JPH09122729A - 熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延方法

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JPH09122729A
JPH09122729A JP28373495A JP28373495A JPH09122729A JP H09122729 A JPH09122729 A JP H09122729A JP 28373495 A JP28373495 A JP 28373495A JP 28373495 A JP28373495 A JP 28373495A JP H09122729 A JPH09122729 A JP H09122729A
Authority
JP
Japan
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strip
speed
final stand
pinch rolls
loop
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28373495A
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English (en)
Inventor
Yukinari Shiga
幸成 志賀
Shuichi Ishikawa
秀一 石川
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の熱間圧延方法は、搬送されるストリッ
プを減速させる有効な手段がないため、ランナアウトテ
ーブル上で先端に浮力が働き、その結果としてストリッ
プの先端がしわになり、巻取りが困難となっていた。 【解決手段】 本発明による熱間圧延方法は、最終スタ
ンド(1)を通過したストリップ(13)を、ルーパー設備(1
5)を移動させてストリップ(13)の搬送速度を減速させ、
巻取り及び搬送を容易化する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延方法に関
し、特に、仕上圧延機の最終スタンドと巻取機間に設け
たルーパー設備により、ストリップの搬送速度を制御す
るための新規な改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱間圧延においては、ストリップ
が仕上圧延機の最終スタンドを出てから巻取機に至る間
で、要求されるストリップの材質特性を得るために、仕
上圧延機を出た所に仕上圧延温度を検出する温度センサ
を設け圧延される鋼材の変態温度以上になるように仕上
圧延機での圧延速度を増減させて目標とするストリップ
の出側温度が制御管理され、更に、ランナアウトテーブ
ル上でラミナーノズルで散水冷却制御が成される。ま
た、熱間圧延の下工程である冷間圧延での負荷を軽減さ
せるためと、自動車産業等の生産コスト削減から熱間圧
延のままの薄物圧延材が要求され、その要求に応えるこ
とからストリップの板厚が近年極薄物(0.8〜1.2ミ
リ)となってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱間圧延方法
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、極薄物の圧延を行うと仕上
圧延機の最終スタンドを通過したストリップの先端がラ
ンナアウトテーブルの回転推進力とマッチングしないた
めストリップに伝わらず、ランナアウトテーブル上で先
端に浮力が働き、その結果としてストリップはアコーデ
オン状に皺になり巻取機で巻き取ることが困難となって
いた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解消するた
めになされたもので、特に、圧延する圧延材の仕上圧延
温度を確保しながら圧延材の先端が巻取機に至るまでに
先端部に捲れが起きないような遅い速度でランナアウト
テーブル上を搬送し、圧延速度と搬送速度の差をルーパ
ー設備で吸収することによりストリップを搬送するよう
にした熱間圧延方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による熱間圧延方
法は、仕上圧延機の最終スタンドと巻取機の間に設けた
第1冷却部によりストリップを冷却するようにした熱間
圧延設備において、前記ストリップの先端が前記最終ス
タンドを通過し更に前記最終スタンドと第1冷却部間に
位置するルーパー設備の入側,出側ピンチロールを通過
した後に前記ストリップの搬送速度を減速させるために
前記ルーパー設備の各案内ロールを移動させる方法であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による熱
間圧延方法の好適な実施の形態について詳細に説明す
る。図1において符号1で示されるものは仕上圧延機の
最終スタンドであり、この最終スタンド1の下流側には
入側温度センサ2、入側ピンチロール3、第2冷却部3
0を有しループ量を貯留するルーパー設備15、出側ピ
ンチロール5、出側温度センサ9が設けられ、この出側
温度センサ9の下流側には、ランナアウトテーブル14
及び散水式の第1冷却部10、ピンチロール11及び巻
取機12が設けられている。前記ルーパー設備15は、
周知の手段により上下動自在に設けられた1対の案内ロ
ール4a,4bを有すると共に、この第1冷却部30
は、案内されるストリップ13の両面に対して設けられ
た表面冷却部6及び裏面冷却部7を有している。なお、
前記案内ロール4a,4bを昇降させる周知の昇降装置
にてルーパー設備30を昇降し圧延中のストリップ13
のループ量を確保するように構成され、このループ量は
ループ高さを図示しないレーザ等を用いて検出し、この
ループ高さからループ量をCPU(図示せず)により演
算するように構成されている。
【0007】前記ルーパー設備15においては、ストリ
ップ13のループを形成する場合、ストリップ13の先
端が最終スタンド1を通過し巻取機12に至る間のスト
リップ13の速度を最終スタンド1のロール速度より遅
くするように出側ピンチロール5が設けられており、仕
上圧延機の最終スタンド1のロール速度と出側ピンチロ
ール5に設けているロール速度を検出する周知のPLG
(図示せず)の出力から出側ピンチロール5の速度との
比較演算を行い、出側ピンチロール5の速度を図示しな
い制御部によって制御し、ループ量を確保しながらルー
プをバランスさせてストリップ13の先端速度を遅らせ
て先端が変形しないような速度とするように構成されて
いる。なお、出側ピンチロール5にストリップ13の先
端が噛み込まれたことを検出するために出側ピンチロー
ル5に荷重を検出するためのロードセル(図示せず)が
設けられ、このロードセルからの信号によって、出側ピ
ンチロール5の回転速度を減少させ、更にループの張力
制御を開始させる信号としてルーパー設備15のループ
制御装置(図示せず)へ入力されている。
【0008】次に動作について述べる。まず、最初はル
ーパー設備15の各案内ロール4a,4bが各ピンチロ
ール3,5と同じ位置に降下してループ量が零となって
いると共に裏面冷却部7が下方に後退している状態にお
いて、最終スタンド1から送られたストリップ13は、
入側ピンチロール3に到達すると、最終スタンド1は従
来と同じパターンで圧延速度を継続する。一方、出側ピ
ンチロール5は極薄材のストリップ13が安定して通板
可能な速度で速度制御を行い、巻取機12迄先端部を送
り出す。この間のピンチロール5と最終スタンド1間の
速度差で発生するループはルーパー設備15により吸収
する。巻取機12にストリップ13が巻きつくと、出側
ピンチロール5の周速を最終スタンド1の周速と同期制
御することにより、ループ量をコントロールする。従っ
て、ループ制御が開始されルーパー設備15の案内ロー
ル4a,4bが昇降設備で上昇すると同時に冷却設備で
ある裏面冷却部7が、圧延ラインのピットから上昇する
等して表面冷却部6と対応すると冷却が始まる。また、
この表面冷却部6は、圧延ラインのドライブ側からルー
パー設備15内に進入してストリップ13の表面を冷却
する。また、この第2冷却部30の冷却制御は出側ピン
チロール5を出た所に設けた出側温度センサ9で温度を
測定して、最終スタンド1の出側で測定した温度と比較
演算を行い、所定の冷却制御がなされ、更に出側ピンチ
ロール5を出たストリップ13は、ランナアウトテーブ
ル14上に設けた第1冷却部10からの散水にて冷却制
御が行われる。従って、このルーパー設備15のループ
量の制御によりストリップ13の冷却温度及び速度の制
御を行うことができる。
【0009】前記ルーパー設備15内での冷却制御は次
の(1)式のようになされるが、最終スタンド1のスト
リップ13の速度Vは前記したようにストリップの変態
温度以上の温度を確保する必要から出側の圧延速度は固
定される。 Cr=(T1−T2)V/l ・・・(1) ここで T:ルーパー入側温度 (℃) T:ルーパー出側温度 (℃) V :圧延速度 (m/sec) l :ルーパー長さ (m) 従って、T点とT点を通過する時間はルーパー長さ
lを変えることによって可能となり、従って、ルーパー
設備15内を通過する時間を一定になるようにループ量
を制御すると共に入側と出側の温度差を所定の冷却速度
となるように制御することにより、要求するストリップ
の冷却速度の制御を容易に行うことができる。また、本
設備ではループ量が小さい時に冷却能を最大にするよう
に冷媒として液化ガス等を吹き付けるように構成され、
また、従来の冷却と同様に、スプレー状に水をかける
か、気水混合した霧状にして吹き付ける方法によって冷
却することも採用されている。また、従来の冷却ではス
プレーした水がストリップ表面に膜を形成して冷却効率
が非常に悪かったが、本ルーパー設備が縦型になってい
て、しかもミスト状の冷媒を吹き付けるのでストリップ
表面に膜を形成を少なくすることができ冷却能力を大き
くできる。なお、前述のルーパー設備15は、上昇だけ
でなく、ストリップ面から下降させても同じ作用が得ら
れる。
【0010】
【発明の効果】本発明による熱間圧延方法は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、最終スタンドを通過したストリップ
が出側ピンチロールを通過した後にルーパー設備によっ
てループを作るため速度が減速されて最終スタンドの出
側速度と同期させることができ、極薄物のストリップで
もしわの発生を防止して、確実な搬送と巻取を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるルーパー設備を設けた熱間圧延
ラインの概要を示す構成図である。
【符号の説明】
1 熱間仕上圧延機の最終スタンド 2 入側温度センサ 3 入側ピンチロール 4 案内ロール 5 出側ピンチロール 6 表面冷却部 7 裏面冷却部 9 出側温度センサ 10 第1冷却部 11 ピンチロール 12 巻取機 13 ストリップ 14 ランナアウトテーブル 15 ルーパー設備 30 第2冷却部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上圧延機の最終スタンド(1)と巻取機
    (12)の間に設けた第1冷却部(10)によりストリップ(13)
    を冷却するようにした熱間圧延設備において、前記スト
    リップ(13)の先端が前記最終スタンド(1)を通過し更に
    前記最終スタンド(1)と第1冷却部(10)間に位置するル
    ーパー設備(15)の入側,出側ピンチロール(3,5)を通過
    した後に前記ストリップ(13)の搬送速度を減速させるた
    めに前記ルーパー設備(15)の各案内ロール(4a,4b)を移
    動させることを特徴とする熱間圧延方法。
JP28373495A 1995-10-31 1995-10-31 熱間圧延方法 Withdrawn JPH09122729A (ja)

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JP28373495A JPH09122729A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 熱間圧延方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100446881C (zh) * 2005-04-29 2008-12-31 宝山钢铁股份有限公司 可实现恒速轧制的轧机出口装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030107