JPH09121650A - 藺草収穫機 - Google Patents

藺草収穫機

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JPH09121650A
JPH09121650A JP28835295A JP28835295A JPH09121650A JP H09121650 A JPH09121650 A JP H09121650A JP 28835295 A JP28835295 A JP 28835295A JP 28835295 A JP28835295 A JP 28835295A JP H09121650 A JPH09121650 A JP H09121650A
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straw
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waste
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shredder
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Harumichi Makizono
晴充 牧園
Takayuki Ono
隆行 大野
Atsushi Fujimoto
淳 藤本
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取り藺草に含まれるくず藺草を長茎状態と
細断状態のいずれでも圃場に排出できるようにする。 【解決手段】 刈取り藺草をすぐり無端回動ベルト21
とすぐりローラ22,23とにより、収穫対象藺草とく
ず藺草とに選別してくず藺草を長茎状態で放出経路Rに
放出して圃場に落下させる選別装置20を備えている。
この選別装置20から放出経路Rに放出されるくず藺草
を回転カッター34により細断処理して放出経路Rから
落下させる藺草細断装置30を備えてある。この細断装
置30は、回転カッター34放出経路Rに入り込んで選
別装置20からのくず藺草を細断処理する使用位置と、
回転カッター34が放出経路Rの外方側に位置して選別
装置20からのくず藺草を細断しないで長茎状態のまま
で圃場に落下させる非使用置とに切り換え可能に取り付
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、藺草収穫機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】藺草収穫機として、従来、刈取り装置か
らの刈取り藺草を茎長さが設定長さ以上の収穫対象藺草
と、茎長さが設定長さよりも短いくず藺草とに選別して
くず藺草を刈取り状態の長茎のままで機外に放出する選
別装置を備え、収穫対象藺草とともに刈り取られるくず
藺草を圃場に放出しながら作業できるようになったもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、藺草を収穫した
後、圃場に散在している藺草の鋤き込みを行いながら耕
耘作業をする際、くず藺草が刈取り状態の長茎のままで
散在していることからロータリ耕耘装置の爪軸や耕耘爪
に巻き付きやすくなっていた。本発明の目的は、くず藺
草を回収しやすいように排出しながら収穫作業すること
も、鋤き込み耕耘が行いやすいように排出しながら収穫
作業することも可能な藺草収穫機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕刈取り装置からの刈取り藺草を収
穫対象藺草とくず藺草とに選別してくず藺草を長茎状態
で機外に放出する選別装置を備え、藺草を細断処理して
放出する藺草細断装置を、この藺草細断装置の細断カッ
ターが前記選別装置からのくず藺草を放出する放出経路
に入り込んで前記選別装置からのくず藺草に作用する使
用位置と、前記細断カッターが前記放出経路の外方側に
位置して前記選別装置からのくず藺草に対する作用を解
除する非使用位置とに切り換え自在に取り付けてある。
【0006】〔作用〕藺草細断装置を使用位置に切り換
えると、藺草細断装置の細断カッターが選別装置から放
出される長茎状態のくず藺草に作用し、くず藺草は細断
状態になって排出される。藺草細断装置を非使用位置に
切り換えると、藺草細断装置の細断カッターは選別装置
から放出される長茎状態のくず藺草に作用せず、くず藺
草は選別装置から放出された長茎のままで排出される。
【0007】〔効果〕くず藺草を長茎状態のままで排出
して後に回収しやすいようするとか、細断状態で排出し
て後に藺草が爪軸や耕耘爪に巻き付きにくくて鋤き込み
耕耘をしやすいようにすることが可能になった。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記藺草細断装置に動力伝達するクラッチを、前記
藺草細断装置の前記使用位置への切り換えに連動して自
動的にクラッチ入りになり、前記藺草細断装置の前記非
使用位置への切り換えに連動して自動的にクラッチ切り
になるように構成してある。
【0010】〔作用〕藺草細断装置を使用位置にすると
クラッチが自動的に入りになって藺草細断装置を駆動で
きるようになり、藺草細断装置を非使用位置にするとク
ラッチが自動的に切れて藺草細断装置の駆動が停止す
る。
【0011】〔効果〕藺草細断装置の位置切り換えを行
えば、それだけで特別なクラッチ操作を行わなくても細
断処理が可能になるとともに藺草細断装置を安全な停止
状態にできるように操作面で優れたものなる。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記藺草細断装置の前記非使用位置として、
前記藺草細断装置の前記使用位置からの移動距離が小で
ある第1非使用位置と、前記使用位置からの移動距離が
大である第2非使用位置とを備え、前記藺草細断装置が
前記使用位置および前記第1非使用位置に位置すると、
前記藺草細断装置の前記カッターを覆っているケースが
前記放出経路を覆って放出されるくず藺草に対して落下
案内を行い、前記藺草細断装置が前記第2非使用位置に
位置すると、前記ケースが前記放出経路を開放するよう
に構成してある。
【0014】〔作用〕藺草細断装置を使用位置にしてく
ず藺草を細断処理して排出する際、および、藺草細断装
置を第1非使用位置にしてくず藺草を長茎状態のままで
排出する際、ケースがくず藺草に落下案内してくず藺草
が圃場の所定の落下目標箇所に精度よく落下するように
できる。藺草細断装置を第2非使用位置に切り換える
と、藺草細断装置が放出経路から大きく離れるとともに
ケースが放出経路を開放し、選別装置の藺草放出部の付
近に清掃や点検あるいは修理のための広い作業用スペー
スを確保できる。
【0015】〔効果〕くず藺草が広範囲に拡散しないよ
うに落下目標箇所に精度よく落下して後の回収が一層行
いやすくなるとか、圃場全体に極力均一に散在するよう
になる。しかも、藺草細断装置のケースをガイド部材に
利用して構造面などで有利にできる。選別装置を清掃し
たり、点検や修理したりする際、広い作業用スペースを
確保して容易に作業できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すように、植
立する藺草を駆動式の分草体1によって振動を与えて絡
みをほぐしながら刈取り対象藺草と非刈取り対象藺草と
に分草したり、刈取り対象藺草を2列の引き起し経路の
一方と他方に分草し、分草体1からの刈取り対象藺草を
引起し装置2によって引き起し、引起し装置2からの刈
取り対象藺草の茎先側を無端回動ベルト3によって挟持
しながら株元側をバリカン型の刈取り装置4によって刈
取るように構成した刈取り部A、刈取り藺草を収穫対象
藺草とくず藺草とに選別する選別装置20、この選別装
置20からのくず藺草に作用する藺草細断装置30、前
記選別装置20からの収穫対象藺草を設定量ずつ結束す
る結束装置B、前記無端回動ベルト3などによって刈取
り部Aからの刈取り藺草を選別装置20に供給するとと
もに選別装置20からの収穫対象藺草を結束装置Bに供
給する搬送部10を備えた作業装置を、クローラ式走行
装置5、運転部用の日除け6、エンジンEなどを有した
自走機体の前部にリフトシリンダC1によって機体横方
向の軸芯Pまわりで揺動昇降操作するように連結すると
ともに、前記エンジンEの回転出力を作業装置に伝達す
るように構成してある。自走機体の運転部の横側に、結
束装置Bからの藺草束を貯留する荷台7をダンプシリン
ダC2によってダンプ操作できるように設け、もって、
乗用型の藺草収穫機を構成してある。
【0017】図2および図3に示すように、前記搬送部
10は、引起し装置2の後側に位置する前記無端回動ベ
ルト3、この無端回動ベルト3の下方で引起し装置2の
後側に位置する上下一対の横送り無端回動ベルト11,
11、これら横送り無端回動ベルト11,11の間に位
置するブロアー12、このブロアー12の横側方に位置
する藺草受け台13に機体横方向に並べて備えてある後
送り無端回動ベルト14と15のそれぞれによって構成
してある。無端回動ベルト3は刈取り装置4からの刈取
り藺草の茎先側を挟持して機体後方側に搬送する。無端
回動ベルト3が茎先側を挟持している刈取り藺草の株元
側を一対の横送り無端回動ベルト11,11がこれらの
係止搬送爪によって藺草受け台13の方に横送りする。
この株元側がブロアー12の送風口12aの横側方に至
ると、この送風口12aからの風が株元側を吹き揚げ
て、藺草受け台13に位置する前記後送り無端回動ベル
ト14,15のうちのブロアー12に近い側に位置する
後送り無端回動ベルト14の係止搬送爪に係止させる。
すると、この後送り無端回動ベルト14が刈取り藺草の
株元側を藺草受け台13の上面に持ち上げて載せるとと
もに、藺草受け台13の前端側の上方に位置する選別装
置20のすぐり無端回動ベルト21と、藺草受け台13
の上面との間に送り込む。この時、刈取り藺草の無端回
動ベルト3と14との間に位置する茎部分に搬送ガイド
16が受け止め作用し、刈取り藺草の搬送ガイド16よ
りも茎先側が機体上下向きの姿勢になり、搬送ガイド1
6よりも株元側が藺草受け台13に載った横倒れ姿勢に
なるため、刈取り藺草は全体としては搬送ガイド16に
当接する箇所で湾曲した屈曲姿勢になる。この屈曲姿勢
で茎先側を無端回動ベルト3がさらに後方に挟持搬送
し、株元側を後送り無端回動ベルト14が藺草受け台1
3の上面に沿わせてさらに後方に係止搬送する。前後一
対のすぐり無端回動ベルト21,21を通過した後は、
株元側が前記後送り無端回動ベルト15の搬送始端部に
入り、回動ベルト3と14と15が刈取り藺草を前記屈
曲姿勢でさらに機体後方に搬送する。この後、茎先側が
無端回動ベルト3から外れ、刈取り藺草は全長にわたっ
て機体横方向に沿う横倒れ姿勢になり、この横倒れ姿勢
になった刈取り藺草の株元側を後送り無端回動ベルト1
5がさらに機体後方に搬送して結束装置Bに送り込む。
これにより、搬送部10は刈取り装置4からの刈取り藺
草の全てを選別装置20に供給するとともに、選別装置
20によって選別された収穫対象藺草を結束装置Bに供
給する。
【0018】前記選別装置20は、前記藺草受け台13
の前端部の上方に機体前後方向に並べて設けた前記一対
のすぐり無端回動ベルト21,21、これらすぐり無端
回動ベルト21,21の一端側の機体後方側に設けた上
下一対のすぐりローラ22,23によって構成してあ
る。一対のすぐり無端回動ベルト21,21の一端側を
巻回している輪体24が前記結束装置Bからの伝動によ
って機体前後方向の軸芯まわりで駆動されることによ
り、一対のすぐり無端回動ベルト21,21のいずれも
が前記輪体24によって駆動され、いずれもの無端回動
ベルト21が有するすぐり爪21aが藺草受け台13に
対して図3に示す矢印F方向に移動し、前記搬送部10
からの刈取り藺草の株元側に対して摩擦によって機体横
外側に引出し作用する。すぐり無端回動ベルト21と藺
草受け台13との間に供給された刈取り藺草のうちの茎
先側が無端回動ベルト3によって挟持されている藺草
は、すぐり爪21aが引出し作用しても無端回動ベルト
3や14によって機体後方に搬送される藺草群から抜け
出ないが、茎先側が無端回動ベルト3によって挟持され
ていない藺草は、すぐり爪21aが引出し作用すると前
記搬送藺草群から株元側に抜け出てしまう。搬送藺草群
から抜け出た刈取り藺草は他の刈取り藺草と共にすぐり
無端回動ベルト21の後方側に移動するに伴ってその株
元側が前記一対のすぐりローラ22と23の間に入り込
む。すると、一対のすぐりローラ22と23のうちの上
方側のすぐりローラ22は前記すぐりベルト駆動輪体2
4の後方側に同芯状に一体回動可能に連結していてベル
ト駆動輪体24と共に回動駆動されるように構成してあ
り、下方側のすぐりローラ23は上方側のすぐりローラ
22に接触してこの上方側すぐりローラ22からの摩擦
伝動によって回動駆動されるように構成してあることに
より、一対のすぐりローラ22,23はすぐり無端回動
ベルト21から株元側を送り込まれた刈取り藺草を前記
搬送藺草群からさらに株元側に抜き出してすぐりローラ
22,23の横外側に放出する。これにより、選別装置
20は、刈取り装置4からの刈取り藺草を茎先側が無端
回動ベルト3によって挟持されているものと、挟持され
ていないものとに選別し、無端回動ベルト3によって挟
持されている刈取り藺草を茎長さがすぐり無端回動ベル
ト21から無端回動ベルト3までの距離などによって決
まる設定長さより長い収穫対象藺草として前記後送り無
端回動ベルト15に送り込んで行き、無端回動ベルト3
によって挟持されていない刈取り藺草を茎長さが前記設
定長さ以下の短いくず藺草として刈取り装置4によって
刈り取られた長茎状態のままですぐりローラ22,23
の機体横外側に位置する放出経路Rに放出して圃場に落
下させて行く。前記設定長さとしては約800mmを設
定してある。
【0019】図3〜図5に示すように、前記藺草細断装
置30は、前記すぐりベルト駆動輪体24およびすぐり
ローラ22のための支軸25に一対の取付けアーム3
1,31を介して取り付けたケース32、このケース3
2によって覆われるようにケース32の内側に配置する
とともに前記ケース32の上端側に回転支軸33を介し
て回動自在に取り付けた細断用回転カッター34、前記
ケース32によって覆われるようにケース32の内側に
配置するとともに前記回転カッター34の外周囲の近く
でケース32に固定した細断用固定カッター35によっ
て構成してある。
【0020】前記一対の取付けアーム31,31を支軸
25に相対回動可能に支持させて、ケース32を選別装
置20に対して支軸25の軸芯まわりで上下に揺動操作
できるように構成し、この揺動操作を行うことにより、
藺草細断装置30が図4および図6に示す使用位置X、
第1非使用位置Y1、第2非使用位置Y2の3つの取り
付け位置に切り換わり、選別装置20から放出されるく
ず藺草を選別装置20から放出される長茎状態のままで
圃場に排出したり、細断処理して圃場に排出したりする
ことができるようにし、さらには、すぐりローラ22,
23の機体横側方を清掃や点検などの保守管理にための
開放できるようにしてある。すなわち、図4に示すよう
に、藺草細断装置30を前記使用位置Xにすると、回転
カッター34の下端側および固定カッター35が前記放
出経路Rのうちのすぐりローラ22,23の付近に位置
する部分に入り込んで選別装置20から放出されるくず
藺草を細断処理して放出経路Rに排出し、ケース32が
放出経路Rを覆って細断処理後のくず藺草を圃場に広く
拡散しないで落下するように案内する。図6(イ)に示
すように、藺草細断装置30を前記第1非使用位置Y1
にすると、回転カッター34が放出経路Rの外方側に移
動した非細断位置になって選別装置20から放出される
くず藺草に作用せず、このくず藺草が長茎状態のままで
放出経路Rを落下することを可能し、ケース32が前記
使用位置Xにあるときよりも不完全ではあるが放出経路
Rを覆って長茎状態のままのくず藺草を圃場に広く拡散
しないで落下するように案内する。図6(ロ)に示すよ
うに、藺草細断装置30を前記第2非使用位置Y2にす
ると、回転カッター34、固定カッター35およびケー
ス32が前記使用位置Xから放出経路Rの外方側に移動
する距離が、前記第1非使用位置Y1のときのその距離
よりも大距離になり、放出経路Rを開放してすぐりロー
ラ22,23の横側に清掃や点検用の作業用スペースを
形成する。
【0021】前記ケース32の後側壁32aと、この後
側壁32aに付設したクラッチカバー36との間に、前
記回転支軸33の端部に一体回動可能に取り付けたカッ
ター駆動用プーリ37を設け、このカッタ駆動用プーリ
37と前記すぐりローラ22の端部に形成したベルトプ
ーリ部とにわたって取り付けた伝動ベルト38と、自走
機体の機体部分26に取り付けたテンションアーム39
とにより、藺草細断装置30に動力伝達するベルトテン
ション式クラッチ40を構成してある。テンションアー
ム39をテンションアーム39から延出して機体部分2
6の有するばね受け42に摺動自在に貫通している昇降
ガイド41に案内されて前記機体部分26に対して上下
に揺動するように構成し、前記昇降ガイド41に外嵌し
ていて一端側がテンションアーム39に当接し、他端側
がばね受け42に当接しているクラッチばね43によっ
てテンションアーム39を上昇付勢してある。藺草細断
装置30を前記使用位置Xに切り換え操作し、前記ケー
ス32に取り付けてあるロックねじ44を前記機体部分
26のメねじ部に係合させて使用位置Xに固定すると、
テンションアーム39にテンションローラを付設して備
えてあるテンション操作部39aが伝動ベルト38に当
接してクラッチばね43の付勢力によって伝動ベルト3
8を伝動用緊張状態に操作し、藺草細断装置30を第1
非使用位置Y1および第2非使用位置Y2に切り換え操
作すると、伝動ベルト38の機体部分26aに対する上
昇のために、テンションアーム39が伝動ベルト38に
対する押圧を解除して伝動ベルト38を緩み状態に操作
するように構成してある。これにより、藺草細断装置3
0を使用位置Xに切り換えると、これに連動してクラッ
チ40が自動的に入りになる。すると、このクラッチ4
0はすぐりローラ22の回動力をカッタ駆動用プーリ3
7に伝達して回転カッター34を駆動することにより、
藺草細断装置30による細断処理が可能になる。藺草細
断装置30を第1非使用位置Y1または第2非使用位置
Y2に切り換えると、これに連動してクラッチ40が自
動的に切りになる。すると、このクラッチ40はカッタ
駆動用プーリ37への伝動を断つことにより、藺草細断
装置30は回転カッター34の駆動が停止した安全な状
態になる。
【0022】つまり、選別装置20によって選別される
くず藺草を後に鋤き込み耕耘しやすいように圃場に排出
しながら作業する場合など、藺草細断装置30を使用位
置Xに切り換える。すると、くず藺草を茎長さの方向に
切断した細断状態に処理し、所定の放出範囲よりも広く
拡散しにくいようにケース32によって落下案内しなが
ら圃場に排出して行く細断処理形態になる。この時、藺
草細断装置30を使用位置Xにするだけでクラッチ40
が自動的に入りになって藺草細断装置30が駆動状態に
なる。また、選別装置20によって選別されるくず藺草
を後に回収しやすいように圃場に排出しながら作業する
場合など、藺草細断装置30を第1非使用位置Y1に切
り換える。すると、くず藺草を選別装置20から放出さ
れる長茎状態のままで所定の放出範囲よりも広く拡散し
にくいようにケース32によって落下案内しながら圃場
に排出して行く非細断処理形態になる。この時、藺草細
断装置30を第1非使用位置Y1にするだけでクラッチ
40が自動的に切りになって藺草細断装置30の駆動が
停止する。さらに、選別装置20のすぐりローラ22,
23やその付近を清掃したり点検するなどの場合、藺草
細断装置30を第2非使用位置Y2に切り換え操作す
る。藺草細断装置30は放出経路Rを開放してすぐりロ
ーラ22,23の横側に作業用スペースを形成する。こ
の時、藺草細断装置30を第2非使用位置Y2にするだ
けでクラッチ40が自動的に切りになって藺草細断装置
30の駆動が停止する。
【0023】〔別実施形態〕前記ベルトテンションクラ
ッチ40に替え、結束装置Bからすぐりローラ22を介
さないで藺草細断装置30に直接に伝動するなど、選別
装置20とは異なる箇所から伝動するクラッチや、電磁
クラッチなど、伝動系や操作形式が各種異なるクラッチ
を作用し、そして、藺草細断装置30の使用位置Xと非
使用位置Y1,Y2との切り換わりを検出するスイッ
チ、この検出スイッチからの情報に基づいてクラッチを
自動的に入り切り操作する制御手段を採用することによ
り、藺草細断装置30が位置切り換えに連動して自動的
に駆動と駆動停止とに切り換わるように構成してもよ
い。したがって、前記ベルトテンションクラッチ40や
電磁クラッチなどを総称してクラッチ40と称する。
【0024】藺草細断装置30を前記使用位置X、第1
非使用位置Y1、第2非使用位置Y2のうちの使用位置
Xと第1非使用位置Y1とにのみ切り換えできるように
構成する場合にも、本発明は適用できる。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】藺草収穫機全体の側面図
【図2】藺草収穫機全体の平面図
【図3】選別装置および細断装置の正面図
【図4】細断装置の後面図
【図5】細断装置の断面図
【図6】細断装置の非使用位置の説明図
【符号の説明】
4 刈取り装置 20 選別装置 30 藺草細断装置 32 ケース 34,35 細断カッター 40 クラッチ X 使用位置 Y1 第1非使用位置 Y2 第2非使用位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取り装置(4)からの刈取り藺草を収
    穫対象藺草とくず藺草とに選別してくず藺草を長茎状態
    で機外に放出する選別装置(20)を備え、藺草を細断
    処理して放出する藺草細断装置(30)を、この藺草細
    断装置(30)の細断カッター(34)が前記選別装置
    (20)からのくず藺草を放出する放出経路(R)に入
    り込んで前記選別装置(20)からのくず藺草に作用す
    る使用位置(X)と、前記細断カッター(34)が前記
    放出経路(R)の外方側に位置して前記選別装置(2
    0)からのくず藺草に対する作用を解除する非使用位置
    (Y1),(Y2)とに切り換え自在に取り付けてある
    藺草収穫機。
  2. 【請求項2】 前記藺草細断装置(30)に動力伝達す
    るクラッチ(40)を、前記藺草細断装置(30)の前
    記使用位置(X)への切り換えに連動して自動的にクラ
    ッチ入りになり、前記藺草細断装置(30)の前記非使
    用位置(Y1),(Y2)への切り換えに連動して自動
    的にクラッチ切りになるように構成してある請求項1記
    載の藺草収穫機。
  3. 【請求項3】 前記藺草細断装置(30)の前記非使用
    位置として、前記藺草細断装置(30)の前記使用位置
    (X)からの移動距離が小である第1非使用位置(Y
    1)と、前記使用位置(X)からの移動距離が大である
    第2非使用位置(Y2)とを備え、前記藺草細断装置
    (30)が前記使用位置(X)および前記第1非使用位
    置(Y1)に位置すると、前記藺草細断装置(30)の
    前記細断カッター(34)を覆っているケース(32)
    が前記放出経路(R)を覆って放出されるくず藺草に対
    して落下案内を行い、前記藺草細断装置(30)が前記
    第2非使用位置(Y2)に位置すると、前記ケース(3
    2)が前記放出経路(R)を開放するように構成してあ
    る請求項1又は2記載の藺草収穫機。
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