JPH09110809A - 2−アミノアルカン−1,3,4−トリオールの製造方法 - Google Patents

2−アミノアルカン−1,3,4−トリオールの製造方法

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JPH09110809A JP8270330A JP27033096A JPH09110809A JP H09110809 A JPH09110809 A JP H09110809A JP 8270330 A JP8270330 A JP 8270330A JP 27033096 A JP27033096 A JP 27033096A JP H09110809 A JPH09110809 A JP H09110809A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミドの前駆物質である2−アミノアルカ
ン−1,3,4−トリオールを、工業的に有用に製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 次の式(I): 【化1】 [上式(I)中、R1は、アラルキル基、アルケニル
基、またはアルキル基を表し、R2は、アルケニル基、
またはアルキル基を表し、R3は、アリール基、アルケ
ニル基、またはアルキル基を表す]で表されるアルキル
=2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ−4−アシルオキ
シアルカノアートを、少なくとも1つの水素化物の存在
下にて反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミド前駆物質
の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然状態において、セラミド類は、表皮
の脂質層の主な成分である。セラミド類は、とりわけ、
皮膚の乾燥を減じ、または皮膚により良い弾力を付与す
るために、あるいは髪のトリートメントのために、混合
されて、天然または合成の形態で、化粧品に使用されて
いる。
【0003】天然のセラミド類は、一般的に、豚皮、ウ
シ属の脳、卵類、血球類または植物類(日本国特許第8
6/260008号、または日本国特許第861203
08号)から抽出することにより得られる。
【0004】しかしながら、このような供給源では、多
くの欠点(不確実性、汚染、保存性、コスト等)があ
り、よって、化学合成経路が、かなり早くから研究され
ていた。
【0005】2−アミノアルカン−1,3,4−トリオ
ール類は、ある種のセラミド類の合成の中間生成物とし
て公知であり、特に、セラミド3および6の生物学的前
駆物質である。多くの合成経路が、これらの物質の調製
のために開発されている。特に、多くの研究が、2−ア
ミノアルカン−1,3,4−トリオール族に属するフィ
トスフィンゴシン類(phytosphingosines)の合成につ
いてなされている[プロステニック(Prostenik),Che
m.Phys.Lipids,1971,7,135-143;イシダ(Isida),J.Or
g.Chem.,1969,34,3539-3544;ジェガー(Jaeger),Ange
w.Chem.Int.Ed.Engl.,1981,20,601-605]。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プロステニックは、パ
ルミチン酸からの10工程からなる合成経路を提供して
いる。この経路は、特に、3つの異なる還元レベルと多
くの保護および脱保護工程を必要とするもので、全収量
は非常に少ない。
【0007】イシダにより提供された経路も同様の欠点
を有する。さらに、使用する出発物質であるペンタデカ
ン酸は、商業的に入手することができない。
【0008】最後に、ジェガーは、非工業的な条件下、
例えば、温度が−78℃で、困難な精製工程を伴い、有
毒であることが知られている物質(ヘキサメチルホスホ
ルアミド:hexamethylphosporamide、イソシアン酸フェ
ニル)を使用する3工程の調製方法を開示している。
【0009】このような制約下では、セラミドの前駆物
質である2−アミノアルカン−1,3,4−トリオール
類の生産に、許容可能なコスト上の制限内でこれら3つ
の合成経路を工業的スケールにて使用することはできな
い。
【0010】よって、本出願人は、セラミド類、特に、
それらの前駆物質である2−アミノアルカン−1,3,
4−トリオール類の合成経路を改善することを探求し
た。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
鋭意研究を行った結果、本出願人は、驚くべきことに、
また予期しないことに、長年にわたり従来技術により一
定して教示され続けていたこととは対照的に、単一の還
元工程で、アルキル=2−ヒドロキシイミノ−3−オキ
ソ−4−アシルオキシアルカノアートから直接合成され
る経路にて2−アミノアルカン−1,3,4−トリオー
ルを得ることができることを発見した。
【0012】多くの工程を省略できることにより、本発
明は、非常に大幅な時間の節約と合成収率のかなりの改
善を可能にし、工業的な観点からセラミド類のコストを
低減することを可能にする。
【0013】よって、本発明の主題は、少なくとも1つ
の水素化物の存在下にて、溶媒中で、次の式(I):
【化2】 [上式(I)中、R1は、任意にエーテル結合(ether b
ridges)で中断され、直鎖状または分枝状であり、任意
にヒドロキシル化される、および/またはC1〜C8のア
シルオキシ官能基の担体であり、4〜28の炭素原子を
含有する、アラルキル基、アルケニル基、またはアルキ
ル基を表し、R2は、任意にエーテル結合で中断され、
直鎖状または分枝状であり、1〜5の炭素原子を含有す
る、アルケニル基、またはアルキル基を表し、R3は、
直鎖状または分枝状であり、1〜6の炭素原子を含有す
る、アリール基、またはアルケニル基、またはアルキル
基を表す]で表されるアルキル=2−ヒドロキシ−イミ
ノ−3−オキソ−4−アシルオキシアルカノアートの還
元可能な官能基を、単一の工程で還元することを特徴と
する、2−アミノアルカン−1,3,4−トリオール類
の製造方法にある。
【0014】R1は、有利には、任意にヒドロキシル化
された、8〜20の炭素原子を有する、アルケニル基、
またはアルキル基を表す。
【0015】本発明の好ましい実施態様において、R2
は、メチルまたはエチル基である。
【0016】R3は、有利には、メチルまたはフェニル
基から選択される。
【0017】本発明の方法においては、次の式(I
I):
【化3】 [R1は、上述したものと同様の意味である]に相当す
る2−アミノアルカン−1,3,4−トリオール類、ま
たはそれらの塩類を、単一の工程で合成することができ
る。
【0018】式(II)の化合物は、合成後、立体異性
体(鏡像異性体および/またはジアステレオ異性体)の
混合物の形態で存在する。
【0019】溶媒は、有利には、無水物である。例え
ば、溶媒として、トルエン、ヘプタン、テトラヒドロフ
ラン、tert−ブチルメチルエーテル、またはイソプロピ
ルエーテルを挙げることができる。好ましくは、tert−
ブチルメチルエーテルが使用される。
【0020】反応は、空気もしくは水による反応体の劣
化を避けるため、不活性雰囲気下で行われるのが好まし
い。この目的のためには、一般的に、窒素またはアルゴ
ンが使用される。反応は、好ましくは、アルゴンからな
る雰囲気下にて行われる。
【0021】反応は、好ましくは、調節された出発温度
で始められる。調節された出発温度とは、還元反応が−
10℃から室温の範囲内の温度で開始することを意味す
るものである。反応は、好ましくは、0℃で開始する。
【0022】反応は、−10℃と使用される溶媒の還流
温度の間の任意の温度で続けられうる。反応は、有利に
は、使用される溶媒の還流温度で行われる。
【0023】本発明で使用可能な水素化物類としては、
水素化アルミニウムリチウム(LiAlH4)、またはナトリ
ウム=ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムヒド
リド[アルドリッチ(Aldrich)社から販売されているR
ed-AlTM、またはヘクセル(Hexcel)社から販売されて
いるビトリド]を挙げることができる。好ましくは、ナ
トリウム=ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウム
ヒドリドが使用される。
【0024】反応終了時に、合成された生成物が、アル
ミニウム錯体の形態であってもよい。有利には、これら
の錯体が形成されないように、最小量の水素化物が使用
される。
【0025】よって、水素化物は、一般的に、反応混合
物中に、アルキル=2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ
−4−アシルオキシアルカノアートに対して、3〜7モ
ル当量の範囲内の濃度で存在する。好ましくは、アルキ
ル=2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ−4−アシルオ
キシアルカノアートに対して、3〜6モル当量の範囲内
の濃度で使用される。
【0026】出発物質の消失により示される反応の終わ
りには、反応混合物のpHは、形成されうる錯体を破壊
するため、反応混合物に、水溶液の形態で酸または塩基
を添加することより、好ましくは、2より小さいか、ま
たは11より大きい値にされる。
【0027】反応混合物のpHは、好ましくは、約1ま
たは約12である。しかして、各々、塩酸または水酸化
ナトリウムが使用される。
【0028】式(I)に相当するアルキル=2−ヒドロ
キシイミノ−3−オキソ−4−アシルオキシアルカノア
ート類は、当業者に公知の方法で容易に調製されうる。
例えば、それらの合成のために、欧州特許公開第064
6572号公報を参照してもよい。また、出発物質とし
て、国家登録第95−12041号にて出願された仏国
特許出願に記載され、次の式(III):
【化4】 [上式(III)中、R1およびR2は、上述したものと
同様の意味であり、Xは、ジェリー マーチ(Jerry M
arch)により、ワィリィ インターサイエンス社から出
版されている上級有機化学(Advanced Organic Chemi
stry)の第3版、315頁、表10に記載されている、
脱離基を示すものであり、Xは、好ましくは、臭素原
子、または塩素原子、またはスルホン酸基を示す]に相
当するアルキル=3−オキソアルカノアート類を使用す
ることもできる。
【0029】例えば、アシル化剤で、マロン酸誘導体類
を処理することにより、式(III)の物質を調製する
ことができる。マロン酸誘導体類とは、マロン酸のモノ
エステルまたはジエステルを示すものであり、例えば、
メルドラム酸(Meldrum's acid)として公知の、マロ
ン酸のイソプロピリデン、またはマロン酸エチルのカリ
ウム塩である。反応は、好ましくは、無水物媒体中で行
われる。有利には、適切な媒体、例えば、テトラヒドロ
フラン、ジクロロメタン、ピリジン、またはtert−ブチ
ルメチルエーテル中で行われる。
【0030】式(III)に相当するアルキル=3−オ
キソアルカノアート化合物類は、求核置換により、容易
に、次の式(IV):
【化5】 [上式(IV)中、R1、R2およびR3は上述したもの
と同様の定義を有する]に相当する誘導体類になる。
【0031】ついで、式(IV)のアルキル=3−オキ
ソ−4−アシルオキシアルカノアート類は、容易に、式
(I)のアルキル=2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ
−4−アシルオキシアルカノアート類になる。例えば、
それらは、ガス状の塩酸により酸性化した無水物媒体中
で、アルキル亜硝酸エステルで反応させることができ
る。アルキル亜硝酸エステルは、式RONO(Rは、2
〜6の炭素を有するアルキル基を表す)を含有する化合
物を意味するものであり、例えば亜硝酸ブチルである。
【0032】本発明で得られる式(II)の化合物は合
成工程で使用されて、例えば、シャピロ,ディー.(Sh
apiro,D.)によって開示されているもの[パリのヘルマ
ン(Hermann)社から出版されているスフィンゴ脂質の
化学(Chemistry of Sphingolipids)の1969年度版、
26-34頁]のようなセラミド類になる。
【0033】よって、例えば、酸塩化物、無水物、パラ
−ニトロフェノールエステル、スクシンイミドエステ
ル、ジシクロヘキシルカルボ−ジイミドエステル、低級
アルキルエステル、またはアゾリド(azolido)、例え
ば、特に、イミダゾリド(imidazolide)またはピラゾ
リド(pyrazolide)により、無水物媒体または溶媒、例
えば、テトラヒドロフラン、ピリジン、ジメチルホルム
アミド、またはジクロロメタン中で、2−アミノアルカ
ン−1,3,4−トリオールのアミン官能基をアシル化
することにより、所望のセラミド類を調製することがで
きる。好ましくは、無水物は混合無水物であり、低級ア
ルキルエステルはメチルまたはエチルエステルであり、
アゾリドはイミダゾリドまたはピラゾリドである。
【0034】
【実施例】本発明の合成の実施例を次に示すが、これら
は、本発明を限定するものではない。
【0035】実施例1:2−アミノオクタデカン−1,
3,4−トリオールの合成 0.5molのナトリウム=ビス(2−メトキシエトキ
シ)−アルミニウムヒドリドを、70%のトルエン溶液
として、アルゴン下にて、絶えず撹拌しながら、tert−
ブチルメチルエーテル中に入れた。溶液を0℃まで冷却
し、0.1molの2−ヒドロキシ−イミノ−3−オキ
ソ−4−アセトキシオクタデカン酸メチルをゆっくりと
添加した。ついで、反応混合物を50℃まで徐々に加熱
した。出発物質の消失により示される反応の終わりに、
反応混合物を冷却しつつ、水酸化ナトリウム溶液で加水
分解した。水相を、沈殿させることによって分離し、有
機相を再度水で洗浄し、乾燥し、ついで、溶媒を真空下
にて蒸発させた。アセトニトリル中で粉砕した後、白色
の固体物が得られ、これを濾過し、乾燥したところ、白
色粉末状の2−アミノオクタデカン−1,3,4−トリ
オールが25g得られた。 収率:80% 融点:132−134℃13 C NMR スペクトル(CDCl3):d=14.
21,CH3;d=23.09,CH32;d=2
6.02−26.39(C1227)−2−;d=2
9.8−30.14,C37−(29−;d=3
2.4,C252−;d=33.74−34.2
9,−2−CHOH;d=53.11−55.8,
CHNH2;d=63.97−65.3,CH2OH;d
=71.97−75.88,H(OH)−H(O
H)。
【0036】実施例2:2−アミノ−オクタデカン−
1,3,4−トリオールの合成 0.275molの水素化アルミニウムリチウムを、ア
ルゴン下にて、絶えず撹拌しながら、テトラヒドロフラ
ン中に入れた。ついで、溶液を0℃まで冷却し、0.0
55molの2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ−4−
アセトキシオクタデカン酸メチルをゆっくりと添加し
た。ついで、反応混合物を60℃まで徐々に加熱した。
出発物質の消失により示される、反応の終わりに、反応
混合物を冷却しつつ、塩酸溶液で加水分解した。沈殿物
が形成され、これを濾過し、ついで、溶媒を真空下にて
蒸発させた。エチルエーテルとアセトニトリルの混合物
で結晶化した後、白色の固体が得られ、これを濾過し、
乾燥したところ、白色粉末状の2−アミノオクタデカン
−1,3,4−トリオール=ヒドロクロリドが14.2
g得られた。 収率:73% この物質は、200℃以上で分解13 C NMR スペクトル(CDCl3):d=14.
38,CH3;d=23.62,CH32;d=2
6.2−26.75(C1227)−2−;d=3
0.35−30.79,C37−(29−;d=3
2.96,C252−;d=34.37−35.
32,−2−CHOH;d=55.14−55.5
2,CHNH2;d=58.96−61.52,CH2
H;d=70.18−74.18,H(OH)−
(OH)。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): 【化1】 [上式(I)中、R1は、任意にエーテル結合で中断さ
    れ、直鎖状または分枝状であり、任意にヒドロキシル化
    される、および/またはC1〜C8のアシルオキシ官能基
    の担体であり、4〜28の炭素原子を含有する、アラル
    キル基、またはアルケニル基、アルキル基を表し、R2
    は、任意にエーテル結合で中断され、直鎖状または分枝
    状であり、1〜5の炭素原子を含有する、アルケニル
    基、またはアルキル基を表し、R3は、直鎖状または分
    枝状であり、1〜6の炭素原子を含有する、アリール
    基、またはアルケニル基、またはアルキル基を表す]で
    表されるアルキル=2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ
    −4−アシルオキシアルカノアートを、少なくとも1つ
    の水素化物の存在下にて、溶媒中で、単一の工程におい
    て反応させることを特徴とする、2−アミノアルカン−
    1,3,4−トリオールまたはそれらの塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 R1が、任意にヒドロキシル化された、
    8〜20の炭素原子を有する、アルケニル基、またはア
    ルキル基を表すことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 R2が、メチルまたはエチル基を表すこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R3が、メチルまたはフェニル基を表す
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 反応が、無水物溶媒中で行われることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 溶媒が、トルエン、ヘプタン、テトラヒ
    ドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル、またはイソ
    プロピルエーテルから選択されることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 溶媒が tert−ブチルメチルエーテルで
    あることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応が不活性雰囲気中で行われることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 不活性雰囲気がアルゴンからなることを
    特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 水素化物が、水素化アルミニウムリチ
    ウムおよびナトリウム=ビス(2−メトキシエトキシ)
    アルミニウムヒドリドから選択されることを特徴とする
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 水素化物が、ナトリウム=ビス(2−
    メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリドであることを
    特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 水素化物が、アルキル=2−ヒドロキ
    シイミノ−3−オキソ−4−アシルオキシアルカノアー
    トに対して、3〜7モル当量の範囲内の濃度で使用され
    ることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 反応が、調節された出発温度で行わ
    れ、ついで、−10℃と溶媒の還流温度の間の温度で続
    行されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれ
    か1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 反応が、開始後には溶媒の還流温度で
    続行されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 反応が、0℃で開始されることを特徴
    とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 反応の終わりに、反応混合物のpH
    を、2より小さいか、または11より大きくすることを
    特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 反応混合物のpHが、約1であること
    を特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 反応混合物のpHが、約12であるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 塩酸を使用することを特徴とする請求
    項16または17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 水酸化ナトリウムを使用することを特
    徴とする請求項16または18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし20のいずれか1項に
    記載の方法を使用して得られた2−アミノアルカン−
    1,3,4−トリオールのアミン官能基を、酸塩化物、
    無水物、パラ−ニトロフェノールエステル、スクシンイ
    ミドエステル、ジシクロヘキシルカルボ−ジイミドエス
    テル、低級アルキルエステル、またはアゾリドにより、
    テトラヒドロフラン、ピリジン、ジメチルホルムアミ
    ド、またはジクロロメタン等の溶媒または無水物媒体中
    で、アシル化することを特徴とするセラミドの製造方
    法。
  22. 【請求項22】 無水物が混合無水物であり、低級アル
    キルエステルがメチルまたはエチルエステルであり、ア
    ゾリドがイミダゾリドまたはピラゾリドであることを特
    徴とする請求項21に記載の方法。
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WO1999054297A1 (fr) * 1998-04-16 1999-10-28 Nagase & Company, Ltd. Procede de preparation de chloroalcools et de leurs intermediaires

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