JPH0611970A - 画像形成装置の現像装置 - Google Patents

画像形成装置の現像装置

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JPH0611970A
JPH0611970A JP4169255A JP16925592A JPH0611970A JP H0611970 A JPH0611970 A JP H0611970A JP 4169255 A JP4169255 A JP 4169255A JP 16925592 A JP16925592 A JP 16925592A JP H0611970 A JPH0611970 A JP H0611970A
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Masayasu Anzai
正保 安西
Yoshitaka Fujinuma
善隆 藤沼
Yasuo Kikuchi
康夫 菊池
Katsuhiro Akinaga
勝博 明永
Masaaki Akutsu
雅昭 圷
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Developing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は画像形成装置の現像装置に関するも
のであり、その目的とするところは、現像剤担持体付近
に生じるキャリアステイック及びキャリア飛散による不
具合を防ぐためのキャリア回収部材を現像剤担持体に近
接して設置可能な現像装置を提供し、現像装置の小型化
を図ることである。 【構成】 現像剤担持体5から離脱したキャリアを回収
する部材30を現像用磁極に隣設される搬送用磁極に近
接させて設けるとともに、前記キャリア回収部材30内
には、前記現像用磁極と同一極性を有する磁極を設け
た。また、前記キャリア回収部材30には前記現像剤担
持体5に印加するバイアス電圧以上の電圧を印加した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置の現像装置
に関するものであり、特に現像剤担持体から離脱したキ
ャリアを回収する手段を備えた画像形成装置の現像装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に本願発明者等が先に提案した
(特願平3−297636号)画像形成装置の現像装置
付近の構成を示す。
【0003】ドラム状の感光体9は帯電器10のコロナ
放電により周囲が均一に帯電された後、半導体レーザー
やLED等の光源11により原稿画像に対応した潜像が
形成される。そして後で詳述する現像装置においてトナ
ーとキャリアからなる現像剤6のうちのトナーのみが感
光体9の周面に付着して潜像の顕像化(現像)がなさ
れ、そのトナー像が所定のタイミングで搬送されてきた
転写紙(図示せず)に転写され、定着された後に排紙ト
レイ(図示せず)に搬送される。
【0004】現像剤容器1底部には撹拌補助部材2を付
加した回転軸に螺旋状の翼を有する2本のスクリュー状
の撹拌部材3、4が設けられており、現像剤を撹拌、混
合しながら現像剤担持体5まで現像剤6を搬送する。
【0005】現像装置の現像剤容器1内には、感光体9
と所定の間隔をおいて対向する現像剤担持体5が配置さ
れている。この現像剤担持体5は内側に現像用磁極N1
及び搬送用磁極S1,S3,N2,S2を有する固定状態の
マグネットロール18と、そのマグネットロール18の
外側に回転可能に設けた導電性のスリーブ19とから構
成されている。
【0006】現像剤担持体5の斜め下方で且つ現像剤容
器1の底部付近には、スクリュー状の第1撹拌部材3が
現像剤担持体5と平行に配置されている。また現像剤容
器1の底部付近で且つ第1撹拌部材3よりも若干斜め上
方(β=5〜25度)には、第1撹拌部材3と平行に第
2撹拌部材4が配置されている。このように第2撹拌部
材4を第1撹拌部材3よりも上方に配置することにより
現像剤6の滞留がより少なくなり、良好な流動性が得ら
れる。
【0007】撹拌部材3、4は図15に示すように軸部
20と、その軸部20に対して所定のピッチでスパイラ
ル状に巻かれた翼21と、軸部20上に1ピッチおきに
取り付けられた撹拌補助部材2とから構成されている。
撹拌補助部材2は翼21とほぼ同じ方向、すなわち翼2
1によって現像剤6が送られる方向に沿うように軸部2
0の軸心に対して傾斜するように取り付けられている。
なお、図1に示すように第1撹拌部材3は反時計方向
に、第2撹拌部材4は時計方向に、それぞれ同時に回転
するようになっている。
【0008】第1撹拌部材3と第2撹拌部材4の間の上
方位置には仕切り板17が配置され、その両端が現像剤
容器1の側板(図示せず)に支持される。
【0009】現像剤担持体5と第1撹拌部材3の間に
は、板状の邪魔部材7が配置されている。第1撹拌部材
3の回転によって撹拌、混合された現像剤6は邪魔部材
7に衝突して撹乱されたのち現像剤担持体5に供給され
てスリーブ19上に磁気的に付着され、規制部材8で現
像剤担持体5上の現像剤層の厚さが規制される。規制部
材8で規制されてあふれた現像剤6は、傾斜案内板12
を通り予備撹拌部材13に運ばれる。なお、予備撹拌部
材13を必ずしも設ける必要性はなく、傾斜案内板12
をすべり落ちてくる現像剤6を直接第2撹拌部材4側へ
戻すようにしてもよい。
【0010】規制部材8の下を通過した現像剤6はスリ
ーブ19の回転により感光体9と対向し現像剤6のうち
トナーのみが感光体9に付着し、現像を終えた現像剤6
は邪魔部材7の先端で現像剤担持体5からかき落とさ
れ、再び撹拌混合される。
【0011】トナーホッパ14は、現像剤容器1上に設
けられており、現像剤中のトナー濃度が一定レベル以下
になったときトナーフィードロール15を回転駆動し、
トナー16を予備撹拌部材13上に投入する。このとき
供給されたトナー16は、傾斜案内板12上から運ばれ
てくる現像剤6と予備撹拌された後、第2撹拌部材4な
らびに第1撹拌部材3により十分に撹拌、混合される。
【0012】左右の撹拌部材3、4の間に設けられた仕
切り板17は、トナー16の補給直後で混合、撹拌が十
分行われない帯電の不十分なトナー、あるいは浮遊トナ
ーが現像剤担持体5側に移送されるのを防いだり、現像
剤6の淀みを防止したり、第1撹拌部材3側の現像剤6
の層厚(レベル)を一定に維持するのに有効である。
【0013】上述のように本願発明者等が先に提案した
現像装置によれば、現像剤容器1内における現像剤6の
撹拌および搬送を極めて効率よく安定に行えることが明
らかとなった。しかしながら、感光体9に対向する現像
剤担持体5部位において、現像の際、現像剤担持体5上
に付着していなければならないキャリアが離脱するとい
う問題が新たに生じた。
【0014】以下、このキャリアの離脱現象について2
成分現像剤を用いて反転現像する場合を例にとり説明す
る。
【0015】図2のように表面電位V0に帯電された感
光体上を画像情報に基づいて露光すると、露光部分の残
留電位はVRとなる。上述したように現像剤担持体5内
部にはマグネットロール18が設けられており、このマ
グネットロール18によって現像剤担持体5表面には2
成分現像剤の磁気ブラシが形成されているので、感光体
9の回転に伴い前記露光部分が磁気ブラシ付近に達する
と、現像剤担持体5に印加されたバイアス電圧VBとVR
との電位差をもって、帯電電位と同極性に摩擦帯電した
トナーがキャリアから離脱し、前記露光部分に付着され
る。この際、磁気ブラシを構成するキャリアは現像剤担
持体5内のマグネットロール18によって現像剤担持体
5表面に保持されているが、この保持力よりも感光体9
上の潜像および背景部(非潜像部)に吸引される力が強
くなると、前記キャリアが現像剤担持体5から離脱し感
光体9上に付着する現象が生じてしまう(この現象は一
般的にキャリアスティックと呼ばれている)。なお、キ
ャリアステイックは主に次のような場合に生じると考え
られている。
【0016】(1)背景部のキャリア付着 トナーが本来付着しない背景部にキャリアが付着する現
象である。図3(a)のようにトナー100が負、キャ
リア101が正の極性に摩擦帯電し、両者の帯電が釣り
合っていると仮定すると、現像剤としての帯電の総和は
0であるため感光体に吸引される力は働かない。しか
し、現像時に図3(b)に示すように現像に用いられる
トナー102がキャリア101から離脱し、本来極性が
0であるものが正の極性に偏った場合、背景部に吸引さ
れやすくなる。そして、キャリアは感光体の帯電電位と
は逆極性に帯電しているため、|V0−VB|が大きくな
るにしたがって感光体に吸引する力が強くなる。この力
が現像剤担持体の磁気吸引力よりも強くなった場合、キ
ャリア付着が生じると考えられている。
【0017】感光体上の背景部に付着したキャリアは転
写されなければ画質に支障を及ぼさないが、感光体上に
付着したまま清掃系に移動した場合、クリーニングブラ
シやクリーニングブレードをいためたり、また用紙上に
転写された場合も定着の際定着ロールをいためる等、消
耗部品の交換を早める原因となり得る。
【0018】(2)潜像部のキャリア付着 通常は、トナーのみが付着し、キャリアはトナーと極性
が異なるので吸引力は働かない。しかし、現像剤担持体
にはキャリアの帯電極性とは逆のバイアス電圧が印加さ
れるため、キャリアの電気抵抗が低くなると現像剤担持
体を通してキャリアにバイアス電圧と同極の電荷が蓄積
されることがある。
【0019】このような場合、キャリアはトナーが現像
されるのと同様に潜像部に付着する。キャリアが潜像部
に付着したままトナー像が用紙に転写されると、キャリ
アが付着している部分が転写されないので、広面積像を
現像した場合に白抜けが生じたり、線画や文字等を現像
した場合には脱字となって識別不可能となる場合があ
る。近年レーザビームプリンタ等の画像形成装置は、金
融関係の請求書、明細書あるいはバーコード等に利用さ
れる機会が増えておりキャリアステイックによる脱字は
重要な問題点となる。
【0020】(3)上記(1)、(2)の他に図4のよ
うに現像剤担持体103と感光体104間のキャリア1
05には、遠心力F1と磁気吸引力F2が働いている。F
1およびF2は次の式
【0021】
【数1】
【0022】で表せる。キャリアは製造過程で図5のよ
うに粒径が異なるものや透磁率が異なるものが生じる。
粒径の小さいキャリアや透磁率が低いキャリアは、式
(1)よりF1がF2よりも強くなるため、現像剤担持体
から飛散しやすい。このような飛散キャリアや重力によ
り感光体上に付着したキャリアが画像形成装置内に落下
して用紙搬送系の部位に入りこんだ場合、その箇所をい
ためてしまい、損傷した場合には用紙づまりの原因にな
る。また、飛散キャリアで装置内が汚染された場合、メ
ンテナンス時に取り除くための作業が必要になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、画像形
成装置においてキャリアステイックおよびキャリア飛散
による障害を防ぐことは、高画質、高信頼性を得るのに
不可欠である。
【0024】本発明の目的は、本願発明者等が先に提案
した現像装置の構成を大幅に変更することなく、現像剤
担持体から離脱したキャリアを回収する部材を構成する
とともに、できる限り現像剤担持体とキャリア回収部材
を近づけて配置させることができ、その結果現像装置の
小型化が図れるようにすることである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は、現像剤担持
体から離脱したキャリアを回収する部材を現像用磁極に
隣設される搬送用磁極に近接させて設けるとともに、前
記キャリア回収部材内には、前記現像用磁極と同一極性
を有する磁極を設けることにより達成される。さらに、
前記キャリア回収部材には前記現像剤担持体に印加する
バイアス電圧以上の電圧を印加することにより達成され
る。
【0026】
【作用】本発明によれば、感光体表面に対向する磁極を
有する1つの磁石を備えたキャリア回収部材を、前記磁
極と逆の極性が及ぶ現像剤担持体付近に設けることによ
りキャリアの回収を円滑に行うことができたので、本願
発明者等が先に提案した現像装置の現像剤担持体内に設
けられたマグネットロールの磁極配置などを変更するこ
となしにキャリア回収部材を構成することができるとと
もに、前記マグネットロールとキャリア回収部材の間で
殆ど磁気干渉が生じないので、キャリア回収部材を現像
剤担持体に近づけて配置することが可能となり、結果と
して現像装置を小型化することができる。
【0027】また、キャリア回収部材に、現像剤担持体
に印加するバイアス電圧以上の電圧を印加することによ
り、キャリアを吸引する力をさらに十分にし、確実にキ
ャリアを吸引できるようになる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、図14の構成と同じ構成の部材には同
一符号を付し、説明を省略する。
【0029】図1は本発明となる現像装置付近の断面図
である。現像剤担持体5斜め下方には、現像剤担持体5
から離脱してしまったキャリアを回収するキャリア回収
部材30が設けられている。キャリア回収部材30内に
は永久磁石31が固定状態で設けられており、その外側
をスリーブ32が矢印a方向に回転し回収したキャリア
を現像剤容器1側へ搬送する。搬送されたキャリアは、
後述するキャリア回収部材30と現像剤担持体5の磁極
1の間に働く磁力により現像剤担持体5に吸引され
る。
【0030】感光体9とキャリア回収部材30間は一定
の間隔をもって保持されており、永久磁石31の磁力分
布の中心線33は、キャリア回収部材30の中心と感光
体9の中心を結ぶ線34に対し、上方に位置している。
中心線33と線34がなす角をθとすると、θは3〜1
0度、好ましくは3〜5度であるが、これに限定され
ず、0度または下方に数度ずらした位置関係においても
効果が得られる。
【0031】図9はキャリア回収部材の構成と機能を示
した断面図である。感光体9上に付着したキャリア35
は、キャリア回収部材30の磁力によって吸引される。
また現像剤担持体5上から離脱したキャリア36も重力
により落下する力が働くので、キャリア回収部材30の
近傍で磁力により吸引される。キャリア回収部材30
は、内部に鉄等の磁性体、あるいはアルミニウム、ステ
ンレス等の非磁性体からなる保持部材37にブロック状
の磁石31を接着している。スリーブ32は、図示しな
い現像装置の駆動ギアを介して間欠的に矢印a方向に回
転されるので、一定量回収されたキャリア38は矢印a
方向に搬送される。スリーブ32の駆動方法は必ずしも
間欠動作に限定されず、常時回転させてもよい。
【0032】図10はキャリア回収部材と現像剤担持体
の磁力分布を示す図である。本発明では、キャリア回収
部材30の内部は永久磁石31のみの1つの磁石で構成
されている。この場合、キャリア回収部材30周囲に永
久磁石31によって生じる磁力39とほぼ同面積で、こ
の磁極とは極性が異なる異極40が生じる。この異極の
磁力40によって回収キャリアには矢印a方向の力が働
き、移動することができる。41は現像剤担持体5の磁
力分布を示している。このようにキャリア回収部材30
の現像剤担持体5との近接位置には異極による分布が生
じているので、現像剤担持体5の磁極の間で磁気干渉を
起こすことなく、回収キャリアを搬送することができ
る。この際、スリーブ32の表面に金属融着処理、サン
ドブラスト処理あるいは溝加工等を施しておけば、回収
キャリアとスリーブ32表面との摩擦が大きくなるの
で、搬送をより良好にできる。
【0033】現像剤担持体5のキャリア回収部材30と
の対向した面には、キャリア回収部材30の永久磁石3
1とは反対の磁極S1が設けられているため、図11の
ように搬送したキャリア42を吸引するような磁力bが
形成される。従って、搬送されたキャリア42は、キャ
リア回収部材30の永久磁石31と現像剤担持体5の磁
極S1との間に生じる磁界によって現像剤担持体5に吸
引されて、現像装置内に回収され再び使用される。
【0034】感光体9上の付着キャリアおよび離脱した
キャリアがバイアス電圧と反対極性である場合、キャリ
ア回収部材30にバイアス電圧を印加することによって
静電気的にキャリアを吸引する力が強くなるので、より
効果を上げることができる。このとき印加する電圧は、
現像剤担持体に印加する電圧と同電位、もしくは、それ
以上の電圧、または交流電圧を直流電圧に重畳させると
キャリアを吸引する力が強くなる。
【0035】このキャリア回収部材30は飛散トナーを
吸引する機能も兼ねている。現像時のトナーの帯電量
は、図12のような分布がある。このうち帯電量の低い
ものや逆極性に帯電している低帯電量トナーが、キャリ
アとの静電的付着力よりも遠心力が強くなり飛散する。
飛散トナーのうち、逆極性(+)に帯電しているもの
は、キャリア回収部材30に印加されているバイアス電
圧(−)によって吸引される。この吸引されたトナーお
よびキャリアはスクレーパ43によって、かき落とされ
る。
【0036】図13はキャリア回収部材の他の実施例を
示した図である。内部の永久磁石は棒状の保持部材44
に円柱状の磁石材料45を接着し、着磁処理を施して磁
極46のみを形成する。
【0037】なお、図6〜図8は本願発明者等によって
本発明のキャリア回収部材を得るまでに実験されたキャ
リア回収部材の一例である。
【0038】現像剤担持体5内に設けられたマグネット
ロールの磁極配置を変更することは考えないものとし
て、まず、図6に示すようにキャリア回収部材30内に
2つの磁石47、48を180度離して配置した。しか
し、この場合には磁石47と磁石48の間に十分な磁力
が働かず、キャリアを搬送することができなかった。逆
に、十分な磁力を働かせるために図7に示すように磁石
48を磁石47に近づけた場合、磁極S1、磁極N1及び
磁石47、48が磁気干渉を起こし、磁石48と磁極N
1間で働く磁力により現像剤の柱49が生じてしまった
り、図8のように磁石48と磁極S1間で反発力が働
き、現像剤が現像装置の外部へ流出してしまい、良好な
キャリア回収を実現することができなかった。
【0039】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の現像装置によれ
ば、感光体表面に対向する磁極を有する1つの磁石を備
えたキャリア回収部材を前記磁極と逆の極性が及ぶ現像
剤担持体付近に設けたので、キャリアの回収を円滑に行
うことができ、本願発明者等が先に提案した現像装置の
現像剤担持体内に設けられたマグネットロールの磁極配
置などを変更することなしにキャリア回収部材を構成す
ることができた。
【0040】さらに、マグネットロールとキャリア回収
部材の間で殆ど磁気干渉が生じないので、キャリア回収
部材を現像剤担持体に近づけて配置することが可能とな
り、結果として現像装置を小型化することができた。
【0041】また、キャリア回収部材に現像剤担持体に
印加するバイアス電圧以上の電圧を印加したので、キャ
リアを吸引する力がさらに十分となり、確実にキャリア
を吸引できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す現像装置の断面図で
ある。
【図2】 感光体上の潜像部、非潜像部、バイアス電圧
の関係を示した図である。
【図3】 現像前、現像時のトナーとキャリアの摩擦帯
電状態を示した図である。
【図4】 現像剤担持体上のキャリアに働く力を示した
図である。
【図5】 キャリアの粒度分布を示した図である。
【図6】 本発明のキャリア回収部材を得るまでに実験
されたキャリア回収部材の一例を示す断面図である。
【図7】 本発明のキャリア回収部材を得るまでに実験
されたキャリア回収部材の一例を示す断面図である。
【図8】 本発明のキャリア回収部材を得るまでに実験
されたキャリア回収部材の一例を示す断面図である。
【図9】 キャリア回収部材の構成と機能について示し
た図である。
【図10】キャリア回収部材及び現像剤担持体の磁力分
布を示す図である。
【図11】キャリア回収部材と現像剤担持体との間に生
じる磁力を示した図である。
【図12】トナーの帯電量分布を示した図である。
【図13】キャリア回収部材の他の実施例を示した図で
ある。
【図14】従来技術による現像装置の断面図である。
【図15】撹拌部材の要部拡大図である。
【符号の説明】
1は現像剤容器、2は撹拌補助部材、3、4は撹拌部
材、5は現像剤担持体、6は現像剤、7は邪魔部材、8
は規制部材、9は感光体、10は帯電器、11は光源、
12は傾斜案内板、14はトナーホッパ、15はトナー
フィードロール、16はトナー、17は仕切り板、18
はマグネットロール、19、32はスリーブ、30はキ
ャリア回収部材、31は永久磁石、37は保持部材、4
3はスクレーパである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 康夫 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 明永 勝博 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 圷 雅昭 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像用磁極と、前記現像用磁極の後段側
    に配置された少なくとも1つの搬送用磁極を備え、か
    つ、前記現像用磁極に隣設される搬送用磁極の極性が前
    記現像用磁極の極性と異ならせて設けてある現像剤担持
    体を用い、前記現像剤担持体上にトナーとキャリアを主
    成分とする2成分現像剤の磁気ブラシを形成して感光体
    上に形成した静電潜像を現像する装置において、 前記現像剤担持体から離脱したキャリアを回収する部材
    を前記現像用磁極に隣設される前記搬送用磁極に近接さ
    せて設けるとともに、前記キャリア回収部材内には、前
    記現像用磁極と同一極性を有する磁極を設けたことを特
    徴とする画像形成装置の現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体と前記キャリア回収部
    材にはバイアス電圧が印加されており、前記キャリア回
    収部材には現像剤担持体に印加するバイアス電圧と同
    じ、もしくはより大きな値を持つ同極性の電圧を印加し
    たことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の現像
    装置。
JP04169255A 1992-06-26 1992-06-26 画像形成装置の現像装置 Expired - Lifetime JP3109252B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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