JPH09123992A - 船舶のシーチェスト内における海洋生物付着防止方法および防止構造 - Google Patents

船舶のシーチェスト内における海洋生物付着防止方法および防止構造

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JPH09123992A
JPH09123992A JP7287462A JP28746295A JPH09123992A JP H09123992 A JPH09123992 A JP H09123992A JP 7287462 A JP7287462 A JP 7287462A JP 28746295 A JP28746295 A JP 28746295A JP H09123992 A JPH09123992 A JP H09123992A
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sea chest
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chest
sea
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Goro Daito
東 五 郎 大
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶ではシーチェスト内にフジツボなどの海
洋生物が付着してしまうが、これを簡単な方法で防止す
る。 【解決手段】 船舶1の附帯設備である洗濯機3から排
出される洗濯汚水などを、シーチェスト4内に導入し、
シーチェスト4内への海洋生物の付着を防止するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶のシーチェスト
内における海洋生物付着防止方法および防止構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から比較的、短い航路を行き来し、
港湾等に停船する機会が多い内航船の場合には、船底あ
るいは海水との境界付近に貝等の海洋生物が付着する機
会が多い。
【0003】一方、船底には、海水取入れ口として2乃
至3つ、小型のものを含めると6乃至7つのシーチェス
トが設けられており、喫水の深さにより水位にあったシ
ーチェストを選択してエンジン冷却用水が船体内に取り
込まれている。このようなシーチェスト内は、構造が複
雑で特に水の流れが悪いことから、フジツボ等の海洋生
物が最も付着し易い箇所となっている。このシーチェス
ト内には、冷却水をエンジンルームに取り入れるための
配管に接続された真鍮製のバルブや、電位差を利用して
このバルブの酸化を防止するための亜鉛板などが設置さ
れている。
【0004】他方、シーチェストでは、海草あるいは木
片など大型異物を海水と一緒に混入してしまわないよう
に、開口部の前面が多数の孔を形成した金網等の前面カ
バーにより塞がれている。そして、この前面カバーを介
して海水を取り入れることで、エンジンルーム内への冷
却水の供給が海草などにより阻害されないようになって
いる。
【0005】ところで、このようなシーチェスト内に貝
等の動物系であれ、海草等の植物系であれ、多量の海洋
生物が付着してしまうと、冷却水の取り入れが充分でな
くなり、その結果、エンジンルームへの冷却水の流れに
支障を来たす虞がある。そのため、このシーチェスト内
には、アルカリ溶液に接することにより次第に溶け出し
てくる防汚剤を含有した塗料が従来から局部的に増強し
て塗布されており、このような防汚塗料を塗布すること
により海洋生物の付着および成長が一段と強力に防止さ
れていた。
【0006】しかしながら、防汚塗料を塗布した場合で
あっても、内航船の場合を例にしてみると、シーチェス
トの容積が約0.7m3 、エンジン稼動率が30%〜4
0%の場合には、一年後において大型船では50〜70
Kg、小型船でも30〜40Kgの海洋生物がこれらの
シーチェスト内に付着してしまうのが現状であった。
【0007】そのため、内航船では、このようにシーチ
ェスト内に付着したフジツボ等の海洋生物を取り除くた
めに、年に一度、定期的にドックに入渠し、付着した海
洋生物を全て取り除いてクリーニングする作業を要して
いた。また、場合によっては、冷却水導入用の配管や、
バルブなどを取替るようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、年に一
度入渠し、シーチェスト内の海洋生物を取り除くことは
経済的でなく、また改めて防汚塗料を塗布した場合であ
っても、シーチェスト内は依然として貝等の海洋生物が
付着し易かった。例えば、前面カバーにフジツボ等の海
洋生物が付着してしまうと、そのフジツボ等が他の海洋
生物の温床となって、その塊が大きくなり前面カバーに
設けられた海水を取り入れるための小孔を塞いでしま
う。すると、ここからの冷却水の取り入れに支障を来す
問題が発現する。
【0009】このような理由から、例えば、内航船で
は、ドックに入渠する期間を2年毎として、その期間を
長くしたい要望があっても、シーチェスト内の海洋生物
を除いたり配管内の海洋生物を取り除くためには、やは
り1年毎にドック内に入渠して、補修点検しなければな
らないという問題があった。
【0010】本発明はこのような実情に鑑み、簡単な方
法によりシーチェスト内への海洋生物等の付着を防止す
ることができ、ひいては、ドックに入って次の補修点検
等までの期間を長く設定することを可能とする船舶のシ
ーチェスト内における海洋生物付着防止方法および防止
構造を提供することを第1の目的としている。
【0011】また、本発明の第2の目的は、既に建造さ
れた船舶であってもシーチェスト内への海洋生物の付着
を簡単な構造で防止することができる船舶のシーチェス
ト内における海洋生物防止方法および防止構造を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る船舶のシーチェスト内における海洋生物
の付着防止方法は、船舶のキャビン、デッキ等から船底
に設けられたシーチェスト内に配管を挿通するととも
に、この配管を介して当該シーチェスト内に薬液を導入
し、この薬液により前記シーチェスト内への海洋生物の
付着を防止するようにしたことを特徴としている。
【0013】ここで、前記シーチェスト内に挿通された
配管の一端が、船舶の附帯設備として設置された洗濯機
の排水経路に接続されており、前記薬液として洗濯機か
ら排出される洗濯汚水を利用することもできる。
【0014】また、上記目的を達成するための船舶のシ
ーチェスト内における海洋生物付着防止構造は、船舶の
附帯設備として設置された洗濯機の排水管が接続された
スカッパーに配管を分岐接続するとともに、この配管を
船舶の外壁に沿って下方に導き、当該配管の他端を前記
シーチェストの前面カバー内に開口させたことを特徴と
している。
【0015】ここで、前記配管と船舶の壁体との間を接
着剤により固定することができる。
【0016】
【作用】上記構成による本発明によれば、ドック内に入
渠しなくても、必要に応じ配管を介して界面活性剤ある
いは他の薬液などを流せば、今まで海洋生物の温床とな
っていたシーチェスト内を海洋生物が付着しにくい環境
に整えることができる。
【0017】また、洗濯機の排水経路から配管を分岐接
続してシーチェスト内に連通すれば、今まで海洋中に廃
棄されていた洗濯機で使用された後の汚水を、シーチェ
スト内に取り入れることができるので、特別な作業をし
なくてもシーチェスト内を、洗剤を含んだ溶液で定期的
に洗浄することができる。特に、洗濯汚水はアルカリ性
であるため、このアルカリ溶液により防汚塗料が一層溶
解するものと考えられるので、この防汚塗料を厚めに塗
布しておくことが望ましい。
【0018】また、上記構成による本発明に係る海洋生
物付着防止構造によれば、既に建造された船舶であって
も、シーチェスト内に海洋生物が付着しない構造を簡単
に付設することできる。
【0019】さらに、接着剤を介して配管を船舶に固定
すれば、既造の船舶であっても作業が簡単である。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を説明す
る。図1は、本発明の一実施例による船舶等のシーチェ
スト内における海洋生物付着防止方法および防止構造を
示したもので、特に総重量200トン〜500トンの新
造船である内航船をモデルに適用された例を示したもの
である。
【0021】海洋等を走行する船舶1では、デッキ2あ
るいはキャビンなどに洗濯機3が具備されており、この
洗濯機3により、汚れものなどを走行中に洗濯すること
が可能になっている。このような洗濯機3から排出され
る洗濯汚水には、未だゴミなどが混入しているので、一
旦、水ため容器42などに洗濯汚水を落とし込むことが
好ましい。
【0022】そして、この水ため容器42内に設置した
金網等でゴミ等を取り除く。一方、船舶1の船底1aに
は、冷却水を取り入れるためのシーチェスト4、4…が
異なる高さの位置に形成されている。そして、走行中の
喫水の深さなどにより使用に適したシーチェスト4が適
宜選択され、そのシーチェスト4から必要に応じて船体
内に海水等が取り入れられている。このシーチェスト4
から取り入れられた海水等は、多くの場合、エンジン5
を冷却するために用いられているが、他の一部は船舶内
にも導入されている。エンジンルームに連通した配管6
には、通常閉で使用時に開とされる船底バルブ7、スト
レーナなどが設置されている。なお、この船底バルブ7
は真鍮などの電蝕され難い金属から形成されるのが一般
的である。
【0023】また、シーチェスト4内には、バルブ7と
電気的に接続された亜鉛板8および海水を汲み上げるた
めのポンプなども設置されている。亜鉛板8は、電位差
によりバルブ7が電蝕されるのを防止する機能を有する
もので、真鍮製のバルブ7より先に腐蝕されるものであ
る。また、シーチェスト4の開口部は、多数の孔あるい
は細長い切れ目などが形成された前面カバー11で覆わ
れている。
【0024】このようなシーチェスト内および前面カバ
ー11等は、アルカリに接すると溶解し出す防汚塗料が
厚めに塗布されている。一方、洗濯機3で使われた洗濯
汚水は通常、スカッパーと称される排水管を介して船体
の側面から海洋中に排出されていたが、この船舶1で
は、そのスカッパーに他の配管10が分岐接続され、こ
の配管10の他端がシーチェスト4内に開口されること
により、洗濯機3で使用された洗濯汚水がシーチェスト
4内に排出されるようになっている。
【0025】また、このような総重量200トン〜50
0トンの船舶1では、デッキ2から水面までの距離Rは
2〜4m程であり、また水面からシーチェスト4までの
距離は5〜6m程である。したがって、洗濯機3から使
用された洗濯汚水は、水ため容器42内でゴミ処理後、
自然落下により下方のシーチェスト4内に容易に排出す
ることができる。
【0026】このような海洋生物付着防止方法および防
止構造が設置された船舶1では、走行中、何度も洗濯機
3が使用されるため、シーチェスト4内は特別な作業を
しなくても洗濯する度に洗剤の混ざった洗濯汚水で洗わ
れることになる。しかも、走行中においては、船底バル
ブ7が開となり、所定のポンプ40も駆動しているの
で、シーチェスト4内に導入された洗濯汚水は、さらに
ポンプ駆動力で配管6ならびにエンジンルーム内に供給
される。そして、エンジン回りを冷却した後、他のスカ
ッパー41から排出される。その際に、配管経路の壁面
等も洗剤で洗われることになる。
【0027】ここで、洗濯で使用される洗剤は、アルカ
リ性である。また、シーチェスト4等に塗布される防汚
塗料は、アルカリに接することで溶け出る作用を有して
いる。
【0028】そのため、このようなアルカリ溶液である
洗濯汚水がシーチェスト4内に流れると、周囲の防汚塗
料が溶解し、ここに海洋生物が付着しにくい環境を形成
することができる。なお、防汚塗料はドックに入渠する
期間を考慮して充分厚く塗布しておくことが好ましい。
【0029】これにより、内航船のように長時間、走行
流を受けないことが多い船舶は、今までシーチェスト4
内に海洋生物が付着し易かったが、本実施例によればシ
ーチェスト4内にアルカリ性の洗濯汚水がかなりの頻度
で取り入れられるので、防汚塗料の溶け出しが増大する
こととなり、海洋生物の付着を簡単に防止することが可
能になった。しかも、走行中は、船底バルブ7および配
管6等を通って洗濯汚水がエンジンルーム内にも導入さ
れるので、船底バルブ7、配管6、エンジンルーム内お
よびポンプ40さらには他の諸機等にも海洋生物の付着
しにくい環境にすることができた。
【0030】なお、上記実施例では、洗濯機3の排水経
路に配管10を接続し、シーチェスト4内に洗濯汚水を
流すようにしているが、シーチェスト4内に流す溶液と
しては洗濯汚水に何ら限定されない。例えば、洗濯機3
以外で使用された洗剤、界面活性剤あるいは海洋生物の
成長を阻害する他の薬液等を適宜流すこともできる。
【0031】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
配管10は鋼管に限らず、合成樹脂等から形成されたも
のであっても良く、材料に特に限定されない。
【0032】また、配管10の内孔は真円でなくても、
流水抵抗が少ないように偏平した楕円形等に形成するこ
ともできる。また、上記実施例では、洗濯機3からの洗
濯汚水を全てシーチェスト4の内側に排出するようにし
ているが、これに代え、例えば配管10をシーチェスト
4の手前で分岐し、その一部を前記実施例と同じくシー
チェスト4内に開口させるとともに、他の部分を前面カ
バー11の表面側に引き回して、この前面カバー11の
表面側に直接、洗濯汚水が流れるようにしても良い。
【0033】このようにすれば、最も海洋生物が付着し
易かった前面カバー11表面部への付着を効率的に防止
することができる。また、上記実施例では、新しく建造
する船舶に設置された海洋生物付着防止方法および防止
構造について説明したが、本発明の海洋生物付着防止方
法および防止構造は図2に示したように、既に建造され
たいわば中古の船舶にも具備させることができる。
【0034】その場合、既造の船舶20では、シーチェ
スト内へ内方から孔を開けて、その孔に配管を通すこと
は法規上種々の規制があり、また作業も困難を極めるこ
とから、船体28の外壁に沿って配管通路を確保すれば
良い。その場合、例えば、シーチェスト前面には多数の
孔またはスリット22が形成された前面カバー21がボ
ルトなどで固定設置されているので、この前面カバー2
1を利用してその一部に外側から配管25を挿通すれば
良い。その場合には、図3に示したように、この前面カ
バー21に予めパイプ挿通孔23を形成しておくと良
い。
【0035】そして、船体28に設けられたスカッパー
出口24とこのパイプ挿通孔23との間を、例えば耐腐
蝕性に富んだ材料からなる配管25等で連結し、その
後、配管25の複数箇所に、図4に示したように、固定
バンド26を差し渡すとともに、固定バンド26の端部
に接着剤27を塗布すれば、配管25を簡単に船体28
の壁面に固定させることができる。しかし、配管25の
固定はこれに限定されず、溶接などで固定したり、ある
いは固定バンドで固定するとともに、ステンレスの針金
などを利用して、デッキ2側から2ないし4本の針金で
配管25を両方向に引っ張るとともに、他の針金を前面
カバー21に引っ掛けて、これら複数の針金で上下方向
に引っ張るようにして、固定を強固にすることもでき
る。
【0036】また、配管25を前面カバー21内に差し
込む場合に、走行中の海水の流れを利用するため、差込
み口を前面カバー21における前方側(図2における右
側)にすることが好ましい。
【0037】このように船の前方側に差込み口を配置す
ることにより、船舶が走行したときに前方からくる水の
流れで、配管25から流下してくる洗濯汚水を船の後方
側に流すことが可能になり、洗濯汚水を効率的に使用す
ることができる。
【0038】また、シーチェスト内に配管を差し込む場
合は、一か所である必要はなく、複数箇所に分けること
も可能である。また、既設の船舶の場合は、シーチェス
トおよび前面カバーの構造も種々異なっているので、そ
の構造にあった方法で配管を挿通すればよく、カバーへ
の挿通の仕方は何ら限定されない。
【0039】なお、上記の各実施例では、洗濯汚水をシ
ーチェスト内に流すようにしているが、勿論洗濯汚水の
代わりに配管10、25などを利用して界面活性剤また
は他の防汚薬液などをシーチェスト内に流すこともでき
る。このような薬液を流せば、洗濯の有無に係わりな
く、確実に海洋生物の付着および成長を阻害することが
でき、一層、海洋生物の付着防止を期待することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船舶
のシーチェスト内における海洋生物付着防止方法によれ
ば、ドックに短期間で入渠しなくても、シーチェスト内
ならびにこれに続く配管などを海洋生物が付着しにくい
環境に整えることができ、ひいては次の定期点検までの
期間を長く設定することに寄与する。
【0041】また、洗濯機の排水経路から配管を分岐接
続してシーチェスト内に連通すれば、今まで海洋中に廃
棄されていた洗濯機で使用された洗濯汚水を、シーチェ
スト内に取り入れることができるので、特別な作業をし
なくても洗濯する度にシーチェスト内を、アルカリ性の
洗剤を含んだ溶液で略定期的に洗浄することができる。
したがって、シーチェスト内ならびにこれに続く配管な
どに、海洋生物が付着したり成長したりすることを簡単
な方法で効果的に防止することができる。
【0042】また、本発明によれば、既に建造された船
舶であっても、簡単に海洋生物が付着成長しにくい環境
に整えることができる。また、接着剤を利用して配管を
船舶に固定すれば、配管の船体への固定が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による船舶のシーチェ
スト内における海洋生物の付着防止方法および防止構造
を適用した船舶の概略断面図である。
【図2】図2は本発明の他実施例による船舶のシーチェ
スト内における海洋生物の付着防止方法および防止構造
を適用した船舶の概略側面図である。
【図3】図3は同実施例で採用されたシーチェストの前
面に設置された前面カバーの平面図である。
【図4】図4は同実施例における配管の固定構造を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1、20 船舶 3 洗濯機 4 シーチェスト 10、25 配管 27 接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶のキャビン、デッキ等から船底に設
    けられたシーチェスト内に配管を挿通するとともに、こ
    の配管を介して当該シーチェスト内に薬液を導入し、こ
    の薬液により前記シーチェスト内への海洋生物の付着を
    防止するようにしたことを特徴とする船舶のシーチェス
    ト内における海洋生物の付着防止方法。
  2. 【請求項2】 前記シーチェスト内に挿通された配管の
    一端が、船舶の附帯設備として設置された洗濯機の排水
    経路に接続されており、前記薬液として洗濯機から排出
    される洗濯汚水を利用したことを特徴とする請求項1に
    記載の船舶のシーチェスト内における海洋生物付着防止
    方法。
  3. 【請求項3】 船舶の附帯設備として設置された洗濯機
    の排水管が接続されたスカッパーに配管を分岐接続する
    とともに、この配管を船舶の外壁に沿って下方に導き、
    当該配管の他端を前記シーチェストの前面カバー内に開
    口させたことを特徴とする船舶のシーチェスト内におけ
    る海洋生物付着防止構造。
  4. 【請求項4】 前記配管と船舶の壁体との間を接着剤に
    より固定したことを特徴とする請求項3に記載の船舶の
    シーチェスト内への海洋生物付着防止構造。
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