JPH09115209A - 磁気テープカセット装置 - Google Patents

磁気テープカセット装置

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JPH09115209A
JPH09115209A JP8229915A JP22991596A JPH09115209A JP H09115209 A JPH09115209 A JP H09115209A JP 8229915 A JP8229915 A JP 8229915A JP 22991596 A JP22991596 A JP 22991596A JP H09115209 A JPH09115209 A JP H09115209A
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JP
Japan
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magnetic tape
switch member
fast
winding
tape cassette
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Application number
JP8229915A
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English (en)
Inventor
Norbert Kunze
クンゼ ノルベルト
Dieter Mueller
ミューラー ディエテル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/44Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive transfer means therefor
    • G11B15/442Control thereof

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミュージックサーチシステムを有する安価な
磁気テープカセット装置を提供する。 【解決手段】 前進、及び反転方向を反転装置により切
替えてプレイ、及び早巻取りを行うデッキと、2個のチ
ャンネルグループを有する磁気ヘッドと、作動状態を切
り換えるため優先位置、及び第2位置を有するスイッチ
部材60と、前進早巻取りボタン64、及び反転早巻取
りボタン65を有する早巻取り装置と、ミュージックサ
ーチ回路とを具える磁気テープカセット装置である。ス
イッチ部材60は常時優先位置を占める。プレイモード
での一方向から他の方向に切り換える際、作動素子63
によって優先位置から第2位置にスイッチ部材60を切
り換えるよう反転装置を構成し、早巻取り装置の作動前
に、スイッチ部材60が第2位置を占めている時、早巻
取りモード中、スイッチ部材60をその第2位置にロッ
クするロック素子66を早巻取り装置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は前進方向、及び反転
方向において、プレイ動作と、早巻取り動作とを行うよ
う構成された磁気テープカセット用デッキを具え、プレ
イモード及び、早巻取りモードにおいてデッキの方向を
反転させる反転装置により、前進方向と、反転方向との
間の切替えを行うようにした磁気テープカセット装置で
あって、磁気テープの記録トラックの2個のグループ内
の記録を読み取るためのチャンネルの2個のグループを
有し、プレイモードで磁気テープに圧着する磁気ヘッド
と、磁気ヘッド内のチャンネルの一方のグループ、又は
他方のグループを作動させるため、一方の状態から他方
の状態に切り換えることができるスイッチ部材と、少な
くとも1個の早巻取りボタンを具える早巻取り装置と、
磁気テープの記録トラックの一方のグループの一定最少
継続部分の休止部を検出するミュージックサーチ回路と
を具える磁気テープカセット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前進方向と、反転方向とに作動するのに
適する磁気テープカセット装置においては、プレイ方向
を変える時、磁気ヘッドの一方のチャンネルグループか
ら他方のチャンネルグループに切り換えるのが普通であ
る。しかし、テープを反転早巻取り、又は前進早巻取り
中、磁気テープの記録部間の休止部を検出するミュージ
ックサーチシステムについてはこのことは適用できな
い。このようなシステムでは、早巻取りモードでの磁気
テープの方向に関せず、磁気ヘッドの作動可能チャンネ
ルは磁気テープの選択された記録トラックに対応してい
なければならない。ドイツ特許第3107626 号には、反転
可能な駆動のための反転機構を切替え部材に連結する連
結手段と、これ等連結手段を切り離す離脱手段とによっ
て、この問題を解決した磁気テープカセット装置を記載
している。しかし、連結手段、及び離脱手段は付加的な
機械的構成部分として構成する必要があるため、この解
決策は非常に高価である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は最少の
付加的構成部分で、最低のコストで、ミュージックサー
チシステムを実現することができる最初に述べた種類の
磁気テープカセット装置を得るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明磁気テープカセット装置は外側からの操作を
受けることなく優先位置としての上記状態の内の一方を
占めることができるようスイッチ部材を構成し、プレイ
モードでの一方向から他の方向に切り換える際、作動素
子によって優先位置から第2位置にスイッチ部材を切り
換えるよう反転装置を構成し、早巻取り装置の作動前
に、スイッチ部材が第2位置を占めている時、スイッチ
部材を早巻取りモード中、第2位置にロックするロック
素子を早巻取り装置に設けたことを特徴とする。
【0005】スイッチ部材の優先位置では、チャンネル
の2個のチャンネルグループの内の一方のグループ、例
えば前進プレイ方向のチャンネルグループが作動可能状
態である。今、デッキを反転プレイ方向に切り換えた
時、反転装置の作動素子によってスイッチ部材を優先位
置から第2位置に切り換え、これにより、磁気ヘッド内
の反転プレイ方向のチャンネルグループを作動させる。
早巻取り装置の作動前に作動可能状態であったチャンネ
ルグループがこの早巻取り装置を作動させても、作動可
能状態に留まるよう早巻取り装置を構成する。この目的
のため、この早巻取り装置を作動させた時、第2位置に
あったスイッチ部材をこの第2位置に保持して、スイッ
チ部材が優先位置に切り替わるのを防止するロック素子
を早巻取り装置に設ける。このような構成は、上述の種
類の磁気テープカセット装置に簡単に、低コストで組み
込むことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例は、磁気テ
ープを動かすそれぞれのキャプスタンに磁気テープを押
しつける圧力ローラを具える磁気テープカセット装置に
おいて、圧力ローラを支持するためのこれ等ローラに共
通な回動可能な圧力ローラ支持体を設け、圧力ローラ支
持体を反転装置の部片によって回動するよう構成し、作
動素子を圧力ローラ支持体上の突起により構成したこと
を特徴とする。磁気テープカセット装置に回動可能な圧
力ローラ支持体を設ければ、圧力ローラ支持体に設けた
突起により、スイッチ部材を簡単に切り換えることがで
きる。
【0007】本発明の他の実施例は、2個のレバーアー
ムを有するレバーをスイッチ部材に設け、作動素子を一
方のレバーアームに作用させて、スイッチ部材を優先位
置から第2位置に切替え可能に構成し、ロック素子を他
方のレバーアームに作用させて、スイッチ部材を第2位
置にロックし得るよう構成したことを特徴とする。2個
のレバーアームを設けることによって、作動素子を一方
のレバーアームに作用させ、ロック素子を他方のレバー
アームに作用させることができる。
【0008】本発明の他の実施例は、早巻取りボタン上
に設けた突起でロック素子を構成し、早巻取り装置の作
動前に、スイッチ部材が第2位置を占めている時、早巻
取りボタンを作動させると、突起をスイッチ部材の他方
のレバーアームに押圧してこの他方のレバーアームを第
2位置にロックすることを特徴とする。このような突起
は既存の早巻取り装置に非常に簡単に設けることができ
る。本発明の好適な実施例は、スイッチ部材を優先位置
に向け押圧するばねを設けたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1〜図6は、シャーシ1上で、本発明装置
のデッキの可動部片が種々の作動位置に、どのように駆
動されるかを示す。非反転モータ23は反転プレイ(R
EV)用のキャプスタン3cのためのはずみ車3と、反
対方向の前進プレイ(NOR)用のキャプスタン3dの
ためのはずみ車3とをベルト2によって駆動する。キャ
プスタン3c、3dは歯3a、3bを有する。ベルト2
は偏向ローラ4によって案内される。巻取り機構09も
モータ23によって駆動され、前進プレイ(NOR)モ
ード用の前進リールディスク12aと、反転プレイ(R
EV)モード用の反転リールディスク12bとをこの巻
取り機構09によって駆動する。この目的のため、モー
タ23の軸23aによって、中間駆動歯車14を介し
て、第1継手歯車9の環状歯車9aを含むプレイ用駆動
列を駆動する。モータ23の軸23aが回転する限り、
第1継手歯車9は軸9dの周りに連続的に回転する。第
1継手歯車9は摩擦継手11を介して、第1継手歯車9
に同心の第2継手歯車10を駆動する。この継手を巻き
ばね継手、フェルト継手、又は電気機械継手にすること
ができる。
【0010】第2継手歯車10は切替えレバー29のス
ピンドル29aの周りに回転可能な中間歯車17に噛合
する。切替えレバー29は前進プレイ(NOR)用の端
部位置、又は反転プレイ(REV)用の端部位置を占め
ることができ、これ等の位置では切替えレバー29は固
着される。また、切替えレバー29は、図1、図3、及
び図6では時計方向に押圧され、図2、図4、及び図5
では反時計方向に押圧される。中間歯車17は歯車16
に噛合し、図1、図3、及び図6に示す状態では、NO
R用の前進リールディスク12aに歯車16が噛合して
いる。対をなす前進リールディスク12aと回動歯車1
6とが互いに噛合するように、また対をなす第2継手歯
車10と中間歯車17とが離脱するように、これ等の噛
合力が個々の歯車に作用する。図1に示すNOR位置で
は、切替えレバー29は切替えレバーばね(図示せず)
によって時計方向に押圧される。このばね負荷は、対抗
する噛合力に抗して、切替えレバー29をNOR用の前
進リールディスク12aに向け右に、即ち、時計方向に
押圧するように作用する。
【0011】巻取り機構09は2重バイパス歯車57を
有し、この2重バイパス歯車57のスピンドル57aを
取り付けた2腕バイパス歯車レバー58はスピンドル5
8bの周りに回動可能である。第1継手歯車9、及び第
2継手歯車10に対し掛合、離脱し得るようバイパス歯
車57を構成し、掛合した場合に摩擦継手11がバイパ
スし、離脱した場合に摩擦継手11が作動するようにす
る。このバイパス歯車57によって、早巻取りの目的
で、NOR用の前進リールディスク12a、及びREV
用の反転リールディスク12bを切り換えることができ
る。一層早い早巻取り速度を得るため、第1継手歯車9
の歯の数を第2継手歯車10の歯の数より一層多くし、
第1継手歯車9に噛合するバイパス歯車57の歯の数を
第2継手歯車10に噛合するバイパス歯車57bの歯の
数より一層少なくする。更に、巻取り機構09は第2継
手歯車10に常時噛合する反転歯車15を有する。この
反転歯車15は、図2に示す反転モードにおいて、中間
歯車17、及び回動歯車16を介して、REV用の反転
リールディスク12bを駆動することができる。
【0012】2腕バイパス歯車レバー58の一方のアー
ムによってバイパス歯車57を支持し、バイパス歯車レ
バー58の他方のアーム58cによって作動ピン58a
を支持する。この作動ピン58aはヘッド支持体39の
案内輪郭部39a内に掛合する。この案内輪郭部39a
は無終端案内通路として形成されており、この案内通路
は図面で見て左に曲がり急に上昇する左通路部39aa
と、直線復帰通路部39arとを有し、これ等2個の通
路部をその両端で相互に連結している。作動ピン58a
は案内輪郭部39a内を移動することができる。プレイ
位置から早巻取り位置にヘッド支持体39を動かす時、
作動ピン58aは左通路部39aaを横切り、左側に引
っ張られ、バイパス歯車57は第1継手歯車9と、第2
継手歯車10とに向け回動する。ヘッド支持体39がこ
の位置に留まれば、バイパス歯車57は第1継手歯車9
と、第2継手歯車10とを相互に連結する。バイパス歯
車57を介する第1継手歯車9から第2継手歯車10へ
の伝動は、第2継手歯車10が一層早く回転し得るよう
に選択されているから、この構成により、リールディス
ク12a、12bの一層早い回転が得られる。この早い
回転が前進早巻取り(FFW)、又は反転早巻取り(F
RW)である。
【0013】図1は前進方向のプレイモードを示してお
り、図2は反転(REV)方向のプレイモードを示して
いる。図2はスピンドル29cの周りに回動可能である
切替えレバー29が反時計方向に回動し終わっている状
態を示す。従って、REV用の反転リールディスク12
bは、モータ軸23aと、中間駆動歯車14と、常に同
一方向の時計方向に回転する第1継手歯車9の駆動歯車
9aとを介して、モータ23により、反転(REV)方
向に駆動される。第1継手歯車9は摩擦継手11を介し
て第2継手歯車10を駆動する。その回転中、第2継手
歯車10は反転歯車15を駆動し、この反転歯車15に
よって中間歯車17と、回動歯車16とを介して、RE
V用の反転リールディスク12bを時計方向に回転させ
る。このREV動作の場合、個々の歯車の噛合力は、対
をなすREV用の反転リールディスク12bと、回動歯
車16とが互いに掛合し、また対をなす反転歯車15
と、中間歯車17とは離脱するように作用する。切替え
レバー29は切替えレバーばねによって反時計方向に押
圧されている。このばね負荷は非常に大きいため、対抗
する噛合力に抗して、切替えレバー29は左に、即ち反
時計方向に押圧される。
【0014】図2に示す反転(REV)プレイモードで
は、バイパス歯車57は第1継手歯車9と、第2継手歯
車10とから離脱しており、両方の継手歯車は摩擦継手
11のみを介して連結されており、即ち滑る可能性があ
る。図1の一方のプレイ方向から図2の他方のプレイ方
向に変換するためには、駆動を反転する必要がある。こ
の反転は、プレイモード、又は早巻取りモード中に、テ
ープの端部に達して、テープの移送が停止した時、自動
的に行われる。しかし、ボタンを押すことによっても、
反転は可能である。このデッキは磁気ヘッド(図示せ
ず)を支持するヘッド支持体39を具える。圧力ローラ
支持体41をキャプスタン3c、3dに関し対称にヘッ
ド支持体39のスピンドル40に枢着する。圧力ローラ
支持体41をスピンドル40から両側にキャプスタン3
c、3dに向け延長する。この圧力ローラ支持体41は
後壁と、2個のフランジ板とを有するU字状輪郭を持
つ。圧力ローラ支持体41の縦方向の両端部においてフ
ランジ板に溝孔41a、41bを設け、圧力ローラ42
a、42bのスピンドル43の端部43a、43bをこ
れ等溝孔内で移動可能にする。圧力ばね44のそれぞれ
のばねアーム44a、44bの一側に各1個宛の溝孔4
1a、41bを配置する。
【0015】圧力ばね44はフープ鋼ストリップから成
る。このフープ鋼ストリップはその中心のみをクランプ
素子45内に取り付けており、両端を分割してフォーク
状ばねアーム44a、44bを形成する。この圧力ばね
のばねアーム44a、44bによって、溝孔41a、4
1b内の圧力ローラ42a、42bをキャプスタン3
c、3dに向け押圧する。従って、対をなすばねアーム
44a、44bがスピンドル43の端部43a、43b
を個々に押圧し、これにより圧力ローラ42a、42b
を配列させる。ばねアーム44a、44bの自由端で圧
力を作用させている圧力ばね部44cは、このばねの自
由端を後方に曲げることによってフックを形成すること
によって得られ、このフックはばねアーム44a、44
bの圧力ばね部44cを強化する。キャプスタン3c、
3d間にあるフォーク部材48を圧力ローラ支持体41
に支持し、切替えレバー29のスピンドル29cに向け
フォーク部材48を指向させる。フォーク部材48のフ
ォーク端48aを作動レバー49に協働させる。圧力ロ
ーラ支持体41を所定の回動位置に回動させるため、フ
ォーク端48aに沿って摺動できる摺動端縁50を作動
レバー49に設ける。シャーシ上の枢着点51の周りに
作動レバー49を回動可能にする。更に、作動レバー4
9に溝孔53を設け、切替えレバー29のピン54をこ
の溝孔53に貫通する。
【0016】図1の状態では、圧力ローラ42aはキャ
プスタン3dを押圧している。圧力ローラ42bはキャ
プスタン3cから離れている。切替えレバー29を反時
計方向に回動した時、切替えレバー29に随伴される作
動レーバ49もピン54を介して反時計方向に回動し、
摺動端縁50は右側フォーク端48aに押圧される。そ
の結果、圧力ローラ42aをキャプスタン3dから外
し、圧力ローラ42bをキャプスタン3cに加える。オ
ートリバースデッキを前進プレイ方向、及び反転プレイ
方向間に切り替える時、磁気ヘッドを前進プレイ方向の
チャンネルグループから反転プレイ方向のチャンネルグ
ループに切り換える必要がある。第1レバーアーム61
と第2レバーアーム62とを有するレバー70を具える
トラックスイッチ60によってこの操作を行う。トラッ
クスイッチ60を磁気テープカセット装置の磁気ヘッド
(図示せず)に電気的に接続する。トラックスイッチ6
0は2個のスイッチ位置があり、優先位置と、第2位置
とである。レバーアーム62の端部にピン67を支持す
る。
【0017】図1に示す前進プレイ方向の状態では、ト
ラックスイッチ60は優先位置を占める。この優先位置
では、前進プレイ方向の磁気ヘッドチャンネルが作動可
能状態にある。外部の作用がレバーアーム61、62に
作用しない時、トラックスイッチ60は常に優先位置を
占める。トラックスイッチ60をばね(図示せず)によ
って優先位置に押圧して、このことを達成することがで
きる。トラックスイッチ60の切替えのため、圧力ロー
ラ支持体41に突起63を支持する。図1に示す前進プ
レイ方向から図2に示す反転プレイ方向にデッキを切り
換えた時、圧力ローラ支持体41を時計方向に回動し、
圧力ローラ42aをキャプスタン3dから外し、圧力ロ
ーラ42bをキャプスタン3cに加える。圧力ローラ支
持体41のこの回動中、突起63をトラックスイッチ6
0のレバーアーム61に押圧し、トラックスイッチ60
を優先位置から第2位置にセットする。この第2位置で
は、反転プレイ方向の磁気ヘッドチャンネルがトラック
スイッチ60を通じて作動可能状態にされる。
【0018】磁気テープの記録部分間の休止部を検出す
るミュージックサーチシステム(MSS)に、この磁気
テープカセット装置を組み合わせることができるように
するため、早巻取り中の磁気テープの移動方向に関せ
ず、磁気ヘッドの作動可能状態にあるチャンネルを磁気
テープ上の選択されたトラックに確実に対応させること
が必要である。前進プレイモードで、前進早送りボタン
64を押すことによって、前進早巻取り用の早巻取り機
構を作動させた時、ヘッド支持体39はこのプレイ位置
から早巻取り位置に移動し、既に説明した前進プレイ
(NOR)用の前進リールディスク12aはバイパス歯
車57によって早巻取りに切り替わる。圧力ローラ支持
体41をその周りに回動可能にしているスピンドル40
も、ヘッド支持体39と共に早巻取り位置に押圧され
る。この早巻取り位置では、フォーク48の位置、従っ
て圧力ローラ支持体41の位置は作動レバー49によっ
ても早、左右されない。その代わりに、ヘッド支持体3
9が早巻取り位置に復帰した時、シャーシ上の2個の案
内素子68、69に作動レバー49は押圧される。圧力
ローラ42a、42bがそれぞれキャプスタン3d、3
cに対しほぼ等距離になる位置をフォーク部材48が占
めるよう、結果としては圧力ローラ支持体41が占める
ように案内素子68、69を配置する。
【0019】圧力ローラ支持体41のこの位置を図3に
示す。この図面は圧力ローラ支持体41の突起63がト
ラックスイッチ60のレバーアーム61から離れている
状態を示している。前進プレイ方向から出発して前進早
巻取りを行うため、早巻取り機構を作動させても、トラ
ックスイッチ60の位置を変化させず、その結果、前進
プレイを行うため希望する磁気ヘッドチャンネルは作動
可能状態に留まる。図示しないが、前進早送りボタン6
4を押すことによって、突起66をトラックスイッチ6
0に向け動かす。この突起66の機能については後に説
明する。前進プレイモードで前進早送りボタン64を押
した時、突起66はトラックスイッチ60のレバーアー
ム61、62間の位置を占める。従って、突起66はト
ラックスイッチ60の切替え位置に影響を及ぼさない。
【0020】前進プレイモードで反転早送りボタン65
を押した時、デッキは反転しなければならず、即ち切替
えレバー29の反時計方向の回動によって、歯車16は
リールディスク12aからリールディスク12bに移動
しなければならない。次に、早巻取りの目的で、バイパ
ス歯車57によってリールディスク12bを早回転に切
り換える。ヘッド支持体39はプレイ位置から早巻取り
位置に動かされ、フォーク部材48は案内素子68、6
9に押圧される。この結果、圧力ローラ42a、42b
がそれぞれキャプスタン3d、3cからほぼ等距離に離
間する位置をヘッド支持体39が占める。図4に示すヘ
ッド支持体39のこの位置は、図3に示すヘッド支持体
41の位置に対応している。トラックスイッチ60のレ
バーアーム61は圧力ローラ支持体41の突起63によ
って作動されず、トラックスイッチ60の切替え位置は
変化しない。従って、前進プレイ方向の磁気ヘッドチャ
ンネルは作用可能状態に留まる。反転早送りボタン65
を押した時、図示しないが突起66はトラックスイッチ
60に向け動かされる。この突起66はトラックスイッ
チ60のレバーアーム61、62間に位置し、その結
果、突起66はトラックスイッチ60の位置に影響を及
ぼさない。
【0021】反転プレイモード中には、トラックスイッ
チ60は第2位置にあり、従って、反転プレイ方向の磁
気ヘッドチャンネルは作動可能状態である。ミュージッ
クサーチの目的で、早巻取り機構を作動させた時、反転
プレイ方向の磁気ヘッドチャンネルは作動可能状態に留
まる必要がある。反転プレイモード中に、前進早送りボ
タン64を作動させた時、バイパス歯車57によりRE
V用の反転リールディスク12bは早巻取りの目的で早
回転に切り替わる。ヘッド支持体39はプレイ位置から
早巻取り位置に復帰移動し、フォーク部材48は案内素
子68、69に押圧される。図5に示すように、圧力ロ
ーラ42a、42bがそれぞれキャプスタン3d、3c
からほぼ等距離に離間している図3、及び図4の位置に
対応する位置を圧力ローラ支持体41が占める。ヘッド
支持体39、及び結果として圧力ローラ支持体41がプ
レイ位置から早巻取り位置に復帰した時、突起63はト
ラックスイッチ60のレバーアーム61から離脱する。
この離脱の直前まで、突起63は、反転プレイモードで
プレイ位置にあるトラックスイッチ60のレバーアーム
61に押しつけられており、従ってこのトラックスイッ
チ60を第2位置にロックしていたのである。
【0022】トラックスイッチ60がばね(図示せず)
によって優先位置に向け押圧されているから、更に次の
操作をしなくとも、このトラックスイッチ60は第2位
置から優先位置にセットされ、磁気ヘッドの前進プレイ
方向のチャンネルグループを作動可能状態にする。これ
を阻止するには、前進早送りボタン64を押して、突起
66をトラックスイッチ60に向け動かす。次に、この
突起66はトラックスイッチ60のレバーアーム62の
下に位置し、レバーアーム62のピン67に作用し、従
って、トラックスイッチ60を第2位置にロックする。
ヘッド支持体39がプレイ位置から早巻取り位置に復帰
した時、突起63がレバーアーム61から離脱すれば、
レバーアーム62のピン67はばね負荷の作用を受けて
優先位置の方向に突起66に押圧され、これにより、ト
ラックスイッチ60が第2位置から優先位置に切り替わ
るのを防止する。従って、反転プレイ方向において前進
早送りモードを選択すれば、反転プレイ方向の磁気ヘッ
ドチャンネルは作動可能状態に留まり、ミュージックサ
ーチシステムは希望するように磁気テープ上の休止部を
検出することができる。
【0023】反転プレイモードで反転早送りボタン65
を作動させると、デッキは反転しなければならない。即
ち、歯車16は、切替えレバー29の時計方向の回動に
よってリールディスク12bからリールディスク12a
に切り替わる必要がある。そこで、バイパス歯車57に
よって、前進プレイ(NOR)用の前進リールディスク
12aを早巻取りの目的で早回転に切り替える。ヘッド
支持体39をプレイ位置から早巻取り位置に動かした
時、レバー48は案内素子68、69に押圧され、図6
に示すように、圧力ローラ支持体41は図3、図4、及
び図5を参照して既に説明した位置を占める。ヘッド支
持体39のこの移動中、圧力ローラ支持体41の突起6
3はトラックスイッチ60のレバーアーム62から離脱
する。このレバーアーム62は反転プレイ方向に突起6
3によって第2位置に保持されていたものである。しか
し、反転早送りボタン65を押した時、突起66はトラ
ックスイッチ60に向け移動し(移動状態は図示せ
ず)、トラックスイッチ60のレバーアーム62の下に
位置を占める。ここで、突起63がレバーアーム61か
ら離脱すれば、レバーアーム62のピン67は、ばね負
荷の作用を受けて優先位置に向けての方向に突起66に
押圧され、トラックスイッチ60を第2位置に保持す
る。この結果、反転プレイ方向の磁気ヘッドチャンネル
は作動可能状態に留まり、ミュージックサーチシステム
は希望するように磁気テープ上の休止部を検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前進プレイ方向(NOR)にある本発明磁気テ
ープカセット装置の磁気テープカセット用デッキを示
す。
【図2】反転プレイ方向(REV)にある図1のデッキ
を示す。
【図3】早巻取り機構を作動させる前にデッキが前進プ
レイモード位置(NOR)を占めていて、前進早巻取り
モード(FFW)にある図1のデッキを示す。
【図4】早巻取り機構を作動させる前にデッキが前進プ
レイモード位置(NOR)を占めていて、反転早巻取り
モード(FRW)にある図1のデッキを示す。
【図5】早巻取り機構を作動させる前にデッキが反転プ
レイモード位置(REV)を占めていて、前進早巻取り
モード(FFW)にある図1のデッキを示す。
【図6】早巻取り機構を作動させる前にデッキが反転プ
レイモード位置(REV)を占めていて、反転早巻取り
モード(FRW)にある図1のデッキを示す。
【符号の説明】
1 シャーシ 3c、3d キャプスタン 09 巻取り機構 9 第1継手歯車 10 第2継手歯車 11 摩擦継手 12a 前進リールディスク 12b 反転リールディスク 14 中間駆動歯車 15 反転歯車 16 回動歯車 17 中間歯車 29 切替えレバー 29a スピンドル 39 ヘッド支持体 39a 案内輪郭部 40 スピンドル 41 圧力ローラ支持体 41a、41b 溝孔 42a、42b 圧力ローラ 43 スピンドル 44 圧力ばね 48 フォーク部材 50 摺動端縁 57 2重バイパス歯車 58 2腕バイパス歯車レバー 58a 作動ピン 58b スピンドル 60 トラックスイッチ、スイッチ部材 61 第1レバーアーム 62 第2レバーアーム 63、突起、作動素子 64 前進早送りボタン 65 反転早送りボタン 66 突起、ロック素子 68、69 案内素子 70 レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進方向、及び反転方向において、プレ
    イ動作と、早巻取り動作とを行うよう構成された磁気テ
    ープカセット用デッキを具え、プレイモード及び、早巻
    取りモードにおいて前記デッキの方向を反転させる反転
    装置により、前進方向と、反転方向との間の切替えを行
    うようにした磁気テープカセット装置であって、 磁気テープの記録トラックの2個のグループ内の記録を
    読み取るためのチャンネルの2個のグループを有し、プ
    レイモードで磁気テープに圧着する磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッド内のチャンネルの一方のグループ、又は
    他方のグループを作動させるため、一方の状態から他方
    の状態に切り換えることができるスイッチ部材(60)
    と、 少なくとも1個の早巻取りボタン(64、65)を具え
    る早巻取り装置と、 磁気テープの記録トラックの一方のグループの一定最少
    継続部分の休止部を検出するミュージックサーチ回路と
    を具える磁気テープカセット装置において、 外側からの操作を受けることなく優先位置としての前記
    状態の内の一方を占めることができるよう前記スイッチ
    部材(60)を構成し、 プレイモードでの一方向から他の方向に切り換える際、
    作動素子(63)によって優先位置から第2位置に前記
    スイッチ部材(60)を切り換えるよう前記反転装置を
    構成し、 前記早巻取り装置の作動前に、前記スイッチ部材(6
    0)が前記第2位置を占めている時、前記スイッチ部材
    (60)を早巻取りモード中、前記第2位置にロックす
    るロック素子(66)を前記早巻取り装置に設けたこと
    を特徴とする磁気テープカセット装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープを動かすそれぞれのキャプス
    タン(3c、3d)に磁気テープを押しつける圧力ロー
    ラ(42a、42b)を具える磁気テープカセット装置
    において、 前記圧力ローラ(42a、42b)を支持するためのこ
    れ等ローラに共通な回動可能な圧力ローラ支持体(4
    1)を設け、 前記圧力ローラ支持体(41)を前記反転装置の部片に
    よって回動するよう構成し、、 前記作動素子(63)を前記圧力ローラ支持体(41)
    上の突起により構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の磁気テープカセット装置。
  3. 【請求項3】 2個のレバーアーム(61、62)を有
    するレバー(70)を前記スイッチ部材(60)に設
    け、 前記作動素子(63)を一方の前記レバーアーム(6
    1)に作用させて、前記スイッチ部材(60)を優先位
    置から第2位置に切替え可能に構成し、 前記ロック素子(66)を他方の前記レバーアーム(6
    2)に作用させて、前記スイッチ部材(60)を第2位
    置にロックし得るよう構成したことを特徴とする請求項
    1、又は2に記載の磁気テープカセット装置。
  4. 【請求項4】 前記早巻取りボタン(64、65)上に
    設けた突起で前記ロック素子(66)を構成し、前記早
    巻取り装置の作動前に、前記スイッチ部材(60)が前
    記第2位置を占めている時、前記早巻取りボタン(6
    4、65)を作動させると、前記突起を前記スイッチ部
    材(60)の他方のレバーアーム(62)に押圧してこ
    の他方のレバーアーム(62)を第2位置にロックする
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気テープカセット
    装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ部材(60)を優先位置に
    向け押圧するばねを設けたことを特徴とする前記請求項
    のいずれか1項に記載の磁気テープカセット装置。
JP8229915A 1995-09-02 1996-08-30 磁気テープカセット装置 Pending JPH09115209A (ja)

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DE19532524A DE19532524A1 (de) 1995-09-02 1995-09-02 Magnetbandkassettengerät mit einem Laufwerk für Magnetbandkassetten
DE19532524:9 1995-09-02

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EP (1) EP0762414B1 (ja)
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EP0762414A2 (de) 1997-03-12
US5816521A (en) 1998-10-06
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