JPH09120127A - 写真用カラー現像液の濃縮溶液及びキット - Google Patents

写真用カラー現像液の濃縮溶液及びキット

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JPH09120127A
JPH09120127A JP8211635A JP21163596A JPH09120127A JP H09120127 A JPH09120127 A JP H09120127A JP 8211635 A JP8211635 A JP 8211635A JP 21163596 A JP21163596 A JP 21163596A JP H09120127 A JPH09120127 A JP H09120127A
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color
concentrated solution
concentrated
water
solution
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JP8211635A
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Jean Pierre Raymond Mar Masson
ピエール レイモン マルセル マソン ジャン
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性が改良されそして水に急速に溶解でき
る、ベンジルアルコール含有率を減らした濃縮物を提供
する。 【解決手段】 ベンジルアルコール、水及び有機溶剤を
含んでなるカラー現像用濃縮溶液。この溶液は、他の二
つの濃縮溶液とともにカラー現像液調製用キットの一部
となる。上記濃縮物は、25〜35%のベンジルアルコ
ール、3〜8%の水、10〜20%のエチレングリコー
ル、及び35〜60%のジエチレングリコールを含んで
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー現像液に有
用な濃縮ベンジルアルコール溶液に関する。本発明は、
また、カラー現像液を調製する構成材料のキットに関
し、この濃縮溶液を用いる写真処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真ペーパー処理及び写真フィルム処理
の分野では、主成分として、発色現像主薬、浸透剤とし
てのベンジルアルコール、及びアルカリ性基剤からなる
カラー現像液を用いる。写真処理溶液を濃縮溶液の形態
(以下、「濃縮物」という)にまとめることが知られて
いる。例えば、カラー現像液を、現像液を調製するとき
に混合するいくつかの濃縮物の形態に一括することが多
い。これらの濃縮物は、直ぐ使用できる処理溶液を構成
する種々の化合物に安定性の問題がある場合に、特に有
用である。また、それらは、適当な溶剤に各化合物を可
溶化することを可能にする。複雑な操作を用いないで非
常に短時間にこれらの濃縮物から、透明で均一な直ぐ使
用できる現像溶液を得なければならない。
【0003】例えば、米国特許第3,574,619号
明細書には、均一な分散体を得るのに必要な量で存在す
る、水、ベンジルアルコール、p−フェニレンジアミ
ン、亜硫酸塩及び液体グリコールからなる濃縮酸溶液が
記載されている。この文献によると、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール及び
トリエチレングリコールから選ばれる単一のグリコール
化合物を用いる。この特許明細書の例1には、ベンジル
アルコール67%、水10%及びエチレングリコール2
0%を含有する透明な液体を得ることができることが示
されている。この文献中の他の全ての例では、ベンジル
アルコール及びグリコールに基づく濃縮物は、p−フェ
ニレンジアミン発色現像主薬も含有する。
【0004】米国特許第4,232,113号明細書に
は、溶液総量の5%以下の量の水を含有する溶液を得る
ために有機溶剤100mL中5〜50gのp−フェニレ
ンジアミン発色現像主薬の溶液を用いる濃縮物が記載さ
れている。この有機溶剤は中性であり、任意の割合で水
混和性であり、ポリアルコール類、ポリオキシエチレン
グリコール類、もしくはこれらの混合物の中から選択す
ることができる。また、この濃縮物は、ベンジルアルコ
ールを含有することもできる。この文献によると、この
濃縮物を、少なくともアルカリ性水溶液からなる第二濃
縮物、そして必要に応じて水溶液もしくは有機溶剤の溶
液のいずれかのヒドロキシルアミンと混合して、現像組
成物を調製する。
【0005】(1)水に濃縮物を溶解する困難性、特に
ベンジルアルコールを含んでなる濃縮物、そして(2)
これらの濃縮物の不安定性、特に現像液(例えば、p−
フェニレンジアミン)を含有する濃縮物の理由のために
既知の濃縮カラー現像溶液は、完全に満足のゆくもので
はない。溶解性及び安定性のこれらの問題は、時間を浪
費し、現像液中にタール形成を生じる。
【0006】上記溶解性及び安定性の問題を改善するた
めに、市販のカラー現像液は、三種類の濃縮物、例え
ば、EKTACHROME-R3 (商標)写真処理の現像液の場合:
水溶液にベンジルアルコールを含有する第一濃縮物、発
色現像主薬を含有する第二濃縮物、及び水溶液中に一種
以上のアルカリ性化合物を含有する第三濃縮物、の形態
にパック化されている。
【0007】ベンジルアルコールは、高い化学的酸素要
求量(COD)を有しており、これが、できるだけ低量
で用いることが望ましい理由である。このベンジルアル
コールの量を減らすことは、CODに関して法律が次第
に厳しくなっているのでますます必要である。ベンジル
アルコール含有濃縮物において、このアルコールの量を
少なくしようとする場合、安定かつ均一な濃度及び水に
迅速に溶解する濃度を維持するために水の量も減らす必
要がある。しかし、この濃縮物に含有される水の量を減
らすと、当該濃縮物中に存在する他の写真的に有用な化
合物の溶解性の問題が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、直ぐに使用で
きる現像液を迅速に調製するために、安定性が改良され
そして水に急速に溶解できる、ベンジルアルコール含有
率を減らした濃縮物を得ることが特に望ましいであろ
う。
【0009】
【課題を解決するための手段】この問題は、25〜35
%のベンジルアルコール、3〜8%の水、10〜20%
のエチレングリコール、及び35〜60%のジエチレン
グリコール、(100分率は、総溶液重量に基づき、比
率の合計は100を超えない)を含んでなる濃縮溶液で
ある本発明によって解決された。
【0010】また、本発明は、写真用カラー現像液を提
供するキットも提供し、このキットは、上記の第一の濃
縮溶液、水性相に発色現像主薬を含んでなる第二の濃縮
溶液、並びに前記第一及び第二の濃縮溶液と異なる第三
の濃縮アルカリ性溶液、を含んでなる。
【0011】また、本発明は、上記の第一の濃縮溶液、
発色現像主薬を含んでなる第二の濃縮溶液、並びに前記
第一及び第二の濃縮溶液と異なる第三の濃縮アルカリ性
溶液、を混合することによって調製する写真用カラー現
像液も提供する。
【0012】さらに、本発明は、 A)像様露光したカラーリバーサル写真材料の銀だけを
現像すること、 B)前記材料中の残留ハロゲン化銀粒子を露光もしくは
化学的にカブラせること、 C)前記材料を上記カラー現像液で発色現像すること、 D)前記発色現像した材料を漂白すること、そして E)前記漂白した材料を定着すること、を含んでなるカ
ラーリバーサル処理方法も提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によって、今や、現像液の
写真活性を維持しながら、水及びベンジルアルコール含
有率を減らしたカラー写真用濃縮溶液並びに特定の溶剤
混合物を得ることができる。この濃縮物はCODが低
く、水に対する溶解時間が短い。この濃縮物を水に溶解
するのに必要な時間を、当該技術分野で「混和時間」と
もいう。
【0014】本発明の第一の濃縮ベンジルアルコール溶
液は、25〜35%のベンジルアルコール、3〜8%の
水、10〜20%のエチレングリコール、及び35〜6
0%のジエチレングリコールを含んでなる。ベンジルア
ルコール、水、並びに補助溶剤エチレングリコール及び
/もしくはジエチレングリコールを含んでなるこの濃縮
溶液を、以下の説明では「濃縮物(A)」と呼ぶ。10
0分率は、特に断らない限りは、濃縮物の総重量に基づ
き、その合計は100%を超えない。
【0015】好ましい態様では、本発明に従う濃縮物
(A)において、ベンジルアルコールの量は、25%と
35%との間であり、水の量は、約5±1%(即ち、4
%と6%との間)であり、エチレングリコールの量は、
13%と17%との間であり、そしてジエチレングリコ
ールの量は、43%と55%との間である。ベンジルア
ルコールは、写真溶液では通常、浸透剤として用いられ
る。即ち、水性相の現像主薬の酸化生成物と非水性相の
カプラーとの間の反応を特に促進する。
【0016】エチレングリコール及びジエチレングリコ
ールは、公知の多くの有機補助溶剤の一部を形成し、水
に有機化合物が溶解するのを促進する。本発明による
と、特定の比率での特定の有機補助溶剤の選択及び濃縮
物(A)の水の量の減少により、直ぐに使用できる現像
液を得るために必要な水の量における濃縮物(A)の混
和時間を実質的に短縮することができる。
【0017】本発明の濃縮物(A)は、写真処理浴に通
常用いられる他の化合物を含んでもよい。例えば、この
濃縮物は、アミン類(プロピルアミン、プロピレンジア
ミン、ヒドロキシルアミン及びそれらの誘導体等)のよ
うな有機酸化防止剤を含むことができる。DTOD
(2、2−エチレンジチオエタノール)のようなハロゲ
ン化銀の溶剤を含有することもできる。好ましい濃縮物
(A)は、ベンジルアルコール、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、少なくとも一種の酸化防止剤、
好ましくは塩酸ヒドロキシルアミン、及び少なくとも一
種のハロゲン化銀の溶剤、好ましくはDTODを含有す
る。
【0018】本発明のカラー現像液を、三つの別々の容
器に、ベンジルアルコールを含む上記濃縮物(A)、水
溶液に発色現像主薬を含有する第二の濃縮溶液(B)、
及び水溶液にアルカリ性化合物(複数でもよい)を含有
する第三の濃縮溶液(C)の三種類の濃縮溶液を含んで
なるキットでもって提供し、そしてそのキットから調製
する。これらの濃縮物を、カラー現像液の調製もしくは
使用時のカラー現像液の効力を維持するように設計され
た補充溶液の調製のいずれかに用いるときに混合する。
本明細書では、「カラー現像液」の用語は、最初のカラ
ー現像液もしくはカラー現像液補充液のいずれも表す。
【0019】濃縮溶液(B)に用いる発色現像主薬は、
一般的に、p−フェニレンジアミン類、例えば、2−ア
ミノ−5−ジエチルアミノトルエン(CD2として知ら
れている)、4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタ
ンスルホンアミドエチル)−m−トルイジン(CD
3)、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β
−ヒドロキシエチル)−アニリン(CD4)である。C
D2は一般的にカラーポジフィルム用のカラー現像液に
用いられ、CD3は一般的にカラーリバーサルフィルム
及びペーパー用のカラー現像液に用いられ、そしてCD
4は一般的にカラーネガフィルム用のカラー現像液に用
いられる。
【0020】p−フェニレンジアミン現像主薬を含有す
る濃縮溶液(B)は、例えば酸化防止剤もしくは界面活
性剤等の他の化合物を含有することができる。本発明の
枠組みの中では、濃縮溶液(B)は水溶液の形態であ
る。濃縮溶液(B)に用いることができる酸化防止剤
は、例えば、アルカリ金属の亜硫酸塩類、メタ重亜硫酸
塩類及び重亜硫酸塩類、水溶液中で亜硫酸イオンを生成
できる硫化化合物、アスコルビン酸並びにその誘導体等
である。
【0021】アルカリ性化合物(複数でもよい)を含有
する濃縮溶液(C)は、水溶液の、炭酸ナトリウム及び
炭酸カリウム、ボラックス、水酸化ナトリウム及び水酸
化カリウム、もしくはメタ硼酸ナトリウムから得られ
る。この濃縮溶液(C)は、一般的に、アミノポリカル
ボン酸(例えば、エチレンジアミン四酢酸:EDTA、
ジエチレントリアミン五酢酸:DTPA、イソプロパノ
ールジアミン四酢酸:DPTA)、アミノポリホスホン
酸[例えば、アミノ−N,N,ジメチレンホスホン酸、
ヘキサメタホスフェート、DEQUEST (商標)(2000、20
06、2010等)もしくはVERSENEX 80 (商標)]のような
金属イオン封鎖剤及びアンチライミング(anti-liming
)剤を含有する。
【0022】腐敗防止剤、カブリ防止剤、加熱安定剤、
チオエーテルもしくはオキソチオエーテル化合物及びベ
ンジルアミン等の現像活性化剤を、これらの三種類の濃
縮溶液に加えることができる。本発明のカラー現像液
は、先ず第一に、濃縮溶液(A)を水に混合して得られ
る。この混合物が均一になると、濃縮溶液(B)を導入
し、そして濃縮溶液(C)を導入し、各溶液導入後均一
で透明な液体を得るために攪拌する。得られるカラー現
像液のpHは、10.5と11.5の間が有利である。
【0023】一つの態様では、当該カラー現像液は、リ
バーサル写真製品の処理用を目的とする。この処理は、
潜像銀現像工程(黒白現像)、未露光残留ハロゲン化銀
粒子をカブラせる露光もしくは化学カブリにより現像可
能にすることからなるリバーサル工程、カブラせた粒子
の発色現像工程、洗浄工程、及び漂白工程、その後の定
着工程からなる。
【0024】露光済みハロゲン化銀粒子を金属銀に変換
できる還元化合物の存在下で、銀現像を達成する。これ
らの化合物は、リサーチディスクロージャー、1994年9
月、36544 条、パラグラフXIX A (以下、リサーチディ
スクロージャーという)に記載されており、ヒドロキノ
ン等のジヒドロキシベンゼン類、3−ピラゾリドン類、
アミノフェノール類、アスコルビン酸類等及びそれらの
混合物の中から選ぶことができる。
【0025】リバーサル工程を、露光、化学工程(例え
ば、還元剤を含有するカブリ浴に通すか、もしくはこの
カブリ剤をカラー現像液中に導入する)によって達成す
ることができる。カブリ物質は、例えば、塩化第一錫、
ヒドラジン及び半カルバジド塩類、エチレンジアミン、
水酸化ホウ素ナトリウム、ジメチルボランもしくは二酸
化チオ尿素である。
【0026】カラー現像工程は、リサーチディスクロー
ジャー、パラグラフXIX A に記載されているように、カ
ラー現像液を用いてカラー画像を得ることを可能にす
る。この工程の間、リバーサル工程時にカブラされたハ
ロゲン化銀粒子の還元を、例えば、p−フェニレンジア
ミンにより達成する。カラー画像を形成するために、酸
化されたp−フェニレンジアミンは、その後、写真乳剤
層に存在する色素形成カプラーと反応する。
【0027】写真製品の漂白は、金属銀を銀イオンに変
換する、リサーチディスクロージャー、パラグラフXX A
に記載されているような、酸化化合物物を用いて達成さ
れる。酸化化合物を、アミノカルボン酸の鉄錯体のアル
カリ金属塩、もしくは過硫酸塩の中から選択することが
できる。通常用いられる漂白化合物は、ニトロ三酢酸、
エチレンジアミン四酢酸、1,3−プロピレンジアミン
四酢酸、トリエチレントリアミン五酢酸、オルソジアミ
ノシクロヘキサン四酢酸及びエチルイミノ二酢酸の鉄錯
体である。
【0028】定着浴は、ハロゲン化銀を全体として水溶
性銀錯体に変換することができ、その後、その錯体は洗
浄によって写真製品の層から除去される。定着に用いら
れる化合物は、リサーチディスクロージャー、パラグラ
フXX Bに記載されており、例えば、チオ硫酸アンモニウ
ムのようなチオ硫酸塩もしくはアルカリ金属のチオ硫酸
塩である。
【0029】漂白工程及び定着工程を、リサーチディス
クロージャー、パラグラフXX Cに記載されているよう
な、単一の漂白/定着工程で置き換えてもよい。本発明
を以下の例によってさらに具体的に説明する。
【0030】
【実施例】例1(参照用) :EKTACHROME R-3(商標)カラー現像液 以下の化合物を混合して、直ぐに用いることができるカ
ラー現像用補充液1リットルを調製するのに必要なベン
ジルアルコールを含んだ濃縮溶液(A)50mLを調製
した:
【0031】 濃縮物(A) ベンジルアルコール 19.25g 35% ジエチレングリコール 15.0g 27.3% エチレングリコール − AgX溶剤DTOD(1) 0.3g 0.54% HACl(2) 5.6g 10.2% 水 14.8g 26.9% (注) (1) HO−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −OH (2) 塩酸ヒドロキシルアミン
【0032】この濃縮溶液(A)は、エチレングリコー
ルを含まない。直ぐに使用できるカラー現像液の補充液
1リットルを調製するために、濃縮溶液(A)を、現像
液用補充液1リットルを得るのに必要な水の量の3/4
と混合する。この水の温度は、30℃と35℃との間で
ある。この混合物を透明な溶液が得られるまで(混和時
間を決定する)攪拌する。そして、濃縮溶液(B)を加
え、次にKODAK 製EKTACHROME R-3の写真処理の濃縮溶液
(C)を加える。この混合物を、濃縮溶液(B)添加
後、及び、濃縮溶液(C)添加後に攪拌する。
【0033】そして、この混合物に、現像液用補充液1
リットルを得るのに必要な水の量を加える。濃縮溶液
(B)は、現像主薬CD3、酸化防止剤としてメタ重亜
硫酸ナトリウム及び非イオン性界面活性剤を含有する水
性濃縮物である。濃縮溶液(C)は、炭酸カリウム、水
酸化カリウム、亜硫酸ナトリウム、アンチライミング剤
及び金属イオン封鎖剤を含有する水性濃縮物である。
【0034】直ぐ使用できる補充液のpHを、NaOH
/KOHを添加して、10.45に調節する。補充液1
リットルにおける、濃縮溶液(A)のCODに対する寄
与は、総COD約75gの65gに等しく、水中での濃
縮溶液(A)の混和時間は110秒である。
【0035】全ての例で、示した時間は、磁気攪拌棒で
達成される攪拌で2リットルの容量の場合に測定したも
のである。例2(比較) 以下の化合物を混合して、直ぐに用いることができるカ
ラー現像用補充液1リットルを調製するのに必要なベン
ジルアルコールを含んだ濃縮溶液(A)35mLを調製
した:
【0036】 濃縮物(A) ベンジルアルコール 13.5g 34.8% ジエチレングリコール 10.5g 27.1% エチレングリコール − AgX溶剤DTOD(1) 0.3g 0.77% HACl(2) 5.6g 14.4% 水 8.9g 22.9% (注) (1) HO−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −OH (2) 塩酸ヒドロキシルアミン
【0037】この濃縮溶液(A)を用いて、直ぐに使用
できる現像液を上記の操作方法に従って調製する。この
例では、濃縮溶液(A)の量(特に、ベンジルアルコー
ル及びジエチレングリコール)の量が前記例よりも30
%少ないので、この現像液は前記例よりもCODが低
い。補充液1リットルにおける、濃縮溶液(A)のCO
Dに対する寄与は、総COD約60gの50gであり、
濃縮溶液(A)の混和時間は110秒である。
【0038】これらの結果は、ジエチレングリコール及
びベンジルアルコールの量を減らすと、CODが減る
が、水中での濃縮溶液(A)の混和時間は変わらないこ
とを示す。例3(本発明) 以下の化合物を混合して、直ぐに用いることができるカ
ラー現像液1リットルを調製するのに必要なベンジルア
ルコールを含んだ濃縮溶液(A)50mLを調製した:
【0039】 濃縮物(A) ベンジルアルコール 13.5g 23.9% ジエチレングリコール 27.7g 49.2% エチレングリコール 6.7g 11.9% AgX溶剤DTOD(1) 0.3g 0.53% HACl(2) 5.6g 9.95% 水 2.5g 4.4% (注) (1) HO−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −OH (2) 塩酸ヒドロキシルアミン
【0040】写真活性を保つために、pHを11.0に
調節する以外は、この濃縮溶液(A)を用いて、直ぐに
使用できる現像液を上記の操作方法に従って調製する。
補充液1リットルにおける、濃縮溶液(A)のCODに
対する寄与は、総COD約85gの75gまで増加する
が、濃縮溶液(A)の混和時間は大きく短くなる(20
秒)。
【0041】これらの結果は、ベンジルアルコール量の
減少と、水の量を減らして二種類の補助溶剤と置き換え
た三元ジエチレングリコール/エチレングリコール/水
混合物の使用とが組合わさると、水中での濃縮溶液
(A)の混和時間が大きく短くなることを示す。例4(本発明) 以下の化合物を混合して、直ぐに用いることができるカ
ラー現像1リットルを調製するのに必要なベンジルアル
コールを含んだ濃縮溶液(A)45mLを調製した:
【0042】 濃縮物(A) ベンジルアルコール 13.5g 26.5% ジエチレングリコール 23.8g 46.7% エチレングリコール 5.4g 10.6% AgX溶剤DTOD(1) 0.3g 0.58% HACl(2) 5.6g 11.0% 水 2.3g 4.5% (注) (1) HO−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −OH (2) 塩酸ヒドロキシルアミン
【0043】この濃縮溶液(A)を用いて、直ぐに使用
できる現像液を例3の操作方法に従って調製する。補充
液1リットルにおける、濃縮溶液(A)のCODに対す
る寄与は、総COD約80gの70gであるが、濃縮溶
液(A)の混和時間は30秒である。これらの結果は、
エチレングリコール及びジエチレングリコールの量を減
らし、但し、エチレングリコール及びジエチレングリコ
ールの量に比較して水の量を低くしたままにすることに
よって、同じような量の水及びジエチレングリコールを
含みエチレングリコールを含まない濃縮溶液(A)と比
較して、短縮された混和時間を保持したままでCODを
減らすことが可能であることを示す。
【0044】例5(本発明) 以下の化合物を混合して、直ぐに用いることができるカ
ラー現像液1リットルを調製するのに必要なベンジルア
ルコールを含んだ濃縮溶液(A)40mLを調製した:
【0045】 濃縮物(A) ベンジルアルコール 13.5g 29.9% ジエチレングリコール 17.0g 37.7% エチレングリコール 6.7g 14.8% AgX溶剤DTOD(1) 0.3g 0.67% HACl(2) 5.6g 12.1% 水 2.0g 4.3% (注) (1) HO−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −OH (2) 塩酸ヒドロキシルアミン
【0046】この濃縮溶液(A)を用いて、直ぐに使用
できる現像液を例3の操作方法に従って調製する。補充
液1リットルにおける、濃縮溶液(A)のCODに対す
る寄与は、60gであり、水中での濃縮溶液(A)の混
和時間は50秒である。これらの結果は、混和時間を短
縮しながら参照例1と同じくらい低いCODを得ること
ができることを示す。13%より下でエチレングリコー
ルの量を加えると、もはや塩酸ヒドロキシルアミンは濃
縮溶液(A)に溶解しない。ベンジルアルコールの量が
25%より下であると、現像液の写真活性は低くなりす
ぎる。
【0047】例6(比較) 以下の化合物を混合して、直ぐに用いることができるカ
ラー現像液1リットルを調製するのに必要なベンジルア
ルコールを含んだ濃縮溶液(A)40mLを調製した:
【0048】 濃縮物(A) ベンジルアルコール 13.5g 29.0% ジエチレングリコール 25.0g 53.9% エチレングリコール − AgX溶剤DTOD(1) 0.3g 0.6% HACl(2) 5.6g 12.0% 水 2.0g 4.3% (注) (1) HO−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −OH (2) 塩酸ヒドロキシルアミン
【0049】この濃縮溶液(A)に関しては、この濃縮
物に塩酸ヒドロキシルアミンを溶解することはできなか
った。ジエチレングリコールの一部を水と置き換えるこ
とによって、上記濃縮溶液(A)に塩酸ヒドロキシルア
ミンを溶解することが可能となるであろうが、混和時間
は延びる(110秒)。
【0050】例7 7.1:KODAK EKTACHROME RADIANCE (商標)リバーシ
ブル写真製品を露光して、参照例1の濃縮溶液(A)か
ら得られる現像液で、EKTACHROME R3 処理の標準操作に
従って現像した。 7.2:KODAK EKTACHROME RADIANCE リバーシブル写真
製品を露光して、本発明に従う例5の濃縮溶液(A)か
ら得られる現像液で、EKTACHROME R3 処理の標準操作に
従って現像した。
【0051】例7.1及び7.2で用いた浴は、処理装
置で使い古した(補充処理の方針に従って、マシンタン
クの容量の少なくとも3回置換)浴であった。センシト
メトリー結果を表Iに示す。
【0052】
【表1】
【0053】各サンプルについて、以下のように測定し
た:ER80の値で表される感度を、式ER=100
(1−logH)で定義し、濃度0.80で測定した。
この式で、Hは、濃度0.80を得るために要する露光
量を表す。特性曲線の足領域での濃度TD80及びTD
04を、それぞれ、濃度0.8及び0.4logHの点
(ER80)のところで測定した。
【0054】特性曲線の肩領域での濃度SD05を、濃
度0.5logHの点(ER80)で測定した。最小濃
度(Dmin )及び最大濃度(Dmax )。この特性を赤
(R)、緑(V)及び青(B)領域で測定した。これら
の結果は、現在の浴と比較して本発明の現像液の効力が
保たれていることを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25〜35%のベンジルアルコール、 3〜8%の水、 10〜20%のエチレングリコール、及び35〜60%
    のジエチレングリコール、(100分率は、総溶液重量
    に基づき、比率の合計は100を超えない)を含んでな
    る濃縮溶液。
  2. 【請求項2】 請求項1で規定した第一の濃縮溶液、 水性相に発色現像主薬を含んでなる第二の濃縮溶液、並
    びに前記第一及び第二の濃縮溶液と異なる第三の濃縮ア
    ルカリ性溶液、を含んでなる写真用カラー現像液を提供
    するキット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の第一の濃縮溶液、 発色現像主薬を含んでなる第二の濃縮溶液、並びに前記
    第一及び第二の濃縮溶液と異なる第三の濃縮アルカリ性
    溶液、を混合することによって調製する写真用カラー現
    像液。
  4. 【請求項4】 A)像様露光したカラーリバーサル写真
    材料の銀だけを現像すること、 B)前記材料中の残留ハロゲン化銀粒子を露光もしくは
    化学的にカブラせること、 C)前記材料を請求項3に記載のカラー現像液で発色現
    像すること、 D)前記発色現像した材料を漂白すること、そして E)前記漂白した材料を定着すること、を含んでなるカ
    ラーリバーサル処理方法。
JP8211635A 1995-08-11 1996-08-09 写真用カラー現像液の濃縮溶液及びキット Pending JPH09120127A (ja)

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FR2737791B1 (fr) 1997-09-12
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