JPH09124039A - 積み重ね可能な包装用容器 - Google Patents
積み重ね可能な包装用容器Info
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Abstract
ね個数にも十分対応できる積み重ね可能な包装用容器を
提供する。 【解決手段】 端部ウェブ板2がカバーシート3のベー
スパネル5の前後の辺縁に折り目4を介して一体に設け
られると共に、前記端部ウェブ板2の上方の辺縁に固定
用突出部11が一体に突設されている。
Description
装用容器、更に詳しくは、端部ウェブ板に一体に固定用
突出部が設けられ、この固定用突出部が積み重ねられる
他の包装用容器に設けられた積載用スロットに嵌合して
荷崩れを起こさないように構成された積み重ね可能な包
装用容器に関するものである。
器は、一般に図8、図9に示されるように、包装用容器
01の底011、左右の側壁012そして上壁013を
一体に備えるカバーシート02と一対の端部ウェブ板0
3とが別体に構成され、この端部ウェブ板03に脚部0
4が一体的に設けられ、前記端部ウェブ板03の周辺を
このカバーシート01で包み込み、このカバーシート0
1に設けられた複数個のスロット05に端部ウェブ板0
3の角部06や前記脚部04が貫通されて、容器形状が
保たれ、また、下段の容器の脚部04が上に積層される
容器の前記スロット05に貫通嵌合されることによって
荷崩れを予防するように構成されている。また、端部ウ
ェブ板03の上縁にはスロットから成るスリット形状0
8が形成されていて、ここにこのカバーシート02の内
折縁部07が嵌合係止されて該カバーシート02が剥離
しない構成が採用されている(一例として米国特許明細
書第5,116,290号参照)。
展開状態にある前記カバーシート02の底011のスロ
ット05に前記一対の端部ウェブ板03の脚部04を貫
通させながらこの一対の端部ウェブ板03を立ち姿勢に
組み立て、次いで、展開状態にある前記カバーシート0
2を折り目09で折り込みながら各スロット05に端部
ウェブ板03の角部06を貫通させ、最終的に前記スロ
ットから成るスリット形状08にカバーシート02の内
折縁部07を嵌合係止させて容器の組み立てを完了す
る。
従来の積み重ね可能な包装用容器は、カバーシートと端
部ウェブ板とが別体に構成されていて、この端部ウェブ
板がカバーシートに保持されるには端部ウェブ板の脚部
と角部とがカバーシートのスロットに貫通される構成の
みに頼っているために、基本的に端部ウェブ板とカバー
シートとの連結強度が脆弱で、容器そのものの保形性が
強固に保持されにくく、特に多数個を積層するには適さ
ない構造的な欠点を内在させている。また、組み立てに
手数を要したり、素材から端部ウェブ板とカバーシート
とを切り出す必要があり、構成部品の切り出しにも手数
を要し、更には工場出荷、搬送、需要者への供給等あら
ゆる面で、常に端部ウェブ板とカバーシートとの数の突
き合わせをするなどの必要があったりするため、在庫管
理、取り扱いが面倒で、結局経済的に提供できない欠点
があった。
重ね可能な包装用容器の問題点を種々検討した結果、こ
の種積み重ね可能な包装用容器では、カバーシートと端
部ウェブ板とが別体に構成されて強度的に脆弱なもの
は、まず需要者の便には十分に供しえず、従って、先ず
強度的に十分な構造を備えることが必須の要件であるこ
とを知見し、鋭意検討を重ねて、本発明を開発するに至
ったものである。従って、本発明の主たる目的は、強度
的に十分な構造を備えて、多少の積み重ね個数にも十分
に対応できる積み重ね可能な包装用容器を提供する点に
ある。
うまく達成しながらも、容器に負荷される上方からの荷
重にうまく対抗し、多数の容器を積層した場合にも個々
の容器が容器本来の立体形状を長く保持できる積み重ね
可能な包装用容器を提供する点にある。
部ウェブ板周囲の強度を一段と高めて、一層頑丈に構成
できる積み重ね可能な包装用容器を提供する点にある。
と固定用突出部との強度を高めて、一層頑丈に構成でき
る積み重ね可能な包装用容器を提供する点にある。
上方の強度も高めて容器の全体的な強度を一層高め、併
せて容器の収容物品を外的な圧力や衝撃から上手く保護
でき、商品価値を不用意に損なう虞を少なくできる積み
重ね可能な包装用容器を提供する点にある。
めに、本発明は、端部ウェブ板を前記カバーシートのベ
ースパネルに一体に設けると言う連結手段を講じてい
る。そして、このような一体連結によりこの端部ウェブ
板の下縁全長が前記ベースパネルの辺縁全長にわたって
一体に連結され、カバーシートへの取付け強度を高め、
しかも容器の組み立てを簡便にしている。
用容器は、ベースパネルと、該ベースパネルの左右にそ
れぞれ側面パネルとトップパネルとが一連に連結されて
成るカバーシートと、前記ベースパネルの前後に設けら
れた一対の端部ウェブ板とから成り、該端部ウェブ板に
は辺縁から複数個の固定用突出部が一体的に突設され、
更に、前記カバーシートには、端部ウェブ板を囲撓する
ときに、この固定用突出部を捕捉し、且つ、該固定用突
出部が貫通して外方に突出できるスロットが穿設され、
前記端部ウェブ板の固定用突出部を前記カバーシートの
各スロットに貫通させて前記端部ウェブ板の周囲を前記
カバーシートで囲撓させることによって垂直に保持され
た端部ウェブ板とこのカバーシートとで囲撓された収容
空間を備える容器が形成されるとともに、前記固定用突
出部と隣接する容器の対応するカバーシートの積載用の
スロットとが捕捉的に係止されるように、前記カバーシ
ートの積載用のスロットに近接する位置の端部ウェブ板
には、固定用突出部の捕捉用の積載用溝が設けられてい
る積み重ね可能な包装用容器において、前記端部ウェブ
板はカバーシートの対向する辺縁に折り目を介して一体
に設けられていると共に、この端部ウェブ板の上方の辺
縁に前記固定用突出部が一体に突設されているものであ
る。
は、強度的に十分な構造を備えて、多少の積み重ね個数
にも十分に対応できながらも、更に加えて、端部ウェブ
板とカバーシートとの連結部分の強度を一段と高めた
り、端部ウェブ板周囲の強度を間接的に高めて、一層頑
丈に構成できるようにするために、請求項2に記載され
るように、前記側面パネルとトップパネルとの間に、こ
の側面パネルに対して角度をなして配される連結パネル
が一連に連接され、この連結パネルの縁部分には前記端
部ウェブ板の角部が嵌合するスロットが穿設されて、端
部ウェブ板の角部もカバーシートで保持されるようにし
たり、請求項3に記載されるように、前記側面パネル、
連結パネルそしてトップパネルは、その前記端部ウェブ
板が存在する側にある辺縁が全長にわたって二枚重ねに
されたり、更には請求項4に記載されるように、前記ベ
ースパネルもその前記端部ウェブ板が存在する側にある
辺縁が全長にわたって二枚重ねにされる構成が採用され
る。
は、端部ウェブ板と固定用突出部との強度を高めて、一
層頑丈に構成できるようにするために、請求項5に記載
されるように、前記ウェブ板並びに固定用突出部が二枚
重ねにされる構成が採用される。
器は、容器の上方の強度も高めて容器の全体的な強度を
一層高め、併せて容器の収容物品を外的な圧力や衝撃か
らうまく保護でき、商品価値を不用意に損なう虞を少な
くできるようにするために、請求項6に記載されるよう
に、前記トップパネルは、容器の上方に開口が形成され
るに足る幅寸法に形成されていると共に、一方のトップ
パネルからは、端が他方のトップパネルの上に重合され
るに足る寸法を備えて前記開口を閉塞する蓋が一体に設
けられていると共に、この蓋の辺縁には端部ウェブ板の
前記固定用突出部を摩擦を生じさせながら貫通させるス
ロットが穿設されている構成が採用される。
重ね可能な包装用容器は、両端部ウェブ板をカバーシー
トとの折り目から上方に、垂直になるよう、折り曲げ、
次いで両側面パネルをベースパネルとの折り目から上方
に、垂直になるように、折り曲げ、その後連結パネルを
この両側面パネルに対して所定の角度で折り曲げながら
前記端部ウェブ板の角部をこの連結パネルのスロットに
貫通させ、更にこの端部ウェブ板の上方に一体に突出さ
せて設けられた固定用突出部をトップパネルのスロット
に貫通させる。このようにして、図1に示されるよう
に、両端部ウェブ板とカバーシートとによって囲撓され
た収容空間が形成される。
包装用容器は、端部ウェブ板をカバーシートに対して、
固定用突出部をスロットに貫通させて垂直に組み立て、
その後に側面パネル、連結パネルそしてトップパネルを
順次折り曲げて収容空間を形成する従来の構造と違っ
て、端部ウェブ板並びにカバーシートを折り曲げるだけ
の作業で収容空間が形成できる。
目を介して一体に設けられる構成は、従来の端部ウェブ
板をカバーシートと別体で作り、この端部ウェブ板に設
けられた固定用突出部をカバーシートのスロットに貫通
させて取付ける手段と違って、端部ウェブ板とカバーシ
ートとの取付け強度を格段に高める。
るには、上に位置する容器の積載用のスロットに、下に
位置する容器の固定用突出部を貫通嵌合させ、この上の
容器の端部ウェブ板に設けられた積載用溝にこの固定用
突出部を係止させ、もって上にある容器の重さを下にあ
る容器の端部ウェブ板に負荷させる。複数個の積層には
以上の作業を反復する。
ル、連結パネルそしてトップパネルの前記端部ウェブ板
が存在する側の辺縁全長が二枚重ねであったり、また、
図6や図7に示されるように、ベースパネルの前記端部
ウェブ板が存在する側の辺縁全長も二枚重ねである構成
は、前記固定用突出部が摩擦を生じながら貫通されるス
ロット周辺の強度を高めるように働き、この固定用突出
部とスロットとの係止が強固に維持される。
部ウェブ板並びに固定用突出部が共に二重である構成
は、この両者の強度を向上させるのに貢献し、併せて外
的な負荷に対しても頑強に対抗するように働く。
記トップパネルが、容器の上方に開口が形成されるに足
る幅寸法に形成されていると共に、一方のトップパネル
から、端が他方のトップパネルの上に重合されるに足る
寸法を備えて前記開口を閉塞する蓋が一体に設けられて
いると共に、この蓋の辺縁にはウェブ板の前記固定用突
出部を摩擦を生じさせながら貫通させるスロットが穿設
されている構成は、容器に対する上方からの外的負荷に
うまく対抗して、容器の不用意な圧縮変形を未然に防止
するとともに、収容空間内の収容物の保護に貢献する。
いて説明する。図1は本発明に係る積み重ね可能な包装
用容器の外観図で、容器本体1はベースパネル5と一対
の端部ウェブ板2とその周囲を囲撓するカバーシート3
を備えることが示されている。容器本体1を構成する素
材は、例えばボール紙、段ボール紙、合成樹脂素材、強
化或いは補強された厚紙などである。本発明にあって
は、この容器本体1は、図1に示されるように、基本的
には、前記の通り、ベースパネル5と一対の端部ウェブ
板2と、この端部ウェブ板2の周囲を囲撓するカバーシ
ート3とから構成されている。そして特に注目すべき
は、従来のものと違って、この端部ウェブ板2は、ベー
スパネル5に折り目4を介して一体に設けられている。
ように、ベースパネル5の対向する二辺に折り目6を介
して順に側面パネル7、連結パネル8そしてトップパネ
ル9が一連に連なって形成されている。また、前記連結
パネル8並びにトップパネル9は、端部ウェブ板2が存
在する側の辺縁近くに、夫々スロット10が穿設されて
いる。
は、この上縁2Aの長さ方向に所定の間隔を開けて一対
の固定用突出部11が外方に向けて一体に突設されてい
る。
2の上方両角部2B並びに前記固定用突出部11が摩擦
によって嵌合される。従って、このスロット10の溝幅
は、前記固定用突出部11や前記上方両角部2Bの肉厚
とほゞ同等であっても良いが、やゝ細めに形成されるの
が好ましい。
2との折り目4部分には、前記固定用突出部11に対応
する位置に、このベースパネル5を貫通する一対の積載
用のスロット12が穿設されていると共に、この端部ウ
ェブ板2のベースパネル5との折り目4部分には、前記
積載用のスロット12に一連に連なって、前記固定用突
出部11が嵌合係止される、基本的にこの固定用突出部
11の突出部の形状に合致させた、積載用溝13が穿設
されている。
とは、図3に示されるように、複数個の容器を積層する
際に、荷崩れを防止する意図をもって設けられるもの
で、下位の容器の上に上位の容器を積み重ねるにあた
り、下位の容器の固定用突出部11が上位の容器の前記
積載用のスロット12を下方から上方に貫通して、引続
き端部ウェブ板2の基部に設けられた前記積載用溝13
に嵌合されて係止され、この固定用突出部11の前記積
載用のスロット12から積載用溝13への嵌合係止によ
って、下位の容器に対する上位の容器の所定の積層位置
が外力等によって不用意に偏倚するのを防止する。
ように、両トップパネル9の合算幅寸法が前記ベースパ
ネル5の幅よりも遙に狭い幅に形成されていて、組み立
てられた容器の上方に開口14を形成する。
運搬時に手を指し入れるために前記端部ウェブ板2に穿
設された手差し用の貫通孔である。
ね可能な包装用容器の組み立ては、図2に示される展開
状態から、先ず、端部ウェブ板2をカバーシート3の折
り目4に沿って、上方に垂直になるように折り曲げ、次
いで、カバーシート3の両側面パネル7、連結パネル8
そしてトップパネル9をそれぞれ折り目6に沿って順次
折り曲げ、先ず連結パネル8のスロット10に前記端部
ウェブ板2の角部2Bを貫通させて係止させ、更に、ト
ップパネル9のスロット10に前記端部ウェブ板2の固
定用突出部11を貫通させて係止させる。これによっ
て、図1に示されるように、端部ウェブ板2の周囲をカ
バーシート3で囲撓された、内方に収容空間を備える、
包装用容器が得られる。
は、従来のように、前記端部ウェブ板2とカバーシート
3とが別々に独立して形成されていて、端部ウェブ板2
の固定用突出部をこのカバーシート3のスロットに貫通
させて取り付ける手段と違って、前記端部ウェブ板2は
カバーシート3に一体に設けられているので、組み立て
られた容器が、特にこの端部ウェブ板2とカバーシート
3との繋ぎの部分において、遙に優れた強度的な特性を
備えることができ、従って、組み立てられた容器は、外
的な負荷がかかっても、容器本来の立体形状を良く保
ち、特に複数個の容器を積層するに当たっても、上方か
らの圧縮荷重のみならず横方向の外力に対してもうまく
対抗でき、最下層のものでも長く本来の立体形状が保た
れる。また、組み立ての手間或いは行程数が少なくなる
上に、素材からの切出しも一つの型で一挙にこの端部ウ
ェブ板2とカバーシート3とを得ることができ、従って
また、在庫管理や取り扱いも容易で、廉価に提供でき
る。
いはその周囲と固定用突出部との強度を一段と高めて、
一層頑丈に構成でき、しかも容器に負荷される上方から
の荷重にうまく対抗し、多数の容器を積層した場合にも
個々の容器が容器本来の立体形状を長く保持でき、併せ
て容器の上方の強度も高めて容器の全体的な強度を一層
高め、しかも容器の収容物品を外的な圧力や衝撃から上
手く保護でき、商品価値を不用意に損なう虞を少なくで
きる積み重ね可能な包装用容器を提供するために、更に
改善された構造を示す他の実施例を示すものである。基
本的な全体構成は図1乃至図3に示された構成と変わら
ないので、同じ符号を付して説明を省略する。
記図1乃至図3に示される実施例の主たる目的に加え
て、更に端部ウェブ板と固定用突出部との強度を一段と
高めて、一層頑丈に構成でき、しかも容器に負荷される
上方からの荷重にうまく対抗し、多数の容器を積層した
場合にも個々の容器が容器本来の立体形状を長く保持で
き、併せて容器の上方の強度も高めて容器の全体的な強
度を一層高め、しかも容器の収容物品を外的な圧力や衝
撃から上手く保護でき、商品価値を不用意に損なう虞を
少なくできる積み重ね可能な包装用容器を提供するため
に、更に改善された構造を示したものである。具体的に
は、前記側面パネル7、連結パネル8そしてトップパネ
ル9の前記端部ウェブ板2の存在する側の辺縁7A、8
A、9Aの全長が所定の幅で内方に折り曲げられ、これ
によって得られた折り曲げ片16が適宜の接着剤でベー
スカバー3の内面に貼着されたものである。図例では、
折り曲げ片16の遊辺が前記スロット10及び積載用の
スロット12の外方側の縁上に位置する構造が採用され
ているが、必ずしもこの構造に限定されるものではな
く、図示しないが、前記折り曲げ片16の遊辺を、必要
に応じて、前記スロット10及び積載用のスロット12
を越えて更に、内方側に位置する構造を採用できる。こ
の場合この折り曲げ片16にも前記スロット10及び積
載用のスロット12が穿設される。
からも理解されるように、前記トップパネル9のいずれ
か一方の遊端辺から他方のトップパネル9側に向かって
一体に延設されるとともに、図4の想像線に示されるよ
うに、この他方のトップパネル9に上から重合するに足
る寸法を備えて、前記開口14を閉塞するための蓋17
が設けられている。また、この蓋17にも、その端部ウ
ェブ板が存在する側の辺縁に、上記と同様の、補強用の
折り曲げ片16が設けられている。さらに、この蓋17
には、その閉塞姿勢を保持するために、前記他方のトッ
プパネル9に近い側の固定用突出部11を摩擦を生じな
がら貫通させて係止させるための一対のスロット18が
穿設されている。尚、図中20はこの蓋17の開閉に便
利なように設けられている折り目である。
ル7の存在側辺縁に折り目19を介して夫々一体に補強
用の裏打ち板21が設けられている。この裏打ち板21
は端部ウェブ板2の幅寸法の1/2の幅寸法に設定され
ていて、端部ウェブ板2の幅方向中央で互いの遊辺が突
き合わされているとともに、これらの裏打ち板21の上
縁には、前記端部ウェブ板2と同一位置にして補強用の
固定用突出部22が一体に設けられている。また、前記
手差し用の貫通孔15も前記端部ウェブ板2と同一位置
にして設けられている。
図1乃至図3に示される実施例の主たる目的に加えて、
更に端部ウェブ板とその周囲、そして固定用突出部の強
度を一段と高めて、一層頑丈に構成でき、併せて容器の
上方の強度も高めて容器の全体的な強度を一層高め、し
かも容器の収容物品を外的な圧力や衝撃から上手く保護
でき、商品価値を不用意に損なう虞を少なくできる積み
重ね可能な包装用容器を提供するために、更に改善され
た構造を示したものである。具体的には、前記図4並び
に図5に示された、補強用の折り曲げ片16が更にベー
スパネル5にも設けられているもので、このベースパネ
ル5の前記端部ウェブ板2の存在する側の辺縁5Aの全
長が所定の幅で内方に折り曲げられ、これによって得ら
れた折り曲げ片16が適宜の接着剤でベースカバー3の
内面に貼着されている。つまりは、カバーシート3の端
部ウェブ板2の存在側の辺縁全長にわたってこの折り曲
げ辺16が設けられた構造になっている。そして、端部
ウェブ板2はこの折り曲げ片16の内側辺から折り目2
3(5A)を介した一体に連設されている。前記図4並
びに図5と同様に、折り曲げ片16の遊辺が前記スロッ
ト10及び積載用のスロット12の外方側の縁上に位置
する構造が採用されている。
も、前記図4並びに図5に示される構造と同様に、蓋1
7、その開閉用の折り目20が夫々設けられていると共
に、前記端部ウェブ板2にも、その側面パネル7の存在
側の辺縁に折り目19を介して夫々一体に補強用の裏打
ち板21、補強用の固定用突出部22が夫々設けられて
いる。
ップパネル9の前記端部ウェブ板2の存在する側の辺縁
が内方に折り曲げられて形成される折り曲げ片16によ
って構成されるこれら側面パネル7、連結パネル8そし
てトップパネル9の辺縁の二枚重ね構造は、この端部ウ
ェブ板2の左右両側と上方との補強が図れ、これら端部
ウェブ板2の左右両側と上方にかかる外的な応力負荷に
強固に対抗でき、容器本来の立体形状を長く良好に保つ
のに役立つ。更に、ベースパネル5にもこの折り曲げ片
16が形成された場合には、この端部ウェブ板2の全周
囲の強度の向上が図れて、端部ウェブ板2の全周に付加
される外的な応力負荷に一層強力に対抗でき、一段と丈
夫な積み重ね可能な包装用容器が得られる。
とともに、固定用突出部11,22に係止されて不用意
に開放される虞がないから、外的な衝撃から内容物を良
好に保護でき、内容物の商品価値の維持にうまく貢献で
きることは言うまでもなく、上方或いは側方から容器に
かかる外的な応力負荷にもうまく対抗でき、一段と丈夫
な容器を得ることができる。また、この蓋17にも前記
の折り曲げ片16が形成されている場合には、更にその
強度の向上が期待でき、一層丈夫な容器を得ることがで
きる。
1の二枚重ね構造は、両者の強度の向上に格段に貢献
し、一層丈夫な容器を得ることができる。
板2の左右縁の何れか一方に固定用突出部を一体に突設
して設け、この固定用突出部が摩擦的に貫通して嵌合係
止される、言わば連結用のスロットを前記側面パネルの
辺縁近くに穿設する構成を採用できる。この構成を付加
することによって、複数個の容器を横方向に並べた際
に、横に並べられた容器が、前記積層されるのと同じよ
うに、横方向に一連に連なって整然と一体化され、取り
扱いの便に供することができる。言うまでもないが、こ
の固定用突出部が摩擦的に貫通して嵌合係止される前記
連結用のスロットは隣接する容器の側面パネル7の前記
固定用突出部に対応する位置に設けられる。更に、前記
固定用突出部が端部ウェブ板2の左右縁の何れか一方に
突設されるのは、好適な例を示したに過ぎず、例えば、
一方の端部ウェブ板2は右辺縁に、他方の端部ウェブ板
2は左辺縁に設けられる構成等が採用される。
ブ板がカバーシートに一体に連設されていて、従来の端
部ウェブ板とカバーシートとが別体で、この端部ウェブ
板に設けられた固定用突出部をカバーシートのスロット
に貫通させて両者を組み立てる手段と違って、端部ウェ
ブ板とカバーシートとの取付け強度を格段に高めること
ができるから、容器の保形性が格段に向上し、特に多数
段に積層される使用の形態には好適であり、また、組み
立てや素材からの切り出しも手数がかからず、更には在
庫管理、取扱いが容易で、廉価に提供できる。
間に配される連結パネルのスロットに前記端部ウェブ板
の角部が嵌合係止される構造は、この端部ウェブ板の起
立姿勢を一段と強固に保持でき、また、側面パネル、連
結パネルそしてトップパネルの辺縁の二枚重ね構造は、
この端部ウェブ板の左右両側と上方との補強が図れ、こ
れら端部ウェブ板の左右両側と上方にかかる外的な応力
負荷に強固に対抗でき、容器本来の立体形状を長く良好
に保つのに役立つので、容器の保形性が一段と向上し、
多数段に積層される使用の形態には一層好適である。
形成された場合には、この端部ウェブ板の全周囲の強度
の向上が図れて、端部ウェブ板の全周に付加される外的
な応力負荷に一層強力に対抗でき、容器の保形性を一層
向上して、丈夫な積み重ね可能な包装用容器が得られる
ので、多数段に積層される使用の形態には更に一層好適
である。
部の二枚重ね構造は、両者の強度の向上に格段に貢献
し、一層丈夫な容器を得ることができるから、多数段に
積層される使用の形態には更に一層好適である。
に、固定用突出部に係止されて不用意に開放される虞が
ないから、外的な衝撃から内容物を良好に保護でき、内
容物の商品価値の維持にうまく貢献できることは言うま
でもなく、上方或いは側方から容器にかかる外的な応力
負荷にもうまく対抗でき、一段と丈夫な容器を得ること
ができ、多数段に積層される使用の形態には更に一層好
適である。
されている場合には、更にその強度の向上が期待でき、
一層丈夫な容器を得ることができる。
プパネルの辺縁、更には蓋の辺縁を二枚重ねにする手段
として、この辺縁を内方に折り返すことによって、特に
容器の素材として紙を採用した場合には、紙の端縁が外
方に露出することがなく、見栄えが良くなり、容器その
ものの商品価値を一層高めることができる。
例を示す全体斜視図である。
例を示し、図1に示される容器の展開図である。
例を示し、積み重ね状態の説明図である。
実施例を示す全体斜視図である。
実施例を示し、図4に示される容器の展開図である。
別の実施例を示す全体斜視図である。
別の実施例を示し、図6に示される容器の展開図であ
る。
開図である。
の上縁、3…カバーシート、5…ベースパネル、7…側
面パネル、8…連結パネル、9…トップパネル、10…
スロット、11…固定用突出部、12…積載用のスロッ
ト、13…積載用溝、14…開口、16…折り曲げ片、
17…蓋、21…補強用の裏打ち板、22…補強用の固
定用突出部。
Claims (6)
- 【請求項1】 ベースパネルと、該ベースパネルの左右
にそれぞれ側面パネルとトップパネルとが一連に連結さ
れて成るカバーシートと、前記ベースパネルの前後に設
けられた一対の端部ウェブ板とから成り、該端部ウェブ
板には辺縁から複数個の固定用突出部が一体的に突設さ
れ、更に、前記カバーシートには、端部ウェブ板を囲撓
するときに、この固定用突出部を捕捉し、且つ、該固定
用突出部が貫通して外方に突出できるスロットが穿設さ
れ、前記端部ウェブ板の固定用突出部を前記カバーシー
トの各スロットに貫通させて前記端部ウェブ板の周囲を
前記カバーシートで囲撓させることによって垂直に保持
された端部ウェブ板とこのカバーシートとで囲撓された
収容空間を備える容器が形成されるとともに、前記固定
用突出部と隣接する容器の対応するカバーシートの積載
用のスロットとが捕捉的に係止されるように、前記カバ
ーシートの積載用のスロットに近接する位置の端部ウェ
ブ板には、固定用突出部の捕捉用の積載用溝が設けられ
ている積み重ね可能な包装用容器において、前記端部ウ
ェブ板はカバーシートの対向する辺縁に折り目を介して
一体に設けられていると共に、この端部ウェブ板の上方
の辺縁に前記固定用突出部が一体に突設されていること
を特徴とする積み重ね可能な包装用容器。 - 【請求項2】 前記側面パネルとトップパネルとの間
に、この側面パネルに対して角度をなして配される連結
パネルが一連に連接され、この連結パネルの縁部分には
前記端部ウェブ板の角部が嵌合するスロットが穿設され
ている請求項1記載の積み重ね可能な包装用容器。 - 【請求項3】 前記側面パネル、連結パネルそしてトッ
プパネルは、その前記端部ウェブ板が存在する側にある
辺縁が全長にわたって二枚重ねに構成されている請求項
1又は請求項2記載の積み重ね可能な包装用容器。 - 【請求項4】 前記ベースパネルはその前記端部ウェブ
板が存在する側にある辺縁が全長にわたって二枚重ねに
構成されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の積み重ね可能な包装用容器。 - 【請求項5】 前記端部ウェブ板並びに固定用突出部は
二枚重ねに構成されている請求項1乃至請求項4のいず
れかに記載の積み重ね可能な包装用容器。 - 【請求項6】 前記トップパネルは、容器の上方に開口
が形成されるに足る幅寸法に形成されていると共に、一
方のトップパネルからは、端が他方のトップパネルの上
に重合されるに足る寸法を備えて前記開口を閉塞する蓋
が一体に設けられ、且つ、この蓋の辺縁には端部ウェブ
板の前記固定用突出部を摩擦を生じさせながら貫通させ
るスロットが穿設されている請求項1乃至請求項5のい
ずれかに記載の積み重ね可能な包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30358095A JP3814854B2 (ja) | 1995-10-28 | 1995-10-28 | 積み重ね可能な包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30358095A JP3814854B2 (ja) | 1995-10-28 | 1995-10-28 | 積み重ね可能な包装用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09124039A true JPH09124039A (ja) | 1997-05-13 |
JP3814854B2 JP3814854B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=17922720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30358095A Expired - Fee Related JP3814854B2 (ja) | 1995-10-28 | 1995-10-28 | 積み重ね可能な包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3814854B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-28 JP JP30358095A patent/JP3814854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3814854B2 (ja) | 2006-08-30 |
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