JPH09114882A - 不動産賃貸経営支援システム - Google Patents

不動産賃貸経営支援システム

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JPH09114882A
JPH09114882A JP26816295A JP26816295A JPH09114882A JP H09114882 A JPH09114882 A JP H09114882A JP 26816295 A JP26816295 A JP 26816295A JP 26816295 A JP26816295 A JP 26816295A JP H09114882 A JPH09114882 A JP H09114882A
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JP26816295A
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Yoshio Matsukawa
吉男 松川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優良な賃貸申込者と契約を行なう不動産賃貸
経営支援システムの提供。 【解決手段】 統括局10に複数の地方局12が専用回
線14で結ばれ、多数の業者局16が管轄の地方局12
に電話回線18で結ばれ、各業者局16は、不動産物件
の賃借料を一定の期間以上滞納した者の情報を管轄の地
方局12へ送信し、不動産物件の賃貸契約を結ぶ者の登
録有無を管轄の地方局12に問い合わせるコンピュータ
20を備え、各地方局12は、業者局16よりの情報を
統括局10へ送信し、業者局16よりの問い合わせ要求
を統括局10へ送信し、問い合わせ要求への応答を統括
局10より受信して問い合わせ要求の業者局16へ送信
するコンピュータ26を備え、統括局10は、地方局1
2よりの情報を登録し、地方局12よりの問い合わせ要
求に該当した情報が登録されているか否かの判断結果が
含まれる応答を問い合わせ要求地方局12へ送信するコ
ンピュータ28を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用して不動産の賃貸経営を支援するシステムに関するも
のである。
【0002】アパート,マンション,テナント,駐車
場,土地などを所有してこれらの賃貸経営を行なう者
(以下、不動産オーナー)にとっては、その経営をいか
に安定化させて安全なものとするかが、重大な関心事と
なる。
【0003】
【従来の技術】不動産オーナーまたは同オーナーから依
頼された不動産業者は不動産賃貸の契約手続き上でその
賃貸の申込者に対して連帯保証人を要求し、同申込者と
連帯保証人の印鑑証明の書類(外国人の場合は外国人登
録の書類)を賃貸契約時に用意させる。
【0004】賃貸契約の締結後は賃貸料の支払いを定期
的に確認し、支払いが遅延した場合は賃貸料の遅延分を
請求し、支払いの遅延を招かぬよう確約を取る。
【0005】遅延した賃貸料が支払われないときは賃貸
契約に基づき退去を要求する。また、賃貸料の未払い分
を預かり金より充当し、不足分は連帯保証人から受け取
る。
【0006】さらに賃貸契約の締結後は賃貸物件が契約
に従って正しく使用されているか否かをチェックし、そ
の使用が契約内容に反する場合は是正を指示し、これに
従わないときは賃貸契約に基づき退去を要求する。
【0007】そして長期にわたり賃貸料を遅延したまま
いわゆる夜逃げをした場合は、移動先を捜し出してか
ら、賃貸料の不払い分を請求し、賃貸料が支払われない
ときは預かり金より充当し、不足分は連帯保証人に請求
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら多くの場
合、貸料の遅延分は請求にもかかわらず直ちに支払われ
ず、賃借人への訪問が繰り返さる。
【0009】このことは賃貸物件が契約に従って正しく
使用されていないときも同様で、労力,時間が費やされ
る。
【0010】また、未払いの賃貸料を回収するためには
裁判手続きを経て判決を待つ場合がしばしば生じ、その
際は未払いの賃貸料を回収するまでに多くの経費,長い
期間を要する。
【0011】さらに、物件からの退去を賃借人に対して
要求するときには、他の物件を紹介したり退去費用を負
担することが一般に必要となる。
【0012】そしていわゆる夜逃げの場合は、賃借人を
捜し出すまでに時間、費用を要する上、未払いの賃貸料
をほとんど回収できない。
【0013】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、優良な賃貸申込者のみと契約を行
なうことが可能となる不動産賃貸経営支援システムを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0015】・第1発明に係るシステム 図1において、統括局10に複数の地方局12が専用回
線14で結ばれて多数の業者局16が管轄の地方局12
に電話回線18で結ばれ、各業者局16は、不動産物件
の賃貸契約に基づいて定期的に支払われるべき賃借料を
一定の期間以上滞納した者について入力された情報を管
轄の地方局12へ送信し、不動産物件の賃貸契約を結ぶ
者の登録有無を管轄の地方局12に問い合わせるコンピ
ュータ20を備え、各地方局12は、業者局16より送
信された前記情報を受信して統括局10へ送信し、業者
局16より送信された問い合わせ要求を受信して統括局
10へ送信し、該問い合わせ要求に対する応答を統括局
10より受信して該問い合わせ要求の送信元となった業
者局16へ送信するコンピュータ26を備え、統括局1
0は、地方局12より送信された前記情報を受信して登
録し、地方局12より前記問い合わせ要求を受信し、該
問い合わせ要求に該当した情報が登録されているか否か
の判断を行ない、該判断の結果が含まれる前記応答を該
問い合わせ要求の送信元となった地方局12へ送信する
コンピュータ28を備える。
【0016】・第2発明に係るシステム 図1において、統括局10に複数の地方局12が専用回
線14で結ばれて多数の業者局16が管轄の地方局12
に電話回線18で結ばれ、各業者局16は、不動産物件
の賃貸契約に基づいて定期的に支払われるべき賃借料を
一定の期間以上滞納した者および不動産物件を賃貸契約
に反して使用した者につき印鑑登録または外国人登録の
書類から得られて入力された情報を管轄の地方局12へ
送信し、不動産物件の賃貸契約を結ぶ者の登録有無を管
轄の地方局12に問い合わせるコンピュータ20を備
え、各地方局12は、業者局16より送信された前記情
報を受信して自局12に登録しかつ統括局10へ送信
し、業者局16より問い合わせ要求を受信し、該問い合
わせ要求に該当した情報が自局12に登録されているか
否かを判断し、該問い合わせ要求に該当した情報が自局
12に登録されている旨の判断結果が得られたときに該
判断結果が含まれる前記応答を該問い合わせ要求の送信
元となった業者局16へ送信し、該問い合わせ要求に該
当した情報が自局12に登録されていない旨の判断結果
が得られたときに該問い合わせ要求を統括局10へ送信
し、該問い合わせ要求に対する応答を統括局10より受
信して該問い合わせ要求の送信元となった業者局16へ
送信するコンピュータ26を備え、統括局10は、地方
局12より送信された前記情報を受信して登録し、地方
局12より前記問い合わせ要求を受信し、該問い合わせ
要求に該当した情報が登録されているか否かの判断を行
ない、該判断の結果が含まれる前記応答を該問い合わせ
要求の送信元となった地方局12へ送信し、与えられた
個人の信用情報を前記情報として新規登録し若しくは既
存の該当した登録内容へ追加するコンピュータ28を備
える。
【0017】(作用)
【0018】・第1発明 不動産オーナーまたは同オーナーから依頼された不動産
業者は、不動産物件の賃貸契約に基づいて支払われるべ
き家賃や地代を一定の期間以上滞納した者が賃貸契約の
締結時に提出した印鑑登録または外国人登録の書類か
ら、その住所,氏名,年令などを調べ、この情報をコン
ピュータ20(ファクシミリ装置22,電話機24を利
用できるようにすることも好適である)で業者局16よ
り管轄の地方局12へ送信する。
【0019】その地方局12ではコンピュータ26が業
者局16より上記の情報を受信し、統括局10へ中継送
信する(業者局16においてファクシミリ装置22,電
話機24が利用された場合で、地方局12のコンピュー
タ26がファクシミリ画や音声を認識できないときは、
地方局12にもファクシミリ装置30,電話機32を設
けて地方局12の担当者がこれを受け付け、その内容を
コンピュータ26へ入力する)。
【0020】統括局10のコンピュータ28は地方局1
2より送信された前記情報を受信して登録する。
【0021】賃貸契約に際し、不動産オーナーまたは同
オーナーから依頼された不動産業者は賃貸契約を締結し
ようとする者に提出させた印鑑登録または外国人登録の
書類から住所,氏名,年令などを確認し、その情報を管
轄の地方局12へコンピュータ20(あるいは、ファク
シミリ装置22,電話機24)から送信し、賃貸契約を
結ぼうとする者について登録有無の問い合わせを行な
う。
【0022】その地方局12のコンピュータ26はこの
問い合わせの要求を業者局16より受信し、統括局10
へ中継送信する。
【0023】統括局10のコンピュータ28は地方局1
2より送信された要求を受信すると、これに応じて該当
の登録内容を検索し、検索結果を要求送信元の地方局1
2へ送信する。
【0024】同地方局12は統括局10より検索結果を
受信し、問い合わせ要求元となった業者局16のコンピ
ュータ20へ中継送信する(ファクシミリ装置22や電
話機24に送信しても良い)。
【0025】問い合わせ要求を行なった業者局16の不
動産オーナーまたは同オーナーから依頼された不動産業
者は印鑑登録または外国人登録の書類を提出した者が家
賃,地代を滞納した経歴を有しているか否かをコンピュ
ータ20(あるいは、ファクシミリ装置22,電話機2
4)の受信した検索結果から確認し、その経歴を有する
者との契約は回避し、同経歴を有していない優良な者の
みと賃借の契約を締結する。
【0026】・第2発明 業者局16からは不動産物件を該賃貸契約に反して使用
した経歴を有する者に関する情報も送信され、統括局1
0で登録される。
【0027】統括局10では個人の信用情報(例えば、
金融機関に対して支払いを遅延させた経歴を有している
者を特定する内容のもの)が外部より与えられ、その情
報も優良な賃借人でない者の前記情報として登録される
(レコード中の1フィールドとしてもよい)。後述する
実施例のように、同信用情報は全ての地方局12へ通報
することが好ましい。
【0028】各地方局12では、管轄内の業者局16よ
り受信した情報をコンピュータ26が保持する。統括局
10より上記の信用情報が通報された場合は、同情報も
既存の情報と同様して保持する(既登録のときには、該
当の登録内容を更新する)。
【0029】そして各地方局12のコンピュータ26は
前述の問い合わせ要求を管轄内の業者局16より受信す
ると、これに応じて該当の登録内容を検索し、登録され
ていた場合には検索結果を要求送信元の業者局16へ送
信する。
【0030】登録されていない場合には、受信の問い合
わせ要求を統括局10へ中継送信する。
【0031】問い合わせ要求を行なった業者局16の不
動産オーナーまたは同オーナーから依頼された不動産業
者は、印鑑登録または外国人登録の書類を提出した者が
不動産物件を該賃貸契約に反して使用した経歴を有して
いるか否かもコンピュータ20(あるいは、ファクシミ
リ装置22,電話機24)の受信した内容から確認し、
その経歴を有する者との契約は回避し、同経歴を有して
いない優良な者のみと賃貸契約を締結する。
【0032】また、コンピュータ20(ファクシミリ装
置22または電話機24)の受信した検索結果が印鑑登
録または外国人登録の書類を提出した者の信用度が示さ
れる場合には、信用の低い者との契約は回避し、信用が
高い優良な者のみと契約を締結する。
【0033】
【発明の実施の形態】図1には実施例の構成が示されて
おり、全国統括局10は日本全国で一箇所に設けられ、
コンピュータ28を備える。
【0034】また、地方局12は都道府県,市町村など
の行政単位および不動産賃貸の取引量を考慮して画定し
た管轄地域毎に設けられており、コンピュータ26を各
々備える。
【0035】全国統括局10のコンピュータ28と各地
方局12のコンピュータ26とは専用回線14で結ばれ
ており、常時接続の状態とされている。
【0036】業者局16は業者(不動産オーナーまたは
同オーナーから依頼された不動産業者)の事業所毎に設
けられ、コンピュータ20を各々備える。
【0037】各業者局16のコンピュータ20は管轄の
地域に設けられた地方局12のコンピュータ26と電話
回線18で結ばれ(他の管轄地域に設けられた地方局1
2と通信できるようにしても良い)、各地方局12のコ
ンピュータ26は管轄する地域内の業者局16に設けら
れたコンピュータ20から必要時のみ呼び出されてこれ
と接続される。
【0038】各業者は全国統括局10および地方局12
を運営する組織と加入の契約を締結して料金を支払い、
この組織の運営者より配付の通信プログラムを受け取っ
てコンピュータ20にセットする。
【0039】なお、業者によっては既存のファクシミリ
装置22または電話機24をコンピュータ20に代えて
使用する。
【0040】その場合を考慮して地方局12にはファク
シミリ装置30,電話機32が用意され、各地方局12
の要員はファクシミリ装置30の受信画や電話機32の
通話内容に基づきコンピュータ26を操作して必要な情
報(賃貸料の滞納者などに関する情報)を入力し、コン
ピュータ26にこの情報を全国統括局10のコンピュー
タ28へ送信させる。
【0041】なお、コンピュータ26が業者局16の送
信したファクシミリ画や通話内容から必要な情報を抽出
し、全国統括局10のコンピュータより受信した情報を
ファクシミリ画や音声に変換して呼出元の業者局16へ
送信できる場合は、ファクシミリ装置30および電話機
32が不要となるので、各地方局12の運営が自動化さ
れる。
【0042】全国統括局10のコンピュータには信用調
査機関などのシステム(図視は省略)が回線34を介し
て接続されており、そのシステムから個人の信用状態を
示す情報が与えられる。
【0043】図2では、不動産物件の賃貸契約に基づい
て支払われるべき家賃,地代を滞納した者および不動産
物件を賃貸契約に反して使用した経歴を有する者につい
ての情報を業者が加入の組織へ提供するときの作用が説
明されている。
【0044】賃借人が不動産物件の賃貸契約に基づいて
支払われるべき家賃,地代を一定の期間(例えば2カ
月)を越えて滞納した場合や不動産物件を賃貸契約に反
して使用した場合、業者は契約締結時に提出されていた
印鑑登録または外国人登録の書類を用意し、加入組織よ
り配付された通信プログラムをコンピュータ20上で起
動する(ステップ200)。
【0045】そしてコンピュータ20を操作し、賃借人
の住所,氏名,滞納理由その他の事項を入力する(ステ
ップ202)。
【0046】この入力情報は管轄の地域に設けられた地
方局12のコンピュータ26へ自動送信される(ステッ
プ204,206)。
【0047】業者がファクシミリ装置22を使用する場
合には、賃借人の住所,氏名,滞納理由,その他の必要
事項を用紙へ書き込み、この用紙をファクシミリ装置2
2にセットし、管轄の地域に設けられた地方局12のフ
ァクシミリ装置30を呼び出し、送信する。
【0048】電話機24を使用する場合は、管轄の地域
に設けられた地方局12の電話機32を呼び出し、その
地方局12の要員に、賃借人の住所,氏名,滞納理由,
その他の必要事項を口頭で告げる。
【0049】図3では地方局12の作用がフローチャー
トを用いて説明されており、地方局12のコンピュータ
26は、不動産物件の賃貸契約に基づいて支払われるべ
き家賃,地代を一定期間以上滞納した者や不動産物件を
賃貸契約に反して使用した者に関する情報が管轄地域内
の業者局16より提供される場合(ステップ300でY
ES)、その情報を受信し、自局のリストに登録し、全
国統括局10のコンピュータ28へ送信する(ステップ
302)。
【0050】同情報が業者局12のファクシミリ装置2
2より送信されてファクシミリ装置30が受信した場
合、この地方局12の要員は賃借人の住所,氏名,滞納
理由,その他の必要事項をファクシミリ装置30の着信
内容から読み取り、読み取った賃借人の住所,氏名,滞
納理由,その他の必要事項をコンピュータ26に入力し
てリストに登録させる。登録された情報は全国統括局1
0のコンピュータ28へ自動送信される。
【0051】業者が自局16の電話機24で上記の情報
を通報した場合は、地方局12の要員が電話機32を用
いて賃借人の住所,氏名,滞納理由,その他の必要事項
を聴取し、聴取した賃借人の住所,氏名,滞納理由その
他の必要事項をコンピュータ26に入力してリストに登
録させ、全国統括局10のコンピュータ28へ自動送信
させる。
【0052】図4では全国統括局10の作用がフローチ
ャートを用いて説明されており、不動産物件の賃貸契約
に基づいて支払われるべき家賃,地代を滞納した者およ
び不動産物件を賃貸契約に反して使用した者に関する情
報が地方局12より通報される場合(ステップ400で
YES)、コンピュータ28はこの情報を受信し、リス
トに登録する(ステップ402)。
【0053】さらにコンピュータ28は登録日より10
年を経過したレコードをリストから検索し、検索したレ
コードの登録を抹消し、同レコードの登録抹消を通報元
の地方局12に指示する(ステップ404)。
【0054】この指示を受信すると、地方局12のコン
ピュータ26は該当のレコードを自己のリストから検索
し、そのレコードの登録を抹消する(ステップ30
4)。
【0055】また統括局コンピュータ28は信用調査機
関などのシステムからの着信を確認すると、そのシステ
ムから個人の信用状態を示す情報を受信し、上記のリス
トへ登録し、既登録の場合は同レコードにおける所定の
フィールドへ必要な情報(信用度,コメントなど)を追
記してから該当の地方局12へ送信する(ステップ40
8)。
【0056】この地方局12のコンピュータ26は全国
統括局10のコンピュータ28より与えられた信用情報
を業者局16より情報提供されたものと同等に取り扱
い、自己のリストへ新規登録し、既登録の場合は該当の
レコードにおける適切なフィールドへ所定の情報(信用
度,コメントなど)を追記する(ステップ300,30
2)。
【0057】図5では賃貸契約時の作用がフローチャー
トを用いて説明されており、賃貸契約に際し、業者は賃
借人となろうとする者が予め用意した印鑑登録または外
国人登録の書類を受け取って前記の通信プログラムをコ
ンピュータ20上で起動する(ステップ500)。
【0058】賃借人となろうとする者の住所,氏名,滞
納理由,その他の必要事項(特定できる事項のみであっ
ても良い)をその書類から確認しながらこれらの情報を
コンピュータ20へ入力すると、コンピュータ20は自
動的に管轄地域の地方局12のコンピュータ26を呼び
出し、賃借人となろうとする者につき登録有無の問い合
わせ要求を送信する(ステップ502)。
【0059】ファクシミリ装置22を使用する場合は、
賃借人となろうとする者の住所,氏名,滞納理由,その
他の必要事項を用紙へ書き込み、この用紙をファクシミ
リ装置22にセットし、管轄地域に設けられた地方局1
2のファクシミリ装置30を呼び出し、送信する。
【0060】電話機24を使用する場合は、管轄地域に
設けられた地方局12の電話機32を呼び出し、その地
方局12の要員に、賃借人の住所,氏名,滞納理由,そ
の他の必要事項を口頭で告げる。
【0061】この問い合わせ要求の受信を確認すると
(ステップ306でYES)、地方局12のコンピュー
タ26は自己の前記リストを検索し、賃借人となろうと
する者が登録されているか否かを調べ、同リストに登録
されていた場合は検索結果を問い合わせ要求の送信元と
なった業者局16のコンピュータ20へ送信する(ステ
ップ308)。
【0062】自己のリストに登録されていなかった場
合、地方局12のコンピュータ26は問い合わせ要求を
全国統括局10のコンピュータ28へ中継送信し、その
全国統括局10のコンピュータ28より検索結果を受信
し、受信した検索結果を問い合わせ要求の送信元となっ
た業者局16のコンピュータ20へ送信する(ステップ
308)。
【0063】なお、問い合わせがファクシミリ装置22
または電話機24を用いて行なわれた場合、同地方局1
2の要員は必要な事項をコンピュータ26へ入力してか
ら、検索を開始させる。
【0064】そして、賃借人となろうとする者が登録さ
れていることを示す結果がコンピュータ26から出力さ
れた場合、この結果を問い合わせ要求の送信元となった
業者局16へファクシミリ装置30または電話機32を
用いて通知する。
【0065】登録されていないことを示す検索結果がコ
ンピュータ26から出力された場合、地方局要員はコン
ピュータ26に問い合わせ要求を全国統括局10のコン
ピュータ28へ送信させ、その検索結果を受信させて出
力させ、出力された検索結果を問い合わせ要求の送信元
となった業者局16へファクシミリ装置30または電話
機32で通知する。
【0066】全国統括局10のコンピュータ28は、地
方局12のコンピュータ26から問い合わせ要求を受信
すると(ステップ410)、自己の前記リストを検索し
て賃借人となろうとする者が登録されているか否かを調
べ、問い合わせ要求の送信元となった地方局12のコン
ピュータ26へその検索結果を送信する(ステップ41
2)。
【0067】問い合わせ要求を行なった業者は検索結果
を自局16のコンピュータ20,ファクシミリ装置22
または電話機24で受け取り、賃借人となろうとする者
が過去10年以内に賃借料を滞納したり不動産物件を賃
貸契約に反して使用した経歴を有するか否か、また、ど
れほど信用できるかを受け取った検索結果から確認する
(ステップ504)。
【0068】賃借人となろうとする者が過去10年以内
に賃借料を滞納したり不動産物件を賃貸契約に反して使
用した経歴を有している場合、あるいは、信用度が低い
場合(ステップ504でNO)、この賃借希望者に適切
な額の供託を要求する(ステップ506)。
【0069】その供託を断った場合は賃貸契約を回避す
る(ステップ506でNO,ステップ510)。
【0070】賃借人となろうとする者が過去10年以内
に賃借料を滞納したり不動産物件を賃貸契約に反して使
用した経歴を有しておらず、かつ、その信用度が低くな
い場合(ステップ504でNO)、および、供託の要求
を受け入れた場合(ステップ506でYES)は、賃貸
契約を実行する(ステップ508)。
【0071】以上説明したように本実施例によれば、過
去10年以内に賃借料を滞納したり不動産物件を賃貸契
約に反して使用した経歴を有しておらず、かつ、その信
用度も低くない優良な者,過去10年以内に賃借料を滞
納したり不動産物件を賃貸契約に反して使用した経歴を
有しているものの、あるいは、その信用度が低いもの
の、供託の要求を受け入れた優良とみなせる者のみが賃
借人となるので、不動産オーナーはトラブル発生のリス
クを避けて不動産賃貸の経営を安定して行なうことが可
能となる。
【0072】また本実施例によれば、各地方局12に管
轄地域のリストが用意され、リスト検索がそれらで行わ
れることから、賃貸希望者が優良な者であるか否かの判
断材料となる情報(検索結果)をその契約作業中の業者
へ迅速に知らせることが可能となる。
【0073】なお、全国統括局10,地方局12の階層
構造をより複雑化したシステム構成を採用し、あるい
は、地方局12間を結んでそれらを互いの検索ホスト
(全国統括局10に相当するもの)として全国統括局1
0を省略するシステム構成を採用することも可能であ
る。
【0074】さらに、保険会社と提携して賃借料の滞納
時に保険で滞納額が得られるようにすれば、不動産オー
ナーはより安心して不動産賃貸の経営を行なうことが可
能となる。
【0075】そして、賃借料を一定の期間以上滞納した
場合はこのシステムに登録する旨を、賃借人となる者に
対して賃貸契約の際に予め説明したり、賃貸契約の特約
条項とすることが好ましい。
【0076】
【効果】以上説明したように本発明によれば、優良な賃
貸申込者のみと契約を行なえるので、不動産オーナーは
その不動産の賃貸経営をトラブル発生のリスクを避けな
がら安定して行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成説明図である。
【図2】賃借人情報の提供作用説明図である。
【図3】地方局の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図4】全国統括局の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図5】契約締結時の作用を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 全国統括局 12 地方局 14 専用回線 16 業者局 18 電話回線 20 コンピュータ 22 ファクシミリ装置 24 電話機 26 コンピュータ 28 コンピュータ 30 ファクシミリ装置 32 電話機 34 回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 統括局(10)に複数の地方局(12)
    が専用回線(14)で結ばれて多数の業者局(16)が
    管轄の地方局(12)に電話回線(18)で結ばれ、 各業者局(16)は、 不動産物件の賃貸契約に基づいて定期的に支払われるべ
    き賃借料を一定の期間以上滞納した者について入力され
    た情報を管轄の地方局(12)へ送信し、不動産物件の
    賃貸契約を結ぶ者の登録有無を管轄の地方局(12)に
    問い合わせるコンピュータ(20)を備え、 各地方局(12)は、 業者局(16)より送信された前記情報を受信して統括
    局(10)へ送信し、業者局(16)より送信された問
    い合わせ要求を受信して統括局(10)へ送信し、該問
    い合わせ要求に対する応答を統括局(10)より受信し
    て該問い合わせ要求の送信元となった業者局(16)へ
    送信するコンピュータ(26)を備え、 統括局(10)は、 地方局(12)より送信された前記情報を受信して登録
    し、地方局(12)より前記問い合わせ要求を受信し、
    該問い合わせ要求に該当した情報が登録されているか否
    かの判断を行ない、該判断の結果が含まれる前記応答を
    該問い合わせ要求の送信元となった地方局(12)へ送
    信するコンピュータ(28)を備えた、 ことを特徴とする不動産賃貸経営支援システム。
  2. 【請求項2】 統括局(10)に複数の地方局(12)
    が専用回線(14)で結ばれて多数の業者局(16)が
    管轄の地方局(12)に電話回線(18)で結ばれ、 各業者局(16)は、 不動産物件の賃貸契約に基づいて定期的に支払われるべ
    き賃借料を一定の期間以上滞納した者および不動産物件
    を賃貸契約に反して使用した者につき印鑑登録または外
    国人登録の書類から得られて入力された情報を管轄の地
    方局(12)へ送信し、不動産物件の賃貸契約を結ぶ者
    の登録有無を管轄の地方局(12)に問い合わせるコン
    ピュータ(20)を備え、 各地方局(12)は、 業者局(16)より送信された前記情報を受信して自局
    (12)に登録しかつ統括局(10)へ送信し、業者局
    (16)より問い合わせ要求を受信し、該問い合わせ要
    求に該当した情報が自局(12)に登録されているか否
    かを判断し、該問い合わせ要求に該当した情報が自局
    (12)に登録されている旨の判断結果が得られたとき
    に該判断結果が含まれる前記応答を該問い合わせ要求の
    送信元となった業者局(16)へ送信し、該問い合わせ
    要求に該当した情報が自局(12)に登録されていない
    旨の判断結果が得られたときに該問い合わせ要求を統括
    局(10)へ送信し、該問い合わせ要求に対する応答を
    統括局(10)より受信して該問い合わせ要求の送信元
    となった業者局(16)へ送信するコンピュータ(2
    6)を備え、 統括局(10)は、 地方局(12)より送信された前記情報を受信して登録
    し、地方局(12)より前記問い合わせ要求を受信し、
    該問い合わせ要求に該当した情報が登録されているか否
    かの判断を行ない、該判断の結果が含まれる前記応答を
    該問い合わせ要求の送信元となった地方局(12)へ送
    信し、与えられた個人の信用情報を前記情報として新規
    登録し若しくは既存の該当した登録内容へ追加するコン
    ピュータ(28)を備えた、 ことを特徴とする不動産賃貸経営支援システム。
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