JPH09111239A - 強誘電性液晶組成物 - Google Patents

強誘電性液晶組成物

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JPH09111239A
JPH09111239A JP27149395A JP27149395A JPH09111239A JP H09111239 A JPH09111239 A JP H09111239A JP 27149395 A JP27149395 A JP 27149395A JP 27149395 A JP27149395 A JP 27149395A JP H09111239 A JPH09111239 A JP H09111239A
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liquid crystal
crystal composition
ferroelectric liquid
ester group
component
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JP27149395A
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Kei Ri
継 李
Toshiaki Nonaka
敏章 野中
Ayako Takechi
彩子 武市
Hidemasa Yamaguchi
英将 山口
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HOECHST IND KK
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HOECHST IND KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、無機化合物による斜方蒸着セルに使
用する強誘電性液晶組成物において、長期にわたり高い
耐候性および熱安定性を達成することを目的とする。 【解決手段】本発明は、無機物質の斜方蒸着膜を配向膜
として少なくとも一方の基板に用いる強誘電性液晶表示
素子用の強誘電性液晶組成物であって、エステル基を有
する成分の含有量が0〜10重量%であることを特徴と
する強誘電性液晶組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SiOやSiO2
などの無機化合物の斜方蒸着セルにおいて高い耐候性お
よび熱安定性を示す強誘電性液晶組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ここ10年間、液晶の電気光学的性質お
よび表示素子としての性質が必要とされるさまざまな技
術分野において液晶が導入されてきた。
【0003】1980年、クラーク(Clark)およ
びラガヴァール(Lagerwall)は、非常に薄い
セルの中において強誘電性液晶系を使用すると、通常の
TN(ツイステッド・ネマチック)セルの1000倍も
速い応答時間を示す電気光学的スイッチングまたは表示
素子が得られることを明らかにした。(例えば、ラガヴ
ァール等、「ディスプレイ用強誘電性液晶(Ferro
electric Liquid Crystal D
isplays, SID Symposium, O
ctober Meeting, 1985, San
Diego,Ca, USA)」)。このような性
質、あるいは、双安定性スイッチングや、高視野角性、
高コントラストなどの、その他の好ましい性質のため、
強誘電性液晶(FLC)は原理的には上述の応用分野、
例えばマトリックス・アドレスを用いる分野に適してい
る。
【0004】強誘電性液晶の配向膜を作る手段として
は、従来ラビング法、あるいは斜め蒸着法などが用いら
れている。ラビング法は、透明電極上に有機高分子膜を
スピンコーティング、あるいは印刷等で形成させた後、
有機高分子製の布を巻き付けたローラーを回転させて、
有機高分子膜を擦ることにより液晶分子が擦った方向に
配向する。この方法は、量産性に優れているが、液晶分
子の基板からの傾き角(プレチルト角)が0°から10
°くらいのパネルしかできない。
【0005】これ以上のプレチルト角が必要な時にはS
iOやSiO2のような無機物の斜め蒸着法が用いられ
てきた。この方法を用いることにより、ジグザグ欠陥を
なくし、大きなプレチルトを持つモノドメイン配向を得
ることができる。このような方法は真空蒸着によるコス
トの高さや大面積の蒸着はしにくいなどの欠点はある
が、高い耐熱性や耐候性など、有機配向膜にない優れた
点があり、SLMなどへの応用など、必要不可欠な配向
法の1つである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、SiOやSi
2のような無機物の斜方蒸着セルを用いる場合には、
用いる強誘電性液晶組成物により、長期にわたって使用
すると耐候性および熱安定性が悪化し、経時(特に高温
において)による諸特性の劣化(自発分極の低下、しき
い値電圧の上昇、配向特性の劣化等)が見られる場合が
ある。このような劣化は進行が遅く、室温においては数
ケ月以上という長い期間にわたって、慎重でかつ正確な
測定をしないと発見できない。このため、従来は、特に
SiOやSiO2のような無機物の斜方蒸着セルにおい
て長期にわたり安定な強誘電性組成物に関する報告はな
い。
【0007】さらに、SiOやSiO2のような無機物
の斜方蒸着法を使用した場合、一般に配向膜の厚さが5
00Å以上と厚いため、焼き付き現象やツイスト現象が
より顕著に現れる。
【0008】したがって、本発明は、SiOやSiO2
のような無機物の斜方蒸着配向膜の使用に伴う上記の問
題点を解決し、優れた耐候性および熱安定性が得られ、
経時による諸特性の劣化を防止しうる強誘電性液晶組成
物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、無機斜方
蒸着配向膜を有する強誘電性液晶表示素子において、エ
ステル基を有する成分を含まないかまたはその含有量の
少ない強誘電性液晶組成物を用いることにより、長期に
わたり優れた耐候性および熱安定性が得られることを見
いだした。
【0010】エステル基を含む成分は、これまでの一般
的な強誘電性液晶組成物において多く使われてきた。こ
れは、強誘電性液晶組成物の所望の特性(自発分極、相
転移温度等)を得るためには、エステル基を有する成分
を含むことが不可欠であると一般に考えられていたから
である。特に、エステル基を含む化合物をドーパント成
分として用いる場合、エステル基がキラルセンターに隣
接する場合にそのダイポールが自発分極の増大に寄与す
ることが知られていた。しかしながら、本発明に従え
ば、SiOやSiO2のような無機物の斜方蒸着セルに
使用する強誘電性液晶組成物において、エステル基を持
つ成分を用いないかまたは少ない含有量で用いることに
より、諸特性の経時劣化を防ぐことができる。
【0011】すなわち本発明は、無機物質の斜方蒸着膜
を配向膜として少なくとも一方の基板に用いる強誘電性
液晶表示素子用の強誘電性液晶組成物であって、エステ
ル基を有する成分の含有量が0〜10重量%であること
を特徴とする強誘電性液晶組成物を提供する。
【0012】好ましくは、エステル基を有する成分の含
有量は0〜5重量%であり、より好ましくは、エステル
基を有する成分の含有量は0〜1重量%であり、最も好
ましくは、エステル基を有する成分の含有量は0重量%
である。
【0013】本発明の別の態様においては、本発明は、
無機物質の斜方蒸着膜を配向膜として少なくとも一方の
基板に用いる強誘電性液晶表示素子用の強誘電性液晶組
成物であって、含有するキラルドーパントが自発分極に
寄与し、かつエステル基を有するキラルドーパント成分
の含有量X重量%が下記の計算式(a)で表されること
を特徴とする強誘電性液晶組成物: 0≦X≦20×PS0/PS1 (a) [式中、PS0は液晶組成物の自発分極値であり、PSI
エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
したときの自発分極値である]を提供する。
【0014】好ましくは、エステル基を有するキラルド
ーパント成分の含有量X重量%は下記の計算式(b)で
表される: 0≦X≦10×PS0/PS1 (b) [式中、PS0は液晶組成物の自発分極値であり、PS1
エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
したときの自発分極値である]。より好ましくは、エス
テル基を有するキラルドーパント成分の含有量X重量%
は下記の計算式(c)で表される: 0≦X≦5×PS0/PS1 (c) [式中、PS0は液晶組成物の自発分極値であり、PS1
エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
したときの自発分極値である]。本発明の液晶組成物が
エステル基を有するキラルドーパント成分を2種類以上
含有する場合は、その含有量比でトータル100%とし
たときの自発分極値が計算式(a)、(b)および
(c)におけるPS1となる。
【0015】最も好ましくは、エステル基を有するキラ
ルドーパント成分の含有量は0重量%である。
【0016】さらに、高い耐候性および熱安定性ととも
に低粘性を達成するために、本発明の組成物中には、S
iOやSiO2のような無機物の斜方蒸着セルに使用す
る強誘電性液晶組成物のベースとして、一般式(I)で
表される成分を少なくとも1つ含むことが好ましい:
【化5】 [式中、RおよびR’は、炭素数1−15のアルキル基
であり、ここで任意の−CH2−は−O−または−Si
(CH32−で置換されていてもよく、また、Rおよび
R’中の任意のHがFで置換されていてもよく;mおよ
びnは、同時に0ではない0−2の整数であり;X1
4はHまたはFである]。
【0017】さらに、強誘電性液晶の電気光学性質に大
きく影響するドーパントについては、SiOやSiO2
のような無機物の斜方蒸着セルに使用する強誘電性液晶
組成物のキラルドーパントとして、高い耐候性および熱
安定性とともに必要な自発分極および電気光学特性を達
成するために、一般式(II)で表されるような成分を
少なくとも1つ含むことが好ましい:
【化6】 [式中、R1およびR2は互いに独立に、Hまたは炭素数
1〜16の直鎖もしくは分枝鎖(不斉炭素原子を有する
かまたは有さない)アルキルであり、ここで1個または
2個の非隣接−CH2−基が−O−、−S−、−CO
−、−CO−S−、−S−CO−、−CH=CH−、−
C≡C−または−Si(CH32−によって置換されて
いてもよく、さらにアルキルラジカルの1個以上の水素
原子がF、Cl、BrもしくはCNによって置換されて
いてもよく、あるいはまた下記のキラル基:
【化7】
【化8】 (ここで、R3、R4、R6、R7は、互いに独立に、Hま
たは炭素数1〜16の直鎖もしくは分枝鎖アルキルであ
るか、またはR3とR4は、一緒になってジオキソラン系
に置換基として結合する場合には、−(CH24−また
は−(CH25−であり;lは1−2の整数であり;M
5は−CH2−O−、−O−CH2−または単結合であ
る)のいずれかであり;A1およびA2は、相互に独立し
て、それぞれ1,4−フェニレンであり、この基中に存
在する1個または2個のCH基はNにより置き換えられ
ていることもでき、あるいはA1およびA2は、それぞ
れ、1,4−シクロヘキシレンであり、この基中に存在
する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2
はO原子および(または)S原子により置き換えられる
こともでき、あるいはA1およびA2は、それぞれ、ピペ
リジン−1,4−ジイル、1,4−ビシクロ(2,2,
2)オクチレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5
−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイルまたは1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであ
り、これらの基はそれぞれ、未置換であるか、あるいは
1個または2個のF原子および(または)Cl原子およ
び(または)CH3基および(または)CN基で置換さ
れており、X1およびX2は、水素、F、Cl、CF3
よびCNから選ばれる基であるが、X1およびX2は同時
に水素であることはなく、Z1およびZ2は、それぞれ−
CH2CH2−、−OCH2−、−CH2O−、−C≡C−
または単結合であり、mおよびnはそれぞれ0、1また
は2であり、そして(m+n)は1または2である]。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の強誘電性液晶組成物は、
エステル基を有する成分の含有量が0〜10重量%であ
ることを特徴とする。好ましくは、エステル基を有する
成分の含有量は0〜5重量%であり、より好ましくは0
〜1重量%であり、最も好ましくは0重量%である。
【0019】エステル基を有する成分を含有する場合、
諸特性の経時劣化を防止するために、下記のような考え
方に基づいて、含有成分を選択することができる。
【0020】強誘電性液晶組成物は一般に以下のような
各部分によって構成される。
【0021】強誘電性液晶組成物: 1) ベース: Tac、Tanを調節する成分 N*相を誘起する成分 結晶化温度を下げる成分等; 2) ドーパント:自発分極を発現する成分 N*ピッチを調節する成分等; 3) 添加物 このように各成分がそれぞれ組成物の特性に寄与する。
したがって、どの成分もエステル基を有しない化合物を
使用することがもっとも理想的である。
【0022】しかし、成分によっては、その目的が初期
にあるために、経時変化が少しあってもかまわない場合
がある。例えば、N*相を誘起する成分やN*ピッチを
調節する成分は強誘電性液晶デバイスの均一な初期配向
を達成するためのものである。一旦配向をすれば、たと
えこれらの成分が劣化することによりN*相の温度幅が
狭くなったりN*ピッチが短くなったりしても、均一な
配向は保持され続ける。したがって、これらの成分に関
しては、その他の特性への影響が少なければ、エステル
基を有する成分を小濃度で使用することができる。
【0023】また、劣化のメカニズムはまだ完全には解
明されていないが、劣化の度合や速度は濃度に大きく依
存するため、エステル基を有する成分の含有量を0とし
なくとも、素子の実用的な許容範囲内でその濃度を小さ
な値に制限することにより、劣化速度や劣化の度合を大
幅に減らすことができる。
【0024】また、強誘電性液晶の自発分極を誘起する
キラルドーパントのような組成物の特性を大きく左右す
る成分に関しては、エステル基を有する成分の比率をそ
の特性への寄与の度合により制限することが好ましい。
素子の実用的な許容範囲内で組成物の経時変化を最小限
に抑え、安定した特性を維持することができる。したが
って、自発分極に寄与するドーパントのうち、エステル
系ドーパントが液晶組成物の自発分極に寄与する割合
が、20%以下、好ましくは10%以下、より好ましく
は5%以下、さらに好ましくは0%になるようにその含
有量を決定する。
【0025】すなわち、液晶組成物の自発分極値を
S0、エステル基を有するキラルドーパント成分を10
0%に換算したときの自発分極値をPS1としたとき、エ
ステル系ドーパントが液晶組成物中に発現する自発分極
値は PS1・X% (X%は、液晶組成物に対するエステル系ドーパントの
重量%)、液晶組成物の自発分極PS0へのその寄与の割
合は (PS1・X%)/PS0 で表される。
【0026】例えば、寄与の割合を10%以下とする場
合、 (PS1・X%)/PS0≦10% すなわち、 X≦10×PS0/PS1 となるようにX%の値を決定することができる。
【0027】また、キラルドーパントの中で、ピッチ調
節用に自発分極をほとんど持たない成分を使用する場合
がある。この成分としては非エステル系化合物がより好
ましいが、その目的が初期配向にあるために、使用量が
少なく、かつ相転移温度への影響が少なければ、エステ
ル系化合物を使用してもよい。
【0028】さらに、高い耐候性および熱安定性ととも
に低粘性を達成するために、本発明の強誘電性液晶組成
物は、そのベースとして、上述の一般式(I)で表され
る成分を少なくとも1つ含むことが好ましい。
【0029】さらに、必要な相系列、コーン角、低温特
性等を達成するために、次の一般式(III):
【化9】 [式中、RおよびR’は、炭素数1−15のアルキル基
であり、ここで任意のCH2はOまたはSi(CH32
で置き換えられていてもよく、また、RおよびR’中の
任意のHがFで置き換えられていてもよく;mおよびn
は、同時に0ではない0−1の整数であり;X1−X
5は、HまたはFであり;Y1およびY2は、両方ともH
であるか、または一方がHでありかつ他方がNであり;
3およびY4は、両方ともHであるか、または一方がH
でありかつ他方がNであり;Bは単結合、−O−、−
(CH22−または−(CH2O)l−(ここでlは1−
2の整数である)である]で表される非エステル系の化
合物を含むことが好ましい。
【0030】また、強誘電性液晶の電気光学性質に大き
く影響するドーパントについては、SiOやSiO2
ような無機物の斜方蒸着セルに使用する強誘電性液晶組
成物のキラルドーパントとして、高い耐候性および熱安
定性とともに必要な自発分極および電気光学特性を達成
するために、上述の一般式(II)で表されるような成
分を少なくとも1つ含むことが好ましい。このように、
エステル基を有しなくても、キラルセンターに直結する
ダイポールが大きいものを用いること、またはキラルセ
ンターを2つもつものを用いることにより、添加量を1
0%以下としても必要な自発分極である5−25nC/
cm2を達成することができる。さらに、回転粘性の高
いエステル基の代わりに、低粘性のエーテル基等を使う
ことにより、高い耐候性および熱安定性とともに、スイ
ッチングが速いなどのより好ましい電気光学特性をもた
らすことができる。
【0031】上記の手段に加えて、焼き付きやツイスト
問題に対し、従来我々が提案した液晶中の不純物イオン
を取り込むような物質を強誘電性液晶材料に添加する方
法を併用することにより、SiOやSiO2のような無
機物の斜方蒸着セルに使用する強誘電性液晶組成物とし
て、高い耐候性、熱安定性とともにツイスト配向、焼き
付きおよび片安定の問題を解決することができる。
【0032】具体的には、窒素、硫黄、酸素等の孤立電
子対を持ち、イオンを取り込むことが可能な化合物、あ
るいは、これら孤立電子対を構造中に有する鎖状あるい
は環状のマクロエーテル類から選ばれた少なくとも1つ
の化合物を上記の組成物に0.1から5%添加すること
により、焼き付き等の問題を解決することができる。
【0033】本発明において、配向膜として蒸着される
無機化合物としては、一般的にSiO、SiO2、Ti
2、Al23、ZrO2などが挙げられる。蒸着膜の厚
さは、使用する金属酸化物の配向力によっても異なる
が、300Åから2000Å、好ましくは500Åから
1200Åである。
【0034】斜方蒸着は真空蒸着機等を用いて、当該技
術分野において周知の方法により実施することができ
る。
【0035】また、本発明のイオンを取り込むことが可
能な化合物としては、例えば特開平6−3635、特開
平4−311792、特開平4−57022、特開平2
−225592、特開平2−110434に記載される
アミン化合物、エポキシ化合物、アルコール類、あるい
は特開平4−225090記載のマクロ環状化合物が使
用できるが、特に以下の鎖状ポリエーテル化合物が挙げ
られる。
【0036】
【化10】 ベンジルアミン、ベンジルエタノールアミン。
【0037】その他、構造中にポリアルキレンエーテル
結合を含む以下のようなポリアルキレングリコールポリ
マーが好ましい。このような化合物の例として、例え
ば、HO(CH2CH2O)nH(nは3から20の整
数)で示されるポリエチレングリコール;HO(CH
(CH3)CH2O)nH(nは3から20の整数)で示
されるポリプロピレングリコール;HO(CH2CH
2O)n(CH2mCH3(nは3から20の整数、mは
0から20の整数)で示されるポリオキシエチレンアル
コール;HO(CH2CH2O)n64(CH2mCH3
(nは3から20の整数、mは0から20の整数)で示
されるポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;
HO(CH2CH2O)nN(CH2mCH3(nは3から
20の整数、mは0から20の整数)で示されるポリエ
チレングリコールアルキルアミン;その他、ポリエチレ
ングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジビニルエーテル、ポリエチレングリコールメタク
リレート、ポリエチレングリコールフェニルエーテルア
クリレート、ポリエチレングリコール−ビス(カルボキ
シメチル)エーテル等がある。
【0038】あるいは、水酸基がシリル化されたポリア
ルキレングリコール類、例えば以下のような化合物が好
ましい:(CH33SiO(CH2CH2O)nSi(C
33(nは3から20の整数)で示されるポリエチレ
ングリコール;(CH33O(CH(CH3)CH2O)
nSi(CH33(nは3から20の整数)で示される
ポリプロピレングリコール;(CH33SiO(CH2
CH2O)n(CH2mCH3(nは3から20の整数、
mは0から20の整数)で示されるポリオキシエチレン
アルコール;(CH33O(CH2CH2O)n6
4(CH2mCH3(nは3から20の整数、mは0から
20の整数)で示されるポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル;(CH33O(CH2CH2O)n
(CH2mCH3(nは3から20の整数、mは0から
20の整数)で示されるポリエチレングリコールアルキ
ルアミン。
【0039】また、環状マクロ化合物としては、特に一
般式(1)、(2)で表される化合物が好ましい。
【0040】
【化11】 [式中、R1およびR2は独立に、隣り合わない−CH2
−基が−CO−、−O−、−S−または−CH=CH−
によって置換されていてもよい炭素数1−15のアルキ
ル基またはハロゲン化アルキル、水素、シクロヘキシ
ル、フェニルまたはベンジルである]。この中でも、
【化12】 [式中、Rは炭素数1−15のアルキル基であり、nは
1−10の整数である]が好ましい。
【0041】本発明にしたがって、SiOやSiO2
ような無機化合物による斜方蒸着セルに使用する強誘電
性液晶組成物において、(1)各成分としてエステル基
を有しない化合物のみを使用すること、またはエステル
基を有する化合物を少ない含有量で使用すること、およ
び(2)イオンを取り込むことが可能な化合物を添加す
ることにより、高い耐候性および熱安定性を達成すると
ともに、焼き付きや片安定現象のない強誘電性液晶素子
を製造することができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明の特徴および効果
を具体的に示すが、説明するためのものであって本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0043】(実施例1)ピンホールの開いた、蓋付き
タンタル製ボートにSiO粉末を入れ、それを抵抗加熱
することによりITOが設けられたガラス基板上に、膜
厚800ÅのSiO斜方蒸着膜を形成した。蒸着時の真
空度および蒸着速度はそれぞれ1×10-5torr、7
Å/秒であった。
【0044】このように処理されたSiO斜方蒸着基板
を、1.5μmのセルギャップで蒸着方向が平行になる
ようにセルを作製した。120℃のオーブンでおよそ1
時間加熱乾燥した後、下記に示されるような強誘電性液
晶組成物1を、真空オーブン中、等方相で注入した。
【0045】強誘電性液晶組成物1の組成:
【化13】
【化14】 強誘電性液晶組成物1の特性: 相転移温度 Cryst 1 Sc 63 Sa 79 N 87 I 自発分極 Ps=10.0nC/cm2(25℃) このようにして製造した液晶セルを、110℃のオーブ
ンに入れ、諸特性(SmA−SmC*転移温度Tac、
45℃でのメモリ角2Θ(45)、および35℃におい
てバイポーラのパルス(パルス幅100μm)を印加し
たときのしきい値V90(35))の変化を定期的に測
定した。結果を図1に示す。
【0046】図1からわかるように、高温での長時間テ
ストにもかかわらず、諸特性の劣化がほとんど認められ
ない。さらに、しきい値の変化がなく、焼き付きや片安
定の問題も見られない。
【0047】(実施例2)実施例1と同様な方法で作製
されたSiOセルに、下記に示されるような強誘電性液
晶組成物2を、真空オーブン中、等方相で注入した。
【0048】強誘電性液晶組成物2の組成:
【化15】
【化16】 強誘電性液晶組成物2の特性: 相転移温度 Cryst −3 Sc 65 Sa 76 N 86 I 自発分極 Ps=20.0nC/cm2(25℃) このようにして製造した液晶セルを室温に置き、焼き付
き現象の偏光顕微鏡観察およびしきい値電圧の経時変化
を定期的に測定した。諸特性を図2(a)、図2(b)
に示す。
【0049】図2からわかるように、長い時間のテスト
にもかかわらず、諸特性の劣化がほとんど認められな
い。さらに、しきい値の変化がなく、焼き付きや片安定
の問題も見られない。
【0050】(実施例3)SiO2のターゲットを用
い、電子ビームを照射することにより、ITOが設けら
れたガラス基板上に膜厚1200ÅのSiO2斜方蒸着
膜を形成した。蒸着時の真空度および蒸着速度は、それ
ぞれ1×10-3torr、10Å/秒であった。この基
板を用い、実施例1と同様にSiO2セルを作製し、下
記に示されるような強誘電性液晶組成物3を、真空オー
ブン中、等方相で注入した。
【0051】強誘電性液晶組成物3の組成:
【化17】
【化18】 強誘電性液晶組成物3の特性: 相転移温度 Cryst 2 Sc 69 Sa 81 N 91 I 自発分極 Ps=22.0nC/cm2(25℃) このようにして製造した液晶セルを110℃のオーブン
に入れ、諸特性の変化を定期的に測定した。結果を図3
に示す。
【0052】図3からわかるように、高温での長時間テ
ストにもかかわらず、諸特性の劣化がほとんど認められ
ない。さらに、しきい値の変化がなく、焼き付きや片安
定の問題も見られない。
【0053】(比較例1)実施例1と同様な方法で作製
したSiOセルに、下記に示されるような強誘電性液晶
組成物4を、真空オーブン中、等方相で注入した。
【0054】強誘電性液晶組成物4の組成:
【化19】
【化20】 強誘電性液晶組成物4の特性: 相転移温度 Cryst −2 Sc 54 Sa 76 N 83 I 自発分極 Ps=12.7nC/cm2(25℃) このようにして製造した液晶セルを110℃のオーブン
に入れ、諸特性の変化を定期的に測定した。結果を図4
に示す。
【0055】図4からわかるように、諸特性の劣化が明
らかに認められた。
【0056】(比較例2)実施例3と同様な方法で作製
したSiO2セルに、下記に示されるような強誘電性液
晶組成物5を、真空オーブン中、等方相で注入した。
【0057】強誘電性液晶組成物5の組成:
【化21】
【化22】 強誘電性液晶組成物5の特性: 相転移温度 Cryst 0 Sc 64 Sa 77 N 80 I 自発分極 Ps=12.0nC/cm2(25℃) このようにして製造した液晶セルを110℃のオーブン
に入れ、諸特性の変化を定期的に測定した。結果を図5
に示す。
【0058】図5からわかるように、諸特性の劣化が明
らかに認められた。
【0059】(比較例3)実施例2において、強誘電性
液晶組成物2の中の添加物エチレングリコールを抜い
て、実施例2と同様の実験を行った。室温における焼き
付き現象の顕微鏡観察およびしきい値電圧の経時変化を
定期的に測定した。顕微鏡観察において、1カ月後から
スペーサーまわりや欠陥まわりから反転しない焼き付き
や、黒にしか安定しない片安定の現象が見られた。ま
た、しきい値電圧の経時変化も、図6に示すように、黒
から白への反転しきい値と白から黒ヘの反転しきい値が
ずれていることも観測された。
【0060】(実施例4)実施例1と同様な方法で作製
されたSiOセルを用い、下記に示されるようなエステ
ル系ドーパントの自発分極が全強誘電性液晶組成物の自
発分極への寄与がそれぞれ20%、10%、5%(下記
式においてそれぞれxwt%=1.28%、0.61
%、0.30%に対応する)になるように強誘電性液晶
組成物6を3種類それぞれ調製し、上記SiOセルに、
真空オーブン中、等方相で注入した。
【0061】強誘電性液晶組成物6の組成:
【化23】
【化24】 このようにして製造した液晶セルを110℃のオーブン
に入れ、諸特性の変化を定期的に測定し、その経時変化
を図7にプロットする。比較を容易にするため、経時変
化の絶対値ではなく、変化率により表した。
【0062】図7からわかるように、ドーパントの濃度
によって劣化の度合が違う。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1に記載の液晶組成物を用いた
場合の、SmA−SmC*相転移温度(Tac)、45
℃でのコーン角(2Θ(45))および35℃でのしき
い値電圧(V90(35))の110℃における経時変
化を示す。
【図2】図2は、実施例2に記載の液晶組成物を用いた
場合の、SmA−SmC*相転移温度(Tac)、45
℃でのコーン角(2Θ(45))および35℃でのしき
い値電圧(V90(35)on/off)の室温におけ
る経時変化を示す。
【図3】図3は、実施例3に記載の液晶組成物を用いた
場合の、SmA−SmC*相転移温度(Tac)、45
℃でのコーン角(2Θ(45))および35℃でのしき
い値電圧(V90(35))の110℃における経時変
化を示す。
【図4】図4は、比較例1に記載の液晶組成物を用いた
場合の、SmA−SmC*相転移温度(Tac)、45
℃でのコーン角(2Θ(45))および35℃でのしき
い値電圧(V90(35))の110℃における経時変
化を示す。
【図5】図5は、比較例2に記載の液晶組成物を用いた
場合の、SmA−SmC*相転移温度(Tac)および
35℃でのしきい値電圧(V90(35))の110℃
における経時変化を示す。
【図6】図6は、比較例3に記載の液晶組成物を用いた
場合の、35℃でのしきい値電圧(V90(35)on
/off)の室温における経時変化を示す。
【図7】図7は、実施例4に記載の3種類の液晶組成物
を用いた場合の、110℃における諸特性の経時変化の
ドーパント依存性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武市 彩子 埼玉県川越市南台1−3−2 ヘキストイ ンダストリー株式会社先端材料技術研究所 内 (72)発明者 山口 英将 埼玉県川越市南台1−3−2 ヘキストイ ンダストリー株式会社先端材料技術研究所 内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機物質の斜方蒸着膜を配向膜として少な
    くとも一方の基板に用いる強誘電性液晶表示素子用の強
    誘電性液晶組成物であって、エステル基を有する成分の
    含有量が0〜10重量%であることを特徴とする強誘電
    性液晶組成物。
  2. 【請求項2】エステル基を有する成分の含有量が0〜5
    重量%であることを特徴とする請求項1記載の強誘電性
    液晶組成物。
  3. 【請求項3】エステル基を有する成分の含有量が0〜1
    重量%であることを特徴とする請求項1記載の強誘電性
    液晶組成物。
  4. 【請求項4】エステル基を有する成分の含有量が0重量
    %であることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶
    組成物。
  5. 【請求項5】無機物質の斜方蒸着膜を配向膜として少な
    くとも一方の基板に用いる強誘電性液晶表示素子用の強
    誘電性液晶組成物であって、含有するキラルドーパント
    が自発分極に寄与し、かつエステル基を有するキラルド
    ーパント成分の含有量X重量%が下記の計算式(a)で
    表されることを特徴とする強誘電性液晶組成物: 0≦X≦20×PS0/PS1 (a) [式中、PS0は液晶組成物の自発分極値であり、PS1
    エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
    したときの自発分極値である]。
  6. 【請求項6】無機物質の斜方蒸着膜を配向膜として少な
    くとも一方の基板に用いる強誘電性液晶表示素子用の強
    誘電性液晶組成物であって、含有するキラルドーパント
    が自発分極に寄与し、かつエステル基を有するキラルド
    ーパント成分の含有量X重量%が下記の計算式(a)で
    表されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか
    に記載の強誘電性液晶組成物: 0≦X≦20×PS0/PS1 (a) [式中、PSOは液晶組成物の自発分極値であり、PSI
    エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
    したときの自発分極値である]。
  7. 【請求項7】エステル基を有するキラルドーパント成分
    の含有量X重量%が下記の計算式(b)で表されること
    を特徴とする、請求項5または6に記載の強誘電性液晶
    組成物: 0≦X≦10×PS0/PS1 (b) [式中、PS0は液晶組成物の自発分極値であり、PS1
    エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
    したときの自発分極値である]。
  8. 【請求項8】エステル基を有するキラルドーパント成分
    の含有量X重量%が下記の計算式(c)で表されること
    を特徴とする、請求項5または6に記載の強誘電性液晶
    組成物: 0≦X≦5×PS0/PS1 (c) [式中、PS0は液晶組成物の自発分極値であり、PS1
    エステル基を有するキラルドーパント成分を100%と
    したときの自発分極値である]。
  9. 【請求項9】エステル基を有するキラルドーパント成分
    の含有量が0重量%であることを特徴とする、請求項5
    または6に記載の強誘電性液晶組成物。
  10. 【請求項10】下記の一般式(I): 【化1】 [式中、RおよびR’は、炭素数1−15のアルキル基
    であり、ここで任意の−CH2−は−O−または−Si
    (CH32−で置換されていてもよく、また、Rおよび
    R’中の任意のHがFで置換されていてもよく;mおよ
    びnは、同時に0ではない0−2の整数であり;X1
    4はHまたはFである]で表される化合物を少なくと
    も1つ含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれ
    かに記載の強誘電性液晶組成物。
  11. 【請求項11】下記の一般式(II): 【化2】 [式中、R1およびR2は互いに独立に、Hまたは炭素数
    1〜16の直鎖もしくは分枝鎖(不斉炭素原子を有する
    かまたは有さない)アルキルであり、ここで1個または
    2個の非隣接−CH2−基が−O−、−S−、−CO
    −、−CO−S−、−S−CO−、−CH=CH−、−
    C≡C−または−Si(CH32−によって置換されて
    いてもよく、さらにアルキルラジカルの1個以上の水素
    原子がF、Cl、BrもしくはCNによって置換されて
    いてもよく、あるいはまた下記のキラル基: 【化3】 【化4】 (ここで、R3、R4、R6、R7は、互いに独立に、Hま
    たは炭素数1〜16の直鎖もしくは分枝鎖アルキルであ
    るか、またはR3とR4は、一緒になってジオキソラン系
    に置換基として結合する場合には、−(CH24−また
    は−(CH25−であり;lは1−2の整数であり;M
    5は−CH2−O−、−O−CH2−または単結合であ
    る)のいずれかであり;A1およびA2は、相互に独立し
    て、それぞれ1,4−フェニレンであり、この基中に存
    在する1個または2個のCH基はNにより置き換えられ
    ていることもでき、あるいはA1およびA2は、それぞ
    れ、1,4−シクロヘキシレンであり、この基中に存在
    する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2
    はO原子および(または)S原子により置き換えられる
    こともでき、あるいはA1およびA2は、それぞれ、ピペ
    リジン−1,4−ジイル、1,4−ビシクロ(2,2,
    2)オクチレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5
    −ジイル、ナフタレン−2,6−ジイルまたは1,2,
    3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであ
    り、これらの基はそれぞれ、未置換であるか、あるいは
    1個または2個のF原子および(または)Cl原子およ
    び(または)CH3基および(または)CN基で置換さ
    れており、X1およびX2は、水素、F、Cl、CF3
    よびCNから選ばれる基であるが、X1およびX2は同時
    に水素であることはなく、Z1およびZ2は、それぞれ−
    CH2CH2−、−OCH2−、−CH2O−、−C≡C−
    または単結合であり、mおよびnはそれぞれ0、1また
    は2であり、そして(m+n)は1または2である]で
    表される化合物を少なくとも1つ含むことを特徴とす
    る、請求項1から10のいずれかに記載の強誘電性液晶
    組成物。
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