JPH09115917A - 薄膜のバイアスプラズマアニール方法 - Google Patents

薄膜のバイアスプラズマアニール方法

Info

Publication number
JPH09115917A
JPH09115917A JP17810396A JP17810396A JPH09115917A JP H09115917 A JPH09115917 A JP H09115917A JP 17810396 A JP17810396 A JP 17810396A JP 17810396 A JP17810396 A JP 17810396A JP H09115917 A JPH09115917 A JP H09115917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
substrate
chamber
depositing
plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17810396A
Other languages
English (en)
Inventor
R Daubois Dale
アール. ドゥボイス デール
F Morrison Alan
エフ. モリスン アラン
Karl A Littau
エー. リッタウ カール
Roderick C Mosely
シー. モーゼリー ロデリック
Ivo Raajimakers
ライジマーカー イヴォ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JPH09115917A publication Critical patent/JPH09115917A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に薄膜を堆積した後、基板にバイアス
を与えつつ膜をプラズマに曝露してアニールするため
の、方法及び装置を提供する。 【解決手段】 上記のバイアスによりイオンを膜に衝突
せしめ、膜を高密度化しその性質を向上させる。本発明
の好ましい具体例では、膜(窒化チタンであれその他の
膜であれ)の堆積のステップと後処理のステップが、1
つのCVDチャンバで行われる。具体例の1つでは、こ
の装置により化学気相堆積で窒化チタン膜を堆積し、そ
の後、膜を改質して膜の抵抗率及び安定性を向上させ
る。以上は、基板をチャンバから取り出さずに実現され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に堆
積した薄膜の性質を改善するための方法に関する。特
に、本発明は、薄膜の抵抗率を向上させ安定させるため
の方法及びこの実現が可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CVD処理チャンバ 半導体ウエハの処理において、ウエハに物質の薄膜を堆
積することは通常行われている。膜の堆積は、いろいろ
あるプロセスの中のいずれかを用いて細心に制御された
条件で、チャンバ内で行われる。このプロセスの例とし
ては化学気相堆積(CVD)プロセスが挙げられ、これ
は、適切な構成を有するCVD処理装置で行われる。C
VD処理装置の模式的な例示が、図1及び図2に示され
る。
【0003】これらの図面を併せて参照すれば、装置1
0は、処理チャンバ12を備え、その中でサセプタ16
によりウエハ14が支持されている。サセプタ16は、
円形のディスク18により支持されており、このディス
クは典型的にはアルミナセラミック等の材料でできてい
る。ディスク18は、支持アーム22の自由端20上に
置かれている。支持アーム22は、固定端24を有する
カンチレバーを成し、この固定端はステム26に載置さ
れ、ステムは移動手段28の作用により垂直に移動可能
である。移動手段28が作動して、支持アーム22を移
動させ、即ち、サセプタ16及びこれに支持されている
ウエハ14がチャンバ12内を垂直に移動する。
【0004】作動する際は、チャンバ12の下に置かれ
た赤外ランプ30によってチャンバ内部が加熱される。
ランプ30は、ランプとチャンバ12内部の間に配置さ
れたクオーツウィンドウ32を介してチャンバ内部を照
射することが可能である。ランプ30の作用によってチ
ャンバ内部及びサセプタ16を加熱し、従ってウエハが
加熱される。サセプタ16の加熱を向上するため、セラ
ミック支持プレート18には、貫通穴34が多数形成さ
れている。この貫通穴34の典型的な配置は、図2に例
示されており、この図によれば、この支持プレート18
がしばしば「スイスチーズプレート」と呼ばれる理由が
わかるだろう。
【0005】処理中に、図1に示されるように、通常ウ
エハ14の真上に配置されるシャワーヘッド36を介し
て、ガスがチャンバ12内に注入される。
【0006】熱CVDウエハ処理は、ウエハ温度に非常
に敏感である。ウエハが適当な温度にあることを確保す
るために、サセプタ16の温度が測定される。これは、
従来技術では熱電対38によって行われるが、図2に示
されているように、熱電対はアーム22の自由端20で
支持され、サセプタ16の本体内部に配置される。熱電
対38は、温度測定装置40に電気的に接続され、温度
測定装置は導電ケーブルを介してチャンバ12の外側に
設置されている。ケーブル42は、図示の如く、通常は
アーム22の中に中ウエハに形成されたボア(内腔)を
とおっている。
【0007】膜の性質 堆積膜の品質は、上述のチャンバ内での堆積によるもの
にせよそれ以外にせよ、最も重要であり、膜の品質を可
能な限り最高なものとするために非常に大きな労力が払
われる。従って、典型的にはチャンバに与えられる流体
状特にガス状である処理化学品の量と共に、処理チャン
バ内の温度及び圧力は細心に制御される。
【0008】しかしなお、膜の性質を更に向上する余地
がある。例えば、膜によっては充分な密度を有しておら
ず、堆積後に空気中に曝露されれば、酸素の分子等の分
子を吸収するものがあるだろう。この吸収によって、膜
の抵抗率が上昇し、特定の用途に適切ではくなってしま
う。同様に、膜によっては特定の分子の欠乏を生じてい
たり、あるいは、特定の分子を過剰に有していたりす
る。また、膜が化学量論的に適切でないものもある。例
えば、窒化チタン中のチタンイオンと窒素イオンとの比
が1:1となっていないものもあるだろう。従って、こ
の問題を克服する必要がある。
【0009】酸素吸収の問題は、窒化チタンの堆積膜を
参照して例示できる。窒化チタン膜の堆積は、様々な方
法で行うことができ、例えば米国特許第5,246,88
1号(Sandhuら)に教示されている。
【0010】典型的には、窒化チタン膜の堆積は、チタ
ン含有金属有機化合物を用いて開始する化学気相堆積
(CVD)プレートによってなされる。好ましくは、以
下の構造式を有するテトラキスジアルキルアミドチタン
(Ti(NR24)である:
【化1】 ここで、Rは、アルキル基でありそれぞれが独立であ
り、好ましくは炭素数が1〜5である。これは、典型的
なメタロ−有機チタン化合物であるが、他のメタロ−有
機チタン化合物も同様に使用可能である。
【0011】ヘリウム、アルゴン、窒素、水素等のキャ
リアガスが、CVD堆積チャンバ内へと上記化合物を運
搬する。そして、当該化合物の熱分解により、窒化チタ
ン膜が堆積する。このプロセスは、典型的には、ウエハ
温度が約25〜600℃、好ましくは200〜600
℃、並びに、チャンバ圧力が約0.1〜760トール、
好ましくは0.1〜100トールで行われる。
【0012】熱分解を行う代りに、この化合物を、ハロ
ゲン、アンモニア又は水素から得られるラジカル等の遠
隔発生した反応種と反応させてもよい。また、アンモニ
アやヒドラジン(N24)と反応させて膜を堆積しても
よい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法のいずれ
かにより堆積した窒化チタン膜に伴う問題点は、しばし
ば炭素を炭素を含有してしまうことであり、また、多く
の場合、酸素を吸収することもある。酸素を吸収すれ
ば、上記に指摘したように膜の抵抗率を上昇させ、その
値は、10,000 μΩcmから100,000 μΩc
mに至ることもある。適切な抵抗率が約1000 μΩ
cmである低抵抗バイア(low resistance vias)等の特
定の用途では、上記の高い抵抗率は望ましくない。
【0014】従って、化学気相堆積やその他のプロセス
で堆積した薄膜を処理して、膜の抵抗率を減少させその
安定性を向上させることが望ましい。この方法は、膜の
堆積を行うチャンバと同じチャンバで実施することが好
ましい。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、簡潔に述べるなら
ば、本発明は、基板上に薄膜を堆積した後、基板にバイ
アスを与えつつ膜をプラズマに曝露してアニールするた
めの、方法及び装置を提供する。
【0016】アニールのプロセスは、N2 等のガスをチ
ャンバ内に注入することにより実現される。そして、高
周波(RF)エネルギー、例えば約350kHzの周波
数の高周波エネルギーがウエハ及び/又はこの支持体に
印加される。RFエネルギーの影響下で、注入ガスはウ
エハの上方でプラズマ雲を形成し、ウエハはプラズマ雲
に対して負にバイアスされている。これにより、正に荷
電されたイオンがウエハ上へと加速され、その結果、膜
の品質が向上する。
【0017】更に膜の品質を向上するために、膜の堆積
を「プラズマアニール」プロセスと共にサイクル化して
もよい。即ち、堆積及び「プラズマアニール」をした小
膜を順次積み重ねて膜を形成してもよい。
【0018】この堆積及びアニールのサイクルを、ウエ
ハの取り出しをせずに1つのチャンバで行うことが好ま
しい。その利点は、サイクルを比較的迅速に行うことが
できるので、堆積のチャンバと処理のチャンバの間でウ
エハを移送する際に要する停止時間を最小にすることが
できることである。
【0019】具体例の1つでは、装置は、化学気相堆積
による窒化チタン膜の堆積とその後の膜のアニールに適
している。これは、基板をチャンバから取り出さずに行
うことが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】
1.概説 概略的に、本発明は図3(a)に例示される。この図に
示されているように、プロセスチャンバ50はウエハ5
2を内部に包含し、これはサセプタ又は類似の支持体5
4上に置かれている。ウエハ52は、従来型のシャワー
ヘッドの形態のプロセス流体流入口56の下に置かれて
いる。プロセス流体は、一般的には気体であり、流入口
56を介してチャンバ内に供給される。これにより、ウ
エハ52の上面上に物質58の薄膜が堆積する。プロセ
スの際中及び終了後、消費済みの流体は排気口60を介
してチャンバから排出される。
【0021】その後すぐに、好ましくはさらにチャンバ
50からウエハ52を取り出さず、ウエハに「プラズマ
アニール」を受けさせる。この例示のための概説では、
ウエハ52をチャンバ50から取り出さず、流入口56
を介してチャンバ50内にイオン化種(ここではN2
ス等を例示する)を注入することにより、アニールが行
われる。そして、周波数約350kHzの高周波(R
F:radio frequency)エネルギーを、外部のRFソース
62から印加する。同時に、チャンバ50及び流入口5
6を始めとするチャンバの部品を接地する。注入された
ガスは、RFエネルギーの影響下でウエハ52上方にプ
ラズマ領域を形成する。
【0022】また、RFエネルギーの印加により、ウエ
ハに存在スすべき自己バイアスが発生し、図3(a)で
はチャンバの左側に示した電圧グラフ66の如きであ
る。
【0023】この電圧がイオン(この場合はN+及びN+
2イオン)をウエハに向けて加速する。以下に示す結果
からわかるように、この結果により膜の品質が向上す
る。
【0024】厳密なプロセスは全体として理解されてい
ないが、このイオンが膜58に衝突して、膜を圧縮し又
は膜と反応して、膜を向上させる。
【0025】膜を更に向上させるため、堆積を上述の
「プラズマアニール」処理とサイクル化させることがで
きる。即ち、堆積及び「プラズマアニール」をした小膜
を順次積み重ねて膜58を形成してもよい。下記に例示
されるように、この堆積及び処理のサイクルは、1つの
チャンバで実施することが可能である。このことによる
利点は、サイクルを比較的迅速に行うことができるの
で、堆積のチャンバと処理のチャンバの間でウエハを移
送する際に要する停止時間を最小にすることができるこ
とである。
【0026】2.装置の例示的具体例 本発明を更に例示して説明するため、膜の堆積と処理と
の両方を行うことができるCVDチャンバの具体例の1
つを、以下に例示する。
【0027】説明を始めるに当たり、典型的なCVDプ
ロセスチャンバの構成では、ウエハにRFエネルギーを
印加するために全く不適であることを注記しておく。第
1に、これはウエハにRFバイアスを与えるための手段
を与えない。第2に、ウエハ支持アームにRFコンダク
タを取り付けたとしても、適当な解決にはならない。R
Fコンダクタが熱電対の発する信号を妨害して、それ自
身とサセプタとの間及び可能性として接地シャワーヘッ
ドとチャンバ壁との間に、アークを発生してしまう。従
って、典型的なCVDチャンバには実質的な修正が必要
である。
【0028】チャンバの詳細 即ち、CVD膜堆積及び堆積後の「プラズマアニール」
の両方に適したプラズマCVDの修正装置を図3(b)
に例示する。このチャンバ及びこれを用いるための方法
を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0029】図3(b)に示されるように、半導体ウエ
ハプロセス装置110は、プロセスチャンバ112を有
している。このチャンバの中には、陽極処理アルミニウ
ムのサセプタ116上に半導体ウエハ114が支持さ
れ、このサセプタは、従来からのアルミナセラミック支
持プレート118に支持されている。支持プレート11
8とサセプタ116とウエハ114との結合体が、カン
チレバーのアルミナ支持アーム122の自由端120で
支持されている。支持アーム122の固定端124は、
略垂直方向可動のステム126に設置され、このステム
は、移動機構128の作用により垂直方向に移動可能と
なっている。チャンバ112及びその内容物は従来型の
赤外ランプ130によって加熱されるが、この赤外ラン
プは従来型のクオーツウィンドウ132を介してチャン
バ112内部を照射する。
【0030】シャワーヘッド136が具備され、このシ
ャワーヘッドを介してCVDプロセスの実行中にプロセ
スガスがチャンバ112内に導入される。装置110
は、更に、温度決定手段140を有するが、この温度測
定手段は、一般的な従来からの方法によりサセプタの温
度を感知する。また、ウエハ114及びシャワーヘッド
136にRFバイアスを与えるためのRFジェネレータ
142が具備される。最後に、この図は、プラズマ雲1
44によって概略的に指示されるプラズマ領域を例示す
る。このプラズマは、CVDプロセスのステップの終了
後にシャワーヘッド136を介してチャンバ内に注入さ
れる。下記に更に詳細に説明するが、ウエハへ適当なR
Fバイアスが印加され、他方、プラズマが一旦導入され
ればチャンバ112及びシャワーヘッド136が接地さ
れ、その結果膜の性質が向上する。
【0031】プロセス装置110の種々の構成要素の詳
細は、従来技術のCVDプロセスチャンバの対応する構
成要素とは異なっている。これらの構成要素の詳細を以
下に説明し、その後、この装置の使用例を説明する。
【0032】ウエハ支持アーム 支持アーム122の詳細について、図4〜図7(b)を
参照して説明する。図4はサセプタの縦断面図である。
図5は支持アーム122の自由端120における拡大断
面図である。図6は図5の線6−6に沿った断面図であ
る。図7(a)は支持アーム122の上面図であり、こ
の図にはアーム上に設置されているサセプタ116及び
支持プレート118が除かれている。図7(b)は図7
(a)の線7−7に沿った縦断面図である。
【0033】図4〜図7(b)に示されるように、ウエ
ハ114は陽極処理アルミニウムサセプタ116上に支
持される。サセプタ116は従来型の「スイスチーズ(S
wissCheese)」アルミナセラミック支持プレート118
によって支持される。プレート118とサセプタ116
との間には、薄いクオーツプレート119が配置され
る。このクオーツプレートにより、サセプタとチャンバ
内の他の部材との間のアークが排除される。また、クオ
ーツプレートは、ランプ130からの放射エネルギーに
対して透過性がある。このことにより、ランプ130が
サセプタ166を急速に加熱することが可能となる。サ
セプタ116はクオーツシールド150によって周りを
囲まれる。クオーツシールドは、アルミナ支持プレート
118上に置かれ(部分的に図5に示される)、サセプ
タよりも上に伸び、サセプタ116及びウエハ114の
両方が中に入るようなウエハ受容ポケットを画する。図
示のように、クオーツシールド150はその上端が外に
向かう面取りがなされているため、サセプタ116に対
してウエハの移送をする際にウエハ114の受容が更に
容易になる。クオーツシールド150は主に、サセプタ
116のエッジをアークの誘引からシールドする機能を
有する。
【0034】処理の間、サセプタ116の温度をそれ自
身の中に設置された熱電対152によって測定する。熱
電対152は窒化アルミニウムシース154の中に設置
され、このシースはサセプタ116の本体の内部にぴっ
たりとフィットし、熱電対152とアルミニウムサセプ
タ116本体との間を電気的に絶縁する。シース154
は、電気抵抗が高いが、熱伝導は良好である。シースの
熱質量は低く、従って熱慣性が低いため、熱電対152
と共に用いることに適している。更に、チャンバ112
のプロセスの環境の中で化学的に安定である。
【0035】熱電対152は、導電ケーブル156によ
り温度感知機構140に接続される。以下に説明するよ
うに、このケーブルは、アーム122の中心部分を通り
抜け、また、チャンバ112の中の高周波(RF)エネ
ルギーから電気的に絶縁されている。熱電対152は小
さなニッケル球158によって適所に保持され、このニ
ッケル球は導電ケーブル156の上に押し付けられてい
る。ニッケル球158は、鍵固定されたセラミック保持
部品162内に形成されたスロット160内に保持され
ている。鍵固定された保持部品162は、サセプタ11
6の下側の中央突起部166内に形成されたグルーブ1
64に鍵固定されている。この構成により、サセプタを
支持アームから一旦分離すれば、分離熱電対を比較的容
易に着脱できるようになる。また、これは重要なことで
あるが、この構成により、サセプタと熱電対との間の電
気的絶縁を維持しつつも、熱電対152がサセプタ11
6本体内部の適所に緊密に保持される。
【0036】明らかに、特に図4〜6から明らかなよう
に、サセプタ116は、中央突起部166にねじこまれ
る1対のボルト168によって支持アーム122に固定
される。図6には、アーム122が主に逆U字型セラミ
ック部分170によって構成されていることが示され
る。ボルト168は、U字型部分170の水平部分の中
を貫く穴172のそれぞれを貫いている。ボルト168
がU字型部分170の水平部分上で過剰負荷となること
を防止するため、各ヘッドはベルベデル(Belvedere)ば
ねワッシャ174によって水平部分と間隔が置かれてい
る。ボルト168がU字型部分170上で過剰負荷とな
ることを防止することは非常に重要であり、何故なら、
セラミック特に断面が薄いセラミックは比較的脆く、過
剰な負荷によりU字型部分が破壊することがあるからで
ある。
【0037】添付の図面に示されているように、RF伝
導ストリップ180はアーム122の中を通り、突起部
166のところでアルミニウムサセプタ116の下側と
電気的に接続している。RF導電体180は、Dupont E
lectric よりPyralin の商品名で販売される材料などポ
リイミドとして知られている高温弾性誘電材料でコーテ
ィングされている。
【0038】この Pyralin コーティングは、RF導電
体に電気的絶縁を与える。更に、RF伝導ストリップ1
80は、セラミックアイソレータ182によってケーブ
ル156から電気的に絶縁される。この詳細は、図8
(a)及び(b)を参照して下記に説明する。更に、ス
トリップ180は、逆U字型部分170の「脚」によ
り、更にはアイソレータ184により、チャンバの内部
から絶縁される。この詳細は、図9(a)及び(b)を
参照して下記に説明する。
【0039】組み立てにおいて、熱電対152及びその
対応するシース154をサセプタ116内に挿入する。
そして、熱電対のリード線156をU字型部分170内
に与える。ボルト168によってサセプタ116をU字
型部分170上に固定し、導体156の上にアイソレー
タ182を配置してRFストリップ180から絶縁す
る。そして、ストリップ180をアイソレータ182上
に置き、その後、更に別のアイソレータ184をRFス
トリップ180の上に配置する。その後、フラットなセ
ラミックリテーナ186を、U字型部分170の「脚」
の自由端の近くに形成したグルーブ188の中に挿入す
る。このリテーナ186の詳細は図10に示されるが、
これは即ちU字型部分170本体内に配置される部品全
てのリテーナとして作用する。
【0040】図7(a)及び(b)に例示されているよ
うに、アーム122は、比較的細めの中心部分によって
構成され、自由端120及び固定端124ではそれぞれ
大きくなった部分を有している。これらの図、特に図7
(a)より理解されるように、アーム122の自由端
は、自由端120の上面内に形成されたスロット190
のそれぞれ両側に形成された2つのボルト穴172を有
している。このスロット190は、サセプタ116の底
部の突起部166より下向きに伸びる鍵構造体192を
受容する。この鍵構造体192は、アーム122の上に
配置されたときにスロット190とかみ合う。鍵構造体
192の詳細は、図6及び図12に示されている。アー
ム122の固定端124は、垂直可動のステム194に
固定されている。この詳細は図11を参照して下記に説
明される。
【0041】アイソレータ及びリテーナ 種々のアイソレータストリップ及びリテーナストリップ
182、184及び186を、図8、図9及び図10に
例示する。
【0042】図8によれば、アイソレータ182はU字
型チャンネルであり、この内部に熱電対が配置される。
このU字型チャンネルは、一方の端部に拡大部分196
を有している。この部分196は、アーム122の固定
端124でRFストリップ180をカバーする。
【0043】他方、図9(a)〜(b)によれば、アイ
ソレータ184は、アーム122の自由端120内部に
比較的ぴったりとフィットするようなサイズが与えられ
た拡大部分198を有している。この拡大部分198
は、自身に形成されたチャンネル200を有している。
装置が組み上がったとき、RF導体180が絶縁体18
4の上面202上に配置されている。また、これはチャ
ンネル200の内部の輪郭に沿うように変形する。この
構成は図5に例示されており、RFストリップ180を
接続ボルト168から分離する必要がある。図5から明
らかなように、このチャンネル200の中にフィットす
る適当なスペーサ部品204を具備して、ストリップ1
80とボルト168との間の絶縁を与える。
【0044】リテーナ186の詳細は、図10に例示さ
れている。この図から明らかなように、リテーナ186
は、アーム122の自由端120に形成されたグルーブ
の中に受容できるようなサイズの拡大部分206を有す
る、ほぼスプーン形状である。組み立てにおいては、リ
テーナ186をアーム122の自由端120からスロッ
ト190の中に挿入される。
【0045】固定端の接続 アーム122の固定端124は、図11に詳細が例示さ
れるように、ステム194に接続される。この図から明
らかなように、ステム194は中空のチューブで、その
上端で広くなりフランジ210を形成し、このフランジ
にアーム122の固定端124がボルト212で固定さ
れる。ボルト212とセラミックの端部124の間に過
剰な負荷がかかるのを防止するため、ボルト212と端
部124の間にベルベデル(Belvedere)ばねワッシャ2
14が具備される。
【0046】フランジ210とチャンバ112の底部壁
との間には、ステンレス鋼のベローズ216が配置され
る。このベローズにより、アーム122を垂直方向に昇
降させ同時にチャンバの壁218を通り抜ける際のステ
ム194に対するシールを与える。
【0047】前述の通り、ステム194は中空チューブ
の形態である。このチューブの内側には、非導電性のチ
ューブ220が配置される。これは、典型的には、ポリ
イミド材料製であり、チャンバと中空RF伝導チューブ
222との間を電気的に絶縁する。
【0048】このRF伝導チューブ222はRFソース
に接続されており、また、以下に詳細を述べるがRF伝
導ストリップにも接続されてる。熱電対152と温度決
定手段140との間を連通させる導体156は、チュー
ブ222に形成された中央孔を通る。
【0049】図12には、図11と共に、伝導ストリッ
プ180とチューブ222との間の接続がどのように形
成されるのかが示される。図11より明らかなように、
チューブ222は上端で広がり円形のフランジ224を
形成する。ストリップ180は図12に示されるよう
に、円形の導体のフープ226の中で終了する。アーム
122を組み上げるとき、フープ226が図11に示さ
れるようにRF伝導チューブ222のフランジ224上
に置かれる。これによって、ストリップ180及びサセ
プタ116への必要なRF伝導接続が与えられる。この
接続によって、アーム122の分解組み立てが容易とな
る。また、アーム122の固定端124がステム194
のフランジ210上に配置された場合に、ある程度の回
転の自由度(ステムの縦のアクセスに関して)を可能に
する。
【0050】
【実施例】
3.使用法 ウエハ114上に窒化チタン膜を堆積する例示的な実施
例によって、本発明を更に詳細に例示する。
【0051】上述の装置110において、窒化チタン膜
は、熱、化学又は遠隔的に活性化した種のいずれかによ
りウエハ上に堆積することができ、そして、別のチャン
バに移送することなく、エネルギーを与えられたイオン
(energetic ions)を含有するプラズマで後処理をするこ
とができる。
【0052】シャワーヘッド136からウエハ114ま
でが約0.3〜0.8インチ(約7.6〜20.3m
m)、好ましくは約0.6〜0.7インチ(約15.2
〜17.8mm)の間隔で、プラズマ処理が遂行され
る。約350kHzで電力100〜300ワットのRF
エネルギーを基板に印加してエネルギーを与えられたイ
オンが得られる。これは、換言すれば、ウエハ114の
表面積の1平方センチメートル(cm2 )当たり約0.
3〜1.6ワットということである。サセプタに負の電
力を与えシャワーヘッドとチャンバ壁を接地することに
より、これが、50〜1000ボルト、好ましくは20
0〜800ボルトのDC自己バイアスを基板と大地の間
に誘導する。これは、イオンを吸引して高エネルギーで
ウエハ表面を叩いて、膜をパッシベーションし又は高密
度化(「アニール」)し、経時的な安定性を保つ。
【0053】本発明の正確なメカニズムはわからない
が、エネルギーを与えられたイオンが膜(TiN膜であ
れその他の膜であれ)に衝突して、膜を高密度化し、及
び/又は、膜と反応すると考えられている。「アニー
ル」した膜をその後空気や水蒸気や酸素中に曝露した場
合、バイアス電圧を印加しない場合に比べて酸素の吸収
がはるかに少ない。総じて、「アニール」した膜は従来
のCVDプロセスで生成した同じ材料の未処理膜に比べ
て、結晶化の度合いが高く、窒素を多く含んでおり、酸
素及び炭素の含有量が低い。更に、「アニール」した膜
の抵抗率は、低く且つ安定している。
【0054】後堆積処理のステップのためにプラズマを
形成する際に用いるガスは、いかなるガスでもよいが、
窒素、アンモニア、アルゴン等の非酸素含有且つ非炭素
含有のガスが好ましい。窒化チタン膜の処理には、窒素
が最も有効であろうと思われる。また、プラズマ雲内で
生成するイオンの代りに、イオンソースで生成するイオ
ンで膜を衝突させてもよい。
【0055】4.実験結果。
【0056】窒化チタン膜を用いて行った実験を参照し
て、本発明の利点の詳細を例示することが可能である。
【0057】本発明によらない比較例この実験の一部と
して、従来技術の真空化学気相堆積チャンバにおいてシ
リコンウエハ上に窒化チタン膜を堆積して、比較例のサ
ンプルを作った。このプロセス中は、チャンバを0.4
5トールの圧力に維持し、サセプタを420℃に維持し
た。45℃に保ったバブラを介して、Ti(NR2
4(Rはアルキル基であり好ましくはメチルである)を
含有するヘリウムキャリアガスを40sccmでチャン
バ内に流入させた。更に、窒素ガスを流量100scc
mでチャンバ内に導入した。このプロセスの間、毎分約
425オングストロームの堆積速度で窒化チタン膜が堆
積した。堆積に続いて、200sccmのアルゴンパー
ジガスが用いられた。
【0058】この結果得られた窒化チタン膜は、厚さが
非常に均一であり、ウエハ4枚について測定した厚さの
変動は、3.03%であった。しかし、初期の抵抗率
(ウエハ4枚の平均)は11,360と高かった。更
に、図13のグラフ300で、抵抗率が経時的に不安定
で上昇したことが示されている。
【0059】また、上述の条件でできた窒化チタン膜に
対してラザフォード後方散乱分光法(RBS)の測定が
行われた。この結果のスペクトルによれば、炭素含有量
が約30%、窒素が約23%、酸素が約24%、チタン
が約23%であった。炭素及び酸素は共に不純物と考え
られ、この分光測定の結果によれば、この窒化チタン膜
は不純物を高いレベルで含んでいることが示された。
【0060】抵抗率を下げる研究において、堆積前と堆
積後のプラズマ曝露が試行された。窒化チタン膜の堆積
の前及び後でプラズマを発生させた2つのケースを行っ
た。しかし、ここでの曝露は、本発明の「プラズマアニ
ール」とは異なるものである。このプラズマ曝露は、シ
ャワーヘッドに約100ワットと小さな電力を印加して
行ったものであり、ウエハに電力を印加していない。こ
の2つのケースの結果を、以下の表1にまとめた。
【0061】
【表1】 これらの結果から、堆積前のプラズマ曝露にせよ堆積後
のプラズマ曝露にせよ、抵抗率に対して影響しなかった
ようである。従って、RFエネルギーを基板やサセプタ
に印加した場合に得られる抵抗率が、著しく低減し経時
的な安定性が維持されるとは、予測できないものであっ
た。
【0062】これらの予測できない向上を、本発明に従
って作られた改良膜の例を以下に挙げて例示する。しか
し、本発明はこの実施例に記された詳細に限定されるも
のではない。
【0063】改良膜の例 本発明に従いプラズマ環境下でサセプタに約100ワッ
トのRF電力を印加する一連の実験が行われた。上述の
如く、この印加したRF電力は、大地に対して400ボ
ルトのバイアス電圧を発生した。典型的な従来型のCV
Dチャンバで予め窒化チタン膜を堆積したシリコン基板
は、プロセス中はサセプタ上に置かれていた。従って、
堆積のステップとプラズマアニールのステップの間に空
気中に基板を曝露することなく、堆積とプラズマアニー
ルが続けて行われた。この2ステップの堆積とアニール
は、5サイクル行われた。
【0064】図13でプロット300を得るために用い
た従来技術のサンプルの場合と同様に、上述のウエハの
膜を試験して、それぞれの抵抗率を求めた。その結果は
図14のグラフ310に例示されており、膜の初期の抵
抗率が約1000〜2000μohm-cm であったこ
とが示された。
【0065】ここで重要な点は、プロット310に示さ
れているように、膜の抵抗率は96時間の間に実質的に
上昇しなかったことである。実際、24時間後測定され
た抵抗率の上昇は2%だけであった。抵抗率及び安定性
についてのこの向上の程度は、プロット310にプロッ
ト300を引き直して比較することにより明らかになる
だろう。
【0066】更に、RBSを用いて窒化チタン堆積膜の
密度を原子/cm3 で測定した。表2にこのデータをま
とめた。
【0067】
【表2】 この表では、比較例の膜は処理が行われていないもので
あり、実施例Aの膜は本発明に従って「アニール」を行
ったものである。これから明らかなように、実施例Aの
方が比較例の未処理の膜よりも密度が高い。従って、本
発明のプラズマアニールにより、窒化チタン膜の密度を
比較例の膜に比べて高めた。
【0068】図15は、空気曝露時間(時間)に対する
酸素原子の濃度(%)のグラフであり、本発明により作
られた膜の性質が向上したことを更に例示するものであ
る。このケースでは、同じチャンバ内で膜の堆積及び
「プラズマアニール」の両方を行った。チャンバは、上
述の本発明のCVD装置と同様のものであった。サイク
ル化した堆積及びアニールにより、厚さ200オングス
トロームの窒化チタン膜が堆積した。これを行うために
は、100オングストロームの膜を堆積した後にアニー
ルし、その後、第2の100オングストロームの層の堆
積及びアニールを行った。アニールはN2 プラズマを用
いて行った。酸素原子の濃度のパーセンテージを24時
間の間定期的に測定した。
【0069】プロット312から明らかなように、酸素
濃度は最初は約2%であった。24時間後の含有量は
2.5%未満であり、この堆積膜が非常に安定であるこ
とを示している。比較のため、プロット314には、従
来技術の方法を用いて堆積した窒化チタン膜について測
定した酸素濃度の測定値が例示される。この膜は、より
高い(15%)初期酸素濃度を有するのみならず、非常
に高い速度で酸素を吸収し、また、より不安定であり経
時的に抵抗率が著しく上昇する。また、比較のためであ
るが、このグラフの点316には、物理気相堆積(PV
D:physical vapor deposition )により堆積した窒化
チタン膜の典型的な酸素濃度(約1%)が例示される。
【0070】また、本発明に従って堆積及び処理をなし
た膜は、有機結合を有する炭素の含有量が実質的に低減
していることが見出される。図16(a)〜(c)は、
別々の膜に対するXPSスペクトルのグラフであり、こ
れらが上記を例示している。
【0071】図16(a)は、200オングストローム
の未処理の膜のスペクトルを示し、316の点で、未処
理膜では有機結合を有する炭素のレベルがより高いこと
を示している。比較のため、図16(b)及び(c)の
作成に用いられた200オングストローム膜の測定で
は、それぞれ317と318に、有機結合炭素の含有量
が減少することが示される。ここで注記すべきは、図1
6(b)の膜は、本発明に従って100オングストロー
ムの膜を堆積し「プラズマアニール」を行い、その後、
第2の100オングストロームの膜を堆積し「アニー
ル」を行って、形成したものである。一方、図16
(c)は、4つの50オングストローム膜を順次堆積及
びアニールして形成したものである。
【0072】図17(a)及び(b)には、本発明の更
なる向上が例示される。図17(a)には、堆積及びN
2 プラズマを用いて「プラズマアニール」したCVD窒
化チタン膜を用いたバイア(via)の抵抗が示される。ま
ずバイアにはCVD窒化チタン接着層が並べられ、そし
て、CVDタングステンプラグで埋められた。この図
は、膜堆積厚さにたいするバイア抵抗のグラフであり、
アスペクト比が約2.5の0.5μmバイアに対して作
成されたものである。「プラズマアニール」した膜のバ
イア抵抗が、プロット322によって与えられる従来の
堆積膜のそれよりも低いことが、この図のプロット32
0から明らかである。比較のため、PDV堆積の窒化チ
タン膜のバイア抵抗を、矢印324に例示する。
【0073】同様の向上が図17(b)のグラフに例示
されているが、これは、窒化チタン膜の厚さに対するソ
リサイドコンタクト抵抗を表す。このグラフは、アスペ
クト比が約2.5の0.5μmコンタクトについてプロ
ットしたものである。本発明に従ってN2 プラズマ処理
を行ってできたコンタクトの抵抗が、プロット330に
示される。図示のように、従来技術のCVD堆積により
得られたコンタクト抵抗を表すプログラムと332によ
って例示される抵抗よりも実質的に低い抵抗をこのプロ
ット330が例示している。比較のため、PVD窒化チ
タンの比較のコンタクト抵抗が矢印334に与えられ
る。
【0074】本発明の膜の向上 本発明に従って堆積及び「アニール」した膜の品質を更
に最適化するための検討が行われた。
【0075】図18は、一定の厚さの膜を1つ作るため
に用いられる堆積/アニールのサイクルの数の効果を例
示する。この図では、トータルで200オングストロー
ムの窒化チタン膜を化学気相堆積により堆積しN2 プラ
ズマによりアニールした。プロット340で例示される
1つのケースでは、50オングストロームの4つの層の
ぞれぞれについてプロセスのサイクルを4回行い、それ
ぞれのサイクルでは、個々に、堆積を行って次の層を堆
積する前にプラズマアニールを行った。プロット342
で例示される第2のケースでは、2つの層でそれぞれが
100オングストロームの層を堆積しまた別々にアニー
ルした。図示のように、曲線340で表されるケース
(500〜600μm−cm)は、曲線342で表され
るケース(700〜800μm−cm)よりも抵抗率が
低いことが示される。しかし、これらのケースの膜の抵
抗率は1000μm−cmよりも低く、また、両方のケ
ースで8日の間の抵抗率の上昇が5%未満とおよそ同等
であったことは、注記すべきである。
【0076】更に、膜抵抗率及びDCバイアス電圧に対
するプラズマ処理プロセスの圧力の影響を求める試験が
行われた。この結果は、図19に例示される。この図
は、200オングストロームの窒化チタン堆積物に対し
て、約200ワットの電力を印加したプラズマで60秒
間処理を行ったものについてのグラフである。
【0077】プロット350で示されるように、本発明
のプロセスにより作られた膜によって示される向上した
抵抗率は、プロセス圧力にはほぼ依存していない。しか
し、プロセス圧力が約200ミリトール(mTorr)
よりも低い場合は、低い抵抗率が実現されなかったこと
が示されている。しかし、注記すべきは、これらの結果
が特定のプロセス条件の組合わせにおいて適用されるの
であり、本発明はこの事に限定されるものではない。従
って、低抵抗率及びその他の利点は、200ミリトール
よりも低い圧力においても得られるものである。
【0078】プロット352で例示されるように、プラ
ズマ全体で誘導されるDCバイアスは、プロセス圧力が
約200ミリトールから約1000ミリトールへと上昇
するに従って、明らかに減少している。そして、その先
は、約150ボルトででほぼ一定となる。
【0079】最後に、図20のグラフに例示されている
ように、処理所要時間及び周波数が膜に抵抗率に与える
効果を測定した。トータルで200オングストロームの
厚さの4種類の膜について比較した。プロット360で
表される膜は、最初に50オングストロームの層を堆積
してこれをアニールし、これに、6つの25オングスト
ロームの層を付加して形成したもので、この6つの層の
それぞれが、堆積の後次の層の堆積前のアニールを行っ
たものである。第2の膜はプロット362で表され、4
つの50オングストロームの層について、それぞれ堆積
及びアニールを行って、形成したものである。第3の膜
はプロット364で表され、2つの100オングストロ
ームの層について、それぞれ堆積及びアニールを行っ
て、形成したものである。最後の層はプロット366で
表され、単一の200オングストロームの膜を堆積した
後本発明に従ってアニールを行ったものである。
【0080】これらのプロットから、多くの知見が得ら
れる。図示のように、ここで調査した範囲では、全体の
層を作り上げるための個々の層の数が多くなるほど、抵
抗率が低くなる。同様に、個々の層が薄くなるほど、抵
抗率に対してのプラズマ処理の時間の影響が少なくな
る。
【0081】本発明は、窒化チタン膜に限定されるもの
ではない。本発明の「アニール」のプロセスは、他の材
料の性質及び化学組成を向上するように作用することが
でき、この他の材料とは特に、CVDアルミニウム、チ
タン銅、又は、五酸化タンタルやダイヤモンド状炭素等
の絶縁材料及び半導体材料;スパッタ堆積のアルミニウ
ム、タンタル、五酸化タンタル、ケイ化物、その他窒化
物等である。本発明を、シリコンウエハ基板上の窒化チ
タン膜について代表させてきたが、他の基板を用いても
よく、例えば、ステンレス鋼や、チタン、アルミニウム
及びタングステン等のメタルや、酸化チタン、シリカ、
ガラス等の酸化物や、ケイ化チタン等のケイ化物等の基
板を用いてもよい。
【0082】更に、膜の抵抗率の減少と膜の安定性の向
上に加えて、本発明の方法を別の目的に用いることも可
能である。例えば、N2 プラズマを用いて「アニール」
した膜を分析したところ、膜の表面に近いところでは窒
素の量が上昇していることが示された。これは、窒素イ
オンの一部が膜に「埋め込まれ」て膜と反応したと思わ
れる。従って、このアニールのプロセスを用いて膜にプ
ラズマからのイオン/分子を「濃縮」することが可能と
なろう。また、このプロセスを用いて、膜から不要な分
子/イオンを放出させ、又は交換することもできるだろ
う。この例としては、膜中の炭素の量の低減−その効果
を図16(b)及び(c)に例示−が挙げられる。ここ
では、膜にイオンが衝突して、炭素原子を放出させると
考えられる。
【0083】上述の応用例を、主に化学気相堆積で堆積
した窒化チタン膜の堆積後処理に関して説明してきた
が、いわゆる当業者には、出発物質及び堆積膜、堆積及
び後処理の反応条件等のパラメータを変化させることを
容易に行い得る。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
によれば、化学気相堆積やその他のプロセスで堆積した
薄膜を処理して、膜の抵抗率を減少させその安定性を向
上させることができる。また、本発明によれば、これら
の一連の操作を、膜の堆積を行うチャンバと同じチャン
バで実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のCVDチャンバの模式的な断面図で
ある。
【図2】図1のチャンバのサセプタ及びその支持アーム
の分解図である。
【図3】(a)は、本発明を広く例示するプロセスチャ
ンバの断面図である。(b)は、本発明のCVDプラズ
マ処理チャンバの模式的な断面図である。
【図4】図3のチャンバのサセプタ及びその支持アーム
の縦断面図である。
【図5】図4の支持アームの、サセプタを支持する部分
での拡大断面図である。
【図6】図5の線6−6に沿った部分断面図である。
【図7】(a)は図4の支持アームの上面図である。
(b)は、図7(a)の線7−7に沿った縦断面図であ
る。
【図8】(a)は図4の支持アーム内の熱電対アイソレ
ータの平面図である。(b)は図8(a)の線8−8に
沿った縦断面図である。
【図9】(a)は図4の支持アーム内のRF電力ストリ
ップアイソレータの平面図である。(b)は図9(a)
のアイソレータの部分的断面図である。
【図10】図4の支持アームの下側保持プレートの平面
図である。
【図11】図4の支持アームの固定端の詳細を示す断面
図である。
【図12】図4の支持アーム内に配置されたRF電力ス
トリップのコネクタの詳細を示す断面図である。
【図13】従来技術のプロセスに従って堆積した窒化チ
タン膜のシート抵抗率の曝露時間に対する変化を表すグ
ラフである。
【図14】図13のグラフと同様のグラフであるが、本
発明に従って処理した膜の抵抗率の小ささと安定性の高
さとを例示するグラフである。
【図15】本発明に従って製造した膜の酸素吸収の小さ
さを例示するグラフである。
【図16】(a)〜(c)は、本発明に従って製造した
膜の有機炭素含有量が減少する様子を例示するグラフで
ある。
【図17】(a)及び(b)は、バイア内及びソリサイ
ドコンタクト(solicide contact)内の膜抵抗が向上する
ことを例示するグラフである。
【図18】堆積及びプラズマ処理のサイクルの数を変え
て製造した膜の抵抗率の差を例示するグラフである。
【図19】膜抵抗率とバイアス電力をプラズマプロセス
の圧力の関数としてプロットしたグラフである。
【図20】処理所要時間及び周波数が膜抵抗率に対して
与える影響を例示するグラフである。
【符号の説明】
10…装置、12…処理チャンバ、14…ウエハ、16
…サセプタ、18…ディスク、20…自由端、22…支
持アーム、24…固定端、26…ステム、28…移動手
段、30…赤外ランプ、32…クオーツウィンドウ、3
4…貫通穴、36…シャワーヘッド、38…熱電対、4
0…温度測定装置、42…導電ケーブル、50…プロセ
スチャンバ、52…ウエハ、54…支持体、56…流入
口、58…膜、60…排出口、62…RFソース、66
…電圧グラフ、110…半導体ウエハプロセス装置、1
12…プロセスチャンバ、114…半導体ウエハ、11
6…サセプタ、118…支持プレート、119…クオー
ツプレート、120…自由端、122…支持アーム、1
24…固定端、126…ステム、128…移動機構、1
30…赤外ランプ、132…クオーツウィンドウ、13
6…シャワーヘッド、140…温度決定手段、142…
RFジェネレータ、144…プラズマ雲、150…クオ
ーツシールド、152…熱電対、154…シース、15
6…導電ケーブル、158…ニッケル球、160…スロ
ット、162…保持部品、164…グルーブ、166…
突起部、168…ボルト、170…U字型部分、172
…ボルト穴、180…ストリップ、182…セラミック
アイソレータ、184…アイソレータ、186…リテー
ナ、188…グルーブ、190…スロット、192…鍵
構造体、194…ステム、196,198…拡大部分、
200…チャンネル、204…スペーサ部品、210…
フランジ、212…ボルト、214…ばねワッシャ、2
16…ベローズ、218…チャンバ壁、220…非導電
チューブ、222…RF導電チューブ、224…円形フ
ランジ、226…フープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン エフ. モリスン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サンタ クララ, ディッケンズ アヴェ ニュー 15221 (72)発明者 カール エー. リッタウ アメリカ合衆国, カリフォルニア州, パロ アルト, ブライアント ストリー ト 3278 (72)発明者 ロデリック シー. モーゼリー アメリカ合衆国, カリフォルニア州, プリーサントン, ダイアヴィラ アヴェ ニュー 4337 (72)発明者 イヴォ ライジマーカー アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン ノゼ, ブライアーウッド ドライ ヴ 2442

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に堆積した膜の性質を向上させる
    ための方法であって、エネルギーが与えられたイオンを
    該膜に衝突させるステップを有する方法。
  2. 【請求項2】 該膜が導電性の膜である請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 基板上に膜を堆積するための方法であっ
    て、 (i) 前記基板上に膜を堆積するステップと、 (ii) 前記基板を真空の環境から取り出さずに、前記基
    板にバイアス電圧を印加しつつ、該膜をプラズマに曝露
    するステップと、を有する方法。
  4. 【請求項4】 前記堆積するステップ(i) と前記曝露す
    るステップ(ii) とが、1つのプロセスチャンバ内で実
    施される請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 該膜を、化学気相堆積プロセスにより堆
    積する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 該膜を、メタロ−有機チタン化合物の分
    解により堆積する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 該膜が窒化チタンの膜である請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記プラズマが、窒素含有イオンを含ん
    でいる請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記プラズマに曝露するステップ(ii)
    において、バイアス電圧の前記印加により、約50〜
    1,000eVのエネルギーのイオンが膜に衝突する請
    求項3に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記基板が半導体基板である請求項3
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記堆積するステップ(i) で該膜の厚
    さよりも薄い膜の層を堆積し、且つ、前記堆積するステ
    ップ(i) と前記曝露するステップ(ii) とがサイクル化
    して繰り返されて、膜を形成する、請求項3に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 基板上の膜を処理する方法であって、 (i) 該基板上に材料の層を堆積するステップと、 (ii) イオンを含有する環境に該層を曝露するステップ
    と、 (iii) 該層に電気的バイアスを与えて該環境からのイオ
    ンを該層に衝突させるステップとを有する方法。
  13. 【請求項13】 前記堆積するステップ(i)で該膜の厚
    さよりも薄い膜の層を堆積し、且つ、前記堆積するステ
    ップ(i) と前記曝露するステップ(ii) と前記バイアス
    を与えて衝突させるステップ(iii) とがサイクル化して
    繰り返されて、膜を形成する、請求項12に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 前記堆積するステップ(i) と前記曝露
    するステップ(ii)と前記バイアスを与えて衝突させるス
    テップ(iii) とが、1つのプロセスチャンバ内で実施さ
    れる請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記堆積するステップ(i) が、化学気
    相堆積により行われる請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 該膜を、メタロ−有機チタン化合物の
    分解により堆積する請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 該膜が窒化チタンの膜である請求項1
    6に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記プラズマが窒素含有イオンを有し
    ている請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 基板処理装置であって、 (i) チャンバを形成するハウジングと、 (ii) 基板を受容し支持する基板支持体と、 (iii) プロセス流体流入口であって、前記プロセス流体
    流入口を介して、プロセス流体が該チャンバ内に流入さ
    れて、該基板支持体上に支持された基板上に膜を堆積す
    る、前記プロセス流体流入口と、 (iv) エネルギーが与えられたイオンを膜に衝突させる
    ための手段とを備える基板処理装置。
  20. 【請求項20】 膜に衝突させるための前記手段が、基
    板に電気的バイアスを与えるための手段を有する請求項
    19に記載の基板処理装置。
  21. 【請求項21】 流体流入口であって、前記流体流入口
    を介して、プロセス流体が該チャンバ内に流入されて、
    基板に対して適所にイオン雲を形成して、該基板にバイ
    アスが与えられているときにイオンを該膜に衝突させ
    る、前記流体流入口を、膜に衝突させるための前記手段
    が更に有する請求項20に記載の基板処理装置。
  22. 【請求項22】 前記流体流入口が、該チャンバ内にプ
    ラズマを注入することができる請求項21に記載の基板
    処理装置。
  23. 【請求項23】 膜に衝突させるための前記手段が、前
    記基板支持体と電気的に接続した高周波(RF)ジェネ
    レータを更に有する請求項21に記載の基板処理装置。
  24. 【請求項24】 前記高周波ジェネレータが、基板単位
    面積について、1平方センチメートル(cm2 )当たり
    0.3〜1.5ワット(0.3〜1.5 W/cm2
    の出力を有する請求項23に記載の基板処理装置。
  25. 【請求項25】 前記高周波ジェネレータが、200〜
    800ボルトのバイアスを基板に与えることができる請
    求項24に記載の基板処理装置。
  26. 【請求項26】 前記基板支持体が前記ハウジングと電
    気的に絶縁されている請求項20に記載の基板処理装
    置。
  27. 【請求項27】 前記基板支持体が、前記ハウジングと
    電気的に絶縁されている導電体によって、バイアスを与
    える手段と電気的に接続されている請求項20に記載の
    基板処理装置。
  28. 【請求項28】 前記基板支持体が、 (i) 平坦な支持面を形成する導電プレートと、 (ii) 前記平坦な支持面と略平行に配置される支持アー
    ムと、 (iii) バイアスを与えるための手段と前記導電プレート
    との間を接続する電気的コネクタとを有する請求項20
    に記載の基板処理装置。
  29. 【請求項29】 前記コネクタが前記ハウジングと電気
    的に絶縁される請求項28に記載の基板処理装置。
JP17810396A 1995-07-06 1996-07-08 薄膜のバイアスプラズマアニール方法 Withdrawn JPH09115917A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49899095A 1995-07-06 1995-07-06
US08/498990 1995-07-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09115917A true JPH09115917A (ja) 1997-05-02

Family

ID=23983341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17810396A Withdrawn JPH09115917A (ja) 1995-07-06 1996-07-08 薄膜のバイアスプラズマアニール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09115917A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229211B1 (en) 1998-07-30 2001-05-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
EP0776991B1 (en) * 1995-12-05 2002-02-06 Applied Materials, Inc. Plasma annealing of thin films
JP2005235874A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Ushio Inc 加熱ユニット
JP2008500256A (ja) * 2004-05-26 2008-01-10 サン−ゴバン グラス フランス 疎水性コーティングの製造方法、本方法を実施するための装置及び疎水性コーティングを備えた支持体
US20210249331A1 (en) * 2020-02-07 2021-08-12 The Regents Of The University Of California Low-Temperature Deposition of High-Quality Aluminum Nitride Films for Heat Spreading Applications

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0776991B1 (en) * 1995-12-05 2002-02-06 Applied Materials, Inc. Plasma annealing of thin films
US6229211B1 (en) 1998-07-30 2001-05-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
US6518177B1 (en) 1998-07-30 2003-02-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing a semiconductor device
JP2005235874A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Ushio Inc 加熱ユニット
JP2008500256A (ja) * 2004-05-26 2008-01-10 サン−ゴバン グラス フランス 疎水性コーティングの製造方法、本方法を実施するための装置及び疎水性コーティングを備えた支持体
US8282997B2 (en) 2004-05-26 2012-10-09 Saint Gobain Glass France Method for producing a hydrophobic coating, device for implementing said method and support provided with a hydrophobic coating
US20210249331A1 (en) * 2020-02-07 2021-08-12 The Regents Of The University Of California Low-Temperature Deposition of High-Quality Aluminum Nitride Films for Heat Spreading Applications

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5989999A (en) Construction of a tantalum nitride film on a semiconductor wafer
US6699530B2 (en) Method for constructing a film on a semiconductor wafer
US6444036B2 (en) Construction of a film on a semiconductor wafer
KR101295604B1 (ko) 고품질 저온 질화규소층 형성 방법 및 장치
US6319728B1 (en) Method for treating a deposited film for resistivity reduction
KR20170017779A (ko) 알루미늄 및 질소 함유 물질의 선택적 퇴적
JPS6243335B2 (ja)
US6174823B1 (en) Methods of forming a barrier layer
JPH1088360A (ja) チャンバ洗浄中に枯らし時間とバイアスrf電力とを変化させて移動性イオン及び金属による汚染を低減する方法及び装置
US6419985B1 (en) Method for producing insulator film
US5725740A (en) Adhesion layer for tungsten deposition
JPH08246152A (ja) 化学気相堆積により堆積された改良窒化チタン層および製造法
EP0776991B1 (en) Plasma annealing of thin films
JPH10280154A (ja) プラズマ化学気相成長装置
KR100391485B1 (ko) 강유전체막을사용한장치의제조방법및장치
WO2004057653A2 (en) A method and apparatus for forming a high quality low temperature silicon nitride layer
US7481230B2 (en) Plasma processing method and apparatus
JPH09115917A (ja) 薄膜のバイアスプラズマアニール方法
US6626186B1 (en) Method for stabilizing the internal surface of a PECVD process chamber
US5569499A (en) Method for reforming insulating film
JP4454675B2 (ja) ウェハ上に窒化メタル膜を構築する方法
US6632737B1 (en) Method for enhancing the adhesion of a barrier layer to a dielectric
KR100542799B1 (ko) 반도체웨이퍼상에서막을형성하는방법
JPS6140770Y2 (ja)
KR980011954A (ko) 반도체 웨이퍼상에 필름을 구성하기 위한 챔버

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007