JPH09115614A

JPH09115614A - 電気プラグコネクタ

Info

Publication number: JPH09115614A
Application number: JP8273883A
Authority: JP
Inventors: Anja Baumann; アニヤ・バウマン
Original assignee: Amphenol Tuchel Electronics GmbH
Current assignee: Amphenol Tuchel Electronics GmbH
Priority date: 1995-09-15
Filing date: 1996-09-10
Publication date: 1997-05-02
Also published as: FR2738957B1; IT1284510B1; FR2738957A1; ITMI961869A1; US5772460A; DE19534205A1; DE19534205C2; KR970018851A

Abstract

(57)【要約】【課題】所属のソケットとともに製造するために必要
な差込み力、及び相応して場合によっては生じる取り外
しのための力も、最小になるように、プラグコネクタを
改善する。【解決手段】電気ケーブル（１６）を収容するために
ハウジング下側部分（１４）及びハウジング上側部分
（１２）からなるハウジング（１０）、及び点火ピルを
有する所属のソケットの接点ピンを収容するためにこれ
らケーブルに接続可能な接点ばね（１８）が設けられて
おり、かつソケットにハウジング（１０）を固定するハ
ウジング（１０）における弾性係止アーム（２４ａ，２
４ｂ）が設けられている、自動車における膨らまし可能
な支援システムのための、とくにソケットと電気制御装
置の間に使用する電気プラグコネクタにおいて、係止ア
ーム（２４ａ，２４ｂ）が、ハウジング上側部分（１
２）から突出しており、かつハウジング下側部分（１
４）が、開口（２６）を有し、ハウジング（１０）の閉
じた状態において、係止アーム（２４ａ，２４ｂ）がこ
れら開口を通り抜けている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気ケーブルを収
容するためにハウジング下側部分及びハウジング上側部
分からなるハウジング、及び点火ピルを有する所属のソ
ケットの接点ピンを収容するためにこれらケーブルに接
続可能な接点ばねが設けられており、かつソケットにハ
ウジングを固定するハウジングにおける弾性係止アーム
が設けられている、自動車における膨らまし可能な支援
システムのための、とくに信号発生器（ソケット）と電
気制御装置の間に使用する電気プラグコネクタに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】このようなプラグコネクタは、ヨーロッ
パ特許出願公開第０５９１９４８号明細書により公知で
ある。初めに述べたようなプラグコネクタは、狭く制限
された構造大きさを有する（例えば長さ：２ないし３ｃ
ｍ、幅：ほぼ１ｃｍ、高さ：０．１ないし１．０ｃ
ｍ）。その結果、ソケットにハウジングを固定するため
にハウジング下側部分に関節結合された係止アームは、
わずか数ミリメートルの長さを有するようになり、その
結果、その“ばね力”は、おおいに制限されている。こ
のことから、所属のソケットを有するプラグコネクタを
製造する際の困難が明らかである。ロックカは比較的大
きく、それにより手動及び機械による組立は困難にな
る。

【０００３】ヨーロッパ特許出願公開第０５９１９４８
号明細書によれば、ロック部材により係止アームが意図
に反して外れることを防止することも公知である。ロッ
ク部材は、分離した構成部分であり、かつ相応してプラ
グコネクタの製造の際に利用者によって準備されなけれ
ばならず、かつ後から組み立てなければならない。

【０００４】初めに挙げた利用分野のためのプラグコネ
クタは、ヨーロッパ特許出願公開第０５９１９４７号明
細書、及びドイツ連邦共和国特許出願公開第４４３０３
５８号明細書にも記載されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、所属
のソケットとともに製造するために必要な差込み力、及
び相応して場合によっては生じる取り外しのための力
も、最小になるように、初めに述べたようなプラグコネ
クタを改善することにある。その上さらに、とくにその
製造（組立）の際のプラグコネクタの取扱いを、総合的
に改善するようにする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によればこのこと
は、初めに述べたようなプラグコネクタにおいて、次の
ようにして解決される。すなわち係止アームが、ハウジ
ング上側部分から突出しており、かつハウジング下側部
分が、開口を有し、ハウジングの閉じた状態において、
係止アームがこれら開口を通り抜けている。

【０００７】したがって従来の技術とは相違して、係止
アームは、ハウジング下側部分にではなく、ハウジング
上側部分に関節結合される。このことは、これら係止ア
ームが一層長くなり、かつそれによりその“ばね力”が
増加するという利点を有し、それにより差込み及び取り
外しも容易になる。

【０００８】本発明によれば、係止アームの長さは、ハ
ウジング下側部分とハウジング上側部分の間の距離だけ
増大することができる。ちようど本発明によるプラグコ
ネクタの小さな構成形に関して、このことは重大な利点
である。

【０００９】係止アームは、例えば外方へ張り出した片
側の係止突起を有するように構成されており、これら係
止突起は、所属のソケット上にプラグコネクタを被せる
際に、ソケットの範囲における対応する波形の凹所の後
に弾性的に係止する。

【００１０】その係止位置において係止アームが意図に
反して外れることを防止するため、ロック部材が公知で
ある（ヨーロッパ特許出願公開第０５９１９４８号明細
書）。その際、対応する突起を有するロック部材は、所
属の係止アームを後からつかむ。

【００１１】本発明によるプラグコネクタは、１つの構
成によれば、次のように変形される。すなわちロック部
材が、Ｕ字型に構成された部分からなり、このロック部
材のＵ字脚が、係止アームが意図せずに外れることを防
止するため、組立位置においてハウジング上側及び下側
部分における開口を通って係止アーム（対応する係止突
起から離れた方の側において）の後に案内することがで
き、係止アームを遊びなく固定し、かつ弾性係止手段に
よって自身をハウジング及び／又はソケットに対してロ
ック可能であるように構成されている。それにより高め
られたロック作用が達成される。

【００１２】プラグコネクタの別の構成は、次のような
特徴を有する。すなわちロック部材が、ロック位置に相
当するのではない予備組立状態において、ロック位置に
対して角度、アルファだけ傾斜して、ハウジング内にあ
り、かつロック部材及びハウジングにおける対応する保
持手段を介してロック部材が、ハウジングに取り外し可
能に保持される。

【００１３】このことは、例えばその後組立を終了する
顧客にとって、予備組立状態においてプラグコネクタ
（ロック部材も含めて）を入手することを可能にする。

【００１４】この予備製造によって、ロック部材の独立
の準備は省略される。このロック部材は、今やすでに予
備組立位置においてハウジングに取り外し可能に固定さ
れている。

【００１５】ハウジングにおけるロック部材の取付け
（予備組立状態）は、種々の様式及び方法で実現するこ
とができる。

【００１６】１つの構成は、次のことを考慮している。
すなわちハウジング上側部分が、外側においてアンダカ
ットを有するように構成されており、このアンダカット
内に、ロック部材に配置されたロックフックが係止可能
である。

【００１７】したがってロック部材は、例えばまずハウ
ジング上側部分に対して垂直に前記開口内に通される
が、それからロック位置に達する前に、傾斜させられ、
かつその際、ロックフックによってハウジング上側部分
のアンダカットに取り外し可能に固定される。

【００１８】別の構成は、次のことを考慮している。す
なわちロック部材のＵ字脚が、節状の突起を有し、これ
ら突起が、対応するハウジング側の波形部内に固定可能
である。その際、節状の突起及びハウジング側波形部
は、明らかに、ロック部材が、最終的なロック位置の前
に、１つの位置に予備ロックされるように配置されてい
る。

【００１９】前記の構成は、逆に行なうこともできる。
その際、それからロック部材のＵ字脚が、通口を有する
ように構成されており、これら通口によりロック部材
が、対応するハウジング側の節又はピン上に被せること
ができる。

【００２０】通常この予備組立位置にあるロック部材
は、ハウジング上側部分を越えて突出する。とくに“傾
斜した位置”において、ロック部材がまだその最終位置
に到達していないことは、組立に関してわけなく考える
ことができる。しかしロック部材が、ハウジング上側部
分を越えて突出している場合でも、係止アームの保護が
まだ行なうことができることは、わけなく確認すること
ができる。

【００２１】ハウジング上側及び下側部分（係止アーム
も含めて）は、典型的には合成物質からなるが、ロック
部材は、金属部分であることができ、かつ例えばばね板
からなることができる。利点は、金属部分、とくにばね
板が、きわめて薄い材料厚さに構成できることにある。
このことは、わずかな場所しか利用できないので、ちょ
うどここに提示されたようなきわめて小さい構成形のプ
ラグコネクタにおいて有利である。しかしそれにもかか
わらず、前記の金属部分は、安定性及び信頼性に関して
これらに課される要求を満たす。

【００２２】金属構成の場合、ロック部材の係止手段
は、前記のように構成することができ、例えばばね片か
らなることができ、これらばね片は、ロック部材のＵ字
脚から押し抜かれかつ折り曲げられている。

【００２３】本発明のその他の特徴は、特許請求の範囲
従属請求項の特徴、及びその他の出願書類から明らかで
ある。

【００２４】

【発明の実施の形態】次に本発明を実施例により詳細に
説明する。

【００２５】図１に示すようなプラグコネクタの基本的
構成は、従来の技術により周知である。ハウジング１０
は、ハウジング上側部分１２及びハウジング下側部分１
４からなる。ハウジング部分１２、１４の間に、接点ば
ね１８にケーブル１６が延びており、これら接点ばね
は、ハウジング下側部分１４の鼻状延長部２０内に延び
ている。さらに高周波チョーク２２が明らかであり、こ
の高周波チョークの接続端部は、接点ばね１８に接続さ
れている。

【００２６】図１に示すように、上側部分１２の内側か
ら係止アーム２４ａ、２４ｂが延びており、これら係止
アームは、ハウジング部分１２、１４を互いに被せた際
にハウジング下側部分１４における対応する開口２６を
通って案内され、かつそれぞれ係止フック２８の様式に
外方へ厚くなったその端部は、開口２６を越えて突出し
ている。

【００２７】開口２６を通して（厚くなった）係止フッ
ク２８を案内するため、これら開口は、相応して大きな
横断面を有するように構成されているので、ハウジング
の製造された位置（図１）において係止アーム２４ａ、
２４ｂは、遊びを持って開口２６内において案内され
る。

【００２８】係止アーム２４ａ、２４ｂの特別な長さに
基づいて、これら係止アームは、増加した運動能力を有
するので、所属の（図示しない）ソケット上に被せた
際、互いに容易に案内でき、かつ続いてソケットにおけ
る対応する切り欠きの背後に跳ね戻ることができる。

【００２９】開口範囲２６におけるそれにより生じる空
いた横断面は、係止アーム２４ａ、２４ｂの跳ね戻り、
したがってソケットに対するプラグ結合の外れを阻止す
るため、続いてロックストラップ３０によって“閉じら
れる”。

【００３０】ロックストラップ３０及びその種々の取付
け位置の詳細は、図２及び３から明らかである。

【００３１】図３ｃは、Ｕ字型横断面を有するロックス
トラップ３０の基本的な形を示している。Ｕ字脚３０
ａ、３０ｂから片３２が押し抜かれ、かつ内方へ（互い
に近付くように）折り曲げられている。

【００３２】基部脚３０ｃのほぼ中央からクランプスト
ラップ３４が延びており、このクランプストラップは、
その自由端に複数の折り曲げられた部分を有する。

【００３３】図１の左側部分及び図２に、予備組立状態
におけるロック部材３０が示されている。

【００３４】そのためまずＵ字脚３０ａ、３０ｂは、ハ
ウジング開口３６内に通され、かつ続いてロックストラ
ップ３０は、そのクランプストラップ３４が、ハウジン
グ上側部分１２におけるアンダカット内に達し、かつこ
こに係止して固定されるまで、−図２に示すように−側
方に傾斜される。

【００３５】この予備組立は、プラグコネクタの装備に
関係なく行なうことができ、したがって所属のソケット
とプラグコネクタの結合のずっと前に行なうこともでき
る。重要な利点は、ロックストラップ３０が、独立の構
成部分として用意する必要はなく、最終組立の際にすで
にあらかじめ位置決めしてハウジング内に差込まれてい
るという点にある。

【００３６】ソケットに対するプラグコネクタの最終装
備及び係止の後に、この時、ロックストラップは傾斜を
戻すことができ、かつ図１右側の位置に達し、したがっ
てその下側自由端が所属の係止アーム２４ａ、２４ｂを
支持するまで、ソケットの方向にさらに押すことができ
る。

【００３７】図示した実施例において、このことは、
“弾性的に”行なわれ、しかも図３ａ、ｂに示された片
３２に基づいて行なわれ、これら片は、これら片が、そ
の弾性作用に基づいて続いて切り欠き４２の後に跳ね戻
り、したがって係止アーム２４ａ、２４ｂへのばね力を
増加する前に、ロックストラップ３０を挿入する際にま
ずハウジング下側部分１４の縁４０において押し戻され
る。

【００３８】ロックストラップ３０は、ばね板からな
り、かつここでは一図に示すように−所属の係止アーム
２４ａ、２４ｂよりもずっとわずかな厚さを有するよう
に形成されており、それによりプラグコネクタの構成形
は、全体としてさらに小さくし、かつ最適化することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるプラグコネクタの垂直断面図であ
る。

【図２】図１の２−２線に沿った断面図である。

【図３】ロック部材の平面図、側面図及び正面図であ
る。

【符号の説明】

１０ハウジング１２ハウジング上側部分１４ハウジング下側部分１６電気ケーブル１８接点ばね２４ａ係止アーム２４ｂ係止アーム２６開口３０ロック部材３０ａＵ字脚３０ｂＵ字脚３２係止手段３４保持手段３６開口３８保持手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】１．１電気ケーブル（１６）を収容す
るためにハウジング下側部分（１４）及びハウジング上
側部分（１２）からなるハウジング（１０）、及び点火
ピルを有する所属のソケットの接点ピンを収容するため
にこれらケーブルに接続可能な接点ばね（１８）が設け
られており、かつ１．２ソケットにハウジング（１
０）を固定するハウジング（１０）における弾性係止ア
ーム（２４ａ，２４ｂ）が設けられている、自動車における膨らまし可能な支援システムのための、
とくにソケットと電気制御装置の間に使用する電気プラ
グコネクタにおいて、１．３係止アーム（２４ａ，２４ｂ）が、ハウジング
上側部分（１２）から突出しており、かつハウジング下
側部分（１４）が、開口（２６）を有し、ハウジング
（１０）の閉じた状態において、係止アーム（２４ａ，
２４ｂ）がこれら開口を通り抜けていることを特徴とす
る、電気プラグコネクタ。
【請求項２】Ｕ字型に構成されたロック部材（３０）
が設けられており、このロック部材のＵ字脚（３０ａ，
３０ｂ）が、係止アーム（２４ａ，２４ｂ）が意図せず
に外れることを防止するため、組立位置において開口
（３６，２６）を通って係止アーム（２４ａ，２４ｂ）
（対応する係止突起から離れた方の側において）の後に
案内することができ、係止アーム（２４ａ，２４ｂ）を
かなりの程度まで遊びなく固定し、かつ弾性係止手段
（３２）によって自身をハウジング（１０）及び／又は
ソケットに対してロック可能であるように構成されてい
ることを特徴とする、請求項１記載のプラグコネクタ。
【請求項３】ロック部材（３０）が、ロック位置に相
当するのではない予備組立状態において、ロック位置に
対して角度、アルファだけ傾斜して、ハウジング（１
０）内にあり、かつそれぞれロック部材（３０）及びハ
ウジング（１０）における対応する保持手段（３４、３
８）を介してロック部材（３０）が、ハウジング（１
０）に取り外し可能に保持されるように、ハウジング上
側及び下側部分（１２，１４）における開口（３６，２
６）が構成されていることを特徴とする、請求項２記載
のプラグコネクタ。
【請求項４】ハウジング上側部分（１２）が、外側に
おいてアンダカット（３８）を有するように構成されて
おり、このアンダカット内に、ロック部材（３０）に配
置されたロックフック（３４）が係止可能であることを
特徴とする、請求項３記載のプラグコネクタ。
【請求項５】ロック部材のＵ字脚（３０ａ，３０ｂ）
が、節状の突起を有し、これら突起が、対応するハウジ
ング側の波形部内に固定可能であることを特徴とする、
請求項３記載のプラグコネクタ。
【請求項６】ロック部材のＵ字脚が、通口を有し、こ
れら通口によりロック部材が、対応するハウジング側の
節又はピン上に被せることができることを特徴とする、
請求項３記載のプラグコネクタ。
【請求項７】ロック部材（３０）が、金属部分である
ことを特徴とする、請求項２ないし６の１つに記載のプ
ラグコネクタ。
【請求項８】ロック部材（３０）が、ばね板からなる
ことを特徴とする、請求項７記載のプラグコネクタ。
【請求項９】ロック部材（３０）の係止手段（３２）
が、ばね片からなり、これらばね片が、ロック部材のＵ
字脚（３０ａ，３０ｂ）から押し抜かれかつ折り曲げら
れていることを特徴とする、請求項２ないし８の１つに
記載のプラグコネクタ。