JPH09119570A - 配管接続具 - Google Patents

配管接続具

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JPH09119570A
JPH09119570A JP7253765A JP25376595A JPH09119570A JP H09119570 A JPH09119570 A JP H09119570A JP 7253765 A JP7253765 A JP 7253765A JP 25376595 A JP25376595 A JP 25376595A JP H09119570 A JPH09119570 A JP H09119570A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L19/00Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts
    • F16L19/04Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection

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Abstract

(57)【要約】 【課題】被接続管(30)の上端部が回動自在に挿入される
筒状の接続主体(20)と、前記接続主体(20)の下端部に螺
合装着される袋ナット(21)を備える配管接続具におい
て、被接続管(30)が繰り返し首振操作されても袋ナット
(21)が緩まないようにする。 【解決手段】被接続管(30)の上端部に対して抜け止め状
態に且相対回動自在に外嵌して前記接続主体(20)の下端
と前記袋ナット(21)の下端のつば部(T) との間に介在さ
れる座金(22)を設け、前記接続主体(20)に対して前記座
金(22)が相対回動阻止状態にかみ合う構成とする。又
は、前記接続主体(20)に対して前記袋ナット(21)が緩み
回動阻止状態にワンウエイ係合する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管接続具、特
に、接続主体に対して被接続管を回動自在に接続する接
続具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の配管接続具は、例えば、図1の
ように、壁掛け式の湯沸かし器のケーシング(10)の下面
から突出する給湯用の接続主体(20)と、これに首振自在
に接続される被接続管(30)との接続部に使用される。前
記被接続管(30)は、通常、屈曲自在な蛇腹管を先端部か
ら一定範囲に設けられた構成であり、その先端にシャワ
ーと通常水の切替式の給水ヘッド(40)等が取りつけられ
る。
【0003】前記被接続管(30)を首振自在とするため
に、従来のものでは、図2のように、被接続管(30)の上
端から一定寸法離れた位置に凸リブ(31)が設けられてお
り、この凸リブ(31)から上方域を相対回動自在に収容す
る拡大口部(23)が前記接続主体(20)の下端から一定範囲
にわたって形成されている。そして、前記接続主体(20)
の下端外周には袋ナット(21)が螺合装着され、この袋ナ
ット(21)の下端から内側に張り出すつば部(T) と前記接
続主体(20)の下端との間に座金(22)が介在される。この
座金(22)は、前記凸リブ(31)の下方にて前記被接続管(3
0)に外嵌していることから、前記被接続管(30)が前記接
続主体(20)に抜け止め状態に連結され、且、接続主体(2
0)に対して相対回動自在に接続される。また、凸リブ(3
1)の上方部と拡大口部(23)の内周面との間には、Oリン
グ(32)が介装されているから、凸リブ(31)と接続主体(2
0)との接続部の水密性がこのOリング(32)によって確保
されたものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ものでは、繰り返し被接続管(30)を首振回動させると、
場合によっては、袋ナット(21)と接続主体(20)との螺合
部が緩んでしまい、接続主体(20)と袋ナット(21)の接続
部に水密不良が生じたり、袋ナット(21)が外れたりする
不都合がある。
【0005】座金(22)と袋ナット(21)とが相対回動自在
に対接するから、この座金(22)に接触する被接続管(30)
の回動によって袋ナット(21)には回動力が作用し、接続
主体(20)との螺合部の摩擦力が不十分な場合には、この
螺合が解けるからである。そして、繰り返し被接続管(3
0)が首振り操作されると、前記螺合解除寸法が僅かであ
ったとしても、最終的には上記事態が生じることとなる
のである。図2に示すように、座金(22)の内周から筒部
(24)を突出するものの場合、これと被接続管(30)との摩
擦力も袋ナット(21)を緩めるように作用し、一層緩み易
い。
【0006】請求項1〜請求項4の発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、被接続管(30)が繰り返し首
振操作されても袋ナット(21)が緩まないようにすること
をその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた請求項1の発明の解決手段は、『筒状の接続主
体(20)と、前記接続主体(20)の下端部に、袋ナット(21)
により上端が抜止め状態で且つ相対回動自在に取り付け
られる被接続管(30)と、前記接続主体(20)の下端と前記
袋ナット(21)の下端のつば部(T) との間に介在される座
金(22)とを備える配管接続具に於いて、前記接続主体(2
0)に対して前記座金(22)が相対回動阻止状態にかみ合う
構成とした』ことを特徴とするものである。
【0008】ここで、接続主体(20)に対して座金(22)が
相対回動阻止状態にかみ合う構成としては、例えば請求
項2に記載の発明のように、『接続主体(20)と座金(22)
の一方に設けた係合凸部(26)と、他方に設けた係合凹部
(25)との嵌入により、接続主体(20)と座金(22)とが相対
回動阻止状態にかみ合う』構成を採用することができ
る。
【0009】上記請求項1及び請求項2の発明によれば
次の作用が得られる。被接続管(30)を回動させた際の回
動力は、該被接続管(30)に回動自在に外嵌した座金(22)
に作用する。ところが、該座金(22)は接続主体(20)に対
して相対回動阻止状態にかみ合っているから、前記回動
力は、前記座金(22)と接続主体(20)とのかみ合い部で受
け止められ袋ナット(21)には伝達されない。
【0010】請求項3の発明は、接続主体(20)に対して
袋ナット(21)を直接に結合することによってこれの緩み
止めを図ったものであり、この発明の課題解決手段は
『筒状の接続主体(20)と、前記接続主体(20)の下端部
に、袋ナット(21)により上端が抜止め状態で且つ相対回
動自在に取り付けられる被接続管(30)とを備える配管接
続具に於いて、前記接続主体(20)に対して前記袋ナット
(21)を締め付けた状態において前記接続主体(20)に対し
て前記袋ナット(21)が緩み回動阻止状態にワンウエイ係
合される構成とした』ことを特徴とするものである。
【0011】ここで、ワンウエイ係合とは、袋ナット(2
1)を締め込む方向には係合しないがこれとは逆の方向に
は係合する関係を言い、接続主体(20)に対し緩み回動阻
止状態にワンウエイ係合される構成としては、例えば請
求項4に記載の発明のように、『袋ナット(21)に設けら
れた係止部と、接続主体(20)から突出する回動阻止片(2
8)とが前記袋ナット(21)の緩み回動阻止状態にワンウエ
イ係合される』を採用することができる。
【0012】上記請求項3及び請求項4の発明によれば
次の作用が得られる。袋ナット(21)の締め付け状態で
は、この袋ナット(21)が接続主体(20)に対して緩み回動
阻止状態にワンウエイ係合されるから、被接続管(30)が
往復回動されたとしてもこれに伴って袋ナット(21)が緩
むことはない。請求項5の発明は、請求項4の発明に於
いて『袋ナット(21)又は接続主体(20)を弾性材料から構
成し、前記袋ナット(21)を締め付け状態とするときの前
記袋ナット(21)又は接続主体(20)の一部又は全部の弾性
変形により係止部と前記回動阻止片(28)とが前記袋ナッ
ト(21)の緩み回動阻止状態にワンウエイ係合される構成
とした』ものであり、この手段を採用するものでは、袋
ナット(21)を締め付けて前記係止部と前記回動阻止片(2
8)とが緩み回動阻止状態にワンウエイ係合するときの袋
ナット(21)の締め付け操作トルクが軽減される。ワンウ
エイ係合の係合度合いが大きくても前記操作トルクが過
大となる心配がない。
【0013】請求項6の発明は、前記請求項4又は請求
項5の発明において、『袋ナット(21)の開放端には雌ネ
ジ部に続けて環状壁部を連設し、前記環状壁部の内周に
前記係止部を設けると共に、袋ナット(21)の締め付け状
態にて前記環状壁部が前記回動阻止片(28)の下端部を包
囲する構成とした』ことである。このものでは、袋ナッ
ト(21)を手で締め付けるときに指等が袋ナット(21)の係
止具と接触することがないことは勿論、接続主体(20)か
ら突出する回動阻止片(28)の下端部とも接触しにくい。
なお、前記環状壁部は、前記雌ネジ部に連続する部分的
なネジ部を具備するものを含む。
【0014】請求項7の発明のように、『袋ナット(21)
の開放端にフランジ部を張り出させた』場合にも同様な
作用を生じる。袋ナット(21)を把持する指等が袋ナット
(21)の開放端側で外側に押しやられるからである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2の発明は、被接続管(30)の回動力が座金(22)と接続
主体(20)の結合部で受け止められて該回動力が袋ナット
(21)に伝達されないから、被接続管(30)を繰り返して回
動させても袋ナット(21)が緩む不都合がない。
【0016】又、接続主体(20)と座金(22)の結合態様を
工夫することによってこれらを回動阻止状態にするか
ら、該回動阻止のための特別な部品を必要としない。請
求項3及び請求項4の発明は、袋ナット(21)と接続主体
(20)を結合させることによって被接続管(30)の回動に伴
う袋ナット(21)の緩み方向への回動を防止したから、前
記被接続管(30)の回動に伴って袋ナット(21)が緩むこと
はない。
【0017】又、接続主体(20)と袋ナット(21)の結合態
様を工夫することによってこれらを回動阻止状態にする
から、該回動阻止のための特別な部品を必要としない。
請求項5の発明によれば、ワンウエイ係合されるまでの
(ワンウエイ係合の際の)袋ナット(21)の締め付け操作
トルクが軽減されるから、ワンウエイ係合の係合度合い
が大きくても前記操作トルクが過大となる心配がなく、
緩み止め効果が一層確実になる。
【0018】請求項6及び請求項7の発明によれば、袋
ナット(21)を手でつかんで締め付ける場合であっても、
締め付け操作時の安全性が確保されたものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施の形
態を図面に従って詳述する。図3〜図5に示す実施の形
態は、図1に示す湯沸かし器の給湯出口としての接続主
体(20)の部分に本発明を実施したものであり、図3、図
4は、請求項1及び請求項2の発明の実施の形態を示し
ており、図5は、請求項3及び請求項4の発明の実施の
形態を示している。
【0020】湯沸かし器のケーシング(10)の下面中央か
らは筒状の接続主体(20)が下方に突出しており、この突
出端には、図3に示すような、袋ナット(21)を用いた接
続具が採用される。被接続管(30)に外嵌した状態で袋ナ
ット(21)内に収容される座金(22)の下面には筒部(24)が
垂下突出しており、該筒部(24)は、袋ナット(21)の下端
に位置するつば部(T) で包囲された透孔(210) 内に挿入
される太さに設定されている。同図及び図4に示すよう
に、上記座金(22)の上面の外周近傍には逆三角形状に形
成された係合凹部(25)が開削されており、袋ナット(21)
を緩める方向に回動させたときに後述の係合凸部(26)の
急傾斜辺(261) に係合する急傾斜辺(251) は他方の緩傾
斜辺(250) より大きな勾配を有する。
【0021】上記係合凹部(25)を座金(22)の外周近傍に
のみ形成するのは、該座金(22)の上面(A) の内周近傍を
平滑面にしてこれと被接続管(30)の凸リブ(31)の円滑な
相対回動を確保するためである。前記上面(A) と前記緩
傾斜辺(250) 及び急傾斜辺(251) の成す角は何れも鋭角
に設定されている。又、上記座金(22)は、既述従来のも
のと同様に、被接続管(30)の上端近傍に周設された凸リ
ブ(31)の下方に回動自在に装着されている。
【0022】一方、接続主体(20)の下端面には、前記係
合凹部(25)に丁度嵌入係合する形状を有する係合凸部(2
6)が突出している。従って、この実施の形態のもので
は、接続主体(20)と座金(22)とは相対回動阻止状態にか
み合う。なお、前記係合凸部(26)及び係合凹部(25)の急
傾斜辺(251) (261) の接続主体(20)の下端面に対する傾
斜角度は鋭角になっており、然も、前記急傾斜辺(251)
(261) の傾斜角度は緩傾斜辺(250) (260) のそれよりも
大きくなっているから、後述するように座金(22)に対し
て袋ナット(21)に緩み回動方向の力が作用した際には、
係合凹部(25)と係合凸部(26)との係合度合い(袋ナット
(21)の軸線方向の重なり度合い)が少なくても前記袋ナ
ット(21)が緩みにくい利点がある。
【0023】又、袋ナット(21)の下端に形成された透孔
(210) の直径は、被接続管(30)の上端近傍に形成された
凸リブ(31)部分の直径より大きく設定されている。従っ
て、被接続管(30)の先端側に図示しない蛇腹部や給水ヘ
ッドが設けられていて然もそれらが透孔(210) より大き
くても、前記袋ナット(21)を前記凸リブ(31)側から外挿
装着することが可能である。そして、前記袋ナット(21)
を凸リブ(31)側から外挿装着しても外れないようにする
ために、座金(22)が設けられ然も該座金(22)及び筒部(2
4)の側壁には軸線方向のスリット(S) が開削されて縦割
り状(一部開放状態)になっている。これにより、座金
(22)を前記スリット(S) の部分で拡大させてこれを被接
続管(30)に於ける凸リブ(31)の下方に対してその側方か
ら強制的に外嵌装着することができる。これによれば、
透孔(210) の直径が前記凸リブ(31)部分の直径より大き
くても、座金(22)に前記凸リブ(31)が抜止め状態に係合
するから、被接続管(30)が接続主体(20)に確実に接続さ
れる。
【0024】このものでは、図3の状態において、袋ナ
ット(21)を接続主体(20)の下端に螺合すると、袋ナット
(21)の下端の透孔(210) 内に座金(22)の下面の筒部(24)
が挿入状態となり、更に、前記座金(22)の上面に形成さ
れた係合凹部(25)と接続主体(20)の下面に突設された係
合凸部(26)が嵌入係合状態となる。又、既述従来のもの
と同様に、接続主体(20)と被接続管(30)の間の水密性は
Oリング(32)で確保され、更に、被接続管(30)の上端近
傍に周設された凸リブ(31)が座金(22)に係合して両者が
抜止め状態で且つ回動自在に結合され、これにより、本
実施の形態の配管接続具が組み立てられた状態になる。
尚、この組み立て状態では、図2に示す従来のものと同
様に、被接続管(30)は凸リブ(31)の下面部において座金
(22)と接触するものの、該被接続管(30)は袋ナット(21)
と直接に接触することはない。
【0025】このものでは、上記組み立て状態に於いて
は、座金(22)は接続主体(20)の下端に接触し、接続主体
(20)下端の係合凸部(26)と座金(22)上面の係合凹部(25)
が嵌入係合して座金(22)が接続主体(20)と相対回動阻止
状態にかみ合う。従って、被接続管(30)を回動させた際
の回動力は前記係合凹部(25)と係合凸部(26)の係合部で
受け止められて筒部(24)や座金(22)に伝達されず、袋ナ
ット(21)側に伝達されることがない。よって、繰り返え
して被接続管(30)を回動させても袋ナット(21)が緩むこ
とがなく、被接続管(30)と接続主体(20)の接続部から漏
水する不都合が防止できる。
【0026】尚、図3、図4に図示するものは、接続主
体(20)の下面に係合凸部(26)を設けると共にこれが嵌入
係合する係合凹部(25)を座金(22)に形成しているが、接
続主体(20)の下端面に係合凹部(25)を形成すると共にこ
れに嵌入係合する係合凸部(26)を座金(22)の上面に突設
してもよい。又、上記係合凹部(25)や係合凸部(26)を接
続主体(20)の下面や座金(22)の上面に一定ピッチで複数
配設してもよく、更に、前記係合凹部(25)又は係合凸部
(26)の一方のみを一定ピッチで複数設ける様にしてもよ
い。
【0027】更に、上記実施の形態では、袋ナット(21)
の下端の透孔(210) の直径を被接続管(30)に於ける凸リ
ブ(31)部分の直径より大きくしたが、袋ナット(21)が被
接続管(30)の下端部から外挿できる条件の場合には、前
記透孔(210) を前記凸リブ(31)部分の直径より小さくし
ても良く、前記座金(22)及び筒部(24)の側壁には軸線方
向の前記スリットを開削する必要がない。
【0028】尚、上記実施の形態では、係合凹部(25)や
係合凸部(26)を、傾斜角度が異なる緩傾斜辺(250)(260)
と急傾斜辺(251)(261)から成る三角形状に形成したが、
これら各傾斜辺の傾斜角度が等しい二等辺三角形状にし
ても良い。又、上記係合凹部(25)や係合凸部(26)は互い
に係合可能であれば単なる凹凸やその他の種々の形状の
ものとすることができる。
【0029】上記実施の形態のような緩傾斜辺(250)(26
0)と急傾斜辺(251)(261)から成る係合凹部(25)と係合凸
部(26)との組み合わせとした場合には、接続主体(20)と
座金(22)とをかみ合い状態し易い利点がある。袋ナット
(21)を締め込んでいくとこのとき座金(22)が共回りし易
く、この共回りにより係合凹部(25)と係合凸部(26)とが
相互にはまり込むこととなるからである。
【0030】図5〜図8は請求項3〜請求項7の発明に
対応する実施の形態を示すものである。このものは、袋
ナット(21)を接続主体(20)に緩み回動阻止状態に係合さ
せたものである。図5のものでは、袋ナット(21)の上端
面には三角形状の回り止め係止部である回り止め突起(2
7)(27)が所定間隔を置いて突設されていると共に接続主
体(20)の胴部外周には矩形状の回動阻止片(28)が突出し
ている。そして、上記回り止め突起(27)の底辺と斜辺(2
70)(271)の成す角度は何れも鋭角に設定されていると共
に、袋ナット(21)が緩み回動した際には傾斜角度の大き
な急傾斜辺(271) が前記回動阻止片(28)に係合する構成
と成っている。その他の構成は図2のものと同様に構成
されている。即ち、接続主体(20)の下端には袋ナット(2
1)が螺合されると共に、座金(22)は、被接続管(30)に対
して抜止め状態で且つ回動自在に外嵌した袋ナット(21)
のつば部(T) と接続主体(20)の下端面で挟圧される構成
と成っている。
【0031】このものでは、袋ナット(21)を接続主体(2
0)の下端に螺合して行くと、やがて回動阻止片(28)の下
端が回り止め突起(27)の緩傾斜辺(270) に当接する。そ
して、この状態から更に袋ナット(21)を強制的に締め込
むと、締め付け状態に達する直前では、回動阻止片(28)
が前記回り止め突起(27)の緩傾斜辺(270) の上面に当接
する。通常、回り止め突起(27)を具備する袋ナット(21)
又は回動阻止片(28)を具備する接続主体(20)は、塑性変
形能しかない特性の材質からなるのではなく、金属や合
成樹脂等いくらかの弾性変形能のある材質によって構成
されているから、前記状態からさらに締め付けると、回
動阻止片(28)の下端が回り止め突起(27)の緩傾斜辺(27
0) が前記弾性変形能に基づく変形によって乗り越え
て、回り止め突起(27)に対して袋ナット(21)が緩む方向
の前方に回動阻止片(28)が位置することとなる。つま
り、回動阻止片(28)と回り止め突起(27)とが緩み回動阻
止状態にワンウエイ係合した状態となる。なお、この例
では、回動阻止片(28)が回り止め突起(27)(27)の間に位
置した図5の状態になる。
【0032】従って、被接続管(30)の回動力が袋ナット
(21)に伝達されてこれに緩み回動力が作用したとしても
上記回り止め突起(27)の急傾斜辺(271) と回動阻止片(2
8)の下端との係合により袋ナット(21)の緩み回動が防止
される。従って、袋ナット(21)が緩むことによって、接
続主体(20)と被接続管(30)の接続部から水漏れする不都
合が回避できる。
【0033】尚、上記回り止め突起(27)や回動阻止片(2
8)の配設数は、単数または複数の何れであっても良い。
これら回り止め突起(27)や回動阻止片(28)の配設数を多
くすると、袋ナット(21)と接続主体(20)との螺合関係に
バラツキがあったとしても、袋ナット(21)の締め付け状
態にて何れかの回り止め突起(27)が回動阻止片(28)を丁
度乗り越えた状態となることとなり、袋ナット(21)の緩
み止め効果が大きく成る。前記回り止め突起(27)と回動
阻止片(28)が夫々一個の場合には、袋ナット(21)の締め
付け状態にて該回動阻止片(28)と回り止め突起(27)との
間に間隙や緩み回動余裕が生じる場合があるが、上記回
り止め突起(27)や回動阻止片(28)が複数の場合はかかる
不都合が回避できる。
【0034】更に、上記実施の形態では、袋ナット(21)
の上端に回り止め突起(27)を突設したが、これに代えて
袋ナット(21)の上端に断面三角状に窪んだ形状を有する
凹部を回り止め係止部として設けてもよい。この場合に
於いても、袋ナット(21)が緩むのを阻止する方向に回動
阻止片(28)と係合する傾斜辺の勾配はこれを大きくする
のが望ましい。又、袋ナット(21)の上端に前記凹部を設
ける場合も、該凹部やこれに係合する回動阻止片(28)の
配設数を単数又は複数の何れに設定しても良い。
【0035】更に、図5のものにおいても、袋ナット(2
1)の下端の透孔(210) の直径を被接続管(30)上端の凸リ
ブ(31)部分の外径より大きくしており、これにより、袋
ナット(21)を被接続管(30)の凸リブ(31)側から外挿装着
できるようにしている。従って、このものでも、座金(2
2)及びその下端に連設された筒部(24)の側壁には軸線方
向のスリットが開削されており、該座金(22)が被接続管
(30)にその側部から巻付けるようにして取り付け得る構
成と成っている。
【0036】但し、袋ナット(21)の下面の透孔(210) の
直径を前記凸リブ(31)部分の外径より小さくして該袋ナ
ット(21)を被接続管(30)の下方から外挿してもよく、こ
の場合は、座金(22)及び筒部(24)の側部にこれらを縦割
り状にする為のスリットを開削する必要はない。又、必
ずしも座金(22)を設ける必要はない。5に示す例の袋
ナット(21)を、図6及び図7に示す構成としてもよい。
【0037】この図6及び図7のものでは、袋ナット(2
1)の開放端には雌ネジ部(211) の上端に続けて環状壁部
(212) が連設され、この環状壁部(212) の内周部に上方
に開放する三角形状の凹部(272)(272)が複数個、円周を
当分した位置に設けられている。そして前記凹部(272)
の外周側は前記環状壁部(212) の一部によって閉じられ
ており、前記凹部(272)(272)の外側の端部は接続主体(2
0)の回動阻止片(28)の外側縁よりも外側に位置するよう
になっている。
【0038】このものでは、袋ナット(21)を締め付ける
と、その締め付け状態において、凹部(272) 一方の側壁
(29)(袋ナット(21)のねじ込み回動方向の前方の側壁)
が前記回動阻止片(28)に対して緩み回動阻止状態に係合
する。そして、この袋ナット(21)を締め付けるときに
は、前記凹部(272)(272)の外側の端部が前記環状壁部(2
12) の一部にて閉じられていて、袋ナット(21)の外周面
には鋭角的な凹凸部が露出しないから、袋ナット(21)を
手で操作する際にも安全である。また、袋ナット(21)の
締め付け状態では、上記回動阻止片(28)の下端部が前記
環状壁部(212) の一部によって被覆されることとなるか
ら、この点でも安全である。
【0039】なお上記図示例と同様の効果を有するもの
として、図5に示す袋ナット(21)を図8に示すように、
回り止め突起(27)の基端部から外側に張り出すつば部(2
13)を設ける構成としてもよい。この場合にも、前記袋
ナット(21)を手で締める場合に、指等が前記つば部(21
3) によって回り止め突起(27)や回動阻止片(28)から保
護される。
【0040】図6及び図7に示す袋ナット(21)に前記つ
ば部(213) を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の対象となる接続具の使用例の説明図
【図2】従来例の要部説明図
【図3】本発明の実施の形態の接続具の分解図
【図4】座金(22)の平面図
【図5】他の実施の態様の説明図
【図6】袋ナット(21)に環状壁部(212) を設けた場合の
平面図
【図7】A−A断面図
【図8】つば部(213) を具備する袋ナット(21)の断面図
【符号の説明】
(10)・・・ケーシング (20)・・・接続主体 (21)・・・袋ナット (22)・・・座金 (25)・・・係合凹部 (26)・・・係合凸部 (28)・・・回動阻止片 (30)・・・被接続管 (31)・・・凸リブ (T) ・・・つば部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の接続主体(20)と、 前記接続主体(20)の下端部に、袋ナット(21)により上端
    が抜止め状態で且つ相対回動自在に取り付けられる被接
    続管(30)と、 前記接続主体(20)の下端と前記袋ナット(21)の下端のつ
    ば部(T) との間に介在される座金(22)とを備える配管接
    続具に於いて、 前記接続主体(20)に対して前記座金(22)が相対回動阻止
    状態にかみ合う構成としたことを特徴とする配管接続
    具。
  2. 【請求項2】 接続主体(20)と座金(22)の一方に設けた
    係合凸部(26)と、他方に設けた係合凹部(25)との嵌入に
    より、接続主体(20)と座金(22)とが相対回動阻止状態に
    かみ合う構成である請求項1の配管接続具。
  3. 【請求項3】 筒状の接続主体(20)と、 前記接続主体(20)の下端部に、袋ナット(21)により上端
    が抜止め状態で且つ相対回動自在に取り付けられる被接
    続管(30)とを備える配管接続具に於いて、 前記接続主体(20)に対して前記袋ナット(21)を締め付け
    た状態において前記接続主体(20)に対して前記袋ナット
    (21)が緩み回動阻止状態にワンウエイ係合される構成と
    したことを特徴とする配管接続具。
  4. 【請求項4】 袋ナット(21)に設けられた係止部と、接
    続主体(20)から突出する回動阻止片(28)とが前記袋ナッ
    ト(21)の緩み回動阻止状態にワンウエイ係合される構成
    とした請求項3の配管接続具。
  5. 【請求項5】 袋ナット(21)又は接続主体(20)を弾性材
    料から構成し、前記袋ナット(21)を締め付け状態とする
    ときの前記袋ナット(21)又は接続主体(20)の一部又は全
    部の弾性変形により前記係止部と前記回動阻止片(28)と
    が前記袋ナット(21)の緩み回動阻止状態にワンウエイ係
    合される構成とした請求項4の配管接続具。
  6. 【請求項6】 袋ナット(21)の開放端には雌ネジ部に続
    けて環状壁部を連設し、前記環状壁部の内周に前記係止
    部を設けると共に、袋ナット(21)の締め付け状態にて前
    記環状壁部が前記回動阻止片(28)の下端部を包囲する構
    成とした請求項4又は請求項5の配管接続具。
  7. 【請求項7】 袋ナット(21)の開放端にフランジ部を張
    り出させた請求項4から請求項6までの何れかに記載の
    配管接続具。
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