JPH09112444A - ベーン式バキュームポンプ - Google Patents

ベーン式バキュームポンプ

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Publication number
JPH09112444A
JPH09112444A JP27583995A JP27583995A JPH09112444A JP H09112444 A JPH09112444 A JP H09112444A JP 27583995 A JP27583995 A JP 27583995A JP 27583995 A JP27583995 A JP 27583995A JP H09112444 A JPH09112444 A JP H09112444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
rotor
driven gear
gear
driven
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27583995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Furusawa
正 古沢
Kimio Nemoto
公夫 根本
Kazuhisa Nomura
和央 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従動歯車と駆動歯車との摩耗や両者の噛合時
の騒音を防止することができるベーン式バキュームポン
プを提供すること。 【解決手段】 吸気孔5と排気孔6とを有したポンプ室
1内に、ロータ12と、ロータ12に形成された複数の
溝13にそれぞれ進退自在に配置されてポンプ室内周面
4aに先端を摺接させるベーン16と、が配設される。
また、ポンプ室1内には、潤滑油Oを供給する潤滑油流
路9が開口される。ロータ12には、ロータ12を回転
駆動させるための従動歯車23を固定させた従動軸22
が連結される。従動歯車23には、駆動歯車25が噛合
される。排気孔6は、吸気孔5から吸引したエアAとと
もに潤滑油流路9から供給された潤滑油Oを従動歯車2
3と駆動歯車25とに供給できるように、従動歯車23
と駆動歯車25との噛合部位付近に開口されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキブ
ースタ等に使用されるベーン式バキュームポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のベーン式バキュームポンプは、吸
気孔と排気孔とを有したポンプ室内に、ロータと、ロー
タに形成された複数の溝にそれぞれ進退自在に配置され
てポンプ室内周面に先端を摺接させるベーンと、が配設
されるとともに、潤滑油を供給する潤滑油流路が開口さ
れていた(特開平3−175189号公報参照)。
【0003】そして、ロータには、ロータを回転駆動さ
せるための従動歯車を固定させた従動軸が連結され、従
動歯車には、回転駆動される駆動歯車が噛合されてい
た。
【0004】そのため、駆動歯車の回転駆動により、従
動歯車を介して、従動軸が回転駆動され、従動軸ととも
にロータが回転し、複数のベーンがポンプ室内周面に摺
接して、エアを吸気孔から吸引しつつ排気孔から排出
し、吸気孔側の圧力を減圧していた。また、潤滑油は、
従動軸を支持する軸受メタルや玉軸受、あるいは、ベー
ンの溝やポンプ室内周面との摺接部位に供給されて、各
部位の摩耗を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のベーン
式バキュームポンプでは、潤滑油流路から供給される潤
滑油により、従動軸を支持する部位、あるいは、ベーン
の溝やポンプ室内周面との摺接部位、の摩耗は抑えるこ
とができるものの、従動歯車と駆動歯車との摩耗を効果
的に防止することができなかった。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、従動歯車と駆動歯車との摩耗や両者の噛合時の騒音
を防止することができるベーン式バキュームポンプを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベーン式バ
キュームポンプは、吸気孔と排気孔とを有したポンプ室
内に、ロータと、該ロータに形成された複数の溝にそれ
ぞれ進退自在に配置されて前記ポンプ室内周面に先端を
摺接させるベーンと、が配設されるとともに、潤滑油を
供給する潤滑油流路が開口され、前記ロータに、前記ロ
ータを回転駆動させるための従動歯車を固定させた従動
軸が連結され、前記従動歯車に、駆動歯車が噛合されて
構成されているベーン式バキュームポンプであって、前
記排気孔が、前記吸気孔から吸引したエアとともに前記
潤滑油流路から供給された潤滑油を前記従動歯車と前記
駆動歯車とに供給できるように、前記従動歯車と前記駆
動歯車との噛合部位付近に開口されていることを特徴と
する。
【0008】
【発明の効果】本発明に係るベーン式バキュームポンプ
では、作動時、駆動歯車の回転駆動により、従動歯車を
介して、従動軸が回転駆動され、従動軸とともにロータ
が回転し、複数のベーンがポンプ室内周面に摺接して、
エアを吸気孔から吸引しつつ排気孔から排出し、吸気孔
側の圧力を減圧することとなる。
【0009】そして、潤滑油は、潤滑油流路の開口から
ポンプ室内に流入し、従動軸を支持する部材、あるい
は、ベーンの溝やポンプ室内周面との摺接部位に供給さ
れ、各部の摩耗を防止し、さらに、吸引したエアととも
に排気孔から吐出されることとなる。
【0010】その際、排気孔が従動歯車と駆動歯車との
噛合部位付近に開口されていることから、潤滑油は、吸
気孔から吸引したエアとともに、従動歯車と駆動歯車と
の噛合部位付近に吹き付けられる態様となり、両歯車の
摩耗を防止でき、また、噛合時の騒音を防止できること
となる。
【0011】したがって、本発明に係るベーン式バキュ
ームポンプでは、従動歯車と駆動歯車との摩耗や両者の
噛合時の騒音を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1・2に示す実施形態のベーン式バキュ
ームポンプPは、車両のブレーキブースタのバキューム
ポンプであり、ポンプ室1と、ロータ12と、4枚のベ
ーン16と、を備えて構成されている。
【0014】ポンプ室1は、ボディ2とカバー3とを3
本のボルト10で一体化させて構成され、一体時、内部
に、ロータ12やベーン16とを収納する円柱状の収納
凹部4が形成され、収納凹部4には、ポンプ室1の所定
位置に配置された吸気孔5と排気孔6とが連通されてい
る。吸気孔5には、チェックバルブ8を配置させた継手
7が連結されている。継手7は、所定のパイプを経て、
ブレーキブースタの図示しないバキュームタンクに接続
されることとなる。
【0015】そして、排気孔6は、収納凹部4側の開口
6aが、ポンプ室1のベーン16の摺接する内周面4a
における吸気孔5の反対側の側部に配置され、ポンプ室
1の外表面側の開口6bが、後述する従動歯車23と駆
動歯車25との噛合部位における噛込み側の部位に吸気
孔5から吸引したエアAを吹き付けることができる位置
に、配置されている。
【0016】また、ポンプ室1には、後述する従動軸2
2を支持する軸受メタル18の部位に、潤滑油流路9の
開口9aが形成されている。この潤滑油流路9は、後述
する従動軸22を支持する軸受メタル18や玉軸受2
0、あるいは、ベーン16の溝13やポンプ室1の内周
面4aとの摺接部位に、潤滑油Oを供給するためのもの
である。
【0017】ロータ12は、ポンプ室1の収納凹部4内
に収納される略円筒状として構成され、内部には、ロー
タ12の全長にわたってスプライン溝14が形成されて
いる。また、外周面には、放射状に配置されて軸方向に
沿って凹んだ4つの凹溝13が形成されている。
【0018】ロータ12のスプライン溝14には、平歯
車からなる従動歯車23を固着させたスプライン軸から
なる従動軸22が嵌合され、従動軸22の先端は、軸受
メタル18を介してポンプ室1のカバー3に支持され、
従動軸22の元部側は、玉軸受20を介してポンプ室1
のボディ2に支持されている。従動歯車23は、エンジ
ンのクランクシャフトからの駆動力を伝達するための平
歯車からなる駆動歯車25と噛合している。
【0019】そして、これらの歯車23・25は、ギヤ
ケース27内に収納されている。なお、19は、スナッ
プリングである。
【0020】各凹溝13に配置されるベーン16は、長
方形板状として、従動軸22の回転に伴なうロータ12
の回転により、先端側を遠心力でポンプ室1の内周面4
aに摺接させるように構成されている。
【0021】この実施形態のベーン式バキュームポンプ
Pの作動時には、駆動歯車25の回転駆動により、従動
歯車23を介して、従動軸22が回転駆動され、従動軸
22とともにロータ12が回転し、4枚のベーン16が
ポンプ室内周面4aに摺接して、エアAを吸気孔5から
吸引しつつ排気孔6から排出し、吸気孔5側の圧力を減
圧することとなる。
【0022】そして、潤滑油Oは、潤滑油流路9の開口
9aからポンプ室1内に流入し、従動軸22を支持する
軸受メタル18や玉軸受20、あるいは、ベーン16の
溝13やポンプ室内周面4aとの摺接部位に供給され、
各部の摩耗を防止し、さらに、吸引したエアAととも
に、排気孔6の開口6bから吐出されることとなる。
【0023】その際、排気孔6の開口6bが、従動歯車
23と駆動歯車25との噛合部位付近に配置されている
ことから、潤滑油Oは、吸気孔5から吸引したエアAと
ともに、従動歯車23と駆動歯車25との噛合部位付近
に吹き付けられる態様となり、両歯車23・25の摩耗
を防止でき、また、噛合時の騒音を防止できることとな
る。
【0024】ちなみに、実施形態の場合には、潤滑油O
はエンジンオイルであり、潤滑油流路9に供給される潤
滑油Oが、400cc/minであり、排気孔6から吐出され
る潤滑油Oは、400cc/minとなっていた。そして、実
施形態の場合、従動歯車23と駆動歯車25との噛合部
位付近に吹き付けられる潤滑油Oの量は、300cc/min
以上であれば、摩耗や騒音を防止できることから、十分
に摩耗と騒音を防止することができた。
【0025】なお、実施形態では、潤滑油Oを両歯車2
3・25の噛込み側に供給するようにしたが、排気孔6
の開口6bの位置を変更して、両歯車23・25の噛合
部位付近の噛外れ側に潤滑油Oを供給するようにしても
良い。
【0026】また、排気孔6のポンプ室内周面4a側の
開口6aの配置位置も、図1の二点鎖線で示すように、
ベーン16の摺接部位に配置させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すベーン式バキューム
ポンプの断面図である。
【図2】同実施形態の部分省略側面図であり、図1のII
方向から見た部分省略側面図である。
【符号の説明】
1…ポンプ室、 4a…内周面、 5…吸気孔、 6…排気孔、 9…潤滑油流路、 12…ロータ、 13…凹溝、 16…ベーン、 22…従動軸、 23…従動歯車、 25…駆動歯車、 A…エア、 O…潤滑油、 P…ベーン式バキュームポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気孔と排気孔とを有したポンプ室内
    に、ロータと、該ロータに形成された複数の溝にそれぞ
    れ進退自在に配置されて前記ポンプ室内周面に先端を摺
    接させるベーンと、が配設されるとともに、潤滑油を供
    給する潤滑油流路が開口され、 前記ロータに、前記ロータを回転駆動させるための従動
    歯車を固定させた従動軸が連結され、 前記従動歯車に、駆動歯車が噛合されて構成されている
    ベーン式バキュームポンプであって、 前記排気孔が、前記吸気孔から吸引したエアとともに前
    記潤滑油流路から供給された潤滑油を前記従動歯車と前
    記駆動歯車とに供給できるように、前記従動歯車と前記
    駆動歯車との噛合部位付近に開口されていることを特徴
    とするベーン式バキュームポンプ。
JP27583995A 1995-10-24 1995-10-24 ベーン式バキュームポンプ Withdrawn JPH09112444A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107