JPH09115633A - フラット電線の端末加工方法 - Google Patents

フラット電線の端末加工方法

Info

Publication number
JPH09115633A
JPH09115633A JP7271505A JP27150595A JPH09115633A JP H09115633 A JPH09115633 A JP H09115633A JP 7271505 A JP7271505 A JP 7271505A JP 27150595 A JP27150595 A JP 27150595A JP H09115633 A JPH09115633 A JP H09115633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
wire
connector
electric wire
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7271505A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
Naoki Tamura
直樹 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7271505A priority Critical patent/JPH09115633A/ja
Publication of JPH09115633A publication Critical patent/JPH09115633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の電線ピッチで製造されるフラット電線
にコネクタなどを接続する端末加工の際に各電線間ピッ
チをコネクタ側で要求される条件に合致するように拡大
して接続処理する端末加工方法である。 【解決手段】 電線間ピッチが最小のフラット電線をフ
ラット化補強テープで貼合せた位置から適当な長さ位置
で切断したものをクランプ11で動かないようにクラン
プし、同時に又はその後ピッチ変換手段13で各電線端
末を保持した状態でカッタ12によりフラット化補強テ
ープTをT1 〜T7 にカットする。そして、駆動シリン
ダ16により最外側の保持板13bを左右の方向へ移動
させリンクアーム14で内側の保持板13bを移動させ
て各保持板13bで保持されている電線間ピッチを拡
げ、その状態でコネクタなどに接続処理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フラット電線の
端末加工時に電線間ピッチを拡げて端末処理をする端末
加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラット電線は絶縁被覆された細い電線
の複数本を互いに平行に並べて適当な間隔でフラット化
補強テープを接着し全体がフラットな複数導体を有する
電線としたものである。このようなフラット電線は、電
線導体としては汎用の電線が利用でき、自動車などの狭
いスペース内に複雑な配線をする際に柔軟性があるため
広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したフ
ラット電線は、使用の際は互いに平行な所定の電線間ピ
ッチで並べた細い電線に適宜間隔で補強テープを接着し
たものを所定長さに切断して使用されるが、端末は一般
にコネクタに接続加工して他の接続線又は機器に接続さ
れる。
【0004】この接続加工をする場合、端末付近にある
補強テープを切断し、ばらばらになった各細線の先端を
対応する各コネクタに1本ずつ接続加工して接続が行な
われる。これは、使用されるコネクタのサイズ、仕様が
場所によって、あるいはメーカによってまちまちであ
り、フラット電線の各細線間のピッチがコネクタ側の電
線受入れピッチと異なるからである。
【0005】又、一般にフラット電線の端末をコネクタ
に接続加工する際に、使用される加工設備、例えば抵抗
溶接機、超音波溶接機、圧着機あるいは圧接コネクタ打
ち機などは全てコネクタ側のピッチを基準として溶接部
等が設けられているため、補強テープを切断して端末を
ばらばらにしないと端末加工ができないからである。
【0006】しかし、このように補強テープをばらばら
に切断すると各細線をコネクタに接続する際に1本ずつ
接続加工の処理をしなければならず、極めて処理がわず
らわしい。従って、かかる接続加工を合理的で高効率に
処理しようとすれば、補強テープは切断するが、テープ
を切断した際に各細線間のピッチをコネクタ側から要求
される間隔に広げて保持し、その状態で接続加工するの
が望ましいが、従来このような加工方法は提案されたこ
とがなく、かかる合理的な端末加工方法が所望されてい
た。
【0007】この発明は、上述した従来のフラット電線
を接続加工する際の問題点に留意して、電線間ピッチを
最小ピッチで製造したフラット電線をコネクタなどに接
続するためのコネクタ側条件に適合するように電線間ピ
ッチを変換する手段により拡げて接続加工をすることに
より端末加工を合理化でき、かつフラット電線の製造設
備をシンプルな構成とし低コストのフラット電線を製造
できるようにした端末加工方法を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、絶縁被覆された複数本の電線を有
し長さ方向の適宜間隔位置にフラット化補強テープを接
着してなるフラット電線をクランプ手段で把持して補強
テープを切断工具で切断し、テープ切断されたフラット
電線の各電線をピッチ変換手段で保持したまま各電線間
ピッチをコネクタ側の条件に適合する間隔に拡大して各
電線端末にコネクタを接続するための接続加工を施すこ
とから成るフラット電線の端末加工方法としたのであ
る。
【0009】かかる端末加工方法では、加工対象のフラ
ット電線は各電線間のピッチが実用上最小ピッチである
ことが前提である。このようなフラット電線は、自動車
等の配線作業時にコネクタ等へ接続されるが、これらコ
ネクタの各電線受入れピッチは一般的にはフラット電線
の各電線間ピッチと一致しない場合が多い。
【0010】このような状態でフラット電線をコネクタ
に接続処理する際に、この発明の方法ではまず接続位置
に近いフラット化補強テープを各電線毎にカッタで切断
してばらばらにする。切断した各電線は予めクランプ手
段で把持しておき、切断された各電線が動かないように
しておく。
【0011】テープ切断後は各電線先端を保持する部材
を含むピッチ変換手段により各電線先端を保持しなが
ら、電線間ピッチを拡げコネクタ側の条件に適合するピ
ッチとする。これは、各電線端末をコネクタへ接続する
際に、抵抗溶接機、超音波溶接機、圧着機、圧接コネク
タ打ち機などコネクタへの電線接続形式の違いに応じて
上記いずれかの加工機が使用され、これらの加工機での
電線処理ピッチは一般にコネクタ側の電線受入れピッチ
に一致するように設計されているからである。
【0012】コネクタ側の条件に適合する電線間ピッチ
に拡げられた各電線はピッチ変換手段でその状態のまま
保持され、その後端末処理をしてコネクタへの接続処理
が行なわれる。この接続処理はコネクタへの接続形式に
よってそれぞれ異なるが、例えば圧接形式のものでは圧
接コネクタ打ち機を用いてコネクタを電線端末に圧接し
て接続され、又抵抗溶接機を用いる場合は予めワイヤス
トリッパで保護被覆を剥ぎ取っておき、裸線となった端
末をコネクタ端子に溶接する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】図1はフラット電線の製作過程の概略及び
フラット電線の外観斜視図である。フラット電線は複数
(図示の例では7つ)の電線供給リール1a、……1g
から繰り出される絶縁被覆された電線aをガイド2を通
して平行にかつ所定の電線ピッチに並べて送り(送り手
段は図示省略)、途中電線撚り矯正手段3、3で撚りを
取った後所定位置に設けたテープ供給手段4からフラッ
ト化補強テープTを供給してこれを所定の間隔に接着し
フラット電線が形成される。
【0015】但し、(a)の図では図示省略しているが
テープ供給手段4からのテープは電線群の下に挿入され
押え手段(図示省略)で電線群をテープに押し付けてテ
ープ接着が行なわれる。
【0016】(b)図では接着されたテープTが上とな
るようにして図示している。
【0017】このようにして製作されたフラット電線を
所定長さに切断してその端末をコネクタに接続するため
の端末加工をする方法及び装置を図2以下に示す。
【0018】図2の(a)に示すように、複数本の電線
aを平行にしてフラット化補強テープTで貼合せたフラ
ット電線をテープ端末から所定長さ位置で切断したもの
の端末付近より少し長さ方向手前位置をクランプ11で
挟持し、フラット化補強テープTをカッタ12で切断
し、テープT1 、T2 、……に切断されテープ破片の付
着した各電線をピッチ変換手段13で保持する。
【0019】カッタ12は複数の切断刃を有するもので
あり、その形式は上刃とテープ支持台から成るもの、あ
るいは上刃と下刃を有し両切断刃を噛み合せて切断する
形式などいずれの形式のものでもよい。
【0020】ピッチ変換手段13は、図2の(b)に示
すように、最小電線間ピッチで製造されるフラット電線
に適合するピッチの電線保持部13aを先端に有する保
持板13bと、各保持板同士をリンク結合するリンクア
ーム14と、各保持板13bを互いに平行(垂直)に保
持するガイドロッド15と、各保持板13bを所定の間
隔にピッチを変換するための駆動シリンダ16とを備え
ている。
【0021】各保持板13bには互いに対角位置となる
ようにピン13cが設けられ、かつリンクアーム14が
このピン13cに係合する一方の穴は長穴14aとして
形成され、リンクアーム14は2つの保持板13b、1
3bに係合するようにピン13cで互いに連結されてい
る。
【0022】各保持板13bには2つの平行なガイドロ
ッド15、15が挿通されており、スタンド15aによ
りガイドロッド15、15を水平に支持すると共に、上
記ガイドロッド15、15の挿通位置には保持板13b
を平行にかつ横方向にスムースに移動案内するためのス
ライド軸受15aがそれぞれ設けられている。
【0023】駆動シリンダ16は、左右両端の保持板1
3bに連結され、駆動シリンダ16自身は適宜位置に固
定されている。又、図示の例では保持板13bは奇数
(7つ)としているが、偶数であってもよい。
【0024】かかるピッチ変換手段13によると、駆動
シリンダ16を作動させてピッチをばらされた各電線を
所望のピッチに変換することができる。駆動シリンダ1
6を作動させて最外側の保持板13bを適宜距離移動さ
せる。すると、最外側の保持板13bは2つのガイドロ
ッド15により平行に案内されて横方向へ移動する。
【0025】上記最外側の保持板13bが移動するとこ
れに連結されているリンクアーム14を介して1つ内側
の保持板13bが横方向へ引張られる。このとき、リン
クアーム14の下方の穴は長穴14aとなっているか
ら、その長穴14a内でピン13cが移動できるまでは
最外側の保持板13bのみが横移動する。しかし、さら
に横方向へ駆動シリンダ16による力を加えるとリンク
アーム14は1つ内側の保持板13bを外側へ引張り、
1つ内側の保持板13bが外側へと移動する。
【0026】こうして、1つ内側の保持板13bが2つ
目のリンクアームの長穴14aによる許容範囲内移動す
ると2つ内側の保持板13bが外側へ、同様にして3つ
内側の保持板13bが外側へと次々に移動し、右左の保
持板13bが全て右へ、左へと移動すると図3の(b)
に示す状態となる。
【0027】以上により保持されている各電線間のピッ
チはピッチ変換手段により広げられるが、この場合広げ
られた後の電線間のピッチは予め次の処理工程で接続さ
れる例えばコネクタの電線受入れ間隔ピッチに合致する
ようにリンクアーム14の長穴14aの長さを決めてお
けばよい。
【0028】図4は、例えば次の工程としてコネクタを
接続処理をする場合を示す。コネクタC内には切断刃を
有するコネクタ板C1 〜C7 が設けられており、コネク
タ内で出力端導体で接続されているが詳細は図示省略す
る。このコネクタCは、ピッチ変換手段13の保持板1
3bの端部に突出して設けられている受け板17上の各
電線に対して押し付けられると、その押付力により各コ
ネクタ板C1 〜C7 の切断刃により各電線の保護被覆が
切断され、かつコネクタ板C1 〜C7 が各電線と圧接さ
れて電気的な導通が可能な接続が行なわれる。
【0029】上記コネクタCへの接続処理は、一例であ
り、この他にも各電線端部の保護被覆をワイヤストリッ
パで剥ぎ取り、裸となった導体を挿入する小孔が設けら
れているコネクタに挿入してコネクタへ接続処理をする
ようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
端末加工方法はフラット電線をクランプ把持してテープ
を切断し、各電線をピッチ変換手段で保持したままピッ
チを拡大してコネクタ側条件に適合する間隔とし、端末
にコネクタを接続加工するようにしたから、フラット電
線の端末をコネクタへ接続する作業が合理化され、結果
的にフラット電線の製造設備をシンプルなものとし、低
コストでフラット電線を製造できるなどの種々の利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラット電線の製造概略及び外観斜視図
【図2】フラット電線のピッチ変換手段による保持状態
及びピッチ変換手段の概略図
【図3】ピッチ変換手段によるピッチ変換作用の説明図
【図4】コネクタへの接続処理及びコネクタの主要断面
【符号の説明】
1a〜1g 電線供給リール 2 ガイド 3 電線撚り矯正手段 4 テープ供給手段 11 クランプ 12 カッタ 13 ピッチ変換手段 13b 保持板 14 リンクアーム 15 ガイドロッド 16 駆動シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 直樹 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆された複数本の電線を有し長さ
    方向の適宜間隔位置にフラット化補強テープを接着して
    なるフラット電線をクランプ手段で把持して補強テープ
    を切断工具で切断し、テープ切断されたフラット電線の
    各電線をピッチ変換手段で保持したまま各電線間ピッチ
    をコネクタ側の条件に適合する間隔に拡大して各電線端
    末にコネクタを接続するための接続加工を施すことから
    成るフラット電線の端末加工方法。
JP7271505A 1995-10-19 1995-10-19 フラット電線の端末加工方法 Pending JPH09115633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7271505A JPH09115633A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 フラット電線の端末加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7271505A JPH09115633A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 フラット電線の端末加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09115633A true JPH09115633A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17501004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7271505A Pending JPH09115633A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 フラット電線の端末加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09115633A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102324630A (zh) * 2011-08-23 2012-01-18 沈恒涛 一种隼铆焊电池汇流排结构及其加工工艺
CN109551401A (zh) * 2018-12-20 2019-04-02 昆山沪光汽车电器股份有限公司 一种夹具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102324630A (zh) * 2011-08-23 2012-01-18 沈恒涛 一种隼铆焊电池汇流排结构及其加工工艺
CN109551401A (zh) * 2018-12-20 2019-04-02 昆山沪光汽车电器股份有限公司 一种夹具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4065199A (en) Flat cable wiring harness and method of producing same
US4136440A (en) Electrical harness fabrication method and apparatus
US10547125B2 (en) Insulation displacement termination (IDT) for applying multiple electrical wire gauge sizes simultaneously or individually to electrical connectors, stamped and formed strip terminal products, and assembly fixtures thereof
JPS6297278A (ja) 複数の導体を有する電気ケ−ブル用終端装置、終端方法、および終端を形成するための装置
US4470195A (en) Offset reformable jumper
JPH09320347A (ja) 自動車用ワイヤーハーネス及びその製造
US4406915A (en) Offset reformable jumper
JPH04337262A (ja) 絶縁穿孔導電端子
CN110380309B (zh) 一种端子线多线并打机
JP3166067B2 (ja) ハーネスの製造方法および電線圧接装置
JPH09115633A (ja) フラット電線の端末加工方法
Ong et al. Assembly times for electrical connections and wire harnesses
JPH0151860B2 (ja)
JP3490464B2 (ja) ハーネス製造装置
US4866842A (en) Method of making a shielded cable harness
CN109802275B (zh) 刺芯线端子胶套自动装配系统
JP3428384B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法および製造装置
JP4142659B2 (ja) 電線圧接装置及び電線圧接方法
JPH07312241A (ja) フラットケーブルのクロス配線方法およびクロス配線構造およびそのクロス配線構造を有するフラットケーブル
JPS58176808A (ja) ハーネスの製造方法
CN218704144U (zh) 一种打扎带机
JPH09312106A (ja) 自動車用ワイヤーハーネスとその製造方法および装置
JP7359811B2 (ja) ワイヤハーネス製造装置
JPH0515012B2 (ja)
US20220223321A1 (en) Machine and Method for Producing Hybrid Electrical Wiring