JPH09123249A - 押出成形用キャリブレータ - Google Patents

押出成形用キャリブレータ

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Publication number
JPH09123249A
JPH09123249A JP7283237A JP28323795A JPH09123249A JP H09123249 A JPH09123249 A JP H09123249A JP 7283237 A JP7283237 A JP 7283237A JP 28323795 A JP28323795 A JP 28323795A JP H09123249 A JPH09123249 A JP H09123249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calibrator
molding
thermal conductivity
deformed
corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP7283237A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tanaka
智 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH09123249A publication Critical patent/JPH09123249A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/256Exchangeable extruder parts
    • B29C48/2566Die parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出成形金型から押し出される成形体が角部
または湾曲部を有する異形成形体である場合に、その異
形成形体を均一に冷却することが可能な押出成形用キャ
リブレータを提供する。 【解決手段】 異形成形体Sの角部または湾曲部の内側
となる部分の部材1bを、他の部分の部材1aよりも熱
伝導率が高い材料で構成することで、その異形成形体S
の賦形時において、角部または湾曲部の内側に熱溜まり
が発生することを防いでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出成形用キャリブ
レータに関する。
【0002】
【従来の技術】押出成形においては、金型から押し出さ
れた成形体の形状・寸法を正確に規制しつつ冷却する賦
形工程が設けられる。その賦形に用いられるキャリブレ
ータとしては、従来、鋼系金属を素材として製作された
ものが一般的であった。
【0003】しかしながら、鋼系金属で製作されたキャ
リブレータでは、成形体の押出量が低量の場合には問題
はないが、鋼系金属の熱伝導率が比較的低いことから、
押出量の増大をはかる際に、低押出量の場合と同じ長さ
のものを使用すると冷却不足が生じるという問題があ
る。
【0004】そこで、このような点を解決することを目
的として、冷却効率の優れたキャリブレータが提案され
ている(例えば特開平6−15720号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案の
キャリブレータによれば、熱伝導度が大きくて押出量の
増大は可能であるが、金型から押し出される成形体が、
角部または湾曲部を有する異形成形体である場合には次
のような問題がある。
【0006】すなわち、成形体に角部または湾曲部があ
ると、これら角部または湾曲部の内側となる部分の熱が
効率良く冷却側に逃げず、この部分に熱溜まりが発生す
る。その結果、成形体が均一に冷却されず成形体に変形
が生じる。
【0007】本発明はこのような問題を解決すべくなさ
れたもので、その目的とするところは、押出成形金型か
ら押し出される成形体が角部または湾曲部を有する異形
成形体である場合に、その異形成形体を均一に冷却する
ことが可能な押出成形用キャリブレータを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のキャリブレータは、異形成形体の角部また
は湾曲部の内側となる部分が、他の部分よりも熱伝導率
が高い材料で構成されていることによって特徴づけられ
る。
【0009】このように異形成形体の角部または湾曲部
の内側となる部分、つまり熱溜まりが生じやすい部分に
熱伝導率の高い材料を用いることで、この部分の熱伝導
度が大きくなり、成形体からの熱が冷却側へと速やかに
移動する。その結果、熱溜まりの発生を防止することが
できる。
【0010】ここで、本発明のキャリブレータにおい
て、異形成形体の角部または湾曲部の内側となる部分に
用いる高熱伝導率の材料としては、銅、真鍮または銅合
金などが挙げられる。また、それ以外の部分(以下、キ
ャリブレータ本体と称する)に用いる材料としては、炭
素鋼またはステンレス鋼などが挙げられる。
【0011】なお、本発明のキャリブレータにおいて、
異形成形体に接触する面にはメッキを施しておいてもよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面を参照しつつ説明する。まず、キャリブレータ1は、
図4に示すように、押出成形金型2の後段に配置され
る。その押出成形金型2は、角部を有する略コ字形の異
形成形体S(図1参照)を成形する金型で、この金型2
から押し出された異形成形体Sがキャリブレータ1へと
導かれる。
【0013】さて、キャリブレータ1には、図1及び図
2に示すように、賦形を行う異形成形体Sの外側となる
部位でこの成形体Sの各辺に対応する位置に、それぞ
れ、断面矩形の冷却水流路11,12が設けられ、ま
た、異形成形体Sの内側となる部にも断面円形の冷却水
流路13・・13が設けられており、これら冷却水流路1
1,12,13に冷却水を供給することで、押出成形金
型2からの異形成形体Sを冷却できる構造となってい
る。
【0014】そして、この実施の形態において注目すべ
きところは、図3に示すように、異形成形体Sの角部の
内側となる部分を、キャリブレータ本体1aとは個別の
部材1bで構成し、かつ、この部材1bの材料として熱
伝導率がキャリブレータ本体1aよりも高い材料を用い
た点にある。
【0015】また、この実施の形態において、高熱伝導
率の部材1b(以下、高熱伝導部材1bと称する)とキ
ャリブレータ本体1aとを一体化するための固着手段と
して、ボルト3によるねじ止めを採用している。
【0016】なお、このような固着手段としては、上記
したねじ止めのほか、ろう付けまたは溶接などの方法を
用いてもよい。また、ねじ止めを採用する場合には、図
3に示すように、ボルト3の挿入穴1cを、高熱伝導部
材1bと同じ材料の詰め物4で塞いでおき、さらに詰め
物4を施した部分で異形成形体Sと接触する面には、詰
め物4による段差がなくなるように仕上を施しておく。
【0017】ここで、以上の実施の形態では、角部を有
する異形成形体を対象したキャリブレータに本発明を適
用した例について説明したが、これに限られることな
く、本発明は、湾曲部を有する異形成形体の賦形を行う
キャリブレータにも適用可能である。
【0018】
【実施例】本発明の実施例及び比較例を、図3及び図5
を参照しつつ説明する。なお、図5は、全体構造が図1
と同様なキャリブレータにおいて、図3と同じ部分を拡
大して示す縦断面図である。この図5に示す構造は、図
3の構造に対して、キャリブレータ51の全体が同一材
料で構成されている点のみが相違する。 <実施例1>図3に示した構造において、キャリブレー
タ本体1aの材質をステンレス鋼:SUS304〔熱伝
導率:15(w/m・℃)〕とし、また、高熱伝導部材
1bの材質を銅合金:HR750〔商品名,神戸製鋼所
社製,熱伝導率:130(w/m・℃)〕として、異形
成形体Sの賦形時における温度分布を測定した。このと
き、成形体温度は180℃であった。また冷却水温度は
17℃に設定した。
【0019】その結果を、図6に示す。 <比較例1>図5に示した構造において、キャリブレー
タ51の材質をステンレス鋼:SUS304〔熱伝導
率:15(w/m・℃)〕として、実施例1と同様にし
て温度分布を測定した。その結果を図7に示す。 <比較例2>図5に示した構造において、キャリブレー
タ51の材質を銅合金:HR750〔熱伝導率:130
(w/m・℃)〕として、実施例1と同様にして温度分
布を測定した。その結果を図8に示す。
【0020】以上の図7及び図8に示す結果から、キャ
リブレータの全体を熱伝導率の低い材料(SUS)で構
成した場合、異形成形体Sの角部の内側となる部分に熱
溜まりが発生し、また、キャリブレータを構成する材料
として熱伝導率の高い材料(銅合金)とした場合には、
全体の温度は低下するものの、依然として熱溜まりが発
生することが確かめられた。これらの結果から、キャリ
ブレータの全体が同一の材料で構成されている場合に
は、単に熱伝導率を良くしても熱溜まりの発生を防止で
きないことがわかる。
【0021】これに対し、図6に示す結果から明らかな
ように、異形成形体Sの角部の内側となる部分を高熱伝
導部材で構成することで、熱溜まりの発生がなく良好な
効果が得られることが確かめられた。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャリブ
レータによれば、異形成形体の角部または湾曲部の内側
となる部分の部材を、他の部分の部材よりも熱伝導率が
高い材料で構成したから、そのような異形成形体の賦形
時において、角部または湾曲部の内側に熱溜まりが発生
することを防止でき、成形体を均一に冷却することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出成形用キャリブレータの構造例を
示す全体斜視図
【図2】そのキャリブレータの縦断面図
【図3】図2の部分拡大図
【図4】本発明のキャリブレータの使用状態を示すブロ
ック図
【図5】本発明の比較例1及び2で用いたキャリブレー
タの要部構造を示す縦断面図
【図6】本発明の実施例1の結果を示す温度分布図
【図7】本発明の比較例1の結果を示す温度分布図
【図8】本発明の比較例2の結果を示す温度分布図
【符号の説明】
1 キャリブレータ 1a キャリブレータ本体 1b 高熱伝導部材 11,12,13 冷却水流路 S 異形成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角部または湾曲部を有する異形成形体を
    成形する押出成形金型の後段に配置され、その金型から
    押し出された異形成形体を賦形しつつ冷却するキャリブ
    レータであって、異形成形体の角部または湾曲部の内側
    となる部分が、他の部分よりも熱伝導率が高い材料で構
    成されていることを特徴とする押出成形用キャリブレー
    タ。
JP7283237A 1995-10-31 1995-10-31 押出成形用キャリブレータ Pending JPH09123249A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001212872A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Sekisui Chem Co Ltd 異形押出成形品の冷却賦形方法及び冷却賦形装置
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DE10222922B4 (de) * 2001-06-08 2012-08-16 Greiner Extrusionstechnik Gmbh Kaliberplatte mit einem Einsatzteil für eine Formgebungseinrichtung

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