JPH0911850A - シートベルトバックル - Google Patents
シートベルトバックルInfo
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- JPH0911850A JPH0911850A JP8152213A JP15221396A JPH0911850A JP H0911850 A JPH0911850 A JP H0911850A JP 8152213 A JP8152213 A JP 8152213A JP 15221396 A JP15221396 A JP 15221396A JP H0911850 A JPH0911850 A JP H0911850A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- latch plate
- buckle
- lock pin
- lock
- Prior art date
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B11/00—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
- A44B11/25—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
- A44B11/2503—Safety buckles
- A44B11/2507—Safety buckles actuated by a push-button
- A44B11/2523—Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/45—Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock]
- Y10T24/45225—Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock] including member having distinct formations and mating member selectively interlocking therewith
- Y10T24/45602—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity
- Y10T24/45623—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T24/45623—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor
- Y10T24/4566—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor including slidably connected and guided element on receiving member
- Y10T24/45665—Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor including slidably connected and guided element on receiving member for shifting pivotally connected interlocking component
Abstract
(57)【要約】
【目的】きわめて大きな力がラッチプレートに引出し方
向に加えられても、ラッチプレートが誤ってバックルか
ら引き出されるのを確実に防止する。 【構成】バックルに挿入されたラッチプレート24の開
口26に係合可能なロックバー18を有し、このロック
バー18に関係されたスライダー16は、ロックピン1
2の下に位置されて、リリースボタン20が押された時
を除いてロックバー18が開口26から離脱するのを防
止する。スライダー16に対面するロックピン12の面
に1つ以上の突起28が設けられている。ロックバー1
8が開口26に係合されているとき、きわめて大きな荷
重Lがラッチプレート24に作用すると、突起28がス
ライダー16に食い込んで、ロックピン12に対してス
ライダー16が摺動するのを阻止し、ラッチプレート2
4がバックルから不意に引き出されるのが防止される。
向に加えられても、ラッチプレートが誤ってバックルか
ら引き出されるのを確実に防止する。 【構成】バックルに挿入されたラッチプレート24の開
口26に係合可能なロックバー18を有し、このロック
バー18に関係されたスライダー16は、ロックピン1
2の下に位置されて、リリースボタン20が押された時
を除いてロックバー18が開口26から離脱するのを防
止する。スライダー16に対面するロックピン12の面
に1つ以上の突起28が設けられている。ロックバー1
8が開口26に係合されているとき、きわめて大きな荷
重Lがラッチプレート24に作用すると、突起28がス
ライダー16に食い込んで、ロックピン12に対してス
ライダー16が摺動するのを阻止し、ラッチプレート2
4がバックルから不意に引き出されるのが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
用いられるシートベルトのバックルの技術分野に属す
る。
用いられるシートベルトのバックルの技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】シートベルトに取り付けられたラッチプ
レートがバックルのスロット内に挿入されるシートベル
トバックルは、周知である。シートベルトおよびバック
ルは、車体に固定されている。バックルのロックバーが
ラッチプレートの開口と係脱可能に係合して、特に車両
の事故などの際にラッチプレートがバックルから外れな
いようにされており、これにより座席の乗員が拘束され
る。バックルのリリースボタンを押すことによりロック
バーをラッチプレートから解離して、ラッチプレートが
バックルから解放され、シートベルトが乗員から取り除
かれる。
レートがバックルのスロット内に挿入されるシートベル
トバックルは、周知である。シートベルトおよびバック
ルは、車体に固定されている。バックルのロックバーが
ラッチプレートの開口と係脱可能に係合して、特に車両
の事故などの際にラッチプレートがバックルから外れな
いようにされており、これにより座席の乗員が拘束され
る。バックルのリリースボタンを押すことによりロック
バーをラッチプレートから解離して、ラッチプレートが
バックルから解放され、シートベルトが乗員から取り除
かれる。
【0003】従来のバックルは、ベースを含む剛性のフ
レームと、このフレームの長手方向にラッチプレートを
ガイドするよう適用されている立設した一対の側壁と、
これらの側壁間でフレームを横切る方向に延設され、ベ
ースの上方に間隔をおいて配設されているロックピン
と、フレームに下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置との
間で揺動可能に取り付けられ、ラッチプレートを所定位
置に保持するためにそのラッチプレートの開口に係合可
能な下方に突出したロックバーを備えているロッキング
レバーと、前記ロックピンの下に配設され、下方ラッチ
位置にロッキングレバーを保持する第1の位置と前記ロ
ッキングレバーの上方非ラッチ位置への揺動を許容する
第2の位置との間でロッキングレバーの長手方向に摺動
可能なスライダーと、このスライダーを第1の位置に付
勢するスライダー付勢スプリングとからなっている。
レームと、このフレームの長手方向にラッチプレートを
ガイドするよう適用されている立設した一対の側壁と、
これらの側壁間でフレームを横切る方向に延設され、ベ
ースの上方に間隔をおいて配設されているロックピン
と、フレームに下方ラッチ位置と上方非ラッチ位置との
間で揺動可能に取り付けられ、ラッチプレートを所定位
置に保持するためにそのラッチプレートの開口に係合可
能な下方に突出したロックバーを備えているロッキング
レバーと、前記ロックピンの下に配設され、下方ラッチ
位置にロッキングレバーを保持する第1の位置と前記ロ
ッキングレバーの上方非ラッチ位置への揺動を許容する
第2の位置との間でロッキングレバーの長手方向に摺動
可能なスライダーと、このスライダーを第1の位置に付
勢するスライダー付勢スプリングとからなっている。
【0004】リリースボタンはスライダーを第2の位置
に押すために設けられており、スライダーはスライダー
付勢スプリングにより弾性的に付勢されてロックピンの
後部に当接し、ロッキングレバーを上方非ラッチ位置に
保持している。バックルのスロットにラッチプレートを
挿入することにより、スライダーが解除され、スライダ
ー付勢スプリングがこのスライダーをロックピンの下の
第1の位置の方へ付勢し、ロッキングレバーがラッチプ
レートの開口をロックバーに係合させる下方ラッチ位置
に回動するようになっている。
に押すために設けられており、スライダーはスライダー
付勢スプリングにより弾性的に付勢されてロックピンの
後部に当接し、ロッキングレバーを上方非ラッチ位置に
保持している。バックルのスロットにラッチプレートを
挿入することにより、スライダーが解除され、スライダ
ー付勢スプリングがこのスライダーをロックピンの下の
第1の位置の方へ付勢し、ロッキングレバーがラッチプ
レートの開口をロックバーに係合させる下方ラッチ位置
に回動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のバックルにおいては、バックルのスロットからラ
ッチプレートを解放しようとする力がラッチプレートに
作用されたとき、この力の作用はロックバーおよびロッ
キングレバーを上方に回動させようとする。しかし、こ
の動きはロッキングレバーとロックピンの間に位置して
いるスライダーにより阻止される。したがって、力の合
力はロックピンに伝えられる。しかしながら、激しい事
故が起きた場合などのように、ラッチプレートがきわめ
て大きな外力を受けるときは、スライダーとロックピン
との間の力により、ロックピンの下からスライダーが滑
り出て、これによりロッキングレバーが回動し、ロック
バーがラッチプレートの開口から離脱する。その結果、
バックルが誤ってラッチプレートを解放し、座席の乗員
は、もはや拘束されなくなってしまう。
従来のバックルにおいては、バックルのスロットからラ
ッチプレートを解放しようとする力がラッチプレートに
作用されたとき、この力の作用はロックバーおよびロッ
キングレバーを上方に回動させようとする。しかし、こ
の動きはロッキングレバーとロックピンの間に位置して
いるスライダーにより阻止される。したがって、力の合
力はロックピンに伝えられる。しかしながら、激しい事
故が起きた場合などのように、ラッチプレートがきわめ
て大きな外力を受けるときは、スライダーとロックピン
との間の力により、ロックピンの下からスライダーが滑
り出て、これによりロッキングレバーが回動し、ロック
バーがラッチプレートの開口から離脱する。その結果、
バックルが誤ってラッチプレートを解放し、座席の乗員
は、もはや拘束されなくなってしまう。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、きわめて大きな力がラッ
チプレートに、このラッチプレートがバックルから引き
出される方向に加えられても、ラッチプレートが誤って
バックルから解放されるのを確実に防止できるシートベ
ルトバックルを提供することである。
たものであって、その目的は、きわめて大きな力がラッ
チプレートに、このラッチプレートがバックルから引き
出される方向に加えられても、ラッチプレートが誤って
バックルから解放されるのを確実に防止できるシートベ
ルトバックルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、車両のシートベルトのための
バックルであって、ベースと立設された左右両側壁とを
有するフレームと、両側壁間に延設されたロックピン
と、前記シートベルトに連結されたラッチプレートの開
口に係合可能なロックバーと、前記ロックバーに関係さ
れ、前記ロックバーが前記ラッチプレートの前記開口に
係合した状態で前記ロックピンの下に保持されるスライ
ダーと、前記スライダーを前記ロックピンの下から離脱
させて前記ロックバーを前記ラッチプレートの前記開口
との係合から解除するリリースボタンとからなり、前記
スライダーと対面する前記ロックピンの面に、1つ以上
の突起が設けられており、その突起はスライダーの材料
を変形させることが可能なことを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、車両のシートベルトのための
バックルであって、ベースと立設された左右両側壁とを
有するフレームと、両側壁間に延設されたロックピン
と、前記シートベルトに連結されたラッチプレートの開
口に係合可能なロックバーと、前記ロックバーに関係さ
れ、前記ロックバーが前記ラッチプレートの前記開口に
係合した状態で前記ロックピンの下に保持されるスライ
ダーと、前記スライダーを前記ロックピンの下から離脱
させて前記ロックバーを前記ラッチプレートの前記開口
との係合から解除するリリースボタンとからなり、前記
スライダーと対面する前記ロックピンの面に、1つ以上
の突起が設けられており、その突起はスライダーの材料
を変形させることが可能なことを特徴としている。
【0008】また請求項2の発明は、前記スライダーが
プラスチック材料で形成されていることを特徴としてい
る。更に請求項3の発明は、前記突起が前記ロックピン
の長手方向に沿う2つのうねからなることを特徴として
いる。
プラスチック材料で形成されていることを特徴としてい
る。更に請求項3の発明は、前記突起が前記ロックピン
の長手方向に沿う2つのうねからなることを特徴として
いる。
【0009】更に請求項4の発明は、バックルに挿入さ
れたラッチプレートに、限界荷重よりも大きな力が前記
ラッチプレートの挿入方向と逆の方向に加えられたと
き、前記突起が前記スライダーに食い込むことを特徴と
している。
れたラッチプレートに、限界荷重よりも大きな力が前記
ラッチプレートの挿入方向と逆の方向に加えられたと
き、前記突起が前記スライダーに食い込むことを特徴と
している。
【0010】
【作用】このように構成された本発明のバックルによれ
ば、バックルに挿入されたラッチプレートに、限界荷重
よりも大きな力がラッチプレートの挿入方向と逆の方向
に加えられると、ロックピンに設けられた突起がスライ
ダーに食い込み、ロックピンに対してスライダーが摺動
するのが阻止される。これにより、スライダーはロック
バーをラッチプレートの開口に係合した状態に保持す
る。したがって、このような大きな力がラッチプレート
に加えられても、ラッチプレートがバックルから不意に
解放されるのが防止される。
ば、バックルに挿入されたラッチプレートに、限界荷重
よりも大きな力がラッチプレートの挿入方向と逆の方向
に加えられると、ロックピンに設けられた突起がスライ
ダーに食い込み、ロックピンに対してスライダーが摺動
するのが阻止される。これにより、スライダーはロック
バーをラッチプレートの開口に係合した状態に保持す
る。したがって、このような大きな力がラッチプレート
に加えられても、ラッチプレートがバックルから不意に
解放されるのが防止される。
【0011】また、通常の状態では突起のスライダーへ
の食い込みがなく、また前述の限界荷重よりも大きな力
が作用した後の取り除かれた状態では、突起のスライダ
ーへの食い込みがほとんど減少する。したがって、通常
の状態および前述の大きな力の除去後では、リリースボ
タンを押すことによりスライダーが移動されてロックピ
ンの下から脱出し、通常のバックルの機能を妨げること
はない。
の食い込みがなく、また前述の限界荷重よりも大きな力
が作用した後の取り除かれた状態では、突起のスライダ
ーへの食い込みがほとんど減少する。したがって、通常
の状態および前述の大きな力の除去後では、リリースボ
タンを押すことによりスライダーが移動されてロックピ
ンの下から脱出し、通常のバックルの機能を妨げること
はない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明のシ
ートベルトバックルの実施の形態を説明する。図1は、
本発明のシートベルトバックルの実施の形態の一例を示
し、その一部がヨーロッパ特許公開第0452464号
公報(EP-0452464B)に開示されたバックルと同様の例を
示す部分断面図である。
ートベルトバックルの実施の形態を説明する。図1は、
本発明のシートベルトバックルの実施の形態の一例を示
し、その一部がヨーロッパ特許公開第0452464号
公報(EP-0452464B)に開示されたバックルと同様の例を
示す部分断面図である。
【0013】図1に示すように、この例のバックルは、
ロックピン12により結合されている左右両側壁(図1
には一側の側壁のみが符号なしで示されている)を有す
る溝型断面形状のフレーム10から構成されている。こ
れらの両側壁間には、ロッキングレバー14が図におい
て上下方向に回動可能に設けられており、このロッキン
グレバー14の上には、スライダー付勢スプリング(図
示せず)により左方へ付勢されているプラスチック製の
スライダー16が摺動可能に設けられている。また、ロ
ッキングレバー14は、下方に延設されたロックバー1
8を備えている。
ロックピン12により結合されている左右両側壁(図1
には一側の側壁のみが符号なしで示されている)を有す
る溝型断面形状のフレーム10から構成されている。こ
れらの両側壁間には、ロッキングレバー14が図におい
て上下方向に回動可能に設けられており、このロッキン
グレバー14の上には、スライダー付勢スプリング(図
示せず)により左方へ付勢されているプラスチック製の
スライダー16が摺動可能に設けられている。また、ロ
ッキングレバー14は、下方に延設されたロックバー1
8を備えている。
【0014】また、リリースボタン20がフレーム10
に対して軸方向に相対摺動可能に設けられており、この
リリースボタン20はスライダー16と係合可能な当接
端22を有している。リリースボタン20が右方に押さ
れたとき、スライダー16は同様に右方へ移動してロッ
クピン12の下端から離脱し、その結果ロッキングレバ
ー14がスプリング(図示せず)の作用により時計方向
に回動するようになっている。
に対して軸方向に相対摺動可能に設けられており、この
リリースボタン20はスライダー16と係合可能な当接
端22を有している。リリースボタン20が右方に押さ
れたとき、スライダー16は同様に右方へ移動してロッ
クピン12の下端から離脱し、その結果ロッキングレバ
ー14がスプリング(図示せず)の作用により時計方向
に回動するようになっている。
【0015】リリースボタン20の底面とフレーム10
の一部の上面との間には、開口26を有するラッチプレ
ート24が挿入される長穴が形成されている。ロックバ
ー18は、このラッチプレート24の開口26に係脱可
能とされており、図1ではロックバー18が開口26に
係合された状態で示されている。そして、ロックバー1
8はロッキングレバー14の回動を妨げるロックピン1
2の作用により、通常のバックルとラッチプレート24
との係合状態ではこの位置に保持されている。
の一部の上面との間には、開口26を有するラッチプレ
ート24が挿入される長穴が形成されている。ロックバ
ー18は、このラッチプレート24の開口26に係脱可
能とされており、図1ではロックバー18が開口26に
係合された状態で示されている。そして、ロックバー1
8はロッキングレバー14の回動を妨げるロックピン1
2の作用により、通常のバックルとラッチプレート24
との係合状態ではこの位置に保持されている。
【0016】リリースボタン20が右方へ移動される
と、スライダー16が右方へ移動してロックピン12の
下端から離脱するので、レバー14が回動し、ロックバ
ー18が開口26から離脱する。その結果、ラッチプレ
ート24は、ベルトを引くことによりバックルから取り
除かれるか、より一般には、ばね付勢されたイジェクタ
(図示せず)によりバックルから押し出されるようにな
っている。
と、スライダー16が右方へ移動してロックピン12の
下端から離脱するので、レバー14が回動し、ロックバ
ー18が開口26から離脱する。その結果、ラッチプレ
ート24は、ベルトを引くことによりバックルから取り
除かれるか、より一般には、ばね付勢されたイジェクタ
(図示せず)によりバックルから押し出されるようにな
っている。
【0017】ところで本例のバックルによれば、スライ
ダー16に面し、かつロッキングレバー14の回動およ
びラッチプレート24の開口26からのロックバー18
の離脱を防止するロックピン12の底面には、1つ以上
の突起28が設けられている。力Lがラッチプレート2
4に、バックルからラッチプレート24を引き出そうと
するように加えられたとき、スライダー16をロックピ
ン12に向かって付勢する力の成分Fもまた生じる。こ
のロックピン12は、例えば比較的硬い金属から一般的
に形成され、スライダー16は、例えばプラスチックか
ら一般的に形成されている。
ダー16に面し、かつロッキングレバー14の回動およ
びラッチプレート24の開口26からのロックバー18
の離脱を防止するロックピン12の底面には、1つ以上
の突起28が設けられている。力Lがラッチプレート2
4に、バックルからラッチプレート24を引き出そうと
するように加えられたとき、スライダー16をロックピ
ン12に向かって付勢する力の成分Fもまた生じる。こ
のロックピン12は、例えば比較的硬い金属から一般的
に形成され、スライダー16は、例えばプラスチックか
ら一般的に形成されている。
【0018】図2(a)に示されているように、突起2
8はロックピン12とスライダー16との間の接触面積
を減少するので、力が2つの構成要素間で与えられるた
め、接触点での応力はきわめて増大するようになる。ラ
ッチプレート24に加えられる力が限界荷重を超えると
き、突起28はスライダー16に食い込み始める。これ
により、ロックピン12とスライダー16との間の接触
面積が増加し、スライダー16の上面の応力が減少され
るようになる。
8はロックピン12とスライダー16との間の接触面積
を減少するので、力が2つの構成要素間で与えられるた
め、接触点での応力はきわめて増大するようになる。ラ
ッチプレート24に加えられる力が限界荷重を超えると
き、突起28はスライダー16に食い込み始める。これ
により、ロックピン12とスライダー16との間の接触
面積が増加し、スライダー16の上面の応力が減少され
るようになる。
【0019】図2(b)に示されているように、突起2
8は変形したスライダー16内に食い込んで、ロックピ
ン12の表面をスライダー16が横方向に摺動すること
およびその必然的な結果としてラッチプレート24がバ
ックルから不意に解放されるのを防止するようになって
いる。ラッチプレート24に加えられた荷重Lが減少
し、力Fがゼロになると、図2(c)に示されているよ
うに、スライダー16はいくらか弾性変形しているため
元の形へ部分的に戻るが、塑性変形により起きたスライ
ダー16のいくらかの永久的な変形は残ったままとな
る。しかしながら、この永久的変形は、リリースボタン
20によるバックルの通常の解離操作には全くまたはほ
とんど影響を与えることはなく、バックルは通常の機能
を発揮することができる。
8は変形したスライダー16内に食い込んで、ロックピ
ン12の表面をスライダー16が横方向に摺動すること
およびその必然的な結果としてラッチプレート24がバ
ックルから不意に解放されるのを防止するようになって
いる。ラッチプレート24に加えられた荷重Lが減少
し、力Fがゼロになると、図2(c)に示されているよ
うに、スライダー16はいくらか弾性変形しているため
元の形へ部分的に戻るが、塑性変形により起きたスライ
ダー16のいくらかの永久的な変形は残ったままとな
る。しかしながら、この永久的変形は、リリースボタン
20によるバックルの通常の解離操作には全くまたはほ
とんど影響を与えることはなく、バックルは通常の機能
を発揮することができる。
【0020】突起28を有するロックピン12は、従来
のロックピンに凹部(リセス)を形成する方法などの多
くの方法によって製造されてもよい。ここで図示された
例では、突起28はロックピン12の長手に沿う2つの
うねからなっている。もちろん、突起28としては、1
つ以上のうねや表面のこぶなどを始め、他の形状も可能
である。
のロックピンに凹部(リセス)を形成する方法などの多
くの方法によって製造されてもよい。ここで図示された
例では、突起28はロックピン12の長手に沿う2つの
うねからなっている。もちろん、突起28としては、1
つ以上のうねや表面のこぶなどを始め、他の形状も可能
である。
【0021】本発明に従ったシートベルトバックルの一
例として、ラッチプレート24における引き出し限界荷
重は20kNであるが、種々の応用のために、この限界荷
重は、たとえば10、15、20もしくは25kNなどの
異なる値に設定してもよいことはもちろんである。実験
した結果、ラッチプレート24における引き出し荷重が
20kNの荷重では、スライダー16をロックピン12に
対して押圧する力Fは1.3kNであった。スライダー1
6の材料は100MPaの降伏応力を有している。このこ
とは、この荷重でスライダー16を変形させるには、接
触面積が13mm2以下でなければならないこと示してい
る。従来の周知のロックピン12のスライダー16との
接触面積は13.4mm2であり、スライダー16を変形さ
せることはできない。
例として、ラッチプレート24における引き出し限界荷
重は20kNであるが、種々の応用のために、この限界荷
重は、たとえば10、15、20もしくは25kNなどの
異なる値に設定してもよいことはもちろんである。実験
した結果、ラッチプレート24における引き出し荷重が
20kNの荷重では、スライダー16をロックピン12に
対して押圧する力Fは1.3kNであった。スライダー1
6の材料は100MPaの降伏応力を有している。このこ
とは、この荷重でスライダー16を変形させるには、接
触面積が13mm2以下でなければならないこと示してい
る。従来の周知のロックピン12のスライダー16との
接触面積は13.4mm2であり、スライダー16を変形さ
せることはできない。
【0022】ロックピン12は、少なくとも0.2mmだ
けスライダー16に食い込むことが好ましく、好ましい
例では、図2(a)に示す、突起28がロックピン12
から突出する距離dは0.3mmである。この実施の形態
の例は、例えとして図面に関連したのみの特定の例であ
り、本発明は、これに限定されるものではない。
けスライダー16に食い込むことが好ましく、好ましい
例では、図2(a)に示す、突起28がロックピン12
から突出する距離dは0.3mmである。この実施の形態
の例は、例えとして図面に関連したのみの特定の例であ
り、本発明は、これに限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシートベルトバックルによれば、ロックピンの、スラ
イダーに面する側に突起を設け、ラッチプレートにバッ
クルからこのラッチプレートを引き出そうとするきわめ
て大きな外力が加えられたとき、このロックピンの突起
がスライダーに食い込むようにしているので、スライダ
ーがロックピンの下からスリップして離脱することを阻
止できる。したがって、このような外力がラッチプレー
トに不意に加えられても、ラッチプレートがバックルか
ら離脱するのを確実に防止できるようになる。
のシートベルトバックルによれば、ロックピンの、スラ
イダーに面する側に突起を設け、ラッチプレートにバッ
クルからこのラッチプレートを引き出そうとするきわめ
て大きな外力が加えられたとき、このロックピンの突起
がスライダーに食い込むようにしているので、スライダ
ーがロックピンの下からスリップして離脱することを阻
止できる。したがって、このような外力がラッチプレー
トに不意に加えられても、ラッチプレートがバックルか
ら離脱するのを確実に防止できるようになる。
【0024】更に、通常の状態では突起のスライダーへ
の食い込みがなく、また前述の限界荷重よりも大きな力
が作用した後の取り除かれた状態では、突起のスライダ
ーへの食い込みがほとんど減少するようになるので、通
常の状態および前述の大きな力の除去後では、リリース
ボタンを押すことによりスライダーを移動させることが
できる。したがって、通常の状態および前述の大きな力
の除去後は、通常のバックルの機能を確実に行うことが
できる。
の食い込みがなく、また前述の限界荷重よりも大きな力
が作用した後の取り除かれた状態では、突起のスライダ
ーへの食い込みがほとんど減少するようになるので、通
常の状態および前述の大きな力の除去後では、リリース
ボタンを押すことによりスライダーを移動させることが
できる。したがって、通常の状態および前述の大きな力
の除去後は、通常のバックルの機能を確実に行うことが
できる。
【図1】 本発明のシートベルトバックルの実施の形態
の一例を、ラッチプレートが挿入された状態で示す部分
断面図である。
の一例を、ラッチプレートが挿入された状態で示す部分
断面図である。
【図2】 図1に示す例のシートベルトバックルの作用
を説明し、(a)は通常状態を示す図、(b)はラッチ
プレートにきわめて大きな外力が加えられて突起がスラ
イダーに食い込んだ状態を示す図、(c)はラッチプレ
ートに加えられた外力が減少したときの状態を示す図で
ある。
を説明し、(a)は通常状態を示す図、(b)はラッチ
プレートにきわめて大きな外力が加えられて突起がスラ
イダーに食い込んだ状態を示す図、(c)はラッチプレ
ートに加えられた外力が減少したときの状態を示す図で
ある。
10…フレーム、12…ロックピン、14…ロッキング
レバー、16…スライダー、18…ロックバー、20…
リリースボタン、22…当接端、24…ラッチプレー
ト、26…開口、28…突起
レバー、16…スライダー、18…ロックバー、20…
リリースボタン、22…当接端、24…ラッチプレー
ト、26…開口、28…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジョン ジャクソン 英国 ビーティー42 1エヌゼット アン トリウム州カリバッキィ ヒルマウント ロード 47 (72)発明者 コタロ キタイ 英国 ダウン州 ハリウッド バンガー ロード 78
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のシートベルトのためのバックルで
あって、 ベースと立設された左右両側壁とを有するフレームと、 両側壁間に延設されたロックピンと、 前記シートベルトに連結されたラッチプレートの開口に
係合可能なロックバーと、 前記ロックバーに関係され、前記ロックバーが前記ラッ
チプレートの前記開口に係合した状態で前記ロックピン
の下に保持されるスライダーと、 前記スライダーを前記ロックピンの下から離脱させて前
記ロックバーを前記ラッチプレートの前記開口との係合
から解除するリリースボタンとからなり、 前記スライダーと対面する前記ロックピンの面に、1つ
以上の突起が設けられており、その突起はスライダーの
材料を変形させることが可能なことを特徴とするバック
ル。 - 【請求項2】 前記スライダーは、プラスチック材料で
形成されていることを特徴とする請求項1記載のバック
ル。 - 【請求項3】 前記突起は、前記ロックピンの長手方向
に沿う2つのうねからなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載のバックル。 - 【請求項4】 バックルに挿入されたラッチプレート
に、限界荷重よりも大きな力が前記ラッチプレートの挿
入方向と逆の方向に加えられたとき、前記突起が前記ス
ライダーに食い込むことを特徴とする請求項1ないし3
のいずれか1に記載のバックル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9513160A GB2302705A (en) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | Seat belt buckle |
GB9513160.3 | 1995-06-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911850A true JPH0911850A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=10776804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152213A Pending JPH0911850A (ja) | 1995-06-28 | 1996-06-13 | シートベルトバックル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5718020A (ja) |
EP (1) | EP0750862B1 (ja) |
JP (1) | JPH0911850A (ja) |
DE (1) | DE69600164T2 (ja) |
GB (1) | GB2302705A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006054796A1 (en) | 2004-11-19 | 2006-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing apparatus, method of manufacturing ink absorber, and ink absorber |
US7654662B2 (en) | 2004-11-19 | 2010-02-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing method and ink jet printing apparatus |
US7988276B2 (en) | 2004-11-19 | 2011-08-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing method and ink jet printing apparatus |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2329214A (en) * | 1997-09-10 | 1999-03-17 | Europ Component Co Ltd | Seat belt buckle |
US7144688B2 (en) * | 2003-05-22 | 2006-12-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photothermographic material and image forming method |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3121289A (en) * | 1962-02-23 | 1964-02-18 | Esco Corp | Retainer for excavating tooth |
GB2218457B (en) * | 1988-05-11 | 1992-03-18 | Gen Motors Corp | Seat belt buckle. |
GB2218458B (en) * | 1988-05-11 | 1992-04-15 | Gen Motors Corp | Seat belt buckle |
GB2238074A (en) * | 1989-11-06 | 1991-05-22 | Europ Components Corp | Seat belt buckle. |
US5210915A (en) * | 1989-11-06 | 1993-05-18 | European Components Corporation | Seat belt buckle |
US5123147A (en) * | 1990-09-20 | 1992-06-23 | Pacific Scientific Company | Restraint harness buckle assembly and method of making |
GB9409246D0 (en) * | 1994-05-10 | 1994-06-29 | Alliedsignal Ltd | Buckle mechanism |
-
1995
- 1995-06-28 GB GB9513160A patent/GB2302705A/en not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-06-13 JP JP8152213A patent/JPH0911850A/ja active Pending
- 1996-06-21 EP EP96304617A patent/EP0750862B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-21 DE DE69600164T patent/DE69600164T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-24 US US08/668,934 patent/US5718020A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006054796A1 (en) | 2004-11-19 | 2006-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing apparatus, method of manufacturing ink absorber, and ink absorber |
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US7988276B2 (en) | 2004-11-19 | 2011-08-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing method and ink jet printing apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69600164T2 (de) | 1998-09-03 |
GB2302705A (en) | 1997-01-29 |
US5718020A (en) | 1998-02-17 |
EP0750862A1 (en) | 1997-01-02 |
DE69600164D1 (de) | 1998-03-26 |
GB9513160D0 (en) | 1995-08-30 |
EP0750862B1 (en) | 1998-02-18 |
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