JPH09117560A - 島設備装置 - Google Patents

島設備装置

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JPH09117560A
JPH09117560A JP7279250A JP27925095A JPH09117560A JP H09117560 A JPH09117560 A JP H09117560A JP 7279250 A JP7279250 A JP 7279250A JP 27925095 A JP27925095 A JP 27925095A JP H09117560 A JPH09117560 A JP H09117560A
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JP7279250A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電前の遊技機の遊技状態を容易に確認でき
る島設備装置を提供する。 【解決手段】停電が発生した場合でも、それ以前に遊技
機から出力された各種信号に基づく遊技データがEEP
ROM215により記憶保持され、停電解消後、その遊
技データが制御装置210により読み出され、情報表示
装置202により表示される。遊技者に対し出玉等の補
償を正確に行うことができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技店における
停電などに備え遊技機から出力された遊技データを記憶
保持する島設備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機が多数並設さ
れた島設備の、各パチンコ遊技機の上方部に設置され、
遊技者が係員を呼ぶ際に操作する呼出ボタンと、呼出ボ
タンの操作により点灯または点滅して係員に報知する呼
出ランプとを備えた島設備装置(呼出装置)が知られて
いる。
【0003】また最近では、呼出装置としての機能に加
え、パチンコ遊技機で大当たり状態が発生した場合に対
応して装飾ランプを点滅させる大当たり報知機能や、大
当たりの発生回数やスタート回数を計数してその結果を
表示する計数結果表示機能などを備えた島設備装置も普
及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の島設備装置は、大当たりの発生回数やスタート回数な
どの計数結果を記憶保持するバックアップ機能は備えて
いないため、パチンコ店において突発的な停電が発生し
た場合初期状態に戻り、それまでの計数結果の内容が全
て消失されてしまう。
【0005】また、停電が発生するとパチンコ遊技機も
初期状態に戻ってしまうため、例えば停電前に大当たり
が発生していた遊技者にとっては、大当たり状態が途中
で消失することになり非常に不利になる場合が生じてい
た。特に、最近のパチンコ遊技機においては、大当たり
状態の他に遊技者に有利な状態として、確率変動状態
(特図(特別図柄)による場合と普図(普通図柄)によ
る場合とがある)や、普通図柄(普図)の可変表示遊技
の時間短縮(時短)遊技状態などを発生する機種が増え
てきているため、上記問題の解決が重要になっている。
また、停電の可能性があるとき、例えば落雷が発生する
ような悪天候のときは、遊技者が予め遊技を一時停止し
てしまうことがあり、遊技店側にとっても営業上不利な
状態になる場合があった。
【0006】そこで、一部の遊技店においては、例えば
大当たりの発生を係員が確認した時点で大当たり札等を
パチンコ遊技機の近傍に立て、もしその大当たりの発生
中に停電が発生した場合、その大当たり札を大当たり発
生の証拠として、1回の大当たりで予想される獲得球を
補償するようにルールを設定した遊技店もある。しか
し、そのような場合においても、大当たりの補償球、す
なわち大当たり遊技の途中終了により無効になった獲得
球が正確には出せなかったり、あるいは大当たりの発生
を係員が確認するのが遅れてしまい、証拠になる大当た
り札が無い状態で停電になることがあるため、大当たり
の証拠が無いことで補償が受けられない遊技者が発生す
るなど、新たな問題が生じていた。また、その大当たり
が確率変動大当たりであった場合には、大当たり終了後
の確率変動状態が無効になってしまうため、遊技者にと
って非常に不利な状態が生じることになる。
【0007】上記のような問題点を解決するための手段
として、パチンコ遊技機にその遊技状態を記憶保持する
バックアップ機能を付加し、停電解消後に記憶内容を読
み出せるようにすることが有効と考えられるが、現状に
おいては、バックアップ機能を利用してメモリに不正な
データを書き込むことにより本来の遊技内容とは違った
極端に射幸心をあおる遊技内容に変更してしまう不正行
為を防止するという理由から、このようなバックアップ
機能は設けられていない。
【0008】この発明は、上記のような事情に鑑みなさ
れたもので、遊技店における停電などに備えて遊技機か
ら出力された遊技データを記憶保持し、停電解消後に停
電前の遊技状態を容易に確認することができる島設備装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の島設備装置は、遊技機から出力され
た遊技データを記憶し且つその記憶内容を電源遮断状態
においても保持可能な記憶手段と、電源遮断状態の解消
後、前記記憶手段から遊技データを読み出すデータ読み
出し手段と、このデータ読み出し手段により読み出され
た遊技データを表示するデータ表示手段と、を備えてい
る。
【0010】この請求項1記載の島設備装置によれば、
電源遮断状態が発生した場合でも、それ以前に遊技機か
ら出力された遊技データが記憶手段により保持され、電
源遮断状態の解消後、その遊技データがデータ読み出し
手段により読み出され、データ表示手段により表示され
る。したがって、停電が発生した場合でも、停電発生前
における遊技機の遊技状態を容易に確認することができ
るので、遊技者に対し停電発生前の遊技状態を考慮した
補償を行うことが可能になる。
【0011】ここで、遊技機から出力された遊技データ
には、遊技機内部の制御回路において遊技状態に応じて
発生される各種状態信号の他、遊技中に発生される検出
信号、カウント信号などが含まれる。記憶内容を電源遮
断状態においても保持可能な記憶手段には、EEPRO
M(electrically erasable programmable read onlyme
mory)などの不揮発性ICメモリの他、磁気メモリなど
がある。電源遮断状態が発生する要因には、電源回路の
ショートや、電源スイッチの誤操作なども含まれる。デ
ータ読み出し手段は、記憶手段およびデータ表示手段と
の間でデータの入出力を行う信号入出力部と、データの
読み出し書き込み処理を含む各種データ処理を行う演算
処理部とを備えた回路装置で、この回路装置で実行され
るプログラムを記憶したプログラムROM(read only
memory)、表示手段により表示させるキャラクタデータ
等を記憶したデータROMなどからなる。データ表示手
段には、液晶表示装置、陰極線管表示装置などの他、E
L(Electro Luminescence)素子や発光ダイオードなど
の発光素子群からなる表示装置が用いられる。
【0012】請求項2記載の島設備装置は、請求項1に
記載された装置構成を前提とし、前記遊技機が、遊技者
に有利な特定遊技状態を発生可能であり、前記記憶手段
が、前記遊技機から出力された前記特定遊技状態に関連
する遊技データを記憶する機能を有し、前記データ読み
出し手段が、前記遊技機において前記特定遊技状態が発
生している時に電源遮断状態が発生した場合、その電源
遮断状態の解消後、前記記憶手段から前記特定遊技状態
に関連する遊技データの読み出しを行う機能を有してい
る。
【0013】この請求項2記載の島設備装置によれば、
遊技機で特定遊技状態が発生しているときに電源遮断状
態が発生した場合でも、それ以前に遊技機から出力され
た特定遊技状態に関連する遊技データが記憶手段により
保持され、電源遮断状態の解消後、その遊技データがデ
ータ読み出し手段により読み出され、データ表示手段に
より表示される。したがって、特定遊技状態での遊技中
に停電が発生した場合でも、停電発生前の遊技状態が特
定遊技状態であったという証拠を確実に残せるため、遊
技者に対し停電発生前の遊技状態が特定遊技状態であっ
たことを考慮した補償を行うことができる。
【0014】ここで、特定遊技状態には、大当たり状
態、確率変動状態、普図時短状態などが含まれる。大当
たり状態は、遊技機の遊技盤に設けられた特別図柄可変
表示部による可変表示遊技の結果として、その停止図柄
が所定の停止表示態様(例えば、「1,1,1」、
「3,3,3」、「5、5、5」などのぞろめ)となっ
た場合に発生される状態である。確率変動状態は、大当
たり状態の発生要因となった可変表示遊技の停止表示結
果が、前記所定の表示態様の中の更に特定の表示態様
(例えば、「3、3、3」、「7,7,7」)であった
場合に発生される状態である。普図時短状態は、特別図
柄可変表示部とは別の可変表示部(普通図柄可変表示
部)における可変表示遊技の単位時間当たりの実行可能
回数を増加させた状態であり、特別遊技が終了した時点
から所定時間発生する。普図時短状態においては、普図
の可変表示遊技が多く行われるため、その分普図の当り
の発生も多くなり、その結果、普通変動入賞装置の開放
が増え、特図の可変表示遊技が発生しやすくなる。
【0015】請求項3記載の島設備装置は、請求項2に
記載された構成要素の他に、前記データ読み出し手段に
より読み出された前記特定遊技状態に関する遊技データ
に基づいて、電源遮断状態の発生時点から、その電源遮
断状態が発生しなかった場合における最高継続可能遊技
の終了時点までに獲得が予想される遊技価値に関連する
遊技データを生成する遊技データ生成手段を備え、さら
に、前記データ表示手段が、前記遊技データ生成手段に
より生成された遊技データを表示する機能を有してい
る。
【0016】この請求項3記載の島設備装置によれば、
遊技機で特定遊技状態が発生しているときに電源遮断状
態が発生した場合でも、電源遮断状態の解消後、記憶手
段から読み出された遊技データに基づいて、電源遮断状
態の発生時点から、その電源遮断状態が発生しなかった
場合における最高継続可能遊技の終了時点までに獲得が
予想される遊技価値に関連する遊技データが遊技データ
生成手段により生成され、データ表示手段により表示さ
れるので、遊技者に対し停電発生前の遊技状態が特定遊
技状態であったことを考慮した補償を正確に行うことが
できる。
【0017】ここで、遊技価値に関連する遊技データと
は、例えば、パチンコ遊技機においては停電が発生しな
かった場合に獲得が予想される残りの出玉数、スロット
マシーンにおいては停電が発生しなかった場合に獲得が
予想される残りのコイン数などである。遊技データ生成
手段は、データ読み出し手段と共通の回路装置等を使用
してデータ生成処理を行うものでも、データ読み出し手
段とは別の回路装置やROMなどからなるものでもよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。
【0019】図1には、パチンコ遊技機とこの発明に係
る島設備装置が設置された島設備の部分斜視図である。
【0020】この発明の実施の形態に係る島設備装置2
00は、呼出装置としての機能を兼ね備えていて、島設
備800に配設された各パチンコ遊技機100の上方部
に設置される。また、島設備800には各パチンコ遊技
機100に隣接させて台間球貸し機と呼ばれるカード処
理装置300が設置され、該カード処理装置300には
カード挿排口301が設けられている。
【0021】図2には、パチンコ遊技機とこの発明の実
施の形態に係る遊技設備とを含む遊技運営システムのブ
ロック図を示す。
【0022】同図に示す遊技運営システムは、パチンコ
遊技機100、島設備装置200、カード処理装置30
0、データ公開装置400、球計数装置500、景品交
換装置600、及び集中管理装置700からなる。
【0023】パチンコ遊技機100は、遊技店内の島設
備(図示省略)に複数並設されており、それぞれが島設
備に設置された島設備装置200を介して集中管理装置
700に接続されている。各島設備装置200と集中管
理装置700はローカルエリアネットワーク(LAN)
を構成しており、相互にデータの交信を行えるようにな
っている。
【0024】カード処理装置300は、通常各パチンコ
遊技機100に隣接させた状態で設置され、カードの残
り度数のチェックなどを行っている。そして、そのカー
ドの残り度数の範囲内で、パチンコ遊技機100側の球
貸しスイッチなどの操作に基づきパチンコ遊技機100
の供給皿(図示は省略するが、発射部に球を供給する
皿)に球が排出されるようになっている。
【0025】データ公開装置400は、遊技店内に設置
されている各パチンコ遊技機100の遊技情報を来店者
に公開するための表示装置であり、集中管理装置700
により収集された最新情報をCRT等のディスプレイに
一覧表示できるようになっている。このデータ公開装置
400は通常遊技店内の複数箇所に設置される。
【0026】球計数装置500は、遊技店内において遊
技者が獲得した球を景品交換する際に計数して景品交換
カード(レシート)を発行するための装置である。景品
交換装置600は、遊技者の獲得賞球数に応じた度数の
景品交換カードの読み取りや、景品交換カードの度数に
応じた景品交換処理を行う装置である。
【0027】集中管理装置700は、パチンコ遊技機1
00、島設備装置200、カード処理装置300、デー
タ公開装置400、球計数装置500、及び景品交換装
置600との間でデータ交信を行って、遊技運営を含む
全体の管理を行うものである。
【0028】次に、上記遊技運営システムの各構成要素
について詳しく説明する。
【0029】まず、パチンコ遊技機の遊技盤について説
明する。
【0030】図3には、パチンコ遊技機の遊技盤の部分
正面図を示す。
【0031】この遊技盤1はいわゆる第1種パチンコ遊
技機100に設置されるもので、遊技盤1のガイドレー
ル2で囲まれた遊技領域3には、特別図柄(特図ともい
う。)の可変表示装置4、特別変動入賞装置5、普通図
柄(普図ともいう。)の始動ゲート6,6、普図の始動
記憶表示器6a,6a,…、補助可変表示部としての普
図の可変表示器7、一般入賞口8,8,…、特図始動口
を兼ねた普通変動入賞装置9、風車とよばれる方向変換
部材10,10,…、サイドランプ11,11、障害釘
などが配設されている。
【0032】特図の可変表示装置4には、例えば液晶表
示画面などによって構成される可変表示部4a、特図の
始動記憶表示器4b,4b,…等が設けられている。こ
の可変表示部4aにおいて、特図の可変表示遊技や後述
する特殊補助表示遊技が行われる。
【0033】特別変動入賞装置5は開閉扉5aによって
開閉される大入賞口5bを備えている。開閉扉5aは常
時は閉じているが、可変表示装置4の特図可変表示遊技
結果(停止表示態様)の如何によって、大当たりが発生
して開放されるようになっている。
【0034】普図の可変表示器7は、補助可変表示遊技
である普図可変表示遊技を行うもので、例えば1桁の7
セグメント型の表示器により構成されている。
【0035】特定遊技発生手段を構成する普通変動入賞
装置9は、左右一対の開閉部材9a,9aを備えてい
る。これら左右一対の開閉部材9a,9aは、常時は遊
技球1個分受け入れうる間隔を開けた状態に閉じている
が、可変表示器7の普図可変表示遊技の停止表示結果如
何によって、逆「ハ」の字状に開いて遊技球を受け入れ
やすい状態に変化(特定遊技状態)する。
【0036】図4には、パチンコ遊技機100の裏側に
設置された、遊技系統の制御を行う回路のブロック図が
示されている。
【0037】図4において、役物制御回路20は、内部
にCPU(central processing unit)21aおよびR
AM(random access memory)21bを備え、外部にR
OM(read only memory)22を備えた役物用IC(集
積回路)21、分周回路23、電源回路24、I/Oバ
ス30、サウンドジェネレータ32、出力ポート25、
ドライバー26、ローパスフィルタ27、バッファゲー
ト28などにより構成されている。
【0038】そして、ローパスフィルタ27には、普図
始動ゲート6の普図始動スイッチ6b、普通変動入賞装
置9の特図始動スイッチ9b、大入賞口5b内のカウン
トスイッチ205c及び継続スイッチ205d、および
パチンコ遊技機の裏側の確率設定装置38などが接続さ
れている。
【0039】ドライバー26には、サイドランプ11な
どの装飾ランプやLED、普通図柄可変表示器7、普通
変動入賞装置9、特別変動入賞装置5、特図の始動記憶
表示器4b、普図の始動記憶表示器6aなどが接続され
ている。
【0040】また、このドライバー26は、第1の外部
情報端子101を介して島設備装置200に接続されて
おり、後述する各種信号(大当たり信号、特図変動信
号、特図始動入賞信号、普図変動信号、普図始動入賞信
号、普図時短信号、普電開放信号、確率変動信号、カウ
ント入賞信号、継続入賞信号など)を島設備装置200
に送出するようになっている。
【0041】サウンドジェネレータ32には、アンプ3
3を介してスピーカー34が接続されている。
【0042】また、役物用IC21には、球貸しスイッ
チからの球排出要求信号を受けた場合の貸し玉の排出の
制御や、入賞時などにおける賞球排出の制御を行う排出
制御回路40と、特別図柄の可変表示部4aの表示制御
を行う表示制御回路50とが接続されている。
【0043】排出制御回路40は、第2の外部情報端子
102を介して島設備装置200の入出力装置216
(図7参照)に接続され、役物用IC21やカード処理
装置300からの信号を受けて球排出処理を行うととも
に、排出球数を示す球排出信号を島設備装置200へ送
出するように構成されている。
【0044】CPU21aは、制御部、演算部、各種カ
ウンタ、各種レジスタ、各種フラグなどを備え、演算制
御を行う他、特図大当たり(特別遊技)や普図当たりの
発生確率を定める乱数および後述する時短遊技回数を決
定するための乱数なども生成している。
【0045】RAM21bはCPU21aで生成される
大当たり用の乱数値や普図当たり用の乱数値の他、後述
する時短遊技回数を決定する乱数や各種データを一時的
に記憶する記憶領域や作業領域を備え、ROM22に
は、パチンコ遊技機の遊技制御、特図の可変表示制御指
令用制御プログラム、普通図柄可変表示の制御プログラ
ム、特図の大当たりや普図当たりの発生を判定するため
の通常確率と高確率の乱数判定値などが書き込まれてい
る。
【0046】図示はしないが表示制御回路50は、CP
U、ROM、ワーキングRAM、VDP(video digita
l processor)、ビデオRAM、ビデオ信号変換器など
を備えて構成されている。この表示制御回路50のRO
Mには、可変表示部4aにて表示される様々な画像デー
タや、CPUが実行する表示制御プログラムなどが格納
されている。CPUは、役物用IC21からの制御信号
に応じてプログラムを実行し、必要な画像データをRO
Mから逐次読み出してワーキングRAM上に展開する。
VDPは、ワーキングRAM上に展開された画像データ
をビデオRAMに逐次取り込み、その画像データをビデ
オ信号変換器に出力する。ビデオ信号変換器は、VDP
からの画像データをビデオ信号に変換して特別図柄表示
装置4aに出力する。以上の動作が高速で行われること
により、様々に変化する動画像等の表示がなされる。
【0047】上記のように構成されたこの実施の形態に
係るパチンコ遊技機100では、役物制御回路20や表
示制御回路50により、例えば、次のような遊技制御と
表示制御が行われる。
【0048】即ち、常時は、役物制御回路20からの制
御信号に基づき、表示制御回路50により、特別図柄の
可変表示装置4の可変表示部4aに、客寄せ用呼び込み
表示などの画像表示が行われている。
【0049】この状態で、遊技領域3に発射された遊技
球が普図の始動ゲート6,6中を通過して普図始動スイ
ッチ6bによる検出信号がローパスフィルター27側か
ら入力されると、役物用IC21からのドライバー26
への出力に基づき普図の可変表示器7による補助可変表
示遊技である普図の可変表示遊技が行われる。即ち、普
図の可変表示器7の表示が変動して停止する遊技が行わ
れる。
【0050】この表示の変動時間は、役物制御回路20
により、通常、例えば60秒に制御され、普図の可変表
示遊技の実行回数があまり多くならないように規制され
ている。この普図の可変表示遊技中に普図の始動ゲート
6,6中を遊技球が通過して普図始動スイッチ6bから
の検出信号がローパスフィルター27側から入力される
と、その通過の検出回数が所定の上限回数(例えば、4
個)の範囲内でRAM21bに記憶され、その記憶個数
分だけの普図の可変表示遊技が順に行われる。
【0051】この普図の可変表示遊技の停止表示結果、
特定の停止表示態様(例えば、「7」)であれば、普図
の当たりとなって、普通変動入賞装置9の開閉部材9
a,9aが逆「ハ」の字状に開いて、遊技球が入賞し易
い特定遊技状態に所定時間(例えば、通常0.5秒間)
変換される。この普通変動入賞装置9の開放によって、
普通変動入賞装置9に遊技球が入り易くなり、その分、
特別図柄の可変表示遊技が行われ易くなる。
【0052】一方、遊技領域3中に打ち込まれた遊技球
が普通変動入賞装置9に入賞すると、その入賞が特図始
動スイッチ9bに検出されてRAM21bに記憶され、
その記憶に基づいて、役物用IC21から表示制御回路
50に送信データが送られて、可変表示装置4の可変表
示部4aに特別図柄の変動表示がなされることにより、
特図の可変表示遊技が行われる。
【0053】この特別図柄の可変表示遊技中にさらに普
通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図始動スイッチ
9bにより検出されたときには、その入賞によって特図
可変表示遊技が未処理となっている回数が所定の上限範
囲(例えば、4個)内でRAM21bに記憶され、その
未処理記憶の数分だけ、特図始動記憶表示器4bが点灯
される。そして、その可変表示遊技の終了後に、その未
処理となっている回数分の可変表示遊技が順次行われ、
それが行われる毎に、RAM21bの未処理記憶数が減
算されるとともに特図始動記憶表示器4bが1つずつ順
に消灯される。
【0054】この特別図柄可変表示遊技の停止表示結果
として、その停止図柄が大当たりを発生させる所定の停
止表示態様(例えば、「1,1,1」、「2,2,
2」、「3,3,3」などのぞろめ)となった場合は、
大当たりと呼ばれる特別遊技が発生される。
【0055】この特別遊技は役物用制御回路20の制御
の下で行われ、特別変動入賞装置5の開閉扉5aが所定
時間(例えば、29.5秒)開放されて閉じるサイクル
を1サイクルとし、各サイクル中、遊技球が大入賞口5
b中の継続入賞領域の継続スイッチ205d(後述)に
検出されることを条件に最大限所定サイクル(例えば、
16サイクル)まで継続される遊技である。但し、各サ
イクル中、大入賞口5bに遊技球が所定個数(例えば、
10個)入賞したときはその時点でそのサイクルを終了
する。各サイクル中、大入賞口5bへの入賞個数は、カ
ウントスイッチ205cにより検出されてRAM21b
に記憶され、所定個数に達すると、特別変動入賞装置5
のソレノイド5eが消磁されて開閉扉5aが閉じられて
特別遊技のそのサイクルが終了する。
【0056】この特別遊技が大当たり発生の所定の停止
図柄態様(例えば、「1」、「3」、「5」、「7」、
「9」など、特定図柄が3個揃ったぞろめ、即ち確率変
動図柄)で発生したときには、その大当たりの特別遊技
の終了後、役物制御回路20の制御の下で、例えば、そ
の後に大当たりが2回発生するまで特図の大当たりと普
図の当りの発生確率が高確率となる確率変動状態が発生
される。確率変動状態は、その他に、特図の大当りの発
生確率は変わらず、普図の当りの発生確率だけが高確率
になる状態としてもよい。
【0057】そして、特別遊技が終了した時点で、役物
制御回路20により、普図の可変表示遊技の時間短縮遊
技(時短遊技)が発生される。すなわち、普図可変表示
遊技における普図可変表示器7の変動表示時間が、例え
ば、通常時60秒だったものが6秒に短縮される。ま
た、その時短遊技中には、その他に、即止め制御と、普
図当りによる普通変動入賞装置9の開放時間が、例え
ば、通常0.5秒だったものが5.0秒(又はその間に
遊技球が2個入賞するまで)に変更される制御もあわせ
て行われる。上記即止め制御とは、普図始動ゲート6,
6の遊技球通過の検出が役物用IC21のRAM21b
に記憶されているものの中で、既にその通過から6秒以
上経過しているものによる普図可変表示遊技ついては、
表示変動を6秒以内で停止させる制御である。時短遊技
中には、普図の可変表示遊技が多く行われるため、その
分普図の当りの発生も多くなり、その結果、普通変動入
賞装置9の開放が増え、特図の可変表示遊技が発生しや
すくなる。この時短遊技状態中は、特図の可変表示遊技
の即止制御もなされ、特図の始動記憶のオーバーフロー
による無効が少なくなり、その分、大当たり発生の可能
性が増える。適度に普図可変表示遊技が当たるように、
例えば、1/4乃至1/2位の確率にしておくと効果的
である。
【0058】時短遊技状態の継続期間は、その時短遊技
中における特図の可変表示遊技の発生回数に基づいて規
制される。例えば、時短遊技状態を発生させる大当たり
の特別遊技の終了後に、時短遊技状態が開始され、特図
の可変表示遊技が所定の回数発生した時点で、時短遊技
状態が終了される。この時短遊技状態が開始されて終了
までの期間を規制するための特図の可変表示遊技回数を
時短遊技回数と呼ぶ。
【0059】可変表示装置4の可変表示部4aには時短
回数が常時予告表示されており、大当りが発生したとき
に予告表示される時短回数はその大当りによる特別遊技
終了後に発生される時短遊技の回数となる。そして、時
短遊技中には残りの時短遊技回数がカウントダウンされ
ながら可変表示部4aに表示される。なお、時短遊技を
特図のリーチの発生回数により終了させてもよい。ま
た、時短遊技の発生と終了の制御はどんな方法でもよ
い。例えば、大当たり終了後毎回50回、大当たり終了
後所定時間経過まで、或いは大当たりと関係なく小当た
りや特定の図柄をトリガーとして発生させてもよい。な
お、確率変動中は特図の可変表示遊技回数に関係なく時
短遊技が行われる。
【0060】この時短回数の予告表示は、特別図柄の可
変表示遊技が行われる毎に、CPU21aで生成されR
AM21bに記憶されている乱数により、「10回」、
「30回」、「50回」および「100回」の4種類の
内のどれかがランダムに選択され、特別図柄可変表示遊
技の表示変動が停止した時点で、予告表示がその選択さ
れた回数に入れ替わる。
【0061】時短遊技状態中に特図の大当りが発生した
場合は、その大当りの特別遊技中に、時短遊技状態が一
旦中断され、特別遊技が終了した時点でまた再開され
る。その時点での時短遊技回数は、大当りが発生した時
点で残っていた時短遊技回数に、選択された乱数に基づ
いて定められた時短回数が加算されたものになる。ま
た、時短遊技回数の加算結果はあまり大きくならないよ
うに、例えば、300回以上になった場合には300回
に上限補正される。
【0062】また、リーチ時や大当たりの発生時などに
はスピーカー34から各種電子音が発せられ、装飾ラン
プやLED等にもそれを知らせる装飾表示としての点灯
や点滅がなされる。また、特別遊技中にはカウントスイ
ッチ205cや継続スイッチ205dからの検出信号に
基づき、可変表示部4aに各サイクルごとの大入賞口5
bへの遊技球の入賞個数や特別遊技のサイクルの継続回
数などの表示がなされる。
【0063】この実施形態に係るパチンコ遊技機100
は、以上のような遊技制御と表示制御を行いつつ、その
時々の遊技状態に応じて、大当たり信号、特図変動信
号、特図始動入賞信号、普図変動信号、普図始動入賞信
号、普図時短信号、普電開放信号、確率変動信号などの
各種状態信号を外部情報端子101より島設備装置20
0に出力する。
【0064】ここで、大当たり信号は、パチンコ遊技機
で大当たり状態発生中に出力される信号である。特図変
動信号は、特別図柄表示部で可変表示遊技が行われる毎
に出力される信号である。特図始動入賞信号は、特図始
動スイッチにより入賞球が検出される毎に出力される信
号である。普図変動信号は、普図の可変表示遊技が行わ
れる毎に出力される信号である。普図始動入賞信号は、
普図始動スイッチにより遊技球の通過が検出される毎に
出力される信号である。普図時短信号は、普図の可変表
示遊技の時短中常に出力される信号である。普電開放信
号は、普通変動入賞装置の開閉部材の開放中に出力され
る信号である。確率変動信号は、確率変動中常に出力さ
れる信号である。カウント入賞信号は、大入賞口内のカ
ウントスイッチにより球がカウントされる毎に出力され
る信号である。継続入賞信号は、継続スイッチによりに
球が検出される毎に出力される信号である。
【0065】次に、島設備装置200について説明す
る。
【0066】図5及び図6に示すように、島設備装置2
00の前面部には、パチンコ遊技機の遊技情報を表示す
る情報表示装置202の表示部202aと、パチンコ遊
技機の台番号を表示する台番号表示器203の表示部2
03aと、データスイッチ204と、呼び出しスイッチ
205と、リモコン受光部206とが設けられている。
また、島設備装置200の前面部には、その左右両側部
及び上部を縁取るようにして、5つのランプ207a〜
207eが設けられている。
【0067】情報表示装置202の表示部202aはド
ットマトリックス型の液晶表示パネルからなり、パチン
コ遊技機における各種遊技データを表示できるようにな
っている。一方、台番号表示器203の表示部203a
は、セグメント型の液晶表示パネルからなり、3桁まで
の数字やアルファベットを表示できるようになってい
る。
【0068】データスイッチ204は、情報表示装置2
02の表示を切り替えるためのスイッチで、このスイッ
チをオン/オフすることにより、現在の遊技状態(普図
時短遊技状態、確変遊技状態など)のデータ(図5
(a)参照)と、特定遊技に関する計数結果(本日の大
当たり回数、昨日の大当たり回数、時短ゲーム中の大当
たり回数、時短ゲーム成功率など)のデータ(図5
(b)参照)とが交互に表示されるようになっている。
【0069】呼び出しスイッチ205は、球詰まりなど
の異常発生時に係員を呼び出すためのスイッチで、この
スイッチが押されると一番上のランプ207aとその両
側のランプ207b、207cが点灯するようになって
いる。また、大当たり発生時には5つのランプ207a
〜207eが点滅し、確率遊技中には一番上とその両側
のランプ207a〜720cが点滅し、時短ゲーム中に
は一番上のランプ207aが点滅し、ラッキー遊技中に
は右下のランプ207eが点灯するようになっている。
【0070】リモコン受光部206は、情報表示装置2
02の表示部202aの上方近傍に形成された入射窓2
08の内側にフォトトランジスタを設けてなり、係員専
用のリモコン装置から島設備装置200の前面部に向け
て送信される光信号を受信できる構造になっている。リ
モコン装置は、係員が電源復帰後の補償作業後に情報表
示装置202の表示データの消去を行うためのものであ
る。また、リモコン装置により、大当たり図柄に応じた
ラッキー遊技の表示操作を行うこともできる。なお、リ
モコン受光部に代えて電波受信部を設け、リモコン装置
からの電波信号を受信できるようにしてもかまわない。
【0071】図7は、島設備装置200の回路ブロック
図である。同図において、制御装置210はCPU(ce
ntral processing unit)からなり、制御装置210に
は、前記情報表示装置202、台番号表示器203、デ
ータスイッチ204、呼び出しスイッチ205、リモコ
ン受光部206、及びランプ207a〜207eの他、
制御ROM(read only memory)211、制御RAM
(random access memory)212、電源回路213、記
憶装置214、バックアップ用の記憶装置としてのEE
PROM(electrically erasable programmable read
only memory)215、第1の入出力装置216、及び
第2の入出力装置217が接続されている。
【0072】第1の入出力装置216の外部入力部に
は、パチンコ遊技機の役物制御回路から出力される各種
遊技状態信号(大当たり信号、特図変動信号、特図始動
入賞信号、普図変動信号、普図始動入賞信号、普図時短
信号、普電開放信号、確率変動信号、カウント入賞信
号、継続入賞信号)の他、補給信号、球排出信号、ガラ
ス枠開放信号、およびアウト球信号が入力されるように
なっている。また、第1の入出力装置216の外部出力
部からは、パチンコ遊技機へ発射停止信号が出力される
ようになっている。
【0073】第2の入出力装置217は、パチンコ店の
管理室に設置された集中管理装置に接続されており、こ
の入出力装置217を介し集中管理装置との間でデータ
の交信がなされるようになっている。
【0074】制御ROM211には、制御装置210に
て実行される各種プログラム、例えば、島設備装置20
0とパチンコ遊技機との間での信号の入出力を制御する
通信制御プログラム、パチンコ遊技機からの各種遊技状
態信号に基づいて大当たり発生回数などのカウントや、
時短ゲーム成功率の演算等を行う計数演算処理プログラ
ム、島設備装置200と集中管理装置とのデータ交信を
制御する通信制御プログラム、ランプ207a〜7eの
点滅を制御するプログラム、情報表示装置202及び台
番号表示器203の表示を制御するプログラム、遊技状
態や計数演算結果などのデータ記憶処理制御プログラム
などの他、画像データも格納されている。制御ROM2
11は、島設備装置200内の回路基板にコネクタを介
して着脱できるようになっており、上記プログラムやデ
ータを制御ROM211ごと交換することができる。
【0075】制御RAM212は、制御装置210がプ
ログラムを実行する際に各種データを一時記憶しておく
ための記憶領域や、情報表示装置202により表示させ
る画像データを展開するための作業領域を備えている。
【0076】制御装置210は、制御部、演算部の他、
呼び出しスイッチのオン/オフ状態を記憶するレジス
タ、大当たり発生状態か否かを記憶するレジスタ、確率
変動遊技中か否かを記憶するレジスタ、普図時短遊技中
か否かを記憶するレジスタ、データスイッチ204のオ
ン/オフ状態を記憶するレジスタなどを有する記憶部を
備えている。
【0077】電源回路213は、外部電源に接続されて
おり、島設備装置200の背面部に設けられた電源スイ
ッチにより通電がオン/オフされるようになっている。
【0078】記憶装置214は、RAMで構成されてお
り、制御装置210によって数日分の大当たり発生回数
のデータや、時短ゲーム成功率のデータなどが書き込ま
れる。
【0079】EEPROM215は、電源スイッチをO
FFした後もその記憶内容を保持するいわゆる不揮発性
メモリで、制御装置210によって常に最新の遊技デー
タが書き込まれる。
【0080】図示はしないが、島設備装置200内の回
路基板上には、記憶装置210およびEEPROM21
5の記憶内容を消去するためのリセットスイッチや、こ
の島設備装置200が接続される遊技機の機種に対応さ
せて最高継続可能回数を設定するための設定スイッチが
設けられている。なお、最高継続可能回数データを制御
ROM211に格納し、制御ROM211の記憶内容の
書き換え、あるいは制御ROM211の交換によりデー
タを変更できるようにしてもよい。また、集中管理装置
700から最高継続可能回数の設定信号が送信されるよ
うにしてもよい。
【0081】次に、上記のように構成された島設備装置
200の制御装置210による制御処理の内容を図8の
フローチャートに従い説明する。
【0082】この制御処理は、制御装置210内で生成
されるリセット信号の周期毎にスタートされて、エンド
までの1シーケンスずつ行われる。
【0083】そのリセット信号により、この処理が開始
されると、先ず電源の投入時であるか否かを判定する
(ステップS1)。この判定の結果、電源投入時(電源
オン)であれば電源投入処理を行なった後、EEPRO
M215に一時記憶されている遊技データを読み出す一
時記憶データ復帰処理(ステップS2)を行なう。
【0084】一時記憶データ復帰処理では、EEPRO
M215の記憶内容のチェックが行なわれ、特定遊技状
態(大当たり状態、確率変動状態、普図時短状態)に関
連する遊技データが記憶されていればその読み出しが行
なわれる。また、この処理では、EEPROM215か
ら読み出した各種遊技データに基づいて、電源遮断状態
の発生よる前記特定遊技状態の途中終了時点から、その
電源遮断状態が発生しなかった場合における最高継続可
能遊技の終了時点までに獲得が予想される遊技価値に関
連する遊技データを生成する等のデータ生成処理も行な
われる。
【0085】その後、ステップS2で生成された遊技デ
ータを情報表示装置202の表示部202aに表示させ
る一時記憶データ表示処理(ステップS3)を行なう。
その結果、例えば図6(a)〜(c)に示すように、電
源遮断状態発生時の遊技状態に応じた遊技データが島設
備装置200の表示部202aに表示される。
【0086】図6(a)は、大当たり中に電源遮断状態
が発生した場合における表示例であり、表示部202a
には、電源遮断状態発生時の遊技状態が大当たり状態で
あったことに関連する遊技データの表示(「大当たり
中」、「8R、カウント5」、「大当たり図柄
“7”」、「確変残り2回」)と共に、停電による大当
たり遊技の途中終了時から最高継続可能遊技の終了時点
までに獲得が予想される遊技価値に関連する遊技データ
の表示(「あと127個の出玉が予想されます」)がな
されている。
【0087】図6(b)は、確率変動中に電源遮断状態
が発生した場合における表示例であり、表示部202a
には、電源遮断状態発生時の遊技状態が確率変動状態で
あったことに関連する遊技データの表示(「確率変動
中」、「確変残り1回」、「始動記憶3個」、「ラッキ
ーナンバー遊技中」)がなされている。
【0088】図6(c)は、普図時短ゲーム中に電源遮
断状態が発生した場合における表示例であり、表示部2
02aには、電源遮断状態発生時の遊技状態が普図時短
遊技状態であったことに関連する遊技データの表示
(「普図時短中」、「時短残り20回」、「始動記憶2
個」)がなされている。
【0089】上記一時記憶データ表示処理(ステップS
3)の終了後、今度はリモコン受光部206によりリモ
コンからのリセット信号が受信されたかどうかを判定す
る(ステップS4)。また、前記ステップS1で電源オ
ンと判定されなかった場合も、この判定処理を行う。
【0090】ステップS4における判定の結果、リセッ
ト信号の受信が確認された場合には、一時記憶データ表
示クリア処理(ステップS5)を行って、表示部202
aに表示されてる表示内容を消去する。
【0091】その後、パチンコ遊技機との信号入出力処
理(ステップS6)を実行し、パチンコ遊技機の役物制
御回路20からの各種遊技データ(大当たり信号、特図
変動信号、特図始動入賞信号、普図変動信号、普図始動
入賞信号、普図時短信号、普電開放信号、確率変動信号
等)の入力処理等を行う。
【0092】そして、パチンコ遊技機からの各種遊技デ
ータをEEPROM215に書き込むデータの一時記憶
処理(ステップS7)を行なった後、データ計数、演算
処理(ステップS8)を実行する。このデータ計数、演
算処理では、パチンコ遊技機からの各種遊技データに基
づき、時短遊技中における特図変動信号を計数(減算)
して時短遊技中の特図変動残り回数を求める処理や、大
当たり発生回数、時短遊技成功率などを計数、演算する
処理等が行なわれる。
【0093】その後、集中管理装置とのデータ転送、受
信処理(ステップS9)を実行し、大当たり発生回数デ
ータ、時短ゲーム中の大当たり発生回数データ、時短ゲ
ームの成功率データ等の遊技データの他、パチンコ遊技
機からの全データを集中管理装置へ送出する。集中管理
装置では、遊技店内の各遊技機から島設備装置200を
介して送られてる各種遊技データの収集処理が行われ
る。そして、収集されたデータが集中管理装置700の
モニタ画面に表示される。また、集中管理装置700の
モニタ画面の表示内容の一部はデータ公開装置により公
開表示される。
【0094】以上の処理の後、ステップS10で呼び出
しスイッチ205がオンしているかどうかを判定し、呼
び出しスイッチ205がオンしている場合はランプ20
7a〜207cを点灯させる呼び出しランプ出力処理
(ステップS11)を行ってからステップS12に移行
するが、呼び出しスイッチ205がオンしていない場合
はそのままステップS12に移行する。
【0095】ステップS12では現在大当たり発生状態
かどうかを判定し、大当たり発生状態であると判定され
た場合には大当たり報知ランプ出力処理(ステップS1
3)を実行してランプ207a〜207eを点滅させて
ステップS14に移行するが、大当たり発生状態でない
場合はそのままステップS14に移行する。
【0096】ステップS14では現在確率変動中かどう
かを判定し、確率変動中であると判定された場合はラン
プ207a〜207cを点滅させる確率変動報知ランプ
出力処理(ステップS15)を実行してステップS16
に移行するが、確率変動状態でない場合はそのままステ
ップS16に移行する。
【0097】ステップS16では現在普図時短ゲーム中
かどうかの判定を行い、普図時短ゲーム中であればラン
プ207aを点滅させる普図時短報知ランプ出力処理
(ステップS17)の実行と、情報表示装置202の表
示部205に特図変動回数を表示させてステップS19
に移行する。
【0098】ステップS19では、データスイッチ20
4がオンしているかどうかを判定し、データスイッチ2
04がオンしていれば本日の大当たり回数や、時短ゲー
ム中の大当たり回数等の遊技データを情報表示装置20
2の表示部202aに表示させる(図5(b)参照)遊
技データ出力処理(ステップS20)を行ってステップ
S21に移行するが、データスイッチ204がオンとな
っていなければそのままステップS21に移行する。
【0099】そしてその後、記憶装置214に遊技デー
タを書き込むデータ記憶処理(ステップS21)と、台
番号表示器202の表示部206に台番号を表示させる
台番号出力処理(ステップS22)を行って、1シーケ
ンスの処理を終了する。
【0100】その後、次のリセット信号を待って、ステ
ップS1に戻り、以上の処理が繰り返される。その結
果、ステップS7のデータ一時記憶処理が繰り返され、
EEPROM215に常に最新の遊技データが一時記憶
される。
【0101】したがって、この実施の形態の島設備装置
200によれば、突発的に停電が発生し、それによって
電源遮断状態が発生した場合でも、停電直前に遊技機か
ら出力された遊技データがEEPROM215により記
憶保持され(ステップS7)、停電解消後に読み出され
(ステップS2)、表示部202aにより表示される
(ステップS3)ので、停電発生前の遊技状態を容易に
確認することができる。その結果、遊技者に対し停電発
生前の遊技状態を考慮した補償を行うことができるよう
になる。
【0102】また、この実施の形態の島設備装置200
によれば、大当たりや確率変動状態など、遊技者に有利
な特定遊技状態の発生中に停電により電源遮断状態が発
生した場合でも、遊技機から出力された特定遊技状態に
関連する遊技データがEEPROM215によりにより
記憶保持され、停電解消後に読み出されて、表示部20
2aにより表示されるので、停電発生前の遊技状態が特
定遊技状態であったという証拠を確実に残すことができ
る(図6(a)〜(c)参照)。その結果、遊技者に対
し停電発生前の遊技状態が特定遊技状態であったことを
考慮した補償を行うことができるようになるので、遊技
者はより安心して遊技を行うことができる。
【0103】また、この実施の形態の島設備装置200
によれば、停電により電源遮断状態が発生した場合で
も、EEPROM215から読み出した遊技データに基
づいて、停電による特定遊技状態の途中終了時点から、
途中終了しなかった場合における最高継続可能遊技の終
了時点までに獲得が予想される遊技価値に関連する遊技
データが生成されて表示部202aにより表示される。
(図6(a))。その結果、遊技者に対し停電発生前の
遊技状態が特定遊技状態であったことを考慮した補償を
正確に行うことができるようになるので、遊技者はより
安心して遊技を行うことができる。
【0104】なお、この実施の形態の島設備装置200
は、呼出装置としての機能を有しているが必ずしもその
必要はなく、呼び出し装置とは別個のものとしてもよ
い。また、この実施の形態の島設備装置200は、パチ
ンコ遊技機からの遊技データを集中管理装置700へ送
出する中継装置としての機能を有しているが必ずしもそ
の必要はない。
【0105】また、遊技データの一時記憶方法として
は、上記のようにシーケンス毎に毎回EEPROM21
5に書き込みを行う方法と、停電を寸前で検出する回路
を備え、その回路から停電検出信号が発せられたときの
み書き込みを行う方法とがあるが、EEPROM215
の書き込み寿命を考えると、後者の方が効果的である。
【0106】また、以上の実施の形態の島設備装置は、
パチンコ遊技機の遊技データをバックアップするもので
あるが、パチンコ遊技機に限らず、アレンジボール遊技
機、雀球遊技機、スロットマシーン等の遊技データをバ
ックアップする装置としても転用できるものである。
【0107】
【発明の効果】請求項1記載の島設備装置によれば、電
源遮断状態が発生した場合でも、それ以前に遊技機から
出力された遊技データが記憶手段により保持され、電源
遮断状態の解消後、その遊技データがデータ読み出し手
段により読み出され、データ表示手段により表示される
ので、停電が発生した場合でも、停電発生前における遊
技機の遊技状態を容易に確認することができ、遊技者に
対し停電発生前の遊技状態を考慮した補償を行うことが
可能になる。
【0108】請求項2記載の島設備装置によれば、遊技
機で特定遊技状態が発生しているときに電源遮断状態が
発生した場合でも、それ以前に遊技機から出力された特
定遊技状態に関連する遊技データが記憶手段により保持
され、電源遮断状態の解消後、その遊技データがデータ
読み出し手段により読み出され、データ表示手段により
表示されるので、特定遊技状態での遊技中に停電が発生
した場合でも、停電発生前の遊技状態が特定遊技状態で
あったという証拠を確実に残すことができ、遊技者に対
し停電発生前の遊技状態が特定遊技状態であったことを
考慮した補償を行うことが可能になる。
【0109】請求項3記載の島設備装置によれば、遊技
機で特定遊技状態が発生しているときに電源遮断状態が
発生した場合でも、電源遮断状態の解消後、記憶手段か
ら読み出された遊技データに基づいて、電源遮断状態の
発生時点から、その電源遮断状態が発生しなかった場合
における最高継続可能遊技の終了時点までに獲得が予想
される遊技価値に関連する遊技データが遊技データ生成
手段により生成され、データ表示手段により表示される
ので、遊技者に対し停電発生前の遊技状態が特定遊技状
態であったことを考慮した補償を正確に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機とこの発明に係る島設備装置と
が設置された島設備の部分斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機とこの発明の実施の形態に係る
島設備装置とを含む遊技運営システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】パチンコ遊技機の遊技盤の部分正面図である。
【図4】パチンコ遊技機の裏側に設置された遊技系統の
制御を行う回路のブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る島設備装置の正面
図である。
【図6】同上島設備装置の正面図である。
【図7】同上島設備装置の回路ブロック図である。
【図8】同上島設備装置の制御装置における処理の内容
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 パチンコ遊技機(遊技機) 200 島設備装置 202 情報表示部(データ表示手段) 210 制御装置(データ読み出し手段、遊技データ生
成手段) 213 電源回路 215 EEPROM(記憶手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機から出力された遊技データを記憶し
    且つその記憶内容を電源遮断状態においても保持可能な
    記憶手段と、 電源遮断状態の解消後、前記記憶手段から前記遊技デー
    タを読み出すデータ読み出し手段と、 このデータ読み出し手段により読み出された遊技データ
    を表示するデータ表示手段と、 を備えたことを特徴とする島設備装置。
  2. 【請求項2】前記遊技機は、遊技者に有利な特定遊技状
    態を発生可能であり、 前記記憶手段は、前記遊技機から出力された前記特定遊
    技状態に関連する遊技データを記憶し、 前記データ読み出し手段は、前記遊技機において前記特
    定遊技状態が発生している時に電源遮断状態が発生した
    場合、その電源遮断状態の解消後、前記記憶手段から前
    記特定遊技状態に関連する遊技データの読み出しを行う
    ことを特徴とする請求項1記載の島設備装置。
  3. 【請求項3】前記データ読み出し手段により読み出され
    た前記特定遊技状態に関する遊技データに基づいて、電
    源遮断状態の発生時点から、その電源遮断状態が発生し
    なかった場合における最高継続可能遊技の終了時点まで
    に獲得が予想される遊技価値に関連する遊技データを生
    成する遊技データ生成手段を備え、 前記データ表示手段は、前記遊技データ生成手段により
    生成された遊技データを表示することを特徴とする請求
    項2記載の島設備装置。
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