JP2001255636A - カラー現像組成物、カラー現像キット及び当該キットの作製方法 - Google Patents

カラー現像組成物、カラー現像キット及び当該キットの作製方法

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JP2001255636A
JP2001255636A JP2001041602A JP2001041602A JP2001255636A JP 2001255636 A JP2001255636 A JP 2001255636A JP 2001041602 A JP2001041602 A JP 2001041602A JP 2001041602 A JP2001041602 A JP 2001041602A JP 2001255636 A JP2001255636 A JP 2001255636A
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color developing
color
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Jean M Buongiorne
マリー ブーニョルン ジーン
Charles M Darmon
エム.ダーモン チャールズ
Michael J Haight
ジェイ.ハイト マイケル
Erika S Mclarney
エス.マクラーニー エリカ
Barry C Kocher
シー.コチャー バリー
Sheridan E Vincent
イー.ビンセント シェリダン
Charles S Christ Jr
エス.クライスト ジュニア チャールズ
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各溶液のバランスを提供するように調合でき
るキットを提供する。 【解決手段】 (1)次のものを含むpH7〜12.5
の第一溶液:(a)水、(b)第一溶液中に少なくとも
0.05モル/Lの量で存在する遊離塩基形態の発色現
像主薬、(c)少なくとも0.005モル/Lの前記発
色現像主薬用の酸化防止剤、(d)50〜200の分子
量を有する、遊離塩基形態の発色現像主薬用の水混和性
又は水溶性のヒドロキシ含有直鎖有機溶媒、(e)少な
くとも0.001モル/Lのトリアジニルスチルベン蛍
光増白剤、及び(f)第一化学塩基、並びに(2)次の
ものを含むpH7〜12.5の第二溶液:(a)水、
(b)緩衝剤、(c)第二化学塩基、及び(d)少なく
とも0.001モル/Lの第一ホスホン酸金属イオン封
鎖剤を含んでなるマルチパートカラー現像キット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用前又は使用時
に一緒に混合できる二種又は三種類の別々の溶液を有す
るマルチパート(multi-part)写真用カラー現像組成物に
関する。また、本発明はこのマルチパート写真用カラー
現像組成物の製造方法、及びその使用方法にも関する。
本発明はカラー写真画像を提供する写真の分野で有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】露光済みハロゲン化銀カラー写真材料か
ら有用な画像を得る基本的な処理は、適当な写真試薬組
成物を用いる、発色現像、銀漂白、ハロゲン化銀定着及
び水洗又は色素像安定化当のいくつかの写真試薬処理工
程を含む。
【0003】写真処理法では初期に所望の色素像を提供
するために、写真用カラー現像組成物を用いて、カラー
写真フィルム及びペーパーのようなカラー写真材料を処
理する。一般的に、そのような組成物は、還元剤として
発色現像主薬、例えば、4−アミノ−3−メチル−N−
(2−メタンスルホンアミドエチル)アニリンを含有
し、適当なカラー生成カプラーと反応して所望の色素を
生成する。Vincent等の米国特許第4,892,804
号明細書には、写真業界でかなりの商業的成功をおさめ
ている通常のカラー現像組成物が記載されている。他の
公知のカラー現像組成物は、石川等の米国特許第4,8
76,174号明細書、小林等の米国特許第5,35
4,646号明細書及びMarrese等の米国特許第5,6
60,974号明細書に記載されている。
【0004】反応時に消耗されるか又は処理される材料
によって持ち去られる写真試薬を補充するために処理装
置のカラー現像組成物に「補充」液を加えることが一般
的に行われる。そのような補充によって、発色現像主薬
の均一な現像と最大限の安定性を保証する。
【0005】カラー現像組成物は、使用直前に混合され
る3種類以上の「パーツ」(即ち、溶液)で供給される
のが一般的である。アルカリ性条件下で長期間一緒に保
存される場合、劣化するかお互いに反応する可能性があ
る各成分を分離し、化学活性と安定性を保護するため
に、複数のパーツが必要とされることが多い。例えば、
あるパートは発色現像主薬を含んでもよい。また、別の
パートは混合したカラー現像組成物のアルカリ性を保持
する薬剤を含有してもよい。さらに、別の部分は蛍光増
白剤を含んでもよい。全てのパーツと追加の水を混合す
ると、通常、写真処理機械で使用するカラー現像組成物
を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最適な性能を提供する
ために、種々の写真試薬の濃度と写真処理浴で使用する
pH(一般的にアルカリ性)が、ある狭い範囲内に収ま
らなければならないことは周知である。成分濃度又はp
Hの比較的小さな変動であっても所望の写真試薬活性、
保存安定性、溶液均一性、又はそれらのコンビネーショ
ンを低下させる場合がある。従って、使用濃度溶液を作
製する各「パート」即ち溶液を、全ての所望の特性の望
ましいバランスを提供するように調合しなければならな
い。
【0007】マルチパートカラー現像組成物は、写真処
理業界(「ミニラボ」として知られているものを含む)
に広く用いられており、使用時に完全に空になってない
容器で供給されることも多い。従って、残った溶液は環
境中に廃棄されねばならない。いくつかの国では、pH
が非常に高いかもしくは低い溶液は、有害廃棄物と考え
られ、大きなコストがかかり面倒な廃棄手続きを必要と
する。
【0008】さらに、マルチパートカラー現像組成物
は、写真処理装置内にある場合がある低炭素鋼に対して
腐食性を有する場合もある。この腐食によってもまたp
Hが非常に高くなるかもしくは低くなる場合がある。
【0009】当業者でない人にとっては、この問題の簡
単な解決方法はpHを調節することであり、そうすれ
ば、この溶液がもはや有害ではなく、あるいは腐食性で
ないと思うであろう。しかし、上述したように、これは
単純な問題ではなく、熟練者を必要とし、安定性と写真
試薬活性を維持するために、種々の成分とpHの複雑な
バランスをとる必要がある。それぞれにおいて「パー
ト」と成分の数が増加すると、可能な変更修正の数もそ
れに応じて増加し、問題を全て同時に解決する実行可能
な(即ち、商業的な)選択肢をみつけることをますます
困難にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決することによって当該技術分野に進歩をもたらすも
のである。特に、本発明は、(1)次のものを含むpH
7〜12.5の第一溶液: (a)水、(b)第一溶液中に少なくとも0.05モル
/Lの量で存在する遊離塩基形態の発色現像主薬、
(c)少なくとも0.005モル/Lの前記発色現像主
薬用の酸化防止剤、(d)50〜200の分子量を有す
る、遊離塩基形態の発色現像主薬用の水混和性又は水溶
性のヒドロキシ含有直鎖有機溶媒、(e)少なくとも
0.001モル/Lのトリアジニルスチルベン蛍光増白
剤、及び(f)第一化学塩基、並びに (2)次のものを含むpH7〜12.5の第二溶液: (a)水、(b)緩衝剤、(c)第二化学塩基、及び
(d)少なくとも0.001モル/Lの第一ホスホン酸
金属イオン封鎖剤、を含んでなるマルチパートカラー現
像キットを提供する。
【0011】(A)硫酸塩として存在する発色現像主
薬、当該発色現像主薬用酸化防止剤、当該硫酸塩に対し
て少なくとも化学量論量のアルカリ金属イオン、及び5
0〜200の分子量を有する、遊離塩基形態の発色現像
主薬用の水混和性又は水溶性のヒドロキシ含有直鎖有機
溶媒を水に混合することによって、pH7〜12.5の
第一溶液を作製して、当該第一溶液中にアルカリ金属硫
酸塩を形成する工程、(B)前記第一溶液から前記アル
カリ金属硫酸塩を除去する工程、(C)前記第一溶液
に、トリアジニルスチルベン蛍光増白剤を添加する工
程、そして(D)緩衝剤、第二化学塩基、及び少なくと
も一種のホスホン酸金属イオン封鎖剤を含むpH7〜1
2.5の水性第二溶液を作製する工程を含んでなるマル
チパートカラー現像キットの作製方法を提供する。
【0012】また、本発明は、前記第一溶液と前記第二
溶液とを、約1:1の容量比で混合することによって得
られるカラー現像組成物も提供する。さらに、本発明
は、ハロゲン化銀カラー写真要素を前記マルチパートカ
ラー現像キットから調製した上述のカラー現像組成物と
接触させることによって、当該写真要素にカラー画像を
提供する方法も包含する。写真処理法では、この発色現
像工程の後、ハロゲン化銀カラー写真要素を脱銀する工
程、並びに当該技術分野で公知の他の有用な処理工程が
続く。
【0013】また、本発明のカラー現像キットを、一種
以上の他の写真処理単一パート又はマルチパート写真処
理組成物を含む写真処理薬剤キットの一部として提供す
ることもできる。そのような組成物には、写真漂白組成
物、写真漂白/定着組成物、写真定着組成物及び写真安
定化又は最終リンス組成物を含むが、これらに限定する
ものでは無い。
【0014】本発明のカラー現像キット及び組成物は多
くの利点を有する。特に、これらの溶液は従来の溶液よ
りもほとんど有害でないので、これらを安全に取り扱
い、また廃棄することができる。得られるカラー現像組
成物は安全な方法で複数の溶液を混合することによって
容易に調製することができる。さらに、種々の各「パー
ト」は、使用時にそれらが接触する低炭素鋼に対してほ
とんど腐食性を有しない。
【0015】全ての溶液を混合する際、その溶液中もし
くは最終的にカラー現像組成物中に沈殿物が形成するの
を防止するために、一定方法で当該キットの第一溶液を
調合することも重要である。従って、上述の米国特許第
6,077,651号明細書に記載されているように、
当該技術分野で進歩性を有する混合順を用いて硫酸イオ
ンを除去することによって、均質性を達成する。蛍光増
白剤を調合での臨界点で添加すると、それは溶液とな
る。従って、キットの各溶液は所望の均質性とpHを達
成するために特定の順序で配合される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明によって得られる生成物
は、露光されたハロゲン化銀カラー写真要素にカラー画
像を提供するのに用いることができるマルチパートカラ
ー現像キットである。本明細書において、用語「パー
ト」及び「マルチパート」は、それぞれ「溶液」又は
「複数溶液」を呼ぶのに写真業界で良く使用されている
ものである。一般的に、マルチパートキットは、所望の
写真処理組成物を提供するために好適な様式で混合され
る2種以上の独立した溶液を必要とする。混合は、処理
装置で使用する前、又は使用時に行うことができる。
【0017】本発明のカラー現像キットは、写真処理操
作でカラー画像を得るのに有用な一種以上の試薬を含む
少なくとも二種類の溶液を含んでなる。好ましい態様で
は、このキットはカラー現像組成物を作製するのに好適
な様式で混合される三種類の溶液を含む。さらにこのキ
ットは以下に記載するように写真処理試薬キットを提供
するための他の処理組成物(単一パートフォーマット又
はマルチパートフォーマット)と一緒に含めることがで
きる。
【0018】本発明のカラー現像キットの二種類(第一
と第二)の必須の溶液を次のように調合することができ
る。第一溶液は、一般的に硫酸塩の形態である好適な発
色現像主薬を含む。第一溶液の他の成分には、発色現像
主薬用の酸化防止剤、pH調製用の第一化学塩基(例え
ば、アルカリ金属塩基)、トリアジニルスチルベン蛍光
像白剤、及び水混和性又は水溶性ヒドロキシ含有有機溶
媒を含む。この溶媒は、発色現像主薬(複数可)に対す
る有機溶媒(複数可)のモル比が10:1から30:1
であるように第一溶液中に存在する。
【0019】この環境(特に、高アルカリ性)では、ア
ルカリ金属イオンと硫酸イオンが、ヒドロキシ含有有機
溶媒の存在下で沈殿する水不溶性硫酸塩を形成する。そ
して、沈殿した硫酸塩は好適な固液分離技法(濾過、遠
心分離又はデカンテーションを含む)を用いて容易に除
去されることができ、溶液が提供される。酸化防止剤が
液体有機化合物である場合は、二相を形成する場合があ
り、水性相を棄てることによって沈殿物を除去すること
ができる。沈殿物を全て除去した後、完全に溶解される
ことを確実にする適量で、トリアジニルスチルベン蛍光
増白剤を第一溶液に混合する。
【0020】カラー現像キットの第二溶液は、緩衝剤、
第二化学塩基(第一化学塩基と同じであっても異なって
いてもよい)、及び少なくとも一種のホスホン酸金属イ
オン封鎖剤を混合することによって、所望のpHに調製
する。
【0021】好ましい態様では、このキットは単に水で
あるか、第二溶液で記載した一種以上の成分の水性溶液
となることができる第三の溶液を含むこともできる。そ
のpHもまた7〜12.5に維持される。
【0022】このように、本発明のキットを用いて調製
されたカラー現像組成物は、酸化形態で処理される材料
中の色素生成カラーカプラーと反応する当該技術分野で
周知である一種以上の発色現像主薬を含む。そのような
発色現像主薬としては、限定されないが、アミノフェノ
ール類、p−フェニレンジアミン類(特に、N,N−ジ
アルキル−p−フェニレンジアミン類)などがあり、こ
れらは当該技術分野では周知であり、例えば欧州特許出
願公開公報第0434097号A1(1991年6月26日公
開)及び同第0530921号A1(1993年3月10日公
開)に記載されている。当該技術分野で知られているよ
うに、1つ以上の水可溶化基を有していることが発色現
像主薬にとって有用である。この種の材料の詳細は、リ
サーチディスクロージャー、38957号592〜639頁(1996
年9月)に提供されている。リサーチディスクロージャ
ーは、イングランドP0107DQハンプシャー州エム
ズワース・ノースストリート12 ダドリー・ハウス所
在のKenneth Mason Publications Ltd. の刊行物であ
る。この文献を本明細書で以下「リサーチディスクロー
ジャー」という。
【0023】好ましい発色現像主薬としては、限定され
ないが、N,N−ジエチルp−フェニレンジアミンスル
フェート(KODAK発色現像主薬CD−2)、4−ア
ミノ−3−メチル−N−(2−メタンスルホンアミドエ
チル)アニリンスルフェート、4−(N−エチル−N−
β−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルアニリンス
ルフェート(KODAK発色現像主薬CD−4)、p−
ヒドロキシエチルエチルアミノアニリンスルフェート、
4−(N−エチル−N−2−メタンスルホニルアミノエ
チル)−2−メチルフェニレンジアミンセスキスルフェ
ート(KODAK発色現像主薬CD−3)、4−(N−
エチル−N−2−メタンスルホニルアミノエチル)−2
−メチルフェニレンジアミンセスキスルフェート、及び
当業者にとっては容易に分かるその他のものが含まれ
る。
【0024】発色現像主薬を酸化から保護するため、一
般に、一種以上の酸化防止剤を、発色現像主薬に含ませ
る。無機と有機のどちらの酸化防止剤も使用できる。多
くのクラスの有用な酸化防止剤が知られており、限定さ
れないが、スルフィット類(例えば亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム及びメタ重亜硫酸
カリウムなど)、ヒドロキシルアミン(及びその誘導
体)、ヒドラジン類、ヒドラジド類、アミノ酸類、アス
コルビン酸(及びその誘導体)、ヒドロキサム酸類、ア
ミノケトン類、単糖類と多糖類、モノアミン類とポリア
ミン類、第四級アンモニウム塩類、ニトロキシラジカル
類、アルコール類及びオキシム類がある。また、Qiano
及びMcGarryの米国特許出願第09/123,976号
明細書(1998年7月29日出願)に記載されているような
1,4−シクロヘキサジオン類も酸化防止剤として有用
である。所望により、同種又は異種の酸化防止剤由来の
化合物の混合物も使用できる。
【0025】特に有用な酸化防止剤は、例えば先に引用
したVincent等の米国特許第4,892,804号、石
川等の同第4,876,174号、小林等の同第5, 3
54, 646号及びMarrese等の同第5,660,97
4号及びBurns らの米国特許第5,646,327号明
細書に記載されているようなヒドロキシルアミン誘導体
である。これらの酸化防止剤の多くは、モノ−及びジ−
アルキルヒドロキシルアミン類であり、一方又は両方の
アルキル基に1つ以上の置換基を持っている。特に有用
なアルキル置換基としては、スルホ、カルボキシ、アミ
ノ、スルホンアミド、カルボンアミド、ヒドロキシなど
の可溶化置換基がある。有用なヒドロキシルアミン酸化
防止剤の一つはN,N−ジエチルヒドロキシルアミンで
ある。
【0026】別の態様では、上記ヒドロキシルアミン誘
導体は、1つ以上のアルキル基上に1つ以上のヒドロキ
シ置換基を有するモノ−又はジ−アルキルヒドロキシル
アミン類でもよい。この種の代表的な化合物は、例え
ば、Marrese 等の米国特許第5,709,982号に、
下記構造式Iで表される化合物として記載されている。
【0027】
【化1】
【0028】式中、Rは水素;1〜10個の炭素原子を
有する置換もしくは非置換のアルキル基;1〜10個の
炭素原子を有する置換もしくは非置換のヒドロキシアル
キル基;5〜10個の炭素原子を有する置換もしくは非
置換のシクロアルキル基;又は芳香核中に6〜10個の
炭素原子を有する置換もしくは非置換のアリール基であ
る。
【0029】X1 は−CR2 (OH)CHR1 −であ
り、そしてX2 は−CHR1 CR2 (OH)−であり、
ここで、R1 とR2 は独立して水素、ヒドロキシ、1個
もしくは2個の炭素原子を有する置換もしくは非置換の
アルキル基、1個もしくは2個の炭素原子を有する置換
もしくは非置換のヒドロキシアルキル基、又はR1 とR
2 は一緒になって、置換もしくは非置換の5員〜8員の
飽和もしくは不飽和の炭素環構造体を完成するのに必要
な炭素原子を示す。
【0030】Yは少なくとも4個の炭素原子を有する置
換もしくは非置換のアルキレン基であり、そして偶数個
の炭素原子を有しているか、又はYは鎖中の炭素原子と
酸素原子の合計が偶数である置換もしくは非置換の2価
の脂肪族基であるが、但し、その脂肪族基は鎖中に少な
くとも4つの原子を有している。
【0031】また、構造式Iにおいて、m,n及びpは
独立してゼロ又は1である。好ましくは、mとnは各々
1でありそしてpはゼロである。
【0032】特定のジ−置換ヒドロキシルアミン酸化防
止剤としては、限定されないが、N,N−ビス(2,3
−ジヒドロキシプロピル)ヒドロキシルアミン、N,N
−ビス(2−メチル−2,3−ジヒドロキシプロピル)
ヒドロキシルアミン及びN,N−ビス(1−ヒドロキシ
メチル−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)ヒド
ロキシルアミンがある。このクラスの化合物では上記最
初の化合物が好ましい。
【0033】本発明のカラー現像キットの一種以上の溶
液中に化学塩基を含むことが特に望ましい。特に有用な
化学塩基には、アルカリ金属又は水酸化アンモニウム等
(例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)の無
機塩基が含まれる。他の有用な化学塩基はアルコールア
ミン類(例えば、トリエタノールアミン、及びジエタノ
ールアミン)である。アルカリ金属水酸化物が第一溶液
には最も好ましく、アルカリ金属水酸化物又はアルコー
ルアミンは第二溶液に有用である。
【0034】本発明のカラー現像キットの第一溶液のも
う一つの必須の成分は、その遊離塩基形態の発色現像主
薬を溶解することができる水混和性又は水溶性の、直鎖
有機溶媒である。そのような有機溶媒を単独又は組み合
わせて用いることができ、好ましくはそれぞれ少なくと
も50、好ましくは少なくとも100、且つ一般的には
200未満、そして好ましくは150未満の分子量を有
する。そのような好ましい溶媒は一般的に炭素数2〜1
0(好ましくは、炭素数2〜6、より好ましくは、炭素
数4〜6)を有し、追加して、少なくとも2個の窒素原
子もしくは酸素原子、又は各ヘテロ原子を少なくとも1
個含有することができる。これらの有機溶媒は、少なく
とも1個のヒドロキシ官能基、好ましくは2個以上のそ
のような基で置換されている。それらは直鎖分子であっ
て、環状分子ではない。
【0035】好ましくは、そのような有機溶媒は、それ
らが用いられる濃度で当該組成物のカラー現像機能にプ
ラスの影響もマイナスの影響も与えないことを意味する
「写真的に不活性」である。
【0036】有用な有機溶媒には、これらに限定されな
いが、グリコール類(例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール及びトリエチレングリコールを等)
を含むポリオール類、ポリヒドロキシアミン類(ポリア
ルコールアミン類を含む)、及びアルコール類(例え
ば、エタノール及びベンジルアルコール等)が含まれ
る。グリコール類が好ましく、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール及びトリエチレングリコールが最も
好ましい。アルコール類に関しては、エタノール及びベ
ンジルアルコールがさらに好ましい。最も好ましい有機
溶媒はジエチレングリコールである。
【0037】第一溶液のもう一つの成分は、一種以上の
トリアジニルスチルベン蛍光増白剤である。いくつかの
刊行物では、トリアジニルスチルベンは「トリアジルス
チルベン」として特定されている。好ましくは、有用な
トリアジニルスチルベン類は水溶性又は水分散性であ
る。
【0038】本発明の実施に有用なトリアジニルスチル
ベンの定義を限定しようとするわけではないが、一般的
に以下の構造式IIで表すことができる。
【0039】
【化2】
【0040】上式中、R3、R4、R5及びR6は、独立
に、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ、クロロ、ブ
ロモ又はヨード)、置換又は非置換のモルホリノ基、一
般的に炭素環中に炭素原子6〜10個を有する置換もし
くは非置換のアリール基(例えば、フェニル、メトキシ
フェニル又はハロフェニル)、一つ以上のオキシ、アミ
ノ又はカルボニル基で隔てられていてもよい炭素原子1
〜10個の鎖を一般的に有している置換又は非置換のア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポ
キシ及びt−ブトキシ)、一般的に炭素環中に炭素原子
6〜10個を有する置換もしくは非置換のアリールオキ
シ基(例えば、フェノキシ又はクロロフェノキシ)、一
般的に炭素原子1〜10個を有する置換又は非置換のア
ルキル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル、t
−ブチル、n−ヘキシル、メトキシメチル、2−クロロ
エチル及びベンジル)、アミノ基(環状及び非環状の両
方)、アルキルアミノ基(第二級及び第三級アミン類の
両方、各アルキル基は上記定義のものである)又はアリ
ールアミノ基(第二級及び第三級アミン類の両方、各ア
リール基は上記定義のものである)である。好ましく
は、R3、R4、R5及びR6は、独立に、上記定義のアル
コキシ基、アルキルアミノ基又はアリールアミノ基であ
る。
【0041】R7及びR8は、独立に、水素又はスルホで
あるが、R7及びR8の少なくとも一方はスルホである。
好ましい態様では、これらの基はそれぞれスルホであ
る。スルホは遊離酸又は塩形態(ナトリウム、カリウ
ム、又はアンモニウム塩類)となることができる。
【0042】構造式IIの範囲に入る代表的な化合物
は、そのような化合物に関する、kuseの米国特許第4,
232,112号明細書、石川等の米国特許第4,58
7,195号明細書、石川等の米国特許第4,900,
651号明細書及び石川の米国特許第5,043,25
3号明細書に示されている。これらの化合物の少なくと
もいくつかには種々の異性体が存在することが理解でき
よう。単独の異性体又はそれらの混合物を本発明の実施
に用いることもできる。最も好ましいトリアジニルスチ
ルベン化合物(及びそれらの異性体)には、次の化合物
AとBが含まれる:
【0043】
【化3】
【0044】化合物Aが最も好ましく、BayerからBLANK
OPHOR REUとして市販されている。化合物Bは、Cibaか
らTINOPAL SFPとして市販されている。
【0045】このカラー現像キットの第二溶液は、本発
明のカラー現像組成物中に通常存在して、所望のアルカ
リ性pHを提供又は維持する一種以上の緩衝剤を含む。
これらの緩衝剤は好ましくは本明細書に記載する有機溶
媒に溶解性であり、9〜13のpKaを有する。そのよ
うな有用な緩衝剤は、限定されないが、炭酸塩類、硼酸
塩類、四硼酸塩類、グリシン塩類、トリエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、燐酸塩類及びヒドロキシ安息
香酸塩類が含まれる。アルカリ金属炭酸塩(例えば、炭
酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム及び炭酸カリウム)が
好ましい。必要ならば緩衝剤の混合物を用いることもで
きる。
【0046】本発明において有用なホスホン酸金属イオ
ン封鎖剤は、当該技術分野では周知であり、例えば、Ku
rematsu等の米国特許第4,596,765号明細書及
びリサーチディスクロージャー、公報13410(1975年6
月)、18837(1979年12月)及び20405(1981年4月)に
記載されている。有用な金属イオン封鎖剤は、多くの市
場の供給源から容易に入手できる。特に有用なホスホン
酸は、次に記載するジホスホン酸類(及びそれらの塩
類)並びにポリアミノポリホスホン酸類(及びそれらの
塩類)である。これらのクラスの一種以上の化合物を組
み合わせて用いることが好ましい。有用なジホスホン酸
には、ヒドロキシアルキリデンジホスホン酸類、アミノ
ジホスホン酸類、アミノ−N,N−ジメチレンホスホン
酸、及びN−アシルアミノジホスホン酸が含まれる。
【0047】好ましくは、得られるジホスホン酸(複数
種可)の溶液が少なくとも6、好ましくは少なくとも8
のpHを有するように、第二溶液を作製する前に、一種
以上のジホスホン酸(以下に記載する)を水に希釈す
る。その後、この希釈されたジホスホン酸(複数種可)
を、適当な方法で第一溶液か又は第二溶液に加えること
ができる。好ましくは、緩衝剤とポリアミノポリホスホ
ン酸の水溶液に希釈したジホスホン酸を加えることによ
って、第二溶液を作製する。あるいは、アルカリ金属塩
又はアンモニウム塩の形態でジホスホン酸を用いる場合
は、どの時点で第二溶液に加えてもよい。
【0048】有用なクラスのジホスホン酸には、ヒドロ
キシアルキリデンジホスホン酸類(又はそれらの塩)が
含まれる。必要ならばそのような化合物の混合物も使用
することができる。有用な塩類には、アンモニウム塩類
及びアルカリ金属イオン塩類が含まれる。好ましいヒド
ロキシアルキリデンジホスホン酸類(又はそれらの塩
類)を次の構造式IIIによって表すことができる。
【0049】
【化4】
【0050】上式中、R9は炭素原子1〜5個を有する
置換又は非置換のアルキル基(例えば、メチル、メトキ
シメチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブ
チル、及びn−ペンチル)であり、Mは水素又は一価の
カチオン(例えば、アンモニウムイオン又はアルカリ金
属イオン)である。好ましくは、R9はメチル又はエチ
ルであり、最も好ましくは、エチルである。
【0051】このクラスの代表的な金属イオン封鎖剤に
は、限定されないが、1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシ−n−プロピリデン
−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシ−2,2−ジ
メチルプロピリデン−1,1−ジホスホン酸及び当業者
に容易に明らかなその他のもの(並びにそれらのアルカ
リ金属塩類及びアンモニウム塩類)が含まれる。最初の
化合物が最も好ましく、DEQUESTTM2010として入手可能
である。その四ナトリウム塩はDEQUESTTM2016Dとして入
手可能である。両方の材料ともSolutia Co. 製である。
【0052】別の有用な二ホスホン酸はモルホリノメタ
ンジホスホン酸又はそれらの塩類である。必要ならば、
本発明のカラー現像組成物において、所望の比率で二種
以上のジホスホン酸の混合物も用いることができる。
【0053】第二溶液のもう一つの好ましい成分は少な
くとも5個のホスホン酸(又は塩)基を有するポリアミ
ノポリホスホン酸(又は、それらの塩類)である。必要
ならばそのような化合物の混合物も用いることができ
る。好適な塩類にはアンモニウムイオン塩及びアルカリ
金属(例えば、ナトリウム及びカリウム)イオン塩が含
まれる。そのような材料を第二溶液中で単独のホスホン
酸として用いることができるが、好ましくは前述の一種
以上のジホスホン酸と組み合わせて用いる。
【0054】この種の好ましい化合物を次式IVで表す
ことができる:
【化5】
【0055】上式中、L、L’、L1、L2、L3、L4
及びL5は、独立に、置換もしくは非置換の二価の脂肪
族連結基であって、それぞれ、独立に連結基鎖中に1〜
4個の、炭素、酸素、イオウもしくは窒素原子を有す
る。好ましくは、これらの置換又は非置換の二価の連結
基は、連結基鎖中に炭素原子1〜4個を有する(例え
ば、置換もしくは非置換の分枝鎖又は直鎖アルキレン
基)。さらに好ましくは、二価の連結基は、独立に、置
換又は非置換のメチレンもしくはエチレンである。最も
好ましくは、L及びL’は、それぞれ置換又は非置換の
エチレン(好ましくは非置換のもの)であり、他の連結
基はそれぞれ非置換のメチレン基である。Mは水素もし
くは一価のカチオン(例えば、アンモニウムイオンもし
くはアルカリ金属塩)である。
【0056】上述した二価の基を、当該金属イオン封鎖
剤の所望の性能又はカラー現像濃縮物の写真試薬特性に
影響を与えない任意の置換基で置換することができる。
そのような置換基には、ヒドロキシ、スルホ、カルボキ
シ、ハロ、低級アルコキシ(炭素数1〜3)もしくはア
ミノが含まれるが、これらに限定するものではない。
【0057】特に有用な本発明の金属イオン封鎖剤はジ
エチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸又のそれ
らのアルカリ金属塩類(DEQUESTTM2066、Solutia Co.
製)。カラー現像キットの一種以上の溶液中に別の金属
イオン封鎖剤(例えば、鉄、銅又はマンガンイオン封鎖
剤)を含ませることも可能である。
【0058】キットの一種以上の溶液は、当業者に容易
に理解できる、アルカリ金属ハロゲン化物(例えば、塩
化カリウム、臭化カリウム、臭化ナトリウム及びヨウ化
ナトリウム)、補助共現像主薬(例えば、特に黒白現像
組成物用のフェニドン系化合物)、カブリ防止剤、現像
促進剤、湿潤剤、芳香剤、汚染低減剤、界面活性剤、消
泡剤、及び水溶性又は水分散性カラー色素生成カプラー
を含めた、写真用カラー現像組成物に通常用いられる他
の種々の添加物(上述にリサーチディスクロージャーを
参照されたい)を一種以上含むこともできる。そのよう
な添加物の量は実施濃度組成物中のそれらの通常の濃度
の観点から、当業者には周知である。
【0059】リチウムイオンもしくはマグネシウムイオ
ンを、本発明の発色現像キットの作製に用いられる溶液
に意図的に加えないことが望ましい。そのような場合、
これらのイオンの全体濃度(即ち、総濃度)は非常に低
いのが好ましく、最終的なカラー現像組成物中0.00
001モル/L未満であり、好ましくは全体で0.00
0001モル/L未満である。
【0060】次の表Iは、本発明のカラー現像キットを
作製する、第一、第二、そして随意選択の第三溶液の、
必須及び随意選択の成分の一般的な場合と好ましい場合
の量を掲げる。好ましい範囲は、カッコ内に記載した。
記載した範囲の全ての場合において、上限と下限のとこ
ろはおおよその値であることに留意されたい。
【0061】
【表1】
【0062】本発明の好ましい態様では、マルチパート
カラー現像キットは、次の三種の溶液を含んでなる。 (I)実質的に硫酸イオン、マグネシウムイオン及びリ
チウムイオンを含まず、pH11.5〜12.5の、以
下に記載するものを含んでなる第一溶液: (a)水、(b)第一溶液中0.2〜0.4モル/Lの
量で存在する、遊離塩基形態のCD−3発色現像主薬、
(c)当該発色現像主薬用の酸化防止剤として、0.0
05〜1モル/LのN,N−ジエチルヒドロキシルアミ
ン又はN,N’−ビス(2−メチル−2,3−ジヒドロ
キシプロピル)ヒドロキシルアミン、(d)ジエチレン
グリコール、エチレングリコール又はジプロピレングリ
コール、(e)少なくとも0.005モル/Lの上記化
合物A、トリアジニルスチルベン蛍光増白剤、及び
(f)アルカリ金属水酸化物、 (II)pH11.5〜12.5の、以下に記載するも
のを含んでなる第二溶液: (a)水、(b)一種以上の炭酸塩緩衝剤、(c)アル
カリ金属水酸化物又はトリエタノールアミン、(d)
0.01〜0.03モル/Lのジエチレントリアミンペ
ンタメチレンホスホン酸又はその塩、及び(e)少なく
とも0.005〜0.02モル/Lの1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸もしくはその塩、又は
モルホリノメタンジホスホン酸もしくはその塩、並びに (III)pH11.5〜12.5の、以下に記載する
ものを含んでなる第三溶液: (a)水、及び(b)0.01〜0.04モル/Lの、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸もし
くはその塩、又はモルホリノメタンジホスホン酸もしく
はその塩。
【0063】カラー現像キットの複数溶液を好適な様式
で混合して、カラー現像組成物を作製する(濃縮形態又
は実施濃度形態)。一般的に、第一及び第二溶液を約
1:1の容量比で混合するが、この比は必要ならば±2
0%変えることができる。適当な容量でいずれの追加の
溶液(例えば水)を加えて、活性組成物の所望の希釈物
を用意することができる。例えば、第一、第二、そして
第三溶液を約1:1:0.5容量比(必要ならば、この
比は±20%変わる)で混合する場合は、カラー現像組
成物を提供するための本明細書に記載する好ましい3パ
ートカラー現像キットを用いることができる。
【0064】本発明のキットから得られるカラー現像組
成物は、支持体及び現像可能なハロゲン化銀乳剤粒子の
像様分布を含有する一種以上のハロゲン化銀乳剤層を含
んでなる像様露光されたハロゲン化銀乳剤層に発色現像
を提供する実用性を有する。多種多様の乳剤を含有する
多種多様の写真要素(カラーネガ及びカラーリバーサル
フィルム並びにペーパー、そしてカラーモーションピク
チャフィルム及びプリント)を本発明を用いて処理する
ことができる。これらの要素は当該技術分野で周知であ
る(上記リサーチディスクロージャー、公報38957を参
照されたい)。特に、本発明を用いていわゆる「高塩化
物」及び「低塩化物」タイプ乳剤を含む全ての種類の乳
剤のカラー写真ペーパーを処理することができる。ま
た、このカラー現像組成物を用いてカラーリバーサル及
びカラーネガフィルムを処理することもできる。
【0065】本発明は、カラー写真ペーパーにおける高
塩化物(総銀量に対して、70モル%を超える塩化物、
好ましくは90モル%を超える塩化物)乳剤を処理する
のに特に有用である。そのようなカラー写真ペーパー
は、一種以上の乳剤層中にコートされた有用な任意の銀
量を有することができ、ある態様では、低銀(即ち、
0.8g銀/m2未満)要素が本発明を用いて処理され
る。当該技術分野で公知であるように、写真要素の層は
種々のゼラチン及び他のコロイド材料を含めた任意の有
用なバインダー材料又はベヒクルを有することができ
る。
【0066】本発明の実施に有用な代表的な市販のカラ
ーペーパーには、KODAK ECTACOLOREDGE V、VII及びVIII
カラーペーパー(Eastman Kodak Company)、KODAK ROY
ALVIIカラーペーパー(Eastman Kodak Company)、KODA
K PORTRA III、IIIMカラーペーパー(Eastman Kodak Co
mpany)、KODAK SUPRA III及びIIIMカラーペーパー(Ea
stman Kodak Company)、KODAK ULTRA IIIカラーペーパ
ー(Eastman KodakCompany)、FUJI SUPER カラーペー
パー(Fuji Photo Co., FA5,FA7及びFA9)、FUJI CRYST
AL ARCHIVE及びType Cカラーペーパー(Fuji Photo C
o.)、KONICA COLOR QA カラーペーパー(Konica, Type
QA6E及びQA7)並びにAGFA TYPE II及びPRESTIGE カラ
ーペーパー(AGFA)が含まれるが、これらに限定されな
い。そのような市販のカラー写真要素の組成及び構造は
当業者に容易に特定されるであろう。
【0067】KODAK DURATRANS、KODAK DURACLEAR、KODA
K EKTAMAX、及びKODAK DURAFLEX写真材料及びKODAK Dgi
talペーパータイプ2976も本発明を用いて処理すること
ができる。
【0068】像様露光されたハロゲン化銀写真要素の発
色現像を、所望のカラー像及び銀像を生成する、好適な
時間及び温度条件下、好適な処理装置内で、本発明に従
って調製されたカラー現像組成物と当該要素とを接触さ
せて行う。その後、当該技術分野で公知のような特定の
所望の順序で、1つ以上の、現像停止工程、漂白工程、
定着工程、漂白/定着工程、洗浄(もしくは、リンス)
工程、安定化工程及び乾燥工程(これらに限定されな
い)を含む通常の操作を用いて、追加の処理を行うこと
ができる。カラーネガフィルムの通常のプロセスC−4
1処理、カラーペーパーを処理するプロセスRA−4、
及びカラーリバーサルフィルムを処理するプロセスE−
6を含む種々の処理プロトコルの、有用な処理工程、そ
こでの有用な条件及び材料は周知である(例えば、上述
のリサーチディスクロージャー、公報38957を参照され
たい)。
【0069】本発明の実施において処理される写真要素
は、単層カラー要素又は多層カラー要素となることがで
きる。多層カラー要素は、可視スペクトルの三つの主領
域のそれぞれに感度を有する色素像形成色ユニットを有
する。各色ユニットはスペクトルの所定の領域に感度を
有する単独の乳剤層もしくは複数の乳剤層を含むことが
できる。当該要素の層は当該技術分野で公知の任意の順
に配置することができる。別のフォーマットでは、可視
スペクトルの三つの主領域のそれぞれに感度を有する乳
剤を単一のセグメント層として配置することができる。
また、これらの要素は他の通常の層、例えば、フィルタ
ー層、中間層、下引き層、オーバーコート及び当業者に
容易に明らかな他の層も含むことができる。通常の支持
体の裏面に磁気バッキングを含んでもよい。
【0070】これらの要素の詳細及び種々のタイプの要
素の好適な処理方法は上記リサーチディスクロージャ
ー、公報38957に記載されている。当該技術分野でのそ
のような教示には、本発明と一緒に用いることができる
種々のクラスのシアン、イエロー及びマゼンタカラーカ
プラー(ピラゾロン及びピラゾロトリアゾールタイプの
マゼンタ色素生成カプラーを含む)の使用が含まれる。
さらに、本発明を用いて通常の内部サイズ剤及び外部サ
イズ剤(アルキルケテンダイマー及びより高級な脂肪酸
を含む)、補強剤並びに公知のペーパー添加物及びコー
ティングを用いて調製された、着色樹脂コート紙支持体
を含むカラー写真ペーパーを処理するのに用いることが
できる。
【0071】本明細書に記載した発色現像組成物は、例
えば、Fysonの米国特許第5,723,268号及びTwistの同5,7
02,873号明細書に記載されているような酸化還元増強処
理として知られている処理にも用いることができる。
【0072】本発明に従う処理を通常の処理溶液を入れ
たディープタンク用いて行ってもよい。あるいは、ラッ
クアンドタンクもしくは自動トレー設計を有する「低容
量薄型タンク」処理システム(LVTT)として当該技
術分野で公知のタンクを用いて行ってもよい。これらの
現像装置は「ミニラボ」現像装置としても知られてい
る。そのような処理方法及び装置は、例えば、Carli等
の米国特許第5,436,118号明細書及びそこに記載された
公報類に開示されている。いくつかの有用なミニラボ現
像装置が、Noritsu 2211SMプリンタ/ペーパープロセッ
サ、Noritsu 2102SMプリンタ/ペーパープロセッサ、及
びNoritsu 2301SMプリンタ/ペーパープロセッサとして
市販されている。
【0073】発色現像の後、通常、発色現像されたカラ
ーペーパーを脱銀するのに適した銀漂白剤を用いる漂白
工程及び定着工程、もしくは漂白/定着工程が続く。過
酸化水素及び他の過酸化合物、過硫酸塩、過ヨウ化物、
並びに第二鉄イオン塩もしくはポリカルボン酸キレート
リガンドとの第二鉄イオン錯体を含めた多くの漂白主薬
が等が技術分野では公知である。特に有用なキレートリ
ガンドには、エチレンジアミン四酢酸並びに上記リサー
チディスクロージャー公報38957、Buchanan等の米国特
許第5,582,958号及びBuongiorne等の同5,753,423号明細
書に記載されている他のものを含めた通常のポリアミノ
ポリカルボン酸が含まれる。環境に与える影響を少なく
するために、生分解性キレートリガンドも好ましい。有
用な生分解性キレートリガンドには、イミノ二酢酸又は
アルキルイミノ二酢酸(例えば、メチルイミノ二酢
酸)、エチレンジアミンコハク酸及び欧州特許出願公開
公報第0532003号に記載の類似の化合物、並びにエチレ
ンジアミンモノコハク酸及びWilson等の米国特許第5,69
1,120号明細書に記載の類似の化合物が含まれるが、こ
れらに限定されない。有用な定着主薬もまた当該技術分
野では周知であり、種々のチオ硫酸塩及びチオシアン酸
塩又はそれらの混合物が含まれる。
【0074】本発明の各処理工程に用いられる処理時間
及び処理温度は当該技術分野で用いられる一般的な時間
と温度である。例えば、一般的に、20〜60℃(好ま
しくは、30〜45℃)の温度で発色現像は行われる。
総カラー現像時間は、一般的に最大40分にもなること
ができるが、好ましくは75〜450秒である。カラー
写真ペーパーを処理するためには、さらに短い総カラー
現像時間が望ましい。
【0075】当該カラー現像キットを、写真用漂白組成
物、写真用漂白/定着組成物、写真用定着組成物、及び
写真用色素安定化又はリンス組成物(これらに限定され
ない)を含めた一種以上の他の写真処理組成物(乾燥状
態又は液体)を含むより大規模な処理キットに含ませる
ことができる。そのような追加の組成物を濃縮溶液又は
実施濃度溶液に調製するか、又は乾燥状態(例えば、粉
末又は錠剤)で提供することができる。黒白又はカラー
写真処理用のそのようなキットに含まれる他の処理組成
物は、反転組成物、コンディショニング組成物、前漂白
組成物、酸性停止組成物、及び写真技術の分野の技術者
に容易に明らかな他の組成物である。また、処理キット
には種々の処理装置、計量装置、処理指示書、銀回収装
置、及び当業者に容易に明らかな他の通常の材料も含む
ことができる。
【0076】カラー現像キットの種々の溶液(及び他の
望ましい写真処理組成物)を、種々の包装形態及び/又
は容器で提供することができる。それらは、瓶、ドラ
ム、フレキシブル容器(例えば、キュービテーナー又は
バッグインボックスとして公知のもの)、バイアル、パ
ケット又は他の好適な容器で提供できる。各溶液の容量
は同じであっても異なっていてもよい。また、多くの容
器を、運搬、使用及び廃棄に容易な好適な様式で一緒に
包装することもできる。
【0077】一つの態様では、本発明のキットの上記の
第一、第二及び第三溶液は、ある種の分配手段(即ち、
コンジット)を有する独立したフレキシブル(又は、折
りたたみ式)容器で提供される。そのような態様は、Pa
lmeroni, Jr.等の米国特許第5,577,614号明細
書に詳細に記載されている。そのような態様では、例え
ばミニラボ装置のような場合、このフレキシブル容器
(即ち、種々の大きさを有する)は、運搬と溶液分配の
両方ために設計されたパッケージに一緒に包装される。
例えば、フレキシブル容器の分配コンジットは、ミニラ
ボ処理装置のバルブとコネクタと噛み合わさるように設
計される。
【0078】
【実施例】次の例は本発明を具体的に説明するために提
供するものであって、本発明を限定するように解釈する
ものではない。特に断らない限り、パーセンテージは質
量%である。例1:3パートカラー現像キット 本発明の最も好ましいカラー現像キットを次のように調
製した。水酸化ナトリウム(50%溶液、81g)を水
(100g)中の4−(N−エチル−N−2−メタンス
ルホニルアミノエチル)−2−メチルフェニレンジアミ
ンセスキ硫酸塩(CD−3発色現像主薬、140g)及
びN,N−ジエチルヒドロキシルアミン(30g)の溶
液に加えて、「第一」溶液を調製した。酸化防止剤は有
機性液体であるので、二つの相が生じた。そして、撹拌
しながらジエチレングリコール(690g)を添加する
と、硫酸ナトリウムの沈殿物が見られた。この沈殿物を
溶液から濾別し、その後溶液に添加したジエチレングリ
コール200gで洗浄して、沈殿を棄てた。
【0079】その後、トリアジニルスチルベン蛍光増白
剤BLANKOPHOR REU 180(10.6g、Bayer)をこの第
一溶液に添加した。水酸化ナトリウムでpHを12.4
に調節した。ジエチレングリコールを加えてこの溶液を
最終容量1000mLにした。
【0080】炭酸カリウム(593g、47.5%)緩
衝剤及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン
酸(57.8g、25%、DEQUESTTM2066、Solutia C
o.)を水(552g)に加えて、「第二」溶液を調製し
た。トリエタノールアミン(21.2g、85%)を加
えて、そして水酸化カリウムでpHを12.4に調節し
た。第二溶液の最終容量を1000mLにした。
【0081】1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸(4.5g、60%、DEQUESTTM2010、Solutia
Co.)を水(984g)に溶解して、カラー現像機との
「第三」溶液を用意した。水酸化カリウムを添加してp
Hを12.4に調節した。
【0082】これら三種の溶液をそれぞれ独立に、SM
処理装置(ミニラボ現像装置)に接続且つ溶液を分配す
るバルブを備えたフレキシブルプラスチック容器に供給
した。これらのプラスチック容器を、EKUTACOLOR/PIカ
タログNo. 1782713としてKodak Companyから入手できる
市販されているキットに一緒に包装する。これらの容器
及び包装の詳細は上述した米国特許第5,577,61
4号明細書に記載されている。
【0083】2パートカラー現像キット 二種類の独立した溶液だけを用いて別のカラー現像キッ
トを調製した。「第一」溶液は、例1に記載したものと
同じである。1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸(2.33g、60%、DEQUESTTM2010、Solut
ia Co.)を水(530.28g)に加えて、「第二」溶
液を調製した。この溶液を炭酸カリウム(593.08
g、47.5%)緩衝剤及びジエチレントリアミンペン
タメチレンホスホン酸(57.8g、25%、DEQUEST
TM2066、Solutia Co.)の溶液に加えた。トリエタノー
ルアミン(42.4g、85%)をその後添加し、水酸
化カリウムでpHを12.25に調節した。この第二溶
液の最終容量は1000mLであった。
【0084】例3:カラー現像組成物及び処理方法 例1に記載したマルチパートカラー現像キットを市販の
SMプロセッサに結合し、次の容量(約1:1:0.
5)で処理タンクに計量して供給し、水(4.67m
L)と混合させた。 第一溶液:0.51mL 第二溶液:0.54mL 第三溶液:0.28mL
【0085】そして、容認できるカラー画像を得るため
に、Noritsu製SMプロセッサ並びに以下の処理プロト
コルと条件を用い、市販のKODAK ECTACOLOR EDGE Vカラ
ーペーパーの像様露光済み試料の処理におけるカラー現
像に、得られた組成物を使用した。
【0086】 発色現像 38℃ 25秒 漂白/定着 35℃ 25秒 洗浄(水) 35℃ 90秒 漂白/定着は市販のEKTACOLOR SM漂白定着を用いて行っ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジェイ.ハイト アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,オールド ノース ヒル 32 (72)発明者 エリカ エス.マクラーニー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14615, ロチェスター,ウィンチェスター ストリ ート 105 (72)発明者 バリー シー.コチャー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14468, ヒルトン,サルモン ラン 30−ビー (72)発明者 シェリダン イー.ビンセント アメリカ合衆国,ニューヨーク 14616, ロチェスター,レッド セダー ドライブ 142 (72)発明者 チャールズ エス.クライスト ジュニア アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,カントリー クラブ ドラ イブ 29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)次のものを含むpH7〜12.5
    の第一溶液: (a)水、 (b)第一溶液中に少なくとも0.05モル/Lの量で
    存在する遊離塩基形態の発色現像主薬、 (c)少なくとも0.005モル/Lの前記発色現像主
    薬用の酸化防止剤、 (d)50〜200の分子量を有する、遊離塩基形態の
    発色現像主薬用の水混和性又は水溶性のヒドロキシ含有
    直鎖有機溶媒、 (e)少なくとも0.001モル/Lのトリアジニルス
    チルベン蛍光増白剤、及び (f)第一化学塩基、並びに (2)次のものを含むpH7〜12.5の第二溶液: (a)水、 (b)緩衝剤、 (c)第二化学塩基、及び (d)少なくとも0.001モル/Lの第一ホスホン酸
    金属イオン封鎖剤、を含んでなるマルチパートカラー現
    像キット。
  2. 【請求項2】 前記第一ホスホン酸金属イオン封鎖剤
    が、ヒドロキシアルキリデンジホスホン酸もしくはその
    塩、又はモルホリノメタンジホスホン酸もしくはその塩
    であり、そして第二溶液が少なくとも0.001モル/
    Lの、少なくとも5個のホスホン酸基を有するポリアミ
    ノポリホスホン酸もしくはその塩である第二ホスホン酸
    金属イオン封鎖剤をさらに含んでなる、請求項1に記載
    のカラー現像キット。
  3. 【請求項3】 pHが7〜12.5であり、前記第二溶
    液に定義された成分と同じ成分一種以上含んでなる第三
    の溶液をさらに含んでなる請求項1又は2に記載のカラ
    ー現像キット。
  4. 【請求項4】 前記第一、第二及び第三溶液が独立にフ
    レキシブル容器に用意され、当該容器が運搬、使用又は
    廃棄のために一緒に包装されている請求項3に記載のキ
    ット。
  5. 【請求項5】 (A)硫酸塩として存在する発色現像主
    薬、当該発色現像主薬用酸化防止剤、当該硫酸塩に対し
    て少なくとも化学量論量のアルカリ金属イオン、及び5
    0〜200の分子量を有する、遊離塩基形態の発色現像
    主薬用の水混和性又は水溶性のヒドロキシ含有直鎖有機
    溶媒を水に混合することによって、pH7〜12.5の
    第一溶液を作製して、当該第一溶液中にアルカリ金属硫
    酸塩を形成する工程、 (B)前記第一溶液から前記アルカリ金属硫酸塩を除去
    する工程、 (C)前記第一溶液に、トリアジニルスチルベン蛍光増
    白剤を添加する工程、そして (D)緩衝剤、第二化学塩基、及び少なくとも一種のホ
    スホン酸金属イオン封鎖剤を含むpH7〜12.5の水
    性第二溶液を作製する工程を含んでなるマルチパートカ
    ラー現像キットの作製方法。
  6. 【請求項6】 前記第二溶液に定義された成分いずれか
    一種以上の水溶液を作製することによってpH7〜1
    2.5の第三の溶液が調製される工程を含む請求項5に
    記載のカラー現像キットの作製方法。
  7. 【請求項7】 第一溶液、第二溶液及び請求項6に記載
    の第三溶液溶液を、容量比1:1:0.5で混合するこ
    とによって得られるカラー現像組成物。
  8. 【請求項8】 像様露光されたハロゲン化銀カラー写真
    要素を請求項7に記載のカラー現像組成物と接触させる
    ことを含むカラー画像を提供する方法。
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