JPH09121380A - 主・従基地局切替方式 - Google Patents

主・従基地局切替方式

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JPH09121380A
JPH09121380A JP7275711A JP27571195A JPH09121380A JP H09121380 A JPH09121380 A JP H09121380A JP 7275711 A JP7275711 A JP 7275711A JP 27571195 A JP27571195 A JP 27571195A JP H09121380 A JPH09121380 A JP H09121380A
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JP7275711A
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光春 ▲高▼橋
Mitsuharu Takahashi
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチ基地局携帯電話システムにおける主・
従基地局切替方式に関し、主基地局が機能を停止して
も、可能な限りシステム内の通話を可能とすることを目
的とする。 【解決手段】 現主基地局(2M )に、動作不能とな
る障害の発生を検出する障害検出手段(201)と、新
主基地局が制御チャネル(6D )として使用する無線チ
ャネル(6)を確保する新制御チャネル確保手段(20
2)と、確保された新制御チャネルを収容する基地局
に、主基地局として動作を開始させる切替指示を伝達す
る切替指示手段(203)と、自基地局を主基地局から
従基地局へ切替える主/従切替手段(204)とを設
け、現従基地局(2S )に、主基地局からの切替指示に
基づき主基地局へ切替える従/主切替手段(205)
と、自基地局が主基地局として動作開始することを、当
該システムを収容する交換機(3)に通知する切替通知
手段(206)とを設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチ基地局携帯電
話システムにおける主・従基地局切替方式に関し、特
に、制御信号を伝送する一本の制御チャネルと、通話信
号を伝送する複数本の通話チャネルとを収容する主基地
局に、主基地局と同一通信圏内において複数本の通話チ
ャネルを収容する従基地局を併設するマルチ基地局携帯
電話システムにおける主・従基地局切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来あるマルチ基地局携帯電話シ
ステムを例示する図である。図9に示されるマルチ基地
局携帯電話システムは、複数の移動機(PS)(1)
と、基地局(BS)(2)と、交換機(EX)(3)と
から構成されている。
【0003】基地局(BS)(2)は、通信圏内の移動
機(PS)(1)と通信を行う為に、4チャネルの無線
チャネル(6)を有し、また交換機(EX)(3)との
間を接続する4チャネルの有線チャネル(4)を有す
る。
【0004】なお4チャネルの無線チャネル(6)の
内、1チャネルは、基地局(BS)(2)と移動機(P
S)(1)との間で呼設定情報等の制御情報を伝送する
制御チャネル(6D )として使用され、他の3チャネル
は、音声信号を伝送する通話チャネル(6B )として使
用される。
【0005】また有線チャネル(4)も、1チャネル
は、総合サービスディジタル網(ISDN)におけるユ
ーザ・網インタフェースのDチャネルに相当する制御チ
ャネル(4D )として使用され、他の3チャネルは、前
記ユーザ・網インタフェースのBチャネルに相当する通
話チャネル(4B )として使用される。
【0006】従って、一台の基地局(BS)(2)の通
信圏内で、同時に3台の移動機(PS)(1)が通話可
能となる。以上の如く、制御チャネル(6D )および
(4D )をそれぞれ1チャネル、通話チャネル(6B
および(4B )をそれぞれ3チャネル収容する基地局
(BS)(2)を、主基地局(BS)(2M )と称す
る。
【0007】通信圏内の通話量を増加する為には、主基
地局(BS)(2M )に、従基地局(BS)(2S )と
称する基地局(BS)(2)を所要数増設する。なお図
9においては、1台の従基地局(BS)(2S )のみが
表示され、他の従基地局(BS)(2S )は省略されて
いる。
【0008】各従基地局(BS)(2S )は、主基地局
(BS)(2M )と同一通信圏内に、通話チャネル(6
B )を4チャネル、増設可能であり、また交換機(E
X)(3)との間に通話チャネル(4B )を4チャネル
増設可能である。
【0009】なお各基地局(BS)(2)は、交換機
(EX)(3)との間を、それぞれ制御チャネル
(4D )1チャネルと、通話チャネル(4B )2チャネ
ルとを有する基本インタフェース〔所謂2B+D〕を有
する2回線で接続されており、主基地局(BS)
(2M )は、その内の通話チャネル(4B )×3+制御
チャネル(4 D )×1のみを使用し、従基地局(BS)
(2S )は、その内の通話チャネル(4B )×4のみを
使用する。
【0010】なお従基地局(BS)(2S )の通話チャ
ネル(6B )および(4B )を経由して呼を設定する為
の制御情報は、総て主基地局(BS)(2M )に収容さ
れている制御チャネル(6D )および(4D )を経由し
て伝送される。
【0011】主基地局(BS)(2M )は、自局に収容
される制御チャネル(6D )および(4D )を経由して
伝送される制御情報を処理すると共に、自局および総て
の従基地局(BS)(2S )に収容される通話チャネル
(6B )および(4B )の使用状態も管理する。
【0012】従って、例えば主基地局(BS)(2M
内に障害が発生し、機能が停止すると、主基地局(B
S)(2M )に収容される通話チャネル(6B )および
(4B)を経由する通話のみならず、各従基地局(B
S)(2S )に収容される通話チャネル(6B )および
(4B )を経由する通話も総て不能となり、マルチ基地
局携帯電話システムにおける総ての移動機(PS)
(1)が通話不能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来あるマルチ基地局携帯電話システムにおい
ては、主基地局(BS)(2M )が機能を停止すると、
マルチ基地局携帯電話システム全体が通話不能となる問
題があった。
【0014】本発明は、主基地局が機能を停止しても、
可能な限りマルチ基地局携帯電話システム内の通話を可
能とすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、1は移動機、2は基地局で、2M
は主基地局、2S は従基地局であり、3は交換機で、マ
ルチ基地局携帯電話システムを構成する。
【0016】マルチ基地局携帯電話システムは、制御信
号を伝送する一本の制御チャネル(6D )と、通話信号
を伝送する複数本の通話チャネル(6B )とを収容する
一局の主基地局(2M )に、主基地局(2M )と同一通
信圏内において複数本の通話チャネル(6B )を収容す
る一局以上の従基地局(2S )とを併設している。
【0017】201は、本発明(請求項1乃至6、8)
により主基地局(2M )内に設けられた障害検出手段で
ある。202は、本発明(請求項1乃至6、8)により
主基地局(2M )内に設けられた新制御チャネル確保手
段である。
【0018】203は、本発明(請求項1乃至6、8)
により主基地局(2M )内に設けられた切替指示手段で
ある。204は、本発明(請求項1乃至6、8)により
主基地局(2M )内に設けられた主/従切替手段であ
る。
【0019】205は、本発明(請求項1乃至6、8)
により従基地局(2S )内に設けられた従/主切替手段
である。206は、本発明(請求項1乃至6、8)によ
り従基地局(2S )内に設けられた切替通知手段であ
る。
【0020】211は、本発明(請求項7、8)により
主基地局(2M )内に設けられた障害表示手段である。
212は、本発明(請求項7、8)により従基地局(2
S )内に設けられた障害検出手段である。
【0021】213は、本発明(請求項7、8)により
従基地局(2S )内に設けられた従/主切替手段であ
る。214は、本発明(請求項7、8)により従基地局
(2S )内に設けられた切替通知手段である。
【0022】障害検出手段(201)は、主基地局(2
M )として動作不能となる障害の発生を検出する。新制
御チャネル確保手段(202)は、新たに主基地局(2
M )として動作する基地局(2)が新制御チャネル(6
D )として使用する無線チャネル(6)を確保する。
【0023】切替指示手段(203)は、新制御チャネ
ル確保手段(202)により確保された新制御チャネル
(6D )を収容する基地局(2)に、新たに主基地局
(2M)として動作を開始させる切替指示を伝達する。
【0024】主/従切替手段(204)は、自基地局
(2)を主基地局(2M )から従基地局(2S )へ動作
を切替える。従/主切替手段(205)は、主基地局か
ら伝達される切替指示に基づき、自基地局(2)を従基
地局(2S )から主基地局(2M )へ動作を切替える。
【0025】切替通知手段(206)は、自基地局
(2)が新たに主基地局(2M )として動作を開始する
ことを、マルチ基地局携帯電話システムを収容する交換
機(3)に通知する。
【0026】なお新制御チャネル確保手段(202)
は、障害検出手段(201)が主基地局(2M )内に発
生した障害を検出した場合に、現在従基地局(2S )と
して動作中の各基地局(2)が収容する無線チャネル
(6)の中から、空き状態にある無線チャネル(6)を
1チャネル選択・捕捉し、新たな主基地局(2M )に制
御チャネル(6D )として使用させることが考慮され
る。
【0027】また新制御チャネル確保手段(202)
は、現在従基地局(2S )として動作中の基地局(2)
が収容する無線チャネル(6)の中から、空き状態にあ
る無線チャネル(6)を1チャネル、事前に予約して置
き、障害検出手段(201)が主基地局(2M )内に発
生した障害を検出した場合に、予約済の無線チャネル
(6)を新たな主基地局(2M )の制御チャネル
(6D )として確保することが考慮される。
【0028】また新制御チャネル確保手段(202)
は、新たな制御チャネル(6D )用として予約済の無線
チャネル(6)が、新たな主基地局(2M )の制御チャ
ネル(6D )以外の用途に確保された場合に、現在従基
地局(2S )として動作中の基地局(2)が収容する無
線チャネル(6)の中から、空き状態にある他の無線チ
ャネル(6)を1チャネル、予約し直すことが考慮され
る。
【0029】また新制御チャネル確保手段(202)
は、障害検出手段(201)が主基地局(2M )内に発
生した障害を検出し、併設される各従基地局(2S )が
収容する無線チャネル(6)の中から、空き状態にある
無線チャネル(6)を選択出来なかった場合に、現在使
用中の無線チャネル(6)の中から1チャネルを強制解
放し、新たな主基地局(2M )の制御チャネル(6D
として使用させることが考慮される。
【0030】また切替指示手段(203)は、新制御チ
ャネル確保手段(202)が確保した新制御チャネル
(6D )を収容する基地局(2)に、従基地局(2S
から主基地局(2M )へ動作を切替えさせる切替指示
を、交換機(3)を経由して伝達することが考慮され
る。
【0031】障害表示手段(211)は、現在主基地局
(2M )として動作中の基地局(2)に、主基地局(2
M )として動作不能となる障害の発生を、従基地局(B
S)(2S )に表示する。
【0032】障害検出手段(212)は、主基地局(B
S)(2M )内の障害表示手段(211)により表示さ
れる主基地局(2M )における障害発生を検出する。従
/主切替手段(213)は、障害検出手段(212)が
主基地局(2M )における障害発生を検出した場合に、
自基地局(2)を従基地局(2S )から主基地局(B
S)(2M )へ動作を切替える。
【0033】切替通知手段(214)は、自基地局(B
S)(21 )が新たに主基地局(BS)(2M )として
動作を開始することを、携帯電話システムを収容する交
換機(3)に通知する。
【0034】更に従/主切替手段(205)並びに(2
13)は、従基地局(2S )から主基地局(2M )への
切替処理が不成功に終わった場合に、現在従基地局(2
S )として動作中の他の基地局(2)に、主基地局(2
M )への切替処理を実行させることが考慮される。
【0035】従って、本発明によれば、主基地局に障害
が発生して機能を停止した場合に、現在従基地局として
動作中の基地局が、新たに主基地局として動作を開始す
る為、通信圏内の移動機の通信が確保され、当該マルチ
基地局携帯電話システムの信頼性および可用性が飛躍的
に向上する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態によるマルチ基
地局携帯電話システムを示す図であり、図3は本発明
(請求項2)の実施形態による主・従基地局切替処理を
示す図であり、図4は本発明(請求項3)の実施形態に
よる主・従基地局切替処理を示す図であり、図5は本発
明(請求項4)の実施形態による主・従基地局切替処理
を示す図であり、図6は本発明(請求項5)の実施形態
による主・従基地局切替処理を示す図であり、図7は本
発明(請求項6)の実施形態による主・従基地局切替処
理を示す図であり、図8は本発明(請求項7)の実施形
態による主・従基地局切替処理を示す図である。なお、
全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0037】図2においては、二台の基地局(BS)
(21 )および(22 )が示されているが、当初は基地
局(BS)(21 )が主基地局(BS)(2M )、基地
局(BS)(22 )が従基地局(BS)(2S )として
動作しているものとする。
【0038】なお、従基地局(BS)(2S )として動
作する基地局(BS)(2)は、基地局(BS)
(22 )以外にも存在可能であるが、図2においては基
地局(BS)(22 )のみが示され、他は省略されてい
る。
【0039】主基地局(BS)(2M )として動作する
基地局(BS)(21 )は、図9におけると同様に、通
信圏内の各移動機(PS)(1)と、制御チャネル(6
D )1チャネルおよび通話チャネル(6B )3チャネル
を経由して通信を行う。
【0040】また従基地局(BS)(2S )として動作
する基地局(BS)(22 )は、図9におけると同様
に、通信圏内の各移動機(PS)(1)と、通話チャネ
ル(6 B )4チャネルを経由して通信を行う。
【0041】各基地局(BS)(2)と交換機(EX)
(3)との間は、前述と同様に、総合サービスディジタ
ル網(ISDN)における基本インタフェース形式のユ
ーザ・網インタフェース〔所謂2B+D〕を2組、即ち
通話チャネル(4B )×4チャネルと、制御チャネル
(4D )×2チャネルとにより接続されているが、主基
地局(BS)(2M )として動作中の基地局(BS)
(2)は、通話チャネル(4B )×3チャネルと、制御
チャネル(4D )×1チャネルとのみを使用し、また従
基地局(BS)(2S )として動作中の基地局(BS)
(2)は、通話チャネル(4B )×4チャネルのみを使
用する。
【0042】また主基地局(BS)(2M )として動作
する基地局(BS)(21 )は、基地局(BS)
(21 )および(22 )の通話チャネル(6B )および
(4B )を一括管理し、各通話チャネル(6B )および
(4B )を経由する呼の設定および解放を、制御チャネ
ル(6D )および(4D )を経由して制御する。
【0043】各基地局(BS)(2)は、図9における
と同様に、無線制御部(RC)(21)、処理部(P
U)(22)、有線制御部(WC)(23)および基地
局間制御部(BC)(24)を具備しているが、主基地
局(BS)(2M )として動作中の基地局(BS)(2
1 )内の処理部(PU)(22)には、障害検出部(F
D)(221)が図1(a) における障害検出手段(20
1)として設けられ、また空チャネル選択捕捉部(C
S)(222)、空チャネル予約部(CR)(22
6)、予約チャネル捕捉確認部(RH)(227)およ
び強制解放部(FR)(228)が図1(a) における新
制御チャネル確保手段(202)として設けられ、また
切替指示部(SO)(223)および呼制御データ転送
部(DT)(224)が図1(a) における切替指示手段
(203)として設けられ、また主/従切替部(MS)
(225)が図1(a) における主/従切替手段(20
4)として設けられており、また従基地局(BS)(2
S )として動作中の基地局(BS)(22 )内の処理部
(PU)(22)には、主基地局切替指示受信部(M
R)(22A)、交換機切替指示受信部(ER)(22
B)、従/主切替部(SM)(22C)および切替完了
確認部(SC)(22D)が図1(a) における従/主切
替手段(205)として設けられ、また切替通知部(S
A)(22E)が図1(a)における切替通知手段(20
6)として設けられている。
【0044】また主基地局(BS)(2M )として動作
中の基地局(BS)(21 )内の基地局間制御部(B
C)(24)には、障害表示部(FO)(241)が図
1(b)における障害表示手段(211)として設けら
れ、また従基地局(BS)(2S)として動作中の基地
局間制御部(BC)(24)および処理部(PU)(2
2)には、障害受信部(FI)(242)および障害検
出部(FD)(221)が図1(b) における障害検出手
段(212)として設けられ、また空チャネル選択捕捉
部(CS)(222)および従/主切替部(SM)(2
2C)が図1(b) における従/主切替手段(213)と
して設けられ、また切替通知部(SA)(22E)が図
1(b) における切替通知手段(214)として設けられ
ている。
【0045】最初に、本発明(請求項2)の実施形態
を、図2および図3を用いて説明する。図2および図3
において、主基地局(BS)(2M )として動作中の基
地局(BS)(21 )に障害が発生すると、処理部(P
U)(221 )内に設けられている障害検出部(FD)
(2211 )が障害の発生を検出し〔図3ステップS1
1〕、障害の影響を解析し、基地局(BS)(21 )に
おいて呼制御が不能となる程度か否かを判断し〔ステッ
プS12〕、呼制御が不能とならない場合には、主基地
局(BS)(2M )の切替処理を行うこと無く、稼働を
継続する。
【0046】また判断の結果、呼制御が不能の場合に
は、自基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)(2
M )として動作不能である為、目下従基地局(BS)
(2S )として動作中の基地局(BS)(22 )から、
新たに主基地局(BS)(2M )として動作させる基地
局(BS)(22 )を選択する。
【0047】新たに主基地局(BS)(2M )となる基
地局(BS)(22 )は、制御チャネル(6D )を収容
する必要がある為、基地局(BS)(21 )は先ず処理
部(PU)(221 )内の空チャネル選択捕捉部(C
S)(2221 )を起動し、従基地局(BS)(2S
として動作中の基地局(BS)(22 )に収容されてい
る無線チャネル(6)の中から、空き状態にある無線チ
ャネル(6)を選択させる〔ステップS13〕。
【0048】空き無線チャネル(6)の選出に成功する
と、選出した無線チャネル(6)を収容する基地局(B
S)(22 )を、新たに主基地局(BS)(2M )とし
て動作させることに決定し、処理部(PU)(221
内の切替指示部(SO)(2231 )を起動し、基地局
間制御部(BC)(241 )および基地局間通信路
(5)を経由して基地局(BS)(22 )に、従基地局
(BS)(2S )から主基地局(BS)(2M )へ動作
を切替えさせる切替指示(s/msw)を伝達する〔ス
テップS14〕。
【0049】基地局(BS)(22 )においては、処理
部(PU)(222 )内の主基地局切替指示受信部(M
R)(22A2 )が、基地局間通信路(5)から到着す
る切替指示(s/msw)を、基地局間制御部(BC)
(242 )を介して受信すると、従基地局(BS)(2
S )から主基地局(BS)(2M )へ動作を切替える指
示と認識し、従/主切替部(SM)(22C2 )を起動
した後、切替応答(swan)を、基地局間制御部(B
C)(242 )および基地局間通信路(5)を経由して
基地局(BS)(21 )に返送する〔ステップS21
a〕。
【0050】基地局(BS)(21 )においては、処理
部(PU)(221 )が、基地局(BS)(22 )から
基地局間通信路(5)を経由して返送される切替応答
(swan)を、基地局間制御部(BC)(241 )を
介して受信すると、呼制御データ転送部(DT)(22
1 )を起動し、これ迄管理していた通信圏内の各移動
機(PS)(1)に関する呼制御データ(ccd)を抽
出し、基地局間制御部(BC)(24)および基地局間
通信路(5)を経由して基地局(BS)(22 )へ転送
さた後〔ステップS15〕、主/従切替部(MS)(2
251 )を起動し、主基地局(BS)(2M )から従基
地局(BS)(2S )へ動作を切替える切替処理を実行
する〔ステップS16〕。
【0051】基地局(BS)(22 )においては、処理
部(PU)(222 )内の従/主切替部(SM)(22
2 )が、基地局(BS)(21 )から基地局間通信路
(5)を経由して転送される呼制御データ(ccd)
を、基地局間制御部(BC)(242 )を介して受信す
ると、従基地局(BS)(2S )から主基地局(BS)
(2M )へ動作を切替える切替処理を実行すると共に
〔ステップS22〕、切替完了確認部(SC)(22D
2 )を起動する。
【0052】起動された切替完了確認部(SC)(22
2 )は、従/主切替部(SM)(22C2 )による切
替処理の完了状態を監視し、切替処理に成功したことを
確認すると〔ステップS23〕、切替通知部(SA)
(22E2 )を起動する。
【0053】起動された切替通知部(SA)(22
2 )は、今後は基地局(BS)(22)が主基地局
(BS)(2M )として動作を開始することを通知する
主基地局切替通知(msa)を作成し、有線制御部(W
C)(232 )および制御チャネル(4D )を経由して
交換機(EX)(3)に転送する〔ステップS24〕。
【0054】交換機(EX)(3)においては、処理部
(CPU)(32)が、制御チャネル(4D )から到着
する主基地局切替通知(msa)を、有線制御部(W
C)(31)を介して受信すると〔ステップS31〕、
主基地局(BS)(2M )が基地局(BS)(21 )か
ら基地局(BS)(22 )へ切替えられたことを認識
し、記憶部(MEM)(33)に記憶済の主基地局(B
S)(2M )を、基地局(BS)(21 )から基地局
(BS)(22 )へ更新する〔ステップS32〕。
【0055】以後基地局(BS)(22 )は、基地局
(BS)(21 )から転送された呼制御データ(cc
d)を参照し乍ら、通信圏内の各移動機(PS)(1)
に関する通信を継続して管理する。
【0056】なお従/主切替部(SM)(22C2
が、何らかの理由で従基地局(BS)(2S )から主基
地局(BS)(2M )への切替処理を完了出来なかった
場合に、切替完了確認部(SC)(22D2 )は、切替
処理の不成功を確認すると、処理部(PU)(222
内の空チャネル選択捕捉部(CS)(2222 )を起動
し、空き無線チャネル(6)を有する他の従基地局(B
S)(2S )を主基地局(BS)(2M )に切替える処
理を実行させる〔ステップS25〕。
【0057】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項2)の実施形態によれば、主基地局(BS)
(2M )として動作中の基地局(BS)(21 )が、主
基地局(BS)(2M )として動作不能となった場合
に、従基地局(BS)(2S )として動作中の他の基地
局(BS)(22 )に主基地局(BS)(2M )を切替
え、通信圏内の移動機(PS)(1)に対する通信を継
続することが可能となる。
【0058】次に、本発明(請求項3)の実施形態を、
図2および図4を用いて説明する。図2および図4にお
いても、基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)
(2 M )として動作し、他の基地局(BS)(22 )が
従基地局(BS)(2S )として動作しているものとす
る。
【0059】主基地局(BS)(2M )として動作中の
基地局(BS)(21 )においては、処理部(PU)
(221 )内に設けられている空チャネル予約部(C
R)(226)が、従基地局(BS)(2S )として動
作中の基地局(BS)(22 )に収容されている空き無
線チャネル(6)1チャネルを、制御チャネル(6D
の切替用として予め予約して置く〔図4ステップS13
a〕。
【0060】なお予約された無線チャネル(6)は、完
全に確保されている訳では無いので、例えば移動機(P
S)(1)に対する新たな呼を設定する必要が生ずる
と、生起呼用の通話チャネル(6B )として占有される
可能性は有る。
【0061】かかる状態で、主基地局(BS)(2M
として動作中の基地局(BS)(2 1 )に障害が発生す
ると、本発明(請求項2)の実施形態におけると同様
に、基地局(BS)(21 )の処理部(PU)(2
1 )内に設けられている障害検出部(FD)(221
1 )が、障害の発生を検出し〔図4ステップS11〕、
障害が呼制御を不能とする程度か否かを判断し〔ステッ
プS12〕、呼制御が不能とならない場合には、主基地
局(BS)(2M )の切替処理を行うこと無く、稼働を
継続するが、呼制御が不能の場合には、自基地局(B
S)(21 )が主基地局(BS)(2M )として動作不
能である為、目下従基地局(BS)(2S )として動作
中の基地局(BS)(22 )から、新たに主基地局(B
S)(2M )として動作させる基地局(BS)(22
用の制御チャネル(6D )を確保する為に、処理部(P
U)(221 )内の空チャネル選択捕捉部(CS)(2
221 )を起動する。
【0062】起動された空チャネル選択捕捉部(CS)
(2221 )は、空チャネル予約部(CR)(22
1 )を参照し、既に空き無線チャネル(6)を予約済
であることを確認すると、空チャネル予約部(CR)
(2261 )により予約済の空き無線チャネル(6)
を、直ちに新たに主基地局(BS)(2M )として動作
する基地局(BS)(22 )用の制御チャネル(6D
として確保し、確保した無線チャネル(6)を収容する
基地局(BS)(22 )を、新たに主基地局(BS)
(2M )として動作させることに決定し、処理部(P
U)(221 )内の切替指示部(SO)(2231 )を
起動し、基地局間制御部(BC)(241 )および基地
局間通信路(5)を経由して基地局(BS)(22
に、従基地局(BS)(2S )から主基地局(BS)
(2M )へ動作を切替えさせる切替指示(s/msw)
を伝達する〔ステップS14a〕。
【0063】以後基地局(BS)(22 )は、本発明
(請求項2)の実施形態におけると同様に、従基地局
(BS)(2S )から主基地局(BS)(2M )への切
替処理を実行し、また基地局(BS)(21 )は、主基
地局(BS)(2M )から従基地局(BS)(2S )へ
の切替処理を実行する。
【0064】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項3)の実施形態によれば、現主基地局(BS)(2
M )が、次主基地局(BS)(2M )の制御チャネル
(6D)用に、予め空き無線チャネル(6)を予約して
いる為、主基地局(BS)(2 M )を切替える場合に、
態々空き無線チャネル(6)を選択・捕捉すること無
く、直ちに制御チャネル(6D )を確保可能となり、迅
速・確実に主基地局(BS)(2M )の切替処理を進行
することが可能となる。
【0065】次に、本発明(請求項4)の実施形態を、
図2および図5を用いて説明する。図2および図5にお
いても、基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)
(2 M )として動作し、他の基地局(BS)(22 )が
従基地局(BS)(2S )として動作しているものとす
る。
【0066】また主基地局(BS)(2M )として動作
中の基地局(BS)(21 )においては、処理部(P
U)(221 )内に設けられている空チャネル予約部
(CR)(226)が、本発明(請求項3)の実施形態
におけると同様に、従基地局(BS)(2S )として動
作中の基地局(BS)(22 )に収容されている空き無
線チャネル(6)1チャネルを、主基地局(BS)(2
M )の切替用として予め予約して置く〔図5ステップS
13a〕。
【0067】かかる状態で、移動機(PS)(1)に対
する新たな呼を設定する必要が生ずると、基地局(B
S)(21 )内の処理部(PU)(221 )は、内蔵す
る空チャネル選択捕捉部(CS)(2221 )を起動
し、生起呼用の通話チャネル(6 B )として空き無線チ
ャネル(6)を1チャネル、選択・捕捉した後〔ステッ
プS17〕、予約チャネル捕捉確認部(RH)(227
1 )を起動する。
【0068】起動された予約チャネル捕捉確認部(R
H)(2271 )は、空チャネル選択捕捉部(CS)
(2221 )が捕捉した無線チャネル(6)が、空チャ
ネル予約部(CR)(2261 )により予約済の無線チ
ャネル(6)であるか否かを分析し〔ステップS1
8〕、予約済の無線チャネル(6)が捕捉されたので無
ければ、予約済無線チャネル(6)をその儘、継続予約
させて置くが、予約済の無線チャネル(6)が捕捉され
たので有れば、再度空チャネル予約部(CR)(226
1 )を起動する。
【0069】再起動された空チャネル予約部(CR)
(2261 )は、前述と同様に、従基地局(BS)(2
S )として動作中の基地局(BS)(22 )に収容され
ている空き無線チャネル(6)1チャネルを、主基地局
(BS)(2M )の切替用として予約変更する〔ステッ
プS19〕。
【0070】以後、基地局(BS)(21 )が主基地局
(BS)(2M )として動作不能となると、本発明(請
求項4)におけると同様の過程で、予約変更された無線
チャネル(6)を収容する基地局(BS)(22 )が従
基地局(BS)(2S )から主基地局(BS)(2M
への切替処理を実行し、また基地局(BS)(21 )が
主基地局(BS)(2M )から従基地局(BS)
(2S )への切替処理を実行する。
【0071】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項4)の実施形態によれば、本発明(請求項3)にお
けると同様の過程で主基地局(BS)(2M )を切替え
ると共に、予約済の無線チャネル(6)が呼設定等の為
に占有された場合に、直ちに他の空き無線チャネル
(6)を予約し直す為、前述の効果がより一層確保され
ることとなる。
【0072】次に、本発明(請求項5)の実施形態を、
図2および図6を用いて説明する。図2および図6にお
いても、基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)
(2 M )として動作し、他の基地局(BS)(22 )が
従基地局(BS)(2S )として動作しているものとす
る。
【0073】かかる状態で、主基地局(BS)(2M
として動作中の基地局(BS)(2 1 )に障害が発生す
ると、本発明(請求項2)の実施形態におけると同様
に、処理部(PU)(221 )内に設けられている障害
検出部(FD)(2211 )が障害の発生を検出し〔図
6ステップS11〕、障害が呼制御を不能とする程度か
否かを判断し〔ステップS12〕、呼制御が不能となら
ない場合には、主基地局(BS)(2M )の切替処理を
行うこと無く稼働を継続するが、呼制御が不能の場合に
は、自基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)(2
M )として動作不能となり、目下従基地局(BS)(2
S )として動作中の他の基地局(BS)(22 )から、
新たに主基地局(BS)(2M )として動作させる基地
局(BS)(22 )を選出し、新主基地局(BS)(2
M )用の制御チャネル(6D )を確保する為に、処理部
(PU)(221 )内の空チャネル選択捕捉部(CS)
(2221 )を起動する。
【0074】起動された空チャネル選択捕捉部(CS)
(2221 )は、従基地局(BS)(2S )として動作
中の基地局(BS)(22 )に収容されている無線チャ
ネル(6)の中から、空き状態にある無線チャネル
(6)を選択し〔ステップS13b〕、空き無線チャネ
ル(6)の選出に成功すると、選出した無線チャネル
(6)を収容する基地局(BS)(22 )を、新たに主
基地局(BS)(2M )として動作させることに決定
し、処理部(PU)(221 )内の切替指示部(SO)
(2231 )を起動し、基地局間制御部(BC)(24
1 )および基地局間通信路(5)を経由して基地局(B
S)(22 )に、従基地局(BS)(2S )から主基地
局(BS)(2M )へ動作を切替えさせる切替指示(s
/msw)を伝達する〔ステップS14〕。
【0075】また空き無線チャネル(6)の選出に不成
功の場合には、空チャネル選択捕捉部(CS)(222
1 )は強制解放部(FR)(2281 )を起動する。起
動された強制解放部(FR)(2281 )は、従基地局
(BS)(2S )として動作中の基地局(BS)
(22 )に収容されている使用中の無線チャネル(6)
の中から、所定の基準で選出した1チャネルを強制的に
解放し〔ステップS1A〕、解放した無線チャネル
(6)を収容する基地局(BS)(22 )を、新たに主
基地局(BS)(2M )として動作させることに決定
し、処理部(PU)(221 )内の切替指示部(SO)
(2231 )を起動し、基地局間制御部(BC)(24
1 )および基地局間通信路(5)を経由して基地局(B
S)(22 )に、従基地局(BS)(2S )から主基地
局(BS)(2M )へ動作を切替えさせる切替指示(s
/msw)を伝達する〔ステップS14〕。
【0076】以後基地局(BS)(21 )および
(22 )は、本発明(請求項2)におけると同様の過程
で、主基地局(BS)(2M )を、基地局(BS)(2
1 )から(22 )へ切替える処理を実行する。
【0077】以後基地局(BS)(22 )は、本発明
(請求項2)の実施形態におけると同様に、従基地局
(BS)(2S )から主基地局(BS)(2M )への切
替処理を実行し、また基地局(BS)(21 )は、主基
地局(BS)(2M )から従基地局(BS)(2S )へ
の切替処理を実行する。
【0078】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項5)の実施形態によれば、主基地局(BS)
(2M )として動作中の基地局(BS)(21 )が、主
基地局(BS)(2M )として動作不能となり、本発明
(請求項2)の実施形態におけると同様に、従基地局
(BS)(2S )として動作中の他の基地局(BS)
(22 )に主基地局(BS)(2M )を切替える場合
に、新たな主基地局(BS)(2M)の制御チャネル
(6D )が必ず確保可能となり、通信圏内の移動機(P
S)(1)に対する通信を確実に継続可能となる。
【0079】次に、本発明(請求項6)の実施形態を、
図2および図7を用いて説明する。図2および図7にお
いても、基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)
(2 M )として動作し、他の基地局(BS)(22 )が
従基地局(BS)(2S )として動作しているものとす
る。
【0080】かかる状態で、主基地局(BS)(2M
として動作中の基地局(BS)(2 1 )に障害が発生す
ると、本発明(請求項2)の実施形態におけると同様
に、基地局(BS)(21 )の処理部(PU)(2
1 )内に設けられている障害検出部(FD)(221
1 )が、障害の発生を検出し〔図7ステップS11〕、
障害が呼制御を不能とする程度か否かを判断し〔ステッ
プS12〕、呼制御が不能とならない場合には、主基地
局(BS)(2M )の切替処理を行うこと無く、稼働を
継続するが、呼制御が不能の場合には、自基地局(B
S)(21 )が主基地局(BS)(2M )として動作不
能となり、目下従基地局(BS)(2S )として動作中
の他の基地局(BS)(22 )から、新たに主基地局
(BS)(2M )として動作させる基地局(BS)(2
2 )を選出し、新主基地局(BS)(2M )用の制御チ
ャネル(6D )を確保する為に、処理部(PU)(22
1 )内の空チャネル選択捕捉部(CS)(2221 )を
起動する。
【0081】起動された空チャネル選択捕捉部(CS)
(2221 )は、従基地局(BS)(2S )として動作
中の基地局(BS)(22 )に収容されている無線チャ
ネル(6)の中から、空き状態にある無線チャネル
(6)を選択し〔ステップS13〕、空き無線チャネル
(6)の選出に成功すると、選出した無線チャネル
(6)を収容する基地局(BS)(22 )を、新たに主
基地局(BS)(2M )として動作させることに決定
し、処理部(PU)(221 )内の切替指示部(SO)
(2231 )を起動する。
【0082】起動された切替指示部(SO)(22
1 )は、新たに主基地局(BS)(2 M )として動作
させることに決定した基地局(BS)(22 )の識別情
報を含む障害通知(fa−22 )を作成し、有線制御部
(WC)(231 )および制御チャネル(4D )を経由
して交換機(EX)(3)に伝達する〔ステップS1
C〕。
【0083】交換機(EX)(3)においては、処理部
(CPU)(32)が、制御チャネル(4D )から到着
する障害通知(fa−22 )を、有線制御部(WC)
(31)を介して受信・分析し〔ステップS33〕、障
害通知(fa−22 )に規定された基地局(BS)(2
2 )に今後主基地局(BS)(2M )として動作を要求
する為に、従基地局(BS)(2S )から主基地局(B
S)(2M )へ動作を切替えさせる切替指示(s/ms
w)を作成し、有線制御部(WC)(31)および基地
局(BS)(22 )に至る制御チャネル(4D )を経由
して、基地局(BS)(22 )に伝達する〔ステップS
34〕。
【0084】なお基地局(BS)(22 )は、未だ従基
地局(BS)(2S )として動作中であり、交換機(E
X)(3)との間では通話チャネル(4B )×4チャネ
ルのみを使用中であるが、元来制御チャネル(4D )も
設置されているので、切替指示(s/msw)等の制御
情報は、現在主基地局(BS)(2M )である基地局
(BS)(21 )を介すること無く、直接基地局(B
S)(22 )に伝達可能である。
【0085】基地局(BS)(22 )においては、処理
部(PU)(222 )内の交換機切替指示受信部(E
R)(22B)が、自局専用の制御チャネル(4D )か
ら到着する切替指示(s/msw)を、有線制御部(W
C)(232 )を介して受信すると、自基地局(BS)
(22 )を従基地局(BS)(2S )から主基地局(B
S)(2M )へ動作を切替えるべきことを認識し、従/
主切替部(SM)(22C2 )を起動した後、切替応答
(swan)を、基地局間制御部(BC)(24 2 )お
よび基地局間通信路(5)を経由して基地局(BS)
(21 )に返送する〔ステップS21b〕。
【0086】基地局(BS)(21 )においては、処理
部(PU)(221 )が、基地局(BS)(22 )から
基地局間通信路(5)を経由して返送される切替応答
(swan)を、基地局間制御部(BC)(241 )を
介して受信すると、呼制御データ転送部(DT)(22
1 )を起動し、これ迄管理していた通信圏内の各移動
機(PS)(1)に関する呼制御データ(ccd)を抽
出し、基地局間制御部(BC)(241 )および基地局
間通信路(5)を経由して基地局(BS)(22)へ転
送さた後〔ステップS15〕、主/従切替部(MS)
(2251 )を起動し、主基地局(BS)(2M )から
従基地局(BS)(2S )へ動作を切替える切替処理を
実行する〔ステップS16〕。
【0087】基地局(BS)(22 )においては、処理
部(PU)(222 )内の従/主切替部(SM)(22
2 )が、基地局(BS)(21 )から基地局間通信路
(5)を経由して転送される呼制御データ(ccd)
を、基地局間制御部(BC)(242 )を介して受信す
ると、本発明(請求項2)の実施形態におけると同様の
過程で、従基地局(BS)(2S )から主基地局(B
S)(2M )へ動作を切替える切替処理を実行する。
【0088】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項6)の実施形態によれば、主基地局(BS)
(2M )として動作中の基地局(BS)(21 )が、主
基地局(BS)(2M )として動作不能となった場合
に、本発明(請求項2)の実施形態におけると同様に、
従基地局(BS)(2S )として動作中の他の基地局
(BS)(22 )に主基地局(BS)(2M )を切替
え、通信圏内の移動機(PS)(1)に対する通信を継
続することが可能となる。
【0089】なお、本発明(請求項2)の実施形態との
相違は、罹障基地局(BS)(21)から直接基地局
(BS)(22 )へ主基地局(BS)(2M )の切替指
示を伝達する代わりに、早期に交換機(EX)(3)に
障害通知(fa−22 )を伝達することにより、万一、
切替処理が不成功に終わった場合に、交換機(EX)
(3)に援助を求めることが可能となる。
【0090】次に、本発明(請求項7)の実施形態を、
図2および図8を用いて説明する。図2および図8にお
いて、基地局(BS)(21 )が主基地局(BS)(2
M)として動作し、他の基地局(BS)(22 )が従基
地局(BS)(2S )として動作しているものとする。
【0091】なお従基地局(BS)(2S )として動作
中の基地局(BS)(22 )は、主基地局(BS)(2
M )として動作中の基地局(BS)(21 )が、基地局
間通信路(5)を経由して各従基地局(BS)(2S
との間で送受信している呼制御データ(ccd)を傍受
し、基地局(BS)(21 )が保有していると同等の呼
制御データ(ccd)を収集し、処理部(PU)(22
2 )内に保有しているものとする。
【0092】かかる状態で、主基地局(BS)(2M
として動作中の基地局(BS)(2 1 )に障害が発生
し、一切の機能が停止すると〔図8ステップS1B〕、
基地局間制御部(BC)(241 )内に設けられている
障害表示部(FO)(2411)が、自基地局(BS)
(21 )が機能停止状態(dwn)にあることを、基地
局間通信路(5)に対して表示する。
【0093】基地局(BS)(22 )においては、基地
局間制御部(BC)(242 )内の障害受信部(FI)
(2422 )が、定期的に基地局間通信路(5)を経由
して基地局(BS)(21 )の障害表示部(FO)(2
411 )を参照しており、障害表示部(FO)(241
1 )が表示する基地局(BS)(21 )の機能停止状態
(dwn)を検出すると、基地局(BS)(21 )の機
能停止状態(dwn)を処理部(PU)(222 )に通
知する。
【0094】処理部(PU)(222 )においては、障
害検出部(FD)(2212 )が、基地局間制御部(B
C)(242 )から通知された機能停止状態(dwn)
を分析し、主基地局(BS)(2M )として動作中の基
地局(BS)(21 )に障害が発生し、主基地局(B
S)(2M )として動作不能と判定すると〔ステップS
27〕、目下従基地局(BS)(2S )として動作中の
自基地局(BS)(22)が、新たに主基地局(BS)
(2M )として動作することに決定し、従基地局(B
S)(2S )から主基地局(BS)(2M )への切替処
理を実行する〔ステップS22〕。
【0095】なお従基地局(BS)(2S )から主基地
局(BS)(2M )への切替処理としては、先ず処理部
(PU)(222 )内の空チャネル選択捕捉部(CS)
(2222 )を起動し、自基地局(BS)(22 )に収
容されている無線チャネル(6)の中から、空き状態に
ある無線チャネル(6)を選択させた後、続いて従/主
切替部(SM)(22C)を起動し、従基地局(BS)
(2S )から主基地局(BS)(2M )へ動作を切替え
る切替処理を実行すると共に〔ステップS22〕、切替
完了確認部(SC)(22D2 )および切替通知部(S
A)(22E2)を順次起動し、本発明(請求項2)の
実施形態におけると同様の過程で、基地局(BS)(2
2 )が従基地局(BS)(2S )から主基地局(BS)
(2M )へ動作を切替えたことを通知する主基地局切替
通知(msa)を作成し、交換機(EX)(3)に転送
する〔ステップS24〕。
【0096】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項7)の実施形態によれば、主基地局(BS)
(2M )として動作中の基地局(BS)(21 )が一切
の機能を停止した場合に、従基地局(BS)(2S )と
して動作中の他の基地局(BS)(22 )が自律的に主
基地局(BS)(2M )に切替わり、通信圏内の移動機
(PS)(1)に対する通信を継続することが可能とな
る。
【0097】なお、図2乃至図8はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えば各基地局(BS)(2)の構成
は図示される如く、基地局(BS)(21 )には主基地
局(BS)(2M )用の構成のみが設けられ、基地局
(BS)(22 )には従基地局(BS)(2S )用の構
成のみが設けられることは無く、各基地局(BS)
(2)が主基地局(BS)(2M )用および従基地局
(BS)(2S )用の構成を具備する等、他に幾多の変
形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わ
らない。更に本マルチ基地局携帯電話システムの構成
は、図示されるものに限定されぬことは言う迄も無い。
【0098】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記マルチ基地
局携帯電話システムにおいて、主基地局に障害が発生し
て機能を停止した場合に、現在従基地局として動作中の
基地局が、新たに主基地局として動作を開始する為、通
信圏内の移動機の通信が確保され、当該マルチ基地局携
帯電話システムの信頼性および可用性が飛躍的に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態によるマルチ基地局携帯電
話システム
【図3】 本発明(請求項2)の実施形態による主・従
基地局切替処理
【図4】 本発明(請求項3)の実施形態による主・従
基地局切替処理
【図5】 本発明(請求項4)の実施形態による主・従
基地局切替処理
【図6】 本発明(請求項5)の実施形態による主・従
基地局切替処理
【図7】 本発明(請求項6)の実施形態による主・従
基地局切替処理
【図8】 本発明(請求項7)の実施形態による主・従
基地局切替処理
【図9】 従来あるマルチ基地局携帯電話システム
【符号の説明】
1 移動機(PS) 2 基地局(BS) 3 交換機(EX) 4B 、6B 通話チャネル 4D 、6D 制御チャネル 5 基地局間通信路 6 無線チャネル 21 無線制御部(RC) 22 処理部(PU) 23、31 有線制御部(WC) 24 基地局間制御部(BC) 32 処理部(CPU) 33 記憶部(MEM) 201、212 障害検出手段 202 新制御チャネル確保手段 203 切替指示手段 204 主/従切替手段 205、213 従/主切替手段 206、214 切替通知手段 211 障害表示手段 221 障害検出部(FD) 222 空チャネル選択捕捉部(CS) 223 切替指示部(SO) 224 呼制御データ転送部(DT) 225 主/従切替部(MS) 226 空チャネル予約部(CR) 227 予約チャネル捕捉確認部(RH) 228 強制解放部(FR) 22A 主基地局切替指示受信部(MR) 22B 交換機切替指示受信部(ER) 22C 従/主切替部(SM) 22D 切替完了確認部(SC) 22E 切替通知部(SA) 241 障害表示部(FO) 242 障害受信部(FI)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号を伝送する一本の制御チャネル
    と、通話信号を伝送する複数本の通話チャネルとを収容
    する一局の主基地局に、前記主基地局と同一通信圏内に
    おいて複数本の通話チャネルを収容する一局以上の従基
    地局を併設するマルチ基地局携帯電話システムにおい
    て、 現在前記主基地局として動作中の基地局に、主基地局と
    して動作不能となる障害の発生を検出する障害検出手段
    と、 新たに主基地局として動作する基地局が新制御チャネル
    として使用する無線チャネルを確保する新制御チャネル
    確保手段と、 前記新制御チャネル確保手段により確保された新制御チ
    ャネルを収容する基地局に、新たに主基地局として動作
    を開始させる切替指示を伝達する切替指示手段と、 自基地局を主基地局から従基地局へ動作を切替える主/
    従切替手段とを設け、 現在前記従基地局として動作中の基地局に、前記主基地
    局から伝達される前記切替指示に基づき、自基地局を従
    基地局から主基地局へ動作を切替える従/主切替手段
    と、 自基地局が新たに主基地局として動作を開始すること
    を、前記マルチ基地局携帯電話システムを収容する交換
    機に通知する切替通知手段とを設けることを特徴とする
    主・従基地局切替方式。
  2. 【請求項2】 前記新制御チャネル確保手段は、前記障
    害検出手段が主基地局内に発生した障害を検出した場合
    に、現在従基地局として動作中の各基地局が収容する無
    線チャネルの中から、空き状態にある無線チャネルを1
    チャネル選択・捕捉し、新たな主基地局に制御チャネル
    として使用させることを特徴とする請求項1記載の主・
    従基地局切替方式。
  3. 【請求項3】 前記新制御チャネル確保手段は、現在前
    記従基地局として動作中の基地局が収容する無線チャネ
    ルの中から、空き状態にある無線チャネルを1チャネ
    ル、事前に予約して置き、前記障害検出手段が主基地局
    内に発生した障害を検出した場合に、前記予約済の無線
    チャネルを新たな主基地局の制御チャネルとして確保す
    ることを特徴とする請求項1記載の主・従基地局切替方
    式。
  4. 【請求項4】 前記新制御チャネル確保手段は、前記新
    たな制御チャネル用として予約済の無線チャネルが、新
    たな主基地局の制御チャネル以外の用途に確保された場
    合に、現在従基地局として動作中の基地局が収容する無
    線チャネルの中から、空き状態にある他の無線チャネル
    を1チャネル、予約し直すことを特徴とする請求項3記
    載の主・従基地局切替方式。
  5. 【請求項5】 前記新制御チャネル確保手段は、前記障
    害検出手段が主基地局内に発生した障害を検出し、併設
    される前記各従基地局が収容する無線チャネルの中か
    ら、空き状態にある無線チャネルを選択出来なかった場
    合に、現在使用中の無線チャネルの中から1チャネルを
    強制解放し、新たな主基地局の制御チャネルとして使用
    させることを特徴とする請求項2記載の主・従基地局切
    替方式。
  6. 【請求項6】 前記切替指示手段は、前記新制御チャネ
    ル確保手段が確保した新制御チャネルを収容する基地局
    に、従基地局から主基地局へ動作を切替えさせる切替指
    示を、前記交換機を経由して伝達することを特徴とする
    請求項1記載の主・従基地局切替方式。
  7. 【請求項7】 制御信号を伝送する一本の制御チャネル
    と、通話信号を伝送する複数本の通話チャネルとを収容
    する一局の主基地局に、前記主基地局と同一通信圏内に
    おいて複数本の通話チャネルを収容する一局以上の従基
    地局を併設するマルチ基地局携帯電話システムにおい
    て、 現在前記主基地局として動作中の基地局に、主基地局と
    して動作不能となる障害の発生を、従基地局に表示する
    障害表示手段を設け、 現在前記従基地局として動作中の基地局に、前記主基地
    局内の障害表示手段により表示される前記主基地局にお
    ける障害発生を検出する障害検出手段と、 前記障害検出手段が前記主基地局における障害発生を検
    出した場合に、自基地局を従基地局から主基地局へ動作
    を切替える従/主切替手段と、 自基地局が新たに主基地局として動作を開始すること
    を、前記携帯電話システムを収容する交換機に通知する
    切替通知手段とを設けることを特徴とする主・従基地局
    切替方式。
  8. 【請求項8】 前記従/主切替手段は、前記従基地局か
    ら主基地局への切替処理が不成功に終わった場合に、現
    在従基地局として動作中の他の基地局に、主基地局への
    切替処理を実行させることを特徴とする請求項1乃至7
    記載の主・従基地局切替方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113949454A (zh) * 2021-09-08 2022-01-18 国网电力科学研究院有限公司 光纤/e1转换设备、安全稳定控制系统站间通信方法
CN113949454B (zh) * 2021-09-08 2023-02-14 国网电力科学研究院有限公司 光纤/e1转换设备、安全稳定控制系统站间通信方法

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