JPH09112740A - ガス遮断弁制御装置及びガス遮断弁制御方法 - Google Patents

ガス遮断弁制御装置及びガス遮断弁制御方法

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JPH09112740A
JPH09112740A JP26536295A JP26536295A JPH09112740A JP H09112740 A JPH09112740 A JP H09112740A JP 26536295 A JP26536295 A JP 26536295A JP 26536295 A JP26536295 A JP 26536295A JP H09112740 A JPH09112740 A JP H09112740A
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JP
Japan
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valve
gas
drive
signal
gas cutoff
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JP26536295A
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English (en)
Inventor
Kimikatsu Isobe
公克 磯部
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス遮断弁を動作の信頼性を向上させる。 【解決手段】 弁状態検出手段3は、ガス遮断弁2の開
/閉状態を検出して弁状態検出信号SVを駆動制御手段
5に出力し、弁駆動手段4は、駆動制御信号SDCに基
づいてガス遮断弁2を閉状態にすべく駆動するための駆
動信号SDRVをガス遮断弁2に出力し、駆動制御手段
5は、弁状態検出信号SVに基づいてガス遮断弁2が閉
状態となっているべきタイミングでガス遮断弁2が開状
態となっている場合に、駆動信号SDRVの駆動力を増
加させるための駆動力制御信号SCDを弁駆動手段4に
出力し、駆動制御信号SDCを再度出力し、弁駆動手段
4は、駆動制御信号SDCに基づいて駆動力を増加した
駆動信号SDRVを用いてガス遮断弁2を閉状態にすべ
く駆動するので、長期にわたって駆動されず、動きが鈍
いような場合でも、確実にガス遮断弁を駆動してガスを
遮断でき、信頼性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス遮断弁制御装
置及びガス遮断弁制御方法に係り、特にガス遮断弁を遮
断状態にするためのガス遮断弁制御装置及びガス遮断弁
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のガス遮断弁制御装置の概要
構成ブロック図を示す。ガス遮断弁制御装置50は、ガ
ス流量を検出して流量信号SFLを出力する流量センサ5
1と、ガス遮断弁52を駆動する遮断弁駆動回路53
と、ガス遮断弁制御装置全体50を制御するコントロー
ラ54と、各種情報を表示する表示回路55と、を備え
て構成されている。
【0003】次に図7の動作処理フローチャートを参照
してガス遮断弁制御装置の動作を説明する。流量センサ
51がガス流量を検出して流量信号SFLを出力すると、
コントローラ54は、流量信号SFLに対応するガス流量
が正常か否かに基づいて遮断判定を行なう(ステップS
11)。
【0004】ステップS11の判別において、ガス流量
が異常である場合、すなわち、ガス遮断弁52を駆動し
てガスを遮断する必要がある場合には、コントローラ5
4は遮断弁駆動回路53に駆動制御信号SDC’を出力す
る。これにより遮断弁駆動回路53は遮断信号SDRV’
をガス遮断弁に供給し、遮断弁52は遮断する(ステッ
プS12)。
【0005】そしてコントローラ54は、表示回路55
にガス遮断弁52を遮断した旨の表示を行なっていた
(ステップS13)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでガス遮断弁
は、通常は、開状態にあり、ガス洩れ等の異常状態にの
みガスを遮断、すなわち、閉状態になるように構成され
ているものである。従って、ガス遮断弁の動作時には確
実に閉状態とならなければならない。
【0007】そこで、本発明の目的は、ガス遮断弁を動
作時に確実に閉状態としてガス遮断を行なえる信頼性の
高いガス遮断弁制御装置及びガス遮断弁制御方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図1の基本構成図に示すように、ガス遮断弁2の制御を
行なうガス遮断弁制御装置1において、ガス遮断弁2の
開/閉状態を検出して弁状態検出信号SVを出力する弁
状態検出手段3と、駆動制御信号SDCに基づいてガス
遮断弁2を閉状態にすべく駆動するための駆動信号SD
RVを出力する弁駆動手段4と、弁状態検出信号SVに
基づいてガス遮断弁2が閉状態となっているべきタイミ
ングでガス遮断弁2が開状態となっている場合に、駆動
信号SDRVの駆動力を増加させるための駆動力制御信
号SCDを弁駆動手段4に出力するとともに、駆動制御
信号SDCを再度出力する駆動制御手段5と、を備えて
構成する。
【0009】請求項1記載の発明によれば、弁状態検出
手段3は、ガス遮断弁2の開/閉状態を検出して弁状態
検出信号SVを駆動制御手段5に出力する。弁駆動手段
4は、駆動制御信号SDCに基づいてガス遮断弁2を閉
状態にすべく駆動するための駆動信号SDRVをガス遮
断弁2に出力する。
【0010】これらと並行して駆動制御手段5は、弁状
態検出信号SVに基づいてガス遮断弁2が閉状態となっ
ているべきタイミングでガス遮断弁2が開状態となって
いる場合に、駆動信号SDRVの駆動力を増加させるた
めの駆動力制御信号SCDを弁駆動手段4に出力すると
ともに、駆動制御信号SDCを再度出力する。
【0011】これらの結果、弁駆動手段4は、駆動制御
信号SDCに基づいて駆動力を増加した駆動信号SDR
Vを用いてガス遮断弁2を閉状態にすべく駆動する。請
求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、弁
駆動手段4は、駆動力制御信号SCDの入力に伴って駆
動信号SDRVの電圧を上昇させるように構成する。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、弁駆動手段4は、駆動力制御
信号SCDの入力に伴って駆動信号SDRVの電圧を上
昇させる。請求項3記載の発明は、請求項1または請求
項2記載の発明において、駆動信号SDRVはパルス信
号であり、弁駆動手段4は、駆動力制御信号SDCの入
力に伴って駆動信号SDRVのパルス幅を長くするよう
に構成する。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の作用に加えて、弁駆動手段4
は、駆動力制御信号SDCの入力に伴って駆動信号SD
RVのパルス幅を長くする。請求項4記載の発明は、ガ
ス遮断弁の制御を行なうガス遮断弁制御方法において、
駆動制御指示に基づいて前記ガス遮断弁を閉状態にすべ
く駆動する弁駆動工程と、前記ガス遮断弁の開/閉状態
を検出する弁状態検出工程と、前記ガス遮断弁が閉状態
となっているべきタイミングで前記ガス遮断弁が開状態
となっている場合に、前記弁駆動工程における前記ガス
遮断弁の駆動力を増加させるとともに、前記駆動制御指
示を再度与える駆動制御工程と、を備えて構成する。
【0014】請求項4記載の発明によれば、弁駆動工程
は、駆動制御指示に基づいて前記ガス遮断弁を閉状態に
すべく駆動し、弁状態検出工程は、ガス遮断弁の開/閉
状態を検出する。これらにより駆動制御工程は、ガス遮
断弁が閉状態となっているべきタイミングでガス遮断弁
が開状態となっている場合に、弁駆動工程におけるガス
遮断弁の駆動力を増加させるとともに、駆動制御指示を
再度与える。
【0015】これらの結果、弁駆動工程は、駆動力を増
加させた状態でガス遮断弁を閉状態とすべく駆動する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のガス遮断弁制御
方法において、前記ガス遮断弁は電圧駆動されており、
前記弁駆動工程は、前記駆動力制御指示が与えられるこ
とにより前記ガス遮断弁を駆動するための電圧を上昇さ
せるように構成する。
【0016】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、弁駆動工程は、駆動力制御指
示が与えられることによりガス遮断弁を駆動するための
電圧を上昇させる。請求項6記載の発明は、請求項4ま
たは請求項5記載の発明において、前記ガス遮断弁はパ
ルス電圧駆動されており、前記弁駆動工程は、前記駆動
力制御指示が与えられることによりパルス幅を長くする
ように構成する。
【0017】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは請求項5記載の発明の作用に加えて、弁駆動工程
は、駆動力制御指示が与えられることによりパルス幅を
長くする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。第1実施形態 図2に第1実施形態のガス遮断弁制御装置の概要構成ブ
ロック図を示す。
【0019】ガス遮断弁制御装置10は、ガス流量を検
出して流量信号SFLを出力する流量センサ11と、駆動
制御信号SDCに基づいてラッチングソレノイドリレー等
のソレノイドリレーと一体に形成されているガス遮断弁
12を駆動するための遮断信号SDRV1を出力する遮断弁
駆動回路13と、ガス遮断弁12の開/閉状態を検出し
て弁状態検出信号SVLを出力する弁状態検出回路14
と、流量信号SFL及び弁状態検出信号SVLに基づいて駆
動制御信号SDCを出力するとともに、ガス遮断弁制御装
置10全体を制御するコントローラ15と、表示制御信
号SDSPに基づいて各種情報を表示する表示回路16
と、を備えて構成されている。
【0020】遮断弁駆動回路13は、電源電圧を昇圧
し、予め設定した複数の電圧を有する遮断信号SDRV1を
出力する昇圧回路13Aを備えて構成されている。この
昇圧回路13Aの出力電圧としては、例えば、電源とし
て電池を用い、電源電圧が3[V]の場合、6[V]、
10[V](図4(a)参照)が出力できるように構成
する。
【0021】弁状態検出回路14は、より具体的には、
ガス遮断弁12を駆動しているソレノイドリレーの洩れ
磁束を検出してオン/オフするリードスイッチを備えて
構成され、このリードスイッチのオン/オフに伴ってガ
ス遮断弁12の開/閉状態に応じた弁状態検出信号SVL
を出力している。
【0022】次に図3の動作処理フローチャートを参照
してガス遮断弁制御装置の動作を説明する。流量センサ
11がガス流量を検出して流量信号SFLを出力すると、
コントローラ15は、流量信号SFLに対応するガス流量
が正常か否かに基づいて遮断判定を行なう(ステップS
1)。
【0023】ステップS1の判別において、ガス流量が
異常である場合、すなわち、ガス遮断弁12を駆動して
ガスを遮断する必要がある場合には、コントローラ15
は遮断弁駆動回路13に駆動制御信号SDCを出力し、遮
断弁駆動回路13は、第1の電圧(上述の例の場合、電
源電圧3[V];図4(a)中、時刻t1 参照)を有す
る遮断信号SDRV1をガス遮断弁12に出力する(ステッ
プS2)。
【0024】この遮断信号SDRV1の出力と並行して、弁
状態検出回路14は、ガス遮断弁12の開/閉状態を検
出して弁状態検出信号SVLをコントローラ15に出力す
る(ステップS3)。これによりコントローラ15は、
弁状態検出回路SVLに基づいて、ガス遮断弁12が閉状
態にあるか否かを判別する(ステップS4)。
【0025】ステップS4の判別において、ガス遮断弁
12が閉状態にある場合には(ステップS4;Ye
s)、コントローラ15は表示制御信号SDSPを出力
し、表示回路16はガス遮断弁12を駆動してガスを遮
断した旨の表示を行ない(ステップS5)、処理を終了
する。。
【0026】また、ステップS4の判別において、ガス
遮断弁12が開状態にある場合には(ステップS4;N
o)、コントローラ15は、駆動制御信号SDCの出力、
ひいては、遮断信号SDRV1の出力が3回目であるか否か
を判別する(ステップS6)。
【0027】この場合においては、駆動制御信号SDCの
出力は第1回目であるので、駆動力制御信号としての機
能を有する駆動制御信号SDCにより出力条件の変更を指
示し、遮断弁駆動回路13に昇圧回路13Aを用いて第
2の電圧(上述の例の場合、電圧6[V];図4(a)
中、時刻t2 参照)を有する遮断信号SDRV1をガス遮断
弁12に出力させる(ステップS8)。
【0028】これにより遮断弁駆動回路13は、第2の
電圧(6[V])を有する遮断信号SDRV1をガス遮断弁
12に出力する(ステップS2)。この遮断信号SDRV1
の出力と並行して、弁状態検出回路14は、ガス遮断弁
12の開/閉状態を検出して弁状態検出信号SVLをコン
トローラ15に出力する(ステップS3)。
【0029】そしてコントローラ15は、弁状態検出回
路SVLに基づいて、ガス遮断弁12が閉状態にあるか否
かを判別する(ステップS4)。ステップS4の判別に
おいて、ガス遮断弁12が閉状態にある場合には(ステ
ップS4;Yes)、コントローラ15は表示制御信号
SDSPを出力し、表示回路16はガス遮断弁12を駆動
してガスを遮断した旨の表示を行ない(ステップS
5)、処理を終了する。。
【0030】また、ステップS4の判別において、ガス
遮断弁12が開状態にある場合には(ステップS4;N
o)、コントローラ15は、駆動制御信号SDCの出力、
ひいては、遮断信号SDRV1の出力が3回目であるか否か
を判別する(ステップS6)。
【0031】この場合においては、駆動制御信号SDCの
出力は第2回目であるので、駆動力制御信号としての機
能を有する駆動制御信号SDCにより、遮断弁駆動回路1
3に対し、昇圧回路13Aを用いて第3の電圧(上述の
例の場合、電圧10[V])を有する遮断信号SDRV1を
ガス遮断弁12に出力するように出力条件の変更を指示
する(ステップS8)。
【0032】これにより遮断弁駆動回路13は、第3の
電圧(10[V])を有する遮断信号SDRV1(図4
(a)中、時刻t3 参照)をガス遮断弁12に出力する
(ステップS2)。この遮断信号SDRV1の出力と並行し
て、弁状態検出回路14は、ガス遮断弁12の開/閉状
態を検出して弁状態検出信号SVLをコントローラ15に
出力する(ステップS3)。
【0033】そしてコントローラ15は、弁状態検出回
路SVLに基づいて、ガス遮断弁12が閉状態にあるか否
かを判別する(ステップS4)。ステップS4の判別に
おいて、ガス遮断弁12が閉状態にある場合には(ステ
ップS4;Yes)、コントローラ15は表示制御信号
SDSPを出力し、表示回路16はガス遮断弁12を駆動
してガスを遮断した旨の表示を行ない(ステップS
5)、処理を終了する。
【0034】また、ステップS4の判別において、ガス
遮断弁12が開状態にある場合には(ステップS4;N
o)、コントローラ15は、表示制御信号SDSPを出力
し、表示回路16はガス遮断弁12が異常である旨の表
示を行ない(ステップS7)、処理を終了する。
【0035】以上の説明のように、本第1実施形態によ
れば、通常の遮断信号SDRV1(=電源電圧3[V])を
出力したにもかかわらず、ガス遮断弁12が閉状態にな
らなかった場合には、遮断信号SDRV1の駆動電圧を上昇
させることにより、より確実にガス遮断弁12を駆動し
てガスを遮断することができ、信頼性が向上する。
【0036】なお、最初から最も高い電圧で駆動するよ
うにすれば確実に動作することとなるが、現実的には、
電源として電池を用いるため、電池寿命の観点から、で
きる限り低い電圧で駆動するのが望ましいのである。以
上の説明においては、ガス遮断弁12の駆動の試行回数
を3回としていたが、試行回数はこれに限定されるもの
ではない。
【0037】また、ガス遮断弁12の駆動電圧の上限を
10[V]としていたが、回路構成部品の許容範囲内
で、より駆動電圧を上げるように構成することも可能で
ある。さらに、上記第1実施形態においては、電源とし
て電池を用いる場合を想定し、ガス遮断弁12の駆動電
圧を変更するために昇圧回路13Aを用いていたが、電
源電圧が高い場合には、昇圧回路13Aに代えて分圧回
路を設け、電源電圧を分圧した電圧を遮断信号SDCの電
圧とするとともに、分圧比を変更することにより、ガス
遮断弁12の駆動電圧を徐々に高くするように構成する
ことも可能である。第2実施形態 図5に第2実施形態のガス遮断弁制御装置の概要構成ブ
ロック図を示す。
【0038】ガス遮断弁制御装置20は、ガス流量を検
出して流量信号SFLを出力する流量センサ21と、駆動
制御信号SDC1 に基づいてラッチングソレノイドリレー
等のソレノイドリレーと一体に形成されているガス遮断
弁22を駆動するための遮断信号SDRV2を出力する遮断
弁駆動回路23と、ガス遮断弁22の開/閉状態を検出
して弁状態検出信号SVLを出力する弁状態検出回路24
と、流量信号SFL及び弁状態検出信号SVLに基づいて駆
動制御信号SDC1 を出力するとともに、ガス遮断弁制御
装置20全体を制御するコントローラ25と、表示制御
信号SDSPに基づいて各種情報を表示する表示回路26
と、を備えて構成されている。
【0039】遮断弁駆動回路23は、予め設定した複数
のパルス幅を有する遮断信号SDRV2を出力するパルス幅
変更回路23Aを備えて構成されている。このパルス幅
変更回路23Aの遮断信号SDRV2のパルス幅としては、
例えば、初期状態における遮断信号SDRV2のパルス幅を
Wとすると、パルス幅2W及びパルス幅3Wの遮断信号
SDRV2(図4(b)参照)が出力できるように構成す
る。
【0040】弁状態検出回路24は、第1実施形態の弁
状態検出回路14と同一構成である。 次に図3の動作
処理フローチャートを再び参照してガス遮断弁制御装置
の動作を説明する。流量センサ21がガス流量を検出し
て流量信号SFLを出力すると、コントローラ25は、流
量信号SFLに対応するガス流量が正常か否かに基づいて
遮断判定を行なう(ステップS1)。
【0041】ステップS1の判別において、ガス流量が
異常である場合、すなわち、ガス遮断弁22を駆動して
ガスを遮断する必要がある場合には、コントローラ25
は遮断弁駆動回路23に駆動制御信号SDCを出力し、遮
断弁駆動回路23は、第1のパルス幅(上述の例の場
合、パルス幅W;図4(b)中、時刻t1 参照)を有す
る遮断信号SDRV2をガス遮断弁22に出力する(ステッ
プS2)。
【0042】この遮断信号SDRV2の出力と並行して、弁
状態検出回路24は、ガス遮断弁22の開/閉状態を検
出して弁状態検出信号SVLをコントローラ25に出力す
る(ステップS3)。これによりコントローラ25は、
弁状態検出回路SVLに基づいて、ガス遮断弁22が閉状
態にあるか否かを判別する(ステップS4)。
【0043】ステップS4の判別において、ガス遮断弁
22が閉状態にある場合には(ステップS4;Ye
s)、コントローラ25は表示制御信号SDSPを出力
し、表示回路26はガス遮断弁22を駆動してガスを遮
断した旨の表示を行ない(ステップS5)、処理を終了
する。。
【0044】また、ステップS4の判別において、ガス
遮断弁22が開状態にある場合には(ステップS4;N
o)、コントローラ25は、駆動制御信号SDCの出力、
ひいては、遮断信号SDRV2の出力が3回目であるか否か
を判別する(ステップS6)。
【0045】この場合においては、駆動制御信号SDCの
出力は第1回目であるので、駆動力制御信号としての機
能を有する駆動制御信号SDCにより遮断弁駆動回路23
に対し、パルス幅変更回路23Aを用いて第2のパルス
幅(上述の例の場合、パルス幅2W;図4(b)中、時
刻t2 参照)を有する遮断信号SDRV2をガス遮断弁22
に出力するように出力条件の変更を指示する(ステップ
S8)。
【0046】これにより遮断弁駆動回路23は、第2の
パルス幅(=2W)を有する遮断信号SDRV2をガス遮断
弁22に出力する(ステップS2)。この遮断信号SDR
V2の出力と並行して、弁状態検出回路24は、ガス遮断
弁22の開/閉状態を検出して弁状態検出信号SVLをコ
ントローラ25に出力する(ステップS3)。
【0047】そしてコントローラ25は、弁状態検出回
路SVLに基づいて、ガス遮断弁22が閉状態にあるか否
かを判別する(ステップS4)。ステップS4の判別に
おいて、ガス遮断弁22が閉状態にある場合には(ステ
ップS4;Yes)、コントローラ25は表示制御信号
SDSPを出力し、表示回路26はガス遮断弁22を駆動
してガスを遮断した旨の表示を行ない(ステップS
5)、処理を終了する。。
【0048】また、ステップS4の判別において、ガス
遮断弁22が開状態にある場合には(ステップS4;N
o)、コントローラ25は、駆動制御信号SDCの出力、
ひいては、遮断信号SDRV2の出力が3回目であるか否か
を判別する(ステップS6)。
【0049】この場合においては、駆動制御信号SDCの
出力は第2回目であるので、駆動力制御信号としての機
能を有する駆動制御信号SDCにより、遮断弁駆動回路2
3に対しパルス幅変更回路23Aを用いて第3のパルス
幅(上述の例の場合、パルス幅3W)を有する遮断信号
SDRV2をガス遮断弁22に出力するように出力条件の変
更を指示する(ステップS8)。
【0050】これにより遮断弁駆動回路23は、第3の
パルス幅(=3W)を有する遮断信号SDRV2(図4
(b)中、時刻t3 参照)をガス遮断弁22に出力する
(ステップS2)。この遮断信号SDRV2の出力と並行し
て、弁状態検出回路24は、ガス遮断弁22の開/閉状
態を検出して弁状態検出信号SVLをコントローラ25に
出力する(ステップS3)。
【0051】そしてコントローラ25は、弁状態検出回
路SVLに基づいて、ガス遮断弁22が閉状態にあるか否
かを判別する(ステップS4)。ステップS4の判別に
おいて、ガス遮断弁22が閉状態にある場合には(ステ
ップS4;Yes)、コントローラ25は表示制御信号
SDSPを出力し、表示回路26はガス遮断弁22を駆動
してガスを遮断した旨の表示を行ない(ステップS
5)、処理を終了する。
【0052】また、ステップS4の判別において、ガス
遮断弁22が開状態にある場合には(ステップS4;N
o)、コントローラ25は、表示制御信号SDSPを出力
し、表示回路26はガス遮断弁22が異常である旨の表
示を行ない(ステップS7)、処理を終了する。
【0053】以上の説明のように、本第2実施形態によ
れば、通常の遮断信号SDRV2(=パルス幅W)を出力し
たにもかかわらず、ガス遮断弁22が閉状態にならなか
った場合には、遮断信号SDRV2のパルス幅を長くするこ
とにより、より確実にガス遮断弁22を駆動してガスを
遮断することができ、ガス遮断弁制御装置の信頼性を向
上させることができる。
【0054】なお、最初から最も長いパルス幅で駆動す
るようにすれば確実に動作することとなるが、現実的に
は、電源として電池を用いるため、電池寿命の観点か
ら、できる限り短いパルス幅で駆動するのが望ましいの
である。以上の説明においては、ガス遮断弁22の駆動
の試行回数を3回としていたが、試行回数はこれに限定
されるものではない。
【0055】また、ガス遮断弁22の遮断信号SDRV2の
パルス幅の上限を3Wとしていたが、よりパルス幅を長
くするように構成することも可能である。第3実施形態 上記各実施形態においては、遮断信号(SDRV1またはS
DRV2)の電圧あるいはパルス幅を独立に変更していた
が、昇圧回路13Aあるいはパルス幅変更回路23Aに
代えて、遮断信号の電圧及びパルス幅を同時に変更する
昇圧パルス幅変更回路を設け、遮断信号SDRV1または遮
断信号SDRV2に代えて、図4(c)に示すような電圧及
びパルス幅が同時に変更された遮断信号SDRV3を用いる
ようにすることも可能である。
【0056】より詳細には、初期状態においては、駆動
電圧3[V]、かつ、パルス幅W、再試行時には、駆動
電圧6[V]、かつ、パルス幅2W、再々試行時には駆
動電圧10[V]、かつ、パルス幅3Wというように遮
断信号SDRV3の電圧及びパルス幅を同時に変更する。
【0057】これによりガス遮断弁の駆動力は指数関数
的に増加することとなり、より確実にガス遮断弁を駆動
することができる。上記各実施形態においては、駆動制
御信号に駆動力制御信号の機能をもたせていたが、駆動
制御信号と駆動力制御信号を別個の信号として構成する
ことも可能である。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、弁状態検
出手段3は、ガス遮断弁2の開/閉状態を検出して弁状
態検出信号SVを駆動制御手段5に出力し、弁駆動手段
4は、駆動制御信号SDCに基づいてガス遮断弁2を閉
状態にすべく駆動するための駆動信号SDRVをガス遮
断弁2に出力し、駆動制御手段5は、弁状態検出信号S
Vに基づいてガス遮断弁2が閉状態となっているべきタ
イミングでガス遮断弁2が開状態となっている場合に、
駆動信号SDRVの駆動力を増加させるための駆動力制
御信号SCDを弁駆動手段4に出力するとともに、駆動
制御信号SDCを再度出力し、弁駆動手段4は、駆動制
御信号SDCに基づいて駆動力を増加した駆動信号SD
RVを用いてガス遮断弁2を閉状態にすべく駆動するの
で、長期にわたって駆動されることがなく、ガス遮断弁
の動きが鈍くなっているような場合でも、確実にガス遮
断弁を駆動してガスを遮断することができ、ガス遮断制
御装置の信頼性を向上させることができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、弁駆動手段4は、駆動力制御
信号SCDの入力に伴って駆動信号SDRVの電圧を上
昇させるので、順次駆動力を増加せることができ、確実
にガス遮断弁を駆動することができる。さらに問題があ
った場合のみ、電圧を上昇させて駆動するので、消費電
力の増加を抑制することができる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の作用に加えて、弁駆動手段4
は、駆動力制御信号SDCの入力に伴って駆動信号SD
RVのパルス幅を長くするので、順次駆動力を増加せる
ことができ、確実にガス遮断弁を駆動することができ
る。さらに問題があった場合のみ、パルス幅を長くして
駆動するので、消費電力の増加を抑制することができ
る。
【0061】請求項4記載の発明によれば、弁駆動工程
は、駆動制御指示に基づいて前記ガス遮断弁を閉状態に
すべく駆動し、弁状態検出工程は、ガス遮断弁の開/閉
状態を検出し、駆動制御工程は、ガス遮断弁が閉状態と
なっているべきタイミングでガス遮断弁が開状態となっ
ている場合に、弁駆動工程におけるガス遮断弁の駆動力
を増加させるとともに、駆動制御指示を再度与え、弁駆
動工程は、駆動力を増加させた状態でガス遮断弁を閉状
態とすべく駆動するので、長期にわたって駆動されるこ
とがなく、ガス遮断弁の動きが鈍くなっているような場
合でも、確実にガス遮断弁を駆動してガスを遮断するこ
とができ、ガス遮断制御装置の信頼性を向上させること
ができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、弁駆動工程は、駆動力制御指
示が与えられることによりガス遮断弁を駆動するための
電圧を上昇させるので、順次駆動力を増加せることがで
き、確実にガス遮断弁を駆動することができる。さらに
問題があった場合のみ、電圧を上昇させて駆動するの
で、消費電力の増加を抑制することができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは請求項5記載の発明の作用に加えて、弁駆動工程
は、駆動力制御指示が与えられることによりパルス幅を
長くするので、順次駆動力を増加せることができ、確実
にガス遮断弁を駆動することができる。さらに問題があ
った場合のみ、パルス幅を長くして駆動するので、消費
電力の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】第1実施形態の概要構成ブロック図である。
【図3】動作処理フローチャートである。
【図4】遮断信号の波形説明図である。
【図5】第2実施形態の概要構成ブロック図である。
【図6】従来例の概要構成ブロック図である。
【図7】従来例の動作処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 ガス遮断弁制御装置 2 ガス遮断弁 3 弁状態検出手段 4 弁駆動手段 5 駆動制御手段 SV 弁状態検出信号 SDC 駆動制御信号 SDRV 駆動信号 SCD 駆動力制御信号 10、20 ガス遮断弁制御装置 11、21 流量センサ 12、22 ガス遮断弁 13、23 遮断弁駆動回路 13A 昇圧回路 14、24 弁状態検出回路 15、25 コントローラ 16、26 表示回路 23A パルス幅変更回路 SFL 流量信号 SDC、SDC1 駆動制御信号 SDRV1、SDRV2 遮断信号 SVL 弁状態検出信号 SDC 駆動制御信号 SDSP 表示制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス遮断弁の制御を行なうガス遮断弁制
    御装置において、 前記ガス遮断弁の開/閉状態を検出して弁状態検出信号
    を出力する弁状態検出手段と、 駆動制御信号に基づいて前記ガス遮断弁を閉状態にすべ
    く駆動するための駆動信号を出力する弁駆動手段と、 前記弁状態検出信号に基づいて前記ガス遮断弁が閉状態
    となっているべきタイミングで前記ガス遮断弁が開状態
    となっている場合に、前記駆動信号の駆動力を増加させ
    るための駆動力制御信号を前記弁駆動手段に出力すると
    ともに、前記駆動制御信号を再度出力する駆動制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするガス遮断弁制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス遮断弁制御装置にお
    いて、 前記弁駆動手段は、前記駆動力制御信号の入力に伴って
    前記駆動信号の電圧を上昇させることを特徴とするガス
    遮断弁制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のガス遮断
    弁制御装置において、 前記駆動信号はパルス信号であり、 前記弁駆動手段は、前記駆動力制御信号の入力に伴って
    前記駆動信号のパルス幅を長くすることを特徴とするガ
    ス遮断弁制御装置。
  4. 【請求項4】 ガス遮断弁の制御を行なうガス遮断弁制
    御方法において、 駆動制御指示に基づいて前記ガス遮断弁を閉状態にすべ
    く駆動する弁駆動工程と、 前記ガス遮断弁の開/閉状態を検出する弁状態検出工程
    と、 前記ガス遮断弁が閉状態となっているべきタイミングで
    前記ガス遮断弁が開状態となっている場合に、前記弁駆
    動工程における前記ガス遮断弁の駆動力を増加させると
    ともに、前記駆動制御指示を再度与える駆動制御工程
    と、 を備えたことを特徴とするガス遮断弁制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のガス遮断弁制御方法にお
    いて、 前記ガス遮断弁は電圧駆動されており、 前記弁駆動工程は、前記駆動力制御指示が与えられるこ
    とにより前記ガス遮断弁を駆動するための電圧を上昇さ
    せることを特徴とするガス遮断弁制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のガス遮断
    弁制御方法において、 前記ガス遮断弁はパルス電圧駆動されており、 前記弁駆動工程は、前記駆動力制御指示が与えられるこ
    とによりパルス幅を長くすることを特徴とするガス遮断
    弁制御方法。
JP26536295A 1995-10-13 1995-10-13 ガス遮断弁制御装置及びガス遮断弁制御方法 Withdrawn JPH09112740A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2421559A (en) * 2004-12-24 2006-06-28 Airbus Uk Ltd Valve system
JP2008269438A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Ricoh Elemex Corp 電池駆動式機器
JP2010223527A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Panasonic Corp 流体遮断装置

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