JPH09113352A - マイクロレンズ付赤外線検出素子およびその製造方法 - Google Patents

マイクロレンズ付赤外線検出素子およびその製造方法

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JPH09113352A
JPH09113352A JP29471495A JP29471495A JPH09113352A JP H09113352 A JPH09113352 A JP H09113352A JP 29471495 A JP29471495 A JP 29471495A JP 29471495 A JP29471495 A JP 29471495A JP H09113352 A JPH09113352 A JP H09113352A
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JP
Japan
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infrared
microlens
semiconductor substrate
lens
infrared sensing
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JP29471495A
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Shinichi Morita
信一 森田
Masaki Hirota
正樹 廣田
Yasukazu Iwasaki
靖和 岩崎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロレンズ付赤外線検出素子の赤外線の
集束率の向上を図る。 【解決手段】 赤外線感知部102が形成された第1の
半導体基板101に、赤外線感知部102に赤外線を収
束するマイクロレンズ105が形成された第2の半導体
基板104を、レンズ部105aが赤外線感知部102
に凸状に向き、レンズ部105aと赤外線感知部102
の間に空洞106が形成されるように接合する。これに
より、レンズ部105aを通過した赤外線は赤外線感知
部102に直接入射され、赤外線の透過率が向上され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を集束する
ためのマイクロレンズを、赤外線検出素子に取り付けた
マイクロレンズ付赤外線検出素子およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近来、赤外線検出素子においては、素子
の微細化に伴ない、素子全体に対する赤外線感知部の占
める割合、すなわち開口率が小さくなってきている。こ
の開口率を小さくする要素として、赤外線感知部の構造
自体または赤外線感知部以外の周辺に配置されている信
号処理回路や配線などがある。ところが、赤外線検出素
子は微弱な赤外線エネルギーを扱っていて、開口率が出
力信号に大きな影響を与えるため、赤外線を受光部に効
率よく集束させることが必要である。以下、素子が占め
る面積に入射する赤外線エネルギーに対する集束手段に
より受光部に集束される赤外線エネルギーの割合を赤外
線エネルギー集束率と称し、以下集束率という。
【0003】赤外線を赤外線感知部に効率よく集束する
主な手段の一つとして、微小レンズすなわちマイクロレ
ンズを使用して集束する方法がある。そこで、マイクロ
レンズを赤外線感知部の前面に取り付けたマイクロレン
ズ付赤外線検出素子が提案されている。このマイクロレ
ンズ付赤外線検出素子は、赤外線エネルギーの集束率が
向上されるため、実質的に出力信号を増大できる。ここ
で、マイクロレンズは、赤外線透過性の優れた材料をレ
ンズ形状に加工して形成されている。
【0004】従来のマイクロレンズ付赤外線検出素子お
よびその製造方法が特開平3ー263001号公報に開
示されている。これを、図11を参照して説明する。図
11の(a)はレンズ基板500の平面図、(b)は
(a)のA−A断面図、(c)はマイクロレンズ付赤外
線検出素子の断面図である。図11の(a)、(b)に
示すように、シリコンウエーハよりなるレンズ基板50
0の裏面に、センサ素子を収容する凹部501がフォト
リソグラフィ技術により形成され、表面に凸状のレンズ
502がエッチング技術により形成されている。ここ
で、レンズ502は、レンズ以外の部分503をエッチ
ングすることにより形成されている。そして、図11の
(c)に示すように、レンズ502は、センサ素子50
4を設けた基板505と接合されている。
【0005】ところが、上記従来のものは、レンズ50
2を製造するにあたり、 (1) レンズ以外の部分503をエッチング除去して
レンズ502を形成しているため、レンズの曲率半径お
よび表面状態の加工精度を向上させることが難しい。 (2) レンズ基板としてシリコン基板を使用する場
合、シリコンだけでは全体的に透過率が悪くなる。特
に、10μmの赤外線波長付近で、赤外線透過率が低下
する。 (3) 半導体基板に凸レンズを形成するため、レンズ
下面に半導体基板の一部が残されるため、赤外線透過率
が低下する。という問題があった。また、レンズ502
が、 (4) センサ素子504と反対方向に凸状に形成され
ているため、レンズ502を形成した後に、例えば赤外
線反射防止層や赤外線反射層などの形成、加工が困難で
ある。 という問題があった。
【0006】そこで、上記従来の問題を解決するため、
本出願人は先に特願平6ー112487号において、マ
イクロレンズ付赤外線検出素子およびその製造方法を提
案した。これを、図12のマイクロレンズの製造工程を
示す図を参照して説明する。まず、(a)に示すよう
に、半導体基板600の表面の保護膜601にエッチン
グ穴602がフォトグラフィ技術により開口され、
(b)に示すように、レンズ成型用凹部603がエッチ
ングにより形成される。次に、(c)に示すように、レ
ンズ成型用凹部603を含む表面にレンズ保護膜604
が形成された後、レンズ成型用凹部603に赤外線透過
材料605が充填され、(d)に示すように、マイクロ
レンズ606が成型される。
【0007】次に、(e)に示すように、マイクロレン
ズ606が成型された状態で、半導体基板600が他の
半導体基板607に被せられる。次に、(f)に示すよ
うに、マイクロレンズ606が半導体基板607を移設
されるとともに、半導体基板607の裏面に保護膜60
9が形成された後、マイクロレンズ606の取付け部分
を残して凹部608がエッチングされる。次いで、
(g)に示すように、表裏両面にそれぞれ形成された保
護膜604、609が剥離される。これにより、マイク
ロレンズ606が基板607上に形成される。その後、
マイクロレンズ606が形成された基板607は、図に
省略した赤外線感知部が形成された半導体基板に接合さ
れる。ここで、赤外線はマイクロレンズ606およびそ
の取付け部分を通過して赤外線感知部に入射する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
6ー112487号のものは、上記特開平3ー2630
01号公報における(1)の問題は解決できるが、
(2)〜(4)の問題に加えて、マイクロレンズ形成用
の半導体基板が2枚必要であるという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するために提
案されたもので、赤外線透過率が向上できて、赤外線の
集束率の向上を図ることができるマイクロレンズ付赤外
線検出素子、および2枚の半導体基板を必要としない
で、マイクロレンズの赤外線透過率、曲率半径およびそ
の表面状態の加工精度を向上させることができるマイク
ロレンズ付赤外線検出素子の製造方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るマイクロレンズ付赤外線検出素子
は、赤外線感知部が形成された第1の半導体基板と、赤
外線感知部に赤外線を収束するマイクロレンズが赤外線
感知部に向いて凸状に形成された第2の半導体基板と
を、マイクロレンズと赤外線感知部の間に空洞を形成し
て接合したものである。
【0011】前記赤外線感知部は、熱型赤外線感知部で
あり、前記空洞は、真空または不活性ガス雰囲気に形成
することもできる。
【0012】また、マイクロレンズには、赤外線反射防
止層を形成することが好ましい。
【0013】また、マイクロレンズには、レンズ領域以
外の面に赤外線反射層を形成することが好ましい。
【0014】また、本発明に係るマイクロレンズ付赤外
線検出素子の製造方法は、第2の半導体基板の一側面に
マイクロレンズ成型用凹部をエッチングにより形成し、
該マイクロレンズ成型用凹部にマイクロレンズ用材料を
充填してマイクロレンズを形成し、他側面にレンズ部が
露出するように開口部を設け、第2の半導体基板と赤外
線感知部が形成された第1の半導体基板とを、レンズ部
が赤外線感知部に凸状に向き、レンズ部と赤外線感知部
との間に空洞が形成されるように接合するものである。
【0015】また、開口部を形成するにあたり、予めマ
イクロレンズの表面に保護膜を形成し、開口部を形成し
た後に、保護膜をエッチングにより除去することもでき
る。
【0016】
【作用】本発明に係るマイクロレンズ付赤外線検出素子
は、赤外線感知部が形成された第1の半導体基板と、赤
外線感知部に赤外線を収束するマイクロレンズが赤外線
感知部に向いて凸状に形成された第2の半導体基板と
が、マイクロレンズと赤外線感知部の間に空洞を形成し
て接合されているので、マイクロレンズを通過した赤外
線は赤外線感知部に直接入射される。
【0017】赤外線感知部が熱型赤外線感知部であっ
て、空洞が、真空または不活性ガス雰囲気に形成されて
いると、その感度が向上される。
【0018】また、マイクロレンズが赤外線反射防止層
を備えていると、レンズ面での赤外線の反射が防止され
る。
【0019】また、マイクロレンズが、レンズ部以外の
面に赤外線反射層を具備していると、レンズ部以外から
の赤外線の入射が防止される。
【0020】本発明に係るマイクロレンズ付赤外線検出
素子の製造方法は、マイクロレンズを、半導体基板にエ
ッチングにより形成した凹部に充填して形成するので、
マイクロレンズの曲率半径、表面状態の加工精度が向上
されるとともに、第2の半導体基板の開口部からレンズ
部が露出するので、マイクロレンズ材料として赤外線透
過率の優れた材料を使用することにより、赤外線の透過
率が向上される。
【0021】開口部を形成するにあたり、予めマイクロ
レンズの表面に保護膜を形成し、開口部を形成した後
に、保護膜をエッチングにより除去すると、マイクロレ
ンズに対するエッチングが防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。図1は第1の実施例の断面図で
あり、マイクロレンズ付赤外線検出素子100は、赤外
線感知部102が形成された第1の半導体基板101
と、赤外線感知部102に赤外線を収束するマイクロレ
ンズ105が形成された第2の半導体基板104とを接
合することにより形成されている。
【0023】赤外線感知部102は、複数の赤外線受光
部103を備え、半導体基板101の一側面に形成され
ている。赤外線感知部102には信号取り出し用のボン
ディングパッド107が、配線部107a、および通電
用の高濃度不純物層107bを介して接続されている。
なお、赤外線感知部102は、熱型または量子型の何れ
であっても使用可能であり、熱型赤外線感知部の場合は
焦電型、サーモパイル型あるいはボロメータ型の何れで
もよい。
【0024】マイクロレンズ105は、材料として赤外
線透過率のよい有機材または無機材が使用され、第2の
半導体基板104の開口部108から、レンズ部105
aが赤外線感知部102に向かって凸状に露出し、レン
ズ部以外の部分105bが第2の半導体基板104の上
面に接着した状態で形成されている。また、赤外線受光
部103に対応した数のレンズ部105aが形成され、
赤外線感知部102とレンズ部105aとの間には空洞
106が形成されている。ここで、赤外線感知部102
は熱型赤外線感知部であり、空洞106内は真空または
不活性ガス雰囲気に形成されている。
【0025】上記の構成において、レンズ部105aが
空洞106内に露出しているので、各レンズ部105a
を通過した赤外線は、そのレンズ部105aに対応した
赤外線受光部103に直接入射される。赤外線受光部1
03で変換された信号は、必要に応じ信号処理され、配
線部107aおよび高濃度不純物層107bを介してボ
ンディングパッド107から取り出される。
【0026】次に、第2の半導体基板104に対するマ
イクロレンズ105の製造方法について、図2を参照し
て説明する。なお、第1の半導体基板101に赤外線感
知部102を形成する方法は、従来の方法と同じである
から、説明は省略する。
【0027】第1工程; (a)に示すように、半導体
基板104の両面に、半導体エッチング液に耐性のある
膜111、112(以下、半導体保護膜という。)をそ
れぞれ形成する。ここで、例えば半導体基板104の材
質がシリコンの場合、半導体保護膜111、112とし
て、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜を形成する。
【0028】第2工程; (b)に示すように、半導体
基板104の一側面の半導体保護膜111に、エッチン
グ穴113(以下、開口穴という。)を設ける。マイク
ロレンズ105を形成する側面の半導体保護膜111
に、フォトリソグラフィ技術で開口穴113を設ける。
開口穴113の寸法や形状は、対象となる素子、感知部
のサイズ、マイクロレンズの曲率半径rおよびマイクロ
レンズ材料の屈折率nなどにより異なるが、マイクロレ
ンズの焦点距離fや赤外線エネルギーの集束率により決
定される。マイクロレンズの曲率半径rと焦点距離fと
の関係を以下に示す。 f=r/(n−1) 例えば、マイクロレンズ105の材料がゲルマニウムの
場合、屈折率n=4.0であって、焦点距離fを半導体
基板の厚さ0.6mmとすると、曲率半径r=1.8m
mとなり、かなり曲率半径の大きなマイクロレンズとな
る。しかし、有機材を使用すると、屈折率nは1.5前
後のため、曲率半径rは0.3mmとなる。
【0029】次に、開口穴の形状寸法とマイクロレンズ
の焦点距離、集束率との関係を説明する。開口穴の形状
が円形で、寸法が小さい場合、マイクロレンズの焦点距
離は短く、集束率は約80%である。開口穴の形状が円
形で、寸法が大きい場合は、焦点距離が長く、集束率は
約80%である。また、開口穴の形状が四角形で、寸法
が大きい場合は、焦点距離が長く、集束率は80%より
大きいものである。
【0030】第3工程; (c)に示すように、半導体
基板104に、保護膜111をマスクとしてエッチング
液により、マイクロレンズ105のレンズ部105aを
成型する凹部114を形成する。エッチング用の開口穴
113とマイクロレンズ成型用の凹部114との関係に
ついて、図3のエッチング穴の形状、寸法と等方性エッ
チングにより形成されたマイクロレンズ成型用凹部との
関係を示す図を参照して説明する。図3の(a)は平面
図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図であ
る。ここで、(a)に示すように、半導体保護膜111
aに、開口穴として大きい丸穴113a、および大きい
角穴113bが設けられた場合、(b)に示すように、
半導体基板104aに略同じ深さの凹部114a、11
4bがそれぞれエッチングされる。開口穴として小さい
丸穴113c、および小さい角穴113dが設けられた
場合は、(c)に示すように、半導体基板104aに略
同じ半球状の凹部114c、114dがそれぞれエッチ
ングされる。
【0031】すなわち、焦点距離が短いマイクロレンズ
を製造する場合は、屈折率の大きなマイクロレンズ材料
を使用するとともに、開口穴を小さくして半球状の凹部
を形成する。半導体基板の厚さに応じて、開口穴の寸法
を設定することにより、所望の焦点距離を有するマイク
ロレンズを設計することができる。
【0032】また、例えば半導体基板104としてシリ
コン基板を使用して等方性エッチング除去する場合に
は、HF−HNO3 系のエッチング液を使用する。この
エッチング液のエッチング速度は十数μm/分以上のも
のもある。半導体基板としてGaAsを使用する場合に
は、等方性エッチング液としてHcl:H2 2 :H2
0=40:4:1を使用する。この場合、エッチング速
度は5μm/分以上が期待できる。半導体基板は化合物
半導体基板でもよいが、エッッチング液は目的に応じて
適切なものを選択する。
【0033】次に、図2に戻って第4工程を説明する。 第4工程; (d)に示すように、半導体保護膜111
をエッチングにより除去する。例えば、上下面の半導体
保護膜111、112の材料を異種のものにすると、反
対側面の保護膜112がエッチングされることはない。
【0034】第5工程; (e)に示すように、半導体
基板104に形成した凹部114にマイクロレンズ用材
料を充填し、マイクロレンズ105を形成する。赤外線
透過特性が優れているマイクロレンズ用材料として、有
機材、例えば高密度ポリエチレンまたはメチルペンテン
樹脂系のTPXなどの材料を使用する場合、予め、半導
体基板104と同サイズで略同厚のシートに形成する。
そのマイクロレンズ用材料としてのシートを、凹部11
4を形成した半導体基板104上に被せる。別の半導体
基板または同寸法の平坦性の優れたガラス板などを当て
板として使用し、凹部114を形成した半導体基板10
4との間にシートを挟んでサンドイッチ構造に形成す
る。このサンドイッチ構造状態で、半導体基板104、
シートおよび当て板を加熱器上で加圧しながら加熱す
る。この加熱により、シートを軟化させて凹部114に
充填する。ここで、マイクロレンズ用材料が、例えば高
密度ポリエチレンの場合、熱変形温度は圧縮応力4.6
kgf/cm2 が作用した状態で70℃前後である。
【0035】その加熱後、当て板と半導体基板104と
の間隔を調整し、当て板が当接するマイクロレンズ用材
料の表面を平坦化させた後、除冷することによりマイク
ロレンズ用材料を凹部114に倣って固化させ、レンズ
部105aおよびレンズ部105a以外の部分105b
を備えたマイクロレンズ105が形成される。ただし、
固化後に、マイクロレンズ用材料の表面を平坦化しても
よい。
【0036】赤外線透過特性が優れているマイクロレン
ズ用材料としての無機材は、Si、Ge、InP、Zn
Se、CdSeなどがある。この無機材の融点が半導体
基板より比較的低い場合、有機材と同様の方法により、
窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気中でマイクロレンズ用
材料を加熱し、軟化させて凹部114に充填する。この
場合において、マイクロレンズ用材料と半導体基板が加
熱により化学反応を起こすときは、図4に示すように、
例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜または金属膜な
どの反応防止層130を半導体基板104上に形成した
後、マイクロレンズ材料を凹部114に充填し、マイク
ロレンズ105を形成する。
【0037】反対に、無機材の融点が半導体基板の融点
より高い場合は、マイクロレンズ用材料としての無機材
を成膜技術の気相成長法などで凹部に堆積させた後、そ
の表面を機械研磨またはCMP法などで平坦化させる。
【0038】再度、図2に戻って第6工程を説明する。 第6工程; (f)に示すように、半導体基板104裏
面の半導体保護膜112に、空洞形成用の開口穴116
を形成する。開口穴116は、赤外線感知部102前面
の空洞106を形成するため、フォトリソグラフィ技術
により半導体保護膜112に、マイクロレンズ105の
レンズ部105aに対応する位置に形成される。
【0039】第7工程; (g)に示すように、マイク
ロレンズ105のレンズ部105a前面の半導体基板1
04をエッチング除去して開口部117を形成する。半
導体基板104の裏面に形成された半導体保護膜112
をマスクとして、レンズ部105aが露出するように、
エッチングにより開口部117を形成する。この開口部
117は、第1の半導体基板101と第2の半導体基板
104とを接合したときに空洞部106となるものであ
る。図には異方性エッチングにより半導体基板104を
除去する例が示されているが、等方性エッチングにより
除去することも可能である。ここで、マイクロレンズ用
材料としてシリコン基板を使用し、異方性エッチングで
除去する場合に、ヒドラジンまたはKOHなどのアルカ
リ系エッチング液が使用される。
【0040】また、マイクロレンズ用材料として、例え
ばシリコンなどを使用したとき、マイクロレンズ105
がエッチングされる場合がある。その場合、マイクロレ
ンズ105を保護するため、図4に示すように、その表
面をシリコン樹脂などで表面を被覆する。そして、反応
防止層130を形成したときは、半導体基板104をエ
ッチング除去した後、反応防止層130をエッチング除
去する。これにより、反応防止層130による赤外線透
過率の低下を防ぐことができる。以上により、第2の半
導体基板104にマイクロレンズ105を形成すること
ができる。
【0041】次に、図1に示すように、第1の半導体基
板101と第2の半導体基板104とを接合する。Au
−Snの合金シートや低融点ガラスなどの接着材料を、
第1の半導体基板101と第2の半導体基板104の接
合部109に挿入する。そして、接着材料を加熱して軟
化させた後、除冷して接合することにより、第1の半導
体基板101と第2の半導体基板104とが一体化され
る。ここで、第1の半導体基板に複数の赤外線感知部を
形成するとともに、第2の半導体基板にマイクロレンズ
を赤外線感知部に対応するように形成し、第1の半導体
基板と第2の半導体基板とを接合してダイシングする
と、マイクロレンズ付赤外線検出素子が製造でき、容易
に量産できる。
【0042】第1の半導体基板101と第2の半導体基
板104との接合にあたり、両面アライナーを使用する
と、マイクロレンズ105が赤外線感知部102に対し
て高精度に位置合わせされ、素子単位でのバッチ処理が
可能となって量産に有利となる。ただし、陽極接合法に
より接合することもできる。また、第1の半導体基板1
01と第2の半導体基板104との接合を、真空中また
は例えばキセノンガスなどの不活性ガス雰囲気中で行な
うと、マイクロレンズ105と赤外線感知部102間の
空隙106を真空またはキセノンガスなどの不活性ガス
雰囲気に形成できる。これにより、赤外線感知部102
として熱型赤外線感知部を使用した場合、その感度が向
上される。
【0043】マイクロレンズ付赤外線検出素子100の
空洞106を気密封止する場合、接合面を平坦化する必
要がある。平坦化の障害となるものに赤外線感知部10
2からの信号取り出し配線がある。これは、接合部10
9に対応する第1の半導体基板101内部に電気抵抗の
非常に低い高濃度不純物層107bを形成し、この高濃
度不純物層107bで接合部109の内外を電気的に接
続することにより、解決することができる。また、接合
部109領域に溝を掘り、溝に金属や高濃度不純物をド
ープしたポリシリコンなどで配線した後、接合部109
を平坦加工することもできる。
【0044】次に、図1の空洞106が真空状態である
場合の赤外線感知部102の感度について、一例を図5
により説明する。図5は、赤外線感知部102としての
熱型サーモパイルの拡大断面図である。半導体基板14
1に異方性エッチングにより空洞142が形成され、空
洞142の上部に熱絶縁用のダイアフラム143が設け
られている。空洞142は、ダイアフラム143の上方
の空洞106と連通している。
【0045】ダイアフラム143上には、p型半導体1
44とn型半導体145とからなる熱電対の複数対を金
属電極146で直列接続したサーモパイル素子147が
形成されている。図示左方には、p型半導体144が示
されているが、p型半導体144とn型半導体145と
は、紙面垂直方向に交互に配置されている。図示右方も
同様である。すなわち、サーモパイル素子147は、赤
外線受光部103を中心にしてp型半導体144とn型
半導体145と放射状に配置して形成されている。そし
て、熱吸収効率を高めるため、層間絶縁膜148を介し
てその上方に赤外線受光部103が設けられている。赤
外線受光部103が赤外線を受光すると、周辺部と温度
差が生じて、感知部中央付近と周辺との温度差に比例し
て信号が出力される。
【0046】ここで、空洞142の上端が一辺約120
μmの四角形状に形成され、0.1Torr位の真空状
態においては、1気圧の空気が充填されているときに比
べて、出力信号は約2倍となる。そして、空洞142の
上端のサイズが大きくなると、さらに出力は増大する。
【0047】空気の代わりに、空洞142にキセノンガ
スを1気圧充填した場合、出力信号は約1.8倍に増大
される。また、アルゴンガスより分子量の大きい不活性
ガスを充填すると、空気を充填した場合より出力は増大
される。さらに、キセノンガスより分子量の大きいガス
を充填すると、キセノンガスのときより増大される。空
洞142に何れの不活性ガスを充填しても、出力信号は
真空のときより小さい。しかし、長年に亘って空洞内を
真空状態に維持する難しさを考慮すると、空洞内に不活
性ガスを充填して気密封止することが好ましい。
【0048】次に、第2の実施例を説明する。第2の実
施例は、図6に示すように、マイクロレンズ105の外
側全面に赤外線反射防止層151が形成されたものであ
る。赤外線反射防止層151は、第1の実施例における
図2の(e)に示す凹部114にマイクロレンズ用材料
を充填し、マイクロレンズ105を形成する工程の後
に、マイクロレンズ105の外側全面に成膜技術により
形成されている。他の構成および製造方法は第1の実施
例と同じである。これにより、マイクロレンズ105か
らの赤外線の反射が防止され、透過率が向上される。
【0049】次に、第3の実施例を説明する。第3の実
施例は、図7に示すように、マイクロレンズ105外面
のレンズ部以外の部分105bに赤外線反射層153が
形成されたものである。赤外線反射層153は、アルミ
ニュームや金などの赤外線反射の優れた材料が使用さ
れ、第1の実施例における図2の(e)に示す凹部11
4にマイクロレンズ用材料を充填し、マイクロレンズ1
05を形成する工程の後に、その外面に形成される。他
の構成および製造方法は第1の実施例と同じである。こ
れにより、マイクロレンズ105のレンズ部以外の部分
105bからの赤外線の侵入が防止される。特に、熱型
赤外線感知部を使用する場合には、冷接点への赤外線入
射が防止され、その感度が向上される。
【0050】次に、第4の実施例を説明する。第4の実
施例は、図8に示すように、マイクロレンズ160のレ
ンズ部以外の部分161と半導体基板104との間に赤
外線反射層162が形成されたものである。赤外線反射
層162は、第1の実施例における図2の(d)に示す
マイクロレンズ成型用の凹部114を形成する工程の後
に、凹部114を除く第2の半導体基板104の上面に
形成される。その後に、マイクロレンズ用材料が凹部1
14に充填され、マイクロレンズ160が形成されてい
る。他の構成および製造方法は第1の実施例と同じであ
る。これにより、赤外線のレンズ部以外の部分161か
らの侵入が防止され、特に、熱型赤外線感知部にあって
はその感度が向上される。
【0051】次に、第5の実施例を図9を参照し説明す
る。第5の実施例は、第4の実施例における図8の構成
に加えて、マイクロレンズ160のレンズ部以外の部分
161の外面に赤外線反射層153が形成されたもので
ある。赤外線反射層153は、第4の実施例において、
マイクロレンズ160形成された後に、レンズ部以外の
部分161の外面に形成されている。他の構成および製
造方法は第1の実施例と同じである。これにより、赤外
線のレンズ部以外の部分161からの侵入が確実に防止
され、特に、熱型赤外線感知部にあってはその感度がさ
らに向上される。
【0052】次に、第6の実施例を図10を参照し説明
する。第6の実施例は、第2の実施例における図6の構
成に加えて、マイクロレンズ105のレンズ部以外の部
分105bにおいて、赤外線反射防止層151の外面に
赤外線反射層153が形成されたものである。赤外線反
射層153は、第2の実施例において、赤外線反射防止
層151が形成された後に、レンズ領域以外の部分10
5bに形成されている。他の構成および製造方法は第1
の実施例と同じである。これにより、マイクロレンズ1
05からの赤外線の反射が防止されて透過率の向上が図
れるとともに、レンズ領域以外の部分105bからの赤
外線の侵入が防止されて赤外線感知部の感度が向上され
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るマイ
クロレンズ付赤外線検出素子によれば、赤外線感知部が
形成された第1の半導体基板と、赤外線感知部に赤外線
を収束するマイクロレンズが赤外線感知部に向いて凸状
に形成された第2の半導体基板とが、マイクロレンズと
赤外線感知部の間に空洞を形成して接合されているの
で、マイクロレンズを通過した赤外線は赤外線感知部に
直接入射される。これにより、赤外線の透過率が向上
し、赤外線検出素子としての集束率を向上することがで
きる。
【0054】また、赤外線感知部が熱型赤外線感知部で
あり、空洞が真空または不活性ガス雰囲気に形成されて
いると、入射する赤外線に対応した出力信号が増大され
るため、赤外線感知部の感度および信頼性を向上させる
ことができる。
【0055】また、マイクロレンズが赤外線反射防止層
を備えていると、レンズ面での赤外線の反射が防止され
るため、赤外線の入射エネルギーのロスを低減できて、
透過率が向上し、赤外線検出素子としての集束率を向上
することができる。
【0056】また、マイクロレンズがレンズ部以外の面
に赤外線反射層を備えていると、赤外線の不必要な入射
が防止されるため、例えば、サーモパイルのように温度
差により赤外線の量を検出する赤外線感知部にあって
は、冷接点への赤外線の入射が防止され、その感度の向
上を図ることができる。また、マイクロレンズの外面に
赤外線反射防止層を形成し、レンズ部以外の部分外面に
赤外線反射層を備えていると、レンズ部での赤外線の反
射が防止され、さらに、レンズ部以外での赤外線の不必
要な入射が防止されるため、赤外線の入射エネルギーの
ロスを低減できて、透過率が向上し、赤外線検出素子と
しての集束率を一層向上することができる。
【0057】本発明に係るマイクロレンズ付赤外線検出
素子の製造方法によれば、第2の半導体基板にエッチン
グにより形成した凹部にマイクロレンズ用材料を充填し
てマイクロレンズを形成するので、マイクロレンズの曲
率半径、表面状態の加工精度が向上される。また、第2
の半導体基板の開口部からレンズ部を露出するように形
成するので、2枚の半導体基板が必要なく、マイクロレ
ンズ材料として赤外線透過率の優れた材料を使用するこ
とにより、赤外線の透過率が向上される。これにより、
赤外線検出素子の集束率の向上を図ることができる
【0058】また、開口部を形成するにあたり、予めマ
イクロレンズの表面に保護膜を形成し、開口部を形成し
た後に、保護膜をエッチングにより除去すると、マイク
ロレンズに対するエッチングが防止されるため、マイク
ロレンズの精度が低下されることがなくて、マイクロレ
ンズ付赤外線検出素子の感度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の断面図である。
【図2】第1の実施例における第2の半導体基板の製造
工程を示す図である。
【図3】エッチング穴とエッチングにより形成されたマ
イクロレンズ成型用凹部との関係を示す図である。
【図4】第2の半導体基板の他の製造方法を示す断面図
である。
【図5】赤外線感知部としての熱型サーモパイルの拡大
断面図である。
【図6】第2の実施例における第2の半導体基板を示す
断面図である。
【図7】第3の実施例における第2の半導体基板を示す
断面図である。
【図8】第4の実施例における第2の半導体基板を示す
断面図である。
【図9】第5の実施例における第2の半導体基板を示す
断面図である。
【図10】第6の実施例における第2の半導体基板を示
す断面図である。
【図11】従来のマイクロレンズを示す図である。
【図12】従来の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
100 マイクロレンズ付赤外線検
出素子 101 第1の半導体基板 102 赤外線感知部 104 第2の半導体基板 105、160 マイクロレンズ 105a レンズ部 105b、161 レンズ部以外の部分 106 空洞 108、117 開口部 109 接合部 111、112、130 保護膜 114 凹部 151 赤外線反射防止層 153、162 赤外線反射層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線感知部が形成された第1の半導体
    基板と、前記赤外線感知部に赤外線を収束するマイクロ
    レンズが形成された第2の半導体基板とを接合して成る
    マイクロレンズ付赤外線検出素子において、前記マイク
    ロレンズのレンズ部が前記赤外線感知部に向いて凸状に
    配置され、前記レンズ部と前記赤外線感知部の間に空洞
    が形成されていることを特徴とするマイクロレンズ付赤
    外線検出素子。
  2. 【請求項2】 前記赤外線感知部は、熱型赤外線感知部
    であり、前記空洞は、真空または不活性ガス雰囲気に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    レンズ付赤外線検出素子。
  3. 【請求項3】 前記マイクロレンズは、赤外線反射防止
    層を具備していることを特徴とする請求項1または2記
    載のマイクロレンズ付赤外線検出素子。
  4. 【請求項4】 前記マイクロレンズは、レンズ部以外の
    面に赤外線反射層を具備していることを特徴とする請求
    項1、2または3記載のマイクロレンズ付赤外線検出素
  5. 【請求項5】 第1の半導体基板に赤外線感知部を形成
    する工程と、 第2の半導体基板の両面に保護膜を形成する工程と、 前記第2の半導体基板の一方の側面に、保護膜をマスク
    として、マイクロレンズのレンズ部を成型する凹部をエ
    ッチングにより形成する工程と、 該凹部にマイクロレンズ用材料を充填してマイクロレン
    ズを形成する工程と、 第2の半導体基板の他方の側面に、保護膜をマスクとし
    てレンズ部が露出するように開口部をエッチングにより
    形成する工程と、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを、前
    記レンズ部が前記赤外線感知部に凸状に向き、前記レン
    ズ部と前記赤外線感知部との間に空洞が形成されるよう
    に接合する工程と、からなることを特徴とするマイクロ
    レンズ付赤外線検出素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記開口部を形成するにあたり、予めマ
    イクロレンズの表面に保護膜を形成する工程と、前記開
    口部を形成した後に、前記保護膜をエッチングにより除
    去する工程とを設けたことを特徴とする請求項5記載の
    マイクロレンズ付赤外線検出素子の製造方法。
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