JPH09111190A - 接合光学素子の製造方法 - Google Patents
接合光学素子の製造方法Info
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- JPH09111190A JPH09111190A JP27217595A JP27217595A JPH09111190A JP H09111190 A JPH09111190 A JP H09111190A JP 27217595 A JP27217595 A JP 27217595A JP 27217595 A JP27217595 A JP 27217595A JP H09111190 A JPH09111190 A JP H09111190A
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- adhesive
- lens
- cemented
- optical element
- optical
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】接合時の接着剤の硬化収縮による応力を緩和
し、光学歪の発生を抑制した接合光学素子の製造方法を
提供する。 【解決手段】複数の光学素子1、2のうち一方の光学素
子1の接合面を水平に保持し、その接合面に接着剤3を
塗布した後、他方の光学素子2の接合面を重ね合わせて
接合する接合光学素子の製造方法において、前記他方の
光学素子2の接合面を重ね合わせて接合する際、前記複
数の光学素子1、2を回転させる。
し、光学歪の発生を抑制した接合光学素子の製造方法を
提供する。 【解決手段】複数の光学素子1、2のうち一方の光学素
子1の接合面を水平に保持し、その接合面に接着剤3を
塗布した後、他方の光学素子2の接合面を重ね合わせて
接合する接合光学素子の製造方法において、前記他方の
光学素子2の接合面を重ね合わせて接合する際、前記複
数の光学素子1、2を回転させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、双眼鏡、
顕微鏡などに用いられる接合されたレンズ・プリズム等
の接合光学素子の製造方法に関する。
顕微鏡などに用いられる接合されたレンズ・プリズム等
の接合光学素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】接合光学素子には、接合される光学素子
の材料別にみると、ガラス同士、ガラスとプラスチッ
ク、およびプラスチック同士がある。ガラス同士の接合
光学素子は歴史が古く、様々な分野で活用されてきた。
性能・機能面において、ガラス同士の接合光学素子は、
ガラスとプラスチックやプラスチック同士の接合光学素
子より優れており、高機能・高性能または重量感が求め
られる接合光学素子には、現在でも重用されている。
の材料別にみると、ガラス同士、ガラスとプラスチッ
ク、およびプラスチック同士がある。ガラス同士の接合
光学素子は歴史が古く、様々な分野で活用されてきた。
性能・機能面において、ガラス同士の接合光学素子は、
ガラスとプラスチックやプラスチック同士の接合光学素
子より優れており、高機能・高性能または重量感が求め
られる接合光学素子には、現在でも重用されている。
【0003】近年、高機能性プラスチックが開発され、
光学部品のプラスチック化が進展している。たとえば、
特開昭60−217324号公報には、光学式ピックア
ップ用集光レンズとして、プラスチック製のメニスカス
レンズとガラス製の正レンズとを接着剤にて接合した接
合光学素子が開示されている。また、プラスチック同士
の接合光学素子の例として、特開平3−282501号
公報には、紫外線吸収剤を含むプラスチックレンズと紫
外線吸収剤を含まないプラスチックレンズとを、アクリ
ル系の紫外線硬化型接着剤で接合した接合光学素子とそ
の製造方法が開示されている。
光学部品のプラスチック化が進展している。たとえば、
特開昭60−217324号公報には、光学式ピックア
ップ用集光レンズとして、プラスチック製のメニスカス
レンズとガラス製の正レンズとを接着剤にて接合した接
合光学素子が開示されている。また、プラスチック同士
の接合光学素子の例として、特開平3−282501号
公報には、紫外線吸収剤を含むプラスチックレンズと紫
外線吸収剤を含まないプラスチックレンズとを、アクリ
ル系の紫外線硬化型接着剤で接合した接合光学素子とそ
の製造方法が開示されている。
【0004】上記いづれの接合光学素子にあっても、接
合方法は、一方の光学素子の接合面に接着剤を塗布し、
その上に他方の光学素子を重ね合わせ、光学素子の自重
または加圧することにより双方の光学素子を接合すると
いうものである。
合方法は、一方の光学素子の接合面に接着剤を塗布し、
その上に他方の光学素子を重ね合わせ、光学素子の自重
または加圧することにより双方の光学素子を接合すると
いうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、以下のような問題点があった。光学素子の接合
には、500mPa前後の低粘度接着剤が多く使用され
る。低粘度接着剤は、高粘度接着剤に比べ高分子化され
ていないため、同レベルの弾性を有していても、接着剤
がエネルギーを得て硬化する際に架橋反応が著しく行わ
れ、硬化収縮が大きくなる。この硬化収縮が光学素子の
接合構造に影響し、光学歪を発生させる。比較的に厚肉
の小型の光学素子の接合では、光学歪の発生は抑制可能
であるが、薄肉の光学素子、特開昭60−217324
号公報所載のレンズの曲率半径と屈折率の数値関係とを
特定して高分解能を得た集光レンズ、および特開平3−
282501号公報所載のアクリル系の紫外線硬化型接
着剤を介してプラスチックレンズ同士を接合した接合レ
ンズでは、接合光学素子内の応力発生が著しく、光学歪
が顕著となる。また、ガラス同士の接合においても、大
口径で、特に曲率半径が小さい光学素子では、応力およ
び光学歪の発生が著しい。
術には、以下のような問題点があった。光学素子の接合
には、500mPa前後の低粘度接着剤が多く使用され
る。低粘度接着剤は、高粘度接着剤に比べ高分子化され
ていないため、同レベルの弾性を有していても、接着剤
がエネルギーを得て硬化する際に架橋反応が著しく行わ
れ、硬化収縮が大きくなる。この硬化収縮が光学素子の
接合構造に影響し、光学歪を発生させる。比較的に厚肉
の小型の光学素子の接合では、光学歪の発生は抑制可能
であるが、薄肉の光学素子、特開昭60−217324
号公報所載のレンズの曲率半径と屈折率の数値関係とを
特定して高分解能を得た集光レンズ、および特開平3−
282501号公報所載のアクリル系の紫外線硬化型接
着剤を介してプラスチックレンズ同士を接合した接合レ
ンズでは、接合光学素子内の応力発生が著しく、光学歪
が顕著となる。また、ガラス同士の接合においても、大
口径で、特に曲率半径が小さい光学素子では、応力およ
び光学歪の発生が著しい。
【0006】光学歪の発生を抑制する対策の一つには、
粘度が若干高い接着剤を用いる接合方法がある。しか
し、接着剤の膜厚制御を行う際、低粘度の接着剤を用い
る場合よりも、加圧力を大きくして膜厚を確保するた
め、光学素子に作用する負荷が大きく、接合時の残留応
力として残るという別の問題点が発生する。
粘度が若干高い接着剤を用いる接合方法がある。しか
し、接着剤の膜厚制御を行う際、低粘度の接着剤を用い
る場合よりも、加圧力を大きくして膜厚を確保するた
め、光学素子に作用する負荷が大きく、接合時の残留応
力として残るという別の問題点が発生する。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1または2に係る発明の課題は、接
合時の接着剤の硬化収縮による応力を緩和し、光学歪の
発生を抑制した接合光学素子の製造方法を提供すること
である。
れたもので、請求項1または2に係る発明の課題は、接
合時の接着剤の硬化収縮による応力を緩和し、光学歪の
発生を抑制した接合光学素子の製造方法を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1または2に係る発明は、複数の光学素子の
うち一方の光学素子の接合面を水平に保持し、その接合
面に接着剤を塗布した後、他方の光学素子の接合面を重
ね合わせて接合する接合光学素子の製造方法において、
前記他方の光学素子の接合面を重ね合わせて接合する
際、前記複数の光学素子を回転させることを特徴とす
る。
に、請求項1または2に係る発明は、複数の光学素子の
うち一方の光学素子の接合面を水平に保持し、その接合
面に接着剤を塗布した後、他方の光学素子の接合面を重
ね合わせて接合する接合光学素子の製造方法において、
前記他方の光学素子の接合面を重ね合わせて接合する
際、前記複数の光学素子を回転させることを特徴とす
る。
【0009】請求項1または2に係る発明の作用では、
光学素子の接合面を重ね合わせて接合する際、複数の光
学素子を回転させることにより、接着剤に遠心力を作用
させて、接合面での接着剤の広がりを促進する。請求項
2に係る発明の作用では、上記作用に加え、複数の光学
素子を回転させる際に、この光学素子を加温することに
より、接着剤の粘度を下げ、広がり易くさせる。
光学素子の接合面を重ね合わせて接合する際、複数の光
学素子を回転させることにより、接着剤に遠心力を作用
させて、接合面での接着剤の広がりを促進する。請求項
2に係る発明の作用では、上記作用に加え、複数の光学
素子を回転させる際に、この光学素子を加温することに
より、接着剤の粘度を下げ、広がり易くさせる。
【0010】
【発明の実施の形態1】図1〜図3は発明の実施の形態
1を示し、図1はメニスカスレンズの接合面に接着剤を
滴下した状態の図、図2はメニスカスレンズの接合面に
凸レンズを重ねて回転する状態の図、図3は接合レンズ
の接合面に紫外線を照射する状態の図である。
1を示し、図1はメニスカスレンズの接合面に接着剤を
滴下した状態の図、図2はメニスカスレンズの接合面に
凸レンズを重ねて回転する状態の図、図3は接合レンズ
の接合面に紫外線を照射する状態の図である。
【0011】図1において、1はプラスチック製のメニ
スカスレンズで凹面の接合面1aを有し、受けヤトイ4
上に接合面1aを上向きにしてセットされている。この
接合面1a上の中心部に紫外線硬化型接着剤3(スリー
ボンド社製、商品名AVR−110)を滴下する。つぎ
に、図2に示すように、気泡が混入しないように注意し
て接合されるプラスチック製の凸レンズ2を重ね合わせ
る。その後、メニスカスレンズ1と凸レンズ2とを、受
けヤトイ4上にて押さえヤトイ5で押さえた状態で、受
けヤトイ4と押さえヤトイ5とを水平方向に回転させる
とともに、凸レンズ2の自重または若干の加圧にてメニ
スカスレンズ1と凸レンズ2とを密着させる。
スカスレンズで凹面の接合面1aを有し、受けヤトイ4
上に接合面1aを上向きにしてセットされている。この
接合面1a上の中心部に紫外線硬化型接着剤3(スリー
ボンド社製、商品名AVR−110)を滴下する。つぎ
に、図2に示すように、気泡が混入しないように注意し
て接合されるプラスチック製の凸レンズ2を重ね合わせ
る。その後、メニスカスレンズ1と凸レンズ2とを、受
けヤトイ4上にて押さえヤトイ5で押さえた状態で、受
けヤトイ4と押さえヤトイ5とを水平方向に回転させる
とともに、凸レンズ2の自重または若干の加圧にてメニ
スカスレンズ1と凸レンズ2とを密着させる。
【0012】本発明の実施の形態1では、雰囲気温度2
5℃下で、接着剤の粘度は約1000mPaとし、受け
ヤトイ4を20回転/秒で回転させた。さらに、押さえ
ヤトイ5を下降速度1mm/minで下降させ、メニス
カスレンズ1と凸レンズ2とに大きな圧力負荷がかから
ない状態で凸レンズ2をメニスカスレンズ1の方向に近
づけることにより、膜厚5μmの接合レンズを確保し
た。なお、接合時の環境温度が高くなると、接着剤3の
粘度が低くなってくるため、接合時の環境温度、接着剤
3の粘度、および接合層の要求膜厚により、受けヤトイ
4の回転速度および押さえヤトイ5の下降速度の条件を
設定する。
5℃下で、接着剤の粘度は約1000mPaとし、受け
ヤトイ4を20回転/秒で回転させた。さらに、押さえ
ヤトイ5を下降速度1mm/minで下降させ、メニス
カスレンズ1と凸レンズ2とに大きな圧力負荷がかから
ない状態で凸レンズ2をメニスカスレンズ1の方向に近
づけることにより、膜厚5μmの接合レンズを確保し
た。なお、接合時の環境温度が高くなると、接着剤3の
粘度が低くなってくるため、接合時の環境温度、接着剤
3の粘度、および接合層の要求膜厚により、受けヤトイ
4の回転速度および押さえヤトイ5の下降速度の条件を
設定する。
【0013】つぎに、押さえヤトイ5を上昇させ、重ね
合わせたメニスカスレンズ1と凸レンズ2とを取り出
し、光軸出しおよび膜厚調整を行った後、図3に示すよ
うに、紫外線照射装置により、接合層3′に紫外線を照
射し、仮硬化させる。この時の紫外線強度は30mW/
cm2 とし、トータルエネルギー量が仮硬化により光軸
ズレを発生させない600mJ/cm2 となるように、
紫外線照射時間を20秒以上とする。つぎに、仮硬化さ
れた接合層3′に紫外線照射装置によりさらに紫外線を
照射し、本硬化させる。この時の紫外線強度は2mW/
cm2 以下とし、トータルエネルギー量が仮硬化時のエ
ネルギー量と合わせて4000mJ/cm 2 以上になる
ように、20分以上照射する。
合わせたメニスカスレンズ1と凸レンズ2とを取り出
し、光軸出しおよび膜厚調整を行った後、図3に示すよ
うに、紫外線照射装置により、接合層3′に紫外線を照
射し、仮硬化させる。この時の紫外線強度は30mW/
cm2 とし、トータルエネルギー量が仮硬化により光軸
ズレを発生させない600mJ/cm2 となるように、
紫外線照射時間を20秒以上とする。つぎに、仮硬化さ
れた接合層3′に紫外線照射装置によりさらに紫外線を
照射し、本硬化させる。この時の紫外線強度は2mW/
cm2 以下とし、トータルエネルギー量が仮硬化時のエ
ネルギー量と合わせて4000mJ/cm 2 以上になる
ように、20分以上照射する。
【0014】本発明の実施の形態1の作用を説明する。
メニスカスレンズ1と凸レンズ2とを、接合時に水平方
向に回転させることにより、上下のレンズ間に介在する
紫外線硬化型接着剤3が遠心力を受け、外周へと広が
る。同時に上に重ねた凸レンズ2の自重または若干の加
圧により上下のレンズが密着する。また、光軸ズレを発
生しない程度に仮硬化を行い、本硬化まで弱い紫外線を
照射させることで、硬化反応による応力の発生が緩和さ
れながら徐々に接着剤の硬化が完了する。
メニスカスレンズ1と凸レンズ2とを、接合時に水平方
向に回転させることにより、上下のレンズ間に介在する
紫外線硬化型接着剤3が遠心力を受け、外周へと広が
る。同時に上に重ねた凸レンズ2の自重または若干の加
圧により上下のレンズが密着する。また、光軸ズレを発
生しない程度に仮硬化を行い、本硬化まで弱い紫外線を
照射させることで、硬化反応による応力の発生が緩和さ
れながら徐々に接着剤の硬化が完了する。
【0015】本発明の実施の形態1によれば、上下のレ
ンズ間に介在する接着剤が遠心力により自ら接合面に広
がるため、レンズを自重または若干の加圧をするのみで
よく、レンズにかかる負荷が軽減され、さらに弱い強度
の紫外線で徐々に硬化されるので、接着剤の急激な硬化
収縮がなく、接合レンズの応力および光学歪の発生を抑
制することができる。また、接合面中心部に滴下された
接着剤が徐々に広がり、同時に上に重ね合わせた凸レン
ズの自重または若干の加圧により、上下のレンズが密着
するため、接合面への気泡の混入を避けることができ、
外観および光線透過率のよい接合レンズを得ることがで
きる。
ンズ間に介在する接着剤が遠心力により自ら接合面に広
がるため、レンズを自重または若干の加圧をするのみで
よく、レンズにかかる負荷が軽減され、さらに弱い強度
の紫外線で徐々に硬化されるので、接着剤の急激な硬化
収縮がなく、接合レンズの応力および光学歪の発生を抑
制することができる。また、接合面中心部に滴下された
接着剤が徐々に広がり、同時に上に重ね合わせた凸レン
ズの自重または若干の加圧により、上下のレンズが密着
するため、接合面への気泡の混入を避けることができ、
外観および光線透過率のよい接合レンズを得ることがで
きる。
【0016】本発明の実施の形態1では、メニスカスレ
ンズと凸レンズとの接合の例を挙げたが、接合面が凹面
で、上に向かせることができるプラスチック製のレンズ
同士であればよく、たとえば、凹レンズと凸メニスカス
レンズであってもよい。また、接着剤の種類を替えるこ
とで、ガラスレンズ同士またはガラスレンズとプラスチ
ックレンズという接合レンズにも適用することができ
る。
ンズと凸レンズとの接合の例を挙げたが、接合面が凹面
で、上に向かせることができるプラスチック製のレンズ
同士であればよく、たとえば、凹レンズと凸メニスカス
レンズであってもよい。また、接着剤の種類を替えるこ
とで、ガラスレンズ同士またはガラスレンズとプラスチ
ックレンズという接合レンズにも適用することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態2】図4〜図6は発明の実施の形態
2を示し、図4は三角プリズムの接合面に接着剤を滴下
した状態の図、図5は三角プリズムの接合面に三角プリ
ズムを重ねて回転する状態の図、図6は接合プリズムの
接合面に紫外線を照射する状態の図である。本発明の実
施の形態2の基本構成は発明の実施の形態1と同様のた
め、異なる部分のみ示し、同一部分の説明を省略する。
2を示し、図4は三角プリズムの接合面に接着剤を滴下
した状態の図、図5は三角プリズムの接合面に三角プリ
ズムを重ねて回転する状態の図、図6は接合プリズムの
接合面に紫外線を照射する状態の図である。本発明の実
施の形態2の基本構成は発明の実施の形態1と同様のた
め、異なる部分のみ示し、同一部分の説明を省略する。
【0018】図4において、11はプラスチック製の三
角プリズムで平面の接合面11aを有し、受けヤトイ1
4上に接合面11aを上向きにしてセットされている。
この接合面11a上の中心部に紫外線硬化型接着剤13
(スリーボンド社製、商品名AVR−110)を滴下す
る。つぎに、図5に示すように、気泡が混入しないよう
に注意して接合されるプラスチック製の三角プリズム1
2を重ね合わせる。その後、三角プリズム11、12
を、受けヤトイ14上にて押さえヤトイ15で押さえた
状態で、受けヤトイ14と押さえヤトイ15とを水平方
向に回転させるとともに、三角プリズム12の自重また
は若干の加圧にて三角プリズム11、12同士を密着さ
せる。
角プリズムで平面の接合面11aを有し、受けヤトイ1
4上に接合面11aを上向きにしてセットされている。
この接合面11a上の中心部に紫外線硬化型接着剤13
(スリーボンド社製、商品名AVR−110)を滴下す
る。つぎに、図5に示すように、気泡が混入しないよう
に注意して接合されるプラスチック製の三角プリズム1
2を重ね合わせる。その後、三角プリズム11、12
を、受けヤトイ14上にて押さえヤトイ15で押さえた
状態で、受けヤトイ14と押さえヤトイ15とを水平方
向に回転させるとともに、三角プリズム12の自重また
は若干の加圧にて三角プリズム11、12同士を密着さ
せる。
【0019】本発明の実施の形態2の図4および図5に
おける作業条件は、発明の実施の形態1と同一のため、
説明を省略する。
おける作業条件は、発明の実施の形態1と同一のため、
説明を省略する。
【0020】つぎに、押さえ15を上昇させ、重ね合わ
せた三角プリズム11、12を取り出し、光軸出しを行
った後、図6に示すように、紫外線照射装置により、接
合層13′に紫外線を照射し、仮硬化させる。この時の
作業条件および以後の工程は発明の実施の形態1と同様
のため、説明を省略する。
せた三角プリズム11、12を取り出し、光軸出しを行
った後、図6に示すように、紫外線照射装置により、接
合層13′に紫外線を照射し、仮硬化させる。この時の
作業条件および以後の工程は発明の実施の形態1と同様
のため、説明を省略する。
【0021】本発明の実施の形態2の作用は発明の実施
の形態1と同様である。しかし、接合面が平面のため、
遠心力の作用が発明の実施の形態1より有効に働き、接
着剤の広がりがレンズ面に比べ効率的である。
の形態1と同様である。しかし、接合面が平面のため、
遠心力の作用が発明の実施の形態1より有効に働き、接
着剤の広がりがレンズ面に比べ効率的である。
【0022】本発明の実施の形態2によれば、上下のプ
リズム間に介在する接着剤が遠心力により自ら接合面に
広がるため、プリズムを自重または若干の加圧をするの
みでよく、プリズムにかかる負荷が軽減され、さらに弱
い強度の紫外線で徐々に硬化されるので、接着剤の急激
な硬化収縮がなく、接合プリズムの応力および光学歪の
発生を抑制することができる。また、接合面中心部に滴
下された接着剤が徐々に広がり、同時に上に重ね合わせ
たプリズムの自重または若干の加圧により、上下のプリ
ズムが密着するため、接合面への気泡の混入を避けるこ
とができ、外観および光線透過率のよい接合プリズムを
得ることができる。
リズム間に介在する接着剤が遠心力により自ら接合面に
広がるため、プリズムを自重または若干の加圧をするの
みでよく、プリズムにかかる負荷が軽減され、さらに弱
い強度の紫外線で徐々に硬化されるので、接着剤の急激
な硬化収縮がなく、接合プリズムの応力および光学歪の
発生を抑制することができる。また、接合面中心部に滴
下された接着剤が徐々に広がり、同時に上に重ね合わせ
たプリズムの自重または若干の加圧により、上下のプリ
ズムが密着するため、接合面への気泡の混入を避けるこ
とができ、外観および光線透過率のよい接合プリズムを
得ることができる。
【0023】本発明の実施の形態2では、三角プリズム
同士の接合の例を挙げたが、接合面が平面を有するプラ
スチック製のプリズム同士またはプリズムとレンズとの
接合光学素子であってもよく、たとえば、ポロプリズム
のような接合プリズムが挙げられる。また、接着剤の種
類を替えることで、ガラスプリズムとプラスチックレン
ズという接合光学素子にも適用することができる。
同士の接合の例を挙げたが、接合面が平面を有するプラ
スチック製のプリズム同士またはプリズムとレンズとの
接合光学素子であってもよく、たとえば、ポロプリズム
のような接合プリズムが挙げられる。また、接着剤の種
類を替えることで、ガラスプリズムとプラスチックレン
ズという接合光学素子にも適用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態3】図7は発明の実施の形態3を示
し、メニスカスレンズの接合面に凸レンズを重ねて回転
する状態の図である。本発明の実施の形態3の基本構成
は、発明の実施の形態1と同様のため、異なる部分のみ
示し、同一部分の説明を省略する。
し、メニスカスレンズの接合面に凸レンズを重ねて回転
する状態の図である。本発明の実施の形態3の基本構成
は、発明の実施の形態1と同様のため、異なる部分のみ
示し、同一部分の説明を省略する。
【0025】図7において、まず発明の実施の形態1の
図1におけると同様に、ガラス製のメニスカスレンズ2
1を、その凹面の接合面21aを上向きにして受けヤト
イ24上にセットする。つぎに、メニスカスレンズ21
の接合面21a上の中心部に室温硬化型接着剤23(セ
メダイン社製、商品名セメダイン1565)を滴下す
る。つぎに、気泡が混入しないように注意して接合され
るガラス製の凸レンズ22を重ね合わせる。その後、メ
ニスカスレンズ21と凸レンズ22とを、受けヤトイ2
4上にて押さえヤトイ25で押さえた状態で、接合面2
1aの側面に40℃前後の温風を当てながら、受けヤト
イ24と押さえヤトイ25とを水平方向に回転させると
ともに、凸レンズ22の自重または若干の加圧にてメニ
スカスレンズ21と凸レンズ22とを密着させる。な
お、温風の温度は高温になると一時的に粘度が低下した
後、接着剤の硬化が進むため、硬化促進が急激でない室
温より若干高めの40℃前後とする。
図1におけると同様に、ガラス製のメニスカスレンズ2
1を、その凹面の接合面21aを上向きにして受けヤト
イ24上にセットする。つぎに、メニスカスレンズ21
の接合面21a上の中心部に室温硬化型接着剤23(セ
メダイン社製、商品名セメダイン1565)を滴下す
る。つぎに、気泡が混入しないように注意して接合され
るガラス製の凸レンズ22を重ね合わせる。その後、メ
ニスカスレンズ21と凸レンズ22とを、受けヤトイ2
4上にて押さえヤトイ25で押さえた状態で、接合面2
1aの側面に40℃前後の温風を当てながら、受けヤト
イ24と押さえヤトイ25とを水平方向に回転させると
ともに、凸レンズ22の自重または若干の加圧にてメニ
スカスレンズ21と凸レンズ22とを密着させる。な
お、温風の温度は高温になると一時的に粘度が低下した
後、接着剤の硬化が進むため、硬化促進が急激でない室
温より若干高めの40℃前後とする。
【0026】本発明の実施の形態3では、雰囲気温度2
5℃下で室温硬化型接着剤23の粘度が約500mPa
とし、受けヤトイ24を5回転/秒で回転し、メニスカ
スレンズ21と凸レンズ22とを回転させた。さらに、
押さえヤトイ25を下降速度1mm/minで下降さ
せ、メニスカスレンズ21と凸レンズ22とに大きな圧
力負荷がかからない状態で、凸レンズ22をメニスカス
レンズ21の方向に近づけることにより、膜厚3μmの
接合レンズを得た。なお、接合時の温風温度、室温硬化
型接着剤23の粘度、および接合層の要求膜厚により、
受けヤトイ24の回転速度および押さえヤトイ25の下
降速度の条件を設定する。
5℃下で室温硬化型接着剤23の粘度が約500mPa
とし、受けヤトイ24を5回転/秒で回転し、メニスカ
スレンズ21と凸レンズ22とを回転させた。さらに、
押さえヤトイ25を下降速度1mm/minで下降さ
せ、メニスカスレンズ21と凸レンズ22とに大きな圧
力負荷がかからない状態で、凸レンズ22をメニスカス
レンズ21の方向に近づけることにより、膜厚3μmの
接合レンズを得た。なお、接合時の温風温度、室温硬化
型接着剤23の粘度、および接合層の要求膜厚により、
受けヤトイ24の回転速度および押さえヤトイ25の下
降速度の条件を設定する。
【0027】つぎに、押さえヤトイ25を上昇させ、重
ね合わせたメニスカスレンズ21と凸レンズ22とを取
り出し、光軸出しおよび膜厚調整を行った後、室温放置
により接合層23′(図示省略)を硬化させる。
ね合わせたメニスカスレンズ21と凸レンズ22とを取
り出し、光軸出しおよび膜厚調整を行った後、室温放置
により接合層23′(図示省略)を硬化させる。
【0028】本発明の実施の形態3の作用を説明する。
メニスカスレンズ21と凸レンズ22とを、接合時に水
平方向に回転させることにより、上下のレンズ間に介在
する室温硬化型接着剤23が遠心力を受け、外周へと広
がる。同時に上に重ねた凸レンズ22の自重または若干
の加圧により上下のレンズが密着される。また、接合面
21aの側面に温風を当てることにより、室温硬化型接
着剤23の粘度が若干低下し、接合面21a上に広がり
易くなる。さらにまた、膜厚調整後、室温下で室温硬化
型接着剤23による接合層23′を硬化させることによ
り、硬化反応による応力の発生が緩和されながら徐々に
接合層23′の硬化が完了する。
メニスカスレンズ21と凸レンズ22とを、接合時に水
平方向に回転させることにより、上下のレンズ間に介在
する室温硬化型接着剤23が遠心力を受け、外周へと広
がる。同時に上に重ねた凸レンズ22の自重または若干
の加圧により上下のレンズが密着される。また、接合面
21aの側面に温風を当てることにより、室温硬化型接
着剤23の粘度が若干低下し、接合面21a上に広がり
易くなる。さらにまた、膜厚調整後、室温下で室温硬化
型接着剤23による接合層23′を硬化させることによ
り、硬化反応による応力の発生が緩和されながら徐々に
接合層23′の硬化が完了する。
【0029】本発明の実施の形態3によれば、発明の実
施の形態1の効果と同様の効果に加え、温風を接合面の
側面から当てることにより、室温硬化型接着剤の粘度が
低下し、接合面に広がり易くすることができる。
施の形態1の効果と同様の効果に加え、温風を接合面の
側面から当てることにより、室温硬化型接着剤の粘度が
低下し、接合面に広がり易くすることができる。
【0030】本発明の実施の形態3では、室温硬化型接
着剤の粘度を下げるため、レンズ接合面の側面に温風を
吹き付けたが、接着剤の加温方法はこれに限定されるも
のではなく、ヤトイにヒータを組み込んで、レンズを介
して間接的に加温してもよい。また、遠赤外線ヒータな
どの既知の加温手段を用いてもよい。さらに、本発明の
実施の形態3では、メニスカスレンズと凸レンズとの接
合の例を挙げたが、接合面が凹面で、上に向かせること
ができるガラス製のレンズ同士であればよく、たとえ
ば、凹レンズと凸メニスカスレンズであってもよい。
着剤の粘度を下げるため、レンズ接合面の側面に温風を
吹き付けたが、接着剤の加温方法はこれに限定されるも
のではなく、ヤトイにヒータを組み込んで、レンズを介
して間接的に加温してもよい。また、遠赤外線ヒータな
どの既知の加温手段を用いてもよい。さらに、本発明の
実施の形態3では、メニスカスレンズと凸レンズとの接
合の例を挙げたが、接合面が凹面で、上に向かせること
ができるガラス製のレンズ同士であればよく、たとえ
ば、凹レンズと凸メニスカスレンズであってもよい。
【0031】
【発明の実施の形態4】図8は発明の実施の形態4を示
し、三角プリズムの接合面に三角プリズムを重ねて回転
する状態の図である。本発明の実施の形態4は、発明の
実施の形態2および発明の実施の形態3と類似のため、
異なる部分のみ示し、同一部分の説明を省略する。
し、三角プリズムの接合面に三角プリズムを重ねて回転
する状態の図である。本発明の実施の形態4は、発明の
実施の形態2および発明の実施の形態3と類似のため、
異なる部分のみ示し、同一部分の説明を省略する。
【0032】図8において、発明の実施の形態2の図4
におけると同様に、ガラス製の三角プリズム31を平面
の接合面31aを上向きにして受けヤトイ34上にセッ
トする。この接合面31a上の中心部に室温硬化型接着
剤33(セメダイン社製、商品名セメダイン1565)
を滴下する。つぎに、気泡が混入しないように注意して
接合されるガラス製の三角プリズム32を重ね合わせ
る。その後、三角プリズム31、32を、受けヤトイ3
4上にて押さえヤトイ35で押さえた状態で、接合面3
1aの側面に40℃前後の温風を当てながら、受けヤト
イ34と押さえヤトイ35とを水平方向に回転させると
ともに、三角プリズム32の自重または若干の加圧にて
三角プリズム31、32同士を密着させる。
におけると同様に、ガラス製の三角プリズム31を平面
の接合面31aを上向きにして受けヤトイ34上にセッ
トする。この接合面31a上の中心部に室温硬化型接着
剤33(セメダイン社製、商品名セメダイン1565)
を滴下する。つぎに、気泡が混入しないように注意して
接合されるガラス製の三角プリズム32を重ね合わせ
る。その後、三角プリズム31、32を、受けヤトイ3
4上にて押さえヤトイ35で押さえた状態で、接合面3
1aの側面に40℃前後の温風を当てながら、受けヤト
イ34と押さえヤトイ35とを水平方向に回転させると
ともに、三角プリズム32の自重または若干の加圧にて
三角プリズム31、32同士を密着させる。
【0033】本発明の実施の形態4における作業条件
は、発明の実施の形態3と同一のため、説明を省略す
る。
は、発明の実施の形態3と同一のため、説明を省略す
る。
【0034】つぎに、押さえ35を上昇させ、重ね合わ
せた三角プリズム同士31、32を取り出し、光軸出し
および膜厚調整を行った後、室温放置により接合層3
3′(図示省略)を硬化させる。
せた三角プリズム同士31、32を取り出し、光軸出し
および膜厚調整を行った後、室温放置により接合層3
3′(図示省略)を硬化させる。
【0035】本発明の実施の形態4の作用は発明の実施
の形態3と同様である。しかし、接合面が平面のため、
遠心力の作用が発明の実施の形態3より有効に働き、接
着剤の広がりがレンズ面に比べ効率的である。
の形態3と同様である。しかし、接合面が平面のため、
遠心力の作用が発明の実施の形態3より有効に働き、接
着剤の広がりがレンズ面に比べ効率的である。
【0036】本発明の実施の形態4によれば、発明の実
施の形態2の効果に加え、温風を接合面の側面から当て
ることにより、室温硬化型接着剤の粘度が低下し、接合
面に広がり易くすることができる。
施の形態2の効果に加え、温風を接合面の側面から当て
ることにより、室温硬化型接着剤の粘度が低下し、接合
面に広がり易くすることができる。
【0037】本発明の実施の形態4では、三角プリズム
同士の接合の例を挙げたが、接合面が平面を有するガラ
ス製のプリズム同士またはプリズムとレンズとの接合光
学素子であってもよく、たとえば、ポロプリズムのよう
な接合プリズムが挙げられる。また、接着剤の種類を替
えることにより、ガラスプリズムとプラスチックレンズ
とノ接合光学素子にも適用することができる。
同士の接合の例を挙げたが、接合面が平面を有するガラ
ス製のプリズム同士またはプリズムとレンズとの接合光
学素子であってもよく、たとえば、ポロプリズムのよう
な接合プリズムが挙げられる。また、接着剤の種類を替
えることにより、ガラスプリズムとプラスチックレンズ
とノ接合光学素子にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1または2に係る発明によれば、
接着剤に遠心力を作用させて、接合面での接着剤の広が
りを促進し、接合時の接着剤の硬化収縮による応力を緩
和し、光学歪の発生を抑制した接合光学素子を得ること
ができる。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加
え、接着剤の粘度を下げ、広がり易くさせるので、接合
作業を短時間で行うことができる。
接着剤に遠心力を作用させて、接合面での接着剤の広が
りを促進し、接合時の接着剤の硬化収縮による応力を緩
和し、光学歪の発生を抑制した接合光学素子を得ること
ができる。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加
え、接着剤の粘度を下げ、広がり易くさせるので、接合
作業を短時間で行うことができる。
【図1】発明の実施の形態1のメニスカスレンズの接合
面に接着剤を滴下した状態の図である。
面に接着剤を滴下した状態の図である。
【図2】発明の実施の形態1のメニスカスレンズの接合
面に凸レンズを重ねて回転する状態の図である。
面に凸レンズを重ねて回転する状態の図である。
【図3】発明の実施の形態1の接合レンズの接合面に紫
外線を照射する状態の図である。
外線を照射する状態の図である。
【図4】発明の実施の形態2の三角プリズムの接合面に
接着剤を滴下した状態の図である。
接着剤を滴下した状態の図である。
【図5】発明の実施の形態2の三角プリズムの接合面に
三角プリズムを重ねて回転する状態の図である。
三角プリズムを重ねて回転する状態の図である。
【図6】発明の実施の形態2の接合プリズムの接合面に
紫外線を照射する状態の図である。
紫外線を照射する状態の図である。
【図7】発明の実施の形態3のメニスカスレンズの接合
面に凸レンズを重ねて回転する状態の図である。
面に凸レンズを重ねて回転する状態の図である。
【図8】発明の実施の形態4の三角プリズムの接合面に
三角プリズムを重ねて回転する状態の図である。
三角プリズムを重ねて回転する状態の図である。
1 メニスカスレンズ 2 凸レンズ 3 紫外線硬化型接着剤 4 受けヤトイ 5 押さえヤトイ
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の光学素子のうち一方の光学素子の
接合面を水平に保持し、その接合面に接着剤を塗布した
後、他方の光学素子の接合面を重ね合わせて接合する接
合光学素子の製造方法において、 前記他方の光学素子の接合面を重ね合わせて接合する
際、前記複数の光学素子を回転させることを特徴とする
接合光学素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記複数の光学素子を回転させる際に、
この光学素子を加温することを特徴とする請求項1記載
の接合光学素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27217595A JPH09111190A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 接合光学素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27217595A JPH09111190A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 接合光学素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111190A true JPH09111190A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17510128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27217595A Withdrawn JPH09111190A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 接合光学素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09111190A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008273053A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Nissan Motor Co Ltd | 接着方法および接着構造 |
JP2010210735A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Seiko Epson Corp | 光学物品の製造方法 |
JP2012027331A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Olympus Corp | 複合光学素子の調芯方法およびその調芯装置 |
WO2022201554A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | オリンパス株式会社 | 光学素子の接合装置および光学素子の接合方法 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP27217595A patent/JPH09111190A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008273053A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Nissan Motor Co Ltd | 接着方法および接着構造 |
JP2010210735A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Seiko Epson Corp | 光学物品の製造方法 |
JP2012027331A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Olympus Corp | 複合光学素子の調芯方法およびその調芯装置 |
WO2022201554A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | オリンパス株式会社 | 光学素子の接合装置および光学素子の接合方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |