JPH09117609A - 消泡剤 - Google Patents
消泡剤Info
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- JPH09117609A JPH09117609A JP30203895A JP30203895A JPH09117609A JP H09117609 A JPH09117609 A JP H09117609A JP 30203895 A JP30203895 A JP 30203895A JP 30203895 A JP30203895 A JP 30203895A JP H09117609 A JPH09117609 A JP H09117609A
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Abstract
た消泡剤を提供する。 【解決手段】 平均分子量が200〜7000である次
式(1)で示されるポリオキシアルキレン化合物の1種
または2種以上を含有する。 (R1-W-)k R2 [-X-A-Y-R3(-Z-R4)m]n (1) [式中、Aは炭素原子数2〜8のアルキレンオキシドの
付加重合体、R1は炭素原子数24以下の有機基、R2は
炭素原子数3〜11の多価アルコール、ポリカルボン酸
またはオキシカルボン酸の反応残基、R3およびR4は水
素原子または炭素原子数24以下の有機基を示す。kは
1.5〜2.5、nは0.5〜2.5、mは0〜2を示
す。Xはエーテル結合またはエステル結合、W、Yおよ
びZはエステル結合,エーテル結合またはウレタン結合
を示す。]
Description
に詳しくは、抑泡持続性および初期破泡性を共に向上さ
せた紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗
料工業、化学工業、廃棄物処理などの工程および排水処
理工程で利用できる消泡剤に関するものである。
比較して様々な優れた性質を持っているので紙パルプ工
業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗料工業、化学工
業、廃棄物処理など発泡をともなう工業に広く使用され
ている。各種工業において発泡の原因となる物質を含む
系に対し温度、PH、設備等の物理的あるいは化学的要
因が加わり発泡を誘発し、製品品質の低下、生産効率の
低下、原料のロスといった事態を招くことが度々ある。
そこでこれらの問題解決のため必要に応じて消泡剤の添
加がなされている。
ルにアルキレンオキシドを付加させたものや更に脂肪酸
などでエステル化したもの(特公昭50−5157号、
特公昭49−38923号、特公昭50−1475号各
公報)、ポリオキシアルキレンを脂肪酸でエステル化し
たもの(特公昭45−7973号公報)、またポリオキ
シアルキレンの金属塩にハロゲン化アルキルを反応させ
エーテル結合を形成させたもの(特開昭50−4282
号、特開平2−289526号各公報)などが知られて
いる。
る目的でアルキレンオキシド被付加物質の種類、アルキ
レンオキシドの種類、アルキレンオキシドの付加する位
置または量または順序などに工夫すべき点が特公昭41
−7439号、特公平6−79642号、特開昭56−
169583号、特開昭52−83408号、特開昭5
7−119807号、特開昭59−132908号、特
開昭60−7908号、特開昭61−178005、特
開昭61−293508号および特開昭62−2509
17号各公報に記載されている。
種類、付加する位置、量または順序を変えて初期破泡性
または抑泡持続性を改善する方法では、エチレンオキシ
ドの分子全体に占める割合が大きい程、また、分子の末
端に近づく程初期破泡性に優れたものとなる反面、抑泡
持続性に劣る欠点があった。一方、エチレンオキシドの
分子全体に占める割合が小さい程、また、分子の末端よ
り遠い程、抑泡持続性に優れるが、初期破泡性に劣ると
いう欠点があった。したがって、従来、初期破泡性およ
び抑泡持続性の両者を同時に満足するポリエーテル系消
泡剤を得ることは極めて困難であった。このように従来
のポリエーテル系消泡剤は、初期破泡性と抑泡持続性の
いずれかを改善しようとするものであり、これらを同時
に改善し得るものはなかった。
よび初期破泡性を共に向上させた消泡剤を提供すること
を目的とするものである。すなわち、本発明の消泡剤組
成物は、平均分子量が200〜7000である次式
(1)で示されるポリオキシアルキレン化合物の1種ま
たは2種以上を含有することを特徴とするものである。 (R1-W-)k R2 [-X-A-Y-R3(-Z-R4)m]n (1) [式中、Aは炭素原子数2〜8のアルキレンオキシドの
1種または2種以上のランダムおよび/またはブロック
付加重合体、R1は炭素原子数24以下の有機基の1種
または2種以上、R2は炭素原子数3〜11の多価アル
コール、ポリカルボン酸またはオキシカルボン酸の反応
残基、R3およびR4は水素原子または炭素原子数24以
下の有機基の1種または2種以上を示す。kは1.5〜
2.5、nは0.5〜2.5、mは0〜2を示す。ただ
し、m=0の場合はR3が水素原子、アルキル基、アル
ケニル基またはアリール基である。Xはエーテル結合ま
たはエステル結合、W、YおよびZはエステル結合,エ
ーテル結合またはウレタン結合の1種または2種以上を
示す。または、R2が炭素原子数6〜24のモノヒドロ
キシ脂肪酸または1官能エポキシ化合物の反応残基であ
り、kは1、nは1であることを示す。]
化合物の平均分子量は200〜7000であり、好まし
くは500〜5000である。200未満であると抑泡
持続性が低下する。7000より大きいと初期破泡性が
低下し、また、高粘度となり取扱の悪いものとなる。
シドの1種または2種以上のランダムおよび/またはブ
ロック付加重合体であり、アルキレンオキシドの具体例
としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブ
チレンオキシド、スチレンオキシド、オキセタン、3,
3−ビス(クロルメチル)オキセタン、テトラヒドロフ
ランなどが挙げられ、好ましくはエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシドである。
であり、好ましくは2〜4である。2未満または8より
大きいと初期破泡性が低下する。
種または2種以上である。R1を形成できる化合物の具
体例としては、メタノール、エタノール、ブタノール、
2−エチルヘキシルアルコール、デシルアルコール、ド
デシルアルコール、トリデシルアルコール、ヘキサデシ
ルアルコール、オクタデシルアルコール、オクタデセニ
ルアルコール、イソオクタデシルアルコール、エイコサ
ニルアルコール、フェノール、ベンジルアルコール、ノ
ニルフェノール、ジノニルフェノールなどのアルコール
類、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、オクタン酸、デカ
ン酸、ドデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、
オクタデセン酸、イソオクタデカン酸、エイコサン酸、
ドコサン酸、ナフテン酸、トール油脂肪酸などの有機
酸、無水酢酸、無水プロピオン酸などの酸無水物、プロ
ピオン酸クロリド、ベンゾイルクロリド、ステアリン酸
ブロミドなどの酸ハロゲン化物、プロピオン酸エチル、
オレイン酸メチル、ステアリン酸メチル、大豆油、ヤシ
油、ナタネ油、ヒマシ油、牛脂などのエステル化合物、
メチルクロリド、プロピルブロミド、ブチルクロリド、
オクチルブロミド、ラウリルクロリド、ミリスチルブロ
ミド、セチルブロミド、ステアリルブロミド、メチレン
クロリドなどのハロゲン化合物、メチルグリシジルエー
テル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルテ
ーテル、ペンチルグリシジルエーテル、ヘプチルグリシ
ジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテ
ル、ノニルグリシジルエーテル、デカニルグリシジルエ
ーテル、フェニルグリシジルエーテル、ブチルフェニル
グリシジルエーテル、スチレンオキシド、エポキシヘキ
サン、エポキシヘプタン、エポキシトリデカン、エポキ
シペンタデカン、エポキシオクタデカンなどエポキシ化
合物、プロピルイソシアナート、オクタデシルイソシア
ナートなどのイソシアナート化合物などが挙げられる。
この他にジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ジアゾメタンま
たはジケテンなどが使用できる。
しくは3〜18である。24より大きいと初期破泡性が
低下する。
ル、ポリカルボン酸またはオキシカルボン酸の反応残基
であり、多価アルコールの具体例としては、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
トリメチロールオクタン、ヘキサントリオール、ジグリ
セリン、ペンタエリスリトール、ソルビタンなどが挙げ
られる。ポリカルボン酸の具体例としては、ブタンテト
ラカルボン酸などが挙げられ、オキシカルボン酸の具体
例としては、リンゴ酸、ジメチロールブタン酸、クエン
酸、酒石酸などが挙げられる。なお、R2がグリセリル
基またはポリグリセリル基である場合、グリセリンまた
はポリグリセリンを反応の出発物質とできる他、グリシ
ジルエーテル化合物またはグリセリン誘導体などまたは
これらの反応生成物を出発物質としてもよい。
しくは3〜6である。3未満であると初期破泡性および
抑泡持続性が低下し、11より大きいと初期破泡性が低
下する。
の有機基の1種または2種以上である。具体例として
は、R1と同じものまたはグリセリン、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールオク
タン、ヘキサントリオール、リンゴ酸、ジメチロールブ
タン酸などの反応残基が挙げられる。
しくは18以下である。24より大きいと初期破泡性が
低下する。
の有機基の1種または2種以上である。具体例として
は、R1と同じものが挙げられる。
しくは3〜18である。24より大きいと初期破泡性が
低下する。
1.7〜2.3、特に好ましくは2である。1.5未満
であると抑泡持続性が低下し、2.5より大きいと初期
破泡性が低下する。なお、R2、R1の種類や合成ルート
によりkは0、1、2、3、4などを含む統計学的分布
となる場合があるが(実施例1、2、3、4、7、1
0、16、比較例5、7)、この場合kはこれらの平均
値を示す。
0.7〜2.3、特に好ましくは1または2である。
0.5未満であると初期破泡性が低下し、2.5より大
きいと高粘度となり取扱の悪いものとなるばかりでなく
抑泡持続性が低下する。なお、nはkと同様に統計学的
分布となることがあるがこの場合これらの平均値を示
す。
度となり取扱の悪いものとなるばかりでなく初期破泡性
が低下する。ただし、m=0の場合はR3が水素原子、
アルキル基、アルケニル基またはアリール基である。
W、YおよびZはエステル結合,エーテル結合またはウ
レタン結合の1種または2種以上である。
数6〜24のモノヒドロキシ脂肪酸または1官能エポキ
シ化合物の反応残基でもよい。モノヒドロキシ脂肪酸の
具体例としては、モノヒドロキシオクタデカン酸、モノ
ヒドロキシオクタデセン酸などが挙げられ、1官能エポ
キシ化合物の具体例としては、スチレンオキシド、エポ
キシヘキサン、エポキシヘプタン、エポキシトリデカ
ン、エポキシペンタデカン、エポキシオクタデカンなど
が挙げられる。
あり、好ましくは6〜18である。6未満であると初期
破泡性および抑泡持続性が低下し、24より大きいと初
期破泡性が低下する。
R3、R4、A、m、W、X、YおよびZは前記したR2
の場合と同じである。
応、エーテル化反応、ウレタン化反応およびアルキレン
オキシド付加反応で製造することができる。
添加、断続添加または泡測定器と消泡剤添加装置とを連
動させた方法のいずれでもよく、1ケ所添加または多点
添加のいずれでもよい。また、添加に際しては、適当な
溶剤または水などで希釈してもよく、他の消泡剤と併用
することもできる。本発明の消泡剤の添加濃度は発泡液
に対して通常0.1〜5000ppmであるが、発泡液
の種類、濃度、温度、または添加方法、添加場所などに
より適宜決定する。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
(282g、1モル)および触媒としてパラトルエンス
ルホン酸(0.5g)を四つ口フラスコに入れ、系内を
窒素置換しながら150℃まで加熱し、減圧、窒素気流
下で攪拌しながら、この温度で5時間エステル化反応を
行い、グリセリン(4モル%)、グリセリンのモノオク
タデセン酸エステル(22モル%)、グリセリンのジオ
クタデセン酸エステル(44モル%)、グリセリンのト
リオクタデセン酸エステル(30モル%)の混合物を得
た(モル%の算出はGPC分析による)。この混合物の
酸価は1.6mgKOH/gであり、赤外吸光分析によ
りエステル化合物であることを確認した。上記エステル
混合物(329g、0.5モル)と水酸化カリウム(2
g)とを撹拌式オートクレーブ内に仕込み、系内を窒素
置換した後150〜160℃に昇温した。ついで、この
温度で攪拌しながらこれにエチレンオキシド(66g、
1.5モル)を2〜5Kg/cm2Gの圧力下で徐々に
添加し、この温度で1時間攪拌を継続した後、120〜
130℃でプロピレンオキシド(377g、6.5モ
ル)を添加し、この温度でさらに5時間攪拌を継続し反
応を完結させた。生成物にマグネシウムシリケート粉末
を添加して80℃で吸着処理を行なって触媒を除去し、
グリセリンのオクタデセン酸エステル混合物のエチレン
オキシド3モル、プロピレンオキシド13モルのブロッ
ク付加体を730g得た。この付加体のヒドロキシル価
は39.6mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:3
7.3mgKOH/g)であった。ついでパラトルエン
スルホン酸(2g)と酢酸(30g、0.5モル)とを
入れ窒素気流下100℃で5時間エステル化反応を行い
本発明の消泡剤1を得た。得られた消泡剤1の酸価は
1.9mgKOH/gであり、赤外吸光分析によりエス
テル化合物であることを確認した。
粉末(100g)と冷却装置付きの4つ口フラスコに入
れ、窒素気流下、ヘキサデシルブロミド(305g、1
モル)を40℃に保ちながら1時間で添加した。ついで
反応混合物の温度を100℃に高め4時間攪拌し反応を
完結させ、25℃以下に冷却した後固形分を濾別し、グ
リセリン(4モル%)、グリセリンのモノヘキサデシル
エーテル(22モル%)、グリセリンのジヘキサデシル
エーテル(44モル%)、グリセリンのトリヘキサデシ
ルエーテル(30モル%)の混合物(モル%の算出はG
PC分析による)を得た。この混合物のヒドロキシル価
は123mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:10
3.9mgKOH/g)であり、赤外吸光分析によりエ
ーテル化合物であり炭素−臭素結合がないことを確認し
た。ついで実施例1と同様にしてエチレンオキシド(6
60g、15モル)とブチレンオキシド(136g、5
モル)をランダム付加重合し反応触媒を吸着処理した
後、パラトルエンスルホン酸(4g)を加えてから窒素
気流下150℃でヒドロキシオクタデカン酸(150
g、0.5モル)を2時間かけて徐々に加えさらにこの
温度で3時間エステル化反応を行い本発明の消泡剤2を
得た。得られた消泡剤2の酸価は2.6mgKOH/g
であり、赤外吸光分析によりエステル化合物であること
を確認した。
ル錫ジラウレート(0.2g)を四つ口フラスコに入
れ、50℃で徐々にオクタデシルイソシアナート(29
5g、1モル)を加え反応させ、さらにこの温度で2時
間攪拌を継続して反応を完結させ、グリセリン(4モル
%)、グリセリンのモノオクタデシルカルバミン酸エス
テル(22モル%)、グリセリンのジオクタデシルカル
バミン酸エステル(44モル%)、グリセリンのトリオ
クタデシルカルバミン酸エステル(30モル%)の混合
物を得た(モル%の算出はGPC分析による)。この混
合物のヒロドキシル価は84.1mgKOH/g(理論
ヒドロキシル価:82.3mgKOH/g)であり、赤
外吸光分析によりウレタン化合物であることを確認し
た。ついで実施例1と同様にしてエチレンオキシド(1
98g、4.5モル)とプロピレンオキシド(870
g、15モル)をブロック付加重合した後、粉末KOH
(95g)を加えてアルコラートにした後60℃でジメ
チル硫酸(63g、0.5モル)を2時間かけて徐々に
加えさらにこの温度で3時間攪拌しメトキシ化反応を行
った。25℃以下に冷却し固形分を濾別した後マグネシ
ウムシリケート粉末で触媒を吸着処理し、本発明の消泡
剤3を得た。得られた消泡剤3のヒドロキシル価は1.
3mgKOH/gであり、赤外吸光分析によりウレタン
化合物であることを確認した。
加物(EO4/PO4)(408g、1モル)と触媒とし
て三フッ化ホウ素エーテル錯体(6g)を冷却装置付き
の四つ口フラスコに入れ、60℃でブチルグリシジルエ
ーテル(131g、1モル)を2時間かけて徐々に添加
し、さらに80℃まで昇温し3時間攪拌を継続して反応
を完結させ、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンランダム付加物(25モル%)、ポリオキシエチレン
・ポリオキシプロピレンランダム付加物のブチルグリシ
ジルエーテル一付加体(50モル%)、ポリオキシエチ
レン・ポリオキシプロピレンランダム付加物のブチルグ
リシジルエーテル二付加体(25モル%)の混合物を得
た(モル%の算出はGPC分析による)。この混合物の
エポキシ価は0.1mgKOH/g、ヒドロキシル価は
84.5mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:83.
7mgKOH/g)であった。ついで実施例1と同様に
してドデカン酸(200g、1モル)とヘキサデカン酸
(256g、1モル)でエステル化を行い、本発明の消
泡剤4を得た。消泡剤4の酸価は1.2mgKOH/g
であり、赤外吸光分析によりエステル化合物であること
を確認した。
エーテル(359g、0.5モル)を冷却装置付きの四
つ口フラスコに入れ、60℃でオクタデセン酸(282
g、1モル)とオクタデカン酸(284g、1モル)を
2時間かけて徐々に添加し、さらに80℃まで昇温し2
時間攪拌を継続してエポキシ開環反応を完結させ、オク
タデセン酸とオクタデカン酸の混合物のポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル付加体を得た。この付加
体のエポキシ価は0.2mgKOH/gであった。つい
で窒素気流下150℃まで昇温し5時間エステル化を行
い、本発明の消泡剤5を得た。得られた消泡剤5の酸価
は5.6mgKOH/gであり、赤外吸光分析によりエ
ステル化合物であることを確認した。
g、1モル)とリンゴ酸(67g、O.5モル)とをエ
ステル化反応を行い、ついでプロピレンオキシド(58
0g、10モル)とエチレンオキシド(154g、3.
5モル)をブロック付加重合させ本発明の消泡剤6を得
た。得られた消泡剤6のヒドロキシル価は、30.2m
gKOH/g(理論ヒドロキシル価:28.9mgKO
H/g)であり、赤外吸光分析によりエステル化合物で
あることを確認した。
モル)とペンタエリスリトール(68g、0.5モル)
をエステル化し、ペンタエリスリトール(6モル%)、
ペンタエリスリトールのモノオクタデセン酸エステル
(25モル%)、ペンタエリスリトールのジオクタデセ
ン酸エステル(38モル%)、ペンタエリスリトールの
トリオクタデセン酸エステル(25モル%)、ペンタエ
リスリトールのテトラオクタデセン酸エステル(6モル
%)の混合物を得た(モル%の算出はGPC分析によ
る)。この混合物の酸価は1.9mgKOH/gであ
り、赤外吸光分析によりエステル化合物であることを確
認した。ついで実施例1と同様にして、エチレンオキシ
ド(440g、10モル)を付加重合させた後、エチレ
ンオキシド(880g、20モル)とブチレンオキシド
(680g、10モル)とをランダム付加重合させ本発
明の消泡剤7を得た。得られた消泡剤7のヒドロキシル
価は、12.9mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:
12.0mgKOH/g)であり、赤外吸光分析により
エステル化合物であることを確認した。
モル)とブチルグリシジルエーテル(131g、1モ
ル)とを反応させ、ついで実施例1と同様にしてエチレ
ンオキシド(132g、3モル)を付加重合させ本発明
の消泡剤8を得た。得られた消泡剤8のヒドロキシル価
は104.2mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:1
02.9mgKOH/g)であり、赤外吸光分析により
エステル化合物であることを確認した。
14モル)ジグリシジルエーテル(471g、0.5モ
ル)とドデシルアルコール(200g、1モル)を反応
させ、実施例1と同様にして、オクタデセン酸(282
g、1モル)でエステル化し本発明の消泡剤9を得た。
得られた消泡剤9の酸価は3.6mgKOH/gであ
り、赤外吸光分析によりエステル化合物であることを確
認した。
g、1モル)とブタンテトラカルボン酸(117g、
0.5モル)をエステル化し、ブタンテトラカルボン酸
(6モル%)、ブタンテトラカルボン酸のモノデシルエ
ステル(25モル%)、ブタンテトラカルボン酸のジデ
シルエステル(38モル%)、ブタンテトラカルボン酸
のトリデシルエステル(25モル%)、ブタンテトラカ
ルボン酸のテトラデシルエステル(6モル%)の混合物
を得た(モル%の算出はGPC分析による)。この混合
物の酸価は2.4mgKOH/gであり、赤外吸光分析
によりエステル化合物であることを確認した。ついで実
施例1と同様にして、プロピレンオキシド(870g、
15モル)とエチレンオキシド(440g、10モル)
をブロック付加重合し本発明の消泡剤10を得た。得ら
れた消泡剤10のヒドロキシル価は18.9mgKOH
/g(理論ヒドロキシル価:17.4mgKOH/g)
であり、赤外吸光分析によりエステル化合物であること
を確認した。
ル(163g、0.5モル)とモノオクタデシルグリセ
リルエーテル(164g、0.5モル)を反応させ、実
施例1と同様にしてプロピレンオキシド(1160g、
20モル)とエチレンオキシド(220g、5モル)を
ブロック付加重合させ本発明の消泡剤11を得た。得ら
れた消泡剤11のヒドロキシル価は17.0mgKOH
/g(理論ヒロドキシル価:16.4mgKOH/g)
であった。
g、0.5モル)にブチレンオキシド(1360g、2
0モル)とエチレンオキシド(396g、9モル)をブ
ロック付加付加し、ヒドロキシオクタデセン酸(301
g、1モル)でエステル化し本発明の消泡剤12を得
た。得られた消泡剤12のヒドロキシル価は12.0m
gKOH/g(理論ヒドロキシル価:11.2mgKO
H/g)であり、赤外吸光分析によりエステル化合物で
あることを確認した。
0.5モル)とヒドロキシステアリン酸(602g、2
モル)と触媒としてパラトルエンスルホン酸(4g)と
を四つ口フラスコに入れ、系内を窒素置換しながら15
0℃まで加熱し、減圧、窒素気流下、この温度で5時間
エステル化反応を行い本発明の消泡剤13を得た。得ら
れた消泡剤13の酸価は2.2mgKOH/gであり、
赤外吸光分析によりエステル化合物であることを確認し
た。
g、0.5モル)とデシルアルコール(93g、0.5
モル)を反応させ、ついで実施例1と同様にして、プロ
ピレンオキシド(580g、10モル)とエチレンオキ
シド(132g、3モル)とをブロック付加重合しデシ
ルオキシオクタデシルポリオキシプロピレン・ポリオキ
シエチレンエーテルを得た。この付加体のヒドロキシル
価は62.3mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:5
9.7mgKOH/g)であった。ついで実施例3と同
様にしてオクタデシルイソシアナート(148g、0.
5モル)を反応させ本発明の消泡剤14を得た。得られ
た消泡剤14の赤外吸光分析によりウレタン化合物であ
ることを確認した。
1モル)とブタン酸(88g、1モル)を反応させ、つ
いで実施例1と同様にして、プロピレンオキシド(23
2g、4モル)とエチレンオキシド(88g、2モル)
とをブロック付加重合し本発明の消泡剤15を得た。得
られた消泡剤15のヒドロキシル価は113.3mgK
OH/g(理論ヒドロキシル価:110mgKOH/
g)であり、赤外吸光分析によりエステル化合物である
ことを確認した。
(295g、1モル)とジグリセリン(83g、0.5
モル)を反応させ、ジグリセリン(6モル%)、ジグリ
セリンのモノオクタデシルカルバミン酸エステル(25
モル%)、ジグリセリンのジオクタデシルカルバミン酸
エステル(38モル%)、ジグリセリンのトリオクタデ
シルカルバミン酸エステル(25モル%)、ジグリセリ
ンのテトラオクタデシルカルバミン酸エステル(6モル
%)の混合物を得た(モル%の算出はGPC分析によ
る)。この混合物のヒドロキシル価は153mgKOH
/g(理論ヒドロキシル価:148mgKOH/g)で
あり、赤外吸光分析によりウレタン化合物であることを
確認した。ついで実施例1と同様にして、プロピレンオ
キシド(870g、15モル)とエチレンオキシド(2
20g、5モル)とをブロック付加重合し、ポリオキシ
アルキレン化合物を得た。この化合物のヒドロキシル価
は77.9mgKOH/g(理論ヒドロキシル価:7
6.4mgKOH/g)であった。ついで実施例4と同
様にして、オクタデシルジグリシジルエーテル(296
g、1モル)を反応させた後、オクタデセン酸(282
g、1モル)を反応させ本発明の消泡剤16を得た。得
られた消泡剤16のヒドロキシル価は1.2mgKOH
/gであり、赤外吸光分析によりエステル結合およびウ
レタン結合を有する化合物であることを確認した。
キシプロピレン(29モル)ブチルエーテル[20部]
を羽根型攪拌機にて30℃で1時間攪拌混合して本発明
の消泡剤17を得た。
1に示した。また、実施例と同様にして調製した比較例
1〜8を表2に示した。なお、実施例1、2、3、7、
10、16、比較例5、7で得られた消泡剤については
含有量の最も多い化合物のみを、k、nは得られた消泡
剤の平均値を示し、また実施例4で得られた消泡剤につ
いては含有量の最も多い化合物のみとそのk、nの値を
示した。実施例1〜17および比較例1〜8の消泡性能
を以下の方法により評価した。その結果を表3に示し
た。
℃に保持し、循環ポンプを用いて発泡管の底部から試験
水を流量2000ml/分で抜きながら、発泡管上部よ
り試験水面へ落下させることにより、試験水を発泡させ
る。試験液の循環により泡高さが100mmに達したと
き1μl(2ppm)の消泡剤(実施例1〜17、比較
例1〜8)を添加し、最も泡面が低下した時間とその最
低泡高さを記録して、さらに5分後の泡高さを記録し
た。
期破泡性を共に向上させることができ、特に速効性の要
求される高発泡液で極めて優れた消泡性能を発揮するた
め、紙パルプ工業、食品工業、石油工業、繊維工業、塗
料工業、化学工業、廃棄物処理などの工程および排水処
理工程用の消泡剤として好適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 平均分子量が200〜7000である次
式(1)で示されるポリオキシアルキレン化合物の1種
または2種以上を含有することを特徴とする消泡剤。 (R1-W-)k R2 [-X-A-Y-R3(-Z-R4)m]n (1) [式中、Aは炭素原子数2〜8のアルキレンオキシドの
1種または2種以上のランダムおよび/またはブロック
付加重合体、R1は炭素原子数24以下の有機基の1種
または2種以上、R2は炭素原子数3〜11の多価アル
コール、ポリカルボン酸またはオキシカルボン酸の反応
残基、R3およびR4は水素原子または炭素原子数24以
下の有機基の1種または2種以上を示す。kは1.5〜
2.5、nは0.5〜2.5、mは0〜2を示す。ただ
し、m=0の場合はR3が水素原子、アルキル基、アル
ケニル基またはアリール基である。Xはエーテル結合ま
たはエステル結合、W、YおよびZはエステル結合,エ
ーテル結合またはウレタン結合の1種または2種以上を
示す。] - 【請求項2】 R2が炭素原子数6〜24のモノヒドロ
キシ脂肪酸または1官能エポキシ化合物の反応残基であ
り、kは1、nは1である請求項1記載の消泡剤。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002328478A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | San Nopco Ltd | フォトレジスト溶解液用消泡剤組成物 |
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JP2012097239A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-24 | Adeka Corp | 帯電防止性ポリオレフィン系樹脂組成物及びそれを用いた成形体 |
WO2022263264A1 (de) * | 2021-06-17 | 2022-12-22 | Evonik Operations Gmbh | Urethanverbindungen zur fluorfreien ausrüstung von textilen flächengebilden |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP30203895A patent/JP3610506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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