JPH09122593A - 合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置 - Google Patents
合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置Info
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- JPH09122593A JPH09122593A JP28204095A JP28204095A JPH09122593A JP H09122593 A JPH09122593 A JP H09122593A JP 28204095 A JP28204095 A JP 28204095A JP 28204095 A JP28204095 A JP 28204095A JP H09122593 A JPH09122593 A JP H09122593A
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は多数個取り成形物から製品を自動
的に分離することを目的としたものである。 【解決手段】 複数個取り成形物を所定の位置に設置
し、超音波をかけて製品をそのランナーから熔断分離す
ると共に、空気圧を利用して製品を所定の受器内へ収容
することを特徴とした合成樹脂成形物の分離選別方法。
一側部に複数個取り成形物の受け取り部を有し、他側部
に超音波切断機を設置した移動路上に、前記移動路の一
側部から他側部へ成形物受け台を往復可能に架設し、前
記超音波切断機の切断位置には、前記成形物受け台と離
接自在に製品取入盤を設置し、該製品取入盤の側面に
は、製品挿入孔を設け、該製品挿入孔を製品移送管端に
開口させ、該製品移送管には加圧空気ノズルを製品移送
方向に向けて開口させ、前記製品移送管には製品の案内
管の基端を連結し、該案内管の他端は製品受器に臨せる
と共に、前記成形物受け台上に残留したランナーの排除
手段を付設したことを特徴とする合成樹脂成形物の分離
選別装置。
的に分離することを目的としたものである。 【解決手段】 複数個取り成形物を所定の位置に設置
し、超音波をかけて製品をそのランナーから熔断分離す
ると共に、空気圧を利用して製品を所定の受器内へ収容
することを特徴とした合成樹脂成形物の分離選別方法。
一側部に複数個取り成形物の受け取り部を有し、他側部
に超音波切断機を設置した移動路上に、前記移動路の一
側部から他側部へ成形物受け台を往復可能に架設し、前
記超音波切断機の切断位置には、前記成形物受け台と離
接自在に製品取入盤を設置し、該製品取入盤の側面に
は、製品挿入孔を設け、該製品挿入孔を製品移送管端に
開口させ、該製品移送管には加圧空気ノズルを製品移送
方向に向けて開口させ、前記製品移送管には製品の案内
管の基端を連結し、該案内管の他端は製品受器に臨せる
と共に、前記成形物受け台上に残留したランナーの排除
手段を付設したことを特徴とする合成樹脂成形物の分離
選別装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂の複数個取
り成形物のランナーから製品を自動的に分離することを
目的とした合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置に関
するものである。
り成形物のランナーから製品を自動的に分離することを
目的とした合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来複数個取り合成樹脂成形物は、人手
によりランナーと製品を分離しており、その自動化につ
いては未だ不十分であった。
によりランナーと製品を分離しており、その自動化につ
いては未だ不十分であった。
【０００３】
【発明により解決すべき課題】前記従来のように製品の
分離を人力に依存する時は、単純作業による重労働とな
って、高能率は望めないのみならず、製品とランナーと
の切断部が綺麗にならない場合もあるなどの問題点があ
った。
分離を人力に依存する時は、単純作業による重労働とな
って、高能率は望めないのみならず、製品とランナーと
の切断部が綺麗にならない場合もあるなどの問題点があ
った。
【０００４】また切断刃を用いて分断する方法も考えら
れるが、切断刃を各製品とランナーとの切断位置へ正確
に当接することがずつかしいのみならず切断屑を生じた
り、切断バリを生じたり、或いは切断刃の磨耗などによ
る切れ具合が不均等になるなど幾多の問題点があった。
れるが、切断刃を各製品とランナーとの切断位置へ正確
に当接することがずつかしいのみならず切断屑を生じた
り、切断バリを生じたり、或いは切断刃の磨耗などによ
る切れ具合が不均等になるなど幾多の問題点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、合成
樹脂成形物に超音波振動を付与して、切断すべき部位
（多くはゲート）へ振動を集中させて熔断すると共に、
製品は空気力を利用して所定の位置へ分別収容すること
により前記従来の問題点を解決したのである。
樹脂成形物に超音波振動を付与して、切断すべき部位
（多くはゲート）へ振動を集中させて熔断すると共に、
製品は空気力を利用して所定の位置へ分別収容すること
により前記従来の問題点を解決したのである。
【０００６】即ち方法の発明は、複数個取り成形物を所
定の位置に設置し、超音波をかけて製品をそのランナー
から熔断分離すると共に、空気圧を利用して製品を所定
の受器内へ収容することを特徴とした合成樹脂成形物の
分離選別方法であり、また他の方法の発明は、複数個取
り成形物を成形物受け台上に載せて、超音波発振体を当
接した後、超音波をかけて製品をそのランナーから熔断
分離すると共に、分離された製品は減圧吸引により個別
に受器内へ移送して収容することを特徴とした合成樹脂
成形物の分離選別方法である。次に他の方法の発明は、
複数個取り成形物を合成樹脂成形機から取り出して、成
形物受け台上に移載し、該成形物受け台を超音波切断機
の下部に移動して製品とそのランナーとを超音波切断に
より分離すると共に、製品は個別に移送路内へ減圧吸引
して所定の受器内へ夫々収容し、前記ランナーは別に取
出して屑容器に入れることを特徴とした合成樹脂成形物
の分離選別方法である。
定の位置に設置し、超音波をかけて製品をそのランナー
から熔断分離すると共に、空気圧を利用して製品を所定
の受器内へ収容することを特徴とした合成樹脂成形物の
分離選別方法であり、また他の方法の発明は、複数個取
り成形物を成形物受け台上に載せて、超音波発振体を当
接した後、超音波をかけて製品をそのランナーから熔断
分離すると共に、分離された製品は減圧吸引により個別
に受器内へ移送して収容することを特徴とした合成樹脂
成形物の分離選別方法である。次に他の方法の発明は、
複数個取り成形物を合成樹脂成形機から取り出して、成
形物受け台上に移載し、該成形物受け台を超音波切断機
の下部に移動して製品とそのランナーとを超音波切断に
より分離すると共に、製品は個別に移送路内へ減圧吸引
して所定の受器内へ夫々収容し、前記ランナーは別に取
出して屑容器に入れることを特徴とした合成樹脂成形物
の分離選別方法である。
【０００７】また装置の発明は、一側部に複数個取り成
形物の受け取り部を有し、他側部に超音波切断機を設置
した移動路上に、前記移動路の一側部から他側部へ成形
物受け台を往復可能に架設し、前記超音波切断機の切断
位置には、前記成形物受け台と離接自在に製品取入盤を
設置し、該製品取入盤の側面には製品挿入孔を設け、該
製品挿入孔を製品移送管端に開口させ、該製品移送管に
は加圧空気ノズルを製品移送方向に向けて開口させ、前
記製品移送管には製品の案内管の基端を連結し、該案内
管の他端は製品受器に臨せると共に、前記成形物受け台
上に残留したランナーの排除手段を付設したことを特徴
とする合成樹脂成形物の分離選別装置である。更に製品
の案内管は、線材よりなる円筒状コイルとしたものであ
り、またランナーの排除手段は、支持腕の先端に挟着指
を有し、該挟着指を、成形物受け台と屑容器上との間を
往復移動させるべく支持腕に動力を付与したものであ
る。
形物の受け取り部を有し、他側部に超音波切断機を設置
した移動路上に、前記移動路の一側部から他側部へ成形
物受け台を往復可能に架設し、前記超音波切断機の切断
位置には、前記成形物受け台と離接自在に製品取入盤を
設置し、該製品取入盤の側面には製品挿入孔を設け、該
製品挿入孔を製品移送管端に開口させ、該製品移送管に
は加圧空気ノズルを製品移送方向に向けて開口させ、前
記製品移送管には製品の案内管の基端を連結し、該案内
管の他端は製品受器に臨せると共に、前記成形物受け台
上に残留したランナーの排除手段を付設したことを特徴
とする合成樹脂成形物の分離選別装置である。更に製品
の案内管は、線材よりなる円筒状コイルとしたものであ
り、またランナーの排除手段は、支持腕の先端に挟着指
を有し、該挟着指を、成形物受け台と屑容器上との間を
往復移動させるべく支持腕に動力を付与したものであ
る。
【０００８】前記における超音波切断機は既存の物を使
用し、振動伝達部を成形物受け台に合わせて成形してあ
る。
用し、振動伝達部を成形物受け台に合わせて成形してあ
る。
【０００９】前記における分離した製品の移送には多種
の方法が考えられるが、空気圧（減圧）吸引を採用し
た。これは製品が軽量であり、かつ不整形の場合が多い
から、ロボットハンドなどを使用するより合理的かつ簡
単であるからである。
の方法が考えられるが、空気圧（減圧）吸引を採用し
た。これは製品が軽量であり、かつ不整形の場合が多い
から、ロボットハンドなどを使用するより合理的かつ簡
単であるからである。
【００１０】前記において、製品を個別受器に集めたの
は、製品検査の合理化を図ったものである。この種物製
品の不良は大凡成形不良であり、成形不良は型の不良乃
至材料の流動不良に起因することが大部分である。そこ
でランナーの各枝又は製品に番号を付し、製品受器番号
と合わせておけば、製品受器内の製品の抜き取り検査に
際し、何番の製品受器の不良製品はランナーのどの枝の
不良に起因するかが直ちに判明するからである。
は、製品検査の合理化を図ったものである。この種物製
品の不良は大凡成形不良であり、成形不良は型の不良乃
至材料の流動不良に起因することが大部分である。そこ
でランナーの各枝又は製品に番号を付し、製品受器番号
と合わせておけば、製品受器内の製品の抜き取り検査に
際し、何番の製品受器の不良製品はランナーのどの枝の
不良に起因するかが直ちに判明するからである。
【００１１】この発明における合成樹脂成形物は例えば
乾電池用パッキングであって、各種形状及び個数がある
が、一例として４０個取りを示した。
乾電池用パッキングであって、各種形状及び個数がある
が、一例として４０個取りを示した。
【００１２】
【発明の実施の形態】複数個取り合成樹脂成形物を超音
波切断機の切断位置に移送し、各個製品をその移送路に
挿入し、超音波を発振させて熔断すると共に、製品を減
圧吸引して各製品受器に分配し、ランナーはロボットハ
ンドを用いて取除くようにしたものである。
波切断機の切断位置に移送し、各個製品をその移送路に
挿入し、超音波を発振させて熔断すると共に、製品を減
圧吸引して各製品受器に分配し、ランナーはロボットハ
ンドを用いて取除くようにしたものである。
【００１３】
【実施例１】この発明の方法は、図１に示すように、合
成樹脂成形機１により多数個取り合成樹脂成形物２（例
えば４０個取り）をロボット移送機３により、成形物受
け台４上に移載する。
成樹脂成形機１により多数個取り合成樹脂成形物２（例
えば４０個取り）をロボット移送機３により、成形物受
け台４上に移載する。
【００１４】次に成形物受け台４を超音波切断機５の下
部へ移動させると共に、個別に製品取入盤２１、２１ａ
の製品挿入孔に挿入し、超音波を振動させて製品を分離
し、ついで移送管６に加圧空気ノズル２６から加圧空気
を送って、製品８を減圧吸引し、案内管２４を経て受器
１０へ収容する。この場合にランナー１１はロボットハ
ンド１２により屑容器１３へ収容する（図６）。
部へ移動させると共に、個別に製品取入盤２１、２１ａ
の製品挿入孔に挿入し、超音波を振動させて製品を分離
し、ついで移送管６に加圧空気ノズル２６から加圧空気
を送って、製品８を減圧吸引し、案内管２４を経て受器
１０へ収容する。この場合にランナー１１はロボットハ
ンド１２により屑容器１３へ収容する（図６）。
【００１５】前記において、多数個取り合成樹脂成形物
２の製品８と、ランナー１１とはゲート１４を介して
（図３）、連結させているので、多数個取り成形物２に
超音波を伝達して発振させれば、前記ゲート１４が発熱
し、熔断すると共に、減圧吸引により移送管６内へ吸い
込むので、各製品８は瞬時にランナー１１から分離す
る。
２の製品８と、ランナー１１とはゲート１４を介して
（図３）、連結させているので、多数個取り成形物２に
超音波を伝達して発振させれば、前記ゲート１４が発熱
し、熔断すると共に、減圧吸引により移送管６内へ吸い
込むので、各製品８は瞬時にランナー１１から分離す
る。
【００１６】また製品とランナー１１とのゲート１４の
断面形状を最良に成形すれば、熔断痕が綺麗になり、再
加工を要しない。
断面形状を最良に成形すれば、熔断痕が綺麗になり、再
加工を要しない。
【００１７】
【実施例２】この発明の装置を図３、４、５、６につい
て説明する。
て説明する。
【００１８】多数個取り合成樹脂成形物２の形成物受け
台４を一側から他側へ移送する為に、移送路１５にレー
ル１６を敷設し、レール１６に前記成形物受け台４を往
復移動可能に架設する。前記成形物受け台４の往復移動
には色々の動力があるが、例えばエアシリンダのロッド
に成形物受け台４を固定し、エアシリンダに加圧エアを
給排すれば、成形物受け台４を矢示１９のように往復移
動させることができる。
台４を一側から他側へ移送する為に、移送路１５にレー
ル１６を敷設し、レール１６に前記成形物受け台４を往
復移動可能に架設する。前記成形物受け台４の往復移動
には色々の動力があるが、例えばエアシリンダのロッド
に成形物受け台４を固定し、エアシリンダに加圧エアを
給排すれば、成形物受け台４を矢示１９のように往復移
動させることができる。
【００１９】前記レール１６の他側（成形物受け台４の
停止位置）には、超音波切断機５が設置されており、該
位置には、前記成形物受け台４を挟んで製品取入盤２
１、２１ａが離接可能に設置されている。例えばエアシ
リンダ１８のロッド１７を製品取入盤２１に連結し、前
記エアシリンダ１８に加圧エアを給排すれば、製品取入
盤２１を矢示４７のように移動させることができる。前
記製品取入盤２１、２１ａの成形物受け台４側端面に
は、多数の製品挿入孔２２、２２が穿設されており、各
製品挿入孔２２、２２は夫々製品移送管２３、２３の一
端に臨ませてある。前記製品移送管２３、２３の他端に
は製品案内管２４、２４の基端が夫々連結してあり、製
品案内管２４、２４の先端は製品受器２５、２５上へ臨
ませてある。前記製品移送管２３、２３の中間部には加
圧エアを吹き出すノズル２６、２６が、製品案内管側に
向けて穿設してある。
停止位置）には、超音波切断機５が設置されており、該
位置には、前記成形物受け台４を挟んで製品取入盤２
１、２１ａが離接可能に設置されている。例えばエアシ
リンダ１８のロッド１７を製品取入盤２１に連結し、前
記エアシリンダ１８に加圧エアを給排すれば、製品取入
盤２１を矢示４７のように移動させることができる。前
記製品取入盤２１、２１ａの成形物受け台４側端面に
は、多数の製品挿入孔２２、２２が穿設されており、各
製品挿入孔２２、２２は夫々製品移送管２３、２３の一
端に臨ませてある。前記製品移送管２３、２３の他端に
は製品案内管２４、２４の基端が夫々連結してあり、製
品案内管２４、２４の先端は製品受器２５、２５上へ臨
ませてある。前記製品移送管２３、２３の中間部には加
圧エアを吹き出すノズル２６、２６が、製品案内管側に
向けて穿設してある。
【００２０】前記レール１６の一端の上方には、これと
ほぼ直角に架台２７が架設され、架台２７上へ多数個取
り成形物のロボット移送機３が摺動自在に架設されてい
る。多数個取り成形物のロボット移送機３は、多数個取
り成形物２を挟むロボットハンド２９、ロボットアーム
３０及びアーム駆動部３１よりなり、アーム駆動部３１
は前記架台２７上を矢示３２のよう往復摺動できるよう
になっている。図中３３は合成樹脂成形機である。
ほぼ直角に架台２７が架設され、架台２７上へ多数個取
り成形物のロボット移送機３が摺動自在に架設されてい
る。多数個取り成形物のロボット移送機３は、多数個取
り成形物２を挟むロボットハンド２９、ロボットアーム
３０及びアーム駆動部３１よりなり、アーム駆動部３１
は前記架台２７上を矢示３２のよう往復摺動できるよう
になっている。図中３３は合成樹脂成形機である。
【００２１】上記実施例は、ロボット移送機３を図４中
矢示３４のように合成樹脂成形機３３側へ移動し、ロボ
ットアーム３０を矢示３５のように移動して、ロボット
ハンド２９を多数個取り成形物２の取出し位置へ移動
し、前記成形物の突片２ａをロボットハンド２９で挟着
する。ついでロボット移送機３を矢示３６のように移動
すると共に、アーム駆動部３１を始動してロボットアー
ム３０を矢示３７のように移動し、多数個取り成形物２
を成形物受け台４上へ移載する。成形物受け台４上に
は、掛止穴２８に、多数個取り成形物２の軸杆２ｂが嵌
着して安定載置される。ついでエアシリンダに加圧エア
を送り成形物受け台４を矢示３８の方向へ移動させて、
超音波切断機５の直下に位置させる。そこで超音波切断
機５の超音波伝達杆３９を下降させ、その下端面と成形
物受け台４と間に多数個取り成形物２を挟着すると共
に、超音波を発振させると、製品８と、ランナー１１と
のゲート１４が振動により発熱し溶融する。一方加圧エ
アをエアホース４０からを矢示のように送入すると、加
圧エアは各製品移送管の加圧空気ノズル７から矢示４１
のように吹き出すので、移送管６の製品挿入孔２２に近
接した位置６ａが減圧される。そこで製品８は減圧吸引
されて矢示４３のように引張られ熔断と同時に案内管９
側へ飛ぶように移動し、矢示４２のように案内管９を経
て製品受器２５へ収容される。一方製品８が分離する
と、超音波伝達杆３９は矢示４５のように上昇し、ロボ
ットハンド１２がランナー１１の摘み２ａをつかみ、ロ
ボットアーム４６を屑容器１３上に移動し、ランナーを
収容する。図中２０は駆動部である。ついで成形物受け
台４は矢示４４のように旧位置へ戻り、再び多数個取り
成形物２を受け取って、前記動作を繰り返すと自動製品
分離ができる。
矢示３４のように合成樹脂成形機３３側へ移動し、ロボ
ットアーム３０を矢示３５のように移動して、ロボット
ハンド２９を多数個取り成形物２の取出し位置へ移動
し、前記成形物の突片２ａをロボットハンド２９で挟着
する。ついでロボット移送機３を矢示３６のように移動
すると共に、アーム駆動部３１を始動してロボットアー
ム３０を矢示３７のように移動し、多数個取り成形物２
を成形物受け台４上へ移載する。成形物受け台４上に
は、掛止穴２８に、多数個取り成形物２の軸杆２ｂが嵌
着して安定載置される。ついでエアシリンダに加圧エア
を送り成形物受け台４を矢示３８の方向へ移動させて、
超音波切断機５の直下に位置させる。そこで超音波切断
機５の超音波伝達杆３９を下降させ、その下端面と成形
物受け台４と間に多数個取り成形物２を挟着すると共
に、超音波を発振させると、製品８と、ランナー１１と
のゲート１４が振動により発熱し溶融する。一方加圧エ
アをエアホース４０からを矢示のように送入すると、加
圧エアは各製品移送管の加圧空気ノズル７から矢示４１
のように吹き出すので、移送管６の製品挿入孔２２に近
接した位置６ａが減圧される。そこで製品８は減圧吸引
されて矢示４３のように引張られ熔断と同時に案内管９
側へ飛ぶように移動し、矢示４２のように案内管９を経
て製品受器２５へ収容される。一方製品８が分離する
と、超音波伝達杆３９は矢示４５のように上昇し、ロボ
ットハンド１２がランナー１１の摘み２ａをつかみ、ロ
ボットアーム４６を屑容器１３上に移動し、ランナーを
収容する。図中２０は駆動部である。ついで成形物受け
台４は矢示４４のように旧位置へ戻り、再び多数個取り
成形物２を受け取って、前記動作を繰り返すと自動製品
分離ができる。
【００２２】
【発明の効果】この発明によれば、多数個取り成形物に
超音波振動を与えて製品とランナーとを熔断分離すると
共に、製品は減圧吸引して個別受器に収容するので、製
品を全自動分離できる効果がある。
超音波振動を与えて製品とランナーとを熔断分離すると
共に、製品は減圧吸引して個別受器に収容するので、製
品を全自動分離できる効果がある。
【図１】この発明の実施を示すブロック図。
【図２】同じくこの発明の実施に係る多数個取り成形物
の一部を省略した正面拡大図。
の一部を省略した正面拡大図。
【図３】同じく一部を省略した平面拡大図。
【図４】同じく実施例の概念図。
【図５】同じく移送管の一部を省略した拡大平面図。
【図６】同じく一部を断面した拡大図。
１ 合成樹脂成形機 ２ 多数個取り成形物 ３ ロボット移送機 ４ 成形物受け台 ５ 超音波切断機 ６ 移送管 ８ 製品 １０ 製品受器 １１ ランナー １２ ロボットハンド １３ 屑受器 １４ ゲート １５ 移送路 １６ レール １７ ロッド １８ エアシリンダ ２０ 駆動部 ２１、２１ａ 製品取入盤 ２２ 製品挿入孔 ２３ 製品移送管 ２４ 製品案内管 ２５ 製品受器 ２６ ノズル ２７ 架台 ２８ 掛止穴 ２９ ロボットハンド ３０ ロボットアーム ３１ 駆動部 ３３ 合成樹脂成形機 ３９ 超音波伝達杆 ４０ エアホース ４６ ロボットアーム
Claims (6)
- 【請求項１】 複数個取り成形物を所定の位置に設置
し、超音波をかけて製品をそのランナーから熔断分離す
ると共に、空気圧を利用して製品を所定の受器内へ収容
することを特徴とした合成樹脂成形物の分離選別方法。 - 【請求項２】 複数個取り成形物を成形物受け台上に載
せて、超音波発振体を当接した後、超音波をかけて製品
をそのランナーから熔断分離すると共に、分離された製
品は減圧吸引により個別に受器内へ移送して収容するこ
とを特徴とした合成樹脂成形物の分離選別方法。 - 【請求項３】 複数個取り成形物を合成樹脂成形機から
取り出して、成形物受け台上に移載し、該成形物受け台
を超音波切断機の下部に移動して製品とそのランナーと
を超音波切断により分離すると共に、製品は個別に移送
路内へ減圧吸引して所定の受器内へ夫々収容し、前記ラ
ンナーは別に取出して屑容器に入れることを特徴とした
合成樹脂成形物の分離選別方法。 - 【請求項４】 一側部に複数個取り成形物の受け取り部
を有し、他側部に超音波切断機を設置した移動路上に、
前記移動路の一側部から他側部へ成形物受け台を往復可
能に架設し、前記超音波切断機の切断位置には、前記成
形物受け台と離接自在に製品取入盤を設置し、該製品取
入盤の側面には、製品挿入孔を設け、該製品挿入孔を製
品移送管端に開口させ、該製品移送管には加圧空気ノズ
ルを製品移送方向に向けて開口させ、前記製品移送管に
は製品の案内管の基端を連結し、該案内管の他端は製品
受器に臨せると共に、前記成形物受け台上に残留したラ
ンナーの排除手段を付設したことを特徴とする合成樹脂
成形物の分離選別装置。 - 【請求項５】 製品の案内管は、線材よりなる円筒状コ
イルとしたことを特徴とする請求項４記載の合成樹脂成
形物の分離選別装置。 - 【請求項６】 ランナーの排除手段は、支持腕の先端に
挟着指を有し、該挟着指を、成形物受け台と屑容器上と
の間を往復移動させるべく支持腕に動力を付与したこと
を特徴とする請求項４記載の合成樹脂成形物の分離選別
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28204095A JPH09122593A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28204095A JPH09122593A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09122593A true JPH09122593A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17647395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28204095A Pending JPH09122593A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 合成樹脂成形物の分離選別方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09122593A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6101053A (en) * | 1997-05-29 | 2000-08-08 | Fujitsu Limited | Write condition setting method and disk unit |
| JP2012166331A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-06 | Sekisui Plastics Co Ltd | 成形部材用の切断ユニット |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28204095A patent/JPH09122593A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6101053A (en) * | 1997-05-29 | 2000-08-08 | Fujitsu Limited | Write condition setting method and disk unit |
| JP2012166331A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-06 | Sekisui Plastics Co Ltd | 成形部材用の切断ユニット |
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