JPS6321520Y2 - - Google Patents

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JPS6321520Y2
JPS6321520Y2 JP20323983U JP20323983U JPS6321520Y2 JP S6321520 Y2 JPS6321520 Y2 JP S6321520Y2 JP 20323983 U JP20323983 U JP 20323983U JP 20323983 U JP20323983 U JP 20323983U JP S6321520 Y2 JPS6321520 Y2 JP S6321520Y2
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JP
Japan
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ship
toilet
opening
water supply
water
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JP20323983U
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JPS60111795U (ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、小型漁船や釣船など特に小型の船
舶に装備して最適な船舶用水洗トイレの洗水吸込
み口構造に関する。従来より船舶用水船トイレと
言っても普通の水洗トイレと変るところがなく、
便器の他に洗浄用の水や貯水漕や、加圧水流発生
装置などの付帯設備を必要とするが、これら付帯
設備は大掛り過ぎて大型の船舶でなければ装備出
来ないのが現状であった。このためトイレの装備
していない小型の船に乗って用便を催したとき
は、通常船縁から身を乗出して船外に用をたす方
法がとられている。しかし、この方法は船の揺れ
等によって振落されるおそれがあって危険である
うえ、女性の場合には前記のような用のたし方は
恥かしくてを採るわけにはいかないので、一般に
はトイレの装備されていない船には長時間乗れな
いものと考えられ、例えば小型の釣船への乗船や
船遊びには参加しない場合が多かった。そこで本
考案者は、洋式トイレを据付る空間さえあれば、
洗水の用意や、貯水漕、加圧水流発生装置等とい
った水洗用付帯設備を必要とせずに、海や湖や川
の水を船の走行力だけで揚水し、噴射する船舶用
水洗トイレを研究開発した。其研究開発に際して
あげられた重要な技術課題のひとつに洗水の吸込
み口をどうするかがあった。そこでは、第1に船
の走行力のロスを可及的に少なく利用して、出来
るだけ効率よく揚水させること、第2にパイプを
つまらせる原因となるごみなどを排除出来るこ
と、第3に突出形成されている洗水吸込み口がこ
われないような構造になっていること、第4に取
付け部分に防水効果のあること、等が要請されて
いる。本考案はこれらの要請を同時に満足させる
洗水吸込み口構造を提供せんとするものである。
以下、本考案を図示の実施例に基ずき詳細に説
明する。本考案に係る船舶用水洗トイレは洋式ト
イレ1と洗水供給装置2との組合せになるもので
ある。当該洋式トイレ1の構造は第4図、第5
図、第6図に示されており、洗水供給装置は第7
図に示されている。まず洋式トイレ1の構造を説
明すると、図示のように洋式トイレ1は便器3と
便座4とからなっている。当該便器3は有底開口
型の箱状をしており、その底部には底の浅い滑落
部5と底の深い貯溜部6とがある。そして当該便
器3の貯溜部6には排出口7が穿設されるととも
に、当該便器3の底の浅い滑落部5の下には貯水
用予備タンク8が形成されている。また、前記拝
出口7は貯溜部6の底面9より数センチメートル
立ち上った側壁部分に突出形成されており、その
先端開口は本考案を船舶に据付けたとき船体10
外側の乞水線Bより少し上った位置に露呈するよ
うに配置されている。更に又、前記便座4は箱状
便器3の開口部11に回動自在なるように載置形
成されている。次に、洗水供給装置2について説
明する。当該洗水供給装置2は、前記便器3の開
口部11近傍の内側に配管されているシヤワーパ
イプ12と、当該シヤワーパイプ12の適所に連
結した給水パイプ13とからなり、給水パイプ1
3の先端を船体10外側の乞水線B下に延出し
て、その先端部17開口部14を船の走行方向に
向くように配設してなるものである。前記シヤワ
ーパイプ12は、所定間隔毎に噴射孔15,1
5′,15″…の穿設された輪状の細長いパイプに
して、当該便器3の開口部11近傍の内側に配管
されている。このとき噴射孔15,15′,1
5″…は便器3の内壁にそって噴射水が勢いよく
流下するように斜め下外方を向いて穿設されてい
ることが望ましい。また、前記シヤワーパイプ1
2の適所には、給水パイプ13が連結されてお
り、その給水パイプ13の先端部分は船体10の
外側の乞水線B下に延出されて洗水吸込み口16
を形成する。その洗水吸込み口16は前記給水パ
イプ13を船壁10′から突出した後その船壁1
0′にそって曲折して先端部17と船の進行方向
に向って開口する開口部14とにより構成され
る。同時にこの洗水吸込み口16は、その突出す
る先端部17及び開口部14と船壁10′との間
に、防水用座体18とガードカバー体19とを介
在さる。当該ガードカバー体19は、基板20の
左右両側に半月形状の防護板21,21′が船の
走行方向に添ってほぼ平行に植立形成してなるも
のである。当該ガードカバー体19と防水用座体
18てはネジ等により船壁に固着されているが、
その態様は前記先端部17と開口部14がガード
カバー体19の左右両防護板21,21′の間に
埋没するように装着されている。
このとき図示のように、給水パイプ13を上半
部13′と下半部13″とに2分割して形成し、船
体10の外側に突出する先端部17と開口部14
を含む下半部13″を船壁10′に予め装着してお
き、洋式トイレ1とつながっている上半部13″
とを連結金具22により簡単に連結し得るように
構成しておくようにすることが望ましい。これ
は、当該船舶用水洗トイレを必要に応じて船体1
0に着脱自在にすることによって、小型船舶をそ
の機能をそこなうことなく多目的に利用出来るよ
うにするためである。尚、図中23,23′…は
シヤワーパイプ12配管する際の係止片であり、
24給水パイプ13の途中に設けた流入水阻止用
のバルブである。
叙上のように、この考案に係る船舶用水洗トイ
レの洗水吸込み口構造は、有底開口型の箱状の下
部に排出口を形成してなる便器3とその開口部1
1に載置される便座4とからなる洋式トイレ1
と、前記便器3の開口部11近傍の内側に所定間
毎に噴出孔15,15′,15″…の穿設されたシ
ヤワーパイプ12を配管するとともに該シヤワー
パイプ12の適所から給水パイプ13を連結して
その先端を船体10外側の乞水線B下に延出して
洗水吸込み口16を形成してなる洗水供給装置2
とから構成され、船を走行させることにより前記
給水パイプ13の開口部14から勢いよく流入し
てくる水を前記シヤワータイプ12の噴射孔1
5,15′,15″…から便器3内に噴出させるよ
うにしてなる船舶用水洗トイレにおいて、洗水吸
込み口16は前記給水パイプ13を船壁10′か
ら突出した後その船壁10′にそって曲折して先
端部17と船の進行方向に向って開口する開口部
14とに構成するので、船が走行するとその速度
に比例して対向する開口部14への水圧が強くな
り給水パイプ13内へ勢いよく水が流入してき
て、他に何の動力や設備を必要とすることなく効
率よく揚水をすることが出来る。
また、本考案に係る洗水吸込み口16はその突
出する先端部17及び開口部14と船壁10′と
の間に、防水用座体18と基板20の左右両側に
半月形状の防護板21,21′が船の走行方向に
添ってほぼ平行に植立形成してなるガードカバー
体19とを介在させ、当該ガードカバー体19の
左右両防護板21,21′の間に前記先端部17
と開口部14が埋没するように装着したので、パ
イプをつまらせる原因となるごみなどはガードカ
バー体19の左右両防護板21,21′により排
除出来るし、同ガードカバー体19の左右両防護
板21,21′は突出形成されている洗水吸込み
口16がこわれないように保護する。また、先端
部17及び開口部14と船壁10′との間に介在
させる防水用座体18は船壁10′の取付け部分
を防水する効果を発揮する。
考案者は本考案の試作品としてこの洗水供給装
置の給水パイプに16mm径のパイプを用い、シヤワ
ーパイプに13mm径のパイプを用い、下端部に前記
洗水吸込み口構造を形成して、これを第1図第2
図に示した様に小型の釣船の後方に据付たうえ、
当該船を10Km/h〜15Km/hの速度で走行さル試
験をしたところ噴射孔から水洗トイレとしては充
分な勢いで水が便器内に噴出し、きれいに汚物を
船体の外に排出させることを確認した。また、同
試験ではガードカバーの作用によりごみなどによ
り不容易にパイプがつまったり壊れたりすること
のないことも確認した。
このように、本考案の洗水吸込み口構造を採用
することにより、洋式トイレの設置場所さえあれ
ば、大掛りな付帯設備を必要とせずに、海や川や
湖の水を便器内に揚水・噴射させ、汚物を流出さ
せることができる船舶用水洗トイレを円滑に作動
させることが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る船舶用水洗トイレを装備
した小型船舶の平面図、第2図は第1図のA−A
線断面図で、第3図は船内へ前記船舶用水洗トイ
レを据付けた状態を示す斜視図、第4図は本考案
に係る洋式トイレの構造を示す要部切欠の斜視図
で、第5図は同洋式トイレの縦断側面図、第6図
は同洋式トイレの縦断正面図、第7図は前記船舶
用トイレの洗水供給装置を示す説明図、第8図
は、前記給水パイプの船体から外側に突出形成し
ている洗水吸込み口構造を示す拡大斜視図であ
る。 1……洋式トイレ、2……洗水供給装置、3…
…便器、4……便座、7……排出口、12……シ
ヤワーパイプ、15,15′,15″……噴射孔、
16……給水パイプ、17……先端部、18……
防水用座体、19……ガードカバー体、20……
基板、21,21′……防護板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底開口型の箱状の下部に排出口を形成してな
    る便器とその開口部に載置される便座とからなる
    洋式トイレと、前記便器の開口部近傍の内側に所
    定間隔毎に噴出孔の穿設されたシヤワーパイプを
    配管するとともに該シヤワーパイプの適所から給
    水パイプを連結してその先端を船体外側の乞水線
    下に延出して洗水吸込み口を形成してなる洗水供
    給装置とから構成され、船を走行させることによ
    り前記給水パイプの開口から勢いよく流入してく
    る水を前記シヤワーパイプの噴射孔から便器内に
    噴出させるようにしてなる船舶用水洗トイレにお
    いて、洗水吸込み口は前記給水パイプを船壁から
    突出した後その船壁にそって曲折して先端部と船
    の進行方向に向って開口する開口部とに構成する
    とともに、その突出する先端部及び開口部と船壁
    との間に、防水用座体と基板の左右両側に半月形
    状の防護板が船の走行方向に添ってほぼ平行に植
    立形成してなるガードカバー体とを介在させ、当
    該ガードカバー体の左右両防護板の間に前記先端
    部と開口部が埋没するように装着したことを特徴
    とする船舶用水洗トイレの洗水吸込み口構造。
JP20323983U 1983-12-31 1983-12-31 船舶用水洗トイレの洗水吸込み口構造 Granted JPS60111795U (ja)

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JP20323983U JPS60111795U (ja) 1983-12-31 1983-12-31 船舶用水洗トイレの洗水吸込み口構造

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JP20323983U JPS60111795U (ja) 1983-12-31 1983-12-31 船舶用水洗トイレの洗水吸込み口構造

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Publication Number Publication Date
JPS60111795U JPS60111795U (ja) 1985-07-29
JPS6321520Y2 true JPS6321520Y2 (ja) 1988-06-14

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JP20323983U Granted JPS60111795U (ja) 1983-12-31 1983-12-31 船舶用水洗トイレの洗水吸込み口構造

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JPS60111795U (ja) 1985-07-29

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