JPH09115231A - 光記憶装置 - Google Patents

光記憶装置

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JPH09115231A
JPH09115231A JP26752695A JP26752695A JPH09115231A JP H09115231 A JPH09115231 A JP H09115231A JP 26752695 A JP26752695 A JP 26752695A JP 26752695 A JP26752695 A JP 26752695A JP H09115231 A JPH09115231 A JP H09115231A
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transparent substrate
optical storage
objective lens
storage medium
substrate thickness
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JP26752695A
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Taro Takekoshi
太郎 竹腰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光記憶媒体の透明基板厚みを識別できる光記憶
装置を提供する。 【解決手段】合焦点検出手段と、対物レンズを光記憶媒
体に対して接近離反するよう駆動する手段を具え、情報
記録層と透明基板表面の2点に対して合焦点を検出し、
これら2点の合焦検出点の合焦引込み工程中における相
対時間差ΔTまたは、対物レンズ駆動信号レベルの差Δ
Vを検出する。また合焦引込み直後に、トラック誤差信
号や再生信号の振幅を検出する。これら相対時間差,駆
動信号レベル差,信号振幅等を設定値と比較し、透明基
板厚みを識別する。また透明基板厚みに対応した最適な
対物レンズを選択する。 【効果】光記憶媒体をロードした時点で、上記識別信号
をもとに光記憶媒体の透明基板厚みを識別できる。従っ
てカートリッジによる識別を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD(コンパクトデ
ィスク)や次世代高密度光ディスク等の光記憶媒体の再
生装置あるいは記録装置に関し、透明基板厚みを識別可
能とする光記憶装置、または2種類以上の透明基板厚み
を想定した異種光記憶媒体を同一装置で再生または記録
可能とする光記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の光記憶媒体は、CD規格
(いわゆるレッドブック)に代表される如く透明基板厚
みが1.2mmの1種類しか存在しなかった。ところが
近年、光記憶媒体の大容量化に向けた技術開発が急速に
進行するなかで、透明基板厚みを0.6mm程度まで薄
くする規格(SD−BOOK、April−1995等
を参照)が有力視されている。これは光記憶媒体の製造
バラツキによるティルト(面振れによる傾き)に起因し
て発生する光学的収差が、透明基板厚みが少ないほど低
減するためであり、高密度化に必要な極小の結像スポッ
トを安定して結像できるようにして、最終的に再生信号
のジッターマージンを確保しようとするものである。但
し透明基板厚みをこのように従来比1/2に単純に薄く
すると、光記憶媒体の機械強度(曲げ剛性)が不足して
経時変化のよる変形や歪みが発生し易くなるため、これ
を防ぐ目的で情報記憶層を挟んで上記透明基板の反対側
に同じ厚さのダミー基板を張合わせることが行われる。
この場合には総厚みは1.2mmとなり、外観上従来の
CDと見分ける事は全く困難となる。また、薄型透明基
板からなる新規光記憶媒体のみを保護ケース(カートリ
ッジ)内に収納し、カートリッジの外形形状を利用して
光記憶装置側または使用者側で判別する方法は容易に考
えられるが、無用なコストアップを招くため大衆商品と
して普及を図るうえでは採用できない状況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで市場に広く普及
している従来型のCD再生装置にこのような新規光記憶
媒体をかけると、どのような弊害が生ずるか説明する。
前述のように外観上は従来のCDと酷似しており中心の
クランプ穴も同等であるため、使用者は無意識のまま新
規光記憶媒体をロード(装填)し、再生装置側でもこの
光記憶媒体を回転させるが、その後全くアクセスするこ
とができない事態におちいる。従来のCD再生装置は対
物レンズを含む光学系が透明基板厚み1.2mmに対し
てのみ正確に光スポットを情報記憶層に照射するよう設
計され、対物レンズの特性上から透明基板厚みが従来比
1/2と薄くなると光スポットの収差が著しく悪化して
光スポットの解像度が極端に悪化する。すると、トラッ
ク誤差信号出力が大幅に低下し、場合によっては焦点誤
差信号も安定して検出できない状態になる。こうなると
サーボ引込みに失敗するか、仮に一瞬成功してもその後
暴走して精密サーボ機構(対物レンズアクチュエータ)
を破壊する事態が起り得る。
【0004】逆に、新規光記憶媒体の再生装置に従来の
CD媒体をロードした場合にも、規光記憶媒体の再生装
置は対物レンズを含む光学系が透明媒質0.6mmに対
して正確に光スポットを記憶層に照射するよう設計され
ているため、透明媒質が2倍に厚くなるとやはり光スポ
ットの収差が著しく悪化するため、前述と同様の弊害が
発生する。
【0005】一方、ISOM‘95(INTERNATIONAL SY
MPOSIUM ON OPTICAL MEMORY 1995)の論文NO.38等
で発表されているホログラム一体型2焦点対物レンズの
ように、透明基板厚みが異なる2種類の光記憶媒体のそ
れぞれに対して、最適な光スポットを照射するように改
善された対物レンズも技術開発されている。この対物レ
ンズを使って光ヘッドあるいは光記憶装置を構成する場
合、2つ発生する焦点のうち所望の光記憶媒体に適した
焦点を選択する必要がある。従って、光記憶媒体を光記
憶装置にロード(装填)した直後、あるいは再生状態に
立ち上げる開始時点で、光記憶媒体の透明基板厚みを識
別することが重要になってくる。
【0006】また2焦点レンズを使わずに、2種類の透
明基板厚みのそれぞれに最適に光学設計された2種類の
対物レンズを搭載し、所望の光記憶媒体に適した対物レ
ンズを選択する方法も提案されているが、この場合にも
光記憶媒体をロードした直後あるいは再生状態に立ち上
げる開始時点で、光記憶媒体の透明基板厚みを識別する
必要が生ずる。
【0007】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、カートリッジの外形形状を使った識別方法を用い
ずに、光記憶媒体をロードして光記憶装置が動作開始す
る時点で、光記憶装置側で光記憶媒体の透明基板厚みを
識別することを主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の光記憶装置は、 1)対物レンズと光記憶媒体との合焦点を検出する手段
と、対物レンズを光記憶媒体に対して接近離反するよう
駆動する手段を具え、光記憶媒体の情報記憶層と対物レ
ンズ対向側の透明基板表面の2点に対して合焦点を検出
し、これら2点の合焦検出点の合焦引込み工程中におけ
る相対時間差ΔTを求め、この相対時間差ΔTを設定値
と比較して少なくとも2値以上に分別された識別信号を
生成し、この識別信号をもとに光記憶媒体の透明基板厚
みを識別するよう構成したことを特徴とする。
【0009】2)光記憶媒体の情報記憶層と対物レンズ
対向側の透明基板表面の2点に対して合焦点を検出し、
これら2つの合焦検出点における対物レンズ駆動手段へ
の駆動信号レベルの差異ΔVを検出して、この駆動信号
レベル差ΔVを設定値と比較して少なくとも2値以上に
分別された識別信号を生成し、この識別信号をもとに光
記憶媒体の透明基板厚みDを識別するよう構成したこと
を特徴とする。
【0010】3)対物レンズの合焦引込み後に、トラッ
ク誤差信号、及び/又は、再生信号の振幅を検出して、
設定値と比較のうえ少なくとも2値以上に分別された識
別信号を生成し、この識別信号をもとに光記憶媒体の透
明基板厚みDを識別するよう構成したことを特徴とす
る。
【0011】4)上記1)、2)、3)に関して、少な
くとも2種類の対物レンズを搭載し、2種類以上の透明
基板厚みを有する光記憶媒体に対して、記録または再生
可能であることを特徴とする。
【0012】5)上記1)、2)、3)に関して、2つ
の焦点を有する2焦点対物レンズを搭載し、2種類の透
明基板厚みを有する光記憶媒体に対して、記録または再
生可能であることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の上記構成によれば、 1)合焦引込み工程中における対物レンズ駆動手段の動
作速度は通常一定であるから、情報記録層での合焦検出
点と透明基板表面での合焦検出点との相対時間差ΔT
は、透明基板厚みDに比例する。すなわち透明基板厚み
の厚いCDと透明基板厚みの薄い新規光記憶媒体(光デ
ィスク)とでは、CDのほうがこのΔTが大きくなる。
従って予め適切に設定した設定値に対してΔTが大きけ
ればCDディスクと識別でき、逆にこの設定時間よりΔ
Tが小さければ新規光ディスクと識別できる。
【0014】2)対物レンズ駆動位置と対物レンズ駆動
手段への駆動信号レベルは通常比例関係にあるから、情
報記録層での合焦検出点と透明基板表面での合焦検出点
との駆動信号レベル差ΔVは、透明基板厚みDに比例す
る。すなわち透明基板厚みの厚いCDと透明基板厚みの
薄い新規光記憶媒体(光ディスク)とでは、CDのほう
がこのΔVが大きくなる。従って予め適切に設定した設
定値に対してΔVが大きければCDディスクと識別で
き、逆にこの設定時間よりΔTが小さければ新規光ディ
スクと識別できる。
【0015】3)トラック誤差信号や再生信号の振幅
は、対物レンズによって照射されるスポット径によって
左右される。スポット径は光学収差が悪化すると大きく
なり、大きな光学収差が悪い状態で信号再生すると信号
振幅は顕著に低下する。例えば、対物レンズを含む光学
系が透明基板厚み1.2mmに対して最適設計されてい
る場合、透明基板厚みが従来比1/2程度まで薄くなる
と光スポットの収差が著しく悪化し、トラック誤差信号
や再生信号の振幅は大幅に低減する。従って、これら信
号振幅を検出して、設定値と比較すれば光ディスクの透
明基板厚みDが識別できる。
【0016】4)2種類以上の透明基板厚みのそれぞれ
に最適設計された複数の対物レンズを搭載し、上記1)
ないし3)の基板厚み識別を行えば、異なった光ディス
クの透明基板厚みに最適な対物レンズを選択可能とな
る。
【0017】5)2種類以上の透明基板厚みのそれぞれ
に焦点を結ぶ2焦点レンズを搭載し、上記1)ないし
3)の基板厚み識別を行えば、異なった光ディスクの透
明基板厚みに最適な合焦位置が選択可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は本発明の実施例1の光記憶装置90
を示す図、図2は対物レンズ11の合焦引込み工程を示
すタイムチャート図である。
【0019】図1において、1は光記憶媒体であるとこ
ろの光ディスク、2は光ディスク1の情報記憶層、3は
光ディスク1の透明基板4の表面であり、情報記憶層2
と透明基板表面3との距離Dが透明基板厚みとなる。ま
た11は情報記憶層2にスポットを結像する対物レン
ズ、20はレーザ光源、30はビームスプリッタ、40
は信号検出部である。対物レンズ11は合焦引込み工程
において対物レンズ駆動手段50によって図1のF方向
(上下方向)に、光ディスク1に対して接近離反するよ
う駆動される。
【0020】図2(a),(b)において51で示す折
れ線は、合焦引込み工程中に対物レンズ駆動手段50に
通電される駆動信号を示す。41は図1の信号検出部4
0で検出される焦点誤差信号(フォーカスエラー信
号)、46は信号検出部40で検出される全和信号であ
る。焦点誤差信号は非点収差検出法等の周知技術により
生成され、図2で示すように合焦位置62(情報記憶層
2に対応)と合焦検出点63(透明基板表面3に対応)
の近傍でS字曲線を描く。また全和信号46は信号検出
部40に帰って来る検出光束31の光量に比例する信号
であり、合焦位置62,63の近傍でピークを描く。一
般に全和信号46のピーク点と焦点誤差信号41のゼロ
クロス点を利用して、対物レンズ11と光ディスク1と
の合焦検出が行われる。よって本発明の実施例では信号
検出部40が合焦点検出手段となる。図1を用いて、実
施例1の光記憶装置90の基本動作を説明する。レーザ
光源20から出射された光束21はビーススプリッタ3
0で折り曲げられ、光束22となって対物レンズ11に
入射する。対物レンズ11で集光された光束23は光記
憶媒体1の透明基板4内部に入射してスポット12を結
像し、情報記憶層2で反射されて光束24となって、対
物レンズ11に戻って来る。対物レンズ11を透過した
戻り光束25はビームスプリッタ30を一部透過し、検
出光束31となって信号検出部40に入射し、信号検出
部40で焦点誤差信号,トラック誤差信号,全和信号が
生成される。全和信号のうち高周波成分だけを取出した
信号が情報再生信号となる。また焦点誤差信号及びトラ
ック誤差信号は図示しない制御回路に入力し、対物レン
ズ駆動手段50をサーボ制御して、情報記録層2に対物
レンズを追従するよう制御する。
【0021】次に合焦引込み工程について説明する。光
記憶装置の動作立上げに当って、光ディスク1を回転さ
せたのち最初に行うのが合焦引込み(フォーカス・サー
チ)工程である。この工程を図1,図2を使って説明す
る。本実施例の光記憶装置90は、この合焦引込み工程
において光ディスク1の透明基板表面3と情報記憶層2
の双方に合焦スポット12が到達可能となるよう、対物
レンズ11のF方向の動作ストロークを充分に確保して
いる点が特徴的である。対物レンズ駆動手段50に図2
の51で示す駆動信号51を入力すると、対物レンズは
図1のF方向に往復動作して光ディスク1に接近離反す
るよう駆動される。この合焦引込み工程中に、図2に示
すように焦点誤差信号41と全和信号46が変化し、透
明基板表面3にスポット12が合致した合焦検出点63
と、情報記憶層2にスポット12が合致した合焦検出点
62の2点において、図2に示すような波形42,4
3,47,48を示す。一般に透明基板表面3の反射率
は情報記憶層2の反射率より低いため、S字波形43は
S字波形42より振幅が小さく、全和信号46の波形4
8も波形47より振幅が小さい。合焦引込み工程中でこ
のように合焦検出点62と合焦検出点63の2箇所で現
れる波形42,43,47,48について、どの波形が
透明基板表面3あるいは情報記憶層2に対応するかの見
分けは、このように振幅の大小で比較する方法、駆動信
号51が上昇または下降するなかで最初に現れる波形で
あるか次に現れる波形であるかを見分ける方法等、何れ
かの方法で簡単に認識可能である。
【0022】図2(a)は透明基板4の厚みDが薄い場
合(例えばD1=0.6mm)の合焦引込み工程を示
し、図2(b)は厚みDが厚い場合(例えばD2=1.
2mm)の合焦引込み工程を表す。合焦引込み工程中に
おける対物レンズ駆動手段50の動作速度は駆動信号5
1の波形で決り、これは同一装置について一定であるか
ら、情報記録層2での合焦検出点62と透明基板表面3
での合焦検出点63との相対時間差ΔTは、透明基板厚
みDに比例する。すなわち透明基板厚みの厚いCD(D
1=1.2mm)と透明基板厚みの薄い新規光記憶媒体
(D1=0.6mm)とでは、CDのほうがこのΔTが
大きくなり、図2(b)で示すΔT2は図(a)で示す
ΔT1の2倍の時間となる。従って予め適切に設定した
設定値に対してΔTが大きければCDディスクと識別で
き、逆にこの設定時間よりΔTが小さければ新規光ディ
スクと識別できる。
【0023】この識別方法に要する回路は単純なタイマ
やコンパレータで構成できるため、特別な機構素子や回
路素子を用いることなく、非常に正確に従来型光ディス
クと新規光ディスクの識別が可能となる。またΔTを比
較するための設定値を複数用意すれば、3種類以上の透
明基板厚みDをに対して識別することも可能であり、本
発明の範疇に属する。
【0024】従って、上述のように透明基板厚みDの大
小を識別方法を用いて、光記憶装置90が想定する動作
可能な光ディスクかどうか判定できるため、動作可能な
光ディスクである場合には合焦検出点62でフォーカス
サーボを機能させ、動作対象としない光ディスクで有る
場合は、光記憶装置システムとしてこの光ディスクを吐
き出すか、使用者側に対して何等かのエラーメッセージ
を表示すれば良い。
【0025】なお補足すると、本実施例の合焦引込み工
程(図2)は光ディスク1を回転させてから行っていた
が、反対に合焦引込み工程を実施した後に光ディスク1
を回転する順番でも良い。その場合は光ディスク1の回
転による面振れでスポット12と情報記憶層2の距離が
微妙に変動する恐れが無くなるため、ΔTによる透明基
板厚みDの識別精度がさらに向上する。
【0026】(実施例2)実施例2は前述の実施例1と
透明基板識別方法が若干異なる。動作原理は実施例1と
共通する部分が多いため、再度図1と図2を使って説明
する。
【0027】前述の実施例1では、合焦検出点62と合
焦検出点63との相対時間差ΔTを用いて透明基板厚み
を識別していたが、この実施例2では合焦検出点62と
合焦検出点63との駆動信号51の信号レベル差ΔVを
利用している点が特徴的である。
【0028】合焦引込み工程中における対物レンズ駆動
手段50の動作速度は駆動信号51の波形で決り、これ
は同一装置について一定であるから、対物レンズ駆動位
置と対物レンズ駆動手段への駆動信号レベル51は比例
関係となる。よって、情報記録層2に対応する合焦検出
点62での駆動信号レベルと、透明基板表面3に対応す
る合焦検出点63での駆動信号レベルの差ΔVは、透明
基板厚みDに比例する。
【0029】すなわち透明基板厚みの厚いCD(D2=
1.2mm)でのΔV2は、透明基板厚みの薄い新規光
記憶媒体(D1=0.6mm)でのΔV1に対して2倍
大きなる。従って予め適切に設定した設定値に対してΔ
Vが大きければCDディスクと識別でき、逆にこの設定
値よりΔVが小さければ新規光ディスクと識別できる。
【0030】この識別方法に要する回路は簡単なコンパ
レータで構成でき、特別な手段を用いることなく、非常
に正確に従来型光ディスクと新規光ディスクの識別が可
能となる。またΔVを比較するための設定値を複数用意
すれば、3種類以上の透明基板厚みDをに対して識別す
ることも可能であり、本発明の範疇に属する。
【0031】なお補足すると、本実施例の合焦引込み工
程(図2)は光ディスク1を回転させてから行っていた
が、反対に合焦引込み工程を実施した後に光ディスク1
を回転する順番でも良い。その場合は光ディスク1の回
転による面振れでスポット12と情報記憶層2の距離が
微妙に変動する恐れが無くなるため、ΔVによる透明基
板厚みDの識別精度がさらに向上する。
【0032】(実施例3)実施例3は今まで説明した実
施例1,2で説明した識別方法と異なり、合焦引込み工
程中の識別ではなく、合焦引込み工程が仮に成功した場
合に目標トラックまたは目標セクタにアクセスする直前
に、透明基板厚みDを識別するものである。
【0033】図3(a)には光記憶装置190の対物レ
ンズ111を所望の透明基板厚みD1を有する光ディス
ク101に組み合わせた場合を示し、図3(b)には意
図しない透明基板厚みD2を有する光ディスク201に
組み合せた場合を示す。図3(a)で対物レンズ111
は、透明基板厚みD1の光ディスク101に対して情報
記憶層102に無収差状態でスポット112を結像する
よう、最適設計された非球面レンズである。この対物レ
ンズ111と光ディスク101の組合わせで情報記憶層
102にフォーカスサーボをかけると、螺旋状のトラッ
ク溝(非図示)が偏心に伴ってスポット112を横切
り、図4(a)に示すように光記憶装置からトラック誤
差信号160と再生信号170が検出される。
【0034】一方図3(b)は、対物レンズ111が前
述の透明基板厚みD1と大幅に異なる透明基板厚みD2
を有する光ディスク201と組み合さった場合を示す。
対物レンズ111は図3(a)の透明基板厚みD1に対
して無収差状態でスポット112を結像するが、透明基
板厚みD2に対しては図3(b)に光線追跡状態を示す
ように、顕著な収差(特に球面収差)を発生し、スポッ
ト212は相当ボケた形状になる。
【0035】このようにボケた状態のスポット212
で、情報記憶層202を再生しようとすると、図4
(b)に示すようにトラック誤差信号260や再生信号
270の振幅TE2,RF2は、図4(a)で示す振幅
TE1,RF1に比べて大幅に減少する。具体的にD1
=0.6mm,D2=1.2mmとした場合、TE2,
RF2はTE1,RF1に対してそれぞれ1/10以下
に低減することが確認されている。従って、これら信号
振幅を検出して、設定値と比較すれば光ディスクの透明
基板厚みDが識別できる。
【0036】この振幅値の識別は、簡単なピークホール
ド回路とコンパレータで実現可能であり、特別な回路素
子を用いることなく非常に正確に、従来型光ディスクと
新規光ディスクの識別が可能となる。
【0037】なお、この実施例3で説明した識別方法と
前述の実施例1または2で説明した識別方法を組合わせ
ることも可能であり、さらに確実な透明基板厚みの識別
が可能となる。
【0038】(実施例4)実施例4は以上説明した透明
基板厚みの識別方法を利用して、複数の対物レンズから
所望の対物レンズを選択する形式の光記憶装置290に
関するものである。
【0039】図5に示すように、光記憶装置290の対
物レンズ駆動手段250は2種類の透明基板厚みD1,
D2のそれぞれに最適設計された2つの対物レンズ21
1,215を搭載し、回動軸251を中心に所定角度回
動自在に支持され、対物レンズ211と対物レンズ21
5のいずれかを選択して光学系に組み入れることができ
る。具体的な機構動作の詳細は省略するが、対物レンズ
211が光軸上に来る位置と対物レンズ215が光軸上
に来る位置の2点の近傍で復元力が作用する構造、いわ
ゆる二安定機構を採用し、これら二安定位置の切替えと
トラックサーボ用の機構は共通の磁気回路上に構成され
ている。またフォーカスサーボ用の磁気回路も対物レン
ズ駆動手段250内部に構成されている。
【0040】図6にはこの光記憶装置290において、
透明基板厚みD1,D2の2種類の光ディスクに対して
最適な対物レンズを選択し、所望の記録再生動作を可能
とする動作フローチャートを示す。ここで、光記憶装置
290は主に新規光ディスクすなわち透明基板厚みD1
が0.6mmと薄い媒体を再生する機会が多いとして、
透明基板厚みD1に対応した対物レンズ211が光学系
の光軸上に来るよう初期設定される。この初期設定27
1は対物レンズ駆動手段250の回動角度を検出するセ
ンサを用いて行うか、特定方向(図5の−R方向)に対
物レンズ駆動手段250を大きく回動するよう駆動させ
て二安定位置の片側に移動させるか、何れかの方法で可
能である。
【0041】次に光ディスク(非図示)を回転させて
(272)、合焦引込み工程273に移行し、前述の実
施例1または実施例2で説明した透明基板厚み識別工程
A(274)を実施する。ここで透明基板厚みが薄い
(D1=0.6mm)であると識別されれば次の工程に
進む。逆に透明基板厚みが厚い(D2=1.2mm)と
識別された場合は、対物レンズ駆動手段250を図5の
+R方向に駆動して二安定点の他方に移動させ、別の対
物レンズ215を選択する(対物レンズ移動工程27
5)。
【0042】次に上記の対物レンズ移動工程275が確
実に実施されたかを確認する意味で、前述の実施例3で
説明した透明基板厚み識別工程B(276)を実施す
る。この工程は透明基板厚みに対する対物レンズの選択
が適切であるか確認する工程であり、実施例3で説明し
たようにトラック誤差信号振幅TEや再生信号振幅RF
が適正であるかを確認し、対物レンズの選択が成功した
かチェックする。
【0043】上記透明基板厚み識別工程B(276)の
結果、これら信号振幅が適正値に達していない場合は、
対物レンズ選択工程以前で失敗している可能性があるた
め、再度初期設定271に振り戻って同様の工程を実施
して行く。
【0044】なお、上記のサイクルを何度か繰り返し実
施しても、最終の基板厚み識別工程B(276)で振幅
が適正値に達していない場合は、透明基板厚みがD1,
D2の何れにも属さないことを意味しており、このよう
な光ディスクは記録再生動作の対象とならないため、光
記憶装置システムとしてこの光ディスクを吐き出すか、
使用者側に対して何等かのエラーメッセージを表示すれ
ば良い。
【0045】なお、この実施例4では対物レンズ駆動手
段250上に2種類の対物レンズ211,215を搭載
しているが、さらに第3の対物レンズを搭載し、例えば
透明基板厚みが0.6mm/0.8mm/1.2mmと
3種類の各種光ディスクに対応させるよう発展させるこ
とも可能である。
【0046】また図6に示した動作フローチャートにお
いて、まず光ディスクを回転(272)させてから合焦
引込み工程(273)を実施していたが、この順番を変
えて合焦引込み工程(273)や基板厚み識別工程A
(274)を行ったのちに、基板厚み識別工程B(27
6)の直前で光ディスクを回転する順番でも良い。その
場合は光ディスクの回転による面振れでスポットと情報
記憶層の距離が微妙に変動する恐れが無くなるため、透
明基板厚みの識別精度がさらに向上する。
【0047】このようにして、2種類以上の透明基板厚
みのそれぞれに最適設計された複数の対物レンズを搭載
した光記憶装置290において、異なった光ディスクの
透明基板厚みに最適な対物レンズを選択可能となるた
め、信頼性の高い記録/再生動作が可能となる。また、
1台の光記憶装置290で透明基板厚みの異なる各種光
ディスクに対して記録/再生可能となるため、光記憶装
置装置システムの商品価値は格段に向上する。
【0048】(実施例5)近年、ホログラム一体型2焦
点対物レンズと称される、透明基板厚みが異なる2種類
の光記憶媒体のそれぞれに対して、最適な光スポットを
照射するように改善された対物レンズも技術開発されて
いる。具体的には図7に示すように薄型透明基板厚み
(D1=0.6mm)の新規光ディスクに対して最適設
計された非球面レンズを基本に、レンズ面の第1面もし
くは第2面に厚型透明基板厚み(D2=1.2mm)の
従来型光ディスクにも第2の焦点を結ぶよう、球面収差
を補正するホログラム溝311hを形成したものであ
る。この対物レンズ311を使って光ヘッドあるいは光
記憶装置を構成する場合も、やはり2つ発生する焦点の
うち所望の光記憶媒体に適した焦点を選択する必要があ
る。
【0049】図7において対物レンズ311は透明基板
厚みD1(=0.6mm)の光ディスク101と、透明
基板厚みD2(=1.2mm)の光ディスク201のそ
れぞれの情報記録層102,202にスポット312,
313を結ぶ2焦点対物レンズである。ここで、光記憶
装置390の信号検出部340は一つしか無く、その信
号検出像点はスポット312,313のいずれにも光学
的な共役関係にある。従って合焦引込み工程中は、実施
例1,実施例2に関する図2で示した各信号波形が、こ
の実施例5では時間的にズレた位置で重複して発生する
点が特徴的である。
【0050】図8に実施例5の光記憶装置390の合焦
引込み工程を示す。前述の実施例1や実施例2では対物
レンズの焦点が一つであるため、情報記録層と基板表面
の2点で合焦点が検出されていた。ところがこの実施例
5では対物レンズ311の焦点(スポット)は312,
313と二つ発生するため、合焦点は4箇所で検出され
る。すなわち、第一スポット312が情報記憶層に来た
時点(合焦検出点362)、第一スポット312が透明
基板表面に来た時点(合焦検出点363)、第二スポッ
ト313が情報記憶層に来た時点(合焦検出点36
4)、第二スポット313が透明基板表面に来た時点
(合焦検出点365)の4箇所で、図8に示すように焦
点誤差信号341と全和信号346が波形を描く。
【0051】ここで、前述の実施例1ないし実施例2で
説明した透明基板厚み識別方法を応用すると、合焦検出
点362と合焦検出点363との想定時間差ΔT、ある
いはこれら二つの合焦検出点における対物レンズ駆動手
段への駆動信号351の信号レベル差ΔVは、透明基板
厚みと比例関係がある。従ってこれらΔTやΔVを予め
設定した値と比較することで、透明基板厚みが薄い(D
1)か厚い(D2)かを識別できる。
【0052】上記の透明基板厚み識別結果をもとに、透
明基板厚みが薄い(D1=0.6mm)と識別されれば
第一スポット312を情報記憶層102に合焦引込みす
れば良いため、合焦検出点362でフォーカスサーボを
オンすれば良い。逆に透明基板厚みが厚い(D2=1.
2mm)と識別されれば、合焦点364でフォーカスサ
ーボをオンする。なお合焦検出点が362であるか36
4であるかの見分けは、合焦引込み工程中の焦点誤差信
号341や全和信号346の波形変化をカウントして何
番目の波形であるかを把握すれば簡単に確認できる。
【0053】従って、2種類の透明基板厚みのそれぞれ
に焦点を結ぶ2焦点対物レンズ311を搭載した光記憶
装置390において、異なった光ディスクの透明基板厚
みに最適な合焦位置が選択可能となるため、信頼性の高
い記録/再生動作が可能となる。また、1台の光記憶装
置で新旧2種類の光ディスクに対して記録/再生可能と
なるため、装置の商品価値は格段に向上する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ディスクを収容するカートリッジが無くとも、従来型光
ディスク(透明基板厚み大)と新規光ディスク(透明基
板厚み小)との識別が簡単に行える。すなわち、 1)請求項1に対応する本発明により、情報記録層での
合焦検出点と透明基板表面での合焦検出点との相対時間
差ΔTが透明基板厚みDに比例することを利用して透明
基板厚みDを識別するため、特別な手段を用いることな
く非常に正確に、従来型光ディスクと新規光ディスクの
識別が可能となる。
【0055】2)請求項2に対応する本発明により、情
報記録層での合焦検出点と透明基板表面での合焦検出点
との駆動信号レベル差ΔVが透明基板厚みDに比例する
ことを利用して透明基板厚みDを識別するため、特別な
手段を用いることなく非常に正確に、従来型光ディスク
と新規光ディスクの識別が可能となる。
【0056】3)請求項3に対応する本発明により、ト
ラック誤差信号や再生信号の振幅が透明基板厚みDに応
じて顕著に変化することを利用して透明基板厚みDを識
別するため、特別な手段を用いることなく非常に正確
に、従来型光ディスクと新規光ディスクの識別が可能と
なる。
【0057】4)請求項4に対応する本発明により、2
種類以上の透明基板厚みのそれぞれに最適設計された複
数の対物レンズを搭載した光記憶装置において、異なっ
た光ディスクの透明基板厚みに最適な対物レンズを選択
可能となるため、信頼性の高い記録/再生動作が可能と
なる。また、1台の光記憶装置で新旧2種類の光ディス
クに対して記録/再生可能となるため、装置システムの
商品価値は格段に向上する。
【0058】5)請求項5に対応する本発明により、2
種類の透明基板厚みのそれぞれに焦点を結ぶ2焦点レン
ズを搭載した光記憶装置において、異なった光ディスク
の透明基板厚みに最適な合焦位置が選択可能となるた
め、信頼性の高い記録/再生動作が可能となる。また、
1台の光記憶装置で新旧2種類の光ディスクに対して記
録/再生可能となるため、装置システムの商品価値は格
段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1、実施例2の光記憶装置を
示す図である。
【図2】 実施例1、実施例2の光記憶装置に関し、合
焦引込み工程を示す図である。
【図3】 本発明の実施例3の光記憶装置に関し、対物
レンズ周りを示す図である。
【図4】 実施例3の光記憶装置に関し、再生信号波形
を示す図である
【図5】 本発明の実施例4の光記憶装置を示す図であ
る。
【図6】 実施例4の光記憶装置に関し、対物レンズ選
択手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施例5の光記憶装置を示す図であ
る。
【図8】 実施例5の光記憶装置に関し、合焦引込み工
程を示す図である。
【符号の説明】
1,101,201 光ディスク 2,102,202 情報記憶層 3,103,203 透明基板表面 11,111,211,215,311 対物レンズ 12,112,212,312,313 スポット 50,250 対物レンズ駆動手段 51,351 駆動信号 41,341 焦点誤差信号 46,346 全和信号 90,190,290,390 光記憶装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと光記憶媒体との合焦点を検
    出する手段と、前記対物レンズを光記憶媒体に対して接
    近離反するよう駆動する手段を具え、 前記光記憶媒体の情報記憶層と対物レンズ対向側の透明
    基板表面の2点に対して合焦点を検出し、これら2点の
    合焦検出点の合焦引込み工程中における相対時間差ΔT
    を求め、この相対時間差ΔTを設定値と比較して少なく
    とも2値以上に分別された識別信号を生成し、この識別
    信号をもとに前記光記憶媒体の透明基板厚みDを識別す
    るよう構成したことを特徴とする光記憶装置。
  2. 【請求項2】 対物レンズと光記憶媒体との合焦点を検
    出する手段と、前記対物レンズを光記憶媒体に対して接
    近離反するよう駆動する手段を具え、 前記光記憶媒体の情報記憶層と対物レンズ対向側の透明
    基板表面の2点に対して合焦点を検出し、これら2つの
    合焦検出点における前記対物レンズ駆動手段への駆動信
    号レベルの差異ΔVを検出して、この駆動信号レベル差
    ΔVを設定値と比較して少なくとも2値以上に分別され
    た識別信号を生成し、この識別信号をもとに前記光記憶
    媒体の透明基板厚みDを識別するよう構成したことを特
    徴とする光記憶装置。
  3. 【請求項3】 対物レンズの合焦引込み後に、トラック
    誤差信号、及び/又は、再生信号の振幅を検出して、設
    定値と比較のうえ少なくとも2値以上に分別された識別
    信号を生成し、この識別信号をもとに光記憶媒体の透明
    基板厚みDを識別するよう構成したことを特徴とする光
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2種類の対物レンズを搭載
    し、2種類以上の透明基板厚みを有する前記光記憶媒体
    に対して、記録または再生可能であることを特徴とす
    る、請求項1、2、または3記載の光記憶装置。
  5. 【請求項5】 光軸方向に異なった位置で2つの焦点を
    発生する2焦点対物レンズを搭載し、2種類の透明基板
    厚みを有する前記光記憶媒体に対して、記録または再生
    可能であることを特徴とする、請求項1、2、または3
    記載の光記憶装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115336A (en) * 1997-06-04 2000-09-05 Nec Corporation Apparatus for optically recording data into a disc
JP2004111028A (ja) * 2002-08-26 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
JPWO2003063150A1 (ja) * 2002-01-23 2005-05-26 松下電器産業株式会社 光ディスク装置
US7190650B2 (en) 2002-08-26 2007-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc drive for identifying and processing multiple optical disc types

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