JPH09114586A - ペン先座標入力装置 - Google Patents
ペン先座標入力装置Info
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- JPH09114586A JPH09114586A JP29378195A JP29378195A JPH09114586A JP H09114586 A JPH09114586 A JP H09114586A JP 29378195 A JP29378195 A JP 29378195A JP 29378195 A JP29378195 A JP 29378195A JP H09114586 A JPH09114586 A JP H09114586A
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Abstract
移動量の検出誤差が生じる場合がある。そこで、ペン先
入力装置の傾斜方向及び角度を検出して移動量を補正す
る。 【解決手段】加速度センサ1はペン先座標入力装置の移
動方向及び移動量のx軸及びy軸の成分を検出する。圧
力センサ2はペン先部7に対する作用力を検出する。傾
斜検出手段は圧力センサ2が検出した作用力を基にペン
先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出する。補
正手段は傾斜検出手段が検出したペン先座標入力装置の
傾斜方向及び傾斜角度を基に加速度センサ1が検出した
ペン先部7の移動方向及び移動量を筆記面上の移動方向
及び移動量に補正する。
Description
置、特にペン先座標入力装置の検出結果の高精度化に関
するものである。
としてはキ−ボ−ド及びマウスが主流である。これらの
インターフェイスは図形入力等には使いづらい場合があ
り、新たなインターフェイスとしてペン先座標入力装置
が開発されてきている。
合わされ使用されていた。ところがタブレット板は多く
のスペ−スを必要とし使い勝手が悪い。そこで、特開平
6-259187号公報に掲載された入力装置ではペン先の圧
力センサが検出した圧力に基づいて入力装置自身の移動
方向及び移動量を検出することにより、入力装置自信の
位置を検出してペン先座標の入力を行うようにしてい
る。
ペンシル型座標入力装置では第一の検出位置に取り付け
られた一対の加速度センサが筆記面のxy方向の移動量
を算出し、第一の検出位置より離れた第二の検出位置に
取り付けられた一対の加速度センサで第一の検出位置で
の検出量との相対移動を検出し、検出した相対移動量か
らペンの傾斜角度の変化を求め、ペン傾斜角度の変化に
よる移動量の検出誤差を補正している。
6-259187号公報に掲載された入力装置では、入力装置
の傾斜を考慮していないので、移動量の検出誤差が生じ
る場合がある。
ペンシル型座標入力装置では、第一の検出位置に設けた
加速度センサと第二の検出位置に設けた加速度センサの
検出結果の差からペンシル型座標入力装置の傾斜角度の
変化を補正しているが、ペンシル型座標入力装置の傾斜
角度が一定である場合には補正が不十分となる。
してジャイロなどが考えられるが、ドリフト等の影響で
常に高精度で角度を検出し続けるのは難しい。
ていないが、実際は筆記面は水平とは限らず、検出精度
に誤差が生じる場合がある。
されたものであり、装置の傾斜角度及び傾斜方向等を高
精度で検出することで、移動量の検出の高精度化を図る
ことを目的とする。
標入力装置は、2次元座標検出手段と作用力検出手段と
傾斜検出手段と補正手段を有し、2次元座標検出手段は
ペン軸をz軸とし筆記面上を移動するペン先座標入力装
置の移動方向及び移動量のz軸に直交するx軸及びy軸
の成分を検出し、作用力検出手段はペン先部に対する作
用力を検出し、傾斜検出手段は作用力検出手段が検出し
た作用力を基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜
角度を検出し、補正手段は傾斜検出手段が検出したペン
先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を基に2次元座
標検出手段が検出したペン先部のxy平面上の移動方向
及び移動量を筆記面上の移動方向及び移動量に補正して
ペン先座標入力装置の傾斜によるペン先部の移動量の検
出誤差を少なくする。
記面に対して予め定めた角度で移動するペン先座標入力
装置のペン先部と筆記面との間の摩擦係数を予め測定
し、傾斜検出手段は摩擦係数測定手段が予め測定した摩
擦係数と作用力検出手段が検出した作用力を基にペン先
座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出して、摩擦
抵抗による作用力検出誤差を少なくする。
力手段を有し、任意のときにペン先部と筆記面との間の
摩擦係数を測定できるようにする。
段が検出したペン先部の移動速度が予め定めた一定速度
以上のときにペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角
度を検出して静止摩擦係数による傾斜方向及び傾斜角度
を検出誤差を少なくする。
が検出したペン先部の移動方向が反転する時点で作用力
検出手段が検出したペン先部に対する筆記面の作用力を
基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出
して、摩擦抵抗による影響をさらに少なくする。
を回動自在な球体物で構成して、摩擦抵抗を少なくす
る。
力に対応する回転抵抗力の見積り値を予め記憶し、傾斜
検出手段は見積記憶部に記憶した回転抵抗力の見積り値
と作用力検出手段が検出した作用力を基にペン先座標入
力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出して、回転抵抗力
の影響によるペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角
度の検出誤差を少なくする。
元座標検出手段は球体物の回転に対するインクの流体抵
抗からペン先部の移動速度を検出して、簡単な構成でペ
ン先部の移動量を検出する。
面と接触している状態及びペン先部が筆記面から離れた
状態でのペン先部に対する作用力を検出して、重力の影
響によるペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度の
検出誤差を少なくする。
力装置が傾斜した状態で移動すると加速度センサの検出
結果は傾斜角度に応じて少なくなる。この発明のペン先
座標入力装置は、ペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾
斜角度を検出し、ペン先座標入力装置の傾斜によるペン
先部の移動量の検出誤差を少なくすることにより、筆記
面上のペン先部の移動方向及び移動量を正確に検出する
ものである。なお、以下の説明においてはペン軸をz軸
としてペン軸と直交する面をx軸とy軸で表わす。
段と作用力検出手段と傾斜検出手段と補正手段を有す
る。2次元座標検出手段は、例えばペン先部に近い部分
に設けた一対の加速度センサと積分手段を備える。加速
度センサは筆記面上を移動するペン先座標入力装置のx
軸方向及びy軸方向の加速度成分を検出し、積分手段は
加速度センサが検出した加速度を2回積分して筆記面上
を移動するペン先座標入力装置のx軸方向及びy軸方向
の移動方向及び移動量を検出する。作用力検出手段はペ
ン先部に、例えばペン先部の全周を覆うように設けら
れ、ペン先部に対する作用力を検出する。傾斜検出手段
は作用力検出手段が検出した作用力を基にペン先座標入
力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出する。補正手段は
傾斜検出手段が検出したペン先座標入力装置の傾斜方向
及び傾斜角度を基に2次元座標検出手段が検出したペン
先部のxy平面上の移動方向及び移動量を筆記面上の移
動方向及び移動量に補正して、ペン先座標入力装置の傾
斜によるペン先部の移動量の検出誤差を少なくする。
定手段を有すると良い。例えば筆記面上を筆記面に対し
て垂直に立てた状態で移動する場合、作用力検出手段が
検出した3方向の作用力は筆記面からのz軸方向の反力
と移動方向と反対方向の摩擦力に分けられる。摩擦係数
測定手段は、この反力と摩擦力からペン先座標入力装置
のペン先部と筆記面との間の摩擦係数を予め測定する。
傾斜検出手段は摩擦係数測定手段が予め測定した摩擦係
数と作用力検出手段が検出した作用力を基にペン先座標
入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出して、摩擦抵抗
による作用力検出誤差を少なくする。
力手段を有し、任意のときにペン先部と筆記面との間の
摩擦係数を測定できるようにすると良い。
めは移動速度は遅い。ペン先部の移動速度が遅いときは
静止摩擦係数のよる影響を受け、摩擦抵抗が大きくな
る。このため、傾斜検出手段は2次元座標検出手段が検
出したペン先部の移動速度が静止摩擦係数のよる影響が
少なくなる予め定めた一定速度以上のときにペン先座標
入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出して、静止摩擦
係数による傾斜方向及び傾斜角度を検出誤差を少なくす
ると検出精度を高めることができる。
では摩擦抵抗力による影響が少ないので、傾斜検出手段
は2次元座標検出手段が検出したペン先部の移動方向が
反転する時点で作用力検出手段が検出したペン先部に対
する作用力を基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾
斜角度を検出して、摩擦抵抗による影響をさらに少なく
することができる。
を回動自在な球体物で構成して、摩擦抵抗を少なくする
と良い。
回転抵抗力の見積り値を予め記憶する見積記憶部を有す
ると好ましい。傾斜検出手段は見積記憶部に記憶した回
転抵抗力の見積り値と作用力検出手段が検出した作用力
を基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検
出して、回転抵抗力の影響によるペン先座標入力装置の
傾斜方向及び傾斜角度の検出誤差を少なくすることがで
きる。
元座標検出手段は球体物の回転に対するインクの流体抵
抗からペン先部の移動速度を検出して、簡単な構成でペ
ン先部の移動量を検出するようにしても良い。
面と接触している状態及びペン先部が筆記面から離れた
状態でのペン先部に対する作用力を検出して、ペン先部
が筆記面から離れた状態でのペン先部に対する作用力か
ら重力の方向と大きさを検出し、重力の影響によるペン
先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度の検出誤差を少
なくすると望ましい。
装置の側面図で、図2は構成図である。図に示すよう
に、ペン先座標入力装置は2次元座標検出手段としてペ
ン先部7に近い部分に設けた一対の加速度センサ1a,
1bと積分手段3cを有し、作用力検出手段として圧力
センサ2を有する。また、ペン先座標入力装置は、図2
に示すように傾斜検出手段3aと補正手段3bと摩擦係
数検出手段3dを備える演算部3と見積記憶部4とキャ
リブレーションスイッチ5を有する。加速度センサ1
a,1bは、例えばペン軸6をz軸とした場合のx軸方
向及びy軸方向の加速度を検出するように設けられ、x
軸方向及びy軸方向の2方向でペン先部7の移動方向及
び加速度を検出する。積分手段3cは加速度センサ1
a,1bが検出した加速度を短い時間間隔でサンプリン
グし、時間で2回積分してx軸方向及びy軸方向の2方
向でペン先部7の移動量を検出する。圧力センサ2は、
図3に示すようにペン先部7に設けられ、ペン先部7に
対する作用力を検出する。
た作用力を基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜
角度を検出する。例えば圧力センサ2が検出した作用力
をベクトルをFで表し、ベクトルFが図3に示すように
ペン軸6に対してαの立体角を持って検出されていると
する。もし、このペンが筆記面に対しFNの力で押し当
てられていれば、筆記面からは逆にFNの反力を圧力セ
ンサ2が受けていることとなる。つまり、この力は筆記
面に対し垂直であり、この力の方向を圧力センサ2がペ
ン座標を基準として測定することで現在のペン軸6(z
方向)と筆記面との傾斜角θを知ることができる。ま
た、その大きさより現在の筆圧を求まる。もし、筆記面
とペン先部7との間の摩擦力を考えなければ、F=
FN、α=90−θとなる。傾斜検出手段3aは上記の
ようにして圧力センサ2が検出した作用力を基にペン先
座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出する。
μFNの摩擦力を受けているので、さらに摩擦係数検出
手段3dで予め動摩擦係数μを求め、傾斜検出手段3a
は摩擦係数測定手段3dが予め測定した摩擦係数と圧力
センサ2が検出した作用力を基にペン先座標入力装置の
傾斜方向及び傾斜角度を検出すると良い。なお動摩擦係
数μは、FNと摩擦力の比で与えられ、ペン先材料と筆
記面材料で決まる定数である。
ーザがキャリブレーションスイッチ5を押して摩擦係数
測定するモードを設定して、図4に示すようにペン先座
標入力装置を筆記面に対して垂直に立てて移動する。圧
力センサ2はz軸方向に反力FNを検出し、z軸方向と
直交する方向にμFNの力を受ける。摩擦係数測定手段
3dはこの圧力センサ2が測定した力から動摩擦係数μ
を求め記憶する。
FNtanηとなり、動摩擦係数μはμ=tanηで表され
る。また、圧力センサ2が検出した応力Fから接触面か
らの反力|FN|は|FN|=|F|cosηとなり、傾斜角θは
θ=90−α+ηとなり、容易に筆圧とペン傾斜が求ま
る。なお、簡略化のため図では傾斜方向(ペン軸6を筆
記面に投影した場合の方向)と筆記方向(摩擦力の働く方
向)は同一軸に乗っていると仮定している。摩擦力方向
とペン傾斜方向が同一軸に乗る場合は希であるが、加速
度センサ1a,1bでぺン先部7の移動方向を検知して
いるためこの情報でもって摩擦力の作用方向の検出補正
を加えることで立体的な傾斜角検出が可能となる。この
ように、傾斜検出手段3aは摩擦係数測定手段3dが予
め測定した摩擦係数と圧力センサ2が検出した作用力を
基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を正確
に検出することができる。
たペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を基に加
速度センサ1a,1b及び積分手段3cが検出したペン
先部7の移動方向及び移動量を補正して、ペン先座標入
力装置の傾斜によるペン先部7の移動量の検出誤差を少
なくする。例えば加速度センサ1a,1bが加速度aを
検出したとすると、筆記面上の加速度AはA=a/cos
θとなる。このように、ペン先座標入力装置の傾斜及び
摩擦力を正確に検出してその影響を補正するので、ペン
先座標入力装置の筆記面上での移動方向及び移動距離を
正確に検出することができる。
移動速度は遅く、ペン先部7の移動速度が遅いときは静
止摩擦係数のよる影響を受け摩擦抵抗が大きくなる。例
えば、図5(a)に示すように一という字を書いた場
合、図5(b)に示すような移動方向でペン先座標入力
装置を動かしていて、図5(c)に示すように最初はペ
ン先部7の移動速度が上がらず、図5(d)に示すよう
に摩擦力が大きい。これは静止摩擦係数が作用している
ためで、実際の筆記中の動摩擦係数とは区別しなければ
ならない。つまり、ペン先部7の移動速度が上がるまで
の状態では摩擦力は不安定であり大きな検出誤差を伴
う。そこで、傾斜検出手段3aは積分手段3cが検出し
たペン先部7の移動速度が静止摩擦係数のよる影響が少
なくなる予め定めた一定速度以上のときにペン先座標入
力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出して静止摩擦によ
る傾斜方向及び傾斜角度の検出誤差を少なくするように
しても良い。なお、傾斜検出手段3aがペン先座標入力
装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出していないときは、
補正手段3bは直前に得た傾斜角度で補正を加える。
点では摩擦抵抗力による影響が少ないので、傾斜検出手
段3aは積分手段3cが検出したペン先部7の移動方向
が反転する時点で圧力センサ2が検出したペン先部7に
対する筆記面の作用力を基にペン先座標入力装置の傾斜
方向及び傾斜角度を検出して、摩擦抵抗力による影響を
さらに少なくするようにしても良い。この場合、前記の
静止摩擦の若干の影響を受けるが、圧力センサ2の検出
力の絶対値が極小となる点をサンプリングポイントとす
ればこの影響も少ない。
ようにペン先部7と筆記面との接触端を回動自在な球体
物であるボール8で構成して摩擦抵抗を少なくしても良
い。ペン先部7と筆記面との接触端をボール8で構成し
ない場合は、筆記面の素材に依存する摩擦力により補正
を加えることが必要で、被筆記物が異なると新たに摩擦
係数を検出しなおす必要があった。先端にボ−ル8を取
り付けたことでボ−ル8がスリップしない限り、一定の
回転抵抗力しか作用しない。このため、筆記面反力の算
出も簡単となり、安定した入力動作ができる。
止のためにに柔らかい部材を用いると、筆圧による回転
抵抗変化が大きくなり、いつも一定の回転抵抗値FRを
想定していると検出誤差を生じてしまう。そのため、見
積記憶部4に筆圧に対する回転抵抗力の見積り値のテ−
ブルを予め記憶する。傾斜検出手段1aは圧力センサ2
が検出する応力から回転抵抗値力|FR|を求め、ペン先
座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出して、回転
抵抗力の影響によるペン先座標入力装置の傾斜方向及び
傾斜角度の検出誤差を少なくするようにしても良い。
ウジングとボ−ル8との間の摩擦力を少なくし、筆圧の
増加によるによる回転抵抗の増加を少なくしても良い。
球体物の回転に対するインクの流体抵抗からペン先部7
の移動速度を検出して、簡単な構成でペン先部7の移動
量を検出するようにしても良い。インクの粘性抵抗とボ
−ル8の回転によるせん断速度は比例する関係があるた
め、ボ−ル8の回転数(ペン先部7の移動速度)と圧力
センサ2の受ける反力FRは比例する。すなわち、圧力
センサ2で筆圧を検出し、傾斜検出手段3aで傾斜角を
検出することで、ペン先部7の移動速度を求め、ペン先
部7の移動速度を積分手段3cで1回積分することによ
り容易にペン先座標入力装置のペン先部7の筆記面上の
移動距離を算出できる。なお、この場合には加速度セン
サ1a,1bはなくて良い。
面と接触している状態及びペン先部8が筆記面から離れ
た状態でのペン先部7に対する作用力を検出して、ペン
先部8が筆記面から離れた状態でのペン先部7に対する
作用力から重力の方向と大きさを検出し、重力の影響に
よるペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度の検出
誤差を少なくするようにしても良い。加速度センサ1
a,1bは常に重力加速度の影響を受けている。もし、
筆記面と重力方向が常に一定角を保つとすれば、常に一
定の重力補正を加えれば良いが、筆記面は常に重力方向
に対しては一定とはいえない。従って、何らかの手段で
重力方向を検知する必要がある。
れ、筆記面からの反力はなくなる。その代わり、先端部
7の重量により重力方向の出力が出てくる。この出力に
て加速度センサ1a,1bの検出値の補正を行い、正確
な加速度を算出する。また、空中でのペン先座標入力装
置の傾斜は筆記面からの反力がないため、この検出した
重力方向の変化により求める。
部に対する作用力を検出し、検出した作用力を基にペン
先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出し、検出
した傾斜方向及び傾斜角度を基に移動量を補正するの
で、ペン先座標入力装置の傾斜によるペン先部の移動量
の検出誤差を少なくすることができる。
めた角度で移動するペン先座標入力装置のペン先部と筆
記面との間の摩擦係数を予め測定し、予め測定した摩擦
係数と検出した作用力を基にペン先座標入力装置の傾斜
方向及び傾斜角度を検出するので、ペン先部と筆記面と
の間の摩擦抵抗力による作用力検出誤差を少なくするこ
とができる。
を設定することができるので、任意に時点でペン先部と
筆記面との間の摩擦係数を測定でき、正確に摩擦係数を
測定できる。
一定速度以上のときにペン先座標入力装置の傾斜方向及
び傾斜角度を検出するので、静止摩擦係数による傾斜方
向及び傾斜角度を検出誤差を少なくすることができる。
でペン先部に対する筆記面の作用力を基にペン先座標入
力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出するので、摩擦抵
抗による影響をさらに少なくすることができる。
物で構成するので、筆記面との摩擦抵抗を少なくするこ
とができる。
力に対する回転抵抗力の見積りとペン先部に対する作用
力を基にペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を
検出するので、回転抵抗力の影響によるペン先座標入力
装置の傾斜方向及び傾斜角度の検出誤差を少なくするこ
とができる。
物の回転に対するインクの流体抵抗からペン先の移動速
度を検出するので、簡単な構成でペン先部の移動量を検
出することができる。
状態及びペン先が筆記面から離れた状態でのペン先部に
対する作用力を検出するので、重力の影響によるペン先
座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度の検出誤差を少な
くすることができる。
の影響による検出誤差を少なくすることができるので、
検出精度を高めることができる。
の側面図である。
説明図である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 2次元座標検出手段で筆記面上を移動す
るペン軸をz軸としペン先部の移動方向及び移動量のz
軸と直交するx軸及びy軸の成分を検出するペン先座標
入力装置において、ペン先部に対する作用力を検出する
作用力検出手段と、作用力検出手段が検出した作用力を
基にペン先座標入力装置の筆記面に対する傾斜角度及び
傾斜方向を検出する傾斜検出手段と、傾斜検出手段が検
出したペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を基
に2次元座標検出手段が検出したペン先部のxy平面上
の移動方向及び移動量を筆記面上の移動方向及び移動量
に補正する補正手段を有することを特徴とするペン先座
標入力装置。 - 【請求項2】 筆記面上を筆記面に対して予め定めた角
度で移動するペン先座標入力装置のペン先部と筆記面と
の間の摩擦係数を予め測定する摩擦係数測定手段を備
え、傾斜検出手段は摩擦係数測定手段が予め測定した摩
擦係数と作用力検出手段が検出した作用力を基にペン先
座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出する請求項
1記載のペン先座標入力装置。 - 【請求項3】 摩擦係数を測定するモードの設定指示を
入力する入力手段を有する請求項2記載のペン先座標入
力装置。 - 【請求項4】 傾斜検出手段は2次元座標検出手段が検
出したペン先部の移動速度が予め定めた一定速度以上の
ときにペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検
出する請求項1記載のペン先座標入力装置。 - 【請求項5】 傾斜検出手段は2次元座標検出手段が検
出したペン先部の移動方向が反転する時点で作用力検出
手段が検出したペン先部に対する筆記面の作用力を基に
ペン先座標入力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出する
請求項1記載のペン先座標入力装置。 - 【請求項6】 筆記面との接触端を回動自在な球体物で
構成した請求項1記載のペン先座標入力装置。 - 【請求項7】 球体物に加わる作用力に対応する回転抵
抗力の見積り値を予め記憶する見積記憶部を有し、傾斜
検出手段は見積記憶部に記憶した回転抵抗力の見積り値
と作用力検出手段が検出した作用力を基にペン先座標入
力装置の傾斜方向及び傾斜角度を検出する請求項6記載
のペン先座標入力装置。 - 【請求項8】 球体物の周囲をインクで覆い、2次元座
標検出手段は球体物の回転に対するインクの流体抵抗か
らペン先部の移動速度を検出する請求項6記載のペン先
座標入力装置。 - 【請求項9】 作用力検出手段はペン先部が筆記面と接
触している状態及びペン先部が筆記面から離れた状態で
のペン先部に対する作用力を検出する請求項1記載のペ
ン先座標入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29378195A JP3636792B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ペン先座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29378195A JP3636792B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ペン先座標入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09114586A true JPH09114586A (ja) | 1997-05-02 |
JP3636792B2 JP3636792B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=17799101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29378195A Expired - Fee Related JP3636792B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ペン先座標入力装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3636792B2 (ja) |
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