JPH09118849A - インクおよびこれを用いた記録方法 - Google Patents

インクおよびこれを用いた記録方法

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JPH09118849A
JPH09118849A JP27906095A JP27906095A JPH09118849A JP H09118849 A JPH09118849 A JP H09118849A JP 27906095 A JP27906095 A JP 27906095A JP 27906095 A JP27906095 A JP 27906095A JP H09118849 A JPH09118849 A JP H09118849A
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ink
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water
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JP27906095A
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Hidenobu Oya
秀信 大屋
Hidetaka Ninomiya
英隆 二宮
Akira Onodera
明 小野寺
Hitoshi Morimoto
仁士 森本
Daisuke Ishibashi
大輔 石橋
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色画像の耐光性に優れ、良好な色再現性のた
めの色調に優れたインク、特に主な対象としてはマゼン
タ色のインクジェット用インクの提供。 【構成】 下記一般式(1)で表される色素を含有する
ことを特徴とするインク。 【化1】 式中、R1はスルファモイル基を表し、R2は水素原子、
アミノ基、アシルアミノ基、スルフォンアミド基、スル
ファモイルアミノ基を表し、R3は水素原子または置換
基を表す。R4、R5は各々水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、−
SO3M基を表し、Mは水素原子、もしくはカチオン性
基を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の色素を含有
するインクに関し、更に詳しくは、色調と色画像堅牢性
に優れたインクジェット用インクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式はピエゾ素子の
電気−機械変換により液滴を圧力吐出させる方式、電気
−熱変換により気泡を発生させて液滴を圧力吐出させる
方式、静電力により液滴を吸引吐出させる方式等に大別
される。
【0003】インクジェット用のインクにおいては、た
とえば上記から選択される記録方式に適合すること、高
い記録画像濃度を有し色調が良好であること、耐光性や
耐熱性および耐水性といった色画像堅牢性に優れるこ
と、被記録媒体に対して定着が速く記録後ににじまない
こと、インクとしての保存性に優れていること、毒性や
引火性といった安全性に問題がないこと、安価であるこ
と等が要求される。
【0004】このような観点から、種々のインクジェッ
ト用のインクが提案、検討されているが、要求の多くを
同時に満足するようなインクはきわめて限られている。
【0005】イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを
用いたカラー画像記録においては、たとえばC.I.イ
ンデックスに記載されている従来から公知のC.I.ナ
ンバーを有する染料、顔料が広く検討されてきた。特に
マゼンタのインクにおいては、C.I.アシッドレッド
52のようなキサンテン系、C.I.ダイレクトレッド
20のようなアゾ系の水溶性染料を使用したものが知ら
れているが、前者は耐光性のような堅牢性に問題を有
し、後者はマゼンタ色調の鮮明性に欠けるといった色再
現性に関する分光吸収特性の問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色画
像の耐光性に優れ、良好な色再現性のための色調に優れ
たインク、特に主な対象としてはマゼンタ色のインクジ
ェット用インクを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成によって達成される。
【0008】(1) 下記一般式(1)で表される色素
を含有することを特徴とするインク。
【0009】
【化2】
【0010】式中、R1はスルファモイル基を表し、R2
は水素原子、アミノ基、アシルアミノ基、スルフォンア
ミド基、スルファモイルアミノ基を表し、R3は水素原
子または置換基を表す。R4、R5は各々水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、ハロ
ゲン原子、−SO3M基を表し、Mは水素原子、もしく
はカチオン性基を表す。
【0011】(2) 上記インクがインクジェット用イ
ンクであることを特徴とする前記1記載のインク。
【0012】(3) 前記1又は2記載のインクを用い
ることを特徴とする記録方法。
【0013】以下に一般式(1)の色素について詳細に
説明する。R1はスルファモイル基表すが、スルファモ
イル基としては無置換スルファモイル基、N−アルキル
スルファモイル基、N−アリールスルファモイル基、
N,N−ジアルキルスルファモイル基、N−アルキル,
N−アリールスルファモイル基、N−アシルスルファモ
イル基から選ぶことができる。この場合の窒素原子上の
アルキル基としては炭素数1〜6であり、置換、もしく
は無置換でもよくまた、1級、2級、3級アルキル基で
もよく、窒素原子上に2つのアルキル基が置換している
場合2つの置換基は同じでも異なっていてもよく、2つ
のアルキル基が結合して環を形成してもよい。窒素原子
上のアルキル基の例としてはメチル基、エチル基、n−
プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、オキシカ
ルボニルメチル基等が挙げられる。また窒素原子上のア
リール基としては炭素数6〜10であり、置換、もしく
は無置換のフェニル基、ナフチル基が挙げられる。スル
ファモイル基の好ましい例としては、スルファモイル
基、ジメチルスルファモイル基、ジ−i−プロピルスル
ファモイル基、t−ブチルスルファモイル基、シクロヘ
キシルスルファモイル基、モルフォリノスルフォニル
基、メチルエチルスルファモイル基、フェニルスルファ
モイル基、アセチルスルファモイル基が挙げられる。特
に好ましい例はt−ブチルスルファモイル基、t−ブチ
ルスルファモイル基である。
【0014】R2は水素原子、アミノ基、アシルアミノ
基、スルフォンアミド基、スルファモイルアミノ基を表
すが、アミノ基としてはアミノ基、総炭素数1〜6のア
ルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、i−プロピルアミノ基等)から選ぶことができ、
アシルアミノ基としては総炭素数2〜6のアルキルカル
ボニルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、プロパノイ
ルアミノ基等)、総炭素数7〜11のアリールカルボニ
ルアミノ基(例えばベンゾイルアミノ基、スルフォベン
ゾイルアミノ基等)から選ぶことができ、スルフォンア
ミド基としては炭素数1〜6のアルキルスルフォニルア
ミノ基(メタンスルフォンアミド基、エタンスルフォン
アミド基等)炭素数6〜10のアリールスルフォニルア
ミノ基(ベンゼンスルフォンアミド基、トルエンスルフ
ォンアミド基等)から選ぶことができ、スルファモイル
アミノ基としては例えばジメチルスルファモイルアミ
ノ、モルフォリノスルフォンアミド基が挙げられる。R
2として特に好ましい基はスルフォンアミド基、および
スルファモイルアミノ基である。
【0015】R3は水素原子または置換基を表し、置換
基としてはスルフォ基、ハロゲン原子(フッ素、塩素、
臭素等)、アミノ基等が挙げられる。
【0016】R4、R5は各々水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、
−SO3M基を表し、Mは水素原子、もしくはカチオン
性基を表す。アルキル基としては炭素数1〜4の直鎖、
または分岐でもよく例えばメチル、エチル、t−ブチル
基等が挙げられる。アルコキシ基としては総炭素数1〜
6でありそのアルキル基上に置換基(例えばカルボキシ
基、スルフォ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ
基、スルフォンアミド基等)を有してもよく例えば、メ
トキシ基、エトキシ基、メトキシエトキシ基、カルボキ
シエトキシ基、スルフォエトキシ基等が挙げられる。ア
ミノ基としてはアミノ基、炭素数1〜6のアルキルアミ
ノ基、ジアルキルアミノ基でもよく、例えば、メチルア
ミノ基、エチルアミノ基、i−プロピルアミノ基、ジメ
チルアミノ基、ジ−ヒドロキシエチルアミノ基等が挙げ
られる。ハロゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素等が
挙げられる。またR4、R5が−SO3M基を表すとき、
Mは水素原子、もしくはカチオン性基を表すが、カチオ
ン性基としては、アルカリ金属イオン(例えばリチウム
イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等)、アル
カリ土類金属イオン(例えばカルシウムイオン、バリウ
ムイオン等)4級アンモニウムイオン(アンモニウムイ
オン、テトラメチルアンモニウムイオン等)が挙げられ
る。R4、R5のうち少なくとも1つは−SO3Mである
ことが好ましい。
【0017】以下に本発明の一般式(1)の色素の具体
的化合物例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】
【化5】
【0021】次に本発明の一般式(1)で表される化合
物の合成例を示す。
【0022】
【化6】
【0023】合成例 化合物(1)12gを炭酸水素ナトリウム水溶液(3g
/120ml)に溶解し、亜硝酸ナトリウム水溶液(4
g/20ml)を添加した。この溶液を濃塩酸12m
l、氷60g中に少しずつ添加した。この間内温は10
℃以下を保った。途中固体が析出するがそのまま撹拌し
た。
【0024】一方化合物(2)20gを水酸化ナトリウ
ム水溶液(4.6g/50ml)に溶解後、氷冷すると
固体が析出するがそのまま氷冷撹拌し内温を5℃以下に
保った。ここへ先のジアゾニウム塩を少しづつ添加しカ
ップリングを行った。全量添加後さらに10分反応し
た。ここへ食塩30gを加え色素を塩析し、ろ過により
色素を得た。この粗結晶を水/エタノール系から再結晶
し、例示化合物(17)14gを得た。
【0025】本発明の一般式(1)の色素を含有するイ
ンクは水系インク、油系インク、固体(相変化)インク
等の種々の溶媒系を用いることができるが、水性インク
を溶媒系として特に好ましく用いることができる。
【0026】本発明の一般式(1)の色素を含有する水
系インクは、本発明の色素の他に溶剤として水と水溶性
有機溶媒を一般に使用する。
【0027】水溶性有機溶媒の例としては、アルコール
類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカ
ンダリーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタ
ノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジル
アルコール等)、多価アルコール類(例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタン
ジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグ
リコール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブ
チルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリ
コールモノフェニルエーテル等)、アミン類(例えば、
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチル
ジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリ
ン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチ
レンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テト
ラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、
ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−
ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキ
シルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例え
ば、ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、
スルホラン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が
挙げられる。
【0028】上記のような水系インクにおいて、色素は
その溶媒系に可溶であればそのまま溶解して用いること
ができる。一方、そのままでは不溶の固体である場合、
色素を種々の分散機(例えば、ボールミル、サンドミ
ル、アトライター、ロールミル、アジテーターミル、ヘ
ンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジナイザ
ー、パールミル、ジェットミル、オングミル等)を用い
て微粒子化するか、あるいは可溶である有機溶媒に色素
を溶解した後に、高分子分散剤や界面活性剤とともにそ
の溶媒系に分散させることができる。さらに、そのまま
では不溶の液体または半溶融状物である場合、そのまま
かあるいは可溶である有機溶媒に溶解して、高分子分散
剤や界面活性剤とともにその溶媒系に分散させることが
できる。
【0029】このような水系インクの具体的調整法につ
いては、例えば特開平5−148436号、同5−29
5312号、同7−97541号、同7−82515
号、同7−118584号等の明細書に記載の方法を参
照することができる。
【0030】油系インクは、本発明の色素の他に溶媒と
して有機溶媒を使用する。油系インクの溶媒の例として
は、上記水系インクにおいて水溶性有機溶媒として例示
したものに加えて、アルコール類(例えば、ペンタノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、フェニルエチルアル
コール、フェニルプロピルアルコール、フルフリルアル
コール、アニルアルコール等)、エステル類(エチレン
グリコールジアセテート、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテ
ート、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、酢酸フ
ェニルエチル、酢酸フェノキシエチル、フェニル酢酸エ
チル、プロピオン酸ベンジル、安息香酸エチル、安息香
酸ブチル、ラウリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル、フタル酸ジ
エチル、フタル酸ジブチル、マロン酸ジエチル、マロン
酸ジプロピル、ジエチルマロン酸ジエチル、コハク酸ジ
エチル、コハク酸ジブチル、グルタル酸ジエチル、アジ
ピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジ
ブチル、アジピン酸ジ(2−メトキシエチル)、セバシ
ン酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチ
ル、マレイン酸ジオクチル、フマル酸ジエチル、フマル
酸ジオクチル、ケイ皮酸−3−ヘキセニル等)、エーテ
ル類(例えば、ブチルフェニルエーテル、ベンジルエチ
ルエーテル、ヘキシルエーテル等)、ケトン類(例え
ば、ベンジルメチルケトン、ベンジルアセトン、ジアセ
トンアルコール、シクロヘキサノン等)、炭化水素類
(例えば、石油エーテル、石油ベンジル、テトラリン、
デカリン、ターシャリーアミルベンゼン、ジメチルナフ
タリン等)、アミド類(例えば、N,N−ジエチルドデ
カンアミド等)が挙げられる。
【0031】上記のような油系インクにおいて、色素は
そのまま溶解させて用いることができ、また樹脂状分散
剤や結合剤を併用して分散または溶解させて用いること
もできる。このような油系インクの具体的調整法につい
ては、特開平3−231975号、特表平5−5088
83号等の明細書に記載の方法を参照することができ
る。
【0032】固体(相変化)インクは、本発明のインク
の他に溶媒として室温で固体であり、かつインクの加熱
噴射時には溶融した液体状である相変化溶媒を使用す
る。このような相変化溶媒としては、天然ワックス(例
えば、密ロウ、カルナウバワックス、ライスワックス、
木ロウ、ホホバ油、鯨ロウ、カンデリラワックス、ラノ
リン、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペ
トロラクタム等)、ポリエチレンワックス誘導体、塩素
化炭化水素、有機酸(例えば、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、ベヘン酸、チグリン酸、2−アセトナフトンベヘ
ン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ジヒドロキシス
テアリン酸等)、有機酸エステル(例えば、上記した有
機酸のグリセリン、ジエチレングリコール、エチレング
リコール等のアルコールとのエステル等)、アルコール
(例えば、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデ
カノール、エイコサノール、ドコサノール、テトラコサ
ノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、ドデセ
ノール、ミリシルアルコール、テトラセノール、ヘキサ
デセノール、エイコセノール、ドコセノール、ピネング
リコール、ヒノキオール、ブチンジオール、ノナンジオ
ール、イソフタリルアルコール、メシセリン、テレアフ
タリルアルコール、ヘキサンジオール、デカンジオー
ル、ドデカンジオール、テトラデカンジオール、ヘキサ
デカンジオール、ドコサンジオール、テトラコサンジオ
ール、テレビネオール、フェニルグリセリン、エイコサ
ンジオール、オクタンジオール、フェニルプロピレング
リコール、ビスフェノールA、パラアルファクミルフェ
ノール等)、ケトン(例えば、ベンゾイルアセトン、ジ
アセトベンゼン、ベンゾフェノン、トリコサノン、ヘプ
タコサノン、ヘプタトリアコンタノン、ヘントリアコン
タノン、ヘプタトリアコンタノン、ステアロン、ラウロ
ン、ジアニソール等)、アミド(例えば、オレイン酸ア
ミド、ラウリル酸アミド、ステアリン酸アミド、リシノ
ール酸アミド、パルミチン酸アミド、テトラヒドロフラ
ン酸アミド、エルカ酸アミド、ミリスチン酸アミド、1
2−ヒドロキシステアリン酸アミド、N−ステアリルエ
ルカ酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N,
N′−エチレンビスラウリン酸アミド、N,N′−エチ
レンビスステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビス
オレイン酸アミド、N,N′−メチレンビスステアリン
酸アミド、N,N′−エチレンビスベヘン酸アミド、
N,N′−キシリレンビスステアリン酸アミド、N,
N′−ブチレンビスステアリン酸アミド、N,N′−ジ
オレイルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルア
ジピン酸アミド、N,N′−ジオレイルセバシン酸アミ
ド、N,N′−システアリルセバシン酸アミド、N,
N′−ジステアリルテレフタル酸アミド、N,N′−ジ
ステアリルイソフタル酸アミド、フェナセチン、トルア
ミド、アセトアミド、オレイン酸2量体/エチレンジア
ミン/ステアリン酸(1:2:2のモル比)のような2
量体酸とジアミンと脂肪酸の反応生成物テトラアミド
等)、スルホンアミド(例えば、パラトルエンスルホン
アミド、エチルベンゼンスルホンアミド、ブチルベンゼ
ンスルホンアミド等)、シリコーン類(例えば、シリコ
ーンSH6018(東レシリコーン)、シリコーンKR
215、216、220(信越シリコーン)等)、クマ
ロン類(例えば、エスクロンG−90(新日鐵化学)
等)、コレステロール脂肪酸エステル(例えば、ステア
リン酸コレステロール、パルミチン酸コレステロール、
ミリスチン酸コレステロール、ベヘン酸コレステロー
ル、ラウリン酸コレステロール、メリシン酸コレステロ
ール等)、糖類脂肪酸エステル(ステアリン酸サッカロ
ース、パルミチン酸サッカロース、ベヘン酸サッカロー
ス、ラウリン酸サッカロース、メリシン酸サッカロー
ス、ステアリン酸ラクトース、パルミチン酸ラクトー
ス、ミリスチン酸ラクトース、ベヘン酸ラクトース、ラ
ウリン酸ラクトース、メリシン酸ラクトース等)が挙げ
られる。
【0033】固体インクの固体−液体相変化における相
変化温度は、60℃以上であることが好ましく、80〜
150℃であることがより好ましい。
【0034】上記のような固体インクにおいて、加熱し
た溶融状態の溶媒に本発明の色素をそのまま溶解させて
用いることができ、また樹脂状分散剤や結合剤を併用し
て分散または溶解させて用いることもできる。このよう
な固体インクの具体的調整法については、特開平5−1
86723号、同7−70490号等の明細書に記載の
方法を参照することができる。
【0035】上記したような水系、油系、固体の各イン
クは、その飛翔時の粘度として40cps以下が好まし
く、30cps以下であることがより好ましい。
【0036】本発明のインクは、その飛翔時の表面張力
として20dyn/cm以上が好ましく、30〜80d
yn/cmであることが、より好ましい。
【0037】本発明の色素は、全インク量の0.1〜2
5重量%の範囲で使用されることが好ましく、0.5〜
10重量%の範囲であることがより好ましい。
【0038】本発明のインクにおいては、吐出安定性、
プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定
性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、
粘度調製剤、表面張力調製剤、比抵抗調製剤、皮膜形成
剤、分散剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を添加することもでき
る。
【0039】本発明のインクは、その使用する記録方式
に関して特に制約はないが、特にオンデマンド方式のイ
ンクジェットプリンタ用のインクとして好ましく使用す
ることができる。オンデマンド型方式としては、電気−
機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブ
ルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアー
モード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方
式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェッ
ト型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリッ
トジェット型等)、放電方式(例えば、スパークジェッ
ト型等)などを具体的な例として挙げることができる。
【0040】
【実施例】実施例により本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこの実施例における形態に限定されるもの
ではない。
【0041】実施例1 表1に記載の組成を有する各インク組成物を用いて、イ
ンクジェットプリンタMJ−5000C(セイコーエプ
ソン株式会社製、電気−機械変換方式)によって、イン
クジェット用専用紙スーパーファイン専用紙MJSP1
(セイコーエプソン社製)上に記録したサンプルを得
た。
【0042】このサンプルを用いて、耐光性、色調、保
存性およびドット形状の評価を行った結果を表1に示
す。尚、表1の各化合物量の単位はインクにおける重量
%である。
【0043】耐光性:キセノンフェードメーターにて2
4時間爆射した後のサンプルの未爆射サンプルからの可
視領域極大吸収波長における反射スペクトル濃度の低下
率。
【0044】耐光性(%)=(爆射試料極大吸収波長濃
度/未爆射試料極大吸収波長濃度)×100 色調:サンプルの390〜730nm領域のインターバ
ル10nmによる反射スペクトルを測定し、
【0045】
【外1】
【0046】
【表1】
【0047】
【化7】
【0048】表1から、本発明のインクを用いた場合、
耐光性、色調に優れていることが解る。尚、被記録媒体
として、スーパーファイン専用紙MJSP1のかわりに
専用光沢フィルムMJSP4(セイコーエプソン社製)
を使用した場合にも同様の良好な結果を得た。さらに、
本プリンタにおける連続吐出試験においても問題なく使
用でき、本発明のインクの電気−機械変換方式に対する
高い信頼性を確認した。
【0049】実施例2 表2に記載の組成を有する各インク組成物を用いて、イ
ンクジェットプリンタBJC−600J(キャノン社
製、電気−熱変換方式)によって、インクジェット用専
用紙カラーBJペーパー(LC−101)A4(キャノ
ン社製)上に記録したサンプルを得た。このサンプルを
用いて、耐光性、色調の評価を行った。結果を表2に示
す。尚、表2の各化合物量の単位はインクにおける重量
%である。また、評価項目の定義は実施例1と同様であ
る。
【0050】
【表2】
【0051】表2から、本発明のインクを用いた場合、
耐光性、色調に優れていることが解る。また、本プリン
タの系においてインクの熱時変質によるヘッドの異常等
は確認されず、電気−熱変換方式に対する適合性を持ち
合わせていることを確認した。
【0052】
【発明の効果】以上示したように、本発明のインクおよ
び記録方法を用いることで、耐光性と色調に優れた鮮明
なマゼンタの記録画像が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 仁士 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 石橋 大輔 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される色素を含有
    することを特徴とするインク。 【化1】 式中、R1はスルファモイル基を表し、R2は水素原子、
    アミノ基、アシルアミノ基、スルフォンアミド基、スル
    ファモイルアミノ基を表し、R3は水素原子または置換
    基を表す。R4、R5は各々水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、−
    SO3M基を表し、Mは水素原子、もしくはカチオン性
    基を表す。
  2. 【請求項2】 上記インクがインクジェット用インクで
    あることを特徴とする請求項1記載のインク。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインクを用いるこ
    とを特徴とする記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015809A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Xerox Corp 相変化インク含有着色剤組成物

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