JPH09114237A - 飛散トナー回収装置 - Google Patents

飛散トナー回収装置

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JPH09114237A
JPH09114237A JP7275498A JP27549895A JPH09114237A JP H09114237 A JPH09114237 A JP H09114237A JP 7275498 A JP7275498 A JP 7275498A JP 27549895 A JP27549895 A JP 27549895A JP H09114237 A JPH09114237 A JP H09114237A
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toner
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JP7275498A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Takashi Miyaji
孝 宮路
Naotaka Funayama
尚孝 船山
Takeshi Wakabayashi
雄 若林
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置より飛散するトナーをクリーニング
装置内に回収させる。 【課題解決手段】 感光体1に形成された潜像を現像す
る現像装置4は、現像剤を感光体1と対向する現像領域
へと搬送する現像ローラ41を備える。現像ローラの両
端部より飛散するトナーは、感光体1の画像形成領域
(10)の両端のトナー回収領域(11)に静電的に吸
着されるように帯電手段2に画像形成領域同様に帯電さ
れる。そして、クリーニング装置7を構成する筺体70
を現像装置41の現像槽40近傍まで延長してなるカバ
ーガイド75を感光体1のトナー回収領域と対応させ、
一定間隔を隔てることでトナー回収スペース76を形成
する。感光体1が矢印方向に回転すると、その感光体1
の周面のエアーがトナー回収スペース76へとて導か
れ、そのエアーの流れに乗って飛散トナーが回収スペー
ス76へと導入され、トナー回収領域に静電的に吸着さ
れ、そのままクリーニング装置7へと運ばれ、クリーニ
ングブレード71にてクリーニング装置内に回収され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
いて、特に記録媒体に形成された静電潜像を可視像化す
るために、着色剤であるトナーを付着させる現像装置に
おいて飛散するトナーを効率よく回収するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用してなる画像形成装
置においては、記録媒体である光導電層を導電性基体
(ドラム)に形成してなる感光体に、光学的な画像を照
射することで、その画像に応じた静電潜像を形成してい
る。その潜像を可視像化するために、着色顔料であるト
ナーを付着させて現像し、該現像されたトナー像を適宜
搬送されてくるシート用紙に静電的に転写した後、該シ
ート用紙を加熱定着装置を通過させて画像形成装置より
排出するようにしている。
【0003】上記感光体に形成された静電潜像を現像す
る現像装置としては、通常磁気ブラシ現像方式が利用さ
れている。この磁気ブラシ現像は、多数の磁極を備えた
マグネットの周囲を覆う回転駆動される非磁性体スレー
ブを設けて現像ローラを構成し、該現像ローラを回転す
る感光体と対向配置し、現像ローラの回転、特にスレー
ブに回転により現像剤を感光体面へと供給すると同時
に、マグネットの磁極部分で現像剤による磁気ブラシが
形成され、これを感光体に摺擦させることで感光体上に
形成された静電潜像を現像するものである。上記現像剤
としは、キャリアとトナーからなる二成分系のもの、又
は磁性特性を有するトナーからなる一成分系のものとが
ある。
【0004】また、磁性ブラシ現像とは別に、現像剤と
して非磁性トナーからなる一成分系のものを用いて、ゴ
ム等の部材からなる現像ローラを設け、該現像ローラに
所定量のトナーを静電的、また強制的に付着させ、これ
を感光体と対向する位置へと搬送することで、静電潜像
を現像するものもある。
【0005】これらの現像装置によれば、トナーを現像
槽内に収容しており、また回転するローラで感光体面へ
と搬送するために、現像ローラに確実に保持しきれず、
かつ現像に寄与されなかったトナーの一部が現像装置と
感光体との隙間を介して現像装置外部に飛散している。
このトナー飛散を防止するために、現像装置にトナーが
飛散する箇所、つまり隙間に対応させてシール部材を設
け、トナー飛散を防止する等の処置している。しかし、
シール部材にて完全に隙間をシールすることは困難であ
り、トナー飛散を完全に阻止することはできない。
【0006】そこで、飛散するトナーを回収し、この飛
散トナーにて画像形成装置内部を汚染されるのを阻止す
るものが提案されるている。この装置としては、特開平
3−71162号公報に記載されたものがある。例え
ば、図16に示すように、回転する現像ローラ50の表
面に現像剤が保持され、一定間隔dを隔てて配置された
回転する感光体51との現像領域52へと、現像剤が搬
送されることで、感光体51に形成された静電潜像が現
像される一方、現像ローラ50の下流側にトナー飛散を
防止するワイヤ形状の防止電極53が配置されている。
この電極53には電源54よりトナーの帯電極性と同極
性で、かつ現像ローラ50に供給される直流電圧より絶
対値で大きな電圧が供給されている。
【0007】この構成により、感光体51と現像ローラ
50との間の現像剤飛翔領域52から飛散したトナー
を、防止電極53で作用する電界により反発させ、現像
ローラ50側へと戻し、現像ローラ50の回転より現像
装置内部に回収させている。
【0008】また、上述のようなものとは別に、飛散ト
ナーを現像装置に回収することなく、別途設けた回収部
分に回収するものがある。これは、例えば実開平4−8
5452号公報に記載されている。これは、図17に示
すように、感光体51と対向した配置される現像ローラ
50を備える現像装置55の下部に、特に感光体51の
回転方向の下流側に飛散トナーな捕集装置56を配置
し、該捕集装置56を構成する可塑性部材57の内部に
設けられた電極58にトナーと逆極性の電圧を供給する
電源59を制御回路60を介して供給するものである。
【0009】この構成によれば、現像装置55と感光体
1との間の隙間、特に現像ローラ50と対向する現像領
域の下流部分よりトナー飛散が生じると、該下流部分に
配置されているトナー捕集装置56の可塑性部材57に
静電的に回収され、回収されるトナーが可塑性部材57
により相溶されるため、再度トナー飛散しないようにし
ている。なお、図において61は、感光体51を均一に
帯電させるための帯電手段である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
トナー飛散防止装置又は飛散トナー回収装置によれば、
現像装置の下流側、特に現像を行う領域の感光体回転方
向の下流側に飛散するトナーに対して反発させる電極ま
たは吸引する電極を配置している。そのため、トナーを
反発又は吸引させるための電源が必要となるばかりか、
電極が現像装置外部に露出するために、画像形成装置を
開放した場合に、ユーザや保守員等の安全性を確保する
必要あり、コスト面で非常に不利となる。
【0011】また、トナーを反発させる場合には、トナ
ーとして逆帯電するものもあり、トナー飛散防止電極に
付着することで、該電極の寿命等の問題が残る。
【0012】しかも、トナーを吸引する場合には、回収
されるトナー量が増せば、該回収トナーにて感光体に形
成されたトナー画像を乱すことも考えられる。また、飛
散トナーだけでなく、現像剤として二成分系のものであ
れば、キャリアが付着したり、ほこりが付着すれば、ど
うしても、この付着物にて感光体を擦り、形成した画像
を乱す。これを阻止するためには、可塑性部材の交換を
頻繁に行う必要がある。
【0013】本発明は、飛散するトナーを回収し、特に
感光体である記録媒体上のトナー画像を転写した後に残
留するトナーを除去するクリーニング部分に効果的に回
収させることを目的とするものである。
【0014】特に、トナー飛散が生じるのは、現像ロー
ラの拘束力が弱まる両端部分、特に画像形成領域の両端
部である。つまり、現像ローラの端部においては画像形
成がほとんど行われずに、トナー消費がないため、徐々
ににトナーが溜まり、例えばトナー及びキャリアからな
る二成分系の現像剤であれば、トナー濃度が両端部で画
像形成領域に対応する中央部分のトナー濃度に比べて非
常に高くなり、現像ローラにて拘束しきれなくなる。こ
れによりトナーが飛散し浮遊することになる。これは、
画像形成においてシート上の両端部には、画像が形成さ
れることはほとんどなく、よってトナーが消費されず
に、そのまま残り補給されるトナーにて徐々にトナー密
度が高くなり、上述したようなトナー飛散が両端部から
生じることになる。
【0015】本発明は、この両端部に特に着目して、飛
散するトナーを効率よく回収する装置を提供すると同時
に、現像ローラ全域で発生する飛散トナーを効果的に回
収する装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、帯電可能な記録媒体と、該記録媒体の
画像形成領域より外れた位置に設定されたトナー回収領
域を含めて帯電させる帯電手段と、上記画像形成領域に
形成される静電潜像をトナーにて現像する領域を有する
現像装置と、上記記録媒体の画像形成領域及びトナー回
収領域を含めてクリーニングを行うクリーニング装置
と、を備え、上記クリーニング装置より上記現像装置の
下部近傍まで延び、かつ上記トナー回収領域に対応して
おり、該トナー回収領域と所定の距離を隔てて配置され
たカバーガイドにてトナー回収スペースを形成し、飛散
トナーをトナー回収スペースと対向する上記トナー回収
領域に付着させクリーニング装置へと回収させることを
特徴とする。このような構成においては、飛散トナーは
記録媒体である感光体の両端部に設けられたトナー回収
領域に静電的に吸着される。特にトナー回収スペース部
分のトナーは、対向するトナー回収領域に吸着され感光
体の回転に沿ってクリーニング装置にて除去されクリー
ニング装置回収される。従って大掛かりな手段を設ける
ことなく、クリーニング装置に残留トナーと同時に回収
できるため、飛散トナーで装置内部を汚染されることは
なくなると同時に、従来のように高電圧を供給する手段
が不要になる。
【0017】そこで、上記カバーガイドが現像装置の底
面の下部まで延長され、現像装置近傍の感光体面までの
間隔を、クリーニング装置近傍の感光体面までの間隔よ
り大きく設定することで、上記トナー回収領域に付着さ
れない飛散トナーについては、感光体の回転方向に沿っ
て形成されるエアーの流れに乗って、トナー回収スペー
スへと収集でき、そのままクリーニング装置へと回収さ
れることなる。
【0018】また上記カバーガイドにて形成されるトナ
ー回収スペース部分へと流れ込むエアー流を形成すれ
ば、その流れに沿って飛散し浮遊するトナーをも合わせ
てトナー回収スペース部分へと導き、トナー回収領域等
に吸着させることができ、飛散したトナーをより確実に
回収できる。
【0019】本発明の目的を達成するための他の飛散ト
ナー回収装置は、帯電可能な記録媒体と、該記録媒体の
画像形成領域より外れた位置に設定されたトナー回収領
域を含めて帯電させる帯電手段と、上記画像形成領域に
形成される静電潜像をトナーにて現像する領域を有する
現像装置と、上記記録媒体の画像形成領域及びトナー回
収領域を含めてクリーニングを行うクリーニング装置
と、を備え、上記クリーニング装置より上記現像装置の
下部近傍まで延び、かつ上記トナー回収領域に対応して
おり、該トナー回収領域と所定の距離を隔てて配置され
たカバーガイドにてトナー回収スペースを形成し、上記
現像装置底面に感光体より所定の間隔を隔てて配置され
感光体の回転する周面方向に沿って流れるエアーを一時
せき止め、そして上記トナー回収スペースへと導くシー
ル部材を設け、飛散トナーを上記トナー回収スペースへ
と導きクリーニング装置へと回収させることを特徴とし
ている。この構成によれば、現像装置の特に現像ローラ
端部での飛散するトナーを効果的に回収すると同時に、
現像装置全域で発生する飛散トナーをより効果的に、ト
ナー回収スペース部分へと収集させることができる。
【0020】また、本発明の上述した目的を達成するた
めの他の飛散トナー回収装置によれば、帯電可能な記録
媒体と、該記録媒体の画像形成領域より外れた位置に設
定されたトナー回収領域を含めて帯電させる帯電手段
と、上記画像形成領域に形成される静電潜像をトナーに
て現像する領域を有する現像装置と、上記記録媒体の画
像形成領域及びトナー回収領域を含めてクリーニングを
行うクリーニング装置と、を備え、上記クリーニング装
置より上記現像装置の下部近傍まで延び、かつ上記トナ
ー回収領域に対応しており、該トナー回収領域と所定の
距離を隔てて配置されたカバーガイドによりトナー回収
スペースを形成し、上記トナー回収領域を、画像形成領
域に形成される静電潜像にトナーが吸着される吸着力よ
り大きくなるように帯電電荷を付与する手段を設け、飛
散トナーをトナー回収スペースと対向するトナー回収領
域に付着させクリーニング装置へと回収させることを特
徴としている。上記トナー回収領域におけるトナーの静
電的な吸着力を画像形成領域における吸着力より大きく
なるようにするために、帯電電位を画像形成領域より絶
対値で高くしており、この手段として、帯電手段にて部
分的に帯電電位を制御するか、あるいはトナー回収領域
を除電せずに、そのまま帯電手段で帯電させている。こ
れにより、飛散するトナーはトナー回収領域に吸着され
る確率が非常に高くなり、飛散し浮遊するトナーを確実
に吸着できる。また、トナー回収スペースに導かれたト
ナーもトナー回収領域に吸着されるため、トナーの再飛
散を防止する効果が非常に高くなる。
【0021】ここで、トナー回収領域に飛散トナーを確
実に吸着させるための他の手段としては、上記カバーガ
イドの感光体のトナー回収領域と対向する面を、トナー
に対して反発する構成としている。例えば、カバーガイ
ドの上記トナー回収領域と対向する面に、飛散トナーと
同極性に電圧を印加してなる電極を設けるか、同極性に
帯電される部材を設けることで、トナー回収スペースの
トナーがトナー回収領域へと反発されるため、よりトナ
ーの回収を確実に行えると同時に再飛散防止効果が助長
される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1に基づ
いて以下に説明する。該図は、画像形成装置における全
体の概略を示すものである。
【0023】図において、記録媒体である感光体1は、
例えばアルミ等のシリンダ形状のドラム表面に光導電層
が形成されている。また必要に応じて光透過性の絶縁性
部材等が表面に光導電層を保護するために形成されてい
る場合がある。
【0024】該感光体1は図において時計方向に画像形
成の開始指令により決められた速度で回転駆動される。
この回転周囲には、まず帯電手段2が配置されており、
感光体表面を均一に特定の極性に帯電させる。この帯電
後には、画像に応じた光像を照射するための光学手段が
配置されており、該光学手段を介して画像露光3が行わ
れる。この光学手段による光像の照射により、感光体表
面には画像に応じて静電潜像が形成される。
【0025】該静電潜像を可視像化するために、次に現
像装置4が配置されている。現像装置4は、トナーを特
定の極性に帯電させ、これを形成されたいる静電潜像に
付着させるために、現像ローラ41を備え、該現像ロー
ラ41に現像剤を吸着させ、対向する感光体1へと搬送
する。これにより、静電潜像にトナーが静電的に付着
し、可視像として現像される。
【0026】上記現像装置4によって現像されたトナー
画像は、次に転写帯電手段5にて静電的に適宜送られて
くるシート上に転写され、直後に帯電されるシートの電
荷を除去い、感光体1側に密着するシートを分離するた
めの分離用帯電手段6が配置されている。また、この転
写後には、感光体1の表面には転写されたなかった一部
のトナーが残留するため、この残留トナーを除去するク
リーニング装置7が配置されている。そのクリーニング
後、あるいはその前に感光体に残留する電荷を除去し、
次の画像形成に備えるための電荷除去装置8が配置され
ている。
【0027】上記電荷除去装置8は、光を利用するもの
であって、多数のLEDを感光体1の回転軸方向に平行
に配置し、感光体1を部分的にあるいは全域を光照射し
て除電するもの、又は一本のランプにて感光体1全域を
露光し電荷を除去するものである。
【0028】以上のようにして画像形成装置における画
像形成部が構成されており、さらに転写後のシート用紙
上のトナー像は未定着あるため、従来より周知である加
熱定着装置を通過させることでシート用紙上に熱融着さ
せている。この定着後に、シート用紙は画像形成装置外
部に排出される。
【0029】上記現像装置4は、図に示すように現像
剤、例えばキヤリア及びトナーからなる二成分系の現像
剤を貯蔵する現像槽40内に、回転する現像ローラ4
1、現像剤を撹拌しトナーを特定の極性に帯電させるた
めの撹拌ローラ42、及び図示していないトナーホッパ
より補給されるトナーを撹拌ローラ42側へと送り込む
トナー補給ローラ43が設けられ、さらに現像槽40内
の現像剤のトナー量を検出するための濃度検出センサ4
4等が設けられている。
【0030】上記現像ローラ41は図示していないが、
内部に多数の磁極から構成されるマグネットと、該マグ
ネットの周囲を覆い非磁性体からなる円筒形の回転スリ
ーブとから構成されている。該スリーブは図において反
時計方向に回転され、スリーブ上に上記マグネットの磁
力により現像剤を吸着していることで現像剤を感光体1
と対向する現像領域へと搬送し、現像領域を通過した現
像剤を現像槽40内に回収し、これにより新たに現像剤
と撹拌ローラ42にて撹拌混合され、再度現像ローラ4
1へと供給する。
【0031】この現像装置4に対し、該現像装置4より
トナー飛散が生じるため、該飛散トナーをクリーニング
装置7側へと回収させる装置を設けているが、この装置
の詳細については以下に説明する。特にクリーニング装
置7は、クリーニング筺体70内に、感光体1表面に適
度の力で圧接されたクリーニングブレード71を備え、
感光体1に残留するトナーを除去しており、該除去され
たトナーを一方向へと搬送し、トナー回収容器(図示せ
ず)へと送り込む搬送手段72を備えている。そして、
本発明による上記現像装置4より飛散したトナーを回収
する飛散トナー回収装置を、クリーニング装置7の一部
を利用して構成している。
【0032】(飛散トナー回収装置の一実施形態)ここ
で、本発明による飛散トナーを回収する装置の構成を説
明する前に、感光体1、帯電手段2、現像ローラ41及
びクリーニングブレード71の関係を説明する。図2は
その関係を示すものであって、図において感光体1には
画像形成領域(白色部分)10の外の両端部分に、本発
明にかかる飛散トナー回収装置の一部を構成するトナー
回収領域(斜線部分)11を画像形成領域10の延長上
に形成している。
【0033】画像形成領域10とは、画像形成を行うの
に必要な領域であって、該領域内にのみ画像が形成さ
れ、その外のトナー回収領域11には画像が形成されな
い。つまり静電潜像が形成されることはなく、帯電手段
2にて特定の極性に帯電されるのみである。
【0034】従って、感光体1は、画像形成領域10だ
けでなく、トナー回収領域11を含めた幅に形成されて
いる。そして、該感光体1の幅方向(回転軸方向)のほ
ぼ全域をクリーニングできる幅を有するクリーニングブ
レード71がクリーニング装置7に設けられている。特
にブレード71は、その先端が感光体1表面と適度の圧
力にて圧接されている。
【0035】また、クリーニングブレード71の設定幅
より多少小さめに、感光体1表面を均一帯電させるよう
に帯電手段2を設けてる。さらに、画像形成領域10に
形成される静電潜像を現像する現像ローラ41によるト
ナー付着領域を、トナー回収領域11の一部にかかるよ
うに設定している。
【0036】以上のように、感光体1の画像形成領域1
0の幅(Wim)より、現像ローラ12の現像可能領域
の幅(Wdv)を大きくしている。また、画像形成領域
10を含め、その両端部に設けられる回収領域11まで
の領域を帯電させる帯電幅(Wch)より、クリーニン
グブレード71によるクリーニング可能な幅(Wcl)
を大きく設定している。よって、各幅は、クリーニング
幅(Wcl)>帯電幅(Wch)>現像幅(Wdv)>
画像形成幅(Wim)となる。
【0037】これにより、帯電手段2にて感光体1表面
を均一に幅Wchにて帯電させることができ、画像露光
3により画像形成領域10に潜像が形成さるが、該領域
において露光されなかった領域の例えば、両端部の不要
電荷は図1のブランクランプ9にて除去され、該領域1
0内で静電潜像が形成される。しかし、トナー回収領域
11の電荷は上記ブランクランプ9にて除去されること
はない。ここで、上記ブランクランプ9は、現像ローラ
41の幅とほぼ同等の幅で、例えば現像幅Wdv−Wi
mの範囲のトナー回収領域11の電荷を除電する。
【0038】従って、潜像が形成された感光体1が現像
装置4に対向すると、現像ローラ41の作用により、ト
ナーが潜像に付着し、画像形成領域10の両端部にはト
ナーが付着されず、シート用紙に枠形状のトナー像が転
写されることはない。この時、現像ローラ41の両端部
においては、トナー回収領域11が存在しているため、
該領域11の帯電電荷により飛散トナーを含めて一部の
トナーが吸着される。そのため、現像ローラの両端部分
の過剰になったトナーがトナー回収領域11に付着し、
クリーニングブレード71にてクリーニング装置7内部
に回収されることになる。
【0039】上記トナー回収領域11に付着するトナー
は、現像ローラ41の両端部分であり、画像形成領域1
0内に形成されている静電潜像へのトナー付着には全く
関係はない。そのため、現像ローラ41の両端部で過剰
になるトナーが、トナー回収領域11に付着され、クリ
ーニング装置7へと運ばれるため、過剰になったトナー
が飛散するといったことが阻止できる。これはトナーの
飛散を防止することであり、飛散防止効果を奏する。つ
まり、現像ローラ41による現像に寄与できないトナー
が、現像ローラ41の両端部に溜まり、過剰なトナー濃
度になることによる該両端部からのトナー飛散を軽減で
きる。
【0040】しかしながら、上述の構成においてもどう
しても現像ローラ41の両端部でトナー飛散を完全に防
止することはできない。そこで、飛散するトナーを本発
明にいてはクリーニング装置7内に回収するために、以
下のように飛散トナー回収装置が構成されている。
【0041】以上の構成において、飛散トナーをさらに
効率よくクリーニング装置7へと回収するために、上記
トナー回収領域11に対応してクリーニング装置7のク
リーニング筺体70から延長されたカバーガイド75が
設けられている。該カバーガイド75は、感光体1のト
ナー回収領域11に対応して設けられており、感光体1
より所定の間隔を隔てて配置されている。
【0042】また、カバーガイド75は、その先端が現
像装置4の現像槽40の外装部分の近傍位置まで延長さ
れている。従って、カバーガイド75と感光体1の特に
トナー回収領域11とで形成されるスペースは、飛散ト
ナーを回収するためのトナー回収スペース76として構
成される。そこで、現像ローラ41の両端部より飛散す
るトナーは、感光体1の回転する方向に沿って、感光体
周面で生じるエアーの流れにより、上記カバーガイド7
5へと送り込まれ、該カバーガイド75を経由し、その
領域に対応するトナー回収領域11に静電的に吸着され
る。吸着されなかった不要トナー、特に静電的に反発す
る逆帯電トナーや、その他の浮遊トナーは、そのまた感
光体1の回転に沿ってクリーニング装置7側へと回収さ
れることにもなる。
【0043】以上説明したように飛散トナー回収装置
は、感光体1のトナー回収領域11にトナーを付着さ
せ、クリーニング装置7へと回収するための手段であ
り、上記トナー回収領域11、カバーガイド75、トナ
ー回収スペース76及びクリーニング装置7の一部で構
成されている。
【0044】ここで、飛散するトナーを上記カバーガイ
ド75と感光体1との間の空間、つまりトナー回収スペ
ース76へと効果的に導き入れるためには、該トナー回
収スペース76へとエアーが流れる経路を形成するとよ
い。特に、上述の説明では、感光体1の回転によるエア
ーの流れを利用し、その感光体周面でのエアー流にて、
上記スペース76へとエアーを引き込むようにし、飛散
及び浮遊したトナーをその流れに沿ってトナー回収スペ
ース76へと導いている。
【0045】そのためにも、図3に示すように、上記カ
バーガイド75は、感光体1と近接した状態で設け、特
に現像装置4側の間隔e1に比べてクリーニング装置7
側の間隔e2をe1>e2に設定する。これにより、感
光体1の回転を利用してエアーの流れを現像装置4側か
らクリーニング装置7側へと流れるエアー流を効果的に
形成できる。つまり、感光体1の回転によりその方向へ
のエアー流が形成される一方、さらに狭い部分へと流れ
込むに従ってエアーの流速度が増大し、クリーニング装
置7と対向することで急激にエアーの圧力が低下すれ
ば、現像装置4の下部近傍でのエアーを吸引する効果が
強くなる。
【0046】また、カバーガイド75としては、図3に
示すように現像装置4の現像槽40の下部まで延長させ
て設けることで、現像装置4下部に飛散するトナーの回
収をより確実に積極的に行うことができる。つまり、飛
散するトナーは、そのままカバーガイド75と感光体1
とで形成されるトナー回収スペース76に至り、感光体
1の回転によりクリーニング装置7へと、トナー回収領
域11に付着せずとも、回収される。
【0047】上述の例では、あくまで感光体1の回転を
利用したエアーの流れによりトナー回収スペース76へ
と導いている。これとは別に積極的にエアーの流れを形
成することで、飛散トナーを上記トナー回収スペース7
6へと導入できる効果が助長される。
【0048】そのために、上記トナー回収スペース76
に、図4に示すように、エアー吐出用のノズル77を現
像装置4の底面の両端部に対応して設けている。このノ
ズル77は、図2に示すように感光体1のトナー回収領
域11の方向へとエアーを吐出できるように配置されて
おり、現像装置4の両端部よりトナー回収領域11に向
くように多少斜め方向に決められる。
【0049】これにより、エアーは図4に示すようにカ
バーガイド75と感光体1との間のトナー回収スペース
へと流れ込み、この流れに沿って飛散するトナーが、こ
のトナー回収スペース76を介してクリーニング装置7
内に回収される。この回収途中で感光体1の帯電された
トナー回収領域11に、静電的に付着することもあり、
より効果的にクリーニング装置7に回収されることにも
なる。
【0050】ここで、ノズル77は、図4(A)によれ
ば、現像装置4の現像槽40の底面の外壁に形成された
もので、矢印方向へとエアーの吸引及び吐出を行う。ま
た、図4(B)は、現像装置4の底面外壁に別途形成さ
れたノズルを設けたものである。このノズル77からの
エアー吐出を行うために、図示しないファンが設けられ
ている。
【0051】トナー回収領域11とカバーガイド75と
の間のトナー回収スペース76に流れ込む飛散トナー
を、トナー回収領域11により効果的に吸着し、再飛散
を防止することも更に重要な要件でもある。そのため、
上記トナー回収領域11とカバーガイド75との間隔を
適宜設定することが重要となる。この間隔としては、
0.2〜5mm程度であり、0.2mm以下であれば、
その間隔の調整が非常に難しくなり、カバーガイド75
に滞留するトナー等にて、トナー回収領域11に付着し
ているトナーを離散させ、再飛散が生じることが考えら
れる。また、5mm以上であれば、トナー回収スペース
76に存在する飛散トナーがトナー回収領域11に静電
的に付着する効果が薄れ、感光体1の回転する流れに沿
ってクリーニング装置7へと回収されずに再飛散するこ
とが考えられる。
【0052】そのためにも、上述したカバーガイド75
の間隔を設定することで、トナー回収領域11による静
電気力により飛散トナーが吸引され、また、そのトナー
回収領域11に吸着されなくても、感光体1の回転方向
に吸引されていき、最終的にクリーニング装置7へと引
き込むことが可能になる。
【0053】上述のようにトナー回収領域11とカバー
ガイド75との間の回収スペース76へと飛散トナーを
積極的に導くために、エアーの流路を形成した事例を説
明したが、このエアーの流路のさらなる実施形態として
は、図5に示すように現像装置4の現像槽40の側壁内
面40aである現像ローラ41の両端面41aに対応す
る位置に、吸引開口78aを、また感光体1のトナー回
収領域11に対応する位置に吐出開口78bを形成し、
この両開口間を湾曲した連通路78にて連通したエアー
流路を形成する。
【0054】上記吸引開口78aは、現像ローラ41の
端面に対向する現像層40の側壁内面40aであって、
感光体1と対向する近傍である。そして、上記連通路7
8の湾曲部78cの一部の通路を狭く形成している。
【0055】この構成によれば、感光体1の回転する周
囲のエアーは、その感光体1の回転方向へとエアーの流
路が形成される。そこで、その流れに沿って吸引開口7
8aよりエアーが吸引され、吐出開口78bよりトナー
回収領域11へ向けてエアーが吐出されるエアーの流路
が形成される。そのため、その流路に沿ってエアーがな
がれ、飛散するトナーはその流れに沿ってトナー回収領
域11へと向かい、回収されることになる。
【0056】ここで、吸引開口78aは、吐出開口78
bより小さく形成され、かつ吐出開口78bへと向かう
途中の連通路78の湾曲部78cの一部を、幅狭に形成
しているため、この部分でエアーの流速が上がり、圧力
が高くなる。そのため、吸引開口78aよりエアーが吸
引され、そして、吐出開口78b部分では圧力が急に低
下するため、吐出開口78bよりエアーが吐出される流
路を、感光体1の回転に合わせて確保できる。これによ
り、ファン等のエアー流路の発生手段を設ける必要がな
くなる。また、吐出開口78bが大きいことから、エア
ーの吐出が確実に行えるだけでなく、エアーの流速は下
がり、感光体1のトナー回収領域11に付着しているト
ナーを飛散させる危惧はない。
【0057】以上説明した通り、飛散トナーの回収装置
は、現像ローラ41両端部のトナーを事前に吸着するこ
とで、飛散トナーの発生を抑制できる一方、飛散トナー
についてはトナー回収スペース76へと導入させ、クリ
ーニング装置7へと回収できる。そこで、トナー回収ス
ペース76へは、感光体1の回転又はエアー発生手段を
設けることでエアーの流路を形成することで、効率よく
現像ローラ41端部の飛散トナーを導入でき、飛散トナ
ーの回収を容易にしている。
【0058】(飛散トナー回収装置の他の実施形成)以
上は、飛散するトナーが現像ローラ41の両端部である
点に注目し、該両端部で飛散するトナーを回収する事例
を説明した。しかし、飛散するトナーとしては、両端部
に比べて非常に少ないものの中央部においても多少なり
ともトナー飛散することもある。この飛散するとこが少
ない領域におけるトナーをも回収し、全域における飛散
トナーを回収する実施形態を以下に示す。
【0059】図6に示すように、現像装置4の現像槽4
0の底面に、現像ローラ41の画像形成領域10の幅と
同等、あるいは多少大きめ又は小さめの幅にわたってシ
ール部材79を設けている。該シール部材79は、その
先端が感光体1と所定の間隔、特に形成されたトナー画
像が接触しない間隔になるように、それと反対側が、上
記現像槽40に固定されている。
【0060】従って、図7にエアーの流れを示すよう
に、感光体1の回転によりその回転方向にエアーの流れ
が、特に感光体1近傍の周辺のエアーが感光体1の回転
方向に沿って流れる。この流れは、上記シール部材79
に一時てせき止められる。そのため、図7に示す通り、
そのエアーはシール部材79表面に沿って左右、つまり
感光体1の回転軸方向に左右に流れ、両端部のカバーガ
イド75とトナー回収領域11との間のトナー回収スペ
ース76へと導かれることになる。
【0061】このように、シート部材79を、現像装置
4における画像形成領域10に対応する部分に設けるこ
とで、現像装置4の特に現像ローラ41の回転により生
じる飛散トナーを、感光体1の回転方向のエアーの流れ
に沿って、現像ローラ41端部へと導くことができ、そ
の位置に設けらているトナー回収領域11に沿うカバー
ガイド80との間のトナー回収スペース76へと効果的
に飛散トナーを集めることができる。これであれば、先
に説明したように現像ローラ41の画像形成に寄与しな
い両端部でのトナー飛散だけでなく、画像形成領域10
にて生じる飛散トナーをも同時にクリーニング装置7に
回収することが可能になる。
【0062】上記シール部材79は、中央部の位置を高
く、両端部分を低くすることで、シール部材79でせき
止められたエアーは、両端部方向への流れを容易に変更
でき、両端部に配置されてるトナー回収スペース76部
分へと確実に導くことができる。
【0063】ここで、クリーニング装置7へと飛散トナ
ーを回収する際に、該クリーニング装置7にて除去され
たトナーが飛散するのを防止することも重要なことの一
つともいえる。つまり、回収した飛散トナーを含めてク
リーニングされたトナーが飛散すると同様に該トナーに
て装置内を汚すだけでなく、形成画像を乱すことにもな
る。
【0064】このクリーニング装置7からのトナーの再
飛散防止のために、図8及び図9に示すように感光体1
の画像形成領域10とトナー回収領域11に対応するク
リーニング装置7内の部分を区分するために、クリーニ
ング装置7の筺体70に仕切板73にて仕切る。従っ
て、カバーガイド75にて形成されるトナー回収スペー
ス76を介して、クリーニング装置7内に流入するエア
ーが、画像形成領域10での残留するトナーをブレード
71にて除去する領域まで流れ込むことがなくなる。そ
のため、上記仕切板73にて画像形成領域10に対応へ
の流れが止められ、ブレード71にて除去れた残留トナ
ーが、飛散することを防止すると同時に、回収される飛
散トナーが、上記画像形成領域10へと流れる時に再度
飛散するのを合わせて防止できる。
【0065】上記仕切板73は、クリーニング装置7の
筺体70内を完全に区分するものでなくとも、クリーニ
ング装置7のクリーニング面近くに少なくとも配置する
ことで上述した効果を得ることができる。しかも、仕切
板73をクリーニング装置7のクリーニング面開口部の
少々奥まった図9に示すような位置に配置することで、
その製造が複雑になることはない。
【0066】また、トナー回収スペース76に回収され
たトナーが、感光体1のトナー回収領域11の帯電電荷
にて反発される逆帯電されたものや、その他の要因によ
りクリーニング装置に回収されずに浮遊し、最終的にこ
の回収スペース外に飛び出すものが考えられる。そのた
め、トナー回収スペース76に導かれた飛散トナーをよ
り効果的に回収し、捕集することが好適である。
【0067】そのためにも、図10に捕集部80の配置
位置を示すように、クリーニング装置7近くに、捕集用
のトナー捕集部を形成している。このトナー捕集部80
は、ガイド75と一体的に形成すればよく、相当に深い
スペースで形成されている。このように構成すること
で、感光体1のトナー回収領域11にて静電的に吸着さ
れなかったトナーは、このトナー捕集部80の位置で、
エアーの流速が落ち、その位置に捕捉され、飛散するこ
とがなくなる。そのため、エアー流に乗って導かれ、上
記トナー回収領域11にも吸着されなかったトナーが、
捕集部80にて捕捉され、この位置からのトナー飛散が
阻止される。
【0068】(飛散トナー回収装置のその他の実施形
態)以上は、飛散するトナーを感光体の両端部に設けた
トナー回収領域11へのトナーの静電的な捕集を説明し
た。そこで、この捕集したトナーをトナー回収領域11
へと静電的に付着させることで、クリーニング装置7内
部へとトナーを導き、同時にクリーニングできるため、
トナー飛散をより効果的に防止できる。
【0069】そのためにも、上記トナー回収領域11の
帯電電位を、画像形成領域10の帯電電位より高くする
ことでトナーの静電的な吸着力を増し、飛散トナーの再
飛散を効果的に阻止できる。つまり、トナー回収領域1
1によりトナーの吸着力を、画像形成領域10による吸
着力より大きくなるように帯電電位に設定する付与手段
を設ける。
【0070】その付与手段の一例としては、帯電手段2
にて感光体1を均一帯電させた場合、画像形成領域10
においては、クリーニング後に一様に除電する。この除
電領域においは、画像形成領域10の範囲にする。該除
電は、クリーニング装置7の下流側に配置された光除電
手段8を駆動制御することで除電する。
【0071】しかし、感光体1のトナー回収領域11に
ついては上記除電手段8にて除電せせずに、再度帯電手
段2に帯電させる。これによりトナー回収領域11にお
ける帯電電荷が蓄積され感光体1による飽和する帯電電
位まで上昇させることが可能になる。
【0072】ここで、帯電手段2としては、コロナ放電
器であり、感光体1表面と対向する位置にグリッドを配
置したスコロトロン方式による帯電器を設ける。このグ
リッドに所定の電圧Vgを印加すれば、感光体1表面の
帯電電位はグリッド電圧Vgに帯電される。しかし、感
光体1は回転するため短時間に帯電手段2を通過して帯
電作用を受けることができないため、グリッド電圧Vg
に対し帯電電位Vpは等しくならず、Vg>Vpの関係
で帯電される。そして、画像形成後に除電手段8にて除
電され、再度帯電手段2にて帯電されるとVg>Vpの
関係が維持され、常に一定の電位で帯電されるため、画
像形成が安定する。
【0073】一方、トナー回収領域11においては、除
電手段2にて除電されずに、再度帯電手段2にて帯電さ
れると、先に帯電された電位以上に帯電され、その電位
はその回数が増す毎に上昇し、最終的にトナー回収領域
11の帯電電位Vpはグリッド電圧Vgに等しく(Vp
=Vg)なる。従って、トナー回収領域11の帯電電位
は、画像形成領域10の帯電電位より高く(特に絶対値
で高く)なり、飛散トナーの静電的な吸引力が強まる。
また、トナー回収スペース11へと導かれたトナーはト
ナー回収領域11の静電吸引力にて吸着される作用が増
強される。
【0074】ここで、コロナ放電による帯電手段2とし
てスコロトロンについて説明したが、グリッド電極を備
えないコロトロン方式のコロナ放電による帯電器でも同
様であり、除電されずに帯電電荷が存在すれば、それよ
りさらに高い電位に帯電され、その電位は飽和するまで
高くなるり、その飽和電位に落ち着く。この帯電電位は
均一でなくとも飛散トナーを静電的に吸着できればよ
く、精度の高い帯電は要望されない。
【0075】また、トナー回収領域11の帯電電位を画
像形成領域10の帯電電位より絶対値で高くする付与手
段の他の実例としては、上述の実例だけでなく、画像形
成領域10のみを帯電する帯電手段2とは別に、トナー
回収領域11を別途帯電する回収用帯電手段を上記帯電
手段2とは別に設ける。そして、この回収用帯電手段
は、感光体1を帯電させる際に、帯電手段2にて帯電さ
せる帯電電位より高くなるように電圧印加が行われる
か、特にグリッド電極等を設ける帯電手段であれば、グ
リッドと感光体との間の距離を、帯電手段2のグリッド
と感光体1との間の距離をより短く設定する。
【0076】この構成によれば、帯電手段2とは別に回
収用帯電手段を別途設ける必要があるものの、感光体1
の除電時に、部分的に除電することなく、感光体1の全
域を均一に除電できる。そのためにも1本のランプを設
けて均一除電できる。この構成による効果においても上
述したものと同様である。
【0077】トナー回収領域11の帯電電位を画像形成
領域10の帯電電位より絶対値で高くする他の付与手段
の実例としては、図11に示すように、同一帯電手段2
を設け、特にトナー回収領域11の対応する部分の帯電
部のグリッド電極22を感光体1側に近づけて配置した
ものである。つまり、コロナ放電ワイヤ21は、感光体
1をトナー回収領域11を含む幅Wchまで帯電できる
幅で張架されており、またトナー回収領域11と対向す
る領域のグリッド電極22bを、画像形成領域10に対
応する領域のグリッド電極22aに対し、感光体1との
間隔が短くなるように設定されている。従って、該帯電
手段2を駆動することで、グリッド電極22a及び22
bに同一の電圧を供給しても、トナー回収領域11の感
光体表面の電位が画像形成領域10に電位より高くな
る。
【0078】また、図12に示すものは、帯電手段2と
しては、針電極23を感光体1の回転軸方向に多数配置
したもので、ワイヤによるコロナ放電に比べて供給する
電圧を低くできると同時に、放電時に生じるオゾンの発
生を少なくできる。この帯電手段2は、図に示すよう
に、針電極23は、画像形成領域11に対応する部分の
針電極23aに比べ、トナー回収領域11に対応する部
分の針電極23bを感光体1に近づくようにしている。
つまり、針電極23の電極23bの高さbは、電極23
aの高さaより高く設定されており、これによりトナー
回収領域11での帯電電位を画像形成領域10での帯電
電位より高くできる。
【0079】さらに、図13は、上述した帯電手段2に
てトナー回収領域11の帯電電位を高く設定する他の形
態を示すものであって、コロナ放電ワイヤ21は、トナ
ー回収領域11の境界面近くで、図14に示すように絶
縁性補助板24を介して張架されている。これにより、
コロナ放電ワイヤ21のトナー回収領域11と対応する
部分21bは、感光体1に近づけることができ、この領
域の帯電電位を、画像形成領域10の帯電電位より高く
できる。
【0080】以上はトナー回収領域11の帯電電位を画
像形成領域10の帯電電位より絶対値において高く設定
するための実施形態を示したものであって、飛散するト
ナーを、トナー回収領域11へと静電的に吸着できる効
果を高めている。
【0081】これに対し、カバーガイド75にて形成さ
れるトナー回収スペース76に捕捉された飛散トナー、
特にトナー回収領域11に吸着されないトナーをトナー
回収領域11に吸着させるための他の実施形態を図15
に従って説明する。
【0082】これは、トナー回収領域11の帯電電位を
高くすることとは別に、該トナー回収領域11へのトナ
ーの静電的な吸着を助長する手段としては上記カバーガ
イド75に設けて、トナーを反発させる。そのため、図
15に示すようにカバーガイド75の感光体1であるト
ナー回収領域11に対向させて電極81を設ける。この
電極81に帯電されるトナーと同極性の電圧を印加す
る。そのため、トナーは電極81にて反発され、トナー
回収領域11に付着され、クリーニング装置7へと効果
的に回収される。
【0083】また、上記電極81に同極性に逆帯電され
たトナーは、電極81側に捕捉されることにもなり、飛
散することが阻止される。しかも、電極81からの電荷
注入を受けて、トナー回収領域と逆極性に帯電される
と、トナー回収領域11に静電的に付着されて、クリー
ニング装置7へと回収されることにもなる。
【0084】しかも、図15においてカバーガイド75
のトナー回収領域11と対向する面に電極81を設ける
代わりに、飛散トナーと同極性の帯電系列の物質をコー
トする。この物質としては、トナーが例えば負に帯電さ
れるものでれば、フッ素系樹脂、例えばポリテトラフロ
ロエチレン(商標名;テフロン)をコート又はそのテー
プを貼り付けて被覆層81を設ける。これにより飛散ト
ナーと摩擦等にて被覆層81が帯電されることで、トナ
ーと同極性となり、飛散トナーを反発し、トナー回収領
域11に吸着される作用が助長される。
【0085】上述したように、カバーガイド75に、ト
ナー回収領域11へとトナーを吸着される作用力を助長
させる手段を、トナーと同極性の電圧が印加される電極
81又はトナー帯電系列に対して同極性に帯電される物
質をコートした被覆層81を設けることで、トナー回収
スペース76内のトナーをトナー回収領域11に吸着さ
せる作用を増強させている。そのため、上述したトナー
回収領域11の帯電電位を画像形成領域10の帯電電位
と同等にしても、同様の効果を得ることができ、この帯
電電位を上げることでさらに効果が助長されることにな
る。
【0086】(飛散トナーの回収のためのその他の実施
形態)一方、飛散するトナーには、逆極性に帯電された
トナーがあることは説明した通りである。このトナー
は、トナー回収領域11と同極性であるため、回収され
ずに浮遊される確立が強い。しかし、上述したようにカ
バーガイド80にて形成されるトナー回収スペース76
へと流れ込むエアーの流路を形成することで、回収する
ことはできる。さらに、この逆極性に帯電される飛散ト
ナーを回収する効果的な実施形態を以下に説明する。
【0087】これは、トナー回収領域を一時的に逆帯電
される飛散トナーと逆極性に帯電させることである。そ
のために、先に説明したようにトナー回収領域11と画
像形成領域10とを帯電する帯電手段をそれぞれ個別に
設ける。そして、トナー回収領域11を帯電する回収用
帯電手段にて一定周期で帯電電圧を切り換えるようにす
る。つまり、トナー回収領域11は、回収用帯電手段に
て飛散するトナーを静電的に吸着させるたの電位に交互
に切換られた帯電される。
【0088】例えば、感光体1の回転数に応じて最初
は、飛散トナーと逆極性、つまり画像形成領域10の帯
電極性と同極性に帯電され、飛散するトナーをトナー回
収領域11に吸着させる。そして、所定の回転後に上記
極性と逆極性、つまり画像形成領域10の帯電極性と逆
極性にトナー回収領域11を帯電させ、現像装置4より
飛散する画像形成に寄与することない逆帯電トナーを、
静電的にトナー回収領域11に吸着させることで、より
効率よく飛散する逆帯電トナーを回収できる。
【0089】ここで、逆帯電トナーは、画像形成に寄与
するトナーに比べて非常に少なく、その回収について
は、頻繁に行う必要はなく、例えば画像形成回数におい
て100枚コピー毎に、一度行うように、適宜設定した
周期で繰り返し行えば効果的である。また、感光体の1
回転毎に帯電極性を切換制御してもよい。
【0090】この帯電極性の切換は、回収用帯電手段に
供給する電圧を、その都度正負に切換制御すればよい。
また、帯電電位としては、画像形成領域10の帯電電位
に比べ、絶対値で高くすることでトナーの吸着効果を高
めることができる。この場合、クリーニング装置7の下
流側に配置される光除電手段12にて感光体1全域を均
一に除電した後に、帯電手段2及び回収用帯電手段を用
いて、画像形成領域10及びトナー回収領域11が個別
に帯電される。
【0091】以上説明したように、本発明の飛散トナー
の回収装置を整理すれば、感光体1の現像ローラ41の
両端部分、特に画像形成領域10を外れた両端部にトナ
ー回収領域11を設け、このトナー回収領域11を飛散
トナーとは逆極性に帯電させ、現像装置4を通過させる
ため、現像ローラ41にて拘束しきれなかった現像に寄
与されない飛散するトナーが、静電的に吸着されてクリ
ーニング装置7へと回収される。
【0092】この場合、トナー回収領域11と対向する
領域にカバーガイド75を、該トナー回収領域11と一
定の間隔を隔てて配置しているため、飛散トナーを、こ
のトナー回収スペース76へと導き、トナー回収領域1
1に該トナーを静電的に吸着させてクリーニング装置7
で回収できる。
【0093】また、上記トナー回収スペース76へとエ
アーの流れ作ることで、飛散トナーをその流れに沿って
トナー回収スペース76へと収集できる。このエアーの
流れを、感光体1の回転を利用することができ、また感
光体1の回転を利用することで現像ローラ41の全域で
生じる飛散トナーをトナー回収スペース76部分へと効
果的に捕集させることもできる。
【0094】さらに、トナー回収領域11の帯電電位を
画像形成領域10の帯電電位より絶対値で高くするよう
にすれば、飛散したトナーをトナー回収領域11へと静
電的に吸着させるための効果を高め、より効果的に回収
できる。
【0095】また、トナー回収スペース76を形成する
ためのカバーガイド75にて、飛散トナーと逆極性の電
界を発生するようにすれば、トナー回収領域11へと飛
散トナーが静電的に吸着される効果を高めることが可能
になる。
【0096】なお、本発明の各種実施形態において、現
像装置4としては感光体1に形成される静電潜像とは逆
極性に帯電されるトナーを利用して現像を行うものにつ
いて説明した。そのため、形成される潜像において、画
像形成部分の帯電電位を低くするようし、その低くなっ
た部分にトナーを付着させる反転現像方式を利用するも
のにおいては、トナーとしては感光体1を帯電手段2に
て帯電させる極性は同極性となる。そのためトナー回収
領域11の帯電電位も、トナーと同極性になるものの、
その時の帯電電位は、画像形成のための電位、つまりト
ナーが付着する電位になるように画像露光時に行う露光
光量と同等の光を照射すれば、飛散トナーを静電的に吸
着させることが可能になる。従って、トナー回収領域1
1に帯電電位は、画像形成領域におけるトナー付着部分
の電位と同等に、またはそれより付着する効果が高まる
ように上下に設定される。
【0097】さらに、本発明による上述した各種実施形
態にて説明した現像装置4は、二成分系の現像剤を用い
た磁気ブラシ現像方式であるが、この方式に限らず、一
成分系の現像剤、磁気ブラシでなく現像ローラにトナー
の静電的に吸着させる行う現像方式においても同様にし
て実施できることは勿論である。つまり、感光体1の一
部に設けられるトナー回収領域11に飛散トナーを吸着
させるように、該トナー回収領域11に帯電を行い、こ
のトナー回収領域11を含めてクリーニング装置7で付
着トナーを回収するように構成すればよく、このトナー
回収領域11にトナーを効果的に付着させるように上述
した実施形態を適宜選択して利用すればよいことであ
る。
【0098】
【発明の効果】本発明によるトナー飛散防止装置によれ
ば、飛散しやすい両端部の現像剤を事前に回収できるた
めのトナー飛散を軽減できる。しかも、飛散トナーをク
リーニング装置へと回収するために、従来のように回収
電極や反発電極を不要にでき、よって装置の小型化及び
コスト低減が行える。
【0099】またエアーをトナー回収領域へと流れ込む
ようにすることで、飛散トナーを回収領域へと効率よく
導き入れることができクリーニング装置へと回収でき
る。
【0100】しかも、記録媒体の回転により形成される
エアー流路を利用し、現像ローラ全域に生じる飛散トナ
ーをトナー回収領域へと容易に導くことができる。
【0101】そして、トナー回収領域に飛散トナーを吸
着させるため、飛散トナーがトナー回収スペースより再
飛散することもなくなる。特にトナーの静電的に吸着さ
れる吸引力を強めるか、またトナー回収スペース内での
トナーの反発力を強くすることで飛散トナーのクリーニ
ング装置への回収をより確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置における画像形成部の概
略を示す図であり、現像装置から飛散するトナーを回収
装置を備えた画像形成部の断面図である。
【図2】本発明にかかる飛散トナーの回収原理を説明す
るための平面図である。
【図3】図1の飛散トナーの回収装置の一例を示すもの
で、トナー回収スペースへとエアーの流れを形成するた
めの要部拡大断面図である。
【図4】図1における飛散トナー回収装置を構成するト
ナー回収スペースへと積極的にエアーの流路を形成する
ためにエアー吐出ノズルを設けたものであって、(A)
は現像装置の現像槽にノズルを設けた状態を示す図、
(B)は現像装置の底面に別途ノズルを配置した状態を
示す図である。
【図5】図1における飛散トナー回収装置のトナー回収
スペースへとエアーを流し込む他の実施形態を示す断面
図である。
【図6】本発明の飛散トナー回収装置の他の実施形態に
おける要部断面図である。
【図7】図6に示すトナー回収装置におけるエアーの流
れを示した斜視図である。
【図8】本発明による飛散トナー回収装置による回収ト
ナーの飛散を防止するための事例を示す斜視図である。
【図9】図8における平面図である。
【図10】本発明による飛散トナー回収装置による回収
トナーの飛散を防止する他の実例を示す断面図である。
【図11】本発明の飛散トナー回収装置のその他の実施
形態におけるトナー回収領域の帯電電位を高するための
帯電手段の実例を示す平面図である。
【図12】図11におけるトナー回収領域の帯電電位を
高くするための帯電手段の他の実例を示す平面図であ
る。
【図13】図11におけるトナー回収領域の帯電電位を
高くするための帯電手段の他の実例を示す平面図であ
る。
【図14】図13の帯電手段によりコロナ放電ワイヤを
張架方法の一例を示す断面図である。
【図15】本発明の飛散トナー回収装置のその他の実施
形態におけるトナー回収領域でのトナーの静電的な吸着
力を強める実例を示す断面図である。
【図16】従来の飛散トナーを防止し、飛散トナーを回
収する装置の一例を示す断面図である。
【図17】従来の飛散トナーを回収する他の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 感光体 10 画像形成領域 11 トナー回収領域 2 帯電手段 21 コロナ放電ワイヤ 22 グリッド電極 23 針電極 4 現像装置 41 現像ローラ 7 クリーニング装置 71 クリーニングブレード 75 カバーガイド 76 トナー回収スペース 77 エアー吐出ノズル 78 エアー流通路 79 シール部材 80 トナー捕集部 81 電極(又は被覆層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電可能な記録媒体と、該記録媒体の画
    像形成領域より外れた位置に設定されたトナー回収領域
    を含めて帯電させる帯電手段と、上記画像形成領域に形
    成される静電潜像をトナーにて現像する領域を有する現
    像装置と、上記記録媒体の画像形成領域及びトナー回収
    領域を含めてクリーニングを行うクリーニング装置と、
    を備え、 上記クリーニング装置より上記現像装置の下部近傍まで
    延び、かつ上記トナー回収領域に対応しており、該トナ
    ー回収領域と所定の距離を隔てて配置されたカバーガイ
    ドにてトナー回収スペースを形成し、飛散トナーをトナ
    ー回収スペースと対向する上記トナー回収領域に付着さ
    せクリーニング装置へと回収させることを特徴とする飛
    散トナー回収装置。
  2. 【請求項2】 上記カバーガイドは現像装置の底面まで
    延長され、現像装置近傍の感光体面までの距離を、クリ
    ーニング装置近傍の感光体面までの距離より大きく設定
    されていることを特徴とする請求項1記載の飛散トナー
    回収装置。
  3. 【請求項3】 上記カバーガイドにて形成されるトナー
    回収スペース部分へと流れる込むエアー流を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の飛散トナー回収装置。
  4. 【請求項4】 帯電可能な記録媒体と、該記録媒体の画
    像形成領域より外れた位置に設定されたトナー回収領域
    を含めて帯電させる帯電手段と、上記画像形成領域に形
    成される静電潜像をトナーにて現像する領域を有する現
    像装置と、上記記録媒体の画像形成領域及びトナー回収
    領域を含めてクリーニングを行うクリーニング装置と、
    を備え、 上記クリーニング装置より上記現像装置の下部近傍まで
    延び、かつ上記トナー回収領域に対応しており、該トナ
    ー回収領域と所定の距離を隔てて配置されたカバーガイ
    ドにてトナー回収スペースを形成し、 上記現像装置底面に感光体より所定の間隔を隔てて配置
    され感光体の回転する周面方向に沿って流れるエアーを
    一時せき止め、そして上記トナー回収スペースへと導く
    シール部材を設け、飛散トナーを上記トナー回収スペー
    スへと導きクリーニング装置へと回収させることを特徴
    とする飛散トナー回収装置。
  5. 【請求項5】 帯電可能な記録媒体と、該記録媒体の画
    像形成領域より外れた位置に設定されたトナー回収領域
    を含めて帯電させる帯電手段と、上記画像形成領域に形
    成される静電潜像をトナーにて現像する領域を有する現
    像装置と、上記記録媒体の画像形成領域及びトナー回収
    領域を含めてクリーニングを行うクリーニング装置と、
    を備え、 上記クリーニング装置より上記現像装置の下部近傍まで
    延び、かつ上記トナー回収領域に対応しており、該トナ
    ー回収領域と所定の距離を隔てて配置されたカバーガイ
    ドによりトナー回収スペースを形成し、 上記トナー回収領域を、画像形成領域に形成される静電
    潜像にトナーが吸着される吸着力より大きくなるように
    帯電電荷を付与する手段を設け、飛散トナーをトナー回
    収スペースと対向するトナー回収領域に付着させクリー
    ニング装置へと回収させることを特徴とする飛散トナー
    回収装置。
  6. 【請求項6】 上記トナー回収領域の吸着力を、画像形
    成領域の吸着力より大きくなる帯電電荷を付与させる手
    段は、帯電手段にて部分的に帯電電位を制御するか、あ
    るいはトナー回収領域を除電せずにそのまま帯電手段で
    帯電させることを特徴とする請求項5記載の飛散トナー
    回収装置。
  7. 【請求項7】 上記カバーガイドの感光体のトナー回収
    領域と対向する面に、トナーに対して反発させる手段を
    設けたことを特徴とする請求項1、請求項4、請求項5
    いずれかに記載の飛散トナー回収装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209914A (ja) * 2007-01-31 2008-09-11 Canon Inc 現像装置及びプロセスカートリッジ、並びに画像形成装置
JP2011232363A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2016090879A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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JP2011232363A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
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