JPH09116688A - 原稿走査装置 - Google Patents

原稿走査装置

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JPH09116688A
JPH09116688A JP7267305A JP26730595A JPH09116688A JP H09116688 A JPH09116688 A JP H09116688A JP 7267305 A JP7267305 A JP 7267305A JP 26730595 A JP26730595 A JP 26730595A JP H09116688 A JPH09116688 A JP H09116688A
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JP7267305A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsuyama
和弘 松山
Takao Horiuchi
孝郎 堀内
Jun Morimoto
潤 森本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原稿走査装置において、光電変換手段の調整
を正確かつ迅速に行う。 【解決手段】 原稿を載置するための原稿載置台と、前
記原稿載置台上に載置された原稿面を露光走査するため
の原稿走査手段と、前記原稿走査手段を前記原稿載置台
面に対して一定の距離関係をもって案内走行させるため
に前記原稿載置台面の両端にて、互いに平行な関係をも
って配置されている原稿走査体案内手段と、前記原稿走
査手段により走査された原稿画像を光電変換する光電変
換素子を支持してなる光電変換手段7とからなる原稿走
査装置において、前記光電変換素子8は、前記光電変換
素子の読み取りラインの延長線上にある支点84を中心
に、光電変換素子の読み取りラインを画像の光軸58に
対し回動させるための傾き調整手段86を備えており、
該傾き調整手段として前記光電変換手段に接つして前記
光電変換手段を前記支点を中心にして変位させる変位部
材により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル複写機、ア
ナログ複写機、普通紙FAX等の原稿走査装置に関し、
特に光電変換手段の調整に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平5―34868号公報によれば、
従来は図20にあるように、原稿走査装置内において原
稿画像を縮小して光電変換素子(281)に結像させる
レンズ(283)と光電変換素子(281)とを一体的
に支持された光電変換手段(207)があり、画像歪み
があった場合の調整は、前記光電変換手段(207)自
体を変位部材(286)により変位させ調整を行う必要
があった。そのために、前記光電変換手段(207)を
変位調整させる変位調整機構(250)が大きくなり、
よって原稿走査装置両像歪が大きくなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は原稿走査装置に
おける原稿画像から原稿画像を光電変換する光電変換素
子に至る光軸のズレの調整を行う場合は、原稿画像を光
電変換素子に結像させるレンズ、及び光電変換素子を一
体的に支持された光電変換手段にて、光軸に平行な軸を
中心にして回動させ調整を行っていた。しかし、前記一
体的に支持された光電変換手段を回動し調整するために
は、調整部分が大きくなりそのために調整機構も大きく
強固にする必要があり、原稿走査装置内のスペースもた
くさんとる必要があった。
【0004】また、調整量については、自動で定量的に
求めることができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の原稿走査
装置は、原稿を載置するための原稿載置台と、前記原稿
載置台上に載置された原稿面を露光走査するための原稿
走査手段と、前記原稿走査手段を前記原稿載置台面に対
して一定の距離関係をもって案内走行させるために前記
原稿載置台面の両端にて、互いに平行な関係をもって配
置されている原稿走査体案内手段と、前記原稿走査手段
により走査された原稿画像を光電変換する光電変換素子
を支持してなる光電変換手段からなる原稿走査装置にお
いて、前記光電変換素子は、前記光電変換素子の読み取
りラインの延長線上にある支点を中心に、前記光電変換
素子の読み取りラインを回動させるための傾き調整手段
を備えており、該傾き調整手段として前記光電変換手段
に接して前記光電変換手段を前記支点を中心にして変位
させる変位部材により行うことを特徴とする原稿走査装
置である。
【0006】請求項2記載の原稿走査装置は、前記光電
変換手段の傾き調整手段の駆動をステッビングモーター
で行い、かつその調整は電源投入毎であって、さらに調
整後は前記ステッビングモーターの保持力により前記光
電変換手段を保持することを特徴とする請求項1記載の
原稿走査装置である。
【0007】請求項3記載の原稿走査装置は、原稿を載
置するための原稿戦置台と、前記原稿載置台上に載置さ
れた原稿面を露光走査するための、前記原稿載置台の原
稿主走査方向に伸びた光学部材を有する原稿走査手段
と、前記原稿走査手段を前記原稿載置台面に対して一定
の距離関係をもって案内走行させるために前記原稿載置
台面の両端にて互いに平行な関係をもって配置されてい
る原稿走査体案内手段と、前記原稿走査手段により走査
された原稿画像を光電変換する光電変換素子を支持して
なる光電変換手段と、前記光電変換素子の読み取りライ
ンの延長線上にある支点を中心に、前記光電変換素子の
読み取りラインを同勤させるための傾き調整手段とから
なる原稿走査装置において、前記原稿走査装置はさら
に、特定画像に関する情報を記憶している特定画像情報
記憶手段と、前記原稿載置台上に置かれた特定画像を有
する特定原稿を実際に走査して得られた両像情報と、前
記特定画像情報記憶手段に記憶されている特定画像に関
する情報とを比較する比較手段と、前記比較手段によっ
て比較された結果に基づいて前記傾き調整手段を制御す
る制御手段とを有することを特徴とする原稿走査装置で
ある。
【0008】請求項4記載の原稿走査装置は、前記比較
手段により比較する画像は、該画像の先端部及び後端部
の両端であることを特徴とする請求項3記載の原稿走査
装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図1〜図19に基
づいて説明する。
【0010】図1、図2にて、本実施例のデジタル画像
形成装置の基本的な構成と動作を説明する。
【0011】図1はデジタル画像形成装置の構成を示す
内部正面図である。
【0012】図2は光スキャナーユニット当接部周辺の
構成を示す第1図のP―P断面図である。
【0013】まず、Aは原稿走査装置(A)で、原稿
(1)はプラテンガラス(2)の上に置かれ、スライド
レール(3)上を速度Vにて移動する原稿走査手段
(4)によって露光される。原稿画像は光像として、ス
ライドレール(3)上を速度V/2にて移動する2・3
ミラーユニット(6)、レンズ(7)を介し、光電変換
手段(7)ヘ導かれ、光電変換手段(7)において光像
は電気信号に変換される。そして、電気信号に変換され
た原稿画像は、画像処理部(図示せず)に送信される。
【0014】Bは光スキャナーユニット(B)で、前記
の画像処理部(図示せず)により更に原稿画像は出力信
号に変換され、出力信号として送信されてくる。出力信
号は受信したレーザー発光部(8)によリレーザービー
ムとして発光される。このレーザービームは、スリット
(9)によってビーム径を絞られ、コリメートレンズ
(10)によって集光され、回転多面鏡駆動モーターで
あるボリゴンモーター(11)によって回転する回転多
面鏡(12)に反射し、各種Fθレンズ(13)、シリ
ンドリカルレンズ(14)を通過し、ミラー(15)に
よって反射され、透過部材(16)を通過した後、像担
持体である感光体(17)に照射される。Cは反転現像
方式の画像形成部(C)で、帯電器(40)により、感
光体(17)は帯電され、前記光スキャナーユニット
(B)より原稿画像がレーザービームとして照射され、
照射された部分は除電され潜像として原稿画像が感光体
(17)上に形成される。次に原稿画像の潜像は、現像
部(18)によって除電部が現像される反転現像により
トナー像として形成される。そして、転写部(19)に
て、給紙部(D)より給紙された転写紙にトナー像が転
写され用紙撤送部(43)により搬送されて、定着部
(20)で転写された転写紙上のトナー像は転写紙に定
着され、排紙される。
【0015】次に、光電変換素子の読み取りラインの延
長線上にある支点を中心とした、光電変換素子の読み取
りラインを移動させるための光電変換手段部の傾き調整
について説明する。
【0016】前記光電変換手段(7)は前記原稿走査装
置(A)に組み込まれるまでに、一旦光学調整治具(図
示せず)により、ピント、画像の光軸、倍率等が調整さ
れているが、図3にあるように前記光電変換手段(7)
に画像の光軸(58)に対して平行な位置であって、さ
らに支点軸(84)を支点として、変位部材(86)等
により画像の光軸(58)に対して回転方向ヘの調整を
可能とする構造を付加することにより画像の調整を行っ
ている。
【0017】この時、光電変換素子(81)を支持して
いるCCD基板(82)において、前記支点軸(84)
に対して一方向から押圧部材(87)により抑圧するこ
とにより、前記光電変換手段(7)の変位調整時のガタ
を無くし調整精度を向上させることができる。さらにこ
の時、前記CCD基板(82)を固定するための締結部
材(CCD基板固定ビス)(85)において、通常締結
部材に使用するネジ等は右方向に回すことにより締結す
ることができるため、前記締結部材(85)の締結方向
により前記光電変換手段(7)の変位調整のための前記
支点軸(84)を前記押圧部材(87)によリガタを無
くす様に押圧する方向が決まる。
【0018】図17(A)、(B)にある様に、締結部
材(85)が右回しにより締結する場台は(一般的なネ
ジ等)締結部材(85)をイ方向(右方向)に回すこと
により、CCD基板(82)にはロ方向に回転しようと
する力が働くため、支点軸(84)に対してCCD基板
(82)を下側から押圧部材(87)で押圧することに
より支点軸(84)とCCD基板(82)の支点軸の嵌
合部とのガタを無くすことができる。
【0019】又、逆にCCD基板固定ビス(85a)が
左回しにより締結する場台は(左ネジ)、前記の逆であ
ってCCD基板固定ビス(85a)はハ方向に回す(左
方向)ことにより、CCD基板(82)にはニ方向に回
転しようとする力が働くため、支点軸(84)に対し
て、CCD基板を上側から押圧部材(87a)であって
抑圧することにより支点軸(84)とCCD基板(8
2)の支点軸の嵌合部とのガタを無くすことができる。
【0020】ここで図4にあるように、前記光電変換手
段(7)の変位調整を行うことにより光電変換素子(8
1)の高さが変化し、つまり、前記光電変換業子(8
1)の読み取りラインの端部の何れか一方の高さ変化l
に対して酉像の歪みは約9lとなり、原稿(1)画像上
で酉像の歪みが生じるようになる。言い換えれば、図6
(A)にあるように調整前の歪んだ画像を前記調整を行
うことにより、調整後の様に調整幅許容値内に調整する
ことが出来る。尚、図6の(B)の調整後の画像のズレ
量(X/2)は、調整幅許容値0.5ミリである。
【0021】また、前記光電変換手段(7)は、図5に
あるように原稿(1)画像をレンズにより縮小して光電
変換素子:CCD(81)に結像させていて、その縮小
率は光電変換素子(81)の酉素(図示せず)の大きさ
により約1/9のため、前記光電案換手段(7)の位置
調整量に対する画像の歪みは約9倍となる。
【0022】図7において、(A)は前記光電変換手段
(7)の変位調整前の状態を、(B)は変位調整後の状
態を示す。
【0023】さらに前記光電変換手段(7)は図8にあ
るように、原稿走査装置(A)に調整用の開口部(図示
せず)を設けることにより、前記原稿走査装置くA)の
外側からドライバー等により調整を行うことが可能とな
り、調整作業が短縮され効率を上げることができる。
【0024】又、図9にあるように前記光電変換手段
(7)のCCD基板(82)と前記変位調整部材(8
6)との、調整を行うための接触部分を前記CCD基板
(82)の側面に設けることにより、前記変位調整部材
(86)による調整機構部による領域が前記CCD基板
(82)の高さ方向の寸法領域内に納まるため、前記光
電変換手段(7)を必要最小限の大きさにすることがで
き、前記原稿走査装置(A)の小型化が可能となる。
【0025】前記光電変換手段(7)における前記支点
軸(84)と嵌合する支点軸嵌合穴部(84a)及び、
前記変位調整部材(86)との接触部(86a)をリー
マ等の機械加工により、前記支点軸(84)と前記支点
軸嵌合穴部(84a)との嵌合精度及び、前記変位調整
部材(86)とその接触部(86a)との精度が上が
り、前記光電変換手段(7)の変位調整精度が上がり、
画像歪み調整の信頼性を向上させることができ、つまり
画像の品質が向上させることが可能となる。
【0026】さらに、前記機械加工を行うまでに前記支
点軸嵌合穴部(84a)及び、前記接触部(86a)を
金属メッキ等による強化部材により強化することによ
り、さらに精度を上げることができ、画像歪み調整の信
頼性の向上及び、画像の品質を向上させることが可能と
なる。
【0027】図10にあるように前記光電変換手段
(7)において変位調整機構としてウォームギア(8
9)を用い、前記ウオームギア(89)とかみ合うギア
部(90)があり、前記ギア部(90)と同軸に設けら
れた外周部に波状のリブ(92)をもったカム(91)
があって、前記ウオームギア(89)を回動させること
により前記カム(91)が上下に変位し、前記波状のリ
ブ部(92)と嵌合する嵌合部(93)が前記CCD基
板(82)に設けられているため、前記CCD基板(8
2)が上下に変位することにより前記光電変換手段
(7)の変位調整を行うことができる。
【0028】また、前記ウオームギア(89)と前記ウ
オームギア(89)とかみ合うギア部(90)、前記波
状のリブ部(92)と前記波状のリブ部(92)と嵌台
する前記嵌合部(93)とのガタ及びすき間を詰め、前
記CCD基板(82)をCCD基板押圧部材(94、9
5)によりCCD基板保持部材(97)に押圧すること
により、前記CCD基板(82)を固定するための前記
締結部材(85)を無くすことができるため、部品の削
除によるコストダウン及び、調整時間の短縮を行うこと
ができ、調整作業の効率を上げることが可能となる。さ
らに、前記ウオームギア(89)の回動する手段として
モーター(96)を用いることにより、手で調整を行う
必要が無くなり調整時間の短縮を行うことができ、調整
作業の効率を上げることが可能となる。
【0029】ウオームギアを用いることにより(特に樹
脂性)、平ギアとのかみ合いによる、ウオームギアの回
転量に対する平ギアの回転量は小さい為、ウオームギア
と平ギアとの嵌合を詰めても、ウオームギアの回転時の
負荷(トルク)は影響を受けにくい。
【0030】又、逆に平ギアの回転しようとする力に対
して、ウオームギアは軸方向に力が働くだけで回転しな
い為、光電変換手段は変位調整後に後戻りがしないので
締結部材を無くすことができる。
【0031】図11にあるように前記光電変換手段
(7)の変位調整手段として、例えば偏心カム(99)
等の変位部材をステッピングモーター(98)により駆
動することにより、前記ステッビングモーター(98)
はパルス信号を与えることにより容易に回転量を認識す
ることができ、また、通電時には回転軸の保持力が働く
特徴があるため、前記光電変換手段(7)の変位調整を
精度良く簡単に行うことが可能となる。さらに、調整後
は前記ステッピングモーター(98)に通電しておくこ
とにより変位調整後の前記光電変換手段(7)の保持を
簡単に行うことができる。
【0032】図12のデジタル複写機の制御ブロック図
及び、図13(A)、(B)図14により説明すると、
特定画像情報記憶手段つまり画像処理部(ICU)に歪
みの無い図13(A)、(B)の様な特定画像を記憶し
ておき、次に前記原稿走査装置(A)の前記原稿載置台
(2)上に、同じく図13(A)、(B)の様な幅及び
長さが画像読み取り幅、画像走査幅の直方形状の画像歪
み測定用の特定原稿(101)を載置し、原稿走査手段
(4)により前記特定原稿(101)の先端部画像(直
線画像)及び後端部画像(直線画像)を読み取り、中央
処理装置(CPU)内の画像情報比較手段(図示せず)
により前記画像処理部(ICU)内に記憶されている特
定画像の先端部画像及び後端部画像両端部における距離
の差を比較する。
【0033】ここで距離の差は、図18にある様に前記
画像処理部(ICU)に記憶されている歪みの無い特定
画像の先端部画像及び後端部画像を基準とし、特定原稿
(101)を走査して読み取られた先端部画像及び後端
部画像の両端部の距離の差つまり走査方向に出る値を正
の値とし、その正の値を画像歪みとする。よって先端部
画像についてはd1−d2後端部画像についてはd3
(−d4)=d3+d4が各々画像の歪み量となる。
【0034】さらに、前記原稿載置台(2)の原稿載置
領域外であって前記原稿載置台を固定するための、原稿
載置台押さえ(103、104)上で、且つ前記服稿走
査手段(4)から読み取ることができる位置に両像歪み
測定用の特定原稿である、直線画像等:先端部画像(1
05)及び、後端部画像(106)により前記特定原稿
(101)を用いることなく画像歪みの調整を行うこと
ができる。
【0035】ここで、前記特定原稿(101)の先端部
画像及び、後端部画像と前記特定画像情報記憶手段に記
憶されている特定画像との両端部における距離の差は、
通常画像歪みの許容値としては0.5ミリ以内でないと
複写画質として満足しないため、読み取った画像を前記
比較手段にて比較を行ったとき画像歪みが0.5ミリ以
上の時に前記傾き調整手段を行う。
【0036】図15にあるフローチャートにより前記特
定画像の読み取りにより、前記中央処理部(CPU)の
画像比較手段により先端部画像及び後端部画像と前記特
定画像情報記憶手段に記憶されている特定画像の両端部
の距離の差が画像歪み許容値:0.5ミリ以内の場合
は、画像歪み調整を行わずそのまま複写可能な待機状態
とし(S1〜S8)、0.5ミリ以上の場合は画像歪み
が有るという内容の警告を発し、且つ前記比較手段によ
る比較を複数回行ったかどうかの判定を行い、複数回比
較を行っている場合は画像歪み調整量を0.5ミリとし
て画像歪みの調整を行い(S9〜S12)、複数回比較
を行っていない場合は再度前記特定画像の先端部画像及
び後端部画像を読み取り、前記特定画像と情報記憶手段
に記憶されている特定画像との比較を繰り返す(S4〜
S12)。
【0037】図15のフローチャートにおけるCCD基
板の回動方法について原稿画像はミラー・レンズを介し
て光電変換素子に結像されるが、レンズを介することに
より画像は倒立像として結像される。よって図4にある
様に光電変換素子が上に変位すると画像は原稿後端側に
歪む。
【0038】そこで、画像処理部に記憶されている特定
画像の先端部画像或は、後端部画像と特定原稿と特定原
稿を走査して読み取って得られた先端部画像と後端部画
像との画像歪みがCCD基板の支点軸側にあれば、CC
D基板の変位部材との接触部を下げ、逆に、画像歪みの
値がCCD基板の支点軸と反対側にあれば、CCD基板
と変位部材との接触部を上げることにより、画像歪みの
調整を行う。
【0039】同じく、図15のフローチャートの説明
で、画像歪み量が0.5ミリ以内にあるかないかの比較
を行なうが、そこで0.5ミリ以上の場合については比
較を複数回行うこととしている。ここで画像の比較にお
ける画像歪み量としてバラツキのある画像歪みを認識す
ることになり、画像歪み量が0.5ミリを超えていて、
かつバラツキのある値の時には、両像歪み量を0.5ミ
リとして設定を行うものである。
【0040】ここで前記説明においての「先端部画像と
後端部画像との距離の差」におけるd1〜d4の検出方法
について説明する。
【0041】歪みの無い特定画像の先端部及び後端部画
像の両端点(4点)が、画像処理部(ICU)内に特定
位置を基準として(例えば図19のX・Y座標系の0点
の位置)記憶させておく。
【0042】その後、歪みの無い特定原稿を読み取り、
その先端部及び後端部画像の両端点(4点)を、前記画
像処理部(ICU)内の特定位置を基準として登録し記
憶させる。
【0043】そして、前記画像処理部(ICU)内に記
憶された前記歪みの無い特定画像の先端部及び後端部画
像の両端点(4点)と読み取られた特定原稿の先端部及
び後端部画像の両端点(4点)との位置の比較を行い、
X軸方向の4点の距離の基(ズレ)をX・Y座標系の0
点位置を基準として、中央処理装置(CPU)により計
算を行う(先端部画像の両端点の距離の差d3とd4及び
後端部画像の両端点の距離の差d3とd4を各々計算す
る)。
【0044】この時、Y軸方向の距離の差(ズレ)につ
いては無視する。上記の様に、画像処理部(ICU)及
び中央処理装置(CPU)により、先端部画像と後端部
画像の両端点の距離の差(d1〜d4)を自動的に検出す
ることができる。
【0045】なお、当然の事であるが今回はモーターに
よりCCDを回動させる事としたが前述のように手作業
で行ってもよい。この場合、表示装置によりどちらの方
向にCCDを回動させるか調整者に指示を行う。
【0046】CCDの変位方向を図18に基づいて説明
する。
【0047】1)図18において、CCDの支点軸がd
2(d4)の側にある場合 |d1−d2|>|d3―d4|及びd1―d2>0の場合(d3、d4は無視す る) →CCDを上方へ回転させる。
【0048】 |d1―d2|>|d3―d4|及びd1―d2<0(d3、d4は無視する) →CCDを下方へ回転させる。
【0049】 |d1―d2|<|d3―d4|及びd3―d4>0(d1、d2は無視する) →CCDを上方へ回転させる。
【0050】 |d1―d2|<|d3―d4|及びd3―d4<0(d1、d2は無視する) →CCDを下方ヘ回転させる。
【0051】2)図18において、CCDの支点軸がd
1(d3)側にある場合 |d1―d2|>|d3―d4|及びd1−d2>0の場合(d3、d4は無視す る) →CCDを下方ヘ回転させる。
【0052】 |d1―d2|>|d3―d4|及びd1―d2<0(d3、d4は無視する) →CCDを上方へ回転させる。
【0053】 |d1―d2|<|d3―d4|及びd3―d4>0(d1、d2は無視する) →CCDを下方ヘ回転させる。
【0054】 |d1―d2|<|d3―d4|及びd3―d4<0(d1、d2は無視する) →CCDを上方へ回転させる。
【0055】上記のように、CCDの支点軸の位置関係
によって8通りの場合分けが存在する。
【0056】図16(A)、(B)にあるように特定画
像原稿として前記原稿走査手段(4)の走査方向におい
て、短いピッチ間隔の(直線)画像をもった特定原稿
(110)を用いることにより前記原稿走査手段(4)
の走査中において、前記原稿走査体案内手段(3)の案
内平面の凹凸等により画像の歪みが発生するが、その前
記原稿走査手段(3)の走査中における画像歪み状態を
前記画像処理部(ICU)内に記憶しておき、実際に原
稿を走査する時点において電荷圧電業子:ピエゾ素子
(111)等により、前記ピエゾ素子(111)は電荷
を与えることにより与えられた電荷量に比例した、移動
量は大きくないが(約0.2から0.5ミリ)応答性が
良く変位を行う特徴があるので、前記ピエゾ素子(11
1)を変位制御することにより、前記光電変換手段
(7)をリアルタイムに原稿走査手段(3)の走査中に
おける画像歪み調整を行うことができるため、画像走査
幅全域における画像歪みの調整が可能となり画質を高く
向上させることが可能となる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿走査
装置における光電変換素子の、光電変換素子の読み取り
ラインの延長線上にある支点を中心に、前記光電変換素
子の読み取りラインを回動させるための傾き調整手段を
備えていることにより、原稿画像を光電変換素子に結像
させるレンズ、及び光電変換素子を一体的に支持された
光学手段にて、光軸に平行な軸を中心にして回動させ調
整を行っていたことにより調整部分が大きくなり調整機
構も大きく強固にする必要があるため、原稿走査装置の
スペースもたくさんとる必要があった従来に対して調整
部分を小型及び調整機構を簡単にすることができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、光電変換手
段の傾き調整手段をステッピングモーターを用いること
により、ステッピングモーターは電源の入力中において
は回動軸の保持力が働くため、光電変換手段の締結部材
を無くし、調整の簡略化を図ることができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、光電変換手
段の傾き調整の調整量を具体的に求めることができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、画像処理部
(ICU)に予め記憶された歪みの無い特定画像の先端
部及び後端部画像の両端点と、読み取られた歪みの無い
特定原稿の先端部及び後端部画像の両端点とを比較する
ことにより画像を線等の画像として比較する場合より
も、比較が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の断面図である。
【図2】図1のP―P断面図である。
【図3】光電変換手段の斜視図である。
【図4】光電変換手段の変位調整による画像の歪み状態
を示す図である。
【図5】縮小光学系の概略図を示す図である。
【図6】(A)光電変換手段の変位調整による画像の歪
み状態(その1)を示す図である。 (B)光電変換手段の変位調整による画像の歪み状態
(その2)を示す図である。
【図7】(A)光電変換手段の変位調整部材による変位
調整前を示す図である。 (B)光電変換手段の変位調整部材による変位調整後を
示す図である。
【図8】光電変換手段の原稿走査装置外部からの変位調
整の方法を示す図である。
【図9】光電変換手段の変位調整部が側部にあるものを
示す図である。
【図10】光電変換手段のウオームギアにより締結部品
をなくした変位調整部の構造を示す図である。
【図11】光電変換手段のステッビングモータによる変
位調整部の構造を示す図である。
【図12】本発明に係るデジタル複写機の電気制御部の
ブロック図である。
【図13】(A)特定原稿による画像歪み調整方法を示
す図である。 (B)(A)の側面図である。
【図14】画像歪み調整用の特定画像が原稿載置台領域
にあることを示す図である。
【図15】本発明の画像歪み調整における画像歪み調整
量の決定方法を示すフローチャートである。
【図16】(A)光電変換手段の電荷圧電素子による変
位調整方法を示す図である。 (B)光電変換手段の電荷圧電素子による変位調整部の
構造を示す図である。
【図17】(A)CCD基板の締結方法(その1)を示
す図である。 (B)CCD基板の締結方法(その2)を示す図であ
る。
【図18】記憶画像と走査画像とのズレ量を示した図で
ある。
【図19】記憶画像と走査画像とのズレ量を示した図で
ある。
【図20】従来装置の光電変換手段の変位調整部の構造
を示す図である。
【符号の説明】
A 原稿走査装置 1 原稿 2 プラテンガラス(原稿載置台) 3 スライドレール(原稿走査体案内手段) 4 原稿走査手段 6 2・3ミラーユニット 7 光電変換手段 8 レーザー発光部 9 スリット 10 コリメートレンズ 11 ポリゴンモーター 12 回転多面鏡 13 Fθレンズ 14 シリンドリカルレンズ 15 ミラー 16 透過部材 17 感光体 B スキャナーユニット C 画像形成部 D 給紙部 18 現像部 19 転写部 20 定着部 40 帯電器 41 斜線部開口 42 前フレーム 43 用紙搬送部 58 画像の光軸 58a 調整前の画像の光軸 58b 調整後の両像の光軸 81 光電変換素子:CCD 82 CCD基板 83 レンズ 84 光電変換手段の支点軸 84a CCD基板における光電変換手段の回転軸との
嵌合穴部 85 締結部材(CCD基板固定ビス) 86 光電変換手段の変位調整部材 86a CCD基板の光電変換手段の変位調整ネジとの
接触部 87 光電変換手段の回転軸とCCD基板における光電
変換手段の回転軸との嵌合部を押圧するための押圧部材 88 CCD基板における光電変換手段の変位調整部材
を押圧するための押圧部材 89 ウオームギア 90 ウオームギアとかみ合うギア 91 変位調整カム 92 波状リブ 93 波状リブと嵌合するCCD嵌合部 94、95 CCD基板をCCD基板保持部材に押圧す
る押圧部材 96 ウオームギアを駆動する駆動モーター 97 CCD基板の保持部材 98 ステッピングモーター 99 ステッピングモーター軸上の変位部材 101 特定原稿 102 特定画像 103、104 原稿載置台押さえ 105、106 原稿載置台押さえ上の特定画像 110 ピエゾ素子による光電変換手段の変位調整をリ
アルタイムにおこなうための特定原稿 111 電荷圧電素子:ピエゾ素子 113 ピエゾ素子の押圧部材 114 ピエゾ素子による変位調整用のアクチュエータ
ー 207 従来の光電変換手段 250 従来の光電変換手段の変位調整機構 258 従来の原稿走査装置における原稿の光軸 281 従来の光電変換素子 282 従来のCCD基板 283 従来の原稿走査装置のレンズ 286 従来の光電変換手段の変位部材 290 従来の光電変換手段の変位調整のための回転軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置するための原稿載置台と、前
    記原稿載置台上に載置された原稿面を露光走査するため
    の原稿走査手段と、前記原稿走査手段を前記原稿載置台
    面に対して一定の距離関係をもって案内走行させるため
    に前記原稿載置台面の両端にて、互いに平行な関係をも
    って配置されている原稿走査体案内手段と、前記原稿走
    査手段により走査された原稿画像を光電変換する光電変
    換素子を支持してなる光電変換手段とからなる原稿走査
    装置において、前記光電変換素子は、前記光電変換素子
    の読み取りラインの延長線上にある支点を中心に、前記
    光電変換素子の読み取りラインを回動させるための傾き
    調整手段を備えており、該傾き調整手段として前記光電
    変換素子に接して前記光電変換手段を前記支点を中心に
    して変位させる変位部材により行うことを特徴とする原
    稿走査装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換手段の傾き調整手段の駆動
    をステッビングモーターで行い、かつその調整は電源投
    入時毎であって、さらに調整後は前記ステッビングモー
    ターの保持力により前記光電変換手段を保持することを
    特徴とする請求項1記載の原稿走査装置。
  3. 【請求項3】 原稿を載置するための原稿載置台と、前
    記原稿載置台上に載置された原稿面を露光走査するため
    の、前記原稿載置台の原稿主走査方向に伸びた光学部材
    を有する原稿走査手段と、前記原稿走査手段を前記原稿
    載置台面に対して一定の距離関係をもって案内走行させ
    るために前記原稿載置台面の両端にて互いに平行な関係
    をもって配置されている原稿走査体案内手段と、前記原
    稿走査手段により走査された原稿画像を光電変換する光
    電変換素子を支持してなる光電変換手段と、前記光電変
    換素子の読み取りラインの延長線上にある支点を中心
    に、前記光電変換素子の読み取りラインを回動させるた
    めの傾き調整手段とからなる原稿走査装置において、前
    記原稿走査装置はさらに、特定画像に関する情報を記憶
    している特定画像情報記憶手段と、前記原稿載置台上に
    置かれた特定画像を有する特定原稿を実際に走査して得
    られた両像情報と、前記特定両像情報記憶手段に記憶さ
    れている特定画像に関する情報とを比較する比較手段
    と、前記比較手段によって比較された結果に基づいて前
    記傾き調整手段を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする原稿走査装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段により比較する両像は、該
    画像の先端部及び後端部の両端であることを特徴とする
    請求項3記載の原稿走査装置。
JP7267305A 1995-10-16 1995-10-16 原稿走査装置 Pending JPH09116688A (ja)

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