることによって第1の主管路13
と第2の主管路14の双方、すなわち摺動シリンダ4の
ロッド側室4cとボトム側室4dの双方が、戻り管路1
6を介してタンク12に連通しており、また、摺動シリ
ンダ4のシリンダ部4aが所定部材3aに固定されてい
ることから、ピストンロッド4bが移動自在な状態にな
っており、したがって、ピストンロッド4bがシールド
ジャッキ1の押し動作に追従して伸長し、図9に示すよ
うに、組立用セグメント7が既設セグメント8に当接す
るように組立られる。
【0007】図11はシールド機のエレクタ装置の第2
の従来例の配置形態を示す要部側断面図、図12は図1
1に示す第2の従来例の摺動シリンダ作動状態を示す要
部側断面図、図13は図11,12に示す第2の従来例
の回路構成を示す図である。
【0008】この第2の従来例は、摺動シリンダ4の配
置形態が前述した第1の従来例と異なっている。この第
2の従来例では、摺動シリンダ4のピストンロッド4b
を所定部材3aに固定してあり、シリンダ部4aを移動
自在に構成してあり、このシリンダ部4aに組立用セグ
メント7を把持する把持部5を設けてある。その他の構
成は前述した第1の従来例と同等である。
【0009】この第2の従来例では、図12に示すよう
にシールドジャッキ1で組立用セグメント7を押すと、
シリンダ部4aが伸長し、組立用セグメント7が既設セ
グメント8に当接するように組立られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来例に対応する図14、及び第2の従来例に対応
する図15に示すように、戻り管路16に他のアクチュ
エータに係る管路15が接続されていることから、他の
アクチュエータの作動に伴って戻り管路16に背圧が作
用し、この背圧が第1の主管路13、第2の主管路14
を介して摺動シリンダ4のロッド側室4c、ボトム側室
4dに導かれ、摺動シリンダ4が微小に作動することが
ある。このように摺動シリンダ4が作動すると、次の組
立用セグメント7の組立作業に際して摺動シリンダ4の
操作が煩雑になり、作業能率が低下する問題が生ずる。
【0011】このような問題への対策として、第1の従
来例に対応する図16、及び第2の従来例に対応する図
17に示すように、他のアクチュエータに係る管路15
が接続される戻り管路16に、切換弁9からタンク12
方向への油の流れを許容し、切換弁9方向への油の流れ
を阻止する逆止弁10を設けることが考えられる。この
ように、戻り管路16に逆止弁10を設ければ、管路1
5を経て導かれる背圧は逆止弁10で阻止され、第1の
主管路13、第2の主管路14に導かれることがなく、
したがって、この背圧による摺動シリンダ4の作動は生
じない。
【0012】しかし、このような対策案は基本的に問題
が有り、採用することができない。すなわち、図16に
示すピストンロッド4bの伸長動作、及び図17に示す
シリンダ部4aの伸長動作に際して、いずれもピストン
ロッド4bに接続される第1の主管路13、すなわち摺
動シリンダ4のロッド側室4cが作動油の排出側とな
り、第2の主管路14、すなわち摺動シリンダ4のボト
ム側室4dが作動油の吸い込み側となり、しかも吸い込
み側となるボトム側室4dの容積が、ロッド側室4cの
容積に比べて大きいことから、ボトム側室4dに吸い込
まれる油量が不足し、ボトム側室4dに負圧を発生し、
摺動シリンダ4の伸長動作を実施できなくなる。つま
り、組立用セグメント7の組立作業そのものが不能とな
ってしまう。
【0013】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、所望の組立用セ
グメントの組立作業を支障なく実施できるとともに、摺
動シリンダの戻り管路に接続される他のアクチュエータ
に係る管路を介して導かれる背圧による、当該摺動シリ
ンダの作動を防止することができるシールド機のエレク
タ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、所定部材に固定され、シリンダ部とピス
トンロッドとから成り、組立用セグメントを把持する把
持部を有し、シールドジャッキによる上記組立用セグメ
ントの押し動作に追従して、上記シリンダ部及び上記ピ
ストンロッドのうちの上記所定部材に固定されない方が
移動するようになっている摺動シリンダと、この摺動シ
リンダを作動させる圧油を供給する油圧源と、上記摺動
シリンダのロッド側室に接続する第1の主管路、及び上
記摺動シリンダのボトム側室に接続する第2の主管路
と、上記油圧源及びタンクと、上記摺動シリンダとの間
に配置され、該摺動シリンダの作動を制御するととも
に、上記第1の主管路と第2の主管路の双方を上記タン
クに接続される戻り管路に連通させる中立位置を有する
切換弁とを備えるとともに、上記戻り管路に、上記摺動
シリンダとは異なる他のアクチュエータに係る管路が接
続されるシールド機のエレクタ装置において、上記戻り
管路に、上記切換弁から上記タンク方向への油の流れを
許容し、上記切換弁方向への油の流れを阻止する逆止弁
を設けるとともに、上記摺動シリンダを、上記シールド
ジャッキによる上記組立用セグメントの押し動作に伴っ
て上記ボトム側室の容積を減少させる配置形態で、上記
所定部材に固定する構成にしてある。
【0015】本発明では、摺動シリンダを、シールドジ
ャッキによる組立用セグメントの押し動作に伴って摺動
シリンダのボトム側室の容積を減少させる配置形態で、
所定部材に固定するようにしてあることから、組立用セ
グメントを組立てるためにシールドジャッキを押し動作
させた際には、摺動シリンダのボトム側室が作動油の排
出側、ロッド側室が吸い込み側を形成する。すなわち、
容積の大きいボトム側室から比較的大きな油量が流れ、
容積の小さいロッド側室に吸い込まれる油量は比較的少
ない。したがって、このとき中立状態にある切換弁によ
り連通する第1の主管路と第2の主管路を介して、ボト
ム側室から排出された油量の一部がロッド側室に供給さ
れ、すなわち、ロッド側室に対して不足のない油量が供
給される。このためロッド側室に負圧を生じることがな
く、摺動シリンダを自在に収縮動作させることができ、
この収縮動作と同時に組立用セグメントを所定の組立て
位置に配置させることができる。
【0016】また、本発明では、摺動シリンダの戻り管
路に、切換弁からタンク方向への油の流れを許容し、切
換弁方向への油の流れを阻止する逆止弁を設けたことか
ら、摺動シリンダの戻り管路に接続される他のアクチュ
エータに係る管路を介して導かれる背圧は、この逆止弁
で阻止され、第1の主管路、第2の主管路方向に導かれ
ることがない。すなわち、上述の背圧が摺動シリンダの
ロッド側室、ボトム側室に導かれることがなく、したが
って、この背圧による摺動シリンダの作動を防止するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシールド機のエレ
クタ装置の実施の形態を図に基づいて説明する。図1
は、本発明のシールド機のエレクタ装置の第1の実施形
態の配置状態を示す要部側断面図、図2は図1に示す第
1の実施形態の摺動シリンダの作動状態を示す要部側断
面図、図3は図1,2に示す第1の実施形態の回路構成
を示す図である。これらの図1,2,3は前述した第1
の従来例を示す図8,9,10に対応させて描いてあ
る。したがって、図8,9,10で示した部材と同等な
ものは、同じ符号で示してある。
【0018】すなわち、図1,2,3に示す第1の実施
形態も、エレクタ装置3に備えられる摺動シリンダ4
は、シリンダ部4aとピストンロッド4bとから成って
いる。また、ピストンロッド4bに一体的に組立用セグ
メント7を把持する把持部5を備え、所定部材3aにシ
リンダ部4aを固定し、シールドジャッキ1による組立
用セグメント7の押し動作に追従して、ピストンロッド
4bが移動するようになっている。なお、組立用セグメ
ント7と把持部5とは、接合ピン6によって連結されて
いる。
【0019】そして特に、この第1の実施形態では、摺
動シリンダ4の配置形態が前述した第1の従来例と異な
っている。シールドジャッキ1に近づく側にピストンロ
ッド4bが位置し、シールドジャッキ1から遠ざかる側
にシリンダ部4aが位置するように、すなわち、シール
ドジャッキ1の押し動作に伴ってピストンロッド4bが
収縮動作して、ボトム側室4dの容積を減少させる配置
形態にしてある。
【0020】また、摺動シリンダ4を駆動する油圧回路
は、図3に示すように、摺動シリンダ4を作動させる圧
油を供給する油圧源11と、摺動シリンダ4のロッド側
室4cに接続する第1の主管路13、及び摺動シリンダ
4のボトム側室4dに接続する第2の主管路14とを備
えるとともに、油圧源11及びタンク12と、摺動シリ
ンダ4との間に、摺動シリンダ4の作動を制御する切換
弁9を備えている。この切換弁9は、第1の主管路13
と第2の主管路14の双方をタンク12に接続される戻
り管路16に連通させる中立位置9cを有する。さら
に、上述した戻り管路16に、摺動シリンダ4とは異な
る他のアクチュエータに係る管路15、すなわち戻り管
路が接続されている。これらの構成については、前述し
た第1の従来例と同じである。
【0021】そして特に、この第1の実施形態では、摺
動シリンダ4の戻り管路16に、切換弁9からタンク1
2方向への油の流れを許容し、切換弁9方向への油の流
れを阻止する逆止弁10を設けてある。
【0022】このように構成した第1の実施形態では、
組立用セグメント7を組立てるために、図2に示すよう
にシールドジャッキ1を押し動作させた際には、図3に
示すように、摺動シリンダ4のボトム側室4dが作動油
の排出側、ロッド側室4cが吸い込み側を形成する。す
なわち、容積の大きいボトム側室4dから比較的大きな
油量が流れ、容積の小さいロッド側室4bに吸い込まれ
る油量は比較的少ない。したがって、このとき中立状態
にある切換弁9により連通する第1の主管路13と第2
の主管路14を介して、ボトム側室4dから排出された
油量の一部がロッド側室4cに供給され、すなわち、ロ
ッド側室4cに対して不足のない油量が供給される。こ
のためロッド側室4cに負圧を生じることがなく、摺動
シリンダ4を自在に収縮動作させることができ、図1,
2に示すように、摺動シリンダ4の収縮動作と同時に組
立用セグメント7を既設セグメント8に当接するよう
に、所定の組立て位置に配置させることができる。
【0023】また、摺動シリンダ4の戻り管路16に接
続される他のアクチュエータに係る管路15を介して導
かれる背圧は、戻り管路16に設けた逆止弁10で阻止
され、第1の主管路13、第2の主管路14方向に導か
れることがない。すなわち、上述の背圧が摺動シリンダ
4のロッド側室4c、ボトム側室4dに導かれることが
なく、したがって、この背圧による摺動シリンダ4の作
動を防止することができる。
【0024】このように上述の第1の実施形態によれ
ば、摺動シリンダとは異なる他のアクチュエータの作動
に伴う背圧の影響を受けることなく、所望の組立用セグ
メント7の組立作業を能率良く実施することができる。
【0025】図4は、本発明のシールド機のエレクタ装
置の第2の実施形態の配置状態を示す要部側断面図、図
5は図4に示す第2の実施形態の摺動シリンダの作動状
態を示す要部側断面図、図6は図4,5に示す第2の実
施形態の回路構成を示す図である。これらの図4,5,
6は前述した第2の従来例を示す図11,12,13に
対応させて描いてある。したがって、図11,12,1
3で示した部材と同等なものは、同じ符号で示してあ
る。
【0026】この第2の実施形態では、前述した第2の
従来例と同様に、摺動シリンダ4のピストンロッド4b
を所定部材3aに固定し、シリンダ部4aを移動可能に
してあるが、第2の従来例とは、摺動シリンダ4の配置
形態が異なっている。図4,5に示すように、シールド
ジャッキ1に近づく側にシリンダ部4aが位置し、シー
ルドジャッキ1から遠ざかる側にピストンロッド4bが
位置するように、すなわち、シールドジャッキ1の押し
動作に伴ってシリンダ部4aが収縮動作して、ボトム側
室4dの容積を減少させる配置形態にしてある。
【0027】また、摺動シリンダ4を駆動する油圧回路
は、摺動シリンダ4の戻り管路16に、切換弁9からタ
ンク12方向への油の流れを許容し、切換弁9方向への
油の流れを阻止する逆止弁10を設けてある。この点
は、前述した第1の実施形態と同じである。
【0028】このように構成した第2の実施形態も、シ
ールドジャッキ1を押し動作させた際には、図6に示す
ように、摺動シリンダ4のボトム側室4dが作動油の排
出側、ロッド側室4cが吸い込み側を形成し、ボトム側
室4dから排出された油量の一部がロッド側室4cに供
給され、このためロッド側室4cに負圧を生じることが
なく、摺動シリンダ4を自在に収縮動作させることがで
き、図4,5に示すように、摺動シリンダ4の収縮動作
と同時に組立用セグメント7を所定の組立て位置に配置
させることができる。
【0029】また、他のアクチュエータに係る管路15
を介して導かれる背圧は、戻り管路16に設けた逆止弁
10で阻止され、摺動シリンダ4のロッド側室4c、ボ
トム側室4dに導かれることがなく、この背圧による摺
動シリンダ4の作動を防止することができ、この第2の
実施形態も上述した第1の実施形態と同様に、他のアク
チュエータの作動に伴う背圧の影響を受けることなく、
所望の組立用セグメント7の組立作業を能率良く実施す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、所望の組立用セグメン
トの組立作業を支障なく実施できるとともに、摺動シリ
ンダの戻り管路に接続される他のアクチュエータに係る
管路を介して導かれる背圧による、当該摺動シリンダの
作動を防止することができ、これにより従来に比べて組
立用セグメントの組立作業の能率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールド機のエレクタ装置の第1の実
施形態の配置状態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態の摺動シリンダの作
動状態を示す要部側断面図である。
【図3】図1,2に示す第1の実施形態の回路構成を示
す図である。
【図4】本発明のシールド機のエレクタ装置の第2の実
施形態の配置状態を示す要部側断面図である。
【図5】図4に示す第2の実施形態の摺動シリンダの作
動状態を示す要部側断面図である。
【図6】図4,5に示す第1の実施形態の回路構成を示
す図である。
【図7】シールド機のエレクタ装置の第1の従来例の配
置形態を示す要部側断面図である。
【図8】図7に示す第1の従来例の一部分を示す要部側
断面図である。
【図9】図7,8に示す第1の従来例の摺動シリンダ作
動状態を示す要部側断面図である。
【図10】図7,8,9に示す第1の従来例の回路構成
を示す図である。
【図11】シールド機のエレクタ装置の第2の従来例の
配置形態を示す要部側断面図である。
【図12】図11に示す第2の従来例の摺動シリンダ作
動状態を示す要部側断面図である。
【図13】図11,12に示す第2の従来例の回路構成
を示す図である。
【図14】図7,8,9,10に示す第1の従来例にお
ける問題点を説明する図である。
【図15】図11,12,13に示す第2の従来例にお
ける問題点を説明する図である。
【図16】図14に示す第1の従来例の問題点の対策案
を示す図である。
【図17】図15に示す第2の従来例の問題点の対策案
を示す図である。
【符号の説明】
1 シールドジャッキ 3 エレクタ装置 3a 所定部材 4 摺動シリンダ 4a シリンダ部 4b ピストンロッド 4c ロッド側室 4d ボトム側室 5 把持部 7 組立用セグメント 9 切換弁 9c 中立位置 10 逆止弁 11 油圧源 12 タンク 13 第1の主管路 14 第2の主管路 15 管路 16 戻り管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定部材に固定され、シリンダ部とピス
    トンロッドとから成り、組立用セグメントを把持する把
    持部を有し、シールドジャッキによる上記組立用セグメ
    ントの押し動作に追従して、上記シリンダ部及び上記ピ
    ストンロッドのうちの上記所定部材に固定されない方が
    移動するようになっている摺動シリンダと、 この摺動シリンダを作動させる圧油を供給する油圧源
    と、 上記摺動シリンダのロッド側室に接続する第1の主管
    路、及び上記摺動シリンダのボトム側室に接続する第2
    の主管路と、 上記油圧源及びタンクと、上記摺動シリンダとの間に配
    置され、該摺動シリンダの作動を制御するとともに、上
    記第1の主管路と第2の主管路の双方を上記タンクに接
    続される戻り管路に連通させる中立位置を有する切換弁
    とを備えるとともに、 上記戻り管路に、上記摺動シリンダとは異なる他のアク
    チュエータに係る管路が接続されるシールド機のエレク
    タ装置において、 上記戻り管路に、上記切換弁から上記タンク方向への油
    の流れを許容し、上記切換弁方向への油の流れを阻止す
    る逆止弁を設けるとともに、 上記摺動シリンダを、上記シールドジャッキによる上記
    組立用セグメントの押し動作に伴って上記ボトム側室の
    容積を減少させる配置形態で、上記所定部材に固定する
    ことを特徴とするシールド機のエレクタ装置。
JP7286018A 1995-11-02 1995-11-02 シールド機のエレクタ装置 Pending JPH09125891A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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