JPH09123356A - 制振シート - Google Patents

制振シート

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JPH09123356A
JPH09123356A JP30379695A JP30379695A JPH09123356A JP H09123356 A JPH09123356 A JP H09123356A JP 30379695 A JP30379695 A JP 30379695A JP 30379695 A JP30379695 A JP 30379695A JP H09123356 A JPH09123356 A JP H09123356A
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JP
Japan
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rubber
sheet
rubber sheet
thickness
mooney viscosity
Prior art date
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Pending
Application number
JP30379695A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Matsunaga
学 松永
Nobuyuki Takahashi
伸幸 高橋
Michio Umeda
道夫 梅田
Takashi Nakamura
隆 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装前の自動車用車体外板パネルに接着し、
塗装後その焼付け工程に供しても変形しにくくて脱落す
ることのない耐熱性に優れる制振シートを得ること。 【解決手段】 ブチルゴムを5〜30重量%含有するム
ーニー粘度が60〜75(ML1+4〔100℃〕)で厚
さが0.5〜5.0mmのゴムシート(2)の片面に米坪
200〜500g/m2、厚さ0.3〜1.0mmの板紙
(1)を有し、前記ゴムシートの他面に、ブチルゴムを
5〜30重量%含有するムーニー粘度が10〜15(M
1+4〔60℃〕)の感圧型粘着剤層(3)を有する制
振シート。 【効果】 ゴムシートの制振効果を害することなく板紙
を介して加温によるゴムシートの変形を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、自動車のドアパネルやク
ォーターパネル等の車体外板パネルに塗装前に接着し、
塗装後その焼付け工程に供する場合などに好ましく用い
うる耐熱性の制振シートに関する。
【0002】
【発明の背景】従来、自動車のドアパネルやクォーター
パネル等の車体外板パネルに用いる制振シートとして
は、図3の如くスチレン・ブタジエンゴムを5〜30重
量%含有するムーニー粘度が75〜85(ML1+4〔1
00℃〕)で厚さが1.5〜3.0mmのゴムシート6の
片面に、ブチルゴムを5〜30重量%含有するムーニー
粘度が6〜8(ML1+4〔60℃〕)で厚さが0.3〜
0.5mmの感圧型粘着剤層7を有する2層構造のシート
8が知られていた。この制振シートは、その感圧型粘着
剤層を介して自動車の車体外板パネルに直接固着できる
ようにしたものである。
【0003】しかしながら、前記の制振シートを塗装前
の車体外板パネルに接着し、そのパネルに塗装を施して
焼付け工程に供した場合、焼付け処理時の加温(約18
0℃)で制振シート、特にゴムシートが軟化してダレ変
形し、変形が大きくてパネルより脱落する場合のある問
題点があった。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、塗装前の自動車用車体
外板パネルに接着し、塗装後その焼付け工程に供しても
変形しにくくて脱落することのない耐熱性に優れる制振
シートを得ることを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、ブチルゴムを5〜30重
量%含有するムーニー粘度が60〜75(ML1+4〔1
00℃〕)で、厚さが0.5〜5.0mmのゴムシートの
片面に、米坪200〜500g/m2、厚さ0.3〜
1.0mmの板紙を有し、前記ゴムシートの他面に、ブチ
ルゴムを5〜30重量%含有するムーニー粘度が10〜
15(ML1+4〔60℃〕)の感圧型粘着剤層を有する
ことを特徴とする制振シートを提供するものである。
【0006】
【発明の効果】上記の構成により、ゴムシートが優れた
制振効果を発揮し、板紙がそのゴムシートの制振効果を
害することなく加温によるゴムシートの変形を抑制し、
感圧型粘着剤層を介し塗装前の自動車用車体外板パネル
に接着して、塗装後その焼付け工程に供しても変形しに
くく、脱落することのない耐熱性に優れる制振シートを
得ることができる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の制振シートは、ブチルゴム
を5〜30重量%含有するムーニー粘度が60〜75
(ML1+4〔100℃〕)で、厚さが0.5〜5.0mm
のゴムシートの片面に、米坪200〜500g/m2
厚さ0.3〜1.0mmの板紙を有し、前記ゴムシートの
他面に、ブチルゴムを5〜30重量%含有するムーニー
粘度が10〜15(ML1+4〔60℃〕)の感圧型粘着
剤層を有するものからなる。その例を図1に示した。1
が板紙層、2:ゴムシート層、3が感圧型粘着剤層で、
4が制振シートである。
【0008】ゴムシートは、制振効果や耐熱性などの点
より、ブチルゴムを5〜30重量%含有し、ムーニー粘
度が60〜75(ML1+4〔100℃〕)で、厚さが
0.5〜5.0mm、就中0.7〜4.0mm、特に1.0
〜3.0mmのものとして形成される。ゴムシートの形成
には、ブチルゴム(イソプレン・イソブチレンゴム)以
外のゴム成分として1種又は2種以上の適宜なものを用
いることができ、特に限定はない。
【0009】ちなみに前記したブチルゴム以外のゴム成
分の一般的なものとしては、例えば天然ゴムやスチレン
・ブタジエンゴム、ポリイソブチレンやポリイソプレ
ン、スチレン・ブタジエン・スチレンゴムやスチレン・
イソプレン・スチレンゴム、スチレン・エチレン・ブタ
ジエンゴムやスチレン・エチレン・ブチレン・スチレン
ゴム、クロロプレンゴムやニトリルブチルゴム、エチレ
ン・プロピレンゴムや再生ゴム、アクリルゴムなどがあ
げられる。
【0010】ゴムシートには、必要に応じて粘着付与剤
や軟化剤、あるいはその他の各種充填剤や老化防止剤な
どの添加剤を通常量配合することができる。また動物性
油脂や植物性油脂、鉱物油などの油脂類も必要に応じて
配合することができる。
【0011】粘着付与剤は通例、ゴム成分よりもガラス
転移点が高く、その配合は損失係数のピーク温度を高く
することに有効である。粘着付与剤としては、例えば石
油系樹脂やロジン系樹脂、テルペン系樹脂やクマロンイ
ンデン系樹脂、フェノール系樹脂やキシレン系樹脂、ア
ルキド系樹脂などの適宜なものを用いうる。
【0012】一方、軟化剤は通例、ゴム成分よりもガラ
ス転移点が低く、その配合は損失係数のピーク温度を低
くすることに有効である。従って軟化剤を粘着付与剤と
併用する場合には、使用温度等の目的とする温度域で損
失係数が最大となるような配合割合とすることが好まし
い。軟化剤としては、例えばフタル酸エステルやリン酸
エステル、塩化パラフィンやポリブテン、ポリイソブチ
レンなどの適宜なものを用いうる。
【0013】ゴムシートの形成は、例えば押出し成形方
式やプレス成形方式、カレンダーロールやミキシングロ
ールによるシート加工方式などの適宜な方式で行うこと
ができる。
【0014】ゴムシートの片面に接着する板紙として
は、剛性に基づくゴムーシートの熱変形の抑制性や制振
シートの薄型化などの点より、米坪が200〜500g
/m2、就中210〜400g/m2、特に220〜30
0g/m2で、厚さが0.3〜1.0mm、就中0.8mm
以下、特に0.35〜0.5mmのものが用いられる。板
紙は、ゴムーシートの粘着性に基づいて圧着処理等によ
り接着することができる。
【0015】板紙を有しないゴムシートの他面に付設す
る感圧型粘着剤層は、制振シートを自動車用車体外板パ
ネルなどに接着固定するためのものであり、本発明にお
いては制振効果や耐熱性などの点より、ブチルゴムを5
〜30重量%含有し、ムーニー粘度が10〜15(ML
1+4〔60℃〕)のものとして形成される。
【0016】感圧型粘着剤層の形成には、所定量のブチ
ルゴムを含有する適宜なゴム系粘着剤が用いられる。そ
のゴム系粘着剤の成分としては、上記のゴムシートで例
示したものなどがあげられる。感圧型粘着剤層の厚さ
は、適宜に決定しうるが、一般には1mm以下、就中0.
5mm以下、特に0.1〜0.3mmとされる。
【0017】感圧型粘着剤層のゴムシートへの付設は、
例えばセパレータ上に設けた感圧型粘着剤層をゴムシー
ト上に移着する方式などの適宜な方式で行うことができ
る。なお感圧型粘着剤層のゴムシートへの付設は、上記
した板紙のゴムシートへの接着の前後又は同時の適宜な
段階で行うことができる。
【0018】本発明の制振シートは、自動車のドアパネ
ルやクォーターパネル等の車体外板パネルに塗装前に接
着し、塗装後その焼付け工程に供する場合などの如く、
被着体に接着した状態で加熱処理等の高温雰囲気に置か
れる用途に好ましく用いることができる。
【0019】
【実施例】
実施例1 ブチルゴムを約20重量%含有するムーニー粘度が68
(ML1+4〔100℃〕)のゴム混和物をカレンダーロ
ールを介しシーティングして、厚さ2mmのゴムシートを
形成しつつ、形成されたゴムシートを米坪270g/m
2、厚さ0.35mmの白板紙の上に供給して積層し、接
着させた。なお前記のゴム混和物は、ブチルゴム70部
(重量部、以下同じ)、ポリブテン80部、石油系樹脂
40部、SRFカーボン50部、炭酸カルシウム100
部及び硫黄8部の混練物からなる。
【0020】次に前記の積層シートにおけるゴムシート
の露出面に、ブチルゴムを15重量%含有するムーニー
粘度が11(ML1+4〔60℃〕)のゴム系粘着剤をカ
レンダーロールを介しシーティングして、厚さ0.3mm
の感圧型粘着剤層を形成しつつ積層し、接着させて3層
構造の制振シートを得た。
【0021】比較例 スチレン・ブタジエンゴムを約20重量%含有するムー
ニー粘度が80(ML1+4〔100℃〕)のゴム混和物
をカレンダーロールを介しシーティングして、厚さ2mm
のゴムシートを形成しつつ、形成されたゴムシートをセ
パレータ上に供給した。
【0022】次に前記ゴムシートの露出面に、ブチルゴ
ムを15重量%含有するムーニー粘度が8(ML
1+4〔60℃〕)のゴム系粘着剤をカレンダーロールを
介しシーティングして、厚さ0.3mmの感圧型粘着剤層
を形成しつつ積層して接着させたのち、セパレータを剥
離除去して2層構造の制振シートを得た。
【0023】評価試験 オーバーハング焼付テスト 実施例1、比較例で得た140mm角の制振シートを図2
の如く、130度(θ)傾斜させた治具5にその感圧型
粘着剤層を介し固着して、140℃、160℃、又は1
80℃の加熱オーブン中に30分間放置するオーバーハ
ング焼付テストを行い、制振シートの変形、脱落の有無
を調べた。その結果を次表に示した。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】オーバーハング焼付テストの説明図
【図3】従来例の断面図
【符号の説明】
4,8:制振シート 1:板紙層 2,6:ゴムシート層 3,7:感圧型粘
着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブチルゴムを5〜30重量%含有するム
    ーニー粘度が60〜75(ML1+4〔100℃〕)で、
    厚さが0.5〜5.0mmのゴムシートの片面に、米坪2
    00〜500g/m2、厚さ0.3〜1.0mmの板紙を
    有し、前記ゴムシートの他面に、ブチルゴムを5〜30
    重量%含有するムーニー粘度が10〜15(ML
    1+4〔60℃〕)の感圧型粘着剤層を有することを特徴
    とする制振シート。
JP30379695A 1995-10-27 1995-10-27 制振シート Pending JPH09123356A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1312243C (zh) * 2003-08-08 2007-04-25 日东电工株式会社 用于钢板的压敏胶粘剂片材
US8092906B2 (en) 2003-08-08 2012-01-10 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for steel plate
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