JPH09112025A - 仮設足場用ブラケット - Google Patents

仮設足場用ブラケット

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JPH09112025A
JPH09112025A JP26590095A JP26590095A JPH09112025A JP H09112025 A JPH09112025 A JP H09112025A JP 26590095 A JP26590095 A JP 26590095A JP 26590095 A JP26590095 A JP 26590095A JP H09112025 A JPH09112025 A JP H09112025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal member
plate
fixed
bracket
scaffolding
Prior art date
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Pending
Application number
JP26590095A
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English (en)
Inventor
Hiroo Hagiwara
萩原博夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOKEN SANGYO KK
Original Assignee
SOKEN SANGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH09112025A publication Critical patent/JPH09112025A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築工事用の足場を容易かつ堅固に構築する
ことのできる仮設足場用ブラケットを提供する。 【構成】 足場板Eを支持するための水平部材2に固定
部材1を摺動自在に設け、その固定部材1を横架材Bに
固定したとき水平部材2を長手方向に向けて長さ調整で
きるようにする。特に、水平部材2の上面には座板21
を設け、この座板21上で足場板Eが相互に端部を突き
合わされた状態で支持されるようにしてある。また、水
平部材2の両端には支柱24を固設し、その支柱24に
通される貫通孔を形成した加圧板3にて足場板Eの継ぎ
目を押さえ付けられるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は仮設足場用ブラケットに
関し、特に歩廊となる足場板を段差なく堅固に架設でき
るようにした仮設足場用ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築工事では矢板やジョイスト
などを支持するための横架材として、腹起し・突張りと
呼ばれるI形鋼やH形鋼を組み付け、それらの横架材に
は作業員の通路や建材の置き場所を確保するために足場
を仮設している。
【0003】その足場には多様な形態があるが、中でも
横架材に所要の間隔でブラケットを取り付け、それらブ
ラケットの間に足場板を架設するものが主流である。
【0004】図5は一般に使用されているブラケットの
一例を示す。このブラケットは建築工事用の横架材Bに
固定される固定部材1′と、足場板を支持する水平部材
2′とを備えている。このうち、固定部材1′は水平部
材2′の外周に嵌合された円筒部1aを有し、当該固定
部材1′を横架材Bに固定したとき水平部材2′をその
長手方向に向けて所要長さ移動できるようになってい
る。また、水平部材2′の一端には円筒形の軸支部2b
が設けてあって該軸支部2aにて手摺りの脚部を支持で
きるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の仮設足場用ブラケットによれば、水平部材が単なる
円筒軸であって、足場板を架設するときには足場板が水
平部材にて的確に支持されるようにする関係上、二枚の
足場板の端部を水平部材上で重ね合わせて番線にて結束
する必要があった。このため、足場の構築作業が煩わし
く時間を多分に要するという欠点があった。特に、足場
板の継ぎ目に段差ができるので、作業員がつまずいて転
落する危険性があるなど安全面で好ましくなかった。
【0006】また、固定部材は水平部材に対して摺動自
在であるも方向を変えることができない構成であったの
で、横架材の形状や設置状態によっては固定部材を横架
材に固定できないことがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑
み、作業用の足場を容易に構築でき、しかも作業員を安
全面から支援しようとするものであり、その手段として
本発明は建築工事用の横架材に固定される固定部材と、
足場板を支持する水平部材とを備えた仮設足場用ブラケ
ットにおいて、前記水平部材の上面にその長手方向に沿
って鍔状の座板を設け、前記水平部材の両端には支柱を
固設して該支柱に通される貫通孔を両端に開口した加圧
板を具備することを特徴とする仮設足場用ブラケットを
提供するものである。
【0008】また、より好適な態様として、建築工事用
の横架材に固定される固定部材と、足場板を支持する水
平部材とを備えた仮設足場用ブラケットにおいて、前記
固定部材は前記水平部材の内部に摺動自在に嵌合される
スライド部と前記横架材の一部に嵌合されるスリットを
形成したベースで構成し、前記水平部材の上面にはその
長手方向に沿って鍔状の座板を設け該水平部材の下面に
はその長手方向に向けて前記ベースが通る案内溝を形成
し、また前記水平部材の両端には支柱を固設して該支柱
に通される貫通孔を両端に開口した加圧板を具備するこ
とを特徴とする仮設足場用ブラケットを提供するもので
ある。
【0009】特に、ベースはスライド部に固定され案内
溝より外部に突出する鍔部とスリットが形成された取付
部で成り、このうち取付部は前記鍔部に一部を枢着して
前記スリットが水平部材と平行または直交する状態で固
定されるようにしてある。
【0010】また、座板の上面両側にはその長手方向に
沿って突起を配列し、加圧板の下面には所要の間隔で板
バネを設けている。
【0011】
【作用】本発明によれば、固定部材をH形鋼などの横架
材に固定すると水平部材が水平状態となる。そこで、各
水平部材の間に足場板を架設し、加圧板にて足場板の継
ぎ目を上方から押さえ付けると、足場板が堅固に固定さ
れるようになる。
【0012】このとき、足場板の端部は座板上にあって
相互に突き合わされた状態となり継ぎ目に段差が生じな
い。このため、作業員が歩行中につまずかず安全性が格
段と向上する。
【0013】特に、足場板の底部が座板に設けた突起で
係止され足場板が前後左右への動きを規制され、また板
バネの作用により加圧力が一段と上がり足場板の安定性
が増すようになる。更に、横架材の形状や設置状態に応
じて固定部材の取付部の向きを変えて固定することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する
と、図1は建築工事現場に仮設した足場を示す斜視図で
ある。図中、Aは根切りなどへの土砂崩れや水漏れを防
ぐために設けた矢板、Bは矢板Aを支持するために設け
た腹起しと呼ばれるH形鋼の横架材、Cは横架材Bに所
要の間隔で取り付けた仮設足場用ブラケット、Dはブラ
ケットCに取り付けた手摺り、EはブラケットCの間に
架設した鋼製の足場板である。
【0015】次に、図2はブラケットCを示した斜視図
である。この図で明確にしているように、ブラケットC
は固定部材1と水平部材2を備えている。
【0016】固定部材1は鉄鋼などで成る逆凹字形のベ
ース13を有し、その両面には中央部に形成されたスリ
ット16の片側縁と上縁に沿って突条17を一体に形成
し、これに対向する他方側の下端にはボルト18を螺入
した長ナット19を固定してある。
【0017】一方、水平部材2はアルミニウムなどで成
る中空状の角材であって、その上面には該水平部材2の
長手方向に沿って鍔状の座板21を固設し、下面には該
水平部材2の長手方向に向けてベース13の通る案内溝
22を形成してある。このうち、座板21の上面両側に
はその長手方向に沿って複数の突起23を二列状に固定
してある。また、水平部材2の上面にあって、その長手
方向の両端には短管などで成る円筒状の支柱24を固設
している。
【0018】図中、3はアルミニウムなどで成る加圧板
であり、この加圧板3の長手方向の両端には支柱24と
略同径の貫通孔31を開口してある。そして、支柱24
に貫通孔31を通して加圧板3を装着できるようにして
ある。
【0019】次に、図3は横架材BにブラケットCを取
り付けた状態を示す。この図で明らかにしているよう
に、固定部材1は水平部材2の内部に嵌入した摺動自在
なスライド部12と、スリット16を形成したベース1
3で構成してある。
【0020】このうち、スライド部12には固定用孔1
2aを形成し、その固定用孔12aに対応して水平部材
2には図示せぬ他の固定用孔を所要の間隔で形成してい
る。そして、スライド部12を水平部材2に沿って摺動
して相互の固定用孔に図示せぬピンを挿入することでス
ライド部12を所定の位置に固定できるようにしてあ
る。なお、そのピンは図示せぬチェーンを介してベース
13に吊り下げてある。
【0021】一方、ベース13はスライド部12に固定
され案内溝22より外部に突出する鍔部14と、スリッ
ト16を形成した取付部15で成り、このうち取付部1
5はリベット15aにて一部を鍔部14に枢着して揺動
自在としている。特に、取付部15にはリベット15a
を基準としてスリット16に直交する方向と平行となる
方向にそれぞれ止孔15b,15cを貫通し、鍔部14
にはその止孔15b,15cに対応する他の止孔14
b,14cを貫通している。そして、横架材Bが図示す
るように横向きに設置されているときスリット16を水
平部材2と直交する状態として相互の止孔14b,15
bにボルトを貫通し、そのボルトに図示せぬナットを螺
着して取付部15を鍔部14に固定できるようにしてあ
る。また、横架材Bが縦向きに設置されているときには
スリット16を水平部材2と平行する状態として取付部
15を鍔部14に固定できるようにしてある。そして、
鍔部14に固定した取付部15のスリット16を横架材
Bの一部に嵌合し、その状態でボルト18を締め付ける
ことにより固定部材1を横架材Bに固定することができ
る。
【0022】ところで、図3から明らかなように、加圧
板3の下面には所要の間隔で板バネ32が固設してあ
り、この板バネ32で水平部材2上に架設された足場板
Eを押さえ付けるようにしている。なお、図3において
dは支柱24に嵌合した手摺りの脚部であり、この脚部
dにより加圧板3が足場板Eに圧着されるようにしてあ
る。ここで、加圧板3の貫通孔31は支柱24の外径よ
り大きく脚部dの外径より小さくしてあり、また脚部d
と支柱24には対応する係止孔24a,fが形成されて
おり、相互の係止孔24a,fに図示せぬピンを挿入す
ることにより手摺りの脚部dが支柱24に固定され同時
に加圧板3が足場板Eに押さえ付けられるようになって
いる。
【0023】次に、図4は図3におけるX−X線断面を
示す。この図に示すように、足場板Eは端部が水平部材
2にて支持される。特に、足場板E,Eは座板21上に
あって端部が突き合わされた状態で支持されるようにな
る。そして、このとき足場板E,Eは加圧板3にて押さ
え付けられると同時に角部が突起23にて係止されて前
後左右への動きが規制されるようになる。従って、足場
板E,EはブラケットCに対して堅固に固定され風圧や
歩行時の衝撃でも位置ずれせず安定状態を保つようにな
る。
【0024】以上、本発明について説明したが、固定部
材として取付部を水平部材の下面に固定しただけの構成
としたり、スライド部に取付部を固定した構成としても
構わない。また、使用に際し手摺りを設ける必要がない
ときは手摺りの脚部dに代わる短管を支柱24に嵌合し
て加圧板3を固定することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、水平部材の上面に座板
を設けて該座板上で足場板の端部を突き合わせた状態で
支持できるようにしているから足場板の継ぎ目に段差が
できず安全で、しかも足場板の継ぎ目を加圧板で押さえ
付けるようにしたため、架設した足場板が水平部材から
離脱する畏れがない。
【0026】また、座板の上面両側に突起を配列して架
設された足場板の底部を係止できるようにしているから
足場板が前後左右に遊動せず、しかも加圧板の下面には
板バネを設けて足場板に対する加圧力が向上するように
してあるから、足場板が堅固に固定されて安定性が格段
に向上するという効果を得る。
【0027】更に、本発明では固定部材の取付部を鍔部
に枢着し、取付部に形成したスリットを水平部材と平行
または直交する状態として取付部を鍔部に固定できるよ
うにしているので、横架材の形状や設置状態が異なる場
合でも該横架材に固定部材を的確に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築工事現場に足場を仮設した状態を示す斜視
【図2】本発明に係わる仮設足場用ブラケットの一例を
示す斜視図
【図3】仮設足場用ブラケットを横架材に取り付けた状
態を示す側面図
【図4】図3におけるX−X線断面図
【図5】従来の仮設足場用ブラケットの使用状態を示す
側面図
【符号の説明】
A 矢板 B 横架材 C 仮設足場用ブラケット D 手摺り E 足場板 1 固定部材 12 スライド部 13 ベース 14 鍔部 15 取付部 16 スリット 2 水平部材 21 座板 22 案内溝 23 突起 24 支柱 3 加圧板 31 貫通孔 32 板バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築工事用の横架材に固定される固定部
    材と、足場板を支持する水平部材とを備えた仮設足場用
    ブラケットにおいて、前記水平部材の上面にその長手方
    向に沿って鍔状の座板を設け、前記水平部材の両端には
    支柱を固設して該支柱に通される貫通孔を両端に開口し
    た加圧板を具備することを特徴とする仮設足場用ブラケ
    ット。
  2. 【請求項2】 建築工事用の横架材に固定される固定部
    材と、足場板を支持する水平部材とを備えた仮設足場用
    ブラケットにおいて、前記固定部材は前記水平部材の内
    部に摺動自在に嵌合されるスライド部と前記横架材の一
    部に嵌合されるスリットを形成したベースで構成し、前
    記水平部材の上面にはその長手方向に沿って鍔状の座板
    を設け該水平部材の下面にはその長手方向に向けて前記
    ベースが通る案内溝を形成し、また前記水平部材の両端
    には支柱を固設して該支柱に通される貫通孔を両端に開
    口した加圧板を具備することを特徴とする仮設足場用ブ
    ラケット。
  3. 【請求項3】 ベースは、スライド部に固定され案内溝
    より外部に突出する鍔部とスリットが形成された取付部
    で成り、このうち取付部は前記鍔部に一部を枢着して前
    記スリットが水平部材と平行または直交する状態で固定
    されるようにした請求項2記載の仮設足場用ブラケッ
    ト。
  4. 【請求項4】 座板の上面両側にその長手方向に沿って
    突起を配列した請求項1または請求項2記載の仮設足場
    用ブラケット。
  5. 【請求項5】 加圧板の下面に所要の間隔で板バネを設
    けた請求項1または請求項2記載の仮設足場用ブラケッ
    ト。
JP26590095A 1995-10-13 1995-10-13 仮設足場用ブラケット Pending JPH09112025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103114711A (zh) * 2013-02-26 2013-05-22 绍兴县明煌建材科技有限公司 一种带盘式扣件顶托的脚手架
JP2013119723A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Japan Steels Group Kk 足場板連結具

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