JPH09111371A - 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化モリブデン系電気接点材料 - Google Patents
耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化モリブデン系電気接点材料Info
- Publication number
- JPH09111371A JPH09111371A JP7290513A JP29051395A JPH09111371A JP H09111371 A JPH09111371 A JP H09111371A JP 7290513 A JP7290513 A JP 7290513A JP 29051395 A JP29051395 A JP 29051395A JP H09111371 A JPH09111371 A JP H09111371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrical contact
- resistance
- contact material
- moo3
- sno2
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Contacts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−S
nO2 −MoO3 系電気接点材料を提供する。 【解決手段】 Ag−SnO2 −MoO3 系電気接点材
料が、重量%で、SnO2 :2〜14%、MoO3 :1
〜4%を含有し、残りがAgと不可避不純物からなる組
成、およびAg素地に、平均粒径:0.5μm以下のS
nO2 粒子と同1μm以下のMoO3 粒子が均一に分散
分布し、かつ前記Ag素地と前記SnO2粒子およびM
oO3 粒子の界面部にメカニカルアロイング接合層が存
在する組織を有する。
nO2 −MoO3 系電気接点材料を提供する。 【解決手段】 Ag−SnO2 −MoO3 系電気接点材
料が、重量%で、SnO2 :2〜14%、MoO3 :1
〜4%を含有し、残りがAgと不可避不純物からなる組
成、およびAg素地に、平均粒径:0.5μm以下のS
nO2 粒子と同1μm以下のMoO3 粒子が均一に分散
分布し、かつ前記Ag素地と前記SnO2粒子およびM
oO3 粒子の界面部にメカニカルアロイング接合層が存
在する組織を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、すぐれた耐溶着
性と耐消耗性を有し、かつ実質的にメカニカルアロイン
グ処理と、熱間および冷間加工により製造されるAg−
酸化錫(以下、SnO2 で示す)−三酸化モリブデン
(以下、MoO3 で示す)系電気接点材料に関するもの
である。
性と耐消耗性を有し、かつ実質的にメカニカルアロイン
グ処理と、熱間および冷間加工により製造されるAg−
酸化錫(以下、SnO2 で示す)−三酸化モリブデン
(以下、MoO3 で示す)系電気接点材料に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に電気接点材料として、例え
ば特開昭53−78061号公報に記載されるように、
Ag−SnO2 系のものが広く知られており、またこれ
が通常の粉末冶金法、すなわち原料粉末としてのAg粉
末とSnO2 粉末を所定の配合割合に配合し、混合した
後、圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を焼結し、この
結果の焼結体に熱間および冷間加工を施し、最終寸法に
仕上げることによって製造されることも良く知られると
ころである。
ば特開昭53−78061号公報に記載されるように、
Ag−SnO2 系のものが広く知られており、またこれ
が通常の粉末冶金法、すなわち原料粉末としてのAg粉
末とSnO2 粉末を所定の配合割合に配合し、混合した
後、圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を焼結し、この
結果の焼結体に熱間および冷間加工を施し、最終寸法に
仕上げることによって製造されることも良く知られると
ころである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の各種電気
電子機器の高性能化はめざましく、これに伴ない、これ
らに用いられている電気接点は一段と苛酷な条件下での
使用を余儀なくされる状況にあるが、上記の従来Ag−
SnO2 系電気接点材料においては、十分な耐溶着性お
よび耐消耗性を具備するものでないため、これに満足に
対応することができないのが現状である。
電子機器の高性能化はめざましく、これに伴ない、これ
らに用いられている電気接点は一段と苛酷な条件下での
使用を余儀なくされる状況にあるが、上記の従来Ag−
SnO2 系電気接点材料においては、十分な耐溶着性お
よび耐消耗性を具備するものでないため、これに満足に
対応することができないのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、上記の従来Ag−SnO2 系電
気接点材料に着目し、これの耐溶着性および耐消耗性の
一段の向上をはかるべく研究を行なった結果、原料粉末
としてAg粉末、SnO2 粉末、および比較的低温で昇
華し易く、蒸気圧の高いMoO3 粉末を用い、これら原
料粉末を所定の配合割合に配合し、これの混合を、アト
ライターを用い、強力な衝撃と摩擦、および剪断を加え
ながら行なうと、前記SnO2 粉末と前記MoO3 粉末
が一段と微細化され、その粒径を、平均粒径でSn
O2 :0.5μm以下、MoO3 :1μm以下とするこ
とができ、かつこれら微細化粉末がAg粉末中に均一に
分散分布するようになると共に、Agの素地と前記微細
化SnO2 およびMoO3 粉末との界面部にはメカニカ
ルアロイング接合層が形成されるようになり、この状態
の複合粉末より熱間加工および冷間加工にて形成された
電気接点材料は、非常に微細化したSnO2 粒子が粘着
と溶着を抑制し、また微細なMoO3 粒子がアーク発生
時の高温状態で気化して、生じたアークの消弧作用を促
進すると共に接触面を浄化することから、アークに対す
る耐消耗性、並びに耐溶着性が向上し、苛酷な条件下で
の実用に際してもすぐれた性能を長期に亘って発揮する
ようになるという研究結果を得たのである。
上述のような観点から、上記の従来Ag−SnO2 系電
気接点材料に着目し、これの耐溶着性および耐消耗性の
一段の向上をはかるべく研究を行なった結果、原料粉末
としてAg粉末、SnO2 粉末、および比較的低温で昇
華し易く、蒸気圧の高いMoO3 粉末を用い、これら原
料粉末を所定の配合割合に配合し、これの混合を、アト
ライターを用い、強力な衝撃と摩擦、および剪断を加え
ながら行なうと、前記SnO2 粉末と前記MoO3 粉末
が一段と微細化され、その粒径を、平均粒径でSn
O2 :0.5μm以下、MoO3 :1μm以下とするこ
とができ、かつこれら微細化粉末がAg粉末中に均一に
分散分布するようになると共に、Agの素地と前記微細
化SnO2 およびMoO3 粉末との界面部にはメカニカ
ルアロイング接合層が形成されるようになり、この状態
の複合粉末より熱間加工および冷間加工にて形成された
電気接点材料は、非常に微細化したSnO2 粒子が粘着
と溶着を抑制し、また微細なMoO3 粒子がアーク発生
時の高温状態で気化して、生じたアークの消弧作用を促
進すると共に接触面を浄化することから、アークに対す
る耐消耗性、並びに耐溶着性が向上し、苛酷な条件下で
の実用に際してもすぐれた性能を長期に亘って発揮する
ようになるという研究結果を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、重量%で(以下、%は重量%を
示す)、SnO2 :2〜14%、 MoO3 :1〜4
%、を含有し、残りがAgと不可避不純物からなる組
成、およびAgの素地に、平均粒径:0.5μm以下の
SnO2 粒子と同1μm以下のMoO3 粒子が均一に分
散分布し、かつ前記Ag素地と前記SnO2 粒子および
MoO3 粒子の界面部にメカニカルアロイング接合層が
存在する組織を有する、耐溶着性および耐消耗性のすぐ
れたAg−SnO2 −MoO3 系電気接点材料に特徴を
有するものである。
なされたものであって、重量%で(以下、%は重量%を
示す)、SnO2 :2〜14%、 MoO3 :1〜4
%、を含有し、残りがAgと不可避不純物からなる組
成、およびAgの素地に、平均粒径:0.5μm以下の
SnO2 粒子と同1μm以下のMoO3 粒子が均一に分
散分布し、かつ前記Ag素地と前記SnO2 粒子および
MoO3 粒子の界面部にメカニカルアロイング接合層が
存在する組織を有する、耐溶着性および耐消耗性のすぐ
れたAg−SnO2 −MoO3 系電気接点材料に特徴を
有するものである。
【0006】この発明の電気接点材料において、上記の
通りに数値限定した理由を以下に説明する。 (a) SnO2 の含有量および平均粒径 SnO2 には、耐溶着性および耐消耗性を向上させる作
用があるが、その含有量が2%未満では前記作用に所望
の効果が得られず、一方その含有量が14%を越えると
加工性が低下するようになることから、その含有量を2
〜14%、望ましくは5〜12%と定めた。また、Sn
O2 粒子が微細化し、平均粒径で1μm以下になると、
SnO2 による上記作用にさらに一段の向上効果が現わ
れるようになることから、その平均粒径を0.5μm以
下と定めた。
通りに数値限定した理由を以下に説明する。 (a) SnO2 の含有量および平均粒径 SnO2 には、耐溶着性および耐消耗性を向上させる作
用があるが、その含有量が2%未満では前記作用に所望
の効果が得られず、一方その含有量が14%を越えると
加工性が低下するようになることから、その含有量を2
〜14%、望ましくは5〜12%と定めた。また、Sn
O2 粒子が微細化し、平均粒径で1μm以下になると、
SnO2 による上記作用にさらに一段の向上効果が現わ
れるようになることから、その平均粒径を0.5μm以
下と定めた。
【0007】(b) MoO3 の含有量および平均粒径 MoO3 には、SnO2 との共存において耐溶着性を向
上させる作用があるが、その含有量が1%未満では所望
の耐溶着性向上効果が得られず、一方その含有量が4%
を越えると、耐消耗性が急激に低下するようになること
から、その含有量を1〜4%、望ましくは1.5〜3.
5%と定めた。また、MoO3 粒子が微細化するほど耐
溶着性が向上するようになるが、その粒径を平均粒径で
1μm以下にすることで十分な耐溶着性向上効果がはか
れることから、その粒径を平均粒径で1μm以下と定め
た。
上させる作用があるが、その含有量が1%未満では所望
の耐溶着性向上効果が得られず、一方その含有量が4%
を越えると、耐消耗性が急激に低下するようになること
から、その含有量を1〜4%、望ましくは1.5〜3.
5%と定めた。また、MoO3 粒子が微細化するほど耐
溶着性が向上するようになるが、その粒径を平均粒径で
1μm以下にすることで十分な耐溶着性向上効果がはか
れることから、その粒径を平均粒径で1μm以下と定め
た。
【0008】
【発明の実施の形態】原料粉末として、100メッシュ
以下のAg粉末、いずれも5〜10μmの範囲内の所定
の平均粒径を有するSnO2 粉末およびMoO3 粉末を
用意し、これら原料粉末を所定の配合割合に配合し、こ
れをアトライターに装入し、50〜100時間の範囲内
の所定時間混合のメカニカルアロイング処理を施して、
前記SnO2 粉末とMoO3 粉末を微細化すると共に、
微細化したSnO2 粉末とMoO3 粉末とがAg粉末中
にメカニカルアロイング接合層を介して分散分布した複
合粉末を形成し、ついでこの複合粉末に、大気雰囲気
中、450℃に2時間保持の熱処理(この熱処理は、酸
化性雰囲気中、300〜600℃に0.5〜3時間保持
の条件で行なわれる)を施して、前記メカニカルアロイ
ング接合層の安定化をはかり、引続いて前記複合粉末よ
り8ton /cm2 の圧力で直径:70mmのビレット状圧粉
体をプレス成形し、この圧粉体に700℃の温度で熱間
押出し加工を施し、さらに温間圧延と線引き加工で直
径:1.9mmの線材とし、この線材からヘッダー加工に
て表1に示される通りの含有量および平均粒径(これら
は電子顕微鏡組織からコンピューターによる画像解析に
て算出して求めた)のSnO2 粒子とMoO3 粒子がメ
カニカルアロイング接合層を介してAg素地に分散分布
した組織を有する本発明電気接点材料1〜9をそれぞれ
製造した。
以下のAg粉末、いずれも5〜10μmの範囲内の所定
の平均粒径を有するSnO2 粉末およびMoO3 粉末を
用意し、これら原料粉末を所定の配合割合に配合し、こ
れをアトライターに装入し、50〜100時間の範囲内
の所定時間混合のメカニカルアロイング処理を施して、
前記SnO2 粉末とMoO3 粉末を微細化すると共に、
微細化したSnO2 粉末とMoO3 粉末とがAg粉末中
にメカニカルアロイング接合層を介して分散分布した複
合粉末を形成し、ついでこの複合粉末に、大気雰囲気
中、450℃に2時間保持の熱処理(この熱処理は、酸
化性雰囲気中、300〜600℃に0.5〜3時間保持
の条件で行なわれる)を施して、前記メカニカルアロイ
ング接合層の安定化をはかり、引続いて前記複合粉末よ
り8ton /cm2 の圧力で直径:70mmのビレット状圧粉
体をプレス成形し、この圧粉体に700℃の温度で熱間
押出し加工を施し、さらに温間圧延と線引き加工で直
径:1.9mmの線材とし、この線材からヘッダー加工に
て表1に示される通りの含有量および平均粒径(これら
は電子顕微鏡組織からコンピューターによる画像解析に
て算出して求めた)のSnO2 粒子とMoO3 粒子がメ
カニカルアロイング接合層を介してAg素地に分散分布
した組織を有する本発明電気接点材料1〜9をそれぞれ
製造した。
【0009】さらに、比較の目的で、原料粉末として、
100メッシュ以下のAg粉末と、5〜10μmの範囲
内の所定の平均粒径を有するSnO2 粉末を用意し、こ
れら原料粉末を所定の配合割合に配合し、ボールミルに
て20時間の混合を行なった後、8ton /cm2 の圧力で
直径:70mmのビレット状圧粉体にプレス成形し、この
圧粉体を、大気中、900℃に 時間保持の条件で焼結
し、この結果の焼結体に、700℃の温度で熱間押出加
工を施し、さらに温間加工と線引き加工で直径:1.9
mmの線材とし、この線材からヘッダー加工にて、表1に
示される通りの含有量および平均粒径のSnO2 粒子が
Ag素地中に分散分布した組織を有する従来電気接点材
料1〜6をそれぞれ製造した。
100メッシュ以下のAg粉末と、5〜10μmの範囲
内の所定の平均粒径を有するSnO2 粉末を用意し、こ
れら原料粉末を所定の配合割合に配合し、ボールミルに
て20時間の混合を行なった後、8ton /cm2 の圧力で
直径:70mmのビレット状圧粉体にプレス成形し、この
圧粉体を、大気中、900℃に 時間保持の条件で焼結
し、この結果の焼結体に、700℃の温度で熱間押出加
工を施し、さらに温間加工と線引き加工で直径:1.9
mmの線材とし、この線材からヘッダー加工にて、表1に
示される通りの含有量および平均粒径のSnO2 粒子が
Ag素地中に分散分布した組織を有する従来電気接点材
料1〜6をそれぞれ製造した。
【0010】この結果得られた各種の電気接点材料につ
いて、ASTM電気接点試験機を用いて、直流電圧:2
4V、 投入電流:210A、遮断電流:42A、
通電時間:1秒ON−9秒OFF、接触力:150
g、 解離力:150g、開閉回数:1万回、 負
荷:ランプ、の条件で電気試験を行ない、溶着回数と消
耗量を測定し、この結果にもとづいて耐溶着性と耐消耗
性を評価した。これらの測定結果を表1に示した。
いて、ASTM電気接点試験機を用いて、直流電圧:2
4V、 投入電流:210A、遮断電流:42A、
通電時間:1秒ON−9秒OFF、接触力:150
g、 解離力:150g、開閉回数:1万回、 負
荷:ランプ、の条件で電気試験を行ない、溶着回数と消
耗量を測定し、この結果にもとづいて耐溶着性と耐消耗
性を評価した。これらの測定結果を表1に示した。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】表1に示される結果から、本発明電気接
点材料1〜9は、いずれも従来電気接点材料1〜6に比
して一段とすぐれた耐溶着性と耐消耗性を有することが
明らかである。上述のように、この発明のAg−SnO
2 −MoO3 系電気接点材料は、Ag素地中にメカニカ
ルアロイング接合層を介して微細なSnO2 粒子とMo
O3 粒子が分散分布した組織を有し、前記メカニカルア
ロイング接合層によってSnO2 粒子とMoO3 粒子の
Ag素地に対する密着性は著しく向上したものになるこ
とから、MoO3 粒子による一段の耐溶着性向上と相ま
って、著しくすぐれた耐溶着性と耐消耗性を具備するよ
うになり、したがって各種電気電子機器に組み込まれて
実用に供した場合、苛酷な条件での使用に際してもすぐ
れた性能を長期に亘って発揮するのである。
点材料1〜9は、いずれも従来電気接点材料1〜6に比
して一段とすぐれた耐溶着性と耐消耗性を有することが
明らかである。上述のように、この発明のAg−SnO
2 −MoO3 系電気接点材料は、Ag素地中にメカニカ
ルアロイング接合層を介して微細なSnO2 粒子とMo
O3 粒子が分散分布した組織を有し、前記メカニカルア
ロイング接合層によってSnO2 粒子とMoO3 粒子の
Ag素地に対する密着性は著しく向上したものになるこ
とから、MoO3 粒子による一段の耐溶着性向上と相ま
って、著しくすぐれた耐溶着性と耐消耗性を具備するよ
うになり、したがって各種電気電子機器に組み込まれて
実用に供した場合、苛酷な条件での使用に際してもすぐ
れた性能を長期に亘って発揮するのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 孝二 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社総合研究所内 (72)発明者 河野 通 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社総合研究所内 (72)発明者 山岸 宣行 静岡県裾野市千福46−1 株式会社東富士 製作所富士工場内 (72)発明者 稲葉 明彦 静岡県裾野市千福46−1 株式会社東富士 製作所富士工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で、 酸化錫:2〜14%、 三酸化モリブデン:1〜4
%、を含有し、残りがAgと不可避不純物からなる組
成、およびAgの素地に、平均粒径:0.5μm以下の
酸化錫粒子と同1μm以下の三酸化モリブデン粒子が均
一に分散分布し、かつ前記Ag素地と前記酸化錫粒子お
よび三酸化モリブデン粒子の界面部にメカニカルアロイ
ング接合層が存在する組織を有することを特徴とする耐
溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化
モリブデン系電気接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7290513A JPH09111371A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化モリブデン系電気接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7290513A JPH09111371A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化モリブデン系電気接点材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111371A true JPH09111371A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17757000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7290513A Pending JPH09111371A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化モリブデン系電気接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09111371A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102912177A (zh) * | 2012-11-08 | 2013-02-06 | 哈尔滨工业大学 | 一种TCO/Ag电接触材料 |
JP2015196902A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 三菱電機株式会社 | Ag/SnO2電気接点用粉末、Ag/SnO2電気接点材料及びそれらの製造方法 |
JP2015196903A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 三菱電機株式会社 | Ag/SnO2電気接点用粉末、Ag/SnO2電気接点材料及びそれらの製造方法 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP7290513A patent/JPH09111371A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102912177A (zh) * | 2012-11-08 | 2013-02-06 | 哈尔滨工业大学 | 一种TCO/Ag电接触材料 |
JP2015196902A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 三菱電機株式会社 | Ag/SnO2電気接点用粉末、Ag/SnO2電気接点材料及びそれらの製造方法 |
JP2015196903A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 三菱電機株式会社 | Ag/SnO2電気接点用粉末、Ag/SnO2電気接点材料及びそれらの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1119433A (en) | Sintered contact material of silver and embedded metal oxides | |
US9570245B2 (en) | Method for producing electrode material for vacuum circuit breaker, electrode material for vacuum circuit breaker and electrode for vacuum circuit breaker | |
EP0170812B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von Sinterkontaktwerkstoffen | |
JPH0896643A (ja) | 電気接点材料 | |
US4551301A (en) | Sintered compound material for electrical contacts and method for its production | |
JP3280968B2 (ja) | 電力工業分野の開閉器に使用するための銀をベースとする接点材料並びにこの材料から接触片を製造する方法 | |
JPH09111371A (ja) | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−三酸化モリブデン系電気接点材料 | |
US10861655B2 (en) | Method for producing a contact material on the basis of silver-tin oxide or silver-zinc oxide, and contact material | |
KR102297806B1 (ko) | 탄탈륨-구리 합금의 제조방법 및 이로부터 제조된 탄탈륨-구리 합금 | |
JPH08222061A (ja) | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化ランタン系電気接点材料 | |
JPH07173555A (ja) | 耐溶着性および耐摩耗性のすぐれた銀−酸化錫系焼結電気接点材料 | |
JPH09111370A (ja) | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化錫−窒化ボロン系電気接点材料 | |
JPH08283882A (ja) | Ag−酸化錫系電気接点製造用細線の製造法 | |
JPS6147897B2 (ja) | ||
JPS59159952A (ja) | 電気接点材料 | |
JPH0768593B2 (ja) | 電力用低圧開閉器具のための焼結接点材料 | |
JPH09111369A (ja) | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−窒化ボロン系電気接点材料 | |
WO2002006542A1 (en) | Dispersion strengthened silver | |
JPS6360106B2 (ja) | ||
JPH09111367A (ja) | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化マグネシウム系電気接点材料 | |
JPH10287938A (ja) | すぐれた耐溶着性と耐消耗性を有する加熱処理Ag合金製電気接点材料 | |
US4249944A (en) | Method of making electrical contact material | |
JPH09111368A (ja) | 耐溶着性および耐消耗性のすぐれたAg−酸化セリウム系電気接点材料 | |
JP2831834B2 (ja) | 真空バルブ用接点材料の製造方法 | |
DE10012250B4 (de) | Kontaktwerkstoffe auf Basis Silber-Eisen-Kupfer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |