JPH07311945A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JPH07311945A
JPH07311945A JP10266394A JP10266394A JPH07311945A JP H07311945 A JPH07311945 A JP H07311945A JP 10266394 A JP10266394 A JP 10266394A JP 10266394 A JP10266394 A JP 10266394A JP H07311945 A JPH07311945 A JP H07311945A
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optical
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JP10266394A
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Benichi Miyazaki
弁一 宮崎
Yoshikazu Goto
芳和 後藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの光ヘッドを有する光記録再生装置にお
いて、例えば、低パワーの光源の使用を可能としたりす
るなど、基材の厚みtの異なる光記録媒体の互換をとる
ため、何等かの光学的な工夫が必要な互換ヘッドの負担
を軽減する。 【構成】 t=t1およびt=t2の基材厚みを有する
それぞれ第1および第2の光記録媒体1a、1bの再生
可能な第1の光ヘッド5と、第1の光記録媒体1aの再
生およびt=t1の基材厚みを有する第3の光記録媒体
の再生または記録再生可能な第2の光ヘッド31を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材の厚みの異なる光
記録媒体に記録または再生する光記録または再生装置
(以下、簡単のため、単に光記録再生装置と呼ぶ)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図23〜図25を用いて、半導体レーザ
を用いた一般的な従来の光記録再生装置について説明す
る。図23、24は、それぞれ、従来の光記録再生装置
の概略側面図および光ヘッドの側面図であり、図25は
対物レンズの開口数と光記録媒体の基材の厚みtとの関
係図である。
【0003】図23に示すように、201は光記録媒体
で、螺旋状または同心円状の情報トラックが形成された
光ディスクである。その基材は、無色透明のポリカーボ
ネート等の樹脂やガラスで形成され、その厚みtは、例
えば、t=t2(1.2mm)になっている。203は
ターンテーブルで、ディスクモータ202の回転軸に固
定され、光記録媒体201が同軸的に載置され、クラン
パ204でクランプされる。205は光ヘッドで、ガイ
ド軸206等のガイド手段によりX方向に移動自在に構
成され、駆動手段(図示せず)によりX方向に駆動され
る。218は信号処理手段で、光ヘッド205により光
記録媒体201から再生された光信号を増幅し電気信号
に変換して処理する電気回路である。
【0004】光ヘッド205は図24に詳細の構成を示
しているように、光源としての半導体レーザ207から
出射した光ビーム208は集光レンズ209により平行
な光ビーム208となる。光ビーム208の一部(約5
0%)はビームスプリッタ210を透過して、反射ミラ
ー211で光路を曲げられ対物レンズ212に入射す
る。対物レンズ212に入射した光ビーム208は結像
点に絞り込まれ、光記録媒体201の情報トラックの記
録面上に光スポット213を形成するように、駆動手段
214で対物レンズ212が駆動される。次に、光記録
媒体201で反射した光ビーム208は、再び対物レン
ズ212と反射ミラー211を通って、ビームスプリッ
タ210に入射する。光ビーム208の一部(約50
%)は、ビームスプリッタ210で反射して、絞りレン
ズ215とシリンドリカルレンズ216を通り、光検出
器217に受光される。光検出器217は、再生信号を
検出すると共に、いわゆる非点収差法によりフォーカス
制御信号を、プッシュプル法によりトラッキング制御信
号を検出するように構成されている。
【0005】このような構成の光記録再生装置に用いら
れる対物レンズ212は、光記録媒体201の基材の厚
みtを考慮して作られており、基材の厚みtの異なる光
記録媒体に対しては、球面収差が生じて再生ができなく
なる。従来、コンパクトディスクプレーヤやビデオディ
スクプレーヤ等に用いられる光記録媒体の基材の厚みt
は全て1.2mmであったため、1つの光ヘッド205
でこれらの光記録媒体を再生することが可能であった。
【0006】一方、近年、より高密度化を図るために、
対物レンズ212の開口数を大きくすることが検討され
ている。対物レンズ212の開口数を大きくすると光学
的な分解能が向上し、記録または再生可能な周波数帯域
を広げることができるが、光記録媒体201に傾きがあ
ると、光スポット213のコマ収差が従来以上に増加す
る。このため、実用的には開口数を上げても結像性能が
向上しないという問題がある。そこで、対物レンズ21
2の開口数を大きくしてもコマ収差が大きくならないよ
うに、基材の厚みtの薄い光記録媒体201を用いる試
みがなされている。
【0007】光記録媒体201と対物レンズ212の傾
きによるコマ収差は、光記録媒体201の基材の厚みt
を薄くすると図25のようになる。図25の横軸は光記
録媒体201の基材の厚みtを、縦軸は開口数を表して
おり光記録媒体201と対物レンズ212が0.2゜傾
いた場合の、光スポット213の光強度分布のピーク値
の劣化が等しくなる点を計算したものである。図25か
ら開口数が0.5で基材の厚みtが1.2mmの場合
と、開口数が0.62で基材の厚みtが0.6mmの場
合は前記ピーク値の劣化がほぼ同等であることが判る。
従って、開口数を大きくする場合、光記録媒体201の
基材の厚みtを薄くすることにより、光記録媒体201
の傾きにより発生するコマ収差を従来なみに抑えること
ができる。
【0008】ところで、基材の厚みtが1.2mmの光
記録媒体201は、既に、例えば、コンパクトディスク
やレーザディスクまたは業務用画像ディスクやコンピュ
ータ用データディスク等の形態で大きな市場を形成して
いる。従って、基材の厚みtを薄くして記録密度等の向
上により記録容量等を高性能化した光記録媒体201お
よび光記録再生装置を新規に開発したり商品化する場合
にも、従来の基材の厚みtが1.2mmの光記録媒体2
01との互換性を再生または記録再生に関して確保する
ことが非常に重要視されている。
【0009】しかし、光ヘッド205により基材の厚み
tが薄い光記録媒体201を記録または再生可能となる
ように対物レンズ212を構成すると、上記球面収差に
より基材の厚みtが従来の1.2mmの光記録媒体20
1を再生することができない。
【0010】そのため、基材の厚みtがt=t1(例え
ば、0.6mm)の第1の光記録媒体201aと、基材
の厚みtがt=t2(例えば、1.2mm)の第2の光
記録媒体201bを1つの光記録再生装置で再生するに
は、対物レンズ212aを搭載し第1の光記録媒体20
1aを再生する光ヘッド205aと、対物レンズ212
bを搭載し第2の光記録媒体201bを再生する光ヘッ
ド205bが必要であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例のような構成では、例えば、光源(半導体レーザ)2
07が壊れたりして、光ヘッド205aが機能しなくな
った場合、基材の厚みt=t1の光記録媒体201aを
再生できなくなるという課題を有していた。
【0012】本発明は上記課題に鑑み、第1の目的とし
て、2つの光ヘッドを有する光記録再生装置において、
基材の厚みtの異なる光記録媒体の互換をとり、かつ一
方の光ヘッドが機能しなくなっても、少なくとも基材の
厚みtがt=t1の第1の光記録媒体の再生を可能に
し、信頼性の高い光記録再生装置を提供するものであ
る。
【0013】本発明は、第2の目的として、上記第1の
目的に加えて、2つの光ヘッドを有する光記録再生装置
において、例えば、低パワーの光源の使用を可能とした
りするなど、基材の厚みtの異なる光記録媒体の互換を
とるため、従来の光ヘッド以上に何等かの光学的な工夫
が必要な互換ヘッドの負担を軽減し、安価な光記録再生
装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1の構成は、第1の光記録媒体を少
なくとも再生可能で、第1の光記録媒体の基材の厚みt
1と異なる基材の厚みt2を有する第2の光記録媒体を
少なくとも再生可能な第1の光ヘッドと、少なくとも第
1の光記録媒体を含み基材の厚みt1を有する光記録媒
体のみを少なくとも再生可能な第2の光ヘッドとを備え
たものである。
【0015】上記第2の目的を達成するために本発明の
第2の構成は、再生専用の第1の光記録媒体を再生可能
で、第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる基材の
厚みt2を有する再生専用の第2の光記録媒体を再生可
能な第1の光ヘッドと、第1の光記録媒体を再生可能
で、第1の光記録媒体と同じ基材の厚みt1を有しかつ
第1の光記録媒体の反射率より低い反射率を有する記録
可能な第3の光記録媒体を再生可能な第2の光ヘッドと
を備えたものである。
【0016】または、再生専用の第1の光記録媒体を再
生可能で、第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる
基材の厚みt2を有する再生専用の第2の光記録媒体を
再生可能な第1の光ヘッドと、第1の光記録媒体を再生
可能で、第1の光記録媒体と同じ基材の厚みt1を有し
かつ第1の光記録媒体の反射率より低い反射率を有する
記録可能な第3の光記録媒体を記録再生可能な第2の光
ヘッドとを備えたものである。
【0017】または、再生専用の第1の光記録媒体を再
生可能で、第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる
基材の厚みt2を有する再生専用の第2の光記録媒体を
再生可能で、第1の光記録媒体と同じ基材の厚みt1を
有しかつ第1の光記録媒体の反射率より低い反射率を有
する記録可能な第3の光記録媒体を再生可能な第1の光
ヘッドと、第1の光記録媒体を再生可能で、第3の光記
録媒体を記録再生可能な第2の光ヘッドとを備えたもの
である。
【0018】
【作用】本発明は上記した第1の構成によって、第1の
光ヘッドを第1および第2の光記録媒体の両方に適応し
た互換ヘッドとし、第2の光ヘッドを第1の光記録媒体
に適応した光ヘッドとすることによって、基材の厚みt
の異なる光記録媒体の互換をとり、かつ一方の光ヘッド
が機能しなくなっても、少なくとも第1の光記録媒体の
再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生装置を提供で
きる。
【0019】本発明は上記した第2の構成によって、第
1の光ヘッドを第1および第2の光記録媒体の両方の再
生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッドを第1の光
記録媒体および記録可能な第3の光記録媒体の両方が再
生可能な光ヘッドとすることによって、一方の光ヘッド
が機能しなくなっても、第1の光記録媒体の再生を可能
にし、伝達効率のよい第2の光ヘッドで反射率の低い第
3の光記録媒体を再生することによって、低パワーの光
源の使用を可能としたりするなど、基材の厚みtの異な
る第1および第2の光記録媒体の再生互換をとるため、
従来の光ヘッド以上に何等かの光学的に工夫が必要な互
換ヘッド(第1の光ヘッド)の負担を軽減し、安価で信
頼性の高い光記録再生装置を提供できる。
【0020】また、第1の光ヘッドを第1および第2の
光記録媒体の両方の再生が可能な互換ヘッドとし、第2
の光ヘッドを第1の光記録媒体の再生および第3の光記
録媒体の記録再生の両方が可能な光ヘッドとすることに
よって、一方の光ヘッドが機能しなくなっても、第1の
光記録媒体の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の光
ヘッドで第3の光記録媒体を記録することによって、低
パワーの光源の使用を可能としたりするなど、基材の厚
みtの異なる第1および第2の光記録媒体の再生互換を
とるため、従来の光ヘッド以上に何等かの光学的な工夫
が必要な互換ヘッド(第1の光ヘッド)の負担を軽減
し、安価で信頼性の高い光記録再生装置を提供できる。
【0021】また、第1の光ヘッドを第1、第3および
第2の光記録媒体のすべての再生が可能な互換ヘッドと
し、第2の光ヘッドを第1の光記録媒体の再生および第
3の光記録媒体の記録再生の両方が可能な光ヘッドとす
ることによって、一方の光ヘッドが機能しなくなって
も、第1および第3の光記録媒体の再生を可能にし、伝
達効率のよい第2の光ヘッドで第3の光記録媒体を記録
することによって、低パワーの光源の使用を可能とした
りするなど、基材の厚みtの異なる第1(第3)および
第2の光記録媒体の再生互換をとるため、従来の光ヘッ
ド以上に何等かの光学的な工夫が必要な互換ヘッド(第
1の光ヘッド)の負担を軽減し、安価で信頼性の高い光
記録再生装置を提供できる。
【0022】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の光記録再生装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1〜図5は本発明における第1の実施例
の光記録再生装置を示し、図1は光記録再生装置の概略
側面図で、図2は第1の光ヘッドの側面図で、図3は第
1の光ヘッドの要部の側面図で、(a)は第1の光記録
媒体を再生する場合で、(b)は第2の光記録媒体を再
生する場合で、図4は第2の光ヘッドの側面図で、図5
は動作のフローチャート図である。
【0024】まず、光記録再生装置全体の構成および動
作を説明する。図1に示すように、1は光記録媒体で、
螺旋状または同心円状の情報トラックが形成された光デ
ィスクである。その基材は、無色透明のポリカーボネー
ト等の樹脂やガラスで形成されている。図2、図4に示
すように、本実施例の光記録媒体1には、3つある。そ
の第1は第1の光記録媒体1aで、基材の厚みtがt=
t1(例えば、従来の半分の0.6mm)で、後述する
第2の光記録媒体1bより記録密度が高く、記録ピット
がプリフォーマットされ反射率が高い(例えば、約80
%)の再生専用の光ディスクである。その第2は第2の
光記録媒体1bで、基材の厚みtがt=t2(例えば、
従来の1.2mm)で、第1の光記録媒体1aと同様に
記録ピットがプリフォーマットされ反射率が高い(例え
ば、約80%)再生専用の光ディスクである。その第3
は第3の光記録媒体1cで、第1の光記録媒体1aと同
じ基材の厚みtがt=t1(例えば、従来の半分の0.
6mm)で、第2の光記録媒体1bより記録密度が高
く、第1および第2の光記録媒体1a、1bより反射率
が低い(例えば、約20%)の記録可能な例えば相変化
型の光ディスクであり、この第3の光記録媒体1cは、
例えば、従来の光記録再生装置で記録済みのデータを持
っている。なお、相変化型や光磁気型の記録可能な光記
録媒体の反射率に対して、記録ピットが予めプリフォー
マットされた再生専用の光記録媒体の反射率が高いこと
は、多くの公開特許や文献等で周知の事項である。
【0025】さらに、第1の光記録媒体1aには、2つ
ある。その第1は第1の光記録媒体1a1で、例えばハ
イビジョン方式の画像信号等のように単位時間当りの情
報量が多く高転送レートが必要な情報信号を、例えば情
報信号を内周側と外周側に分割して記録された高転送レ
ートに対応したものである。その第2は第1の光記録媒
体1a2で、例えばNTSC方式の画像信号等のように
単位時間当りの情報量が比較的少なく第1の光記録媒体
1a1に比べ転送レートが低く、情報信号を分割するこ
となく記録されたものである。
【0026】また、同様に、第3の光記録媒体1cに
も、2つある。その第1は第3の光記録媒体1c1で、
例えばハイビジョン方式の画像信号等のように単位時間
当りの情報量が多く高転送レートが必要な情報信号を、
例えば情報信号を内周側と外周側に分割して記録された
高転送レートに対応したものである。その第2は第3の
光記録媒体1c2で、例えばNTSC方式の画像信号等
のように単位時間当りの情報量が比較的少なく第3の光
記録媒体1c1に比べ転送レートが低く、情報信号を分
割することなく記録されたものである。
【0027】3はターンテーブルで、ディスクモータ2
の回転軸に固定され、光記録媒体1が同軸的に載置さ
れ、クランパ4でクランプされる。
【0028】5は第1の光ヘッドで、ガイド軸6等のガ
イド手段によりX方向に移動自在に構成され、駆動手段
(図示せず)によりX方向に駆動される。44は第1の
信号処理手段で、第1の光ヘッド5により第1および第
2の光記録媒体1a、1bから再生された光信号を増幅
し電気信号に変換して処理する電気回路である。
【0029】31は第2の光ヘッドで、ガイド軸32等
のガイド手段によりX方向に移動自在に構成され、駆動
手段(図示せず)によりX方向に駆動される。45は第
2の信号処理手段で、例えば、第2の光ヘッド31によ
り第1および第3の光記録媒体1a、1cから再生され
た光信号を増幅し電気信号に変換して処理する電気回路
である。
【0030】第1の光ヘッド5は図2に詳細の構成を示
しているように、第1の光記録媒体1aを再生する場合
には、低パワー(約5mW)の光源としての半導体レー
ザ7から出射した光ビーム8a(実線で示す)は集光レ
ンズ9により平行な光ビーム8aとなる。光ビーム8a
の一部(約50%)はビームスプリッタ10を透過し
て、反射ミラー11で光路を曲げられ対物レンズユニッ
ト12に入射する。図3(a)に示すように、対物レン
ズユニット12に入射した光ビーム8aの一部(約60
%)は、透明基板18に同心円状に形成されたホログラ
ム成分18pを透過(0次光)し、さらに屈折型レンズ
成分としての対物レンズ19で結像点に絞り込まれ、第
1の光記録媒体1aの情報トラックの記録面上に第1の
焦点としての光スポット13aを形成するように、駆動
手段14で対物レンズユニット12が駆動される。な
お、対物レンズユニット12は、ホルダ20で対物レン
ズ19および透明基板18を保持して一体的に形成され
ている。次に、光ビーム8aの多く(例えば、約80
%)は、第1の光記録媒体1aで反射し、再び対物レン
ズ19を通り、その一部(約60%)は、ホログラム成
分18pを透過(0次光)し、反射ミラー11を通っ
て、ビームスプリッタ10に入射する。光ビーム8aの
一部(約50%)は、ビームスプリッタ10で反射し
て、絞りレンズ15とシリンドリカルレンズ16を通
り、光検出器17に受光される。光検出器17は、再生
信号を検出すると共に、いわゆる非点収差法によりフォ
ーカス制御信号を、プッシュプル法によりトラッキング
制御信号を検出するように構成されている。
【0031】また、第1の光ヘッド5で第2の光記録媒
体1bを再生する場合には、低パワー(約5mW)の光
源としての半導体レーザ7から出射した光ビーム8b
(破線で示す)は集光レンズ9により平行な光ビーム8
bとなる。光ビーム8bの一部(約50%)はビームス
プリッタ10を透過して、反射ミラー11で光路を曲げ
られ対物レンズユニット12に入射する。図3(b)に
示すように、対物レンズユニット12に入射した光ビー
ム8bの一部(約40%)は、凹レンズ作用を持つよう
に設計されたホログラム成分18pで回折(+1次回折
光)し、さらに屈折型レンズ成分としての対物レンズ1
9で結像点に絞り込まれ、第2の光記録媒体1bの情報
トラックの記録面上に第2の焦点としての光スポット1
3bを形成するように、駆動手段14で対物レンズユニ
ット12が駆動される。次に、光ビーム8bの多く(例
えば、約80%)は、第2の光記録媒体1bで反射し、
再び対物レンズ19を通り、その一部(約40%)は、
ホログラム成分18pで再び回折(+1次回折光)し、
反射ミラー11を通って、ビームスプリッタ10に入射
する。光ビーム8bの一部(約50%)は、ビームスプ
リッタ10で反射して、絞りレンズ15とシリンドリカ
ルレンズ16を通り、光検出器17に受光される。光検
出器17は、再生信号を検出すると共に、いわゆる非点
収差法によりフォーカス制御信号を、プッシュプル法に
よりトラッキング制御信号を検出するように構成されて
いる。なお、ホログラム成分18pの外側の光ビームは
基本的に透過(0次光)するため、光スポット13bに
は結像しない。
【0032】第2の光ヘッド31は図4に詳細の構成を
示しているように、第1または第3の光記録媒体1a、
1cを再生するため、低パワー(約5mW)の光源とし
ての半導体レーザ33から出射した光ビーム34は集光
レンズ35により平行な光ビーム34となる。光ビーム
34の一部(約50%)はビームスプリッタ36を透過
して、反射ミラー37で光路を曲げられ対物レンズ38
に入射する。対物レンズ38に入射した光ビーム34は
結像点に絞り込まれ、第1または第3の光記録媒体1
a、1cの情報トラックの記録面上に光スポット39を
形成するように、駆動手段40で対物レンズ38が駆動
される。次に、光ビーム34は、第1の光記録媒体1a
の場合、その多くを反射し(例えば、約80%)、第3
の光記録媒体1cの場合、その反射は少なく(例えば、
約20%)、反射した光ビーム34は、再び対物レンズ
38と反射ミラー37を通って、ビームスプリッタ36
に入射する。光ビーム34の一部(約50%)は、ビー
ムスプリッタ36で反射して、絞りレンズ41とシリン
ドリカルレンズ42を通り、光検出器43に受光され
る。光検出器43は、再生信号を検出すると共に、いわ
ゆる非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッシュ
プル法によりトラッキング制御信号を検出するように構
成されている。
【0033】次に、第1〜第3の光記録媒体1a、1
b、1cの再生を行う動作を図5を用いて説明する。
【0034】光記録媒体1がローディング機構(図示せ
ず)により案内され、ターンテーブル3に光記録媒体1
が装着され、クランパ4でクランプされる。その後、光
記録媒体1の最内周に第1の光ヘッド5を動かし、t=
t1にあわせてフォーカスサーボをかけ、さらにトラッ
キングサーボをかけて、情報信号を検出する。
【0035】次に、基材の厚みがt=t2かどうかを第
1の光ヘッド5で判別する。判別方法は、例えば、第1
および第3の光記録媒体1a、1cの最内周のコントロ
ール領域に光記録媒体1の種類判別情報をプリフォーマ
ットしておき、その種類判別情報を再生することにより
第1または第3の光記録媒体1a、1cを判別すればよ
い。この場合、この種類判別情報が再生できなければ
(種類判別情報がない場合にも)、t=t2と判別し、
フォーカスサーボをt=t2にあわせ、第2の光記録媒
体1bを第1の光ヘッド5で再生する。以下の光記録媒
体1a、1cの種類判別も、同様に行うことができる。
【0036】逆に、t=t2でなければ、フォーカスサ
ーボはそのままにし、第1の光記録媒体1aかどうかを
判別する。そうであれば、さらに第1の光記録媒体1a
1かどうかを判別する。そうであれば、第1の光記録媒
体1a1の内周側および外周側をそれぞれ第1および第
2の光ヘッド5、31で同時に再生して、その再生信号
を合成して高転送レートの例えばハイビジョン方式の画
像信号を再生する。この場合、当然、第2の光ヘッド3
1は、t=t1にあわせてフォーカスサーボをかけ、さ
らにトラッキングサーボをかけて、情報信号を検出する
ことは言うまでもない。以後の説明では、第2の光ヘッ
ド31のこの動作は、自明であるので省略する。
【0037】第1の光記録媒体1a1でなければ、特殊
処理(特殊再生)するかどうかを判別する。この特殊処
理とは、独立に2系統の再生をしたり、一方の再生に連
続して他方を再生して情報が離散的に存在する間欠情報
の連続再生を可能にする機能である。この判別情報は、
例えば、光記録再生装置を制御するコンピュータ等から
得られる。特殊処理する場合には、第1の光記録媒体1
a2を第1および第2の光ヘッド5、31の両方を使っ
て特殊再生する。フローチャートを理解しやすくするた
め、図には記載していないが、一方が再生できなくなっ
た場合には、特殊処理しないモードへと移行する。
【0038】特殊処理しない場合には、第1の光記録媒
体1a2を第1の光ヘッド5で再生する。再生できるか
どうかを常に(または、一定間隔で)判別し、再生でき
ていれば、そのまま第1の光ヘッド5で再生を続ける。
再生できなくなれば、第1の光記録媒体1a2を第2の
光ヘッド31で再生する。
【0039】第1の光記録媒体1aではない場合には、
第3の光記録媒体1c1かどうかを判別し、そうであれ
ば、第3の光記録媒体1c1を排出する。なぜなら、第
1の光ヘッド5は第3の光記録媒体1c1を再生できな
いので、第3の光記録媒体1c1を内周側と外周側で同
時に再生できないからである。そうでなければ、第3の
光記録媒体1c2を第2の光ヘッド31で再生する。
【0040】なお、図5では、フローチャート図を理解
しやすくするため、記載していないが、第1〜第3の光
記録媒体1a、1b、1c以外の光記録媒体の場合には
その光記録媒体を排出する。
【0041】従って、第1の光ヘッド5を第1および第
2の光記録媒体1a、1bの両方に適応した互換ヘッド
とし、第2の光ヘッド31を第1の光記録媒体1aに適
応した光ヘッドとすることによって、基材の厚みtが異
なる光記録媒体の互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機
能しなくなっても、少なくとも第1の光記録媒体1a2
の再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生装置を提供
できる。
【0042】また、第1の光ヘッド5は、ホログラム成
分18pの0次光と+1次回折光の性質を利用して、基
材の厚みtが異なる光記録媒体(第1および第2の光記
録媒体1a、1b)の再生を可能にするという大きな技
術的効果をもっているが、ホログラム成分18pを用い
ているため、光ビームの伝達効率は従来の光ヘッドより
も悪くなる。そのため、反射率の低い第3の光記録媒体
1cの再生まで可能にしようとすると、当然、光源7を
低パワー(例えば、約5mW)のものから、より高パワ
ー(例えば、約10mW)のものに変えなければならな
くなり、コストアップになってしまう。
【0043】さらには、非常に精密なカッティングマシ
ンやインジェクションマシン等の製造設備のもとで記録
データがプリフォーマットされた再生専用の光記録媒体
(第1および第2の光記録媒体1a、1b)に比べ、市
販される光記録再生装置で記録される光記録媒体(第3
の光記録媒体1c)は、再生時における光スポットと情
報トラックとのいわゆるトラックずれや光スポットと記
録面との焦点ずれの許容値が相当きびしくなるなど、技
術的に高度なものが必要になる。
【0044】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5を第1および第2の光記録媒体1a、1bの両方の再
生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31を第1
の光記録媒体1aおよび記録可能な第3の光記録媒体1
cの両方が再生可能な光ヘッドとすることによって、一
方の光ヘッドが機能しなくなっても、第1の光記録媒体
1a2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の光ヘッ
ド31で反射率の低い第3の光記録媒体1c2を再生す
ることによって、低パワーの光源の使用を可能としたり
するなど、基材の厚みtの異なる第1および第2の光記
録媒体1a、1bの再生互換をとるため、光学的な工夫
が必要な互換ヘッド(第1の光ヘッド5)の負担を軽減
し、安価で信頼性の高い光記録再生装置を提供できる。
【0045】また、第1および第2の光ヘッド5、31
に、それぞれ第1および第2の信号処理手段44、45
を接続し、第1および第2の光ヘッド5、31を共に再
生可能な位置に配設することにより、第1の光記録媒体
1a1が装着された時には、例えば、高転送レートが必
要なハイビジョン方式の画像情報等の再生に有効であ
る。また、第1の光記録媒体1a2が装着された時に
は、特殊処理(特殊再生)として、独立に2系統の再生
が可能となったり、一方の再生に連続して、他方で離れ
た情報トラックに再生することもできる。
【0046】以下、本発明の第2〜第9の実施例につい
て第1の実施例と対比しながら説明する。従って、構
成、動作の説明および図面の符号等が第1の実施例と同
様の場合には基本的に省略する。
【0047】まず、第2の実施例について説明する。第
1の実施例では、図4に示すように、第2の光ヘッド3
1は、光源33は低パワー(例えば、約5mW)の半導
体レーザを用い、ビームスプリッタ36を用いたが、第
2の実施例では、図6に示すように、第2の光ヘッド3
1pは、光源33pとして、ある程度高パワー(例え
ば、約35mW)の半導体レーザを用い、偏光ビームス
プリッタ44および1/4波長板45を用いている。こ
の場合、光源33pからの光ビーム34pはP偏光で偏
光ビームスプリッタ44に入射しこれを通過するように
なっており、逆に1/4波長板45を往路と復路で通過
した光ビーム34pは、S偏光で偏光ビームスプリッタ
44に入射しこれに反射されるようになり、第3の光記
録媒体1cの記録が可能となるように光ビーム34pの
伝達効率を向上させている。
【0048】また、第1〜第3の光記録媒体1a、1
b、1cの再生および記録の動作は、図7に示すよう
に、第1の実施例(図5)と殆ど同様であるが、第3の
光記録媒体1c1ではない場合に、第1の実施例では第
3の光記録媒体1c2を第2の光ヘッド31で再生のみ
を行うが、本実施例では第3の光記録媒体1c2を第2
の光ヘッド31pで記録または再生を行う。
【0049】なお、図7では、フローチャート図を理解
しやすくするため、記載していないが、第1〜第3の光
記録媒体1a、1b、1c以外の光記録媒体の場合には
その光記録媒体を排出する。
【0050】従って、第1の光ヘッド5を第1および第
2の光記録媒体1a、1bの両方に適応した互換ヘッド
とし、第2の光ヘッド31pを第1の光記録媒体1aに
適応した光ヘッドとすることによって、基材の厚みtが
異なる光記録媒体の互換をとり、かつ一方の光ヘッドが
機能しなくなっても、少なくとも第1の光記録媒体1a
2の再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生装置を提
供できる。
【0051】また、第1の光ヘッド5は、ホログラム成
分18pの0次光と+1次回折光の性質を利用して、基
材の厚みtが異なる光記録媒体(第1および第2の光記
録媒体1a、1b)の再生を可能にするという大きな技
術的効果をもっているが、ホログラム成分18pを用い
ているため、光ビームの伝達効率は従来の光ヘッドより
も悪くなる。そのため、周知のように、記録は熱的に材
料の状態を変えて行うので、高パワーを必要とし、第3
の光記録媒体1cの記録まで可能にしようとすると、当
然、光源7を低パワー(例えば、約5mW)のものか
ら、より高パワー(例えば、約70mW以上)のものに
変えなければならなくなり、非常なコストアップになっ
てしまう。
【0052】さらには、非常に精密なカッティングマシ
ンやインジェクションマシン等の製造設備のもとで記録
データがプリフォーマットされた再生専用の光記録媒体
(第1および第2の光記録媒体1a、1b)に比べ、市
販される光記録再生装置で記録される光記録媒体(第3
の光記録媒体1c)は、再生時における光スポットと情
報トラックとのいわゆるトラックずれや光スポットと記
録面との焦点ずれの許容値が相当きびしくなるなど、技
術的に高度なものが必要になる。
【0053】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5を第1および第2の光記録媒体1a、1bの両方の再
生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31pを第
1の光記録媒体1aの再生および第3の光記録媒体1c
の記録再生の両方が可能な光ヘッドとすることによっ
て、一方の光ヘッドが機能しなくなっても、第1の光記
録媒体1a2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の
光ヘッド31pで第3の光記録媒体1cを記録すること
によって、比較的低パワーの光源の使用を可能としたり
するなど、基材の厚みtの異なる光記録媒体(第1およ
び第2の光記録媒体1a、1b)の再生互換をとるた
め、光学的な工夫が必要な互換ヘッド(第1の光ヘッド
5)の負担を軽減し、安価で信頼性の高い光記録再生装
置を提供できる。
【0054】また、第1および第2の光ヘッド5、31
pに、それぞれ第1および第2の信号処理手段44、4
5を接続し、第1および第2の光ヘッド5、31pを共
に再生可能な位置に配設することにより、第1の光記録
媒体1a1が装着された時には、例えば、高転送レート
が必要なハイビジョン方式の画像情報等の再生に有効で
ある。また、第1の光記録媒体1a2が装着された時に
は、特殊処理(特殊再生)として、独立に2系統の再生
が可能となったり、一方の再生に連続して、他方で離れ
た情報トラックに再生することもできる。
【0055】次に、第3の実施例を説明する。第2の光
ヘッド31p(図6に示す)は、第2の実施例と基本的
に同じなので説明を省略する。
【0056】第1の実施例では、図2、図3に示すよう
に、第1の光ヘッド5は、ビームスプリッタ10を用い
たが、第3の実施例では、図8、図9に示すように、第
1の光ヘッド5pは、偏光ビームスプリッタ21および
1/4波長板22を用いている。この場合、光源7から
の光ビーム8aおよび8bはP偏光で偏光ビームスプリ
ッタ21に入射しこれを通過するようになっており、逆
に1/4波長板22を往路と復路で通過した光ビーム8
aまたは8bはS偏光で偏光ビームスプリッタ21に入
射しこれに反射されるようになっている。そのため、さ
らに、第3の光記録媒体1cの再生も可能となるように
光ビーム8aの伝達効率を向上させ、第1および第2の
実施例の第1の光ヘッド5と同様の低パワー(約5m
W)の光源を使用できるようにしている。
【0057】また、第1〜第3の光記録媒体1a、1
b、1cの再生および記録の動作は、図10および図1
1に示すように、第1の実施例(図5)と第1の光記録
媒体1aである場合までは同様であるので、その説明を
省略する。
【0058】第1の光記録媒体1aでなければ、再生す
るかどうかを判別する。この判別情報は、例えば、光記
録再生装置を制御するコンピュータ等から得られる。そ
うであれば、さらに第3の光記録媒体1c1かどうかを
判別する。そうであれば、第3の光記録媒体1c1の内
周側および外周側をそれぞれ第1および第2の光ヘッド
5p、31pで同時に再生して、その再生信号を合成し
て高転送レートの例えばハイビジョン方式の画像信号を
再生する。
【0059】第3の光記録媒体1c1でなければ、特殊
処理するかどうかを判別する。この特殊処理とは、独立
に2系統の再生または記録をしたり、一方の再生に連続
して他方を再生して情報が離散的に存在する間欠情報の
連続再生を可能にする機能である。この判別方法は、例
えば、光記録再生装置を制御するコンピュータ等から得
られる。特殊処理する場合には、第3の光記録媒体1c
2を第1および第2の光ヘッド5p、31pの両方を使
って特殊処理する。フローチャートを理解しやすくする
ため、図には記載していないが、一方が機能しなくなっ
た場合には、特殊処理しないモードへと移行する。
【0060】特殊処理しない場合には、第3の光記録媒
体1c2を第1の光ヘッド5pで再生する。再生できる
かどうかを常に(または、一定間隔で)判別し、再生で
きていれば、そのまま第1の光ヘッド5pで再生を続け
る。再生できなくなれば、第3の光記録媒体1c2を第
2の光ヘッド31pで再生する。
【0061】再生しない場合には、第3の光記録媒体1
c1かどうかを判別し、そうであれば、第3の光記録媒
体1c1を排出する。なぜなら、第1の光ヘッド5pは
第3の光記録媒体1c1を記録できないので、第3の光
記録媒体1c1を内周側と外周側を同時に記録できない
からである。そうでなければ、第3の光記録媒体1c2
を第2の光ヘッド31pで記録する。
【0062】なお、図10、11では、フローチャート
図を理解しやすくするため、記載していないが、第1〜
第3の光記録媒体1a、1b、1c以外の光記録媒体の
場合にはその光記録媒体を排出する。
【0063】従って、第1の光ヘッド5pを第1、第
2、第3の光記録媒体1a、1b、1cのすべてに適応
した互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31pを第1およ
び第3の光記録媒体1a、1cに適応した光ヘッドとす
ることによって、基材の厚みtが異なる光記録媒体1の
互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能しなくなって
も、少なくとも第1の光記録媒体1a2の再生および第
3の光記録媒体1c2の再生を可能にし、信頼性の高い
光記録再生装置を提供できる。
【0064】また、第1の光ヘッド5pは、ホログラム
成分18pの0次光と+1次回折光の性質を利用して、
基材の厚みtが異なる光記録媒体(第1、第3の光記録
媒体1a、1cと第2の光記録媒体1b)の再生を可能
にするという大きな技術的効果をもっているが、ホログ
ラム成分18pを用いているため、光ビームの伝達効率
は従来の光ヘッドよりも悪くなる。そのため、周知のよ
うに、記録は熱的に材料状態を変えて行うので、高パワ
ーを必要とし、光記録媒体の記録まで可能にしようとす
ると、当然、光源7を低パワー(例えば、約5mW)の
ものから、より高パワー(例えば、約70mW以上)の
ものに変えなければならなくなり、非常なコストアップ
になってしまう。
【0065】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5pを第1、第2、第3の光記録媒体1a、1b、1c
のすべての再生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッ
ド31pを第1の光記録媒体1aの再生および第3の光
記録媒体1cの記録再生の両方が可能な光ヘッドとする
ことによって、基材の厚みtが異なる光記録媒体1の互
換を可能とし、かつ一方の光ヘッドが機能しなくなって
も、第1の光記録媒体1a2の再生および第3の光記録
媒体1c2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の光
ヘッド31pで第3の光記録媒体1cを記録することに
よって、比較的低パワーの光源の使用を可能としたりす
るなど、基材の厚みtの異なる光記録媒体(第1、第3
の光記録媒体1a、1cと第2の光記録媒体1b)の再
生互換をとるため、光学的に工夫が必要な互換ヘッド
(第1の光ヘッド5p)の負担を軽減し、安価で信頼性
の高い光記録再生装置を提供できる。
【0066】また、第1および第2の光ヘッド5p、3
1pに、それぞれ第1および第2の信号処理手段44、
45を接続し、第1および第2の光ヘッド5p、31p
を共に再生可能な位置に配設することにより、第1の光
記録媒体1a1または第3の光記録媒体1c1が装着さ
れた時には、例えば、高転送レートが必要なハイビジョ
ン方式の画像情報等の再生に有効である。また、第1の
光記録媒体1a2が装着された時には、特殊処理(特殊
再生)として、独立に2系統の再生が可能となったり、
一方の再生に連続して、他方で離れた情報トラックに再
生することもできる。さらに、第3の光記録媒体1c2
が装着された時にも、特殊処理として、独立に2系統の
再生が可能となったり、一方の再生に連続して、他方で
離れた情報トラックに再生することもでき、第1の光ヘ
ッド5pで再生しかつ独立に第2の光ヘッド31pで記
録することもできる。
【0067】なお、第1〜第3の実施例では、対物レン
ズユニット12にホログラム成分18pを付加するだけ
の非常に簡単な構成で、基材の厚みtが異なる光記録媒
体の再生互換を達成できる。
【0068】また、第1〜第3の実施例では、ホログラ
ム成分18pを凹レンズ作用を持つようにし、基材の厚
みtがt=t1の光記録媒体のときには、その透過光
(0次光)を利用し、基材の厚みtがt=t2の光記録
媒体の時には、その+1次回折光を利用したが、逆に、
ホログラム成分18pを凸レンズ作用を持つようにし、
基材の厚みtがt=t1の光記録媒体のときには、その
+1次回折光を利用し、基材の厚みtがt=t2の光記
録媒体の時には、その透過光(0次光)を利用してもよ
い。
【0069】また、第1〜第3の実施例では、ホログラ
ム成分18pは、対物レンズ19とは別に、透明基板1
8上に形成し、対物レンズ19と透明基板18をホルダ
20で一体的に保持したが、対物レンズと一体的に形成
されていればよく、例えば、対物レンズの+Z側または
−Z側の表面に直接形成してもよい。
【0070】次に、第4〜第6の実施例を説明する。基
材の厚みtの異なる光記録媒体1に対応するため、第1
〜第3の実施例では、対物レンズユニット12にホログ
ラム成分18pを持たせて対応したが、第4〜6の実施
例では、第1の光ヘッドを基本的に2つの光源で対応す
るものである。
【0071】まず、第4の実施例を説明する。第1の光
ヘッド以外の部分は、基本的に第3の実施例と同様であ
り、その説明を省略する。図12を用いて、第1の光ヘ
ッド5qを説明する。
【0072】第1の光源としての比較的低パワー(約1
0mW程度)の半導体レーザ57から出射した光ビーム
58a(実線で示す)はP偏光で光ビーム合成手段とし
ての偏光ビームスプリッタ59を直進し集光レンズ62
により平行な光ビーム58aとなる。光ビーム58aの
一部(約50%)はビームスプリッタ63で反射し、収
束光学系としての対物レンズ64に入射する。対物レン
ズ64に入射した光ビーム58aは結像点に絞り込ま
れ、第1または第3の光記録媒体1a、1cの情報トラ
ックの記録面上に光スポット65aを形成するように、
駆動手段66で対物レンズ64が駆動される。次に、光
ビーム58aは、第1の光記録媒体1aの場合、その多
くが反射され(例えば、約80%)、第3の光記録媒体
1cの場合、その反射は少なく(例えば、約20%)な
り、反射した光ビーム58aは、再び対物レンズ64を
通って、ビームスプリッタ63に入射する。その一部
(約50%)は、ビームスプリッタ63を直進し、シリ
ンドリカルレンズ67と絞りレンズ68とを通り、P偏
光で偏光ビームスプリッタ69を直進、基材の厚みtが
t=t1の光記録媒体(第1または第3の光記録媒体1
a、1c)のための光検出器70に受光される。光検出
器70は、再生信号を検出すると共に、いわゆる非点収
差法によりフォーカス制御信号を、プッシュプル法によ
りトラッキング制御信号を検出するように構成されてい
る。
【0073】また、第1の光ヘッド5qは、第1の光源
57とは、発光偏光方向が直交した第2の光源としての
低パワー(約5mW)の半導体レーザ60を備えてい
る。第2の光源60から光ビーム58b(破線で示す)
は光路長を補正するための、平行板ガラス61を通過
し、S偏光で光ビーム合成手段としての偏光ビームスプ
リッタ59に入射し反射した後、集光レンズ62により
略平行な光ビーム58bとなる。光ビーム58bはビー
ムスプリッタ63に入射し、その一部(約50%)は、
対物レンズ64に入射する。対物レンズ64に入射した
光ビーム58bは結像点に絞り込まれ、第2の光記録媒
体1bの情報トラックの記録面上に光スポット65bを
形成するように、駆動手段66で対物レンズ64が駆動
される。次に、光ビーム58bは、その多く(例えば、
約80%)が第2の光記録媒体1bで反射し、再び対物
レンズ64を通って、ビームスプリッタ63に入射す
る。その一部(約50%)は、ビームスプリッタ63を
直進し、シリンドリカルレンズ67と絞りレンズ68を
通り、S偏光で偏光ビームスプリッタ69に入射し反射
した後、基材の厚みtがt=t2の光記録媒体(第2の
光記録媒体1b)のための光検出器71に受光される。
光検出器71は、再生信号を検出すると共に、いわゆる
非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッシュプル
法によりトラッキング制御信号を検出するように構成さ
れている。
【0074】第2の光源60から偏光ビームスプリッタ
(光ビーム合成手段)59までの距離は、第1の光源5
7から偏光ビームスプリッタ59までの距離に対し、光
路長を補正するための平行板ガラス61を用いることに
より、第2の光記録媒体1b上での光スポット65bの
集束度が再生に十分なほど向上するように補正されてい
る。
【0075】従って、第1の光ヘッド5qを第1、第
2、第3の光記録媒体1a、1b、1cのすべてに適応
した互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31pを第1およ
び第3の光記録媒体1a、1cに適応した光ヘッドとす
ることによって、基材の厚みtが異なる光記録媒体1の
互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能しなくなって
も、少なくとも第1の光記録媒体1a2の再生および第
3の光記録媒体1c2の再生を可能にし、信頼性の高い
光記録再生装置を提供できる。
【0076】また、第1の光ヘッド5qは、第1および
第2の光源57、60を利用して、基材の厚みtが異な
る光記録媒体(第1、第3の光記録媒体1a、1cと第
2の光記録媒体1b)の再生を可能にするという大きな
技術的効果をもっているが、光路中にビームスプリッタ
63を用いているため、光ビームの伝達効率は従来のビ
ームスプリッタを持たない光ヘッド(例えば、図6に示
す第2の光ヘッド31pと同様の偏光ビームスプリッタ
と1/4波長板を用いた伝達効率のよい光ヘッド)より
も悪くなる。そのため、周知のように、記録は熱的に材
料状態を変えて行うので、高パワーを必要とし、光記録
媒体の記録まで可能にしようとすると、当然、第1の光
源57を低パワー(例えば、約5mW)のものから、よ
り高パワー(例えば、約50mW以上)のものに変えな
ければならなくなり、非常なコストアップになってしま
う。
【0077】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5qを第1、第2、第3の光記録媒体1a、1b、1c
のすべてが再生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッ
ド31pを第1の光記録媒体1aの再生および第3の光
記録媒体1cの記録再生の両方が可能な光ヘッドとする
ことによって、一方の光ヘッドが機能しなくなっても、
第1の光記録媒体1a2の再生および第3の光記録媒体
1c2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の光ヘッ
ド31pで第3の光記録媒体1c2を記録することによ
って、比較的低パワーの光源の使用を可能としたりする
など、基材の厚みtの異なる光記録媒体(第1、第3の
光記録媒体1a、1cと第2の光記録媒体1b)の再生
互換をとるため、光学的に工夫が必要な互換ヘッド(第
1の光ヘッド5q)の負担を軽減し、安価で信頼性の高
い光記録再生装置を提供できる。
【0078】また、第1および第2の光ヘッド5q、3
1pに、それぞれ第1および第2の信号処理手段44、
45を接続し、第1および第2の光ヘッド5q、31p
を共に再生可能な位置に配設することにより、第1の光
記録媒体1a1または第3の光記録媒体1c1が装着さ
れた時には、例えば、高転送レートが必要なハイビジョ
ン方式の画像情報等の再生に有効である。また、第1の
光記録媒体1a2が装着された時には、特殊処理(特殊
再生)として、独立に2系統の再生が可能となったり、
一方の再生に連続して、他方で離れた情報トラックに再
生することもできる。さらに、第3の光記録媒体1c2
が装着された時にも、特殊処理として、独立に2系統の
再生が可能となったり、一方の再生に連続して、他方で
離れた情報トラックに再生することもでき、第1の光ヘ
ッド5qで再生しかつ独立に第2の光ヘッド31pで記
録することもできる。
【0079】次に、第5の実施例を説明する。第1の光
ヘッド以外の部分は、基本的に第2の実施例と同様であ
り、その説明を省略する。図13を用いて、第1の光ヘ
ッド5rを説明する。
【0080】図13において、第1の光源としての低パ
ワー(約5mW)の半導体レーザ81から出射した光ビ
ーム82a(実線で示す)の一部(約50%)は、光ビ
ーム合成手段としてのビームスプリッタ83を通過し集
光レンズ85により平行な光ビーム82aとなる。光ビ
ーム82aは偏光ビームスプリッタ86にS偏光で入射
することによりここで反射して、1/4波長板87を通
り、対物レンズ88に入射する。対物レンズ88に入射
した光ビーム82aは結像点に絞り込まれ、第1の光記
録媒体1aの情報トラックの記録面上に光スポット89
aを形成するように、駆動手段90で対物レンズ88が
駆動される。次に、光ビーム82aは、その多く(例え
ば、約80%)が第1の光記録媒体1aで反射し、再び
対物レンズ88と1/4波長板87を通って、偏光ビー
ムスプリッタ86に入射する。光ビーム82aは1/4
波長板87の作用によりP偏光で偏光ビームスプリッタ
86に入射しこれを直進して、シリンドリカルレンズ9
1と絞りレンズ92とを通り、波長選択ミラー93を直
進、第1の光記録媒体1aのための光検出器94に受光
される。光検出器94は、再生信号を検出すると共に、
いわゆる非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッ
シュプル法によりトラッキング制御信号を検出するよう
に構成されている。
【0081】また、本第1の光ヘッド5rは、第2の光
源として、第1の光源81とは発光波長が異なり、低パ
ワー(約5mW)の半導体レーザ84を備えている。第
2の光源84から出射した光ビーム82b(破線で示
す)の一部(約50%)は光ビーム合成手段としてのビ
ームスプリッタ83で反射され、集光レンズ85により
略平行な光ビーム82bとなる。光ビーム82bは偏光
ビームスプリッタ86にS偏光で入射することによりこ
こで反射して、1/4波長板87を通り、対物レンズ8
8に入射する。対物レンズ88に入射した光ビーム82
bは結像点に絞り込まれ、第2の光記録媒体1bの情報
トラックの記録面上に光スポット89bを形成するよう
に、駆動手段90で対物レンズ88が駆動される。次
に、光ビーム82bは、その多く(例えば、約80%)
が第2の光記録媒体1bで反射し、再び対物レンズ88
と1/4波長板87を通って、偏光ビームスプリッタ8
6に入射する。光ビーム82bは1/4波長板87の作
用によりP偏光で偏光ビームスプリッタ86に入射しこ
れを直進して、シリンドリカルレンズ91と絞りレンズ
92を通り、波長選択ミラー93で反射、第2の光記録
媒体1bのための光検出器95に受光される。光検出器
95は、再生信号を検出すると共に、いわゆる非点収差
法によりフォーカス制御信号を、プッシュプル法により
トラッキング制御信号を検出するように構成されてい
る。
【0082】第2の光源84からビームスプリッタ(光
ビーム合成手段)83までの距離は、第1の光源81か
らビームスプリッタ83までの距離に対し、第2の光記
録媒体1b上での光スポット89bの集束度が再生に十
分なほど向上するように補正されている。
【0083】従って、第1の光ヘッド5rを第1および
第2の光記録媒体1a、1bの両方に適応した互換ヘッ
ドとし、第2の光ヘッド31pを第1の光記録媒体1a
に適応した光ヘッドとすることによって、基材の厚みt
が異なる光記録媒体1の互換をとり、かつ一方の光ヘッ
ドが機能しなくなっても、少なくとも第1の光記録媒体
1a2の再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生装置
を提供できる。
【0084】また、第1の光ヘッド5rは、第1および
第2の光源81、84を利用して、基材の厚みtが異な
る光記録媒体(第1および第2の光記録媒体1a、1
b)の再生を可能にするという大きな技術的効果をもっ
ているが、ビームスプリッタ83を用いているため、光
ビームの伝達効率は従来のビームスプリッタを持たない
光ヘッド(例えば、図6に示す第2の光ヘッド31pと
同様の偏光ビームスプリッタと1/4波長板を用いた伝
達効率のよい光ヘッド)よりも悪くなる。そのため、周
知のように、記録は熱的に材料の状態を変えて行うの
で、高パワーを必要とし、第3の光記録媒体1cの記録
まで可能にしようとすると、当然、第1の光源81を低
パワー(例えば、約5mW)のものから、相当高パワー
(例えば、約50mW以上)のものに変えなければなら
なくなり、非常なコストアップになってしまう。
【0085】さらには、非常に精密なカッティングマシ
ンやインジェクションマシン等の製造設備のもとで記録
データがプリフォーマットされた再生専用の光記録媒体
(第1および第2の光記録媒体1a、1b)に比べ、市
販される光記録再生装置で記録される光記録媒体(第3
の光記録媒体1c)は、再生時における光スポットと情
報トラックとのいわゆるトラックずれや光スポットと記
録面との焦点ずれの許容値が相当きびしくなるなど、技
術的に高度なものが必要になる。
【0086】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5rを第1および第2の光記録媒体1a、1bの両方の
再生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31pを
第1の光記録媒体1aの再生および第3の光記録媒体1
cの記録再生の両方が可能な光ヘッドとすることによっ
て、一方の光ヘッドが機能しなくなっても、第1の光記
録媒体1a2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の
光ヘッド31pで第3の光記録媒体1c2を記録するこ
とによって、比較的低パワーの光源の使用を可能とした
りするなど、基材の厚みtの異なる光記録媒体(第1お
よび第2の光記録媒体1a、1b)の再生互換をとるた
めに、光学的に工夫が必要な互換ヘッド(第1の光ヘッ
ド5r)の負担を軽減し、安価で信頼性の高い光記録再
生装置を提供できる。
【0087】また、第1および第2の光ヘッド5r、3
1pに、それぞれ第1および第2の信号処理手段44、
45を接続し、第1および第2の光ヘッド5r、31p
を共に再生可能な位置に配設することにより、第1の光
記録媒体1a1が装着された時には、例えば、高転送レ
ートが必要なハイビジョン方式の画像情報等の再生に有
効である。また、第1の光記録媒体1a2が装着された
時には、特殊処理(特殊再生)として、独立に2系統の
再生が可能となったり、一方の再生に連続して、他方で
離れた情報トラックに再生することもできる。
【0088】次に、第6の実施例を説明する。第1の光
ヘッド以外の部分は、基本的に第1の実施例と同様であ
り、その説明を省略する。図14を用いて、第1の光ヘ
ッド5sを説明する。
【0089】図14において、第1の光源としての低パ
ワー(約5mW)の半導体レーザ101から出射した光
ビーム103a(実線で示す)の一部(約50%)は、
ハーフミラー104の表面(ハーフミラー面)で反射し
集光レンズ105により平行な光ビーム103aとな
る。対物レンズ106に入射した光ビーム103aは結
像点に絞り込まれ、第1の光記録媒体1aの情報トラッ
クの記録面上に光スポット107aを形成するように、
駆動手段108で対物レンズ106が駆動される。次
に、光ビーム103aは、その多く(例えば、約80
%)が第1の光記録媒体1aで反射し、再び対物レンズ
106を通って、さらにその一部(約50%)は、ハー
フミラー104の表面(ハーフミラー面)を通過し、偏
光ビームスプリッタ面であるハーフミラー104の裏面
にS偏光で入射することによりここで反射して、第1の
光記録媒体1aのための光検出器109に受光される。
光検出器109は、再生信号を検出すると共に、いわゆ
る非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッシュプ
ル法によりトラッキング制御信号を検出するように構成
されている。
【0090】また、本第1の光ヘッド5sは、第2の光
源として、第1の光源101とは発光偏光方向が直交
し、第1の光源101に対して光軸方向に偏位し光軸直
交方向に近接した低パワー(約5mW)の半導体レーザ
102を備えている。第2の光源102から出射した光
ビーム103b(破線で示す)の一部(約50%)は、
ハーフミラー104の表面(ハーフミラー面)で反射
し、集光レンズ105により略平行な光ビーム103b
となる。対物レンズ106に入射した光ビーム103b
は結像点に絞り込まれ、第2の光記録媒体1bの情報ト
ラックの記録面上に光スポット107bを形成するよう
に、駆動手段108で対物レンズ106が駆動される。
次に、光ビーム103bは、その多く(例えば、約80
%)が第2の光記録媒体1bで反射し、再び対物レンズ
106を通って、さらにその一部(約50%)は、ハー
フミラー104の表面(ハーフミラー面)を通過し、偏
光ビームスプリッタ面であるハーフミラー104の裏面
にP偏光で入射することによりここを通過し、第2の光
記録媒体1bのための光検出器110に受光される。光
検出器110は、再生信号を検出すると共に、いわゆる
非点収差法によりフォーカス制御信号を、プッシュプル
法によりトラッキング制御信号を検出するように構成さ
れている。
【0091】第2の光源102からハーフミラー(光ビ
ーム合成手段)104の表面(ハーフミラー面)までの
距離は、第1の光源101からハーフミラー104の表
面(ハーフミラー面)までの距離に対し、第2の光記録
媒体1b上での光スポット107bの集束度が再生に十
分なほど向上するように補正されている。
【0092】従って、第1の光ヘッド5sを第1および
第2の光記録媒体1a、1bの両方に適応した互換ヘッ
ドとし、第2の光ヘッド31を第1の光記録媒体1aに
適応した光ヘッドとすることによって、基材の厚みtが
異なる光記録媒体1の互換をとり、かつ一方の光ヘッド
が機能しなくなっても、少なくとも第1の光記録媒体1
a2の再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生装置を
提供できる。
【0093】また、第1の光ヘッド5sは、第1および
第2の光源101、102を利用して、基材の厚みtが
異なる光記録媒体(第1および第2の光記録媒体1a、
1b)の再生を可能にするという大きな技術的効果をも
っているが、ハーフミラー104はその表面にハーフミ
ラー面を持つため、光ビームの伝達効率は従来のハーフ
ミラー面を持たない光ヘッド(例えば、図6に示す第2
の光ヘッド31pと同様に偏光ビームスプリッタと1/
4波長板を用いた光ヘッド)よりも悪くなる。そのた
め、反射率の低い第3の光記録媒体1cの再生まで可能
にしようとすると、当然、光源101を低パワー(例え
ば、約5mW)のものから、より高パワー(例えば、約
10mW)のものに変えなければならなくなり、コスト
アップになってしまう。
【0094】さらには、非常に精密なカッティングマシ
ンやインジェクションマシン等の製造設備のもとで記録
データがプリフォーマットされた再生専用の光記録媒体
(第1および第2の光記録媒体1a、1b)に比べ、市
販される光記録再生装置で記録される光記録媒体(第3
の光記録媒体1c)は、再生時における光スポットと情
報トラックとのいわゆるトラックずれや光スポットと記
録面との焦点ずれの許容値が相当きびしくなるなど、技
術的に高度なものが必要になる。
【0095】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5sを第1および第2の光記録媒体1a、1bの両方の
再生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31を第
1の光記録媒体1aおよび記録可能な第3の光記録媒体
1cの両方が再生可能な光ヘッドとすることによって、
一方の光ヘッドが機能しなくなっても、第1の光記録媒
体1a2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の光ヘ
ッド31で反射率の低い第3の光記録媒体1cを再生す
ることによって、低パワーの光源の使用を可能としたり
するなど、基材の厚みtの異なる第1および第2の光記
録媒体1a、1bの再生互換をとるため、光学的に工夫
が必要な互換ヘッド(第1の光ヘッド5s)の負担を軽
減し、安価で信頼性の高い光記録再生装置を提供でき
る。
【0096】また、第1および第2の光ヘッド5s、3
1に、それぞれ第1および第2の信号処理手段44、4
5を接続し、第1および第2の光ヘッド5s、31を共
に再生可能な位置に配設することにより、第1の光記録
媒体1a1が装着された時には、例えば、高転送レート
が必要なハイビジョン方式の画像情報等の再生に有効で
ある。また、第1の光記録媒体1a2が装着された時に
は、特殊処理(特殊再生)として、独立に2系統の再生
が可能となったり、一方の再生に連続して、他方で離れ
た情報トラックに再生することもできる。
【0097】なお、第1〜第6の実施例における第1お
よび第2の光ヘッドの組合せは、第1〜第6の実施例に
示したものだけではなく、必要に応じて適宜変更可能で
ある。
【0098】最後に、第7〜第9の実施例を説明する。
第1〜第6の実施例では、図1に示すように、第1およ
び第2の光ヘッド5(5p、5q、5r、5s)、31
(31p)に、それぞれ第1および第2の信号処理手段
44、45を接続し、第1および第2の光ヘッドを共に
再生可能な位置に配設したが、第7〜第9の実施例で
は、図15〜図17に示すように、第1の光ヘッド5
(5p、5q、5r、5s)をそのガイド手段(ガイド
軸6等)および駆動手段とともに移動台123に搭載
し、第2の光ヘッド31(31p)をそのガイド手段
(ガイド軸32等)および駆動手段とともに移動台12
3に第1の光ヘッドと直交するように搭載し、移動台1
23を移動台駆動手段としてのアクチュエータ122で
駆動可能に構成することにより、標準状態(図16)で
は第1の光ヘッドを使用し、オプション状態(図17)
では第2の光ヘッドを使用するようにする。
【0099】また、第7〜第9の実施例では、図18に
示すように、光記録媒体1の操作性および傷、指紋等に
対する保護の観点から、光記録媒体1は光ディスクカー
トリッジ131に収納され、光記録媒体1は、光ディス
クカートリッジ131と共に光記録再生装置に装着され
るように構成されている。この光ディスクカートリッジ
131は、従来から使用されているものと同様に、図中
+X側にのみ光ヘッドが挿入可能になる開口穴131p
が形成されている。また、図中−X側に、光記録媒体1
の種類判別をするための識別穴131qが形成されてい
る。識別穴131qは、例えば、3つの穴の有無を選択
的に変えて種類判別するものであり、例えば、光記録媒
体1の図中+Z側の面と−Z側の面の両方が判別できる
ように図中−Y側と+Y側にX軸に対して回転対称とな
るように構成する。
【0100】まず、第7の実施例における第1〜第3の
光記録媒体1a、1b、1cの再生を行う動作を図19
を用いて説明する。
【0101】初めに、移動台駆動手段(アクチュエー
タ)122で移動台123を駆動して、標準状態(図1
6)すなわち第1の光ヘッド5(または5s)が使用可
能な状態にする。ついで、光ディスクカートリッジ13
1と共に光記録媒体1がローディング機構(図示せず)
により案内され、ターンテーブル3に光記録媒体1が装
着され、クランパ4でクランプされる。この時、光ディ
スクカートリッジ131に形成された識別穴131qを
光記録再生装置に配設された例えばマイクロスイッチの
ような識別手段(図示せず)で光記録媒体1の種類を判
別する。
【0102】なお、光記録再生装置は、光ディスクカー
トリッジ131に収納された光記録媒体1のみならず、
裸のままの光記録媒体1の両方を装着可能に構成するこ
とができるが、このように構成した場合には、裸のまま
の光記録媒体1は、識別穴131q(例えば、3つと
も)すべてが存在する場合として種類判別すればよい。
すなわち、光記録媒体1の種類判別は、光記録媒体1の
装着とほぼ同時に行うことができる。
【0103】次に、第2の光記録媒体1bであれば、第
1の光ヘッド5(5s)のフォーカスサーボをt=t2
にあわせ、トラッキングサーボをかけて、第2の光記録
媒体1bを第1の光ヘッド5(5s)で再生する。
【0104】逆に、第2の光記録媒体1bでなければ、
第1の光ヘッド5(5s)のフォーカスサーボをt=t
1にあわせ、トラッキングサーボをかける。
【0105】次に、第1の光記録媒体1aであれば、さ
らに第1の光記録媒体1a1かどうかを判断し、そうで
あれば、高転送レート対応の第1の光記録媒体1a1を
排出する。第1の光記録媒体1a1でなければ、第1の
光記録媒体1a2を第1の光ヘッド5(5s)で再生す
る。再生できるかどうかを常に(または、一定間隔で)
判別し、再生できていれば、そのまま第1の光ヘッド5
(5s)で再生を続ける。再生できなくなれば、移動台
駆動手段122で移動台123を駆動して、オプション
状態(図17)すなわち第2の光ヘッド31が使用可能
な状態にし、第1の光記録媒体1a2を第2の光ヘッド
31で再生する。
【0106】逆に、第1の光記録媒体1aでなければ、
移動台駆動手段122で移動台123を駆動して、オプ
ション状態(図17)すなわち第2の光ヘッド31が使
用可能な状態にする。さらに、高転送レート対応の第3
の光記録媒体1c1であれば、第3の光記録媒体1c1
を排出する。第3の光記録媒体1c1でなければ、第3
の光記録媒体1c2を第2の光ヘッド31で再生する。
【0107】なお、図19では、フローチャート図を理
解しやすくするため、記載していないが、第1〜第3の
光記録媒体1a、1b、1c以外の光記録媒体の場合に
はその光記録媒体を排出する。
【0108】従って、第1の光ヘッド5(5s)を第1
および第2の光記録媒体1a、1bの両方に適応した互
換ヘッドとし、第2の光ヘッド31を第1の光記録媒体
1aに適応した光ヘッドとすることによって、基材の厚
みtが異なる光記録媒体の互換をとり、かつ一方の光ヘ
ッドが機能しなくなっても、少なくとも第1の光記録媒
体1a2の再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生装
置を提供できる。
【0109】また、第1の光ヘッド5は、ホログラム成
分18pの0次光と+1次回折光の性質を利用して、基
材の厚みtが異なる光記録媒体(第1および第2の光記
録媒体1a、1b)の再生を可能にするという大きな技
術的効果をもっているが、ホログラム成分18pを用い
ているため、光ビームの伝達効率は従来の光ヘッドより
も悪くなる。そのため、反射率の低い第3の光記録媒体
1cの再生まで可能にしようとすると、当然、光源7を
低パワー(例えば、約5mW)のものから、より高パワ
ー(例えば、約10mW)のものに変えなければならな
くなり、コストアップになってしまう。
【0110】また、同様に、第1の光ヘッド5sは、第
1および第2の光源101、102を利用して、基材の
厚みtが異なる光記録媒体(第1および第2の光記録媒
体1a、1b)の再生を可能にするという大きな技術的
効果をもっているが、ハーフミラー104はその表面に
ハーフミラー面を持つため、光ビームの伝達効率は従来
のハーフミラー面を持たない光ヘッド(例えば、図6に
示す第2の光ヘッド31pと同様に偏光ビームスプリッ
タと1/4波長板を用いた光ヘッド)よりも悪くなる。
そのため、反射率の低い第3の光記録媒体1cの再生ま
で可能にしようとすると、当然、光源101を低パワー
(例えば、約5mW)のものから、より高パワー(例え
ば、約10mW)のものに変えなければならなくなり、
コストアップになってしまう。
【0111】さらには、非常に精密なカッティングマシ
ンやインジェクションマシン等の製造設備のもとで記録
データがプリフォーマットされた再生専用の光記録媒体
(第1および第2の光記録媒体1a、1b)に比べ、市
販される光記録再生装置で記録される光記録媒体(第3
の光記録媒体1c)は、再生時における光スポットと情
報トラックとのいわゆるトラックずれや光スポットと記
録面との焦点ずれの許容値が相当きびしくなるなど、技
術的に高度なものが必要になる。
【0112】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5(5s)を第1および第2の光記録媒体1a、1bの
両方の再生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッド3
1を第1の光記録媒体1aおよび記録可能な第3の光記
録媒体1cの両方が再生可能な光ヘッドとすることによ
って、一方の光ヘッドが機能しなくなっても、第1の光
記録媒体1a2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2
の光ヘッド31で反射率の低い第3の光記録媒体1c2
を再生することによって、低パワーの光源の使用を可能
としたりするなど、基材の厚みtの異なる第1および第
2の光記録媒体1a、1bの再生互換をとるため、従来
の光ヘッド以上に何等かの光学的な工夫が必要となる互
換ヘッド(第1の光ヘッド5、5s)の負担を軽減し、
安価で信頼性の高い光記録再生装置を提供できる。
【0113】次に、第8の実施例の動作を図20を用い
て説明する。第8の実施例における第1〜第3の光記録
媒体1a、1b、1cの再生または記録を行う動作の説
明は、図20に示すように、第7の実施例(図19)と
殆ど同様であるが、第3の光記録媒体1c1ではない場
合に、第7の実施例では第3の光記録媒体1c2を第2
の光ヘッド31で再生のみを行うが、本実施例では第3
の光記録媒体1c2を第2の光ヘッド31pで記録また
は再生を行う。
【0114】なお、図20では、フローチャート図を理
解しやすくするため、記載していないが、第1〜第3の
光記録媒体1a、1b、1c以外の光記録媒体の場合に
はその光記録媒体を排出する。
【0115】従って、第1の光ヘッド5(5r)を第1
および第2の光記録媒体1a、1bの両方に適応した互
換ヘッドとし、第2の光ヘッド31pを第1の光記録媒
体1aに適応した光ヘッドとすることによって、基材の
厚みtが異なる光記録媒体の互換をとり、かつ一方の光
ヘッドが機能しなくなっても、少なくとも第1の光記録
媒体1a2の再生を可能にし、信頼性の高い光記録再生
装置を提供できる。
【0116】また、第1の光ヘッド5は、ホログラム成
分18pの0次光と+1次回折光の性質を利用して、基
材の厚みtが異なる光記録媒体(第1および第2の光記
録媒体1a、1b)の再生を可能にするという大きな技
術的効果をもっているが、ホログラム成分18pを用い
ているため、光ビームの伝達効率は従来の光ヘッドより
も悪くなる。そのため、反射率の低い第3の光記録媒体
1cの再生まで可能にしようとすると、当然、光源7を
低パワー(例えば、約5mW)のものから、より高パワ
ー(例えば、約10mW)のものに変えなければならな
くなり、コストアップになってしまう。
【0117】また、同様に、第1の光ヘッド5rは、第
1および第2の光源81、84を利用して、基材の厚み
tが異なる光記録媒体(第1および第2の光記録媒体1
a、1b)の再生を可能にするという大きな技術的効果
をもっているが、ビームスプリッタ83を持つため、光
ビームの伝達効率は従来のビームスプリッタを持たない
光ヘッド(例えば、図6に示す第2の光ヘッド31pと
同様に偏光ビームスプリッタと1/4波長板を用いた光
ヘッド)よりも悪くなる。そのため、反射率の低い第3
の光記録媒体1cの再生まで可能にしようとすると、当
然、第1の光源81を低パワー(例えば、約5mW)の
ものから、より高パワー(例えば、約10mW)のもの
に変えなければならなくなり、コストアップになってし
まう。
【0118】さらには、非常に精密なカッティングマシ
ンやインジェクションマシン等の製造設備のもとで記録
データがプリフォーマットされた再生専用の光記録媒体
(第1および第2の光記録媒体1a、1b)に比べ、市
販される光記録再生装置で記録される光記録媒体(第3
の光記録媒体1c)は、再生時における光スポットと情
報トラックとのいわゆるトラックずれや光スポットと記
録面との焦点ずれの許容値が相当きびしくなるなど、技
術的に高度なものが必要になる。
【0119】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5(5r)を第1および第2の光記録媒体1a、1bの
両方の再生が可能な互換ヘッドとし、第2の光ヘッド3
1pを第1の光記録媒体1aの再生および記録可能な第
3の光記録媒体1cの記録再生が可能な光ヘッドとする
ことによって、一方の光ヘッドが機能しなくなっても、
第1の光記録媒体1a2の再生を可能にし、伝達効率の
よい第2の光ヘッド31pで反射率の低い第3の光記録
媒体1c2を再生することによって、低パワーの光源の
使用を可能としたりするなど、基材の厚みtの異なる第
1および第2の光記録媒体1a、1bの再生互換をとる
ため、従来の光ヘッド以上に何等かの光学的な工夫が必
要となる互換ヘッド(第1の光ヘッド5、5r)の負担
を軽減し、安価で信頼性の高い光記録再生装置を提供で
きる。
【0120】次に、第9の実施例の動作を図21、図2
2を用いて説明する。第9の実施例における第1〜第3
の光記録媒体1a、1b、1cの再生または記録を行う
動作の説明は、図21に示すように、第7の実施例(図
19)と第1の光記録媒体1aである場合までは基本的
に同様であるので、その説明を省略する。
【0121】第1の光記録媒体1aでない場合、さらに
高転送レート対応の第3の光記録媒体1c1か判断し、
そうであれば、第3の光記録媒体1c1を排出する。第
3の光記録媒体1c1でなければ、再生するかどうか判
別する。この判別情報は、例えば、光記録再生装置を制
御するコンピュータ等から得られる。
【0122】再生する場合、第3の光記録媒体1c2を
第1の光ヘッド5p(5q)で再生する。再生できるか
どうかを常に(または、一定間隔で)判別し、再生でき
ていれば、そのまま第1の光ヘッド5p(5q)で再生
を続ける。再生できなくなれば、移動台駆動手段122
で移動台123を駆動して、オプション状態(図17)
すなわち第2の光ヘッド31pが使用可能な状態にし、
第3の光記録媒体1c2を第2の光ヘッド31pで再生
する。
【0123】逆に、再生しない場合、移動台駆動手段1
22で移動台123を駆動して、オプション状態(図1
7)すなわち第2の光ヘッド31pが使用可能な状態に
し、第3の光記録媒体1c2を第2の光ヘッド31pで
記録する。
【0124】なお、図21、図22では、フローチャー
ト図を理解しやすくするため、記載していないが、第1
〜第3の光記録媒体1a、1b、1c以外の光記録媒体
の場合にはその光記録媒体を排出する。
【0125】従って、第1の光ヘッド5p(5q)を第
1、第2、第3の光記録媒体1a、1b、1cのすべて
に適応した互換ヘッドとし、第2の光ヘッド31pを第
1および第3の光記録媒体1a、1cに適応した光ヘッ
ドとすることによって、基材の厚みtが異なる光記録媒
体の互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能しなくなっ
ても、少なくとも第1の光記録媒体1a2および第3の
光記録媒体1c2の再生を可能にし、信頼性の高い光記
録再生装置を提供できる。
【0126】また、第1の光ヘッド5pは、ホログラム
成分18pの0次光と+1次回折光の性質を利用して、
基材の厚みtが異なる光記録媒体(第1、第3の光記録
媒体1a、1cと第2の光記録媒体1b)の再生を可能
にするという大きな技術的効果をもっているが、ホログ
ラム成分18pを用いているため、光ビームの伝達効率
は従来の光ヘッドよりも悪くなる。そのため、周知のよ
うに、記録は熱的に材料状態を変えて行うので、高パワ
ーを必要とし、光記録媒体の記録まで可能にしようとす
ると、当然、光源7を低パワー(例えば、約5mW)の
ものから、相当高パワー(例えば、約70mW)のもの
に変えなければならなくなり、コストアップになってし
まう。
【0127】また、同様に、第1の光ヘッド5qは、第
1および第2の光源57、60を利用して、基材の厚み
tが異なる光記録媒体(第1、第3の光記録媒体1a、
1cと第2の光記録媒体1b)の再生を可能にするとい
う大きな技術的効果をもっているが、ビームスプリッタ
59を持つため、光ビームの伝達効率は従来のビームス
プリッタを持たない光ヘッド(例えば、図6に示す第2
の光ヘッド31pと同様に偏光ビームスプリッタと1/
4波長板を用いた光ヘッド)よりも悪くなる。そのた
め、周知のように、記録は熱的に材料状態を変えて行う
ので、高パワーを必要とし、光記録媒体の記録まで可能
にしようとすると、当然、第1の光源57を低パワー
(例えば、約5mW)のものから、かなり高パワー(例
えば、約50mW)のものに変えなければならなくな
り、コストアップになってしまう。
【0128】そのため、本実施例では、第1の光ヘッド
5p(5q)を第1、第2、第3の光記録媒体1a、1
b、1cのすべての再生が可能な互換ヘッドとし、第2
の光ヘッド31pを第1の光記録媒体1aの再生および
記録可能な第3の光記録媒体1cの記録再生が可能な光
ヘッドとすることによって、一方の光ヘッドが機能しな
くなっても、第1の光記録媒体1a2および第3の光記
録媒体1c2の再生を可能にし、伝達効率のよい第2の
光ヘッド31pで第3の光記録媒体1c2を記録するこ
とによって、低パワーの光源の使用を可能としたりする
など、基材の厚みtの異なる第1、第3の光記録媒体1
a、1cおよび第2の光記録媒体1bの再生互換をとる
ため、従来の光ヘッド以上に何等かの光学的な工夫が必
要となる互換ヘッド(第1の光ヘッド5p、5q)の負
担を軽減し、安価で信頼性の高い光記録再生装置を提供
できる。
【0129】また、従来から、光ディスクカートリッジ
は、図18と同様に図中+X側にのみ光ヘッド挿入用の
開口穴131pが形成されているので、本第7〜第9の
実施例ではこの従来から使用せれてきた光ディスクカー
トリッジをそのまま使用することができ、従来の光記録
媒体1と新規な光記録媒体1の互換をより平易にとるこ
とができる。
【0130】また、本発明は、第1〜第9の実施例で説
明した内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を
逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0131】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1の光ヘッド
を第1および第2の光記録媒体の両方に適応した互換ヘ
ッドとし、第2の光ヘッドを第1の光記録媒体に適応し
た光ヘッドとすることによって、基材の厚みtが異なる
光記録媒体の互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能し
なくなっても、少なくとも第1の光記録媒体の再生を可
能にし、信頼性の高い光記録再生装置を提供できる。
【0132】また、本発明は、第1の光ヘッドを第1お
よび第2の光記録媒体の両方の再生が可能な互換ヘッド
とし、第2の光ヘッドを第1の光記録媒体および記録可
能な第3の光記録媒体の両方が再生可能な光ヘッドとす
ることによって、基材の厚みtが異なる光記録媒体の互
換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能しなくなっても、
第1の光記録媒体の再生を可能にし、伝達効率のよい第
2の光ヘッドで反射率の低い第3の光記録媒体を再生す
ることによって、低パワーの光源の使用を可能としたり
するなど、基材の厚みtの異なる第1および第2の光記
録媒体の再生互換をとるために、従来の光ヘッド以上に
何等かの光学的な工夫が必要な互換ヘッド(第1の光ヘ
ッド)の負担を軽減し、安価で信頼性の高い光記録再生
装置を提供できる。
【0133】また、本発明は、第1の光ヘッドを第1お
よび第2の光記録媒体の両方の再生が可能な互換ヘッド
とし、第2の光ヘッドを第1の光記録媒体の再生および
第3の光記録媒体の記録再生の両方が可能な光ヘッドと
することによって、基材の厚みtが異なる光記録媒体の
互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能しなくなって
も、第1の光記録媒体の再生を可能にし、伝達効率のよ
い第2の光ヘッドで第3の光記録媒体を記録することに
よって、低パワーの光源の使用を可能としたりするな
ど、基材の厚みtの異なる第1および第2の光記録媒体
の再生互換をとるため、従来の光ヘッド以上に何等かの
光学的な工夫が必要な互換ヘッド(第1の光ヘッド)の
負担を軽減し、安価で信頼性の高い光記録再生装置を提
供できる。
【0134】また、本発明は、第1の光ヘッドを第1、
第3および第2の光記録媒体のすべての再生が可能な互
換ヘッドとし、第2の光ヘッドを第1の光記録媒体の再
生および第3の光記録媒体の記録再生の両方が可能な光
ヘッドとすることによって、基材の厚みtが異なる光記
録媒体の互換をとり、かつ一方の光ヘッドが機能しなく
なっても、第1および第3の光記録媒体の再生を可能に
し、伝達効率のよい第2の光ヘッドで第3の光記録媒体
を記録することによって、低パワーの光源の使用を可能
としたりするなど、基材の厚みtの異なる第1(第3)
および第2の光記録媒体の再生互換をとるため、従来の
光ヘッド以上に何等かの光学的な工夫が必要な互換ヘッ
ド(第1の光ヘッド)の負担を軽減し、安価で信頼性の
高い光記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第6の実施例における光記録再
生装置の概略側面図
【図2】本発明の第1、第2、第7および第8の実施例
における第1の光ヘッドの側面図
【図3】同実施例における第1の光ヘッドの要部の側面
【図4】本発明の第1、第6および第7の実施例におけ
る第2の光ヘッドの側面図
【図5】本発明の第1および第6の実施例における動作
のフローチャート
【図6】本発明の第2〜第5、第8および第9の実施例
における第2の光ヘッドの側面図
【図7】本発明の第2および第5の実施例における動作
のフローチャート
【図8】本発明の第3および第9の実施例における第1
の光ヘッドの側面図
【図9】同実施例における第1の光ヘッドの要部の側面
【図10】本発明の第3および第4の実施例における動
作の一部のフローチャート
【図11】同実施例における動作の一部のフローチャー
【図12】本発明の第4および第9の実施例における第
1の光ヘッドの側面図
【図13】本発明の第5および第8の実施例における第
1の光ヘッドの側面図
【図14】本発明の第6および第7の実施例における第
1の光ヘッドの側面図
【図15】本発明の第7〜第9の実施例における光記録
再生装置の概略側面図
【図16】同実施例における光記録再生装置の標準状態
の概略平面図
【図17】同実施例における光記録再生装置のオプショ
ン状態の概略平面図
【図18】従来および本発明の第7〜第9の実施例にお
ける光ディスクカートリッジの斜視図
【図19】本発明の第7の実施例における動作のフロー
チャート
【図20】本発明の第8の実施例における動作のフロー
チャート
【図21】本発明の第9の実施例における動作の一部の
フローチャート
【図22】同実施例における動作の一部のフローチャー
【図23】従来の光記録再生装置の概略側面図
【図24】同従来の光ヘッドの側面図
【図25】対物レンズの開口数と光記録媒体の基材の厚
みtとの関係図
【符号の説明】
1 光記録媒体 1a 第1の光記録媒体 1b 第2の光記録媒体 1c 第3の光記録媒体 5(5p、5q、5r、5s) 第1の光ヘッド 12 対物レンズユニット 13a 第1の焦点(光スポット) 13b 第2の焦点(光スポット) 18p ホログラム成分 19 屈折型レンズ成分(対物レンズ) 31(31p) 第2の光ヘッド 44 第1の信号処理手段 45 第2の信号処理手段 57(81、101) 第1の光源 59 偏光ビームスプリッタ(光ビーム合成手段) 60(84、102) 第2の光源 61 平行板ガラス 64(88、106) 対物レンズ(収束光学系) 70、71(94、95、109、110) 光検出器 83 ビームスプリッタ(光ビーム合成手段) 104 ハーフミラー(光ビーム合成手段) 121 信号処理手段 122 アクチュエータ(移送台駆動手段) 123 移動台

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の光記録媒体を少なくとも再生可能
    で、前記第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる基
    材の厚みt2を有する第2の光記録媒体を少なくとも再
    生可能な第1の光ヘッドと、少なくとも前記第1の光記
    録媒体を含み基材の厚みt1を有する光記録媒体のみを
    少なくとも再生可能な第2の光ヘッドとを備えたことを
    特徴とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】再生専用の第1の光記録媒体を再生可能
    で、前記第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる基
    材の厚みt2を有する再生専用の第2の光記録媒体を再
    生可能な第1の光ヘッドと、前記第1の光記録媒体を再
    生可能で、前記第1の光記録媒体と同じ基材の厚みt1
    を有しかつ前記第1の光記録媒体の反射率より低い反射
    率を有する記録可能な第3の光記録媒体を再生可能な第
    2の光ヘッドとを備えたことを特徴とする光記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】再生専用の第1の光記録媒体を再生可能
    で、前記第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる基
    材の厚みt2を有する再生専用の第2の光記録媒体を再
    生可能な第1の光ヘッドと、前記第1の光記録媒体を再
    生可能で、前記第1の光記録媒体と同じ基材の厚みt1
    を有しかつ前記第1の光記録媒体の反射率より低い反射
    率を有する記録可能な第3の光記録媒体を記録再生可能
    な第2の光ヘッドとを備えたことを特徴とする光記録再
    生装置。
  4. 【請求項4】再生専用の第1の光記録媒体を再生可能
    で、前記第1の光記録媒体の基材の厚みt1と異なる基
    材の厚みt2を有する再生専用の第2の光記録媒体を再
    生可能で、前記第1の光記録媒体と同じ基材の厚みt1
    を有しかつ前記第1の光記録媒体の反射率より低い反射
    率を有する記録可能な第3の光記録媒体を再生可能な第
    1の光ヘッドと、前記第1の光記録媒体を再生可能で、
    前記第3の光記録媒体を記録再生可能な第2の光ヘッド
    とを備えたことを特徴とする光記録再生装置。
  5. 【請求項5】第1の光ヘッドは、少なくとも2つの焦点
    位置を有し、第1の焦点は基材表面から厚みt1の位置
    にある面上に収束し、第2の焦点は基材表面から厚みt
    2の位置にある面上に収束するように設計されている対
    物レンズユニットを備えたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の光記録再生装置。
  6. 【請求項6】対物レンズユニットは、少なくとも屈折型
    レンズ成分とホログラム成分の組み合わせからなる対物
    レンズユニットであることを特徴とする請求項5記載の
    光記録再生装置。
  7. 【請求項7】第1の光ヘッドは、第1および第2の光源
    と、前記第1および第2の光源からの光ビームを略同一
    光路に合成する光ビーム合成手段と、第1の光記録媒体
    に対しては前記第1の光源からの光ビームを収束させか
    つ第2の光記録媒体に対しては前記第2の光源からの光
    ビームを収束させる収束光学系と、前記第1および第2
    の光記録媒体からの反射光を受光する光検出器とを備え
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光
    記録再生装置。
  8. 【請求項8】第1の光源から光ビーム合成手段までの光
    路長と、第2の光源から前記光ビーム合成手段までの光
    路長に光路差を設けたことを特徴とする請求項7記載の
    光記録再生装置。
  9. 【請求項9】第1の光ヘッドは、第1または第2の光源
    と光ビーム合成手段との間に設けた平行板ガラスとを備
    えたことを特徴とする請求項7記載の光記録再生装置。
  10. 【請求項10】第1の光ヘッドは、発光点が光軸方向に
    異なり光軸直交方向に近接する第1および第2の光源
    と、第1の光記録媒体に対しては前記第1の光源からの
    光ビームを収束させかつ第2の光記録媒体に対しては前
    記第2の光源からの光ビームを収束させる収束光学系
    と、前記第1および第2の光記録媒体からの反射光を受
    光する光検出器とを備えたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の光記録再生装置。
  11. 【請求項11】第1の光ヘッドに接続された第1の信号
    処理手段と、第2の光ヘッドに接続された第2の信号処
    理手段とを備え、前記第1および第2の光ヘッドは共に
    記録または再生可能な位置に配設されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の光記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】第1または第2の光ヘッドのいずれか一
    方を選択的に記録または再生可能な位置に配設すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光記録再
    生装置。
  13. 【請求項13】第1および第2の光ヘッドを搭載した移
    動台を備え、前記移動台を駆動して前記第1または第2
    の光ヘッドのいずれか一方を選択的に記録または再生可
    能な位置に配設することを特徴とする請求項12記載の
    光記録再生装置。
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