JPH09119386A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH09119386A
JPH09119386A JP27917495A JP27917495A JPH09119386A JP H09119386 A JPH09119386 A JP H09119386A JP 27917495 A JP27917495 A JP 27917495A JP 27917495 A JP27917495 A JP 27917495A JP H09119386 A JPH09119386 A JP H09119386A
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JP
Japan
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main shaft
scroll
scroll compressor
frame
orbiting scroll
Prior art date
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Pending
Application number
JP27917495A
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English (en)
Inventor
Atsushi Osada
淳 長田
Kenji Yano
賢司 矢野
Hiroshi Nakajima
浩史 中島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロール圧縮機が加振された場合、軸方向
に振れた主軸が第1フレーム、第2フレーム、揺動スク
ロールと衝突することによって起こる部品の破損や、摺
動面の焼き付きを防止できるスクロール圧縮機を提供す
る。 【解決手段】 バランサ9の上端面に形成した環状溝1
4に緩衝部材13を嵌め込み、緩衝部材13の上端面
と、第1フレーム5の下端面との軸方向の隙間15aが
僅かになるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば冷媒を圧
縮する用途に使用されるスクロール圧縮機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図23は、例えば実開平5−58887
号公報に示された従来のスクロール圧縮機の断面図であ
る。同図において1はボルト(図示せず)によって第1
フレーム5に連結された固定スクロール、1aは固定ス
クロール1に形成された渦巻突起、2は第1フレーム5
に摺動自在に支持された揺動スクロール、2aは揺動ス
クロール2に形成された渦巻突起、4は固定スクロール
1と揺動スクロール2との渦巻突起1a及び2aを組み
合わせて形成された圧縮室である。
【0003】また、3は上下方向に延在する主軸、3a
は主軸3の上端近傍に形成された大径部、3bは主軸3
の下端近傍に形成された小径部、3cは大径部3aの上
端面に突出形成された偏心軸部、3dは主軸3を軸方向
に貫通して形成された給油孔であり、主軸3は大径部3
aにおいて第1フレーム5に形成された第1軸受5aに
回転自在に支持されるとともに、小径部3bにおいて第
2フレーム6に形成された第2軸受6aに回転自在にス
ラスト支持されている。
【0004】また、2cは揺動スクロール2の背面に形
成され主軸3の偏心軸部3cを収容する中空ボス部、2
dは中空ボス部2cの内周面に沿って形成された揺動軸
受、7は偏心軸部3cに外嵌されたスライダーであり、
主軸3は偏心軸部3cにおいてスライダー7及び揺動軸
受2dを介して揺動スクロール2の中空ボス部2cに摺
動自在に連結されている。
【0005】さらに、8は主軸3を介して揺動スクロー
ル2を旋回駆動する電動機であり、この電動機8は主軸
3に固着されたロータ8aと、ロータ8aの周囲に設け
られたステータ8bとから構成されている。また、9は
第1フレーム5とロータ8aとの間の主軸3に固着され
回転の不釣合をなくすバランサ、10は主軸3の下端部
に取り付けられたポンプ、11は上記全ての構成要素を
収容するとともに底部に油溜め11aが形成された円筒
状の密閉容器、12は密閉容器11の下部に固着され密
閉容器11の側面から径方向外向きに突出する圧縮機固
定用の取付足である。
【0006】また、図24は、例えば特開昭60−20
6989号公報に示された別の従来のスクロール圧縮機
を示す断面図であり、図23と同じ構成要素には同一符
号を付して説明を省略する。図24において、2eは揺
動スクロール2の背面に突設された軸部、3eは主軸3
の大径部3aの上端面から下向きに凹設され軸部2eを
収容する偏心穴であり、主軸3は偏心穴3eの内周面に
沿って形成された揺動軸受2dを介して揺動スクロール
2の軸部2eに摺動自在に連結されている。なお、図2
4のスクロール圧縮機では、第2フレーム6は第1フレ
ーム5の下端部に連設されている。
【0007】次いで、以上のような従来のスクロール圧
縮機の動作を説明する。電動機8に通電され主軸3が回
転すると、冷媒回路(図示せず)から密閉容器11内へ
導入されたガス冷媒は固定スクロール1及び揺動スクロ
ール2から形成される圧縮室4内に吸引されて圧縮さ
れ、密閉容器11外へ吐出される。また、主軸3の回転
に伴い、油溜め11a内の潤滑油はポンプ10により主
軸3内の給油孔3dを通じて各軸受2d、5a、6aに
供給され、これらの軸受を潤滑したのち油溜め11aに
戻る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は以上のように構成されているので、例えば列車用空
調機等に搭載した場合、列車走行中の振動により圧縮機
が加振されるため、ロータ8a、バランサ9が固着され
て重量の大きい主軸3が軸方向に振れ、揺動スクロール
2、第1フレーム5、第2フレーム6等に衝突すること
になり、この衝突が原因となって部品が破損したり、軸
受の揺動面に傷が付いて軸受の焼損を招いたりするとい
う問題があった。また、取付足12より上のスクロール
圧縮機の固有振動数と加振周波数との関係からスクロー
ル圧縮機が共振を起こした場合は、主軸3の軸方向の振
れが大きくなるので、部品の破損や軸受の焼損を招きや
すいという問題もあった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであって、スクロール圧縮機が上下
方向に加振された場合にも、軸方向に振れた主軸が第1
フレーム、第2フレーム、揺動スクロールと衝突するこ
とに起因する部品の破損や摺動面の焼き付きを防止でき
るスクロール圧縮機の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、密閉容器内の上部に配置され互いの渦
巻突起を組み合わせて圧縮室を形成する固定スクロール
及び揺動スクロールと、上下方向に延在し上端部で揺動
スクロールに摺動自在に連結された主軸と、揺動スクロ
ールを旋回摺動自在に支持するとともに主軸を回転自在
に支持する第1フレームと、第1フレームよりも下方に
配置され主軸を回転自在にスラスト支持する第2フレー
ムと、主軸に固着されたロータ及びこのロータの周囲に
設けられたステータからなり主軸を介して揺動スクロー
ルを旋回駆動する電動機とを備えたスクロール圧縮機に
おいて、主軸の上方への移動を規制する移動規制手段を
有した構成としたものである。
【0011】また、移動規制手段を、第1フレーム、第
2フレーム、若しくは揺動スクロールの何れかと主軸と
の間の衝撃を緩和する緩衝部材としたものである。
【0012】また、移動規制手段を、互いに反発するよ
うに同極が向かい合うとともに、その反発力により主軸
を下向きに押圧する少なくとも一対の磁石としたもので
ある。
【0013】また、主軸の上端部に突起が形成されると
ともに、揺動スクロールの背面に突起を収容する収容穴
が形成されたものにおいて、移動規制手段を、収容穴の
内面に取り付けられ突起の上端面と収容穴の内面とから
形成される空間を上方空間と下方空間とに仕切る仕切板
と、仕切板に形成され上方空間と下方空間とを連通する
第1の連通孔とから構成したものである。
【0014】また、主軸の上端部に突起が形成されると
ともに、揺動スクロールの背面に突起を収容する収容穴
が形成されたものにおいて、移動規制手段を、突起の上
端部に取り付けられ外周面で収容穴の内周面を上下に摺
動可能な摺動板と、揺動スクロールに形成され摺動板の
上面と収容穴の内面とから形成される空間と圧縮室とを
連通する第2の連通孔とから構成したものである。
【0015】また、移動規制手段を、主軸に設けられ主
軸の回転により上向きに送風する送風羽根としたもので
ある。
【0016】また、移動規制手段を、主軸の上端部近傍
部分に形成された下向きに広がるテーパ部と、第1フレ
ームにテーパ部に応じた形状に設けられてテーパ部を回
転自在に支持する第1軸受とから構成したものである。
【0017】また、移動規制手段を、ステータと、上端
面がステータの上端面よりも上方に位置するように設け
られてステータに通電した時に下向きの磁気推力を受け
るロータとから構成したものである。
【0018】また、密閉容器内の上部に配置され互いの
渦巻突起を組み合わせて圧縮室を形成する固定スクロー
ル及び揺動スクロールと、上下方向に延在し上端部で揺
動スクロールに摺動自在に連結された主軸と、主軸に固
着されたロータ及びこのロータの周囲に設けられたステ
ータからなり主軸を介して揺動スクロールを旋回駆動す
る電動機と、密閉容器の下部に固着され密閉容器の側面
から径方向外向きに突出する圧縮機固定用の取付足とを
備えたスクロール圧縮機において、密閉容器の側面と取
付足の上面とを連結部材により連結固定したものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 実施例1.図1において、13は第1フレーム5の下端
面とバランサ9との軸方向の隙間15に設けられた緩衝
部材である。なお、スクロール圧縮機の全体は従来例に
おける図23に示したものと同様であるので、重複する
説明を省略する。
【0020】緩衝部材13はバランサ9の上端面に形成
された環状溝14に嵌め込まれており、嵌め込まれた状
態で、緩衝部材13の上端面と第1フレーム5の下端面
との軸方向の隙間15aが僅かとなるように構成されて
いる。
【0021】次に動作について説明する。例えば列車用
空調機等に搭載されたスクロール圧縮機が列車の振動等
により加振された場合、軸方向の隙間15aが僅かであ
るために、ロータ8a及びバランサ9の固着された主軸
3が共振等により上方への移動を始めると、直ちに緩衝
部材13が第1フレーム5の下端面に衝突することにな
り、主軸3は上方への移動が規制される。したがって、
主軸3の軸方向の振れが小さくなるため衝突速度も低く
なるとともに、衝突の際の衝撃が緩衝部材13の弾性に
より緩和されるので、第1フレーム5の破損等が防止さ
れる。また、主軸3の軸方向の振れが小さくなるため
に、主軸3と揺動スクロール2、第2フレーム6等との
衝突による部品破損も防止され、各軸受2d、5a、6
aの揺動面に傷が付いて軸受の焼損を招くこともない。
【0022】実施例2.上記実施例1では緩衝部材13
をバランサ9の上端面に形成した環状溝14に嵌め込ん
だ構成としたが、図2に示すように、第1フレーム5の
下端面に環状溝14を形成し、この環状溝14に緩衝部
材13を圧入等により嵌め込んで固着して、緩衝部材1
3の下端面とバランサ9の上端面との軸方向の隙間15
aが僅かとなるように構成しても、上記実施例1と同様
の効果が得られる。
【0023】実施例3.上記実施例1では第1フレーム
5とバランサ9との間に緩衝部材13を設けたが、スク
ロール圧縮機が従来例における図24と同様の構造であ
る場合には、図3に示すように、ロータ8aの、第2フ
レーム6下端面に対向する面に環状溝14を形成し、こ
の環状溝14に緩衝部材13を嵌め込んで、第2フレー
ム6の下端面と緩衝部材13の上端面との軸方向の隙間
15aが僅かとなるように構成しても、上記実施例1と
同様の効果が得られる。
【0024】更に、図4に示すように、第2フレーム6
の下端面に環状溝14を設け、この環状溝14に緩衝部
材13を嵌め込んで、緩衝部材13の下端面とロータ8
aとの軸方向の隙間15aが僅かとなるように構成して
もよい。
【0025】実施例4.また、上記実施例1〜3では断
面形状が四角形の緩衝部材13を用いたが、図5に示す
ように、例えばOリングのような断面形状が円形の緩衝
部材16を用いても同様の効果が得られることはいうま
でもない。
【0026】実施例5.上記実施例1では第1フレーム
5とバランサ9との間に緩衝部材13を設けたが、図6
に示すように、主軸3の偏心軸部3cの上端面に環状溝
14を形成し、この環状溝14に例えば図5に示した円
形断面の緩衝部材16を嵌め込んで、緩衝部材16の上
端と揺動スクロール2の中空ボス部2c内の上面との軸
方向の隙間15aが僅かとなるように構成してもよい。
また、図7に示すように、主軸3の偏心軸部3cの上端
に上方に向かって拡開する円錐穴17を形成し、この円
錐穴17に球状の緩衝部材18を挿入して、緩衝部材1
8の上端と中空ボス部2c内の上面との軸方向の隙間1
5aが僅かとなるように構成してもよい。また、図8に
示すように、中空ボス部2cの内周面の上端部を径方向
外向きに広げて段差溝19を形成し、この段差溝19に
中央部に孔が開いた円板状の緩衝部材20を嵌め込ん
で、主軸3の偏心軸部3cの上端面と緩衝部材20の下
端面との軸方向の隙間15aが僅かとなるように構成し
ても、上記実施例1と同様の効果が得られる。
【0027】実施例6.上記実施例5では主軸3の偏心
軸部3cの上端面と中空ボス部2c内の上面との間に緩
衝部材16、18、20を設けたが、スクロール圧縮機
が従来例における図24と同様の構造である場合には、
図9に示すように、主軸3の偏心穴3eの底面に円周溝
14を形成し、この円周溝14に緩衝部材16を嵌め込
んで、緩衝部材16の上端と揺動スクロール2の軸部2
eの下端面との軸方向の隙間15aが僅かとなるように
構成しても、上記実施例1と同様の効果が得られる。
【0028】また、図10に示すように、直径が軸部2
eの下端面と偏心穴3eの底面との隙間15よりやや大
きい球状の緩衝部材18を、その一部が軸部2eの下端
面から上向きに穿設された竪穴2fに挿入される状態で
偏心穴3e内に設けた構成としても上記実施例1と同様
の効果が得られるとともに、新たに溝を形成するための
加工が不必要となる利点もある。
【0029】実施例7.図11において、21、22
は、互いに等しい中空円筒状に形成された一対の磁石で
ある。なお、スクロール圧縮機の全体構造は従来例にお
ける図23に示したものと同様であるので、重複する説
明を省略する。
【0030】磁石21は第1フレーム5下端の外周部分
を環状に切り欠いて形成された段部23に嵌め込まれて
おり、磁石22はバランサ9の上端面に形成された環状
溝14に嵌め込まれている。なお、磁石21、22は互
いの円筒中心が一致し、かつ、向かい合う面21a 、
22aが同極となるように設けられている。
【0031】したがって、磁石21、22は互いに反発
し、この反発力により主軸3が常時下向きに押圧され、
スクロール圧縮機が上下に加振された場合にも主軸3の
上方への移動が規制されるため、主軸3との衝突に起因
する部品の損傷や軸受の焼き付きが防止される。
【0032】実施例8.上記実施例7では第1フレーム
5の下端部とバランサ9の上端面とに磁石21、22を
設けたが、スクロール圧縮機が従来例における図24と
同様の構造である場合には、図12に示すように、第2
フレーム6の下端に形成された段部23と、ロータ8a
の第2フレーム6下端面に対向する面に形成された環状
溝14とに、互いの円筒中心が一致し、かつ、向かい合
う面21a、22aが同極となる円筒状の磁石21、2
2を設けた構成としても、上記実施例7と同様の効果が
得られる。
【0033】実施例9.上記実施例7では第1フレーム
5の下端部とバランサ9の上端面とに磁石21、22を
設けたが、図13に示すように、主軸3の偏心軸部3c
の上端面に形成した凹部24に円柱状の磁石26を嵌め
込むとともに、中空ボス部2c内の上面に形成した凹部
25に円柱状の磁石27を嵌め込み、磁石26、27の
円柱軸心が一致し、かつ、向かい合う面26a、27a
が同極になるように構成しても、上記実施例7と同様の
効果が得られる。
【0034】実施例10.上記実施例8では第2フレー
ム6の下端部とロータ8aの第2フレーム6下端面に対
向する面とに磁石21、22を設けたが、図14に示す
ように、主軸3の偏心穴3eの底面に形成した凹部24
に円柱状の磁石26を嵌め込むとともに、揺動スクロー
ル2の軸部2eの下端面に形成した凹部25に円柱状の
磁石27を嵌め込み、磁石26、27の円柱軸心が一致
し、かつ、向かい合う面26a、27aが同極になるよ
うに構成しても、上記実施例7と同様の効果が得られ
る。
【0035】実施例11.図15において、29は主軸
3の偏心軸部3cの上端面と、揺動スクロール2の中空
ボス部2cの内面とから形成される空間28を上方空間
28aと下方空間28bとに仕切る仕切板である。仕切
板29は断面凹字状に形成されており、圧入等により中
空ボス部2cの内面に固着されている。また、仕切板2
9には上方空間28aと下方空間28bとを連通する第
1の連通孔30が形成されている。なお、スクロール圧
縮機の全体構造は従来例における図23に示したものと
同様であるので、重複する説明は省略する。また、この
実施例では、偏心軸部3cが本発明にいう円柱状突起の
一例であり、中空ボス部2cが本発明にいう収容穴の一
例である。
【0036】以上のように構成されているので、スクロ
ール圧縮機が加振され共振等により主軸3が上方へ移動
しようとすると、下部空間28b内の流体が圧縮され、
通路面積が小さい第1の連通孔30を通じて上部空間2
8aに押し出されるので、その際の抵抗により減衰効果
が生じることになり、この減衰効果により衝撃が緩和さ
れるとともに、主軸3の上方への移動が規制される。
【0037】実施例12.図16において、31は外周
面で中空ボス部2cの内周面を上下に摺動可能な断面凹
字状の摺動板であり、この摺動板31は主軸3の偏心軸
部3cの上端面にスペーサ33を介してネジ34で固定
されている。また、32は揺動スクロール2に形成さ
れ、摺動板31の上面と中空ボス部2cの内面とから形
成される空間28cと圧縮室4とを連通する第2の連通
孔である。なお、スクロール圧縮機の全体構造は従来例
における図23に示したものと同様であるので、重複す
る説明は省略する。また、この実施例では、偏心軸部3
cが本発明にいう円柱状突起の一例であり、中空ボス部
2cが本発明にいう収容穴の一例である。
【0038】以上のように構成されているので、圧縮室
4内の高圧の流体が第2の連通孔32を通じて空間28
cに導入され、この導入された流体の圧力により摺動板
31が常に下向きに押圧され、これにより摺動板31が
取り付けられた主軸3も常に下向きに押圧されることに
なるので、主軸3の上方への移動が規制できる。
【0039】実施例13.なお、スクロール圧縮機が従
来例における図24と同様の構造である場合には、図1
7に示すように、揺動スクロール2の軸部2eに形成さ
れた竪穴2f(収容穴)に収容される円柱状突起3fを
主軸3の偏心穴3eの底面に突設し、この円柱状突起3
fの上端面に摺動板31を取り付けるとともに、摺動板
31の上面と竪穴2fの内面とから形成される空間28
cと圧縮室4とを第2の連通孔32により連通するよう
に構成すれば、上記実施例12と同様の効果が得られ
る。
【0040】実施例14.図18において、35はバラ
ンサ9の上端面にネジ34により取り付けられた送風羽
根であり、主軸3が回転すると送風羽根35は図に実線
矢印で示すように上向きに送風するように構成されてい
る。この結果、図に破線矢印で示すように下向きの反力
が生じ、この反力によりバランサ9が下向きに押圧され
るので、バランサ9を固着する主軸3も下向きに押圧さ
れることになり、上記実施例12と同様の効果が得られ
る。なお、この実施例では送風羽根35をバランサ9を
介して主軸3に取り付けたが、送風羽根35を主軸3に
直接取り付けてもよい。
【0041】実施例15.また、図19に示すように、
主軸3の大径部3aを下向きに広がるテーパ状に形成す
るとともに、この大径部3aを回転自在に枢支する第1
フレーム5の第1軸受5aを、大径部3aに応じたテー
パ状に形成すれば、運転中、大径部3aには図に実線矢
印で示すようなテーパ面に垂直すなわち斜め下向きの力
がはたらくことになる。この斜め下向きの力は図に破線
矢印で示すような水平方向及び垂直方向の力に分解され
るため、この垂直の力により主軸3が下方へ押し付けら
れることになって、上記実施例12と同様の効果が得ら
れる。
【0042】実施例16.さらに、図20に示すよう
に、電動機8のステータ8bを、その上端面8dがロー
タ8aの上端面8cより下方に位置するように、密閉容
器11に焼きばめ固着すれば、ステータ8bに通電した
時にロータ8aが回転させられるとともに、図に実線矢
印に示すようにロータ8aが下向きの磁気推力を受ける
ことになり、この磁気推力にロータ8a、主軸3、バラ
ンサ9の自重が加わった力により主軸3が下向きに押圧
されるため、上記実施例12と同様の効果が得られる。
【0043】実施例17.図21において、36は密閉
容器11の側面と取付足12の上面とを連結固定する連
結部材である。連結部材36は板状の部材であって、溶
接等により密閉容器11及び取付足12に固着されてい
る。このような連結部材36のない従来のスクロール圧
縮機では、例えば列車用空調機等に搭載された場合、図
22のグラフに実線で示すように、取付足12より上の
スクロール圧縮機の固有振動数が加振周波数の範囲内に
入っているために、取付足12より上のスクロール圧縮
機が共振を起こして振幅が大きくなり、この結果主軸3
の軸方向の振れも大きくなって、部品の破損や軸受の焼
損を招くことになっていた。しかし、連結部材36を設
けることにより、取付足12の剛性が向上し、図22の
グラフに破線で示すように、取付足12より上のスクロ
ール圧縮機の固有振動数が高周波側に変位して、加振周
波数域より上に外れるため、加振によりスクロール圧縮
機が共振を起こすことがなくなり、共振による部品の破
損等が防止できる。
【0044】実施例18.以上、実施例1〜17までは
すべて縦形スクロール圧縮機について述べたが、この発
明の要旨は、スクロール圧縮機が加振された場合の主軸
の振れによる部品の破損や、摺動面の焼き付き防止であ
って、この考え方は横形スクロール圧縮機についても同
様の作用・効果をもたらすものであることは言うまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】この発明に係るスクロール圧縮機によれ
ば、移動規制手段により主軸の上方への移動が規制され
るために、例えば列車用空調機等に搭載されてスクロー
ル圧縮機が上下方向に加振された場合にも、軸方向に振
れた主軸が第1フレーム、第2フレーム、若しくは揺動
スクロールと衝突して部品を損傷したり、主軸と第1フ
レーム、第2フレーム、若しくは揺動スクロールとの摺
動面に傷が付いて摺動面の焼き付きを招いたりすること
が防止できる効果が奏せられる。
【0046】また、移動規制手段が緩衝部材であるもの
では、緩衝部材により主軸の上方への移動が規制される
とともに、第1フレーム、第2フレーム、若しくは揺動
スクロールの何れかと主軸との間の衝撃が緩和されて、
上記と同様の効果が奏せられる。
【0047】また、移動規制手段が磁石であるもので
は、磁石の反発力により主軸が下向きに押圧されるの
で、主軸の上方への移動が規制されることになって、上
記と同様の効果が奏せられる。
【0048】また、移動規制手段が、仕切板と第1の連
通孔とから構成されたものでは、主軸が上方へ移動しよ
うとすると、下部空間内の流体が第1の連通孔を通じて
上部空間に押し出されるので、その際の抵抗により減衰
効果が生じることになり、この減衰効果により揺動スク
ロールと主軸との間の衝撃が緩和されるとともに、主軸
の上方への移動が規制されて、上記と同様の効果が奏せ
られる。
【0049】また、移動規制手段が、摺動板と第2の連
通孔とから構成されたものでは、圧縮室内の高圧の流体
が、摺動板の上面と収容穴の内面とから形成される空間
に第2の連通孔を通じて導入され、この流体の圧力によ
り摺動板が下向きに押圧され、これにより摺動板が取り
付けられた主軸も下向きに押圧されるので、主軸の上方
への移動が規制されることになって、上記と同様の効果
が奏せられる。
【0050】また、移動規制手段が送風羽根であるもの
では、主軸が回転すると送風羽根が上向きに送風し、こ
の反力により主軸が下向きに押圧されるので、主軸の上
方への移動が規制されることになって、上記と同様の効
果が奏せられる。
【0051】また、移動規制手段が、主軸に形成された
テーパ部とこのテーパ部に応じた形状の第1軸受とから
構成されたものでは、運転中にテーパ部にはテーパ面と
垂直方向の力すなわち斜め下向きの力がはたらくことに
なり、この斜め下向きの力により主軸が下向きに押圧さ
れるので、主軸の上方への移動が規制されることになっ
て、上記と同様の効果が奏せられる。
【0052】また、移動規制手段が、ステータと、上端
面がステータの上端面よりも上方に位置するように設け
られたロータとから構成されたものでは、ステータに通
電した時にロータが下向きの磁気推力を受け、この磁気
推力によりロータを固着する主軸が下向きに押圧される
ので、主軸の上方への移動が規制されることになって、
上記と同様の効果が奏せられる。
【0053】また、密閉容器の側面と取付足の上面とを
連結部材により連結固定したものでは、連結部材により
取付足の剛性が高められ、これにより取付足より上のス
クロール圧縮機の固有振動数が上昇させられるので、例
えば列車用空調機等に搭載されて上下方向に加振された
際にスクロール圧縮機が加振周波数域で共振を起こすこ
とにより主軸の軸方向の振れが大きくなるのを防止でき
て、軸方向に振れた主軸が第1フレーム、第2フレー
ム、若しくは揺動スクロールと衝突して部品を損傷した
り、主軸と第1フレーム、第2フレーム、若しくは揺動
スクロールとの摺動面に傷が付いて摺動面の焼き付きを
招いたりすることが防止できる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るスクロール圧縮機
の要部断面図である。
【図2】 この発明の実施例2に係るスクロール圧縮機
の要部断面図である。
【図3】 この発明の実施例3に係るスクロール圧縮機
の要部断面図である。
【図4】 この発明の実施例3に係る別のスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図5】 この発明の実施例4に係る緩衝部材の断面図
である。
【図6】 この発明の実施例5に係るスクロール圧縮機
の要部断面図である。
【図7】 この発明の実施例5に係る別のスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図8】 この発明の実施例5に係るさらに別のスクロ
ール圧縮機の要部断面図である。
【図9】 この発明の実施例6に係るスクロール圧縮機
の要部断面図である。
【図10】 この発明の実施例6に係る別のスクロール
圧縮機の要部断面図である。
【図11】 この発明の実施例7に係るスクロール圧縮
機の要部断面図である。
【図12】 この発明の実施例8に係るスクロール圧縮
機の要部断面図である。
【図13】 この発明の実施例9に係るスクロール圧縮
機の要部断面図である。
【図14】 この発明の実施例10に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図15】 この発明の実施例11に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図16】 この発明の実施例12に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図17】 この発明の実施例13に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図18】 この発明の実施例14に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図19】 この発明の実施例15に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図20】 この発明の実施例16に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図21】 この発明の実施例17に係るスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図22】 この発明の実施例17に係るスクロール圧
縮機の加振周波数と圧縮機の軸方向の加速度を示すグラ
フである。
【図23】 従来のスクロール圧縮機を示す断面図であ
る。
【図24】 従来の別のスクロール圧縮機を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、1a 渦巻突起、2 揺動スクロ
ール、2a 渦巻突起、2c 中空ボス部(収容穴)、
2e 軸部、2f 竪穴(収容穴)、3 主軸、3a
大径部、3c 偏心軸部(円柱状突起)、3e 偏心
穴、3f 円柱状突起、4 圧縮室、5 第1フレー
ム、5a 第1軸受、6 第2フレーム、8電動機、8
a、ロータ、8b、ステータ、8c ロータの上端面、
8d ステータの上端面、11 密閉容器、12 取付
足、13、16、18、20 緩衝部材、21、22、
26、27 磁石、28 空間、28a 上方空間、2
8b下方空間、28c 空間、29 仕切板、30 第
1の連通孔、31 摺動板、32 第2の連通孔、35
送風羽根、36 連通部材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内の上部に配置され互いの渦巻
    突起を組み合わせて圧縮室を形成する固定スクロール及
    び揺動スクロールと、上下方向に延在し上端部で上記揺
    動スクロールに摺動自在に連結された主軸と、上記揺動
    スクロールを旋回摺動自在に支持するとともに上記主軸
    を回転自在に支持する第1フレームと、上記第1フレー
    ムよりも下方に配置され上記主軸を回転自在にスラスト
    支持する第2フレームと、上記主軸に固着されたロータ
    及びこのロータの周囲に設けられたステータからなり上
    記主軸を介して上記揺動スクロールを旋回駆動する電動
    機とを備えたスクロール圧縮機において、 上記主軸の上方への移動を規制する移動規制手段を有し
    てなることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 移動規制手段は、第1フレーム、第2フ
    レーム、若しくは揺動スクロールの何れかと主軸との間
    の衝撃を緩和する緩衝部材であることを特徴とする請求
    項第1項に記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 移動規制手段は、互いに反発するように
    同極が向かい合うとともに、その反発力により主軸を下
    向きに押圧する少なくとも一対の磁石であることを特徴
    とする請求項第1項に記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項第1項に記載のスクロール圧縮機
    であって、主軸の上端部に突起が形成されるとともに、
    揺動スクロールの背面に上記突起を収容する収容穴が形
    成されたものにおいて、 移動規制手段は、上記収容穴の内面に取り付けられ上記
    突起の上端面と上記収容穴の内面とから形成される空間
    を上方空間と下方空間とに仕切る仕切板と、上記仕切板
    に形成され上記上方空間と上記下方空間とを連通する第
    1の連通孔とから構成されていることを特徴とするスク
    ロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項第1項に記載のスクロール圧縮機
    であって、主軸の上端部に突起が形成されるとともに、
    揺動スクロールの背面に上記突起を収容する収容穴が形
    成されたものにおいて、 移動規制手段は、上記突起の上端部に取り付けられ外周
    面で上記収容穴の内周面を上下に摺動可能な摺動板と、
    上記揺動スクロールに形成され上記摺動板の上面と上記
    収容穴の内面とから形成される空間と圧縮室とを連通す
    る第2の連通孔とから構成されていることを特徴とする
    スクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 移動規制手段は、主軸に設けられ上記主
    軸の回転により上向きに送風する送風羽根であることを
    特徴とする請求項第1項に記載のスクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 移動規制手段は、主軸の上端部近傍部分
    に形成された下向きに広がるテーパ部と、第1フレーム
    に上記テーパ部に応じた形状に設けられて上記テーパ部
    を回転自在に支持する第1軸受とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載のスクロール圧縮
    機。
  8. 【請求項8】 移動規制手段は、ステータと、上端面が
    上記ステータの上端面よりも上方に位置するように設け
    られて上記ステータに通電した時に下向きの磁気推力を
    受けるロータとから構成されていることを特徴とする請
    求項第1項に記載のスクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 密閉容器内の上部に配置され互いの渦巻
    突起を組み合わせて圧縮室を形成する固定スクロール及
    び揺動スクロールと、上下方向に延在し上端部で上記揺
    動スクロールに摺動自在に連結された主軸と、上記主軸
    に固着されたロータ及びこのロータの周囲に設けられた
    ステータからなり上記主軸を介して上記揺動スクロール
    を旋回駆動する電動機と、上記密閉容器の下部に固着さ
    れ上記密閉容器の側面から径方向外向きに突出する圧縮
    機固定用の取付足とを備えたスクロール圧縮機におい
    て、 上記密閉容器の側面と上記取付足の上面とを連結部材に
    より連結固定したことを特徴とするスクロール圧縮機。
JP27917495A 1995-10-26 1995-10-26 スクロール圧縮機 Pending JPH09119386A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417425B1 (ko) * 2001-08-27 2004-02-05 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기의 핀응력 저감 구조
JP2013108390A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Toyota Industries Corp 車両用圧縮機

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