JPH09120599A - 音声多重テレビジョン信号の記録再生装置 - Google Patents

音声多重テレビジョン信号の記録再生装置

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JPH09120599A
JPH09120599A JP8237851A JP23785196A JPH09120599A JP H09120599 A JPH09120599 A JP H09120599A JP 8237851 A JP8237851 A JP 8237851A JP 23785196 A JP23785196 A JP 23785196A JP H09120599 A JPH09120599 A JP H09120599A
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正人 作井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマーシャルなどを除去した所望の放送内容
のみの録画が適確に行えない。また予約録画において
は、番組延長などがあると所望の放送内容のみを適確に
録画できない。 【解決手段】 予約録画設定時間中は、予約録画情報に
基づくテレビジョン信号を常時出力するよう映像信号出
力手段を制御するとともに、予約録画設定時間内におい
て、音声モード判別手段によって判別された音声モード
と音声モード設定手段によって設定された音声モードと
が一致するときのみ信号記録手段による記録動作を許可
する制御手段(ディジタルコンパレータ1b)を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、国内テレビジョ
ン放送を受信し、その受信内容を所定時間にわたり記録
しておき、必要なときにその記録内容を再生することが
できるようになされた、例えば、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRと称す)やディジタルアナログテープデ
ッキ(以下、DATと称す)などの音声多重テレビジョ
ン信号の記録再生装置に関するもので、特に、何らかの
理由で放送開始時間が遅れたり、放送番組の途中で臨時
ニュースなどが入って中断した場合、さらには民間放送
のように、放送番組中に断片的にコマーシャルが挿入さ
れている番組の内容を記録する場合に、その所定放送以
外の部分を除去しながら記録する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のVTRの一例を示すブロ
ック図であり、同図において、1aはクロック回路で、
現在時刻を計時するもので、その出力はディジタルコン
パレータ1bの一方の入力端に与えられる。1cはチャ
ンネルプログラム回路で、予約記録のための記録開始時
刻、記録終了時刻および記録受信チャンネルなどを記憶
するもので、その出力は上記ディジタルコンパレータ1
bの他方の入力端に与えられる。このチャンネルプログ
ラム回路1cの記憶内容の設定は、ユーザが設定キー1
dを操作することによって行われる。1eは、予約記録
モードを記憶するメモリ回路で、上記ディジタルコンパ
レータ1bの出力が与えられ、このメモリ回路1eは、
例えば、フリップフロップによって構成されており、そ
の出力は3入力ANDゲート4の第1の入力端に与えら
れる。このANDゲート4の第2の入力端と電源との間
および第3の入力端と電源との間にはそれぞれカセット
スイッチ2およびリザーブスイッチ3が介挿されてい
る。上記カセットスイッチ2は、カセットテープの装着
の有無を検出するためのもので、通常は開成(オフ)さ
れており、カセットテープの装着時には閉成(オン)さ
れる。また、リザーブスイッチ3は予約記録を行うとき
にユーザによってオンされるスイッチである。上記AN
Dゲート4の出力は、チャンネル受信回路5,信号記録
回路6,映像信号出力回路7および混合回路8に与えら
れる。上記チャンネル受信回路5は、チューナ部5a,
映像中間周波数増幅回路(以下、VIFと称す)5b,
音声中間周波数増幅回路(以下、SIFと称す)5d,
ビデオ検波回路5cおよび音声検波回路5eから構成さ
れており、アンテナより受信したTV信号のうち所定の
チャンネル信号を選択し、その映像信号をビデオ検波回
路5cより出力し、音声信号を音声検波回路5eより出
力する。このチャンネル受信回路5の各出力は信号記録
回路6を介して回転磁気ヘッド9に与えられる。10は
アナログスイッチで、記録モード時と再生モード時の信
号経路を切換えるもので、記録モード時にはチャンネル
受信回路5の出力を、再生モード時には信号再生回路1
1の出力を映像信号出力回路7に与えるように切換えら
れる。上記映像信号出力回路7の出力は上記混合回路8
の一方の入力端に与えられ、混合回路8の出力はカラー
テレビジョン受像機などのディスプレイ装置に与えられ
る。また、上記ANDゲート4の出力は、さらにORゲ
ート13を介してシーケンス回路14に与えられ、この
シーケンス回路14は、上記ANDゲート4の出力信号
および予めモードを指定するマイクロコンピュータ(図
示を省略)の指令に応じて回転磁気ヘッド9およびその
駆動機構(図示せず)の動作と、信号記録回路6および
信号再生回路11の動作を制御する。
【0003】次に、上記構成の動作について説明する。
クロック回路1aで計時された現在時刻と設定キー1d
によって設定されたチャンネルプログラム回路1cの出
力が常時ディジタルコンパレータ1bで比較される。こ
のディジタルコンパレータ1bで、チャンネルプログラ
ム回路1cからの記録開始時刻と、クロック回路1aか
らの現在時刻との一致が検出されると、ディジタルコン
パレータ1bの一致検出出力がメモリ回路1eに送出さ
れ、このメモリ回路1eの状態が、例えば“H”にな
る。また、記録終了時刻と現在時刻とが一致すると、デ
ィジタルコンパレータ1bの出力によりメモリ回路1e
の状態が反転し、例えば“L”になる。いま、記録する
ためのカセットテープが挿入されカセットスイッチ2が
オンし、さらにユーザが予約記録のためにリザーブスイ
ッチ3をオンしておくと、上述のメモリ回路1eの
“H”期間、つまり記録開始時刻から記録終了時刻まで
の期間にANDゲート4の出力が“H”となる。このA
NDゲート4の“H”出力によって、チャンネル受信回
路5,信号記録回路6,映像信号出力回路7,混合回路
8およびシーケンス回路14が動作される。すなわち、
チャンネル受信回路5により所定のチャンネルの放送信
号が受信され、増幅され検波される。このチャンネル受
信回路5の出力信号はアナログスイッチ10を介して映
像信号出力回路7に与えられる。映像信号出力回路7の
出力は混合回路8に与えられ、カラーテレビジョン受像
機などのディスプレイ装置(図示せず)に送出される。
一方、チャンネル受信回路5の出力は信号記録回路6に
与えられてFM変調される。この信号記録回路6の出力
は回転磁気ヘッド9に与えられて磁気テープに記録され
る。このとき、シーケンス回路14が動作しており、回
転磁気ヘッド9およびそれに関連する駆動機構の動作が
制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のVTRなどの音
声多重テレビジョン信号の記録再生装置は以上のように
構成されているので、放送番組の内容から臨時ニュース
やコマーシャル挿入部など所定放送以外の内容を除去す
るうえで必要な記録動作の入切制御をマニュアル操作に
頼っていたので、VTRなどの装置の使用者自身が放送
番組の内容を常に監視しつづけなければならないばかり
でなく、所定の放送内容のみを正確に記録することが難
しい上、そのような記録に多くの操作手数を要するとい
う不便があった。また、放送番組を予約録画する場合
は、番組内容を監視することができないため、実質的
に、コマーシャル挿入部などの所定の放送内容以外の部
分を除去した録画を行うことができない。そのため、例
えば、コマーシャルの挿入されている民間放送を例にと
ってみると、実質120分程度の放送番組を予約録画す
る場合、その放送番組の中に挿入されている約20%に
もおよぶコマーシャル挿入時間を加算して、録画時間が
140分のテープを使用しなければならなかったり、本
来なら、120分テープを使用して標準モード(スピー
ド)での記録が可能である放送番組であるのにもかかわ
らず、倍速モードで記録しなくてはならなくなることを
余儀なくされるなどの問題があった。この発明は上記の
ような課題を解消するためになされたもので、放送番組
の内容を常に監視しなくとも、所定の放送内容以外の部
分を除去できて所定の放送内容のみを正確に記録するこ
とができる音声多重テレビジョン信号の記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音声多重
テレビジョン信号の記録再生装置は、テレビジョン放送
における2ケ国語音声モード,ステレオ音声モード,モ
ノラル音声モードなどの音声モードを判別する音声モー
ド判別手段(音声多重信号処理回路5f)と、テレビジ
ョン信号を記録媒体に記録する信号記録手段(信号記録
回路6,シーケンス回路14,ヘッド9など)と、この
信号記録手段による記録動作を開始させる時刻および終
了させる時刻,記録する受信チャンネルなどの予約録画
情報を設定するための予約録画情報設定手段(設定キー
1dおよびチャンネルプログラム回路1c)と、この予
約録画情報設定手段に設定された予約録画するテレビジ
ョン放送に基づいて、音声モードを設定する音声モード
設定手段(設定キー1dおよびTV信号音声多重モード
指定回路1f)と、テレビジョン信号をディスプレイ装
置へ出力する映像信号出力手段(映像信号出力回路7お
よび混合回路8など)と、上記予約録画設定時間中は、
上記予約録画情報に基づくテレビジョン信号を常時出力
するよう上記映像信号出力手段を制御するとともに、上
記予約録画設定時間内において、上記音声モード判別手
段によって判別された音声モードと上記音声モード設定
手段によって設定された音声モードとが一致するときの
み上記信号記録手段による記録動作を許可する制御手段
(ディジタルコンパレータ1b)とを備えたものであ
る。
【0006】
【作用】この発明によれば、音声モード設定手段によ
り、予め予約録画するテレビジョン放送の音声モードを
設定しておけば、制御手段は、予約録画中において、音
声モード判別手段によって判定される音声モードと上記
音声モード設定手段で設定された音声モードとが一致し
たときのみ記録動作を許可するので、設定された音声モ
ード以外の番組は予約録画されない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する前に、まず、音声多重放送の概要
から説明する。 1.音声多重放送の方式 (1)二重音声多重放送 二重音声多重放送とは、日本語音声の他に、原語(外国
語)も同時に送るTV放送方式であり、この場合、送・
受信系統は図6(a)のように、日本語と外国語をそれ
ぞれ主音声信号,副音声信号として送信機の主・副チャ
ンネル回路に送り、一つの電波に変換されて放送され
る。従って、受信機では、この電波を受信し、主音声と
副音声とを分離して取りだす。主音声と副音声とは受信
者の選択によって自由に切り換えることができる。多重
装置の付加されていない受信機では、主チャンネルだけ
を受信できるように考慮されており、両立性を持たせて
いる。 (2)ステレオ音声多重放送 音声をモノホニックで送るのではなく、音声をステレオ
ホニックで送信するTV放送方式であり、この場合の送
信・受信系統は図6(b)のように、左側信号と右側信
号のそれぞれをマトリクス回路に通して、和と差の信号
(L+R),(L-R)を作る。これら(L+R),(L-R)信号
は、それぞれ送信機の主・副チャンネル回路に送られ、
二重音声と同様に処理されて送り出される。受信機で
は、(L+R)と(L-R)の信号を別々に取り出し、マトリ
クス回路を通して左側信号と右側信号を作りだす。多重
装置の付加されていない受信機では、ステレオ送信を受
けたとき、主チャンネルの(L+R)だけを受信できるよ
うに考慮されており、両立性を持たせている。
【0008】2.音声多重信号 音声多重信号の周波数スペクトルと周波数偏移は図7に
示すとおりであり、以下に各々の信号について説明す
る。 (1)主チャンネル信号 主チャンネル信号は従来と同様の音声信号であり、その
周波数帯域は0〜15kHzで、主搬送波の最大周波数
偏移は±25kHzである。 (2)副チャンネル信号 副チャンネル信号は、副搬送波を用いてFM変調を行っ
ている。音声副搬送波としては水平走査周波数の2倍の
31.5kHzを選んでいる。このように、音声副搬送
波として水平走査周波数の2倍の31.5kHzを選ん
だのは、インターキャリア方式のTVで発生するバス妨
害を少なくし、副音声の帯域を広くとるためである。副
チャンネルの周波数帯域は主チャンネルと同じく0〜1
5kHzで、主搬送波の最大周波数偏移は二音声時に1
5kHz、ステレオ時に20kHzである。 (3)多重制御信号 二重音声とステレオ放送は異なった方式であるが、受信
機に着目すると、マトリクス回路を除き、共通した回路
構成とすることができる。二重音声とステレオ信号を受
信機側で自動的に区別させ、回路を切換えるために多重
制御信号を付加している。この多重制御信号は、水平走
査周波数の3.5倍の55.125kHzの制御信号副
搬送波を作り、二重音声の場合、922.5Hzの正弦
波でAM変調されている。制御信号副搬送波の周波数
は、自動車雑音やバズ妨害の影響をなくし、弱電界でも
確実に制御させるため、水平走査周波数の3.5倍に選
んでいる。
【0009】以上のような主チャンネル信号、副チャン
ネル信号、多重制御信号が合成された多重信号を主搬送
波でFM変調すると音声多重の電波となる。この方式
を、FM−FM方式と呼んでいる。
【0010】図1はこの発明の実施の形態によるVTR
の一例を示すブロック図であり、同図において、1a〜
1e,2〜5,5a〜5d,6〜11,13および14
は図8で示した従来例と同一構成要素であるため、該当
部分に同一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略
する。図1において、5fは音声多重信号処理回路、す
なわち、多重復調回路である。この多重復調回路5f
は、チャンネル受信回路5のSIF5dから取り出した
音声多重信号から16〜47kHzの帯域フィルタ(以
下、BPFと称す)53により副チャンネル信号および
55.1kHzの制御チャンネル信号を取り出し、つづ
いて分離する。副チャンネル信号は、副搬送波FM検波
回路51によってFM検波されて、もとの副音声信号
(L-R)が取り出される。その後は主チャンネル信号と
ともに処理されて二重音声信号もしくはステレオ音声信
号として出力されるが、その詳細については図示するの
みで説明を省略する。一方、制御チャンネル信号は、制
御信号AM検波回路50によって、922.5Hzもし
くは982.5Hzの正弦波を取り出し、それぞれを整
流して制御電圧を作りだす。この制御電圧によってマト
リクス回路54を自動的に切換え、同時に各モードの受
信表示回路55,56,57を点灯動作させる。52は
スケルチ回路で、このスケルチ回路52は、モノラル放
送の時にFM検波回路51が動作していると、不快な雑
音が発生し音声を損なうので、その回路の動作を止める
働きをする。1fはTV信号音声多重モード指定回路
で、モード指定情報を記憶し、その出力をディジタルコ
ンパレータ1bに入力する。
【0011】次に上記構成の動作について説明する。チ
ャンネルプログラム回路1cで設定した所定の日時の記
録開始時間、終了時間、所定チャンネル以外にその放送
が二重音声放送かステレオ放送かモノラル放送かの3つ
のモードを設定キー1dで設定する。このモード指定の
情報はTV信号音声多重モード指定回路1fに記憶さ
れ、その出力情報が常時、ディジタルコンパレータ1b
入力され、一方、音声多重信号処理回路5fから受信さ
れているTV信号の音声信号の3つのモードのいずれか
が常にディジタルコンパレータに入力されて、両者が比
較されている。この状態で、記録すべき開始時刻になる
と、図8の従来例と同様の動作が行われて、所定チャン
ネルのビデオ信号および音声信号が信号記録回路6に加
えられるが、ここで音声モードが指定されたモードにな
っていないと、ディジタルコンパレータ1bの別の出力
よりテープ走行停止信号が送出され、テープの進行が停
止される。すなわち、記録状態に入ってテープの進行が
停止する、いわゆる記録ポーズ状態となる。次に、放送
の遅延が解除され(延長されていた番組が終了)、音声
モードが指定モードと同じになると、ポーズ状態は解除
されてテープが走行し、記録動作が再開される。また、
二重音声の放送中に臨時ニュースが挿入されたり、コマ
ーシャルが挿入されると、同じくディジタルコンパレー
タ1bの別の出力信号がシーケンス回路14に加えられ
て、その間は再びポーズ状態となり、臨時ニュースやコ
マーシャルが終了すると、ポーズ状態が解除されて記録
動作が再開される。
【0012】以上によって、指定された二重音声放送が
1つのカセットテープ内に記録され、その中に臨時ニュ
ースやコマーシャルなどはまったく挿入されていないの
で、テープの無駄な消費を避けることができる。
【0013】図2は、この発明の実施の形態によるVT
Rの他の例を示す概略構成図であり、同図において、5
はチャンネル受信回路、5fは音声多重信号処理回路
で、ここに入力される国内テレビジョン放送の音声多重
信号の周波数スペクトルおよび周波数偏移は図7に示す
とおりである。これら両回路5,5fは図1に示すとお
りの構成を備えており、詳細な説明は省略する。尚、上
記音声多重信号処理回路5fの端子5faには主チャン
ネルの音声を、端子5fbには副チャンネルの音声をそ
れぞれ出力する。18,19はステレオ放送モードおよ
び2ケ国語放送モードの受信状態を表示するLED、1
5,20はこれらLED18,19に対応するスイッチ
ングトランジスタで、上記音声多重信号処理回路5fか
らのステレオ放送モードの出力信号16および2ケ国語
放送モードの出力信号17がベースに入力されることに
ともない、スイッチングされて各LED18,19を点
灯させる。21はマイコンで、上記音声多重信号処理回
路5fからの出力信号16,17がステレオ放送モード
および2ケ国語放送モードのとき「H」レベルとし、ま
た、モノラル放送モードのとき、「L」レベルとしてそ
れぞれ入力される。これにより、マイコン21は上記出
力信号16,17を監視し、放送モードがステレオであ
るか、2ケ国語であるか、モノラルであるかを判別す
る。また、上記マイコン21は、VTRのシステムコン
トロール用のマイコンの一部を兼ねており、記録スイッ
チ22,再生スイッチ23を含むキーマトリクス部24
を有している。
【0014】次に、上記図2の構成のVTRの動作につ
いて、図3ないし図5のフローチャートを参照しながら
説明する。なお、ここでは、コマーシャル挿入部の除去
機能をVTRの使用者が明確に指定するように、タイマ
記録中の動作について説明する。また、以下の説明にお
いては、ステレオ放送モードの出力信号16をST、2
ケ国語放送モードの出力信号17をB1と表現する。図
3に示すように、タイマ記録の開始(ステップS20)
にともない、A,B,Cの各レジスタをクリアし(ステ
ップS21)、タイマ記録開始から5分以内において、
各放送モードを監視する(ステップS22)。まず、S
T=Hであるか否かを判定して(ステップS23)、S
T=Hのステレオ放送モードの場合(ステップS2
4)、Aレジスタをインクリメントする(ステップS2
5)。同様に、上記の5分以内にB1=Hであるか否か
を判定して(ステップS26)、B1=Hの2ケ国語放
送モードの場合(ステップS27)、Bレジスタをイン
クリメントし(ステップS28)、また、B1≠Hのモ
ノラル放送モードの場合(ステップS29)、Cレジス
タをインクリメントする(ステップS30)。ついで、
記録開始から5分経過後に、A,B,C各レジスタの比
較を行い(ステップS31〜S33)、A,B,C各レ
ジスタをクリアし(ステップS34)、ステレオ放送モ
ードの場合はDレジスタを1、モノラル放送モードの場
合はFレジスタを1、2ケ国語放送モードの場合はEレ
ジスタを1として(ステップS35〜S37)、タイマ
記録中モードに移行する(ステップS38)。
【0015】次に、図4に示すように、タイマ記録中モ
ード(ステップS38)において、上記D,Eレジスタ
を監視することにより、つまり、D=1であるか否かを
判別して(ステップS39)、D=1であるとき、ステ
レオ放送モードと判定し(ステップS41)、D≠1で
あるときは、E=1であるか否かを判別して(ステップ
S40)、E=1であるとき、2ケ国語放送モードと判
定し(ステップS42)、E≠であるとき、モノラル放
送モードと判定する(ステップS43)。上記のような
放送モードの判定において、例えば、2ケ国語放送モー
ドと判定された場合(ステップS42)は、つぎのよう
に動作する。すなわち、図5に示すように、B1=
「H」であるか否かを判定し(ステップS44)、B1
≠「H」、つまり、B1=「L」と判定された場合、記
録を中断する(ステップS48)。そして、再度、B1
=「H」であるか否かを判定し(ステップS49)、B
1=「H」と判定された場合、記録を再開する(ステッ
プS50)。また、ステップS44において、B1=
「H」と判定された場合は、記録終了時間になったか否
かを判定して(ステップS45)、終了時間になったと
き、Eレジスタをクリアし(ステップS46)、記録を
自動停止する(ステップS47)。
【0016】上記のように、記録開始から5分間にわた
り、B1およびST信号を監視することにより、記録す
る番組の放送モードを判別し、記録中において、その放
送モードの信号が「H」から「L」に変化する点をコマ
ーシャル挿入部の開始点と判別し、マイコン21により
記録スイッチ22を自動的に操作して記録を中断し、ま
た、「L」から「H」に変化する点をコマーシャル挿入
部の終了点と判別し、マイコン21により再生スイッチ
23を自動的に操作して記録を再開することによって、
コマーシャル挿入部を除去した形の記録を自動的に行う
ことができる。なお、図5は、放送モードが2ケ国語放
送モードと判定された場合における記録動作の入切制御
についてのフローを示しているが、ステレオ放送モード
およびモノラル放送モードと判定された場合における記
録動作の入切制御のフローも、図5と同様であるため、
その説明を省略する。なお、上記図1に示す実施例で
は、TV信号音声多重モード指定回路1fを設けたが、
これはチャンネルプログラム回路1cのマイクロコンピ
ュータ内に収納してもよい。また、図1の復調音声信号
は、信号記録回路6を経て回転ドラム9に加えられるよ
うに示されているが、これはVHS方式HiFiオーデ
ィオ記録の二層記録を示したもので、リニアオーディオ
トラックにバイアス記録してもよい。さらに、上述の説
明は、VTRに適用した場合を示すが、DAT,レーザ
ディスクなどの記録装置に広く利用することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る音声多重テレビジョン信
号の記録再生装置によれば、予約録画において、臨時ニ
ュースやコマーシャルなどの実質的な放送内容以外の部
分が除去されるので、所望の実質的な放送内容だけを録
画することが可能となるので、予約録画における記録媒
体の消費量を削減でき、再生時においては目的の放送内
容だけを連続して見ることが可能となる。特に、映画な
どの2ケ国語放送モードの番組内容を記録する場合、コ
マーシャル挿入部では2ケ国語放送の識別信号の出力が
中断されて、ステレオ放送モードもしくはモノラル放送
モードとなるため、コマーシャル挿入部の開始点および
終了点の検出が容易であり、コマーシャル挿入部を除去
した記録を一層的確におこなうことができる。例えば、
予約した番組が2ケ国語音声モードの映画番組であり、
この予約番組の前の番組がステレオ音声モードの野球中
継などの2ケ国語音声モード以外の番組であるような場
合において、前の番組が延長するようなことが予想され
る場合、例えば前の番組の最大延長時間を考慮して予約
終了時刻を遅く設定しておけば、前の番組が終了して、
放送の音声モードが、音声モード設定手段で設定した所
望の音声モードになるまで予約録画は行われないので、
目的の番組の実質的な内容(コマーシャル部分を除いた
内容そのもの)だけを予約録画することができる。また
この場合、本当に録画したい放送内容の正味時間に合っ
た記録長さの記録媒体を用意して予約待機させておけ
ば、上述のように目的の番組の実質的な内容だけを予約
録画することができ、記録媒体として、目的の番組の実
質的な内容の時間より記録時間の長い記録媒体を用いる
必要はなくなる。さらに、この発明に係る音声多重テレ
ビジョン信号の記録再生装置によれば、予約録画情報設
定手段、制御手段などを備えていることで、予約録画を
行うときに、予約録画時間内において判別されたテレビ
ジョン放送の音声モードが設定された音声モードと異な
り、記録再生装置の記録動作が許可されないときでも、
予約録画時間内であれば、ディスプレイ装置には、予約
録画情報に基づくテレビジョン信号が映像信号出力手段
から常にディスプレイ装置へ出力されるので、記録動作
がポーズ状態にあるときでも予約録画時間内に受信され
ているテレビジョン信号は常にディスプレイ装置などに
出力され、予約録画中に同時にモニターする場合でも常
に画像の確認をすることができる。また、制御手段が予
約録画情報設定手段によって設定された予約時間内に動
作するので、録画予約している番組の前の番組が延長さ
れたときでも、前の番組が延長した分は記録されないこ
とと、さらに記録はされないが、テレビジョン信号は常
にディスプレイ装置へ出力されているので、記録再生装
置を介して予約録画している番組の前に放送されている
番組の視聴していた場合でも記録動作はポーズ状態が保
たれるが、テレビジョン信号は常時ディスプレイ装置に
出力されるので、延長された番組をそのまま確認してい
ることができる。そして、延長されている番組が終了
し、設定されている音声モードと同じ音声モードの番組
が開始されれば記録動作を許可することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態によるVTRの構成を
示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態によるVTRの概略構
成図である。
【図3】 この発明の実施の形態によるVTRの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態によるVTRの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態によるVTRの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図6】 音声多重放送の概略説明図である。
【図7】 音声多重信号の周波数スペクトルと周波数偏
移の説明図である。
【図8】 従来のVTRの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1b ディジタルコンパレータ、1c チャンネルプロ
グラム回路、1d 設定キー、1e メモリ回路、5
チャンネル受信回路、6 信号記録回路、11 信号再
生回路、14 シーケンス回路、21 マイコン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送における2ケ国語音声
    モード,ステレオ音声モード,モノラル音声モードなど
    の音声モードを判別する音声モード判別手段と、 テレビジョン信号を記録媒体に記録する信号記録手段
    と、 この信号記録手段による記録動作を開始させる時刻およ
    び終了させる時刻,記録する受信チャンネルなどの予約
    情報を設定するための予約録画情報設定手段と、 この予約録画情報設定手段に設定された予約録画するテ
    レビジョン放送に基づいて、音声モードを設定する音声
    モード設定手段と、 テレビジョン信号をディスプレイ装置へ出力する映像信
    号出力手段と、 上記予約録画設定時間中は、上記予約録画情報に基づく
    テレビジョン信号を常時出力するよう上記映像信号出力
    手段を制御するとともに、 上記予約録画設定時間内において、上記音声モード判別
    手段によって判別された音声モードと上記音声モード設
    定手段によって設定された音声モードとが一致するとき
    のみ上記信号記録手段による記録動作を許可する制御手
    段とを備えたことを特徴とする音声多重テレビジョン信
    号の記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007226956A (ja) * 1998-04-27 2007-09-06 Hitachi Ltd 記録再生装置
JP2008061254A (ja) * 2006-09-03 2008-03-13 Mediatek Inc テレビ放送期間において番組逸脱期間を検出する方法及びシステム
KR101295304B1 (ko) * 2006-10-30 2013-08-08 엘지전자 주식회사 영상기기의 오디오 신호 지정 녹화 장치 및 방법

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