JPH01212696A - 海洋構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、船舶、洋上プラント等の海洋構造物に関す
る。

従来技術 船舶では、清水は、貴重である。船上では、水は、飲料
水、風呂水、便所の洗浄水等として用いられている。こ
れらの全てに、貴重な清水を使用することは、清水を浪
費することになるので、従来は、便所の洗浄水等には、
海水を利用している。

発明が解決しようとする課題 便所の洗浄水等に海水をを利用すると、それに含まれて
いる塩分のために、その施設、配管などが腐食し易くな
るので、その防止策を施さなければならないという問題
がある。

この発明は、上記問題を解消した海洋構造物を提供する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 この発明による海洋構造物は、使用済の水を溜めるため
の回収タンク、使用済の水を回収タンクに回収する手段
、回収タンクに回収された使用済の水を浄化する浄化装
置、浄化装置によって浄化された水を所定の水利用施設
に供給する手段を備えていることを特徴とする。

海洋構造物には、船舶のように海上を航行するもの、洋
上プラントのように海上に設置されて移動しないものの
いずれもが含まれる。使用済の水としては、たとえば、
浴槽の溜まり水、浴槽の沈水、シャワー水などが用いら
れる。浄化された水が給される水利用施設としては、た
とえば、便所が挙げられる。

発明の作用 浴槽の溜まり水、浴槽の沈水、シャワー水などの使用済
の水が回収タンクに回収され、回収された水は、浄化装
置によって浄化される。浄化された水は、所定の水利用
施設に供給され、この施設で利用される。

実施例 以下、図面を参照して、この発明を船舶に適用した場合
の実施例について説明する。

甲板（１）上の水、たとえば雨水を舷外に排出するため
の排水管（２）の排水口（ｄｅｃｋ　５ｃｕｐｐｅｒ）
（３）側寄りに、開閉弁（４）が設けられている。

また、他の甲板（５）上に設けられた浴槽（８）の水を
舷外に排出するための排水管（７）の排出側端部寄りに
も、開閉弁（８）が設けられている。

甲板（５）上には、便所（９）も設けられている。

この便所（９）で使用された使用済の洗浄水は、排水管
（ｌＯ）を介して、舷外に排出されるようになっている
。

甲板（１）上の水を舷外に排出するための排水管（２）
および浴槽（６）の水を舷外に排出するための排水管（
７）の途中には、これらの排水管に送られてきた排水を
、回収タンク（１２）に導くための排水回収管（１１）
が接続されている。このタンク（１２）には、タンク（
１２）に回収された水を浄化させるために循環させる浄
化用管（１３）が接続されている。浄化用管（１３）に
は、循環ポンプ（１４）、濾過装置（１５）および殺菌
装置（１８）が設けられており、回収タンク（１２）に
回収された水が浄化用管（１３）を循環する過程でその
水が浄化されるようになっている。

回収タンク（１２）には、さらに、浄化された水を浄化
水タンク（１８）に送るための第１浄化水供給管（１７
）が接続されている。この供給管（１７）には、給水ポ
ンプ（１９）が設けられている。浄化水タンク（１Ｂ）
は、第２浄化水供給管（２０）によって、便所（９）内
の洗浄装置に接続されている。

さて、上記のような構成において、常時は、開閉弁（４
）　（８）は、閉じられている。したがって、甲板（１
）上に落ちた雨水および浴槽（８）で使用された水は、
排水回収管（１１）を通って、回収タンク（１２）に送
られ、回収タンク（１２）に回収される。回収タンク（
１２）に回収された水は、循環ポンプ（１４）によって
、浄化用管（１４）および回収タンク（１２）を循環し
、この過程で、濾過装置（１５）および殺菌装置（１Ｂ
）により浄化される。

浄化された水は、給水ポンプ（１９）によって、第１浄
化水供給管（１７）を通って、浄化水タンク（１Ｂ）に
溜められる。浄化水ダンク（１８）に溜められた浄化水
は、第２浄化水供給管（２０）を通って、便所（９）内
の洗浄装置に送られ、便所（９）の洗浄水として用いら
れる。洗浄水として使用いられた水は、排水管（１０）
を通って、舷外に排出される。

上記実施例では、説明の便宜のために、甲板上の水を舷
外に排出するための排水管（２）、浴槽（６）および便
所（９）は、−個のみ示されているが、実際には、多数
の排水管（２）、浴槽（８）および便所（９）があり、
多数の排水管（２）に導かれた雨水および多数の浴槽（
８）で使用された水が回収タクシ（１２）に回収されて
浄化され、この浄化水が、多数の便所（９）の洗浄水と
して用いられる。

また、この発明は、船舶の他、洋上プラントにも適用で
きる。

発明の効果 この発明による海洋構造物では、使用済の水を溜めるた
めの回収タンク、使用済の水を回収タンクに回収する手
段、回収タンクに回収された使用済の水を浄化する浄化
装置、浄化装置によって浄化された水を所定の水利用施
設に供給する手段を備えているので、従来、海水を利用
していた施設に、使用済の水を浄化して用いることがで
き、その施設、配管などの防食対策が容易となり、防食
対策に要する設備費の低廉化が図れる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示す構成図である。 （１１）・・・排水回収管、（１２）・・・回収タンク
、（１３）・・・浄化用管、（１４）・・・循環ポンプ
、（１５）・・・濾過装置、（１６）・・・殺菌装置、
（１７）・・・第１浄化水供給管、（１８）・・・浄化
水タンク、（１９）・・・給水ポンプ、（２０）・・・
第２浄化水供給管。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 使用済の水を溜めるための回収タンク、使用済の水を回
   収タンクに回収する手段、回収タンクに回収された使用
   済の水を浄化する浄化装置、浄化装置によって浄化され
   た水を所定の水利用施設に供給する手段を備えている海
   洋構造物。