JPH09111811A - 作業機の角度表示装置 - Google Patents

作業機の角度表示装置

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JPH09111811A
JPH09111811A JP27397495A JP27397495A JPH09111811A JP H09111811 A JPH09111811 A JP H09111811A JP 27397495 A JP27397495 A JP 27397495A JP 27397495 A JP27397495 A JP 27397495A JP H09111811 A JPH09111811 A JP H09111811A
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JP
Japan
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angle
display device
display
rotation angle
deviation
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Application number
JP27397495A
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English (en)
Inventor
Koji Nishimura
孝治 西村
Takeshi Yamaguchi
毅 山口
Katsuyoshi Nasu
且良 那須
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準回動角度に対するフロントアタッチメン
トの回動角度のずれ量を一目で把握可能とする。 【解決手段】 フロントアタッチメントを左右方向に回
動可能な作業機において、フロントアタッチメントの基
準となる回動角度を基準回動角度として予め記憶してお
き、角度検出器101で検出した現在の回動角度と基準
回動角度とを逐次比較し、その比較結果を位置表示装置
104に表示する。具体的には、位置表示装置104の
表示形態として3種類の表示形態を設け、比較結果に応
じていずれかの表示形態で表示する。以上により、位置
表示装置104を確認するだけで、現在の回動角度が基
準回動角度に対してどの程度ずれているかを正確に把握
でき、フロントアタッチメントの左右方向回動角度の位
置合わせを精度よく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブーム等のフロン
トアタッチメントを左右に回動可能な油圧ショベル等に
用いられ、フロントアタッチメントの左右方向への回動
角度を表示可能な作業機の角度表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はスイング機構を備えた従来の油圧
ショベルの外観図である。図7において、上部旋回体1
のフロント部にはスイングシリンダ2およびスイングブ
ラケット3を介してフロントアタッチメント4が装着さ
れている。図7の油圧ショベルでは、スイングシリンダ
2の伸縮によりフロントアタッチメント4の一部を構成
するブーム5を左右に揺動可能としている。
【0003】一方、スイング機構を備える代わりに、図
8のようにアームやバケット等のフロントアタッチメン
トを同一姿勢を保ちつつ左右に移動可能な油圧ショベル
が知られており、図8(a)は側面図、図8(b)は上
面図を示している。この種の油圧ショベルは、上部旋回
体10に上下方向に回動可能に連結された第1ブーム1
1と、第1ブーム11の先端に左右方向に回動可能に連
結された第2ブーム12と、第2ブーム12の先端に左
右方向に回動可能に連結されたシリンダ保持部材13
と、第1ブーム11とシリンダ保持部材13に両端が回
動可能に連結されたリンク14と、シリンダ保持部材1
3の先端に上下方向に回動可能に連結されたアーム15
と、アーム15の先端に上下方向に回動可能に連結され
たバケット16とを備える。
【0004】図8の第2ブーム12とリンク14は常に
平行に移動することから、図8の機構は一般に平行リン
ク機構と呼ばれる。図8のような平行リンク機構を備え
た油圧ショベルでは、油圧シリンダ17の伸縮により第
2ブーム12が左右方向に回動し、図8(b)に二点鎖
線で示すように、シリンダ保持部材13、アーム15お
よびバケット16は常に同一姿勢を保持しつつ左右方向
に移動する。
【0005】図7のスイング機構または図8の平行リン
ク機構を備えた油圧ショベルにおいて、左右方向に回動
するフロントアタッチメントの回動角度を表示する角度
表示装置が知られている。例えば、スイング機構を備え
た油圧ショベル用の角度表示装置として、スイングブラ
ケットの垂直軸廻りに塗料等でスイング角度を示す目盛
りを付けたものがある。また、平行リンク機構を備えた
油圧ショベル用の角度表示装置として、第2ブームの回
動角度を電気的に検出し、その角度を液晶表示装置にデ
ジタル数値で表示するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の角度表示装置には以下の欠点がある。 (1)塗料等でスイング角を示す目盛りを付ける場合 運転者の視点の位置による誤差が大きい。 スイングブラケットなど、泥等で汚れやすい位置に目
盛りを付けざるを得ず、汚れ等により目盛りを正確に読
み取れなくなるおそれがある。 実際のスイング位置が目盛りの中間位置にある場合に
は目分量で判断するしかなく、誤差が生じやすい。
【0007】(2)フロントアタッチメントの回動角度を
液晶表示器で表示する場合 回動角度は液晶表示装置にデジタル値で表示されるた
め、液晶表示装置の表示桁数によって精度が制限され、
たとえ液晶表示装置の表示桁数を多くしても正確な回動
角度はわからない。 液晶表示装置に表示された値がどの程度信頼性がある
のか判断がつきにくい。 デジタル値を表示するだけでは、回動角度が変化した
場合に、どの方向に変化したのかわかりにくい。 回動角度を表示するための新たな液晶表示装置が必要
となり、コストアップの要因になる。また、液晶表示装
置は、振動や磁気等の影響で損傷しやすく、メインテナ
ンスの回数が増える。
【0008】このように、従来の角度表示装置はフロン
トアタッチメントの左右方向の回動角度を正確に表示で
きないため、決められた方向に精度よく側溝掘り等を行
うのが難しく、途中で溝が曲がったりするおそれがあっ
た。
【0009】本発明の目的は、基準回動角度に対するフ
ロントアタッチメントの回動角度のずれ量を一目で把握
できるようにした作業機の角度表示装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明の一実施の形態を示
す図1〜6に対応づけて本発明を説明すると、本発明
は、上部旋回体1の左右方向に回動可能なフロントアタ
ッチメント4と、該フロントアタッチメント4の左右方
向の回動角度に関する情報を表示する表示装置104と
を備えた作業機の角度表示装置に適用され、表示装置1
04は、複数の表示形態のいずれかでの表示が可能であ
り、フロントアタッチメント4の左右方向回動角度を検
出する角度検出手段101と、検出された回動角度と予
め定めた基準回動角度との偏差に応じて表示装置104
の表示形態を変化させる表示制御手段102とを備える
ことにより、上記目的は達成される。請求項1に記載の
発明では、ブーム等のフロントアタッチメント4の左右
方向への回動角度を検出し、検出した回動角度と予め定
めた基準回動角度との偏差に応じて表示装置104の表
示形態を変化させる。すなわち、表示装置104の表示
形態を確認するだけで回動角度のずれ量がわかるよう
に、ずれ量に応じて表示装置104の表示色や表示位置
等を切り換える。
【0011】請求項2に記載の発明の表示制御手段10
2は、請求項1に記載の作業機の角度表示装置におい
て、角度検出手段101により検出された回動角度と基
準回動角度との偏差の絶対値が所定値以下のときには第
1の表示形態で表示させ、偏差の絶対値が所定値を越え
ると第2の表示形態で表示させるものである。請求項2
に記載の発明では、角度検出手段101により検出され
た現在の左右方向回動角度と基準回動角度との偏差の絶
対値が所定量以下のときには第1の表示形態での表示を
行う。例えば、表示装置104の表示色を緑色にする。
一方、偏差の絶対値が所定量を越えると第2の表示形態
での表示を行う。例えば、表示装置104の表示色を赤
色にする。
【0012】請求項3に記載の発明の表示制御手段10
2は、請求項1に記載の作業機の角度表示装置におい
て、角度検出手段101により検出された角度と基準回
動角度との偏差が第1の所定値より大きく、かつ第2の
所定値より小さいときには第1の表示形態で表示させ、
偏差が第1の所定値以下のときには第2の表示形態で表
示させ、偏差が第2の所定値以上のときには第3の表示
形態で表示させるものである。請求項3に記載の発明で
は、角度検出手段101により検出された現在の回動角
度と基準回動角度との偏差が第1の所定量より大きく、
かつ第2の所定量より小さいときには第1の表示形態で
の表示を行う。例えば、図2の中央部のランプL2を点
灯させる。一方、上記偏差が第1の所定量以下のときに
は第2の表示形態での表示を行う。例えば、図2の左側
のランプL1を点灯させてフロントアタッチメント4が
左方向にずれていることを知らせる。一方、上記偏差が
第2の基準量以上のときには第3の表示形態での表示を
行う。例えば、図2の右側のランプL3を点灯させてフ
ロントアタッチメント4が右方向にずれていることを知
らせる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に
記載の作業機の角度表示装置において、操作部材が操作
された時点でのフロントアタッチメント4の左右方向回
動角度を記憶する角度記憶手段103を備え、角度記憶
手段103に記憶されている回動角度を基準回動角度と
し、角度記憶手段103に回動角度が記憶されていない
場合には予め定めた角度を基準回動角度とするように表
示制御手段102を構成するものである。請求項4に記
載の発明では、操作部材が操作された時点でのフロント
アタッチメント4の左右方向回動角度を基準回動角度と
して角度記憶手段103に記憶し、任意の回動角度を基
準回動角度として設定できるようにする。一方、角度記
憶手段103に基準回動角度が記憶されていない場合は
予め定めた角度を基準回動角度に設定する。例えば、回
動角度がゼロの場合を基準回動角度として設定し、作業
機本体の長手方向に平行に溝を掘削できるようにする。
【0014】請求項5に記載の発明の表示装置104
は、請求項1〜4に記載の作業機の角度表示装置におい
て、個別に点消灯可能な複数の表示器L1〜L3で構成
され、偏差に応じてそれぞれ異なる表示器を点灯させる
ように表示制御手段102を構成するものである。請求
項5に記載の発明では、個別に点消灯可能な複数の表示
器L1〜L3を設け、回動角度のずれ量に応じていずれ
かの表示器を表示し、表示器の表示位置によりずれ量を
把握できるようにする。
【0015】請求項6に記載の発明の表示装置104
は、2種類以上の表示色のいずれかを切り換えて表示可
能な表示器L7で構成され、偏差に応じて表示器L7の
表示色を切り換えるように表示制御手段102を構成す
るものである。請求項6に記載の発明によれば、表示色
を変更可能な表示器L7を備え、回動角度のずれ量に応
じて表示器L7の表示色を変え、表示色によりずれ量を
把握できるようにする。
【0016】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために本発明の一実施の形態の図を用いたが、これによ
り本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 以下、図1〜6に基づいて本発明の第1の実施の形態に
ついて説明する。以下では、図7に示すスイング機構を
備えた油圧ショベルに角度表示装置を取り付ける例につ
いて説明する。図1は本発明による角度表示装置の一実
施の形態のブロック構成図である。図1において、10
1はブームの左右方向回動角度(以下、スイング角度と
呼ぶ)を検出する角度検出器であり、例えば図7に示す
ブーム5の基部側面に配設される。あるいは、ブーム5
の基部に取り付けられたスイングブラケット3やスイン
グシリンダ2等に配設してもよい。102は装置全体を
制御するコントローラ(マイコン)、103はコントロ
ーラ102により読み書きされるメモリ、104はスイ
ング角度に応じて異なる表示形態で表示を行う位置表示
装置である。位置表示装置104は、図2のように3つ
のランプL1,L2,L3からなり、各ランプは個別に
点消灯可能とされ、中央のランプL2と左右のランプL
1,L3とはそれぞれ異なる表示色で点灯される。10
5はブーム5のスイング角度をメモリ103に記憶する
指示を行う設定スイッチであり、このスイッチ105が
作業者により操作されると、操作された時点でのブーム
5のスイング角度がメモリ103に記憶される。
【0018】図3はコントローラ102の制御を示すフ
ローチャートであり、以下このフローチャートに基づい
て本実施の形態の動作を説明する。なお、コントローラ
102はブーム5をスイングさせている間は図3の処理
を所定時間ごとに行うものとする。図3のステップS1
では、作業者により設定スイッチ105が操作されたか
否かを判定する。操作されなかった場合はステップS2
に進み、ブーム5のスイング角度がメモリ103に格納
されているか否かを判定する。メモリ103に格納され
ている場合にはステップS3に進み、メモリ103に格
納されているスイング角度を基準スイング角度として変
数βに設定する。
【0019】一方、ステップS2の判定が否定された場
合、すなわちスイング角度がメモリ103に格納されて
いない場合にはステップS4に進み、予め定めたスイン
グ角度を基準スイング角度として変数βに設定する。こ
こでは、スイング角度ゼロを基準スイング角度として変
数βに設定する。また、ステップS1で設定スイッチ1
05が操作されたと判定されるとステップS5に進み、
設定スイッチ105が操作された時点のスイング角度を
角度検出器101により検出する。次にステップS6で
は、ステップS5で検出したスイング角度をメモリ10
3に格納し、かつこのスイング角度を基準スイング角度
として変数βに設定する。
【0020】ステップS3またはS4またはS6の処理
が終了するとステップS7に進み、現在のスイング角度
を角度検出器101により検出する。ステップS8で
は、ステップS7で検出した現在のスイング角度を変数
αに設定する。ステップS9では、変数αと変数βとの
偏差|α−β|が所定値ε以下であるか否かを判定す
る。偏差が所定値ε以下であればステップS10に進
み、位置表示装置104の中央のランプL2を緑色で点
灯し、その他のランプL1,L3を消灯する。
【0021】一方、ステップS9で偏差が所定値εより
大きいと判定されるとステップS11に進み、変数αが
(β−ε)以下であるか否かを判定する。α<(β−
ε)であればステップS12に進み、位置表示装置10
4の左側のランプL1を赤色で点灯してその他のランプ
L2,L3を消灯する。これにより、ブーム5が基準ス
イング角度よりも左側にずれていることを作業者に知ら
せる。
【0022】一方、ステップS11の判定が否定された
場合、すなわちα>(β+ε)の場合はステップS13
に進んで位置表示装置104の右側のランプL3を赤色
で点灯し、その他のランプL1,L2を消灯する。これ
により、ブーム5が基準スイング角度よりも右側にずれ
ていることを作業者に知らせる。
【0023】このように、本実施の形態では、ブーム等
のフロントアタッチメントの基準となるスイング角度を
基準スイング角度として予め記憶しておき、角度検出器
101で検出した現在のスイング角度と基準スイング角
度とを逐次比較し、その比較結果を位置表示装置104
に表示する。具体的には、位置表示装置104の表示形
態として3種類の表示形態を設け、比較結果に応じてい
ずれかの表示形態で表示する。
【0024】以上により、位置表示装置104の表示形
態を確認するだけで、現在のスイング角度が基準スイン
グ角度に対してどの程度ずれているかを正確に把握で
き、スイング角度の位置合わせを精度よく行える。ま
た、位置表示装置104のランプの表示形態によりスイ
ング角度のずれ量を判断できるため、掘削した溝の偏芯
量を一目で把握でき、溝の掘削方向をずれ量に応じて迅
速に修正できる。したがって、溝を所望の方向に正確か
つ迅速に掘削できる。
【0025】また、設定スイッチ105により、任意の
スイング角度を基準スイング角度して設定できるため、
作業機本体に対してどの方向に延在する溝でも精度よく
掘削できる。さらに、本実施の形態では、スイング角度
のずれ量をランプの表示形態で表すため、従来のように
スイング角度を示す目盛りを塗装する場合よりも視認性
が向上する。また、一般に市販されているランプなど、
少ない部品で位置検出装置を構成できるため、コストア
ップになることもなく、耐久性にも優れる。
【0026】−第2の実施の形態− 第2の実施の形態は、コントローラ102の制御を一部
変更したものであり、以下では第1の実施の形態との相
違点を中心に説明する。図4は第2の実施の形態のコン
トローラ102の制御を示すフローチャートである。図
4のステップS101〜S108は第1の実施の形態と
共通しており、現在のスイング角度を変数αに、基準ス
イング角度を変数βに設定する処理を行う。次にステッ
プS109では、変数αと変数βとの偏差(α−β)が
第1の所定値ε1より大きく、かつ第2の所定値ε2より
小さいか否かを判定する。判定が肯定された場合、すな
わち現在のスイング角度が図5の領域Aの範囲内にある
場合にはステップS110に進んで位置表示装置104
の中央のランプL2を緑色で点灯し、その他のランプL
1,L3を消灯する。
【0027】一方、ステップS109の判定が否定され
た場合にはステップS111に進み、偏差(α−β)が
第1の所定値ε1以下か否かを判定する。判定が肯定さ
れた場合、すなわち現在のスイング角度が図5の領域B
の範囲内にある場合にはステップS112に進んで位置
表示装置104の左側のランプL1を赤色で点灯してそ
の他のランプL2,L3を消灯する。一方、ステップS
111の判定が否定された場合、すなわち現在のスイン
グ角度が図5の領域Cの範囲内にある場合にはステップ
S113に進んで位置表示装置104の右側のランプL
3を点灯してその他のランプL1,L2を消灯する。
【0028】このように、第2の実施の形態では、現在
のスイング角度が基準スイング角度よりも小さい場合と
大きい場合とで、位置表示装置104の表示形態を変え
る基準を別々に設定可能としたため、例えば現在のスイ
ング角度を基準スイング角度よりも小さくしたくない場
合には、上述した第1の所定値ε1を第2の基準値ε2
りも小さくすればよく、より実用性のあるランプ表示が
可能となる。
【0029】上記各実施の形態では、スイング機構を備
える油圧ショベルを例に挙げて説明したが、図8のよう
な平行リンク機構を備える油圧ショベルにも同様に適用
できる。また、図2では、位置表示装置104の表示形
態として3種類の表示形態を設ける例を説明したが、表
示形態の数は上記各実施の形態に限定されない。
【0030】また、上記各実施の形態では、表示形態と
して表示色および表示位置を変える例を説明したが、表
示色を変える代わりに点滅速度を変えたり、ランプの表
示形状を変えてもよい。例えば、図6は位置表示装置1
04の変形例を示す図であり、図6(a)はスイング角
度がずれていない場合には中央のランプL5を表示さ
せ、スイング角度が右方向にずれた場合には右側の三角
形のランプL6を表示させ、スイング角度が左方向にず
れた場合には左側の三角形のランプL4を表示させるも
のである。図6(a)のようにランプの表示形状を変え
れば、表示形状によりスイング角度のずれ方向がわかる
ため、作業者の誤操作をなくせる。一方、図6(b)は
1個のランプL7の中に異なる表示色で発光するLED
を複数個配置したものであり、ずれ量に応じて点灯させ
るLEDの種類を変え、ずれ量に応じた色でランプL7
を発光させるものである。
【0031】このように構成した一実施の形態にあって
は、位置表示装置104が表示装置に、角度検出器10
1が角度検出手段に、コントローラ102が表示制御手
段に、メモリ103が角度記憶手段に、ランプL1〜L
3が表示器に、それぞれ対応する。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、フロントアタッチメントの左右方向への回動角度
と予め定めた回動角度との偏差に応じて表示装置の表示
形態を変えるようにしたため、表示装置の表示形態を確
認するだけで回動角度のずれ量を把握でき、フロントア
タッチメントの位置修正を行いやすくなる。請求項2に
記載の発明によれば、実際の回動角度と基準回動角度の
偏差に応じて、2種類の表示形態のいずれかで表示装置
の表示を行うため、表示装置の制御が簡易化するととも
に、表示装置の表示形態の意味を勘違いするおそれもな
くなる。請求項3に記載の発明によれば、実際の回動角
度と基準回動角度の偏差に応じて、3種類の表示形態の
いずれかで表示装置の表示を行うため、回動角度のずれ
量だけでなく、ずれ方向も一目で把握することができ
る。請求項4に記載の発明によれば、任意の方向を基準
角度として設定できるため、フロントアタッチメントを
任意の方向に位置決めでき、どの方向に対しても精度よ
く側溝堀等を行える。一方、角度記憶手段に基準回動角
度が記憶されていない場合は予め定めた角度を基準回動
角度に設定するようにしたため、例えば回動角度ゼロを
基準回動角度とすれば、作業機本体の長手方向に平行に
溝を掘削できるようになる。請求項5に記載の発明によ
れば、実際の回動角度と基準回動角度との偏差に応じて
異なる表示器を点灯させるため、点灯位置を確認するだ
けで回動角度のずれ量を把握できる。請求項6に記載の
発明によれば、実際の回動角度と基準回動角度との偏差
に応じて表示器の表示色を変更するため、1個の表示器
を設けるだけでずれ量を確認でき、表示装置を小型化で
きるとともに、コストも安く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業機の角度表示装置の一実施の
形態のブロック構成図。
【図2】位置表示装置の外観を示す図。
【図3】第1の実施の形態におけるコントローラの処理
を示すフローチャート。
【図4】第2の実施の形態におけるコントローラの処理
を示すフローチャート。
【図5】現在のスイング角度と基準スイング角度との関
係を示す図。
【図6】位置表示装置の変形例を示す図。
【図7】スイング機構を備えた従来の油圧ショベルの外
観図。
【図8】平行リンク機構を備えた従来の油圧ショベルを
示す図で、(a)は側面図、(b)は上面図。
【符号の説明】
101 角度検出器 102 コントローラ 103 メモリ 104 位置表示装置 105 設定スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の左右方向に回動可能なフロ
    ントアタッチメントと、該フロントアタッチメントの左
    右方向の回動角度に関する情報を表示する表示装置とを
    備えた作業機の角度表示装置において、 前記表示装置は、複数の表示形態のいずれかでの表示が
    可能とされ、 前記フロントアタッチメントの左右方向回動角度を検出
    する角度検出手段と、 前記検出された回動角度と予め定めた基準回動角度との
    偏差に応じて前記表示装置の表示形態を変化させる表示
    制御手段とを備えることを特徴とする作業機の角度表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記角度検出手段
    により検出された回動角度と前記基準回動角度との偏差
    の絶対値が所定値以下のときには第1の表示形態で表示
    させ、前記偏差の絶対値が前記所定値を越えると第2の
    表示形態で表示させることを特徴とする請求項1に記載
    された作業機の角度表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記角度検出手段
    により検出された角度と前記基準回動角度との偏差が第
    1の所定値より大きく、かつ第2の所定値より小さいと
    きには第1の表示形態で表示させ、前記偏差が前記第1
    の所定値以下のときには第2の表示形態で表示させ、前
    記偏差が前記第2の所定値以上のときには第3の表示形
    態で表示させることを特徴とする請求項1に記載された
    作業機の角度表示装置。
  4. 【請求項4】 操作部材が操作された時点での前記フロ
    ントアタッチメントの左右方向回動角度を記憶する角度
    記憶手段を備え、 前記表示制御手段は、前記角度記憶手段に記憶されてい
    る回動角度を前記基準回動角度とし、前記角度記憶手段
    に回動角度が記憶されていない場合には予め定めた角度
    を前記基準回動角度とすることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載された作業機の角度表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置は個別に点消灯可能な複数
    の表示器で構成され、 前記表示制御手段は、前記偏差に応じてそれぞれ異なる
    前記表示器を点灯させることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載された作業機の角度表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示装置は、2種類以上の表示色の
    いずれかを切り換えて表示可能な表示器で構成され、 前記表示制御手段は、前記偏差に応じて前記表示器の表
    示色を切り換えることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載された作業機の角度表示装置。
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