JPH09112158A - ブラインド装置 - Google Patents

ブラインド装置

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JPH09112158A
JPH09112158A JP29619895A JP29619895A JPH09112158A JP H09112158 A JPH09112158 A JP H09112158A JP 29619895 A JP29619895 A JP 29619895A JP 29619895 A JP29619895 A JP 29619895A JP H09112158 A JPH09112158 A JP H09112158A
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Mamoru Oishi
守 大石
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鉄也 平塚
Minoru Kanitani
実 蟹谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作の虞がなく、加えてコンパクトに装置
枠内に収容することができるクラッチ機構を具備したブ
ラインド装置を提供すること。 【解決手段】 ブラインド装置1は、リンク機構2及び
3と、リンク機構2及び3に連結されてなるスラット支
持機構8と、スラット支持機構8のに支持されたスラッ
ト9と、スラット9を傾動させるチルト機構12と、リ
ンク機構2及び3を折り畳み、伸長させるリンク折り畳
み、伸長機構14と、リンク折り畳み、伸長機構14の
作動をチルト機構12に伝達するクラッチ機構15とを
具備しており、クラッチ機構15は、チェーン61に取
り付けられた係合突起96と、揺動体43に形成された
嵌合凹所97と、揺動体43の揺動を禁止、許容する掛
け金部材98と、掛け金部材98を付勢する弾性手段9
9とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓等の開口
部に配されて、当該開口部を開閉するために用いられる
ブラインド装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のブラインド装
置では、一般に、開口部の上部に左右の縦枠を橋絡して
回転軸が設けられ、この回転軸の両端には駆動ホイール
の一つであるスプロケットホイールが取り付けられ、各
スプロケットホイールには長尺体の一つであるチエーン
が掛けられ、チエーンには多数のスラットの各端部を支
持するリンク機構が連結され、電動モータ等からなる駆
動機構の作動により回転軸が回転されると、各スプロケ
ットホイールが回転されてチエーンが走行され、チエー
ンの走行によりリンク機構を介して多数のスラットが上
昇、下降され、而して建物の窓等の開口部を開放、閉鎖
するようになっている。そして、かかる従来のブライン
ド装置では、開口部の開放に際しては多数のスラットを
下方から順次密に重ね合わせて上昇させ、最後に全ての
スラットを密に重ね合わせてスラット束として開口部の
上方に配している。また、一般にチルト機構が付加され
て、このチルト機構により、建物の窓等の開口部の完全
閉鎖の直前に、多数のスラットが一度揺動されて簾状に
されるようになっている。
【0003】ところで上記のブラインド装置では、チル
ト機構を作動させるべく、実開平3−87793号公報
に開示のような、リンク折り畳み、伸長機構の作動をチ
ルト機構に伝達するクラッチ機構を具備しており、この
クラッチ機構により建物の窓等の開口部の完全閉鎖の直
前に、多数のスラットが一度揺動されて簾状にされるよ
うになっている。しかしながら、実開平3−87793
号公報に開示のクラッチ機構では、装置枠にストッパピ
ンを取り付け、回転板にカム溝を形成すると共に係合片
を単に枢着してなるため、係合片のストッパピンへの係
合が解除されるような誤動作の虞を有し、加えて機構自
体の厚みが増大して、コンパクトに装置枠内に収容する
ことが困難である。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、誤動作の虞がな
く、加えてコンパクトに装置枠内に収容することができ
るクラッチ機構を具備したブラインド装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
を達成すべく、第一のリンク機構と、この第一のリンク
機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一のリ
ンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自
在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、このス
ラット支持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第
一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されて
おり、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を
生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構と、第一
及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第
二のリンク機構を折り畳み、伸長させるリンク折り畳
み、伸長機構と、このリンク折り畳み、伸長機構による
第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構
を作動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構の作動を
チルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備しており、
リンク折り畳み、伸長機構は、可撓性の長尺体と、長尺
体を走行させる駆動ホイールとを具備しており、チルト
機構は、駆動ホイールと同軸に揺動自在に配された揺動
体と、第一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端を揺
動体に連結する連結手段とを具備しており、クラッチ機
構は、長尺体に取り付けられた突起と、長尺体の走行に
おいて突起が嵌合されるように、揺動体に形成された凹
所と、一の回動状態に設定される際には、揺動体に係合
して揺動体の揺動を禁止する一方、突起の凹所への嵌合
に際し、突起により他の一の回動状態に設定されて、揺
動体の揺動を許容するように揺動体に対する係合を解除
する掛け金部材と、掛け金部材を一の回動状態に設定す
るように弾性的に付勢する弾性手段とを具備しているブ
ラインド装置が提供される。
【0006】また本発明によれば前記目的を達成するた
めに、掛け金部材が、一端で装置枠に回動自在に取り付
けられており、他端に爪部を有しており、掛け金部材が
一の回動状態に設定される際には、爪部が、揺動体の凹
所に配されている上記のブラインド装置が提供される。
【0007】更に本発明によれば前記目的を達成するた
めに、クラッチ機構が、揺動体に形成された突起を具備
しており、掛け金部材が、一端で装置枠に回動自在に取
り付けられており、他端に爪部を有していると共に、一
端と他端との間に凹所を有しており、掛け金部材が一の
回動状態に設定される際には、爪部が、揺動体の凹所に
配されており、揺動体の突起が、掛け金部材の凹所に配
されている上記のブラインド装置が提供される。本発明
の他の一つでは、掛け金部材は、揺動体の縁部に当接し
て他の一の回動状態が保持されるようになっている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。な
お、本発明はこれら実施例に何等限定されないのであ
る。
【0009】
【実施例】図1から図4において、本例のブラインド装
置1は、第一のリンク機構2と、リンク機構2に並置さ
れた第二のリンク機構3と、一端4が軸5を介してリン
ク機構2に、他端6が軸7を介してリンク機構3にそれ
ぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構
8と、スラット支持機構8のそれぞれに支持されたスラ
ット9と、リンク機構2及び3のそれぞれの上端10及
び11に連結されており、リンク機構2及び3に相対的
な位置変化を生じさせて、スラット9を傾動させるチル
ト機構12と、リンク機構2及び3の下部13に、最下
端のスラット支持機構8を介して連結されて、リンク機
構2及び3を折り畳み、伸長させるリンク折り畳み、伸
長機構14と、リンク折り畳み、伸長機構14によるリ
ンク機構2及び3の伸長に際して、チルト機構12を作
動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構14の作動を
チルト機構12に伝達するクラッチ機構15とを具備し
ている。
【0010】リンク機構2は、軸5及び軸21を介して
直列に互いに回動自在に連結された複数の第一のリンク
部材22を具備しており、リンク機構3は、軸7及び軸
23を介して直列に互いに回動自在に連結された複数の
第二のリンク部材24を具備している。リンク部材22
及び24には、リンク機構2及び3の折り畳み方向を規
定する規制片25が一体的に設けられている。
【0011】スラット支持機構8のそれぞれは、一端4
が、リンク部材22の互いの回動自在な連結部(軸5及
び軸21の部位)において、一つ置きの連結部(軸5の
部位)に軸5を介して回動自在に連結されており、他端
6が、リンク部材24の互いの回動自在な連結部(軸7
及び軸23の部位)において、一つ置きの連結部(軸7
の部位)に軸7を介して回動自在に連結されているアー
ム31と、アーム31のほぼ中央部に一体的に固着され
て、水平方向に伸びた取付部32とを有しており、取付
部32は、縦枠33に形成された上下方向に伸びる案内
路34を通って伸長しており、縦枠33の外側の取付部
32にスラット9が固着されており、こうしてスラット
支持機構8のそれぞれは、案内路34に案内されて上下
動自在であって、スラット9のそれぞれを支持してい
る。
【0012】チルト機構12は、軸41に軸受42を介
して揺動自在に設けられた円板状の揺動体43と、それ
ぞれの一端44及び45が揺動体43に、それぞれの他
端46及び47がリンク機構2及び3のそれぞれの上端
48及び49にそれぞれ連結された一対の紐状体、例え
ば可撓性のワイヤ50及び51からなる連結手段とを具
備している。
【0013】リンク折り畳み、伸長機構14は、可撓性
の長尺体、本例では一端59及び他端60を有する有端
のチェーン61と、チェーン61の撓みを阻止する撓み
阻止手段62と、チェーン61をA及びB方向に走行さ
せる走行装置63と、チェーン61をリンク機構2及び
3の下部13に連結する連結手段64とを具備してい
る。
【0014】阻止手段62は、縦枠33に一体的に形成
された一対の案内壁71及び72と、縦枠33に設けら
れて、スプロケットホイール73の周りに配されたチェ
ーン押え70とを具備しており、チェーン61は、一対
の案内壁71及び72間に形成された案内路74及び7
5並びにチェーン押え70とスプロケットホイール73
との間のチェーン通路76を通って走行し、これらの一
対の案内壁71及び72並びにチェーン押え70により
その不要な撓みが阻止されている。
【0015】走行装置63は、チェーン61が噛み合っ
て係合する駆動ホイールとしてのスプロケットホイール
73と、スプロケットホイール73を回転させる回転駆
動装置78とを具備しており、スプロケットホイール7
3は、揺動体43と同軸に配されて、軸41に固着され
て設けられており、回転駆動装置78は、電動モータ7
9と、電動モータ79を支持して縦枠33に取り付けら
れており、電動モータ79の出力回転軸の回転を減速し
て軸41に伝達する減速機80とを具備しており、電動
モータ79の作動で軸41を回転させて、スプロケット
ホイール73を回転させ、これによりスプロケットホイ
ール73に掛けられたチェーン61をA及びB方向に走
行させる。
【0016】連結手段64は、本例では最下端のスラッ
ト支持機構8を介してチェーン61の下端59をリンク
機構2及び3の下部に連結しており、案内路34に案内
されて上下動自在であって、スラット支持機構8に連結
された可動体81と、一端82が可動体81に回動かつ
直動自在に連結されており、他端83がチェーン61の
一端59に回動自在に連結されたアーム84と、チェー
ン61とアーム84との間に配されており、一端85が
チェーン61の一端59に、他端86がアーム84にそ
れぞれ係止され、中央部がピン95に巻かれたねじりコ
イルばね87からなる弾性手段88とを具備している。
【0017】可動体81は、スラット支持機構8の取付
部32が貫通しており、案内路34に配されて当該案内
路34に案内されて上下動自在な本体91と、本体91
にピン92を介して取り付けられた板状の取付部材93
とを具備しており、アーム84は、一端82に長孔94
を有しており、長孔94にピン92が挿通されているこ
とにより、当該一端82で可動体81に回動かつ直動自
在に連結されている。アーム84の他端83はピン95
を介してチェーン61の一端59に回動自在に連結され
ている。ばね87は、チェーン61の一端59に対して
アーム84を反時計回りに回動させるように、チェーン
61の一端59に対してアーム84を弾性的に付勢し、
これにより可動体81を案内路34に沿って下方に移動
させるようにしている。
【0018】クラッチ機構15は、チェーン61に取り
付けられた突起96(図6ないし図8参照)と、チェー
ン61の走行において突起96が嵌合されるように、揺
動体43に形成された凹所97と、一の回動状態(図6
に示す状態)に設定される際には、揺動体43に係合し
て揺動体43の揺動を禁止する一方、突起96の凹所9
7への嵌合に際し、突起96により他の一の回動状態
(図7及び図8に示す状態)に設定されて、揺動体43
の揺動を許容するように揺動体43に対する係合を解除
する掛け金部材98と、掛け金部材98を一の回動状態
に設定するように弾性的に付勢する弾性手段99(図6
にのみ図示)とを具備している。
【0019】掛け金部材98は、一端100で軸101
を介してチェーン押え70に回動自在に取り付けられて
おり、チェーン押え70は縦枠33に支持されており、
こうして掛け金部材98は、チェーン押え70を介して
装置枠である縦枠33に回動自在に取り付けられてい
る。掛け金部材98は、更に、他端に爪部102を有し
ており、掛け金部材98が一の回動状態に設定される際
には、爪部102は、揺動体43の凹所97に配され
て、凹所97と爪部102との間に、案内楔空間103
が形成されるようになっている。弾性手段99は、ねじ
りコイルばねからなり、その一端はチェーン押え70に
係止され、その他端は掛け金部材98に係止され、中央
部が軸101に巻き付けられて、配されており、掛け金
部材98を、図6においては、軸101を中心として反
時計回りに回動させるように、弾性付勢している。クラ
ッチ機構15は、更に、揺動体43に形成された突起1
04を具備しており、掛け金部材98は、一端100と
爪部102との間に凹所105を有しており、掛け金部
材98が一の回動状態に設定される際には、突起104
は、凹所105に配されて、突起104と凹所105と
が係合されるようになっており、突起104と凹所10
5との係合により、揺動体43は、軸41を中心とする
その揺動が禁止されるようになっている。
【0020】以上のクラッチ機構15では、突起96
が、案内楔空間103に導入されて爪部102に当接し
て掛け金部材98を弾性手段99の弾性力に抗して回動
させると、突起104の凹所105への係合が解除さ
れ、これにより揺動体43を揺動可能とし、したがっ
て、突起96の凹所97への嵌合によりチェーン61の
走行と共に揺動体43は回転される一方、突起96が案
内楔空間103を通って凹所97から抜け出して、掛け
金部材98が弾性手段99の弾性力により前記と逆に回
動され、突起104が凹所105に係合すると、揺動体
43は回転不可能となる。なお、掛け金部材98は、図
8に示すように、揺動体43の外縁部107に当接して
他の一の回動状態が保持されるようになっている。
【0021】ブラインド装置1では、建物の開口部を挟
んで上記のような縦枠33が左右に設けられ、左右の縦
枠33には、上記の機構が同様に装着されており、した
がってスラット9の各々の他端(図示せず)は、上記と
同様に図示しないスラット支持機構の各々に支持されて
いる。また、軸41は、図示しない他方の縦枠まで長く
伸ばされて、上記と同様に他方の縦枠に設けられたリン
ク折り畳み、伸長機構を同期して作動させるようになっ
ている。
【0022】以上のブラインド装置1では、図5に示す
ように、リンク機構2及び3が伸長された状態では、ス
ラット9は、建物の開口部を完全に閉鎖するように、ほ
ぼ垂直に傾動されており、図8に示すように、揺動体4
3も一定量揺動されて、チェーン61に設けられた突起
96は、凹所97に配されて突起104と凹所105と
の係合が解除され、掛け金部材98は、揺動体43の外
縁部107に当接して他の一の回動状態に保持されてい
る。この状態から電動モータ79が作動されると、軸4
1の回転により、スプロケットホイール73が回転され
てチエーン61がA方向に走行される。チエーン61の
A方向の走行により突起96も軸41を中心として反時
計回りに移動され、突起96のこの移動により揺動体4
3も、図7に示すように反時計回りに回動され、揺動体
43の回動により、ワイヤ50が上方に引っ張られ、ワ
イヤ51が下方に下げられ、而して、図1に示すよう
に、リンク機構3に対してリンク機構2が相対的に上方
に持ち上げられて、アーム31のそれぞれがほぼ水平に
回動され、これによりスラット9のそれぞれもほぼ水平
に回動されて簾状にされる。
【0023】更にチエーン61がA方向に走行される
と、突起96が凹所97から抜け始め、突起96の凹所
97からの抜けにより、掛け金部材98が軸101を中
心として回動され、突起104と凹所105とが係合さ
れる。図6に示すように、突起104と凹所105とが
係合することにより、揺動体43の回転は阻止されて、
その状態に保持される。チエーン61のA方向の走行が
続行されることにより、連結手段64によりチエーン6
1に下部で連結されたリンク機構2及び3が折り畳まれ
始め、この折り畳みにより、リンク機構2及び3にスラ
ット支持機構8を介して取り付けられたスラット9が下
方から順次重ね合わされる。スラット9が全て重ね合わ
されると、検出器等からの信号により電動モータ79の
作動が停止され、開口部が完全開放された状態が維持さ
れる。
【0024】開口部が完全開放された状態又は開口部の
途中開放状態で、電動モータ79が前記と逆に作動され
ると、チエーン61がB方向に走行され、これによりリ
ンク機構2及び3は上方より伸長され始め、スラット束
は上方のスラット9よりその重ね合わせが解除され始め
る。リンク機構2及び3が全て伸長されてスラット9も
またその重ね合わせが全て解除されると、図6に示すよ
うに、突起96が案内楔空間103を通って凹所97に
嵌入され始め、この嵌入により図7に示すように、突起
96が掛け金部材98を弾性手段99の弾性力に抗して
回動させて、突起104の凹所105への係合を解除
し、この解除により突起96の移動と共に揺動体43
は、図8に示すように前記と逆に時計回りに回転され、
ワイヤ51が上方に引っ張られ、ワイヤ50が下方に下
げられ、これによりリンク機構2及び3に相対的変位が
生じて、リンク機構2及び3にスラット支持機構8を介
して取り付けられたスラット9は逆に傾動され、この傾
動により一端簾状にされた後に、図5に示すように開口
部を完全に閉鎖するようになる。その後、検出器等から
の信号により電動モータ79の作動が停止され、開口部
が完全閉鎖された状態が維持される。
【0025】このように本例のクラッチ機構15では、
揺動体43に対して独立に掛け金部材98が回動自在に
取り付けられ、加えて、弾性手段99により掛け金部材
98が一の回動状態に設定されるように付勢されている
ため、誤動作の虞がなく、加えてコンパクトに装置枠内
に収容することができる。
【0026】そしてブラインド装置1では、開口部が完
全閉鎖された後において、直ちに電動モータ79の作動
が停止されず、チエーン61が若干B方向に更に走行さ
れても、チェーン61の一端59に他端83で回動自在
に連結されたアーム84自体がばね87の弾性力に抗し
てピン92を中心として回動しかつその一端82で可動
体81に対して直動して、可動体81の更なる下方移動
を生じさせないようになっているため、全て伸長された
リンク機構2及び3が更に伸長されたり、完全閉鎖状態
にされたスラット9が更に傾動されたりするような、不
都合が生じなく、リンク機構2及び3並びにスラット9
の損傷を回避し得、また、図5に示す状態で可動体81
の更なる下方移動を禁止する禁止機構が設けられている
場合に限らず、一対の案内壁71及び72を損傷に至ら
しめるようなチェーン61の無理な撓みを生じなくし得
る。
【0027】なお、前記例では、図2において、取付部
32が伸びる側にチェーン61を配置したが、これに代
えて、リンク機構2及び3が配置される側にチェーン6
1を配置して構成してもよく、このようにすると取付部
32を短くし得ると共に、縦枠33の横幅を狭くし得
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、誤動作の
虞がなく、加えてコンパクトに装置枠内に収容すること
ができるクラッチ機構を具備したブラインド装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の側面説明図であ
る。
【図2】図1に示す一実施例の正面説明図である。
【図3】図1に示す一実施例の縦枠の平面説明図であ
る。
【図4】図1に示す弾性手段の詳細説明図である。
【図5】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図6】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図7】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図8】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置 2 第一のリンク機構 3 第二のリンク機構 8 スラット支持機構 9 スラット 12 チルト機構 14 リンク折り畳み、伸長機構 15 クラッチ機構 43 揺動体 61 チェーン 96 係合突起 97 嵌合凹所 98 掛け金部材 99 弾性手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のリンク機構と、この第一のリンク
    機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一のリ
    ンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自
    在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、このス
    ラット支持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第
    一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されて
    おり、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を
    生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構と、第一
    及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第
    二のリンク機構を折り畳み、伸長させるリンク折り畳
    み、伸長機構と、このリンク折り畳み、伸長機構による
    第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構
    を作動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構の作動を
    チルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備しており、
    リンク折り畳み、伸長機構は、可撓性の長尺体と、長尺
    体を走行させる駆動ホイールとを具備しており、チルト
    機構は、駆動ホイールと同軸に揺動自在に配された揺動
    体と、第一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端を揺
    動体に連結する連結手段とを具備しており、クラッチ機
    構は、長尺体に取り付けられた突起と、長尺体の走行に
    おいて突起が嵌合されるように、揺動体に形成された凹
    所と、一の回動状態に設定される際には、揺動体に係合
    して揺動体の揺動を禁止する一方、突起の凹所への嵌合
    に際し、突起により他の一の回動状態に設定されて、揺
    動体の揺動を許容するように揺動体に対する係合を解除
    する掛け金部材と、掛け金部材を一の回動状態に設定す
    るように弾性的に付勢する弾性手段とを具備しているブ
    ラインド装置。
  2. 【請求項2】 掛け金部材は、一端で装置枠に回動自在
    に取り付けられており、他端に爪部を有しており、掛け
    金部材が一の回動状態に設定される際には、爪部は、揺
    動体の凹所に配されている請求項1に記載のブラインド
    装置。
  3. 【請求項3】 クラッチ機構は、揺動体に形成された突
    起を具備しており、掛け金部材は、一端で装置枠に回動
    自在に取り付けられており、他端に爪部を有していると
    共に、一端と他端との間に凹所を有しており、掛け金部
    材が一の回動状態に設定される際には、爪部は、揺動体
    の凹所に配されており、揺動体の突起は、掛け金部材の
    凹所に配されている請求項1に記載のブラインド装置。
  4. 【請求項4】 掛け金部材は、揺動体の縁部に当接して
    他の一の回動状態が保持されるようになっている請求項
    1から3のいずれか一項に記載のブラインド装置。
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