JPH0911347A - ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法 - Google Patents

ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH0911347A
JPH0911347A JP7166455A JP16645595A JPH0911347A JP H0911347 A JPH0911347 A JP H0911347A JP 7166455 A JP7166455 A JP 7166455A JP 16645595 A JP16645595 A JP 16645595A JP H0911347 A JPH0911347 A JP H0911347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
curing agent
hand lay
curing
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7166455A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Enou
正純 得納
Masahiko Hayashi
政彦 林
Toshio Muraki
俊夫 村木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP7166455A priority Critical patent/JPH0911347A/ja
Publication of JPH0911347A publication Critical patent/JPH0911347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】熱硬化性樹脂用硬化剤を付着してなるハンドレ
イアップ成形用の強化繊維、および該強化繊維に熱硬化
性樹脂を含浸した後、樹脂を硬化させるハンドレイアッ
プ成形品の製造方法。 【効果】本発明によれば、ハンドレイアップ成形品を製
造する際、あらかじめ硬化剤を付着させた強化繊維に熱
硬化性樹脂を含浸して硬化させるため、従来のような現
場で硬化剤と樹脂を混合する場合に比べて可使時間が極
めて大きくなり、作業性が大きく向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドレイアップ成形
用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法
に関する。
【0002】さらに詳しくは、ハンドレイアップ成形法
によりバスタブやボートなどの製品を成形する場合、ま
た、橋梁や高架道路などをはじめとする構築物をハンド
レイアップ成形法によって補修・補強する場合、現場で
効率良く作業を行うための強化繊維、それを用いたハン
ドレイアップ成形品の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】ハンドレイアップ成形法は、製品形状を
有する型(モールド)や、補修・補強したいコンクリー
ト構造物などに強化繊維を配置し、それに熱硬化性樹脂
を塗布し、加圧ローラー等を用いて樹脂を含浸した後、
硬化させる方法である。この方法により、各種形状を有
する製品、例えば、バスタブ、浄化槽、ボート、漁船、
冷却塔、水タンク、プール、ダクトなどが製造できる。
また、補修・補強の場合は、樹脂の硬化と補修・補強面
への接着を同時に行うことができる。
【0004】特に近年になって、橋梁や高架道路の橋脚
などのコンクリート構造物をハンドレイアップ成形法で
補修・補強することが行われている。その方法として
は、例えば、特開平3−224901号公報や特開平3
−293408号公報に記載されているような一方向配
列強化繊維シートに、エポキシ樹脂と常温硬化活性を有
する硬化剤を現場で混合した樹脂組成物を含浸させ、樹
脂の硬化と補修・補強面への接着を同時に行う方法が挙
げられる。
【0005】しかし、常温硬化型の硬化剤と樹脂を混合
したものは保存安定性が悪く、施工現場での作業性が問
題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
課題を達成すること、すなわちハンドレイアップ成形品
の製造にあたって、特に、ハンドレイアップ成形法によ
り橋梁や高架道路の橋脚などの鉄筋コンクリート構造物
の補修・補強を行うにあたって、含浸させる樹脂組成物
の保存安定性が悪いために施工性が劣るという問題点を
改善したハンドレイアップ成形用の強化繊維、それを用
いたハンドレイアップ成形品の製造方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の強化繊維は以下の構成を有する。すなわ
ち、熱硬化性樹脂用硬化剤が付着してなるハンドレイア
ップ成形用の強化繊維である。
【0008】また、本発明のハンドレイアップ成形品の
製造方法は、上記課題を達成するために以下の構成を有
する。すなわち、熱硬化性樹脂用硬化剤が付着してなる
強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させた後、樹脂を硬化さ
せることによるハンドレイアップ成形品の製造方法であ
る。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明のハンドレイアップ成形用の強化繊
維は、熱硬化性樹脂用の硬化剤が付着してなるものであ
る。この強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させることによ
り、樹脂中に硬化剤が拡散して硬化反応が開始・進行
し、樹脂を硬化させるものである。樹脂を強化繊維に含
浸させるまでは、樹脂と硬化剤の反応が開始しないた
め、従来のような、硬化剤を樹脂にあらかじめ混合する
場合のように、作業中に樹脂の硬化が始まり作業性が悪
化するといった問題が生じない特徴を有する。
【0011】繊維に付着させる硬化剤は、組み合わせて
用いる熱硬化性樹脂の種類に応じて適宜選択すればよ
い。ハンドレイアップ成形法により大型の製品を成形し
たり、構築物の補修・補強を速やかに行うためには、室
温付近の温度で樹脂の硬化が可能な常温硬化型の硬化剤
を用いることが好ましい。樹脂の硬化に加熱が必要な加
熱硬化型の硬化剤の場合は、施工現場にヒーターなどの
加熱装置を持込むことが必要となり、繁雑である。
【0012】組み合わせる熱硬化性樹脂としては、ハン
ドレイアップ成形時の作業性に優れるエポキシ樹脂、ビ
ニルエステル樹脂または不飽和ポリエステル樹脂が好ま
しい。
【0013】熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂の場合、硬化
剤は、常温硬化型であることが好ましい。常温硬化型の
エポキシ樹脂用硬化剤としては、以下(1)〜(6)に
掲げたものが好ましく使用できる。
【0014】(1)鎖状脂肪族アミン エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミン、ジプロピレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、イミノビスプロピルアミン、ジエチルアミノプロ
ピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、トリ
(メチルアミノ)ヘキサンなど。
【0015】(2)脂肪族環状アミン メンセンジアミン、イソホロンジアミン、ビス(4−ア
ミノ−3−ミチルシクロヘキシル)メタン、メタキシリ
レンジアミンの水素添加物、1,3,5−トリス(アミ
ノメチル)ベンゼンの水素添加物、N−エチルアミノピ
ペラジンなど。 (3)芳香環を含む脂肪族ポリアミン メタキシリレンジアミン、1,3,5−トリス(アミノ
メチル)ベンゼン、テトラクロロ−p−キシリレンジア
ミンなど。
【0016】(4)ポリアミノアミド 不飽和脂肪酸から得られる重合脂肪酸(ダイマー酸)と
ポリエチレンポリアミンを縮合反応して得られるもので
あり、例えば、富士化成社製の“トーマイド”、ヘンケ
ル白水社製の“バーサミド”や“ジェナミド”、大日本
インキ社製の“ラッカーマイド”、三和化学社製の“サ
ンマイド”および三洋化成社製の“ポリマイド”など。
【0017】(5)イミダゾール化合物 2−メチルイミダゾール、2−メチル−4−メチルイミ
ダゾール、2−フェニルイミダゾールおよびこれらのイ
ミダゾール化合物とエポキシ化合物との付加物など。
【0018】(6)ポリメルカプタン メルカプタン末端を有する液状ポリメルカプタン、同末
端を有するポリサルファイド樹脂などがある。市販品と
しては油化シェルエポキシ社製の“カプキュアー”3−
800、“カプキュアー”WR−6、“エポメート”Q
X11、“エポメート”QX40、旭電化社製の“アデ
カハードナー”EH316、“アデカハードナー”EH
317など。
【0019】これらの群から選ばれる硬化剤は単独で用
いても、複数を組み合わせて用いてもかまわない。
(3)の芳香環を含む脂肪族ポリアミン、および(4)
のポリアミノアミドは常温での硬化性に優れ、またガラ
ス転移温度の高い硬化物が得られるため特に好ましい。
【0020】硬化剤の付着量は、繊維100重量部に対
して3〜35重量部の範囲であることが好ましく、4〜
20重量部の範囲がより好ましい。付着量が3重量部よ
り少ない場合は、未反応のエポキシ樹脂が残存し樹脂が
十分に硬化できない場合がある。逆に、付着量が35重
量部より多い場合は、未反応の硬化剤が残存し、成形品
の物性に悪影響を与える場合がある。
【0021】熱硬化性樹脂がビニルエステル樹脂または
不飽和ポリエステル樹脂の場合、硬化剤は、常温硬化型
であることが好ましい。常温硬化型のビニルエステル樹
脂用硬化剤または不飽和ポリエステル樹脂用硬化剤エポ
キシ樹脂用硬化剤としては、有機過酸化物、例えばベン
ゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサ
イド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド等が好ましく使用できる。
【0022】硬化剤の付着量は、繊維100重量部に対
して0.1〜5重量部の範囲であることが好ましい。付
着量が0.1重量部より少ないと、未反応の樹脂が残存
し樹脂が十分に硬化できない場合がある。逆に、付着量
が5重量部より多い場合は、未反応の硬化剤が残存し、
成形品の物性に悪影響を与える場合がある。
【0023】硬化剤を繊維に付着させる方法としては、
特に制限はないが、例えば硬化剤を溶媒に溶解した硬化
剤溶液、硬化剤を水中に分散させたエマルジョンに繊維
を浸漬した後、溶媒を除去する方法をとることができ
る。
【0024】熱硬化性樹脂用硬化剤の付着量は、溶液や
エマルジョンの濃度を調整することにより制御できる。
また、溶液やエマルジョンに浸漬した後の繊維を、絞り
ロール等を使用して溶液やエマルジョンの付着量を調節
することによっても制御できる。
【0025】また、硬化剤とともに少量の熱硬化性樹脂
や熱可塑性樹脂など、硬化剤以外の成分を繊維に付与す
ることも可能である。このことにより、繊維表面に硬化
剤が強く固定され脱落しにくくなる。しかし、付着量が
多くなると、硬化剤が樹脂中に拡散しにくくなり硬化に
時間がかかる場合や、樹脂の含浸がしにくくなる場合が
ある。このため、硬化剤以外の成分の付着量は、繊維1
00重量部に対し10重量部以下とするのが好ましい。
【0026】また、使用する繊維の形態は、ハンドレイ
アップ成形する製品の形状や、ハンドレイアップ法によ
り補修・補強する部分の形状により好ましい形態を選択
すればよく、一方向、織物、不織布、編み物、組み紐の
各形態から選択することが好ましい。
【0027】繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、ア
ラミド繊維あるいは金属繊維などを単独または組み合わ
せて使用することができる。
【0028】本発明のハンドレイアップ成形品の製造方
法は、熱硬化性樹脂用硬化剤が付着してなる強化繊維
に、熱硬化性樹脂を含浸させた後、樹脂を硬化させる方
法である。
【0029】用いる熱硬化性樹脂は、前述したようにハ
ンドレイアップ成形時の作業性に優れる点から、エポキ
シ樹脂、ビニルエステル樹脂または不飽和ポリエステル
樹脂が好ましい。
【0030】エポキシ樹脂としては、アミン類、フェノ
ール類、アルコール類などを前駆体とするエポキシ樹脂
などが好ましく使用できる。
【0031】具体的には、アミン類を前駆体とするエポ
キシ樹脂としては、テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタン、トリグリシジル−p−アミノフェノール、ト
リグリシジル−m−アミノフェノール、トリグリシジル
アミノクレゾ−ルなどが挙げられる。テトラグリシジル
ジアミノジフェニルメタンは、耐熱性の優れた硬化物が
得られることから特に好ましく使用される。
【0032】フェノール類を前駆体とするエポキシ樹脂
として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、レゾルシノール型エポキシ
樹脂などが挙げられる。
【0033】また、アルコール類を前駆体とするエポキ
シ樹脂として、長鎖脂肪族エポキシやポリエーテルエポ
キシ化合物などが挙げられる。これらのエポキシ樹脂は
粘度が低い特徴を有するため、樹脂の粘度を下げる必要
のある場合に好ましく使用できる。
【0034】さらに、エポキシ樹脂には、ポリエーテル
スルホン、ポリエーテルイミド、ポリビニルホルマール
などの熱可塑性樹脂やニトリルゴムなどの高分子化合物
を配合することができる。また、シリカなどの無機微粒
子を配合することも可能である。これらを配合すること
により硬化物の靭性改善や、樹脂の粘度調整が可能とな
る。
【0035】エポキシ樹脂を用いる場合、硬化剤が付着
した繊維に樹脂を含浸させた後、0〜200℃の温度で
硬化させることによりハンドレイアップ成形品を製造す
るのが好ましい。硬化温度は、硬化剤の種類に応じて選
択すればよい。特に、ハンドレイアップ成形による構築
物の補修・補強を現場で速やかに行うためには、常温硬
化型の硬化剤を用い、0〜80℃の温度で硬化させるこ
とが好ましい。さらに好ましい硬化温度は10〜50℃
である。硬化温度が0℃より低い場合は、硬化に長時間
が必要となる場合がある。また、硬化温度が80℃より
高い場合は、樹脂と硬化剤の反応が急激に起こり、製品
表面に膨れが生じるなど不均一な硬化構造を有する硬化
物が生成し、力学物性が低下する場合がある。
【0036】熱硬化性樹脂として、ビニルエステル樹脂
または不飽和ポリエステル樹脂を使用する場合、ビニル
エステル樹脂としては、例えば昭和高分子社製の“リポ
キシ”や、ダウケミカル社製の“デラケーン”などが、
また、不飽和ポリエステル樹脂としては、例えば武田薬
品工業社製の“ポリマール”などを使用することができ
る。
【0037】さらに、ビニルエステル樹脂あるいは不飽
和ポリエステル樹脂には、熱可塑性樹脂やニトリルゴム
などの高分子化合物を配合することができる。また、シ
リカなどの無機微粒子を配合することも可能である。こ
れらを配合することにより硬化物の靭性改善や、樹脂の
粘度調整が可能となる。
【0038】ビニルエステル樹脂または不飽和ポリエス
テル樹脂を用いる場合、硬化剤を付着させた強化繊維に
樹脂を含浸させた後、0〜150℃の温度で硬化させる
ことによりハンドレイアップ成形品を製造するのが好ま
しい。硬化温度は、硬化剤の種類に応じて選択すればよ
い。特に、ハンドレイアップ成形により構築物の補修・
補強を速やかに行うためには、常温硬化型の硬化剤を用
い、0〜80℃の温度で硬化させることが好ましい。さ
らに好ましい硬化温度は10〜50℃である。硬化温度
が0℃より低い場合は、硬化に長時間が必要となる場合
がある。また、硬化温度が80℃より高い場合は、樹脂
と硬化剤の反応が急激に起こり、製品表面に膨れが生じ
るなど不均一な硬化構造を有する硬化物が生成し、力学
物性が低下する場合がある。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0040】[実施例1]東レ(株)社製炭素繊維平織
織物CO6343Bをメタキシリレンジアミンの6. 0
重量%水溶液に浸漬した後、熱風乾燥機で乾燥して繊維
表面にメタキシリレンジアミンを付着させた。付着量
は、繊維100重量部に対して10. 0重量部であっ
た。
【0041】次に、コンクリート製の橋脚をハンドレイ
アップするモデル実験として、ベニヤ板に両面接着テー
プで接着したポリエステルフィルムを地面に対して垂直
になるように固定し、フィルム上に、油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”828 10
0重量部に対して日本アエロジル社製シリカ微粒子“ア
エロジル”R200を3重量部配合した樹脂をローラー
で均一に塗布し、この上に織物を置き、更にその上に同
じエポキシ樹脂をローラーで均一に塗布した。織物、硬
化剤およびエポキシ樹脂合計の重量に対する硬化剤とエ
ポキシ樹脂の合計の割合は40. 0%であり、かつ硬化
剤とエポキシ樹脂の比率は化学量論的であった。これを
25℃で7日間放置したところ、含浸性の良好な硬化物
が得られた。また、硬化物のガラス転移温度は62℃で
あった。
【0042】[比較例1]190gの油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”828と35
gのメタキシリレンジアミンとを均一に混合したマトリ
ックス樹脂を25℃で調製した。このマトリックス樹脂
を25℃で放置したところ、1時間後には樹脂粘度が高
くなりローラーを使用して東レ(株)社製炭素繊維平織
織物CO6343Bに含浸させたところ、含浸性は劣っ
ていた。
【0043】[実施例2]メタキシリレンジアミンの付
着量を、繊維100重量部に対して2重量部とした他
は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、硬化物のガラス
転移温度は35℃であった。
【0044】[実施例3]メタキシリレンジアミンの付
着量を、繊維100重量部に対して40重量部とした他
は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
のガラス転移温度は34℃であった。
【0045】[実施例4]硬化温度を−4℃とした他
は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
のガラス転移温度は33℃であった。
【0046】[実施例5]硬化温度を90℃とした他
は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、硬化物表面に
は、若干の膨れが見られた。
【0047】[実施例6]東レ(株)社製炭素繊維平織
織物CO6343Bをヘンケル白水社製ダイマー酸ポリ
アミドアミン“G491”の10. 0重量%キシレン溶
液に浸漬した後、熱風乾燥機で乾燥して繊維表面にG4
91を付着させた。付着量は繊維100重量部に対し
て、15. 0重量部であった。
【0048】次に、コンクリート製の橋脚をハンドレイ
アップするモデル実験として、ベニヤ板に両面接着テー
プで接着したポリエステルフィルムを地面に対して垂直
になるように固定し、フィルム上に、油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”828 10
0重量部に対して、日本アエロジル社製シリカ微粒子
“アエロジル”R200を3重量部配合した樹脂をロー
ラーで均一に塗布し、この上に織物を置き、更にその上
に同じエポキシ樹脂をローラーで均一に塗布した。織
物、硬化剤およびエポキシ樹脂合計の重量に対する硬化
剤とエポキシ樹脂の合計の割合は40. 0%であり、か
つ硬化剤とエポキシ樹脂の比率は化学量論的であった。
これを25℃で7日間放置したところ、含浸性の良好な
硬化物が得られた。また、硬化物のガラス転移温度は5
8℃であった。
【0049】[比較例2]190gの油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”828と57
gのG491とを均一に混合したマトリックス樹脂を2
5℃で調製した。このマトリックス樹脂を25℃で放置
したところ、1時間後には樹脂粘度が高くなりローラー
を使用して東レ(株)社製炭素繊維平織織物CO634
3Bに含浸させたところ、含浸性は劣っていた。
【0050】[実施例7]G491の付着量を2%とし
た他は、実施例6と同様にして硬化物を作製した。得ら
れた硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬
化物のガラス転移温度は33℃であった。
【0051】[実施例8]G491の付着量を40%と
した他は、実施例6と同様にして硬化物を作製した。得
られた硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた
硬化物のガラス転移温度は32℃であった。
【0052】[実施例9]硬化温度を−4℃とした他
は、実施例6と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
のガラス転移温度は33℃であった。
【0053】[実施例10]硬化温度を90℃とした他
は、実施例6と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
の表面には若干の膨れが見られた。
【0054】[実施例11]東レ(株)社製炭素繊維平
織織物CO6343Bをメタキシリレンジアミンの6.
0重量%水溶液に浸漬した後、熱風乾燥機で乾燥して繊
維表面にメタキシリレンジアミンを付着させた。付着量
は繊維100重量部に対して10. 0重量部であった。
【0055】次に、コンクリート製の橋脚をハンドレイ
アップするモデル実験として、ベニヤ板に両面接着テー
プで接着したポリエステルフィルムを地面に対して垂直
になるように固定し、フィルム上に、油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”819 10
0重量部に対して、日本アエロジル社製シリカ微粒子
“アエロジル”R200を3重量部配合した樹脂をロー
ラーで均一に塗布し、この上に織物を置き、更にその上
に同じエポキシ樹脂をローラーで均一に塗布した。織
物、硬化剤およびエポキシ樹脂合計の重量に対する硬化
剤とエポキシ樹脂の合計の割合は40. 0%であり、か
つ硬化剤とエポキシ樹脂の比率は化学量論的であった。
これを25℃で7日間放置したところ、含浸性の良好な
硬化物が得られた。また、硬化物のガラス転移温度は5
5℃であった。
【0056】[比較例3]200gの油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”819と35
gのメタキシレレンジアミンとを均一に混合したマトリ
ックス樹脂を25℃で調製した。このマトリックス樹脂
を25℃で放置したところ、1時間後には樹脂粘度が高
くなりローラーを使用して東レ(株)社製炭素繊維平織
織物CO6343Bに含浸させたところ、含浸性は劣っ
ていた。
【0057】[実施例12]メタキシリレンジアミンの
付着量を、繊維100重量部に対して2重量部とした他
は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
のガラス転移温度は30℃であった。
【0058】[実施例13]メタキシリレンジアミンの
付着量を、繊維100重量部に対して40重量部とした
他は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られ
た硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化
物のガラス転移温度は29℃であった。
【0059】[実施例14]硬化温度を−4℃とした他
は、実施例1と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
のガラス転移温度は27℃であった。
【0060】[実施例15]硬化温度を90℃とした他
は、実施例11と同様にして硬化物を作製した。得られ
た硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化
物の表面には若干の膨れが見られた。
【0061】[実施例16]東レ(株)社製炭素繊維平
織織物CO6343Bをヘンケル白水社製ダイマー酸ポ
リアミドアミン“G491”の10. 0重量%キシレン
溶液に浸漬した後、熱風乾燥機で乾燥して繊維表面にG
491を付着させた。付着量は繊維100重量部に対し
て15. 0重量部であった。
【0062】次に、コンクリート製の橋脚をハンドレイ
アップするモデル実験として、ベニヤ板に両面接着テー
プで接着したポリエステルフィルムを地面に対して垂直
になるように固定し、フィルム上に、油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”819 10
0重量部に対して、日本アエロジル社製シリカ微粒子
“アエロジル”R200を3重量部配合した樹脂をロー
ラーで均一に塗布し、この上に織物を置き、更にその上
に同じエポキシ樹脂をローラーで均一に塗布した。織
物、硬化剤およびエポキシ樹脂合計の重量に対する硬化
剤とエポキシ樹脂の合計の割合は40. 0%であり、か
つ硬化剤とエポキシ樹脂の比率は化学量論的であった。
これを25℃で7日間放置したところ、含浸性の良好な
硬化物が得られた。また、硬化物のガラス転移温度は5
8℃であった。
【0063】[比較例4]200gの油化シェルエポキ
シ(株)社製エポキシ樹脂“エピコート”819と57
gのG491とを均一に混合したマトリックス樹脂を2
5℃で調製した。このマトリックス樹脂を25℃で放置
したところ、1時間後には樹脂粘度が高くなりローラー
を使用して東レ(株)社製炭素繊維平織織物CO634
3Bに含浸させたところ、含浸性は劣っていた。
【0064】[実施例17]G491の付着量を、繊維
100重量部に対して2重量部とした他は、実施例6と
同様にして硬化物を作製した。得られた硬化物の含浸性
は良好であった。また、得られた硬化物のガラス転移温
度は24℃であった。
【0065】[実施例18]G491の付着量を40%
とした他は、実施例6と同様にして硬化物を作製した。
得られた硬化物の含浸性は良好であった。また、得られ
た硬化物のガラス転移温度は23℃であった。
【0066】[実施例19]硬化温度を−4℃とした他
は、実施例6と同様にして硬化物を作製した。得られた
硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化物
のガラス転移温度は23℃であった。
【0067】[実施例20]硬化温度を90℃とした他
は、実施例16と同様にして硬化物を作製した。得られ
た硬化物の含浸性は良好であった。また、得られた硬化
物の表面には若干の膨れが見られた。
【0068】[実施例21]東レ(株)社製炭素繊維平
織織物CO6343Bを、メチルエチルケトンパーオキ
サイド/ナフテン酸コバルト(1. 5/0. 5比率)の
2. 0%トルエン溶液に浸漬した後、熱風乾燥機で乾燥
させた。付着量は強化繊維100重量部に対して2. 0
重量部であった。
【0069】次に、コンクリート製の橋脚を補修・補強
するモデル実験として、ベニヤ板に両面接着テープで接
着したポリエステルフィルムを地面に対して垂直になる
ように固定し、フィルム上に、昭和高分子(株)社製ビ
ニルエステル樹脂“リポキシ”R802 100重量部
に対して日本アエロジル社製シリカ微粒子“アエロジ
ル”R200を3重量部配合した樹脂をローラーで均一
に塗布し、この上に織物を置き、更にその上に同じエポ
キシ樹脂をローラーで均一に塗布した。織物、硬化剤お
よびビニルエステル樹脂合計の重量に対する硬化剤とビ
ニルエステル樹脂の合計の割合は40. 0%であった。
これを25℃で7日間放置したところ、含浸性の良好な
硬化物が得られた。また、硬化物のガラス転移温度は5
0℃であった。
【0070】[比較例5]100gの昭和高分子(株)
社製ビニルエステル樹脂“リポキシ”R802と1. 5
gのメチルエチルケトンパーオキサイドおよびナフテン
酸コバルト0. 5gとを均一に混合したマトリックス樹
脂を25℃で調製した。このマトリックス樹脂を25℃
で放置したところ、1時間後には樹脂粘度が高くなりロ
ーラーを使用して東レ(株)社製炭素繊維平織織物CO
6343Bに含浸させたところ、含浸性は劣っていた。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、ハンドレイアップ成形
品を製造する際、あらかじめ硬化剤を付着させた強化繊
維に熱硬化性樹脂を含浸して硬化させるために、従来の
ような現場で硬化剤と樹脂を混合する場合に比べて可使
時間が極めて大きくなり、作業性が大きく向上できる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性樹脂用硬化剤が付着してなるハン
    ドレイアップ成形用の強化繊維。
  2. 【請求項2】硬化剤が常温硬化型であることを特徴とす
    る、請求項1記載のハンドレイアップ成形用の強化繊
    維。
  3. 【請求項3】熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする、請求項1または2記載のハンドレイアップ
    成形用の強化繊維。
  4. 【請求項4】硬化剤が、鎖状脂肪族アミン、脂肪族環状
    アミン、芳香環を含む脂肪族ポリアミン、イミダゾール
    化合物、ポリメルカプタンから選ばれる少なくとも1種
    の化合物であることを特徴とする、請求項3記載のハン
    ドレイアップ成形用の強化繊維。
  5. 【請求項5】硬化剤の付着量が、繊維100重量部に対
    して3〜35重量部の範囲であることを特徴とする、請
    求項3または4記載のハンドレイアップ成形用の強化繊
    維。
  6. 【請求項6】熱硬化性樹脂が、ビニルエステル樹脂また
    は不飽和ポリエステル樹脂であることを特徴とする、請
    求項1または2記載のハンドレイアップ成形用の強化繊
    維。
  7. 【請求項7】硬化剤が有機過酸化物であることを特徴と
    する、請求項6記載のハンドレイアップ成形用の強化繊
    維。
  8. 【請求項8】硬化剤の付着量が、繊維100重量部に対
    して0.1〜5重量部の範囲であることを特徴とする、
    請求項6または7記載のハンドレイアップ成形用の強化
    繊維。
  9. 【請求項9】繊維が、一方向、織物、不織布、編み物、
    組み紐から選ばれる少なくとも1つの形態をとることを
    特徴とする、請求項1記載のハンドレイアップ成形用の
    強化繊維。
  10. 【請求項10】熱硬化性樹脂用硬化剤が付着してなる強
    化繊維に、熱硬化性樹脂を含浸させた後、樹脂を硬化さ
    せることを特徴とする、ハンドレイアップ成形品の製造
    方法。
  11. 【請求項11】熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂であり、か
    つ硬化温度が0〜200℃であることを特徴とする、請
    求項10記載のハンドレイアップ成形品の製造方法。
  12. 【請求項12】硬化剤が常温硬化型であり、かつ硬化温
    度が0〜80℃であることを特徴とする、請求項11記
    載のハンドレイアップ成形品の製造方法。
  13. 【請求項13】熱硬化性樹脂がビニルエステル樹脂また
    は不飽和ポリエステル樹脂であり、かつ硬化温度が0〜
    150℃であることを特徴とする、請求項10記載のハ
    ンドレイアップ成形品の製造方法。
  14. 【請求項14】硬化剤が常温硬化型であり、かつ硬化温
    度が0〜80℃であることを特徴とする、請求項13記
    載のハンドレイアップ成形品の製造方法。
JP7166455A 1995-06-30 1995-06-30 ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法 Pending JPH0911347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7166455A JPH0911347A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7166455A JPH0911347A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0911347A true JPH0911347A (ja) 1997-01-14

Family

ID=15831729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7166455A Pending JPH0911347A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0911347A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010037121A (ko) * 1999-10-14 2001-05-07 이계안 폴리에스테르계 수지 조성물을 사용한 자동차 후방문 조립품의 제조방법
KR20010094302A (ko) * 2000-04-06 2001-10-31 이계안 버스범퍼 커버용 섬유보강 플라스틱 복합재료 수지 조성물및 그 제조방법
JP2008249200A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kobe Steel Ltd オープンラック式気化器用伝熱管及び同ヘッダー管
CN111333876A (zh) * 2020-01-06 2020-06-26 泰州市中盛机电有限公司 一种树脂混合的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010037121A (ko) * 1999-10-14 2001-05-07 이계안 폴리에스테르계 수지 조성물을 사용한 자동차 후방문 조립품의 제조방법
KR20010094302A (ko) * 2000-04-06 2001-10-31 이계안 버스범퍼 커버용 섬유보강 플라스틱 복합재료 수지 조성물및 그 제조방법
JP2008249200A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kobe Steel Ltd オープンラック式気化器用伝熱管及び同ヘッダー管
CN111333876A (zh) * 2020-01-06 2020-06-26 泰州市中盛机电有限公司 一种树脂混合的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100623457B1 (ko) 섬유강화 복합재료용 수지 조성물, 프리프레그 및 섬유강화 복합재료
JP2015180753A (ja) 硬化性エポキシ樹脂組成物及びこれから製造された複合材
JP2017115134A (ja) 繊維複合材料を製造するための液体含浸法のための潜在性エポキシ樹脂配合物
KR20110120314A (ko) 벤조옥사진 수지 조성물
CN104583265A (zh) 环氧树脂组合物及使用该环氧树脂组合物的膜、预浸料、纤维增强塑料
US9550313B2 (en) Process for the production of storage-stable epoxy prepregs, and composites produced therefrom, based on epoxides and acids amenable to free-radical polymerisation
CN103534289B (zh) 具有高热稳定性和韧性的环氧树脂
JPH11302507A (ja) 繊維強化複合材料用エポキシ樹脂組成物、繊維強化複合材料用中間基材および繊維強化複合材料
JP2005298713A (ja) 繊維強化複合材料用エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
KR20180000690A (ko) 오토클레이브 기포 콘크리트 (aac)로 제조된 보강 빌딩 블록
WO2018043490A1 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、プリプレグ、及び繊維強化プラスチック成形体とその製造方法
WO2016177533A1 (de) Bewehrungsstab, verfahren zur herstellung und verwendung
RU2760687C2 (ru) Системы эпоксидных смол для композитов
JP2009102563A (ja) エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた繊維強化複合材料
JP2003026768A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
GB2518735A (en) Improvements in or relating to fibre reinforced composites
CN105408385A (zh) 具有高断裂韧性的可硬化组合物
JPH0911347A (ja) ハンドレイアップ成形用の強化繊維およびハンドレイアップ成形品の製造方法
JP2004346092A (ja) プリプレグ用樹脂組成物
JP2006265434A (ja) エポキシ樹脂組成物、および繊維強化複合材料
JP2017066218A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
TW508401B (en) Repair/reinforcement method of existing construction and resin
JP2009227907A (ja) エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた繊維強化複合材料
JP2018012797A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、樹脂硬化物および繊維強化複合材料
JP3844763B2 (ja) 常温/低温硬化型プリプレグ用エポキシ樹脂組成物およびプリプレグ並びにその硬化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040518